JP2010220325A - トランジスタ駆動回路、半導体遮断器及びトランジスタ駆動方法 - Google Patents

トランジスタ駆動回路、半導体遮断器及びトランジスタ駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】過電流を短時間に限流するとともに、トランジスタのターンオフ時に発生する過電圧を従来よりも良好に抑制することができるトランジスタ駆動回路を提供する。
【解決手段】SIT(静電誘導型トランジスタ)の駆動回路であって、SITのゲート電圧Vgsを、SITがオン状態となる第1の電圧V1から、第1の電圧より低くオフ状態となる第2の電圧V2まで変化させる間に、ゲート電圧Vgsを、第1の電圧より低く第2の電圧より高い第3の電圧V3から徐々に低下させる第1の期間T1を所定時間設けることを特徴とするトランジスタ駆動回路である。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子回路を過電流から保護する際などにおいて、トランジスタをオフする時に発生する過渡電圧変動を抑制するトランジスタ駆動回路、半導体遮断器及びトランジスタ駆動方法に関する。
データセンターや通信局舎では、高信頼・高品質なシステムが求められている。このようなシステムで用いられている直流給電システムは、上位の電源装置から供給される電力を、電流分配装置にて分岐し、多数の負荷へ電力を供給している。この電流分配装置には、短絡時の保護装置が具備されている。保護装置の種類は、ヒューズ、MCCB(Molded-Case Circuit Breaker;配線用遮断器)、半導体を用いた保護装置(以下、半導体遮断器という。)等がある。
半導体遮断器は、過電流を検出すると、半導体のゲート電圧を制御し、半導体をターンオフすることで過電流を限流する動作を行う(例えば特許文献1参照)。その際、過電流を急激に限流すると、その半導体遮断器配下のインダクタンス成分によって、半導体遮断器の入出力間に過電圧が発生し、半導体の耐圧を超え、破壊する恐れがある。
特許文献1に記載されている半導体遮断器では、電流制限用の半導体としてFET(Field‐Effect Transistor;電界効果トランジスタ)が用いられている。一般に、FETのドレイン−ソース間に掛かる過電圧の発生を抑える手段の一つとしてスナバ回路が知られている。スナバ回路は抵抗、コンデンサやダイオードなどから構成されている。このスナバ回路をFETのドレイン−ソース間に並列に接続することでターンオフ時に発生する過電圧を吸収することができる。しかしながら、吸収するエネルギーが大きい場合には抵抗、コンデンサなどが大型化してスナバ回路の規模が大きくなってしまうという課題がある。また、FETはノーマリーオフ(ゲート電圧を印加するとターンオンとなる)特性を有しているため、FETを用いた半導体遮断器はゲート電圧を印加するための電力が常時必要となり、その分、損失が大きくなってしまうという課題がある。
また、FET以外の半導体としては、例えばSIT(Static Induction Transistor;静電誘導型トランジスタ)がある。SITは、FETと異なり不飽和型の電流−電圧特性を有している。また、SITはノーマリーオン(ゲート電圧を印加するとターンオフとなる)特性を有している。また、SITでは、ターンオフ時のゲート電圧をステップ状に下降させることで、SITのインピーダンスの変化を緩やかにして、過渡的に発生する過電圧を抑制することが可能である(例えば特許文献2の図13参照)。
特許第3964833号公報 特開平10−327059号公報
特許文献2は、ターンオフ時のゲート電圧をステップ状に変化させることまでは言及している。本願出願人において確認したところでは、ゲート電圧をステップ状に変化させることで過電圧の抑制効果を確認することはできた。しかしながら、ゲート電圧の変化のさせ方によっては、ドレイン−ゲート間に発生する過電圧が振動状態となって過電圧の抑制効果が不十分となってしまったり、電流の遮断あるいは減少に要する時間が増加してしまったりすることがあることも判明した。
