JP2010218604A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、負の閾値セルが存在するNAND型フラッシュメモリにおいて、負の閾値セルの読み出しおよび書き込みをより高速化できるようにする。
【解決手段】たとえば、負の閾値セルの読み出し時、セルウェルドライバおよびセルソースドライバにより、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLにはバイアス分の電圧ΔVが加えられる。これに対し、NANDセル列内の選択ワード線WL以外の非選択ワード線WLは、CGドライバにより、電圧VREADにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧VREAD+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるように制御される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関するもので、たとえば、負の閾値セルからのデータの読み出しが可能なNAND型フラッシュメモリに関する。
NAND型フラッシュメモリは、電気的にデータの書き換え(書き込みおよび消去)が可能で、高密度化および大容量化に適した不揮発性の半導体記憶装置として、よく知られている。このNAND型フラッシュメモリにおいては、負の閾値セルの読み出し(負電位読み出し/Negative Level Sense)が試みられている。負の閾値セルの読み出しが可能なNAND型フラッシュメモリの場合、データの読み出し時に、ソース線およびウェル線を正の電圧(たとえば、1V)にバイアスさせるようにしている(たとえば、特許文献1参照)。すなわち、多値データ(たとえば、8値以上/3ビット以上)の書き込みなどにより、負の閾値セルが存在するNAND型フラッシュメモリにおいては、選択ワード線(WL)の電圧を、たとえば0V付近に設定する(非選択ワード線の電圧は6V程度に設定)。その状態で、ソース線およびウェル線を正の電圧にバイアスさせることで、負の閾値セルの読み出しおよびベリファイが行われる。
このように、NAND型フラッシュメモリでは、読み出し時にソース線およびウェル線を正の電圧にバイアスさせることにより、負の閾値セルの安定した読み出しを行うことが検討されている。特に、近年は、負の閾値セルの読み出しおよび書き込みの高速化が望まれている。
米国特許出願公開第2006/0133150 A1号明細書
本発明は、ワード線の電位上昇に要する時間を短縮でき、負の閾値セルの読み出しおよび書き込みをより高速化することが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、ソース線およびウェル線を正の電圧にバイアスさせることにより、負の閾値セルの読み出しが可能な不揮発性半導体記憶装置であって、前記負の閾値セルの読み出し時に、少なくとも非選択ワード線をフローティング状態にする第1の駆動回路を具備したことを特徴とする。
本発明は、ワード線の電位上昇に要する時間を短縮でき、負の閾値セルの読み出しおよび書き込みをより高速化することが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
本発明の実施例1に係る不揮発性半導体記憶装置(NAND型フラッシュメモリ)の構成例を示すブロック図である。 NAND型フラッシュメモリの、メモリセルアレイにおけるNANDセル列の構成例を示す図である。 NAND型フラッシュメモリの、CGドライバの構成例を示す回路図である。 NAND型フラッシュメモリの、SGDドライバの構成例を示す回路図である。 NAND型フラッシュメモリの、SGSドライバの構成例を示す回路図である。 NAND型フラッシュメモリの、VBSTドライバ、VCGSELドライバ、および、VRDECドライバの構成例を示す回路図である。 NAND型フラッシュメモリの、VSGバイアス回路の構成例を示す回路図である。 非選択ワード線のみをフローティング状態とするようにした場合を例に、負の閾値セルのリード動作について説明するために示すタイミングチャートである。 CGドライバをローカルポンプ回路L/S1−1を用いて構成した場合を例に示す回路図である。 負の閾値セルの読み出し時の、CGドライバの動作を説明するために示すタイミングチャートである。 ローカルポンプ回路L/S1−1の構成例を示す回路図である。 ローカルポンプ回路L/S1−1の動作を説明するために示すタイミングチャートである。 本発明の実施例2にしたがった、CGドライバをローカルポンプ回路L/S1−2を用いて構成した場合を例に示す回路図である。 負の閾値セルの読み出し時の、CGドライバの動作を説明するために示すタイミングチャートである。 ローカルポンプ回路L/S1−2の構成例を示す回路図である。 ローカルポンプ回路L/S1−2の動作を説明するために示すタイミングチャートである。 全てのワード線をフローティング状態とするようにした場合を例に、負の閾値セルのリード動作について説明するために示すタイミングチャートである。 本発明の実施例3にしたがった、全てのワード線と一方の選択信号線とをフローティング状態とするようにした場合を例に、負の閾値セルのリード動作について説明するために示すタイミングチャートである。 SGSドライバをレベルシフタL/S2を用いて構成した場合を例に示す回路図である。 負の閾値セルの読み出し時の、SGSドライバの動作を説明するために示すタイミングチャートである。 レベルシフタL/S2の構成例を示す回路図である。 レベルシフタL/S2の動作を説明するために示すタイミングチャートである。 全てのワード線と選択信号線とをフローティング状態とするようにした場合を例に、負の閾値セルのリード動作について説明するために示すタイミングチャートである。 