JP2010211868A - リール及び記録テープカートリッジ - Google Patents

リール及び記録テープカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2010211868A
JP2010211868A JP2009057858A JP2009057858A JP2010211868A JP 2010211868 A JP2010211868 A JP 2010211868A JP 2009057858 A JP2009057858 A JP 2009057858A JP 2009057858 A JP2009057858 A JP 2009057858A JP 2010211868 A JP2010211868 A JP 2010211868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
hub
recording tape
peripheral surface
magnetic wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009057858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5026453B2 (ja
Inventor
Kazuo Hiraguchi
和男 平口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2009057858A priority Critical patent/JP5026453B2/ja
Priority to PCT/JP2010/052780 priority patent/WO2010103922A1/ja
Publication of JP2010211868A publication Critical patent/JP2010211868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5026453B2 publication Critical patent/JP5026453B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/041Details
    • G11B23/042Auxiliary features
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2402Electronic Article Surveillance [EAS], i.e. systems using tags for detecting removal of a tagged item from a secure area, e.g. tags for detecting shoplifting
    • G08B13/2428Tag details
    • G08B13/2437Tag layered structure, processes for making layered tags
    • G08B13/2445Tag integrated into item to be protected, e.g. source tagging
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/107Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using one reel or core, one end of the record carrier coming out of the magazine or cassette

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Abstract

【課題】スペースを取ることなく、盗難防止用のセキュリティー機能を付加できるリール及び記録テープカートリッジの提供を課題とする。
【解決手段】外周面に記録テープTが巻回される円筒状のハブ22と、ハブ22の内周面に略沿って1周以上巻かれた状態で設けられた大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤー100と、アモルファス磁性ワイヤー100をハブ22内から抜け落ち防止とする抜け止め部材25と、を有するリール20と、それを備えた記録テープカートリッジ10とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、主にコンピューター等の記録再生媒体として使用される磁気テープ等の記録テープが巻装されたリールと、そのリールを単一で備えた記録テープカートリッジに関する。