本発明は、上記のような事情を考慮してなされたものであって、過電流を短時間に限流するとともに、トランジスタのターンオフ時に発生する過電圧を従来よりも良好に抑制することができるトランジスタ駆動回路、半導体遮断器及びトランジスタ駆動方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、静電誘導型トランジスタの駆動回路であって、前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を、前記静電誘導型トランジスタがオン状態となる第1の電圧から、前記第1の電圧より低くオフ状態となる第2の電圧まで変化させる間に、前記ゲート電圧を、前記第1の電圧より低く前記第2の電圧より高い第3の電圧から徐々に低下させる第1の期間を所定時間設けることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記第1の期間中に、前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧が、前記第2の電圧より高く前記第3の電圧より低い所定の第4の電圧となった場合に、前記ゲート電圧を前記第2の電圧に即座に変化させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記第1の期間中に、前記静電誘導型トランジスタのドレイン電流が所定の閾値以下となった後、前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を前記第2の電圧に変化させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を、前記第1の電圧から前記第2の電圧まで変化させる間において、前記第1の期間より前に、前記ゲート電圧を、前記第3の電圧より低く前記第2の電圧より高い第5の電圧に低下させた後、前記第3の電圧に上昇させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記ゲート電圧を、前記第5の電圧に低下させてから前記第3の電圧に上昇させるまでの第2の期間が、前記第1の期間に比べ少なくともその2分の1以下の短時間であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記静電誘導型トランジスタが珪素又は炭化珪素を半導体材料として形成されたものであることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載のトランジスタ駆動回路と、前記トランジスタ駆動回路によって駆動される静電誘導型トランジスタとを備え、前記静電誘導型トランジスタのドレイン電流が所定の検出値以上となった場合に、前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を、前記第1の電圧から前記第2の電圧まで変化させる制御を行うことを特徴とする半導体遮断器である。
請求項8記載の発明は、静電誘導型トランジスタの駆動方法であって、前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を、前記静電誘導型トランジスタがオン状態となる第1の電圧から、前記第1の電圧より低くオフ状態となる第2の電圧まで変化させる間に、前記ゲート電圧を、前記第1の電圧より低く前記第2の電圧より高い第3の電圧から徐々に低下させる第1の期間を所定時間設けることを特徴とするトランジスタ駆動方法である。
本発明によれば、ゲート電圧を、静電誘導型トランジスタがオン状態となる第1の電圧より低く、第1の電圧より低くオフ状態となる第2の電圧より高い、第3の電圧から徐々に低下させる第1の期間を所定時間設けることで、過電圧の振動を抑えることができ、トランジスタのターンオフ時に発生する過電圧を従来よりも良好に抑制することができる。
また、ゲート電圧が所定の電圧(第4の電圧)となった場合に、オフ状態となる第2の電圧に即座に変化させることで、振動を発生させることなく、できるだけ短時間でトランジスタをターンオフさせることができる。
また、ゲート電圧を、上記第3の電圧より低く第2の電圧より高い第5の電圧に低下させた後、第3の電圧に上昇させるようにすることで、ゲート電圧を低下させてから電流が減少に転じるまでの時間を短縮することができる。
また、ゲート電圧を、第5の電圧に低下させてから第3の電圧に上昇させるまでの第2の期間が、第3の電圧から徐々に低下させる第1の期間に比べ少なくともその2分の1以下の短時間であるようにすることで、過電圧の発生を良好に抑制するとともに、電流の減少に要する時間も良好に短縮することができる。