負の閾値セルの読み出し時に、非選択ワード線のみをフローティング状態とするようにした場合において、電圧立ち上げのタイミングを変更した場合を例に示すタイミングチャートである。 負の閾値セルの読み出し時に、全てのワード線をフローティング状態とするようにした場合において、電圧立ち上げのタイミングを変更した場合を例に示すタイミングチャートである。 負の閾値セルの読み出し時に、全てのワード線と一方の選択信号線とをフローティング状態とするようにした場合において、電圧立ち上げのタイミングを変更した場合を例に示すタイミングチャートである。 負の閾値セルの読み出し時に、全てのワード線と選択信号線とをフローティング状態とするようにした場合において、電圧立ち上げのタイミングを変更した場合を例に示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、図面は模式的なものであり、各図面の寸法および比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係および/または比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。特に、以下に示すいくつかの実施例は、本発明の技術思想を具体化するための装置および方法を例示したものであって、構成部品の形状、構造、配置などによって、本発明の技術思想が特定されるものではない。この発明の技術思想は、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることができる。
図1は、本発明の実施例1にしたがった不揮発性半導体記憶装置の基本構成を示すものである。本実施例では、二重(積層)ゲート構造を有するMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタによってメモリセルが構成されてなる、NAND型フラッシュメモリを例に説明する。また、全ビット線選択センス方式とした場合の例である。
図1に示すように、このメモリチップには、コア部と周辺回路部とが設けられている。コア部は、メモリセルアレイ11、ロウデコーダ部21、および、センスアンプ部22などを有している。周辺回路部は、たとえば、ロウデコーダ部21を制御するための、CGドライバ25、SGDドライバ26、SGSドライバ27、VBSTドライバ28、VCGSELドライバ29、VRDECドライバ30、および、VSGバイアス回路31などを有している。また、周辺回路部には、セルウェルドライバ32およびセルソースドライバ33が設けられている。
なお、本図においては、便宜上、カラムデコーダ部、アドレス回路、高電圧発生回路、入出力(I/O)回路、制御回路、および、コア制御駆動部の図示を省略している。
メモリセルアレイ11は複数のNANDセル(メモリセルトランジスタ)を有し、たとえば、セルトランジスタごとに8値以上または3ビット以上の多値データ(書き込みデータ)を不揮発に記憶するものである。セルトランジスタは、書き込みの状態(レベル)に応じて、正または負の閾値セルとなる。メモリセルアレイ11の詳細については、後述する。
ロウデコーダ部21は、アドレス回路からのブロック選択信号(ADDRESS)を受けて、そのブロック選択信号に対応するブロックBLKnをメモリセルアレイ11より選択する。そして、その選択ブロックBLKnのワード線WL(WL<31:0>)に、動作に応じた適切な電圧を供給するものである。また、ロウデコーダ部21は、選択信号線SGD,SGSを介して、その選択ブロックBLKnのセレクトゲート(選択トランジスタSGTD,SGTS)に、動作に応じた適切な電圧を供給する。
センスアンプ部22は複数のセンスアンプ(S/A)を有し、選択状態のセルトランジスタ(以下、選択セル)の状態(保持データ)をセンスするものである。
セルウェルドライバ32は、メモリセルアレイ11におけるシャント領域11aを介して、セルウェル線(CPWELL)の電圧を制御するものである。このセルウェルドライバ32は、負の閾値セルの読み出し(負電位読み出し/Negative level read)時に、セルウェル線CPWELLを正の電圧(たとえば、1V)にバイアスさせる。
セルソースドライバ33は、メモリセルアレイ11におけるシャント領域11aを介して、セルソース線(SRC)を駆動するものである。このセルソースドライバ33は、負の閾値セルの読み出し時に、セルソース線SRCを正の電圧(たとえば、1V)にバイアスさせる。
コア制御駆動部は、このメモリチップのコア部を制御するもので、メモリセルアレイ11、ロウデコーダ部21およびセンスアンプ部22に、動作に応じた制御信号(制御パルスBSTON)および動作に応じた適切な電圧(SGDS)を供給するドライバ回路である。
カラムデコーダ部は、アドレス回路からのカラム選択信号に応じて、メモリセルアレイ11より選択されたカラム(センスアンプS/A)とデータ線(図示していない)との接続を制御するものであって、入出力回路とセンスアンプS/Aとの間で読み出しデータおよび書き込みデータの転送を行うものである。
アドレス回路は、メモリチップの外部より入力されるアドレス情報と動作とに応じてブロック選択信号およびカラム選択信号を生成し、ブロック選択信号をロウデコーダ部21に、カラム選択信号をカラムデコーダ部に、それぞれ供給するものである。
