JP2010217700A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】潜像担持体1に形成されている静電潜像をトナーとキャリアとからなる現像剤により可視像処理する現像部と、該現像部から回収した現像剤を再度該現像部の現像剤供給部に向け移送する循環部とを備え、該循環部には、上記現像部に至る前の位置に現像剤の一部を収容する収容部40が設けられ、該収容部40内には上記回収された現像剤と新たに補給されるトナーとを撹拌混合する攪拌部材200が設けられている現像装置3において、上記攪拌部材200には、動作に応じて異なる摩擦帯電系列の材質200A、200Bが現像剤と接触する構成とされていることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
このような帯電量の上昇は、後者の構成における微粒子を添加した場合においても生じる現象であり、この点に関して、特許文献1には、上昇が収まるまで攪拌を継続することが開示されている。このような攪拌継続に関しては、特許文献2における課題として開示されているように、現像待ち、つまり現像開始までの待機時間が発生する不具合があることが開示されている。
(1)潜像担持体に形成されている静電潜像をトナーとキャリアとからなる現像剤により可視像処理する現像部と、該現像部から回収した現像剤を再度該現像部の現像剤供給部に向け移送する循環部とを備え、該循環部には、上記現像部に至る前の位置に現像剤の一部を収容する収容部が設けられ、該収容部内には上記回収された現像剤と新たに補給されるトナーとを撹拌混合する攪拌部材が設けられている現像装置において、
前記攪拌部材は、摩擦帯電系列の異なる2種類以上の材質を備え、前記現像剤を接触する材質を変更可能であることを特徴とする現像装置。
(2)前記攪拌部材が、材質毎に攪拌力を制御されることを特徴とする(1)に記載の現像装置。
(3)前記攪拌部材は、表裏各面が摩擦帯電系列の異なる材質で構成された回転可能な板状部材であり、回転方向を切り換えることで前記現像剤と接触する材質を変更可能であることを特徴とする(1)または(2)に記載の現像装置。
(4)前記攪拌部材は、回転可能な部材で構成され、回転中心を基準として回転中心側の領域とこの領域よりも外側の領域とで摩擦帯電系列が異なる材質を用いていることを特徴とする(1)または(2)に記載の現像装置。
(5)前記攪拌部材における摩擦帯電系列の異なる材質は、少なくとも、現像剤中のトナーと接触すると該トナーと同極性に帯電する材質と、キャリアと同極性に帯電する材質が選択されることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の現像装置。
(6)前記攪拌部材は、現像剤担持部材が設けられている現像部とは別に設けられていることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載の現像装置。
(7)前記攪拌部材の異なる材質面の選択が、環境変化に応じて行われることを特徴とする(1)乃至(6)のいずれかに記載の現像装置。
(8)(1)乃至(7)のいずれかに記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
図1は、本発明による現像装置を用いる画像形成装置を示しており、同図に示す画像形成装置は、タンデム方式によるフルカラープリンタであるが、本発明は、これに限らず、複写機やファクシミリ装置などにも適用することができる。
定着を終えた転写紙Pは、排紙ローラ対12により、装置本体100の上面に形成された排紙部100Aへ出力画像として排出され、スタックされる。こうして、画像形成装置における一連の画像形成プロセスが完了する。なお、図1において符号13は、中間転写ベルト10Aのクリーニング装置を示している。
図2において現像装置は、後で詳しく説明するが、感光体ドラムに対してキャリアとトナーとを混合した二成分系現像剤により現像工程を実行する現像部と、現像部から回収した現像剤を再度現像部の現像剤供給部に向け移送する循環部と備えている。
図3において現像槽30の内部には、感光体ドラム1に対向して現像剤を担持する現像スリーブ31と、現像スリーブ31の近傍で上下に配置されて相対するリード方向を設定された搬送スクリュー32,33と、現像スリーブ31表面での現像剤担持量を規定するドクターブレード34とが設けられている。
現像槽30内での現像剤は、搬送スクリュー32,33によって、図中手前から奥側に搬送され、この一部が、現像スリーブ31において磁力で吸い上げられて吸着されるとドクターブレード34で均一な厚さに均されてから、感光体ドラム1に接することで感光体ドラム1上の静電潜像をトナーで現像してトナー像が形成される。
図4において、現像剤収容部40は、上部が円筒状で縦断面が下向き錐状をなす漏斗状の形状とされた容器43が用いられており、最下部に位置して最も小径の排出口400がロータリーフィーダ50に連通している。
本実施例の現像装置に用いられるトナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーであり、疎水性シリカと、疎水化酸化チタンなどが外添されている。キャリアは芯剤35μmのマンガン-フェライト系キャリア、コート層がシリコンアクリル樹脂、フィラーとしてアルミナ粒子を含む。