また、静電誘導型トランジスタの半導体材料を炭化珪素(SiC)とすることで、半導体材料を珪素(Si)とする場合に比べ耐熱性や耐電圧性を容易に高めることができる。他方、静電誘導型トランジスタの半導体材料を珪素とすることでトランジスタの価格を比較的安価にすることができる。
また、FETはノーマリーオン特性であるため、半導体遮断器として使用する際、常時、ゲート電圧を印加状態としなければならず、損失が比較的大きいが、ノーマリーオフ特性である静電誘導型トランジスタ(SIT)を用いることで、半導体遮断器として使用する際、常時、ゲート電圧を印加しなくてよいため、損失が低減できる。また、静電誘導型トランジスタ(SIT)は、パンチスルーが発生する電圧をゲート電圧にて容易に制御できる特徴を有するため、FETよりも比較的簡単に過電圧の発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態としての半導体遮断器及びトランジスタ駆動回路の構成を示すブロック図である。 図1の半導体部11の構成例を示す回路図である。 図1の半導体遮断器1の動作波形の一例を示す模式図である。 本発明の効果を確認するために用いた実験回路の回路図である。 従来例の動作を確認するための実験で用いたゲート電圧Vgsの波形を示す模式図である。 図4の実験回路にて図5のゲート電圧Vgs波形による動作を確認した結果を示す波形図である。 従来例の動作を確認するための実験で用いたゲート電圧Vgsの波形を示す模式図である。 図4の実験回路にて図7のゲート電圧Vgs波形による動作を確認した結果を示す波形図である。 図4の実験回路にて図7のゲート電圧Vgs波形による動作を確認した他の結果を示す波形図である。 図4の実験回路にて図7のゲート電圧Vgs波形による動作を確認した他の結果を示す波形図である。 従来例の動作を確認するための実験で用いたゲート電圧Vgsの波形を示す模式図である。 図4の実験回路にて図11のゲート電圧Vgs波形による動作を確認した結果を示す波形図である。 本発明で採用したゲート電圧Vgsを徐々に低下させる際の動作を確認するための実験で用いたゲート電圧Vgsの波形を示す模式図である。 図4の実験回路にて図13のゲート電圧Vgs波形による動作を確認した結果を示す波形図である。 図4の実験回路にてゲート電圧Vgsとドレイン電流Idとの変化の関係を確認した結果を示す波形図である。 図4の実験回路にてゲート電圧Vgsとドレイン電流Idとの変化の関係を確認した他の結果を示す波形図である。 本発明で採用したゲート電圧Vgsを一旦低下させた後、上昇させてから徐々に低下させる際の動作を確認するための実験で用いたゲート電圧Vgsの波形を示す模式図である。 図4の実験回路にて図17のゲート電圧Vgs波形による動作を確認した結果を示す波形図である。 図18の時間軸を拡大して示した波形図である。 本発明で採用したゲート電圧Vgsを一旦低下させた後、上昇させてから徐々に低下させる際の動作を確認するための実験で用いたゲート電圧Vgsの波形を示す模式図である。 図4の実験回路にて図20のゲート電圧Vgs波形による動作を確認した結果を示す波形図である。 図21の時間軸を拡大して示した波形図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態としての半導体遮断器1と、その周辺回路の構成を示すブロック図である。この場合、半導体遮断器1は、直流電源である電源装置2の直流出力線41、42と、負荷装置3の直流入力線43、44との間に設けられている。この場合、直流出力線41と直流入力線43が正極、直流出力線42と直流入力線44が負極である。
半導体遮断器1は、半導体部11、電流センサ12、電流計測部13、トランジスタ駆動回路14及び入力インターフェース15から構成されている。ここで、トランジスタ駆動回路14は、半導体部11内に設けられているSIT(静電誘導型トランジスタ)のゲート信号を制御する回路であり、ドライブ部141、制御部142、設定記憶部143及び記憶部144から構成されている。