高電圧発生回路はチャージポンプ回路を含み、制御回路からの指示により、動作に応じた電圧を発生させてコア制御駆動部などに供給するものである。また、この高電圧発生回路は、たとえば、電圧VPGM、電圧VPGMH、電圧VUSEL、電圧VCGRV、電圧VREADH、および、電圧VSGDを生成する。因みに、電圧VPGMは、プログラム電圧であって、プログラム(ライト)動作時に選択ワード線に印加される電圧である。電圧VPGMHは、電圧VPGMをレベルシフタにより転送しうる電圧である。電圧VUSELは、プログラム動作時には電圧VPASS、リード動作時およびベリファイ時には電圧VREADとなる(電圧VPASSおよび電圧VREADは、ともに、各動作時に非選択ワード線に与えられる電圧である)。電圧VCGRVは、リード動作時およびベリファイ時に選択ワード線に与えられる電圧である。電圧VREADHは、電圧VREADをレベルシフタにより転送しうる電圧である。電圧VSGDは、たとえばSGDドライバ26の選択信号線SGDに与えられる2.5V程度の電圧である。
入出力回路は、制御回路からの指示により、プログラム動作時には、メモリチップのI/Oパッド(図示していない)から入力されたコマンド、アドレス情報、書き込みデータを取り込み、コマンドを制御回路に、アドレス情報をアドレス回路に、書き込みデータをデータ線上に、それぞれ出力するものである。また、リード動作時には、制御回路からの指示にしたがって、データ線上の読み出しデータをI/Oパッドに出力するものである。
制御回路は、メモリチップの外部より入力されるコントロール信号を受けて、コア制御駆動部、アドレス回路、高電圧発生回路、および、入出力回路を制御するものである。また、CGドライバ25、SGDドライバ26、SGSドライバ27、VBSTドライバ28、VCGSELドライバ29、および、VRDECドライバ30における、ローカルポンプ(SWVPPまたはSWVPASS)およびレベルシフタ(LSTPまたはLSHVX)、および、VSGバイアス回路31などを制御する。
ここで、書き込みデータはセルトランジスタに書き込まれて保持データとなり、その保持データがセルトランジスタより読み出されて読み出しデータとなる。
図2は、上記したメモリセルアレイ11の構成例を示すものである。本実施例の場合、たとえば直列に接続された32(m)個のメモリセルトランジスタCT(CT<31:0>)と、その両端に接続された選択トランジスタSGTD,SGTSとによって、それぞれNANDセル列(NAND string)NCSが構成されている。NANDセル列NCSは、メモリセルアレイ11の構成単位である。メモリセルトランジスタCTのそれぞれは、制御ゲート電極と浮遊ゲート電極とからなる二重ゲート構造を有するMOSトランジスタによって構成されている。メモリセルトランジスタCTの制御ゲート電極には、それぞれ、ワード線WL(WL<31:0>)が接続されている。
各NANDセル列NCSの一端側の選択トランジスタSGTDは、ビット線BLiのいずれかに接続されている。選択トランジスタSGTDのゲート電極には、選択信号線SGDが共通に接続されている。各NANDセル列NCSの他端側の選択トランジスタSGTSは、セルソース線SRCに共通に接続されている。選択トランジスタSGTSのゲート電極には、選択信号線SGSが共通に接続されている。ワード線WLおよび選択信号線SGD,SGSは、ロウデコーダ部21の各ロウデコーダにそれぞれ接続されている。ビット線BLiは、それぞれ、センスアンプS/Aに接続されている。ワード線WLおよび選択信号線SGD,SGSを共有するj個のNANDセル列NCSによって、ブロック(一単位)BLKnが構成されている。
すなわち、メモリセルアレイ11には、n個のブロックBLKが設けられている。各ブロックBLKnには、それぞれ、異なるビット線BLiにつながるj個のNANDセル列NCSが設けられている。各ブロックBLKnのj個のNANDセル列NCSは、ワード線WLおよび選択信号線SGD,SGSを共有している。
なお、データの書き込みおよび消去は、選択されたメモリセルトランジスタCTの浮遊ゲート電極に対して、FNトンネル電流を用いて電子を出し入れすることによって行われる。通常は、浮遊ゲート電極に電子が注入された状態を“0”書き込み、電子が注入されない状態を“1”書き込み(消去)としている。
図3は、CGドライバ25の構成例を示すものである。このCGドライバ25は、レベルシフタ(LSTP)25a、ローカルポンプ回路(SWVPASS)25b、および、トランスファーゲートトランジスタ25c,25d,25eを有して構成されている。CGドライバ25の出力信号CG<31:0>は、各ブロックBLKnのロウデコーダへの共通の入力信号となる。選択ブロックにおいては、対応するロウデコーダのトランスファーゲートトランジスタがオンすることにより、出力信号CG<31:0>がワード線WL(WL<31:0>)に供給される。すなわち、CGドライバ25は、VCGSELドライバ29からの電圧VCGSELを選択ワード線WLに、高電圧発生回路からの電圧VUSEL(電圧VPASSまたは電圧VREAD)をそれ以外の非選択ワード線WLに、それぞれ印加するものである。非選択ブロックにおいては、対応するロウデコーダのトランスファーゲートトランジスタがオフするので、出力信号CG<31:0>はワード線WL(WL<31:0>)には供給されない。なお、クロック信号CLKについては、図示を省略している。
図4は、SGDドライバ26の構成例を示すものである。このSGDドライバ26は、レベルシフタ(LSHVX)26a,26b、トランスファーゲートトランジスタ26c,26d,26e、および、抵抗素子26fを有して構成されている。SGDドライバ26は、リード動作時および消去ベリファイ時に、VSGバイアス回路31からのセレクトゲート電圧VSGを選択トランジスタSGTDに印加し、プログラム動作時および消去動作時に、高電圧発生回路からの電圧VSGDを選択トランジスタSGTDに印加するものである。
図5は、SGSドライバ27の構成例を示すものである。このSGSドライバ27は、レベルシフタ(LSHVX)27a,27b、トランスファーゲートトランジスタ27c,27d,27e、および、抵抗素子27fを有して構成されている。SGSドライバ27は、リード動作時および消去ベリファイ時に、VSGバイアス回路31からのセレクトゲート電圧VSGを選択トランジスタSGTSに印加し、消去動作時に電圧VDDを選択トランジスタSGTSに印加するものである。