従来から、磁気テープ等の記録テープをリールに巻装し、そのリールをケース内に単一で収容してなる記録テープカートリッジが知られている。この記録テープカートリッジは、コンピューター等のデータ記録再生媒体(データバックアップ)として使用されることが多いため、盗難防止用のセキュリティー対策が施されることがある。
例えば、記録テープカートリッジのケース内にセキュリティータグを設け、所定のセキュリティーエリアから記録テープカートリッジが搬出されると、そのセキュリティーエリアの出入口に設けられたゲート等から警報音が発生して、記録テープカートリッジの盗難を防止するシステムが、従来に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−127349号公報
しかしながら、記録テープカートリッジにセキュリティータグを設ける構成であると、記録テープカートリッジのケース内では、セキュリティータグを設ける部位の自由度が少ないため、指向性の高いセキュリティータグでは使用することが困難となる問題がある。換言すれば、記録テープカートリッジのケース内におけるスペースは限られているため、セキュリティータグの形状や配設向き等に制約を受ける問題がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、スペースを取ることなく、盗難防止用のセキュリティー機能を付加できるリール及び記録テープカートリッジを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のリールは、外周面に記録テープが巻回される円筒状のハブと、前記ハブの内周面に略沿って1周以上巻かれた状態で設けられた大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーと、前記アモルファス磁性ワイヤーを前記ハブ内から抜け落ち防止とする抜け止め部材と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ハブの内周面に略沿って1周以上巻かれた大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーによって、セキュリティー機能が付加されるため、それを設けるためのスペースが取られることがない。しかも、そのアモルファス磁性ワイヤーは1周以上巻かれているので、指向性が低く、かつハブ内から抜け落ち防止とされているので、リールが所定のセキュリティーエリアから搬出されたときには確実に検知される。
また、請求項2に記載のリールは、請求項1に記載のリールにおいて、前記抜け止め部材が、前記ハブの端部に設けられるフランジの一部で構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、リールにおいて既存の部材であるフランジの一部を抜け止め部材として利用するため、部品点数が増えることがなく、そのためのスペースが取れられることもない。
また、本発明に係る請求項3に記載のリールは、外周面に記録テープが巻回される円筒状のハブと、前記ハブの内周面に略沿って該ハブ内に挿入される鍔部を備え、該ハブの端部に溶着されるフランジと、前記鍔部の外周面に1周以上巻かれ、該鍔部の外周面と前記ハブの内周面との間で狭持される大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーと、を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、ハブ内に挿入される鍔部の外周面に1周以上巻かれた大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーによって、セキュリティー機能が付加されるため、それを設けるためのスペースが取られることがない。しかも、そのアモルファス磁性ワイヤーは1周以上巻かれているので、指向性が低く、かつ鍔部の外周面とハブの内周面との間で狭持されて抜け落ち防止とされているので、リールが所定のセキュリティーエリアから搬出されたときには確実に検知される。
また、本発明に係る請求項4に記載のリールは、外周面に記録テープが巻回される有底円筒状のハブと、前記ハブの底部に形成された溝部又は孔部に嵌挿されるボス部を備え、該ハブの端部に溶着されるフランジと、前記ボス部の外周面に1周以上巻かれ、該ボス部の外周面と前記溝部又は前記孔部を構成する内周面との間で狭持される大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーと、を有することを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、ハブの底部に形成された溝部又は孔部に嵌挿されるボス部の外周面に1周以上巻かれた大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーによって、セキュリティー機能が付加されるため、それを設けるためのスペースが取られることがない。しかも、そのアモルファス磁性ワイヤーは1周以上巻かれているので、指向性が低く、かつボス部の外周面と溝部又は孔部を構成する内周面との間で狭持されて抜け落ち防止とされているので、リールが所定のセキュリティーエリアから搬出されたときには確実に検知される。