半導体部11は、直流出力線41と直流入力線43との間に直列に設けられていて、電源装置2から負荷装置3に対する過大な電流を遮断する。図2は、半導体部11の構成例を示す回路図である。図2に示す半導体部11は、SIT111と、スナバ回路112とから構成されている。このSIT111のドレインDは電源装置2に接続され、ソースSは負荷装置3に接続され、ゲートGはドライブ部141に接続されている。スナバ回路112は、互いに直列接続されている抵抗1121とコンデンサ1122とから構成されていて、SIT111のドレインDとソースS間に並列に接続されている。
一方、図1の電流センサ12は、直流出力線42と直流入力線44との間に直列に設けられていて、電源装置2から負荷装置3に流れる電流を検知して電流計測部13へ出力する。電流計測部13は、電流センサ12から出力されるアナログの検知結果をA/D変換(アナログ/デジタル変換)して記憶部144に順次書き込む。入力インターフェース15は、外部に接続される図示していない機器から、各種設定値の入力を受け付けて設定記憶部143に書き込む。
また、トランジスタ駆動回路14内のドライブ部141は、制御部142からの指示に従って、半導体部11が備えるSIT111(図2)のゲート電圧を制御する。
設定記憶部143は、各種設定値を記憶するメモリである。この設定記憶部143には、例えば、以下のデータが記憶される。すなわち、過電流であることを検出する閾値(過電流検出値)、SIT111のゲート電圧Vgsをどのように変化させるかを示すデータ、つまり目標となるゲート電圧Vgsの値を、電流遮断開始から遮断動作終了までの経過時間に従い時系列に示すデータ等を記憶する。より具体的には、例えば、時系列のデータとして、遮断を開始してから途中で電圧の変化を止めるまでの時間、一旦下げた電圧を少し上げきるまでの時間、途中で変化を止めた電圧からターンオフにするまでの時間など、が含まれている。
記憶部144は、電流センサ12及び電流計測部13で計測した負荷電流値を記憶する。
制御部142は、記憶部144に書き込まれた電流の値と、設定記憶部143に書き込まれた過電流であるか否かを判定する基準値としての過電流検出値とを比較し、電流の値が過電流検出値を超えた場合に、電流遮断の動作を行う。電流遮断をする場合は、設定記憶部143に記憶されたゲート電圧Vgsの時系列のデータに基づいて、半導体部11のSIT111におけるゲート・ソース間の電圧(以下、ゲート電圧)Vgsの目標電圧をドライブ部141に指示する。すなわち、制御部142は、記憶部144に記憶されている電流値と設定記憶部143に記憶されている過電流検出値とを比較して、記憶部144の値が小さいと判定した場合、ドライブ部141に対してSIT111をオン状態とするゲート電圧を出力するよう指示する。他方、制御部142は、記憶部144の値が大きいと判定した場合、すなわち電流センサ12で検知された負荷電流が過電流検出値以上である(あるいはそれを超える)と判定した場合には、ドライブ部141に対して次に図3を参照して説明する指示を出力する。
図3は、図2のSIT111のドレイン−ソース電圧Vds、ドレイン電流Id及びゲート−ソース電圧(以下、ゲート電圧)Vgsの時間変化を模式的に示した図である。図3に示す例では、一例として、SIT111が、ゲート電圧Vgsが電圧V1=0Vでオン状態(ターンオン)、電圧V1より低い電圧V2=−20Vでオフ状態(ターンオフ)となる特性を有していることとしている。また、ドレイン電流Idと、電流センサ12が検知する電流値は対応しているもの(等しいもの)とする。
時刻t1で負荷装置3で何らかの過電流状態が発生したとすると、ドレイン電流Idはそこから増加し始める。時刻t2で、ドレイン電流Idと過電流検出値とが一致した(あるいは過電流検出値を超えた)とする。ここで、制御部142は、設定記憶部143に記憶されているゲート電圧Vgsの制御パターンを参照しながら、ゲート電圧Vgsの指示値を制御パターンに従って変化させながら、SIT111がオン状態となる電圧V1(第1の電圧)から電圧V1より低くオフ状態となる電圧V2(第2の電圧)まで変化させる制御を開始する。
この例では、まず時刻t2で過電流状態を検知した後、制御部142は、ゲート電圧Vgsを電圧V5(第5の電圧)まで低下させる指示を出力する。この電圧V5は、次の指示値である電圧V3(第3の電圧)より低く電圧V2より高い値を有している。この例では、電圧V5の値は例えば−12Vであるとする。図3の例では、時刻t3でゲート電圧Vgsが電圧V5まで低下している。この時刻t2から時刻t3までの時間T3は、0から任意の値に設定することができる。