図6は、VBSTドライバ28、VCGSELドライバ29、および、VRDECドライバ30の構成例を示すものである。
VBSTドライバ28は、ローカルポンプ回路(SWVPP)28a、ローカルポンプ回路(SWVPASS)28b、および、トランスファーゲートトランジスタ28c,28dを有し、プログラム時には高電圧発生回路からの電圧VPGMHを、リード時には高電圧発生回路からの電圧VREADHを、それぞれ電圧VBSTとして出力するものである。この出力電圧VBSTは、電圧VCGSELを転送するのに十分な電圧に設定されており、CGドライバ25およびVCGSELドライバ29の各レベルシフタ(LSTP)25a,29aに供給される。
VCGSELドライバ29は、レベルシフタ(LSTP)29a、レベルシフタ(LSHVX)29b、トランスファーゲートトランジスタ29c,29d,29e、および、抵抗素子29fを有し、プログラム時には高電圧発生回路からのプログラム電圧VPGMを、リード時には高電圧発生回路からの電圧VCGRVを、それぞれ電圧VCGSELとして出力するものである。この出力電圧VCGSELが選択ワード線WLに印加される電圧となる。
VRDECドライバ30は、ローカルポンプ回路(SWVPP)30a、ローカルポンプ回路(SWVPASS)30b、および、トランスファーゲートトランジスタ30c,30dを有し、プログラム時には高電圧発生回路からの電圧VPGMHを、リード時には高電圧発生回路からの電圧VREADHを、それぞれ電圧VRDECとして出力するものである。この出力電圧VRDECはロウデコーダ部21に供給される。
図7は、VSGバイアス回路31の構成例を示すものである。VSGバイアス回路31は、セレクトゲート電圧VSGを生成するものである。このVSGバイアス回路31で生成されたセレクトゲート電圧VSGが、SGDドライバ26およびSGSドライバ27を介して、最終的にメモリセルアレイ11の選択トランジスタSGTD,SGTSに供給される。
たとえば、制御回路からのDAC値に応じて可変抵抗器31aを制御することにより(ソースノードは電圧VSS)、正の閾値セルの読み出し(正電位読み出し/Positive level read)時には、セレクトゲート電圧VSGとして、選択トランジスタSGTD,SGTSに4V程度の電圧(セレクトゲート電圧Vsg)が一挙に印加されるようにする。一方、負の閾値セルの読み出し時には、たとえば最終的に、セレクトゲート電圧VSGとして、選択トランジスタSGTD,SGTSに5V程度のセレクトゲート電圧(正の閾値セルの読み出し時のセレクトゲート電圧Vsgにセルソース線SRCのバイアス分の電圧ΔVを加えた電圧Vsg+ΔV)が印加されるようにする。
なお、本実施例の場合、VSGバイアス回路31には、たとえば制御回路によって制御されるスイッチングトランジスタ31b,31cが設けられており、負の閾値セルの読み出し時に、ソースノードをセルソース線電圧CELSRCに切り替えることにより、実際のセルソース線電圧CELSRCをバイアス分の電圧(ΔV)として加算したセレクトゲート電圧VSGを生成することが可能な回路構成となっている。すなわち、負の閾値セルの読み出しにおいて、セルトランジスタCTの温度依存性をキャンセルするために、セルソース線電圧CELSRCに温度依存性をもたせることが考えられる。このVSGバイアス回路31によれば、セレクトゲート電圧VSGを、自動的に、温度依存性をもつセルソース線電圧CELSRCに追随させることが可能となる。
次に、上記した構成において、負の閾値セルの読み出し時の動作について説明する。
図8は、負の閾値セルの読み出し時に、非選択ワード線WLをフローティング(浮遊)状態とするようにした場合の例である。すなわち、負の閾値セルのリード動作において、非選択ワード線WLは、電圧VREADにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧VREAD+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるようにする。選択ワード線WLには、最初(t1の時点)から、電圧VCGSELにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧VCGSEL+ΔVが印加される。こうして、負の閾値セルの読み出し時にメモリセルアレイ11の内部ノードで一番高い電圧となる、NANDセル列NCS内の選択ワード線WL以外の全ての非選択ワード線WLを、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの充電の開始(t1の時点)からワード線電圧が上昇するまでの間(たとえば、t2−t3の期間)だけ、フローティング状態にする。これにより、非選択ワード線WLの電位を、セルウェル線CPWELLとの容量結合によって上昇させることが可能となるため、その後の非選択ワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t4の期間)を短縮できるようになる。この結果、セルウェル線CPWELLとのカップリングノイズによる選択信号線SGD,SGSの電圧VSGの変動(オーバーシュート)によらず、負の閾値セルのリード動作を高速化できる。
また、ワード線WLとセルウェル線CPWELLとの間の電位差(WL−CPWELL)も低減でき、メモリセルトランジスタCTのゲートストレスをも軽減することが可能となる。
なお、NANDセル列NCS内のそれぞれの非選択ワード線WLの電圧VREADおよびバイアス分の電圧ΔVは同じであっても、異なるものであってもよい。