また、本発明に係る請求項5に記載の記録テープカートリッジは、円筒状のハブの端部に該ハブの径方向外側へ延在するように設けられたフランジを備え、前記ハブの外周面に記録テープが巻回されたリールと、前記リールを単一で収容するケースと、前記ハブの内周面に略沿って1周以上巻かれた状態で設けられた大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーと、前記アモルファス磁性ワイヤーを前記ハブ内から抜け落ち防止とする抜け止め部材と、を有することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、ハブの内周面に略沿って1周以上巻かれた大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーによって、セキュリティー機能が付加されるため、それを設けるためのスペースが取られることがない。しかも、そのアモルファス磁性ワイヤーは1周以上巻かれているので、指向性が低く、かつハブ内から抜け落ち防止とされているので、記録テープカートリッジが所定のセキュリティーエリアから搬出されたときには確実に検知される。
また、請求項6に記載の記録テープカートリッジは、請求項5に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記抜け止め部材が、前記フランジの一部で構成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、リールにおいて既存の部材であるフランジの一部を抜け止め部材として利用するため、部品点数が増えることがなく、そのためのスペースが取れられることもない。
また、請求項7に記載の記録テープカートリッジは、請求項5に記載の記録テープカートリッジにおいて、前記抜け止め部材が、不使用時に前記リールの軸方向の移動を阻止するために、前記フランジと前記ケースとの間に、前記ハブの径方向内側から挿入されるロック部材の一部で構成されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、記録テープカートリッジにおいて既存の部材であるロック部材の一部を抜け止め部材として利用するため、部品点数が増えることがなく、そのためのスペースが取れられることもない。
以上のように、本発明によれば、スペースを取ることなく、盗難防止用のセキュリティー機能を付加できるリール及び記録テープカートリッジを提供することができる。
記録テープカートリッジの概略斜視図 第1実施例に係る記録テープカートリッジを上方から見た場合の概略分解斜視図 第1実施例に係る記録テープカートリッジを下方から見た場合の概略分解斜視図 第1実施例に係る記録テープカートリッジの概略側断面図 第1実施例に係るリールのハブの内周面に設けられたアモルファス磁性ワイヤーを示す概略側断面図 第2実施例に係るリールの上フランジに突設された円筒部(鍔部)の外周面に設けられたアモルファス磁性ワイヤーを示す概略分解側断面図 第2実施例に係るリールの上フランジに突設された円筒部(鍔部)の外周面とハブの内周面との間に狭持されたアモルファス磁性ワイヤーを示す概略側断面図 第3実施例に係る記録テープカートリッジの概略側断面図 第3実施例に係る記録テープカートリッジの上ケース側の構成を示す概略分解斜視図 第3実施例に係る記録テープカートリッジの上ケース側の構成を示す概略斜視図 ドライブ装置に装填されていないときの第3実施例に係るリールのハブの内周面に設けられたアモルファス磁性ワイヤーを示す概略側断面図 ドライブ装置に装填されているときの第3実施例に係るリールのハブの内周面に設けられたアモルファス磁性ワイヤーを示す概略側断面図 第4実施例に係るリールの下フランジに突設された円筒部(ボス部)の外周面とハブの底部に形成された溝部の内周面との間に狭持されたアモルファス磁性ワイヤーを示す概略側断面図 第5実施例に係るリールの下フランジに突設された円筒部(ボス部)の外周面とハブの底部に形成された孔部を構成する内周面との間に狭持されたアモルファス磁性ワイヤーを示す概略側断面図