次に、制御部142は、例えば数μs程度の時間T2をかけてランプ状にゲート電圧Vgsを電圧V3(第3の電圧)まで変化させる指示を出力する。電圧V3は、電圧V1より低く電圧V2より高い電圧であり、この後、制御部142は、時間T1を掛けてゲート電圧Vgsをランプ状に徐々に電圧V4(第4の電圧)まで低下させる指示を出力する。これらゲート電圧Vgsの関係は、電圧V1>電圧V3>電圧V4>電圧V2となる。このゲート電圧Vgsをランプ状に徐々に電圧V4まで低下させる時間T1を設けることで、過電圧の振動を抑える効果が得られることを確認している。
この例では、電圧V3は−9Vであり、電圧V4は−10Vであり、そして時間T3は数μsから数10μs程度であるとする。図3では、時刻t4でゲート電圧Vgsが電圧V3まで上昇し、時刻t6まで掛けてゲート電圧Vgsが徐々に電圧V4まで下降している。
制御部142は、時間T1を掛けてゲート電圧Vgsを電圧V4まで低下させた後、即座にSIT11がオフ状態となる電圧V2にゲート電圧Vgsを変化させる。図3では、時刻t6でゲート電圧Vgsが電圧V4に到達した後、電圧V2に短時間で変化している。
このようなゲート電圧Vgsの制御によるドレイン−ソース電圧Vdsとドレイン電流Idの変化は、実験的に確認したところによれば、図3に示すようにドレイン−ソース電圧Vdsがゲート電圧Vgsの低下後(時刻t2あるいはt3以降)一旦上昇に転じるものの、時刻t5付近では電源電圧(電源装置2の出力で電圧)近くまで低下している。他方、ドレイン電流Idは、時刻t1以降に上昇した後、時刻t3付近でピークを迎えた後、時刻t5付近でほぼゼロまで低下している。
なお、制御部142によるゲート電圧Vgsの制御では、以下のような条件を追加することも可能である。例えば、電圧V4までゲート電圧Vgsを低下させた後、即座に電圧V2まで低下させる際に、ドレイン電流Idが所定の値(図3では「電流閾値」)まで低下していることを条件として追加することができる。図3の例では、時刻t5でドレイン電流Idが電流閾値以下となっており、電圧V4から電圧V2への指令は、時刻t5以降に行われることになる。これと異なり、例えば、ドレイン電流Idが電流閾値以下となる前にゲート電圧指令値が電圧V4まで低下していた場合には、電圧V4のままゲート電圧Vgsの指令値を維持し、ドレイン電流Idが電流閾値以下となった後、即座に指令値を電圧V2に変化させる制御が行われることになる。
なお、ゲート電圧Vgsを、電圧V5に低下させてから電圧V3に上昇させるまでの時間T2(第2の期間)は、ゲート電圧Vgsを電圧V3から徐々に低下させる時間T1(第1の期間)に比べ少なくともその2分の1以下の短時間であるようにすることで、過電圧の発生を良好に抑制するとともに、電流の減少に要する時間も良好に短縮することができると考えられる。
本実施の形態の半導体遮断器1及びトランジスタ駆動回路14によれば、ゲート電圧Vgsを、SIT111がオン状態となる電圧V1(第1の電圧)より低く、電圧V1より低くオフ状態となる電圧V2(第2の電圧)より高い、電圧V3(第3の電圧)から徐々に低下させる時間T1(第1の期間)を所定時間設けることで、過電圧の振動を抑えることができる。よって、トランジスタのターンオフ時に発生する過電圧を従来よりも良好に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、ゲート電圧Vgsが所定の電圧V4(第4の電圧)となった場合に、オフ状態となる電圧V2に即座に変化させることで、振動を発生させることなく、できるだけ短時間でSIT111をターンオフさせることができることを確認している。
また、ゲート電圧Vgsを、電圧V3より低く電圧V2より高い電圧V5(第5の電圧)に低下させた後(時刻t3)、電圧V3に上昇させるようにすることで(時刻t4)、ゲート電圧Vgsを低下させてから電流が減少に転じるまでの時間を短縮することができる。これらゲート電圧Vgsの関係は、電圧V1>電圧V3>電圧V4>電圧V5>電圧V2となる。
なお、本発明の実施の形態は、上記の形態に限定されず、例えば、図1では正極側に設けた半導体部11を負極側に設けたり、負極側に設けた電流センサ12を正極側に設けたり、両者を同極に設けたりすることが可能である。また、半導体部11に設ける半導体素子としては、SITに限らず、降伏電圧をゲート電圧の制御によって制限できる素子であれば、他のものを適用するようにしてもよい。