図9は、負の閾値セルのリード動作時に非選択ワード線をフローティング状態にするための、回路構成例を示すものである。本実施例では、ローカルポンプ回路L/S1−1を用いた場合について説明する。すなわち、CGドライバ25のローカルポンプ回路(SWVPASS)25bを、ローカルポンプ回路L/S1−1を用いて構成するようにした場合の例である。なお、図示していないが、VBSTドライバ28のローカルポンプ回路(SWVPASS)28bおよびVRDECドライバ30のローカルポンプ回路(SWVPASS)30bも、同様にローカルポンプ回路L/S1−1を用いて構成される。
この例の場合、たとえば図10に示すように、負の閾値セルの読み出し時において、非選択ワード線WLの読み出し電圧VUSELを、電圧VREADから電圧VREAD+ΔVに切り換える最中(t2〜t3の間)に、トランスファーゲートトランジスタ25dのゲート電圧VPPHを0Vにすることで、非選択ワード線WLをフローティング状態にする。
図11は、ローカルポンプ回路L/S1−1の構成例を示すものである。このローカルポンプ回路L/S1−1は、NAND回路251a,251b、インバータ回路251c〜251i、キャパシタ251j〜251l、nMOSFET251m〜251o、および、pMOSFET251p〜251tを有し、たとえば図12に示すように、ロジック入力レベルSWUS(ENB 1/0)を、読み出し電圧VUSELを昇圧した電圧VREAD+α/0Vにレベルシフトして電圧増幅し、電圧VREADH(VPPH)として出力する。
本実施例によれば、負の閾値セルの読み出し時に、ワード線電圧が上昇するまでの間(t2−t3)だけ、ローカルポンプ回路L/S1−1により非選択ワード線WLをフローティング状態にすることによって、ワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t4)を短縮することが可能となる。したがって、負の閾値セルのリード動作を高速化(リードタイムを短時間化)できる。また、リード動作の高速化により、ベリファイの高速化が可能となり、結果として、ベリファイが必要なプログラム動作をも高速化できるようになるものである。
図13は、本発明の実施例2にしたがった、負の閾値セルの読み出し時に、非選択ワード線WLをフローティング状態とするための回路構成例を示すものである。本実施例は、上記した実施例1に示した構成の不揮発性半導体記憶装置(NAND型フラッシュメモリ)において、CGドライバ25のローカルポンプ回路(SWVPASS)25bを、ローカルポンプ回路L/S1−2を用いて構成するようにした場合の例である。なお、図示していないが、VBSTドライバ28のローカルポンプ回路28bおよびVRDECドライバ30のローカルポンプ回路30bも、同様にローカルポンプ回路L/S1−2を用いて構成される。
本例の場合、たとえば図14に示すように、負の閾値セルの読み出し時において、非選択ワード線WLの読み出し電圧VUSELを、電圧VREADから電圧VREAD+ΔVに切り換える最中(t2〜t3の間)に、トランスファーゲートトランジスタ25dのゲート電圧VPPHをフローティング状態にすることで、非選択ワード線WLをフローティング状態にする。このローカルポンプ回路L/S1−2の場合、タイミングt3において、トランスファーゲートトランジスタ25dのゲート電圧VPPHを昇圧させる際の電位差が小さくなるため、ワード線WLの電位上昇に要する時間をより短縮することが可能となる(t4>t41)。
図15は、ローカルポンプ回路L/S1−2の構成例を示すものである。ローカルポンプ回路L/S1−2は、NAND回路251a,251b,251u、インバータ回路251c〜251i,251v、キャパシタ251j〜251l、nMOSFET251m〜251n、および、pMOSFET251o〜251tを有して構成されている。つまり、上記したローカルポンプ回路L/S1−1に、さらに、NAND回路251uとインバータ回路251vとが追加された構成となっている。このローカルポンプ回路L/S1−2は、電圧VREADH(VPPH)を昇圧する際に、キャパシタ251j〜251lに供給するクロック信号CLKのみを停止することにより、たとえば図16に示すように、電圧VREADHを昇圧電位としたまま、非選択ワード線WLをフローティング状態にする(ただし、ロジック入力レベルSWUS(ENB)が“L(ロウレベル)”で、ロジック入力レベルSWUS2(ENB2)が“H(ハイレベル)”のとき)。
本実施例によれば、負の閾値セルの読み出し時に、ワード線電圧が上昇するまでの間(t2−t3)だけ、ローカルポンプ回路L/S1−2により非選択ワード線WLをフローティング状態にすることによって、ワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t41)を短縮することが可能となる。したがって、負の閾値セルのリード動作を高速化できる。また、リード動作の高速化により、ベリファイの高速化が可能となり、結果として、ベリファイが必要なプログラム動作をも高速化できるようになるものである。