以下、本発明の実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図1において、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、それを記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。そして、矢印Aと直交する矢印B方向を右方向(右側)とする。また、矢印A方向及び矢印B方向と直交する方向を矢印Cで示し、それを記録テープカートリッジ10の上方向(上側)とする。まず最初に、記録テープカートリッジ10の概略構成について説明する。
図1〜図4で示すように、記録テープカートリッジ10は、略矩形箱状のケース12を有している。このケース12は、ポリカーボネート(PC)等の樹脂製の上ケース14と下ケース16とが、それぞれ天板14Aの周縁に立設された周壁14Bと、底板16Aの周縁に立設された周壁16Bとを互いに当接させた状態で、超音波溶着やビス止め等によって接合されて構成されている。
すなわち、例えば上ケース14及び下ケース16には、ビスボス15がそれぞれ各コーナー部近傍に形成されており、下ケース16の下面側から、そのビスボス15に図示しないビスが螺合されることにより、ケース12が組み立てられるようになっている。そして、ケース12の内部には、リール20が1つだけ回転可能に収容されている。
このリール20は、軸心部を構成する有底円筒状のリールハブ22と、その下端部に設けられる下フランジ26とが一体に成形され、上フランジ24がリールハブ22の上端部に超音波溶着されて構成されている。そして、そのリールハブ22の外周面に、情報記録再生媒体としての磁気テープ等の記録テープTが巻回され、上フランジ24及び下フランジ26によって、その巻回された記録テープTの幅方向の端部が保持されている。
なお、上フランジ24は環状とされ、その径方向内側縁部(以下「内周縁部」という)には、下方に向けて鍔部としての円筒部25が所定高さで突設されている。そして、この円筒部25は、その外周面をリールハブ22の内周面に近接させた状態で(略沿って)、リールハブ22の内側に挿入され、円筒部25よりも径方向外側における上フランジ24の内周縁部近傍が、リールハブ22の上端面に超音波溶着されている。
また、リールハブ22の底壁(底部)28の下面(外面)には、リールギア44が環状に形成されており、下ケース16の中央部には、そのリールギア44を外部に露出するためのギア開口40が穿設されている。このギア開口40から露出されるリールギア44が、ドライブ装置の回転シャフト(図示省略)に形成された駆動ギア(図示省略)に噛合されて回転駆動されることにより、ケース12内において、リール20がケース12に対して相対回転可能とされている。
また、底壁28の下面におけるリールギア44の径方向内側には、磁性材料でできた環状金属板であるリールプレート46が、インサート成形により、同軸的かつ一体的に固着されており、ドライブ装置の回転シャフトに設けられた環状のマグネット(図示省略)の磁力によって吸着・保持されるようになっている。更に、リール20は、上ケース14及び下ケース16の内面にそれぞれ部分的に突設されて、ギア開口40と同軸的な円形の軌跡上にある内壁としての遊動規制壁42によってガタつかないように保持されている。
また、ケース12の右壁12Bには、リール20に巻装された記録テープTを引き出すための開口18が形成されており、この開口18から引き出される記録テープTの自由端部には、ドライブ装置の引出部材(図示省略)によって係止(係合)されつつ引き出し操作されるリーダーピン30が固着されている。リーダーピン30の記録テープTの幅方向端部より突出した両端部には、環状溝32が形成されており、この環状溝32が引出部材のフック等に係止されるようになっている。
また、ケース12の開口18の内側、即ち上ケース14の天板14A内面及び下ケース16の底板16A内面には、ケース12内においてリーダーピン30を位置決めして保持する上下一対のピン保持部36が設けられている。このピン保持部36は、記録テープTの引き出し側が開放された略半円形状をしており、直立状態のリーダーピン30の両端部34は、その開放側からピン保持部36内に出入可能とされている。
また、ピン保持部36の近傍には、板バネ38が固定配置されるようになっており、この板バネ38の二股状の先端部がリーダーピン30の上下両端部34にそれぞれ係合してリーダーピン30をピン保持部36に保持するようになっている。なお、リーダーピン30がピン保持部36に出入する際には、板バネ38の先端部は適宜弾性変形してリーダーピン30の移動を許容する構成である。
また、その開口18は、ドア50によって開閉される。このドア50は、開口18を閉塞可能な大きさの略矩形板状に形成され、ケース12の右壁12Bに沿って移動できるように、開口18内側の天板14A及び底板16Aには、ドア50の上下端部を摺動可能に嵌入させる溝部64が形成されている。