また、ゲート電圧Vgsのランプ状の変化は、段階的に変化させるものであったり、連続して直線状に変化させるものであったり、あるいは一次遅れ系の特性のように指数関数的に変化させるものであったりしてもよい。また、スナバ回路112は、省略することも可能である。また、設定記憶部143に記憶するゲート電圧Vgsの制御パターンは時系列のデータに限らず、所定の関数を用いて計算によって算出するものとしてもよい。
次に、図4〜図22を参照して、本発明によるターンオフ時の過渡特性と、本発明を採用しない場合の過渡特性の比較実験結果について説明する。
図4は、この比較実験で用いた簡易的な実験回路の構成を示す回路図である。直流電源2aに負荷となるソレノイド3aとSIT111aのドレイン−ソースを直列に接続している。また、SIT111aのゲートには、プログラマブルな発振器14aを接続している。過電流状態は、SIT111aをオンすることで模擬している。すなわち、初期状態では、SIT111aをオフ状態(ゲート電圧Vgs=−20V)としている。そして、このオフ状態でゲート電圧Vgsとして所定の波形を持つ電圧を印加することで、SIT111aを短時間オン状態にする。ここで過電流状態を発生させている。その後、所定時間後にオフ状態として、ターンオフ時の過渡波形を測定した。本実験回路では、電流検知に関する構成は省略しているため、電流検知の遅れなどによる影響は確認できないが、ターンオフ時の過電圧の発生や、電流の遮断特性を確認するには十分である。
実験で用いたSIT111aは、炭化珪素(SiC)を用いたSIT(SiC−SIT)である。SiC−SITは、シリコン(Si)と比較してバンドギャップ幅が約3倍と広く、絶縁破壊電界強度が約10倍と大きいため、耐熱性や耐電圧性に優れている。ただし、SIT111aには、シリコンを半導体材料として用いるSIT(Si−SIT)を用いてもよい。この場合には価格的な効果が期待できる。
図5及び図6は、比較のため、本発明によるゲート電圧制御を行わずに、ゲート電圧をパルス状に変化させた場合の実験結果を示す図であり、図5がゲート電圧Vgs波形を示し、図6がSIT111aのドレイン−ソース電圧Vds、ドレイン電流Id及びゲート電圧Vgsの時間変化を示している。この場合、図5に示すように、ゲート電圧Vgsを−20V(オフ状態)から+2V(あるいは0V)(オン状態)に2.5μsだけ変化させ、再び−20V(オフ状態)に戻している。
図6に示すように、パルス状の波形(矩形波)でオン状態から即座にSIT111aをターンオフすると、この場合、約1000Vの電圧がSIT111aのドレイン−ソース間に発生している。その後、半導体の寄生容量(C)と配線インダクタンス(L)にて共振、電圧が振動しながら減衰する現象が発生している。
次に、図7〜図10を参照して、図7に示すようにゲート電圧Vgsをステップ状に変化させた時の各波形を比較する。これらの図に示す実験では、いずれも本発明によるゲート電圧制御を行っていない。
この場合、図7に示すように、ゲート電圧Vgsを−20V(オフ状態)から0V(オン状態)に2.5μsだけ変化させ、30μsの間所定の一定電圧とした後、再び−20V(オフ状態)に戻している。図8ではこの30μsの間ゲート電圧Vgs=−10.4Vとしている。図9では30μsの間ゲート電圧Vgs=−9.8Vとしている。そして、図9では30μsの間ゲート電圧Vgs=−9.0Vとしている。
図8では過電圧のピークが750V、図9では過電圧のピークが650V、図10では過電圧のピーク(最初の山)が550Vとなっていて、ゲート電圧Vgsが低いほど過電圧ピーク値が低くなっていることが分かる。ただし、図8では、ドレイン−ソース電圧Vdsにピーク電圧を超える値を有するものではないが、振動が発生している。図10では、ドレイン−ソース電圧Vdsにピーク電圧(最初の山)550Vを超える値を有する振動が発生している。
これらの実験結果から、図7に示すようなステップ状に変化するゲート電圧VgsによってSIT111aをターンオフさせた場合、一応のドレイン電流Idの限流と、過電圧の抑制ができることは分かった。しかしながら、図10に示すように、ドレイン電流Idが下がり切らないうちにゲート電圧Vgsをオフ状態の電圧−20Vにしてしまうと、ドレイン−ソース電圧Vdsに振動が発生することが確認された。