なお、上述した実施例1および実施例2においては、負の閾値セルの読み出し時に、非選択ワード線WLのみをフローティング状態とするようにした場合を例に説明したが、これに限らず、たとえば図17に示すように、メモリセルアレイ11の内部ノードである、NANDセル列NCS内の全てのワード線WLをフローティング状態とするようにしてもよい。すなわち、負の閾値セルのリード動作において、非選択ワード線WLは、電圧VREADにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧VREAD+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるようにする。選択ワード線WLは、電圧VCGSELにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧VCGSEL+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるようにする。こうして、負の閾値セルの読み出し時に選択ワード線WLと非選択ワード線WLとを含む全てのワード線WLを、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの充電の開始(t1の時点)からワード線電圧が上昇するまでの間(たとえば、t2−t3の期間)、フローティング状態にする。これにより、全てのワード線WLの電位を、セルウェル線CPWELLとの容量結合によって上昇させることが可能となるため、その後のワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t4の期間)を短縮できるようになる。この結果、セルウェル線CPWELLとのカップリングノイズによる選択信号線SGD,SGSの電圧VSGの変動(オーバーシュート)によらず、負の閾値セルのリード動作を高速化できる。
また、ワード線WLとセルウェル線CPWELLとの間の電位差(WL−CPWELL)も低減でき、メモリセルトランジスタCTのゲートストレスをも軽減することが可能となる。
図18は、本発明の実施例3にしたがった、負の閾値セルの読み出し時に、全てのワード線WLと選択信号線SGD,SGSのいずれか一方(ここでは、選択信号線SGS)をフローティング状態とするようにした場合を例に示すものである。すなわち、負の閾値セルのリード動作において、非選択ワード線WLは、電圧VREADにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧VREAD+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるようにする。選択ワード線WLは、電圧VCGSELにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧VCGSEL+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるようにする。また、選択信号線SGSは、電圧Vsgにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧Vsg+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるようにする。選択信号線SGDには、最初(t1の時点)から、電圧Vsgにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧Vsg+ΔVが印加される。こうして、負の閾値セルの読み出し時に全てのワード線WLと選択信号線SGSとを、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの充電の開始(t1の時点)からワード線電圧が上昇するまでの間(たとえば、t2−t3の期間)、フローティング状態にする。これにより、全てのワード線WLの電位を、セルウェル線CPWELLとの容量結合によって上昇させることが可能となるため、その後のワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t4の期間)を短縮できるようになる。この結果、セルウェル線CPWELLとのカップリングノイズによる選択信号線SGD,SGSの電圧VSGの変動(オーバーシュート)によらず、負の閾値セルのリード動作を高速化できる。
また、ワード線WLとセルウェル線CPWELLとの間の電位差(WL−CPWELL)も低減でき、メモリセルトランジスタCTのゲートストレスをも軽減することが可能となる。
なお、NANDセル列NCS内のそれぞれの非選択ワード線WLの電圧VREADおよびバイアス分の電圧ΔVは同じであっても、異なるものであってもよい。
図19は、負の閾値セルのリード動作時に全てのワード線および一方の選択信号線SGSをフローティング状態にするための、回路構成例を示すものである。本実施例では、レベルシフタL/S2を用いた場合について説明する。すなわち、SGSドライバ27のレベルシフタ(LSHVX)27aを、レベルシフタL/S2を用いて構成するようにした場合の例である。なお、図示していないが、VCGSELドライバ29のレベルシフタ29bも、同様にレベルシフタL/S2を用いて構成される。また、CGドライバ25のローカルポンプ回路25b、VBSTドライバ28のローカルポンプ回路28b、および、VRDECドライバ30のローカルポンプ回路30bは、ローカルポンプ回路L/S1−1またはL/S1−2を用いて構成される。
この例の場合、たとえば図20に示すように、負の閾値セルの読み出し時において、選択トランジスタSGTDにつながる選択信号線SGDの電圧VSGを、電圧VREADから電圧VREAD+ΔVに切り換える最中(t2〜t3の間)に、トランスファーゲートトランジスタ27cのゲート電圧VPPHを0Vにすることで、選択信号線SGSをフローティング状態にする。
図21は、レベルシフタL/S2の構成例を示すものである。このレベルシフタL/S2は、インバータ回路252a、nMOSFET252b,252c、および、pMOSFET252d〜252gを有し、たとえば図22に示すように、クロック信号CLKを必要とすることなしに、電圧VSGを昇圧した電圧ではなく、既に昇圧された、電圧VSGよりも高い電圧VREADHを、ゲート電圧VPPHとして出力する。