また、ドア50の後端部中央には、シャフト52が突設されており、そのシャフト52には、コイルバネ58が挿嵌されている。そして、シャフト52の後端には、そのコイルバネ58を脱落防止とする拡開部54が形成されている。また、下ケース16には、そのシャフト52に挿嵌されたコイルバネ58の後端を係止する係止部62を有する支持台60が突設されている。
したがって、ドア50は、シャフト52が支持台60上に摺動自在に支持されるとともに、コイルバネ58の後端が係止部62に係止されることにより、そのコイルバネ58の付勢力によって、常時開口18の閉塞方向へ付勢される構成である。なお、開口18の開放時、シャフト52を支持する支持台66を支持台60の後方側に更に突設しておくことが好ましい。
また、ドア50の前端部には、開閉操作用の凸部56が外方に向かって突設されている。この凸部56が、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填に伴い、そのドライブ装置側の開閉部材(図示省略)と係合するようになっている。これにより、ドア50がコイルバネ58の付勢力に抗して開放される構成である。
また、図2、図3で示すように、ケース12の左後部には、記録テープTへの記録可・不可が設定されるライトプロテクト70が左右方向にスライド可能に設けられており、ケース12の後壁12Dには、このライトプロテクト70を人手で操作するための操作突起72を突出させる開孔68が形成されている。この開孔68は、上ケース14と下ケース16とを接合したときに、上ケース14の周壁14Bに形成された切欠部68Aと、下ケース16の周壁16Bに形成された切欠部68Bとによって形成される構成である。
また更に、下ケース16の底板16Aには、ライトプロテクト70の突部74が露出される長孔69が左右方向に長く穿設されており、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されたときに、そのドライブ装置側でライトプロテクト70の位置を検知して、記録テープTへの記録可・不可が自動的に判断されるようになっている。なお、この突部74は下ケース16の底板16Aの下面から突出することはない。また、図2で示すように、ケース12の右後部には、記録容量、記録形式等の各種情報が記憶されたメモリーボードMが所定の傾斜角度で配置されるようになっている。
また、図2、図3で示すように、リールハブ22の底壁28の上面周縁には、係合ギア48が所定の間隙を隔てて(等間隔に)複数(例えば120度間隔で3個)立設されており、その係合ギア48の間で、リールギア44上となる所定位置には、貫通孔28Aが複数(この場合は120度間隔で3個)穿設されている。そして、そのリールハブ22の内部には、樹脂材で成形された円板状の制動部材80が挿設される。
制動部材80の下面80A周縁には、係合ギア48と噛合可能な制動ギア84が環状に形成されており、制動部材80の上面には、上ケース14の天板14A内面から下方へ向かって突設された平面視略十字状の回転規制リブ76が内部に挿入される平面視略十字状の係合突起86が、その回転規制リブ76の高さよりも若干高くなるように立設されている。これにより、制動部材80はケース12(上ケース14)に対して回転不能とされるとともに、リールハブ22内において、上下方向に移動可能とされる。
また、上ケース14と制動部材80との間には圧縮コイルスプリング98が配設される。すなわち、圧縮コイルスプリング98の一端が上ケース14の回転規制リブ76の外側に突設された環状突起78の内側(回転規制リブ76と環状突起78の間)に当接し、他端が制動部材80の上面に設けられた環状溝88内に当接した状態に配設される。この圧縮コイルスプリング98の付勢力により、制動部材80は、常時下方に向かって付勢される。
したがって、記録テープカートリッジ10は、不使用時(ドライブ装置に装填されないとき)において、常時制動ギア84が係合ギア48と噛合する状態とされて、リール20のケース12に対する相対回転が阻止された回転ロック状態とされる。なお、このとき、リール20は、この付勢力によって下ケース16側に押し付けられ、リールギア44をギア開口40から露出させる。
また、リールハブ22の内部で、かつ制動部材80の下側(底壁28と制動部材80との間)には、樹脂材で成形された平面視略正三角形状の解除部材90が挿設される。解除部材90には、適宜位置に所定の形状とされた貫通孔92が複数(図示のものは六角形状とされて3つ)穿設されており、解除部材90の軽量化が図られている。そして、解除部材90の下面で、かつ各頂点部分には、貫通孔28Aに挿通されて底壁28の下面からリールギア44上に所定高さ突出する脚部94が突設されている。
また、解除部材90の上面90A中央には平面状の支持凸部96が形成されており、制動部材80の下面80A中央に突設された略半球状の解除突起82が当接するようになっている(図2、図3参照)。これにより、制動部材80と解除部材90との接触面積が低減され、使用時(リール20の回転時)における摺動抵抗が軽減される構成である。