次に、図11〜図14を参照して、図3の時間T1の制御、すなわちゲート電圧Vgsを徐々に低下させる制御の効果について説明する。図11及び図12は、比較のため、ゲート電圧Vgsを徐々に低下させることはせず、一定の電圧を維持した後、即座にオフ状態に移行させる場合を確認した結果を示している。この場合、図11に示すように、ゲート電圧Vgsを−20V(オフ状態)から0V(オン状態)に3.0μsだけ変化させ、20μsの間所定の一定電圧(Vgs=−9V)とした後、再び−20V(オフ状態)に戻している。図12に示すように、ドレイン−ソース電圧Vdsにピーク電圧(最初の山)を超える値を有する振動が発生している。
他方、図13及び図14は、ゲート電圧Vgsを徐々に低下させる制御を行った後、即座にオフ状態に移行させる場合を確認した結果を示している。この場合、図13に示すように、ゲート電圧Vgsを−20V(オフ状態)から0V(オン状態)に3.0μsだけ変化させ、その後10.0μsの間所定の一定電圧(Vgs=−9V)とした後、続く10.0μsの間徐々に−10Vまで電圧を低下させ、その後再び−20V(オフ状態)に戻している。図14に示すように、ドレイン−ソース電圧Vdsに振動は発生していない。
このように、ゲート電圧Vgsを徐々に低下させることで、ドレイン電流Idが減少する時間を短縮することができ、ドレイン−ソース電圧Vdsに振動を発生しないようにする効果が得られている。
次に、図15及び図16を参照して、ゲート電圧Vgsをステップ状に変化させた場合の電圧値と、ゲート電圧Vgsを変化させてからドレイン電流Idが減少に転じるまでの時間を比較した結果を説明する。図15は、2.5μsだけオン状態とした後、Vgs=−9.6Vまでゲート電圧Vgsを変化させた場合、図16は、2.5μsだけオン状態とした後、Vgs=−9.0Vまでゲート電圧Vgsを変化させた場合を示している。図15に示すVgs=−9.6Vの場合はゲート電圧Vgsを変化させてから電流が減少に転じるまでの時間が0.8μsである。一方、図16に示すVgs=−9.0Vの場合はゲート電圧Vgsを変化させてから電流が減少に転じるまでの時間が1.2μsである。
このように、電流が減少に転じるまでの時間を短縮するには、ドレイン−ソース電圧Vdsの立ち上がり(オフ状態になる時間)を速くすること、すなわちゲート電圧Vgsをできるだけ低い値とすることが望ましいことが分かる。ただし、ゲート電圧Vgsを低くすると、ドレイン−ソース電圧Vdsのピーク電圧は上昇してしまう。
次に、図17〜図19を参照して、本発明によるゲート電圧制御を行った場合の実験結果について説明する。なお、図19の波形は図18の波形の時間軸を拡大したものである。この場合、ゲート電圧Vgsの波形は図17に示すように、ゲート電圧Vgsを−20V(オフ状態)から0V(オン状態)に3.0μsだけ変化させ、その後一旦ゲート電圧Vgsを−12Vにした後、2.5μs後にVgs=−9Vまで上昇させ、7.5μsの間Vgs=−9Vで一定としている。そして、続く10.0μsの間でVgs=−10Vまで徐々に電圧を低下させ、その後再び−20V(オフ状態)に戻している。
図18に示すようにドレイン−ソース電圧Vdsの過電圧のピーク値は760Vである。また、図19に示すようにゲート電圧Vgsを変化させてからドレイン電流Idが減少に転じるまでの時間は0.52μsである。なお、ドレイン−ソース電圧Vdsに振動は発生していない。
次に、図20〜図22を参照して、本発明によるゲート電圧制御を行った場合の他の実験結果について説明する。なお、図22の波形は図21の波形の時間軸を拡大したものである。この場合、ゲート電圧Vgsの波形は図20に示すように、ゲート電圧Vgsを−20V(オフ状態)から0V(オン状態)に3.0μsだけ変化させ、その後一旦ゲート電圧Vgsを−12Vにした後、1μs後にVgs=−9Vまで上昇させ、そして、続く19.0μsの間でVgs=−10Vまで徐々に電圧を低下させ、その後再び−20V(オフ状態)に戻している。
図21に示すようにドレイン−ソース電圧Vdsの過電圧のピーク値は550Vである。また、図22に示すようにゲート電圧Vgsを変化させてからドレイン電流Idが減少に転じるまでの時間は0.60μsである。なお、ドレイン−ソース電圧Vdsに振動は発生していない。