本実施例によれば、昇圧電位(電圧VREADH)によって、ローカルポンプ回路を用いる場合よりも、ゲート電圧VPPHの高速な充放電が可能となる。そのため、負の閾値セルの読み出し時に、ワード線電圧が上昇するまでの間(t2−t3)だけ、全てのワード線WLおよび一方の選択信号線SGSをフローティング状態にすることによって、ワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t42)をより短縮することが可能となる。したがって、負の閾値セルのリード動作を高速化できる。また、リード動作の高速化により、ベリファイの高速化が可能となり、結果として、ベリファイが必要なプログラム動作をも高速化できるようになるものである。
なお、上記した実施例3においては、選択トランジスタSGTD,SGTSのカットオフ特性を考慮して、選択信号線SGSのみをフローティング状態とするようにした場合について説明したが、これに限らず、たとえば全てのワード線WLと選択信号線SGDとをフローティング状態にすることによっても同様の効果が得られる。
また、選択信号線SGD,SGSのいずれか一方に限らず、たとえば図23に示すように、NANDセル列NCS内の全てのワード線WLと両方の選択信号線SGD,SGSとをフローティング状態とするようにしてもよい。すなわち、負の閾値セルのリード動作において、非選択ワード線WLは、電圧VREADにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧VREAD+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるようにする。選択ワード線WLは、電圧VCGSELにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧VCGSEL+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるようにする。また、選択信号線SGD,SGSは、電圧Vsgにセルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLのバイアス分の電圧ΔVを加えた読み出し電圧Vsg+ΔVが印加されるまでの間(t2−t3の期間)だけ、フローティング状態になるようにする。こうして、負の閾値セルの読み出し時に全てのワード線WLと両方の選択信号線SGD,SGSとを、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの充電の開始(t1の時点)からワード線電圧が上昇するまでの間(たとえば、t2−t3の期間)、フローティング状態にする。これにより、全てのワード線WLの電位を、セルウェル線CPWELLとの容量結合によって上昇させることが可能となるため、その後のワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t4の期間)を短縮できるようになる。この結果、セルウェル線CPWELLとのカップリングノイズによる選択信号線SGD,SGSの電圧VSGの変動(オーバーシュート)によらず、負の閾値セルのリード動作を高速化できる。
また、ワード線WLとセルウェル線CPWELLとの間の電位差(WL−CPWELL)も低減でき、メモリセルトランジスタCTのゲートストレスをも軽減することが可能となる。
なお、上記した本実施例の場合、選択ワード線については、必ずしもフローティング状態にする必要はない。
上記したように、負の閾値セルの読み出し時における、ワード線WLの電位上昇に要する時間を短縮できるようにしている。すなわち、ワード線電圧が上昇するまでの間だけ、少なくとも非選択ワード線WLをフローティング状態にするようにしている。これにより、非選択ワード線WLの電位を、セルウェル線CPWELLとの容量結合によって上昇させることが可能となる。したがって、ワード線WLの電位上昇に要する時間を短縮でき、負の閾値セルのリード動作およびプログラム動作を高速化することが可能となるものである。
なお、上記した実施例においては、いずれも、ビット線BL、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの充電の開始を、ワード線WLおよび選択信号線SGD,SGSの電圧立ち上げと同じタイミング(t1)とした場合について説明したが、これに限らず、たとえば図24〜図27に示すように、ビット線BL、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLを、ワード線WLおよび選択信号線SGD,SGSとは異なるタイミングで立ち上げるようにした場合にも同様の効果が期待できる。
図24は、負の閾値セルの読み出し時に、非選択ワード線WLのみをフローティング状態とするようにした場合(図8参照)において、ビット線BL、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの電圧立ち上げのタイミングを、t1からt2に変更した場合の例である。この例の場合も、NANDセル列NCS内の選択ワード線WL以外の全ての非選択ワード線WLを、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの充電の開始(t2の時点)からワード線電圧が上昇するまでの間(たとえば、t2−t3の期間)だけ、フローティング状態にすることにより、その後の非選択ワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t4の期間)を短縮できるようになるため、負の閾値セルのリード動作およびプログラム動作の高速化が可能となる。