以上のような構成の記録テープカートリッジ10において、次にその記録テープカートリッジ10(リール20)に付加されたセキュリティー機能について説明する。つまり、所定のセキュリティーエリアから記録テープカートリッジ10(リール20)が搬出されるのを防止するために、その記録テープカートリッジ10(リール20)に設けられたアモルファス磁性ワイヤー100の第1実施例について説明する。
アモルファス磁性ワイヤー100は、例えば直径が30μmとされた公知のワイヤーであり、低強度の振動磁界に反応して、磁化反転を繰り返す性質(大バルクハウゼン効果)を有している。したがって、その大バルクハウゼン効果によって発生した磁場の変化を検知することで、所定のセキュリティーエリアから記録テープカートリッジ10(リール20)が搬出されることを報知できるようになっている。
より具体的に説明すると、図4、図5で示すように、リール20のリールハブ22の内周面には、アモルファス磁性ワイヤー100が1周以上、望ましくは螺旋状(コイル状)に巻かれた状態で設けられている。すなわち、例えば図示しない芯部材に、アモルファス磁性ワイヤー100を1周以上互いの間隔が所定値以下となるように螺旋状に巻き付け、糊等の接着剤を吹き付けて、その形状が崩れないように固め、その後、その芯部材を抜き取ってできたコイル状のアモルファス磁性ワイヤー100が、リールハブ22の内周面に略沿うように挿設されている。
したがって、所定のセキュリティーエリアの出入口に、例えば励磁コイルを備えたゲート(図示省略)が対向配置され、その励磁コイルから、所定のレベル以上の振幅を持つ振動磁界が印加されていると、そのゲートを記録テープカートリッジ10(リール20)が通過したときには、リール20(リールハブ22)に設けられたアモルファス磁性ワイヤー100において磁化反転が周期的に起こり、その磁化反転に伴う電気的パルスが、対向配置されている励磁コイルで検知される(大バルクハウゼン効果が検知される)。
よって、この検知により、そのゲートから警報音等が発生するようなシステムとすれば、記録テープカートリッジ10(リール20)の盗難や不用意な持ち出しを心理的に防止することができる。なお、このコイル状に固められたアモルファス磁性ワイヤー100は、上フランジ24の内周縁部に突設された円筒部25により、リールハブ22内から、その軸方向に抜け落ちないように抜け止めされるようになっている。
つまり、このコイル状アモルファス磁性ワイヤー100は、リールハブ22の上端部に上フランジ24が溶着される前にリールハブ22内に装着(挿入)され、その後、上フランジ24がリールハブ22の上端部に溶着されることで抜け落ち防止とされている。したがって、このコイル状アモルファス磁性ワイヤー100の高さは、円筒部25の下端面よりも低くなるような高さに形成されている。
なお、このとき、コイル状アモルファス磁性ワイヤー100の上端面に円筒部25の下端面が略接するような構成(高さ)にしてもよい。このような構成(高さ)にすれば、円筒部25の下側に配置されるコイル状アモルファス磁性ワイヤー100が、その円筒部25によって、リールハブ22内において上下動することなく保持されるようになる。
ここで、図示のリール20は、リールハブ22と下フランジ26とが一体とされ、上フランジ24のみがリールハブ22に溶着される所謂2ピース構造とされている。そのため、リールハブ22の下端部は初めから閉塞されており、コイル状アモルファス磁性ワイヤー100はリールハブ22の下側から抜け落ちることはない。よって、この場合には、上フランジ24の一部である円筒部25のみが、コイル状アモルファス磁性ワイヤー100の抜け止め部材となる。
なお、参考までに説明すると、リール20が、リールハブ22に、それぞれ上フランジ24及び下フランジ26が溶着される所謂3ピース構造とされている場合には、その下フランジ26も抜け止め部材となる。また、コイル状アモルファス磁性ワイヤー100をリールハブ22内から抜け落ちないようにするために、別途リールハブ22の内周面に、そのリールハブ22の補強を兼ねるようなリング状部材(図示省略)等を設ける構成としてもよい。
但し、上フランジ24の円筒部25や下フランジ26をコイル状アモルファス磁性ワイヤー100の抜け止め部材とした方が、部品点数が増加しないので、製造コストが増加しないメリットがある。また、アモルファス磁性ワイヤー100をコイル状に形成するための手段は、上記したような糊等の接着剤で固める手段に限定されるものではない。