図17〜図22を参照して説明した実験結果からは、図3の時間T2を変化させることで、ドレイン−ソース電圧Vdsの過電圧のピーク値とドレイン電流Idの減少に転じるまでの時間を調整できることが確認された。
以上のように、本発明の半導体遮断器(あるいはトランジスタ駆動回路)によれば、電流の限流制御や、過電圧の抑制の制御性を向上させることができるので、従来の半導体遮断器に比べ、保護動作時の過渡電圧変動を抑制でき、半導体の破壊を防止できる。また、過渡電圧変動を抑制できるため、スナバ回路の小型化もしくは省略化が可能となる。また、この分の部材が不要となるため、コストダウンが図れる。
1 半導体遮断器
2 電源装置
3 負荷装置
14 トランジスタ駆動回路
111 SIT(静電誘導型トランジスタ)
141 ドライブ部
142 制御部
143 設定記憶部
144 記憶部

Claims (8)

  1. 静電誘導型トランジスタの駆動回路であって、
    前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を、前記静電誘導型トランジスタがオン状態となる第1の電圧から、前記第1の電圧より低くオフ状態となる第2の電圧まで変化させる間に、
    前記ゲート電圧を、前記第1の電圧より低く前記第2の電圧より高い第3の電圧から徐々に低下させる第1の期間を所定時間設ける
    ことを特徴とするトランジスタ駆動回路。
  2. 前記第1の期間中に、前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧が、前記第2の電圧より高く前記第3の電圧より低い所定の第4の電圧となった場合に、前記ゲート電圧を前記第2の電圧に即座に変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のトランジスタ駆動回路。
  3. 前記第1の期間中に、前記静電誘導型トランジスタのドレイン電流が所定の閾値以下となった後、前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を前記第2の電圧に変化させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトランジスタ駆動回路。
  4. 前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を、前記第1の電圧から前記第2の電圧まで変化させる間において、前記第1の期間より前に、
    前記ゲート電圧を、前記第3の電圧より低く前記第2の電圧より高い第5の電圧に低下させた後、前記第3の電圧に上昇させる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトランジスタ駆動回路。
  5. 前記ゲート電圧を、前記第5の電圧に低下させてから前記第3の電圧に上昇させるまでの第2の期間が、前記第1の期間に比べ少なくともその2分の1以下の短時間である
    ことを特徴とする請求項4に記載のトランジスタ駆動回路。
  6. 前記静電誘導型トランジスタが珪素又は炭化珪素を半導体材料として形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のトランジスタ駆動回路。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のトランジスタ駆動回路と、
    前記トランジスタ駆動回路によって駆動される静電誘導型トランジスタとを備え、
    前記静電誘導型トランジスタのドレイン電流が所定の検出値以上となった場合に、前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を、前記第1の電圧から前記第2の電圧まで変化させる制御を行う
    ことを特徴とする半導体遮断器。
  8. 静電誘導型トランジスタの駆動方法であって、
    前記静電誘導型トランジスタのゲート電圧を、前記静電誘導型トランジスタがオン状態となる第1の電圧から、前記第1の電圧より低くオフ状態となる第2の電圧まで変化させる間に、
    前記ゲート電圧を、前記第1の電圧より低く前記第2の電圧より高い第3の電圧から徐々に低下させる第1の期間を所定時間設ける
    ことを特徴とするトランジスタ駆動方法。
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