トナーとキャリアを摩擦帯電させるとトナーはマイナスにキャリアはプラスに帯電する特性を持つ。
本実施形態の特徴は、トナーおよびキャリアと接触する攪拌部材に摩擦帯電系列が異なる材質を複数備え、トナーおよびキャリアと接触する攪拌部材によるトナーの帯電量制御を行う点にある。
一般に2つの物質を摩擦した際に得られる電化量は物体の材質に依存し、この結果が摩擦帯電系列として表され、2つの物体間で摩擦帯電系列に差がある方がその極性での電荷量が大きいことが知られている。
摩擦帯電系列の一例として、図Aに示すように、極性がプラス(+)のものから挙げると、(+)シリコン、ポリウレタン、天然ゴム、ポリエチレン、フッ素(−)となっている。
図5中,符号cの領域にある材質はトナーとキャリアとが近いため帯電量の変化は小さい材質である。
図7においては、トナー濃度4%と10%との帯電量の差は約15μC/gであることが分かる。
この点を具体的に説明すると、攪拌部材の摩擦帯電系列がマイナス(+)傾向の材質を用いた場合には、前述したように攪拌時の帯電特性としてトナーがマイナス(−)極であるので、攪拌部材とキャリアとが接触するとキャリアからマイナス(−)電荷の移動によりキャリアの帯電量が低下し、これに伴いキャリアに付着しているトナーの帯電量も低下する。また、攪拌部材とトナーとが接触すると、攪拌部材にマイナス電荷が誘起される(トナーから電荷が移動する)ことでトナーの電荷がキャリアとの接触により誘起された帯電量よりも低下することになる。
そこで、本実施形態においては、トナー濃度による帯電量制御ではなく、攪拌部材による帯電量制御を行うことにより、トナー濃度に影響を与えないようにして上記のような不具合が生じない帯電量制御が行えるようになっている。
(実施例1)
図8は、請求項1および3に記載の発明に係る実施例を示す図である。
図8において、攪拌部材(便宜上、符号200で示す)は、図示しない駆動部により正逆回転可能な羽根部材で構成されており、羽根部の表裏各面には摩擦帯電系列の異なる種類の材質が用いられている。このような構成は、表裏各面に摩擦帯電系列の異なる板状部材を貼り合わせることが得られる。
攪拌部材200が符号aで示す方向に回転すると、現像剤が一方の面200Aに接触し、その面で攪拌されることによりトナーの帯電量が上昇する。
これに対し低湿環境では帯電系列のマイナス側の部材で攪拌しトナーから電荷を攪拌部材に逃がし、帯電量の上昇を抑制する。
(実施例2)
図9は、回転可能な攪拌部材200の構成として、回転中心を基準として直径方向で摩擦帯電系列の異なる材質を設けた実施例を示す図である。
(実施例3)
図11は、攪拌部材として異なる駆動系により駆動可能な、異なる材質からなる攪拌部を設けた実施例を示している。
45B 攪拌部材としてのワイヤ
45B1、45B2 異なる材質部
200 攪拌部材
200A、200B 材質の異なる面
300,300’ 攪拌部材
300A、300A’ 材質の異なる羽根部
Claims (8)
- 潜像担持体に形成されている静電潜像をトナーとキャリアとからなる現像剤により可視像処理する現像部と、該現像部から回収した現像剤を再度該現像部の現像剤供給部に向け移送する循環部とを備え、該循環部には、上記現像部に至る前の位置に現像剤の一部を収容する収容部が設けられ、該収容部内には上記回収された現像剤と新たに補給されるトナーとを撹拌混合する攪拌部材が設けられている現像装置において、
前記攪拌部材は、摩擦帯電系列の異なる2種類以上の材質を備え、前記現像剤を接触する材質を変更可能であることを特徴とする現像装置。 - 前記攪拌部材が、材質毎に攪拌力を制御されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記攪拌部材は、表裏各面が摩擦帯電系列の異なる材質で構成された回転可能な板状部材であり、回転方向を切り換えることで前記現像剤と接触する材質を変更可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
- 前記攪拌部材は、回転可能な部材で構成され、回転中心を基準として回転中心側の領域とこの領域よりも外側の領域とで摩擦帯電系列が異なる材質を用いていることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
- 前記攪拌部材における摩擦帯電系列の異なる材質は、少なくとも、現像剤中のトナーと接触すると該トナーと同極性に帯電する材質と、キャリアと同極性に帯電する材質が選択されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置。
- 前記攪拌部材は、現像剤担持部材が設けられている現像部とは別に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の現像装置。
- 前記攪拌部材の異なる材質面の選択が、環境変化に応じて行われることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の現像装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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