例えば紙やフィルムなどの薄い筒状部材(図示省略)に、アモルファス磁性ワイヤー100を1周以上の螺旋状に巻き付けるとともに、糊等の接着剤を吹き付けて固着し、その筒状部材ごと、リールハブ22の内側に挿設する構成としてもよい。更に、このアモルファス磁性ワイヤー100を、リールハブ22の内周面に、糊等の接着剤によって、直接1周以上の螺旋状に貼り付けることで設ける構成としてもよい。
しかしながら、アモルファス磁性ワイヤー100は、リールハブ22の内周面に直接貼り付けるよりも、上フランジ24をリールハブ22に溶着する前に、そのリールハブ22内に挿入して設ける構成とした方が、生産性が良好となるので好ましい。なお、図示のアモルファス磁性ワイヤー100は、理解し易くするために、太さや間隔を誇張して描いているが、実際には、上記したように、直径30μmで、糊等の接着剤で固めることができる程度に、互いの間隔が所定値以下とされたコイル状に形成されている。
また、アモルファス磁性ワイヤー100は、その配設長さが長ければ長いほど、感度が良好となることが知られている。したがって、上記したように、リールハブ22の内周面に略沿って1周以上巻かれた構成にすることが望ましい。具体的には、100mm以上巻くことが望ましく、そのコイル直径は10mm以上とされることが望ましい。ちなみに、アモルファス磁性ワイヤー100をリールハブ22の内周面に略沿って1周以上巻回すると、その長さは100mm以上となり、そのコイル直径も10mm以上となる。
また、このとき、そのアモルファス磁性ワイヤー100を螺旋状に巻くことが望ましい。これにより、アモルファス磁性ワイヤー100を3次元方向(互いに直交する3方向)に延在させることができるので、その指向性を低くすることができる。つまり、記録テープカートリッジ10(リール20)を、どのような姿勢で持っていても、ゲートを通過したときには、大バルクハウゼン効果が検知され、警報音が発生するようにできる。
以上のような構成の記録テープカートリッジ10において、次にその作用について説明する。不使用時(保管時や運搬時等)において、記録テープカートリッジ10の開口18は、ドア50によって閉塞されている。そして、圧縮コイルスプリング98の付勢力によって、制動部材80が回転ロック位置に位置して制動ギア84を係合ギア48に噛合させている。このため、リール20は、ケース12に対する回転が阻止されている。
一方、記録テープTを使用する際には、前壁12Aを先頭にして記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿って、ドライブ装置内へ装填する。すると、まず、そのドライブ装置側に設けられた開閉部材が、ドア50の凸部56に係合する。そして、この状態で、記録テープカートリッジ10が更に矢印A方向へ移動すると、開閉部材が凸部56をコイルバネ58の付勢力に抗しつつ相対的に後方へ移動させる。すると、その凸部56が突設されているドア50は、右壁12Bに沿って溝部64内を後側へ摺動し、開口18を開放する。
こうして、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に所定深さ装填され、開口18が完全に開放されると、記録テープカートリッジ10は所定高さ下降し、ドライブ装置の位置決め部材(図示省略)が、下ケース16に形成された位置決め用の穴部(図示省略)に挿入される。これにより、記録テープカートリッジ10がドライブ装置内における所定位置に正確に位置決めされ、ドア50のそれ以上の摺動(後方への移動)が規制される。
また、この記録テープカートリッジ10の下降動作によって、回転シャフトが相対的にギア開口40から進入し、駆動ギアをリールギア44に噛合させる。すると、その駆動ギアがリールギア44と噛合する動作に伴って、リールギア44上に突出している脚部94が、圧縮コイルスプリング98の付勢力に抗して押し上げられ、解除部材90を介して制動部材80が上方へ押し上げられて、制動ギア84と係合ギア48との噛合が解除される。
そして、駆動ギアとリールギア44とが完全に噛合した状態で、リールプレート46が、駆動ギアの径方向内側に設けられた環状のマグネットの磁力によって吸着・保持されることにより、リール20は、駆動ギアに対するリールギア44の噛合が維持されつつ、ケース12内で、そのケース12に対して相対回転可能となるロック解除状態とされる。
一方、開放された開口18からは、ドライブ装置側に設けられた引出部材がケース12内に進入し、ピン保持部36に位置決め保持されたリーダーピン30を把持して引き出す。なお、このとき、記録テープカートリッジ10はドライブ装置内において正確に位置決めされているので、引出部材は確実にリーダーピン30の環状溝32にそのフックを係止させることができる。また、リール20は、その回転ロック状態が解除されているので、リーダーピン30の引出動作に伴って回転できる。