図25は、負の閾値セルの読み出し時に、全てのワード線WLをフローティング状態とするようにした場合(図17参照)において、ビット線BL、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの電圧立ち上げのタイミングを、t1からt2に変更した場合の例である。この例の場合も、NANDセル列NCS内の全てのワード線WLを、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの充電の開始(t2の時点)からワード線電圧が上昇するまでの間(たとえば、t2−t3の期間)だけ、フローティング状態にすることにより、その後のワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t4の期間)を短縮できるようになるため、負の閾値セルのリード動作およびプログラム動作の高速化が可能となる。
図26は、負の閾値セルの読み出し時に、全てのワード線WLと一方の選択信号線(たとえば、選択信号線SGS)とをフローティング状態とするようにした場合(図18参照)において、ビット線BL、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの電圧立ち上げのタイミングを、t1からt2に変更した場合の例である。この例の場合も、NANDセル列NCS内の全てのワード線WLと一方の選択信号線SGSとを、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの充電の開始(t2の時点)からワード線電圧が上昇するまでの間(たとえば、t2−t3の期間)だけ、フローティング状態にすることにより、その後のワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t4の期間)を短縮できるようになるため、負の閾値セルのリード動作およびプログラム動作の高速化が可能となる。
図27は、負の閾値セルの読み出し時に、全てのワード線WLと両方の選択信号線SGD,SGSとをフローティング状態とするようにした場合(図23参照)において、ビット線BL、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの電圧立ち上げのタイミングを、t1からt2に変更した場合の例である。この例の場合も、NANDセル列NCS内の全てのワード線WLと両方の選択信号線SGD,SGSとを、セルソース線SRCおよびセルウェル線CPWELLの充電の開始(t2の時点)からワード線電圧が上昇するまでの間(たとえば、t2−t3の期間)だけ、フローティング状態にすることにより、その後のワード線WLの電位上昇に要する時間(t3−t4の期間)を短縮できるようになるため、負の閾値セルのリード動作およびプログラム動作の高速化が可能となる。
上記したいずれの例の場合においても、選択ワード線については、フローティング状態にする必要はない。
また、いずれの実施例においても、NAND型フラッシュメモリに限らず、たとえばNOR型などの、負の閾値セルの読み出しが可能な各種の不揮発性半導体記憶装置に適用できる。
その他、本願発明は、上記(各)実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記(各)実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、(各)実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)が得られる場合には、その構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
11…メモリセルアレイ、25…CGドライバ、25b…ローカルポンプ回路(L/S1−1,L/S1−2)、26…SGDドライバ、27…SGSドライバ、27a…レベルシフタ(L/S2)、31…VSGバイアス回路、32…セルウェルドライバ、33…セルソースドライバ、WL0〜WL31…ワード線、BLi…ビット線、SRC…セルソース線、CPWELL…セルウェル線、SGD,SGS…選択信号線。

Claims (5)

  1. ソース線およびウェル線を正の電圧にバイアスさせることにより、負の閾値セルの読み出しが可能な不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記負の閾値セルの読み出し時に、少なくとも非選択ワード線をフローティング状態にする第1の駆動回路を具備したことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1の駆動回路は、前記少なくとも非選択ワード線を含む、セルストリング内のワード線の全てをフローティング状態にすることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. さらに、第2の駆動回路を具備し、
    前記第2の駆動回路は、セルストリング内の、少なくとも選択信号線のいずれかひとつをフローティング状態にすることを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. さらに、第2の駆動回路を具備し、
    前記第2の駆動回路は、セルストリング内のすべての選択信号線をフローティング状態にすることを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第1の駆動回路は、前記負の閾値セルの読み出し時の電圧に前記バイアスさせた分の正の電圧を加えた昇圧電位を、前記少なくとも非選択ワード線に印加する際に、前記少なくとも非選択ワード線につながるトランスファーゲートトランジスタのゲート電圧を0Vに設定するものであることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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