こうして、開口18から抜き出されたリーダーピン30は、図示しない巻取リールに収容される。そして、その巻取リールとリール20とを同期して回転駆動することにより、記録テープTは、巻取リールに巻き取られつつ順次ケース12から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド(図示省略)によって情報の記録や再生が行われる。
情報の記録や再生が終了した記録テープカートリッジ10をドライブ装置から排出する際には、まず、回転シャフトが逆回転することにより、記録テープTがリール20に巻き戻される。そして、記録テープTがリール20に最後まで巻き戻されて、リーダーピン30がピン保持部36に保持されると、記録テープカートリッジ10は所定高さ上昇し、位置決め部材が位置決め用の穴部から抜き出されるとともに、回転シャフトがギア開口40から抜き出され、リールギア44に対する駆動ギアの噛合が解除される。
すると、圧縮コイルスプリング98の付勢力により、制動部材80及び解除部材90が下方に向かって押圧され、脚部94が貫通孔28Aに挿通されて底壁28の下面からリールギア44上に所定高さ突出するとともに、制動ギア84が係合ギア48に噛合する。これにより、リール20は、再度ケース12内での相対回転が阻止された回転ロック状態となり、その後、記録テープカートリッジ10は、図示しないイジェクト機構によって矢印A方向とは反対方向に移動される。
すると、この移動に伴って、ドア50はコイルバネ58の付勢力によって開口18の閉塞方向へ摺動し、開口18を完全に閉塞する(初期状態に復帰する)。こうして、リール20のケース12に対する相対回転がロックされ、開口18が閉塞された記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置内から完全に排出される。
ここで、そのドライブ装置内から排出された記録テープカートリッジ10を所定のセキュリティーエリアから搬出した場合には、警報音が発生し、その搬出が防止されるようになっている。すなわち、記録テープカートリッジ10内に収容されているリール20(リールハブ22)にはアモルファス磁性ワイヤー100が設けられている。より具体的には、1周以上螺旋状に巻かれた状態のコイル状アモルファス磁性ワイヤー100が、リールハブ22の内周面に略沿うようにして設けられている。
したがって、例えばセキュリティーエリアの出入口に設けられたゲートを通過すると、そのゲートに設けられた励磁コイルから印加された振動磁界により、アモルファス磁性ワイヤー100に大バルクハウゼン効果が起き、その大バルクハウゼン効果が、その励磁コイルによって検知される。よって、その検知により、ゲートから警報音が発生し、記録テープカートリッジ10の盗難や不用意な持ち出しが心理的に防止される。
しかも、このアモルファス磁性ワイヤー100は、円筒部25によって、リール20(リールハブ22内)から抜け落ち(取り出し)防止状態となっているため、従来技術のセキュリティータグ等のように、そのセキュリティー機能が不正に除去されるおそれはなく、例えば記録テープカートリッジ10(ケース12)を分解して、中のリール20だけを持ち出そうとしても、その持ち出し行為を確実に検知することができる。したがって、特に重要なデータが記録されている記録テープTを備えたリール20の盗難を確実に防止することができる。
また、このアモルファス磁性ワイヤー100は、リールハブ22の内周面に略沿って設けられているため、そのアモルファス磁性ワイヤー100を設けるためのスペースが別途取られることがない。そして、そのアモルファス磁性ワイヤー100は、1周以上の螺旋状に設けられているので、指向性が低い。よって、セキュリティーエリアからの盗難防止用として高性能なセキュリティー機能を、特別にスペースを取ることなく、記録テープカートリッジ10(リール20)に付加することができる。
次に、第2実施例について説明する。なお、第1実施例と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(作用も含む)は省略する。図6で示すように、この第2実施例では、アモルファス磁性ワイヤー100が、上フランジ24の円筒部25の外周面に、1周以上互いの間隔が所定値以下となるように螺旋状(コイル状)に巻かれている。
そして、図7で示すように、上フランジ24の内周縁部近傍をリールハブ22の上端面に超音波溶着したときには、その円筒部25の外周面とリールハブ22の内周面との間で、アモルファス磁性ワイヤー100が狭持されるようになっている。したがって、この場合も、上記第1実施例と同様に、所定のセキュリティーエリアからの記録テープカートリッジ10(リール20)の盗難や不用意な持ち出しを心理的に防止することができる。
なお、この第2実施例においては、アモルファス磁性ワイヤー100を円筒部25の外周面に直接巻き付けているため、上記第1実施例で使用した糊等の接着剤や筒状部材等が不要となるメリットがある。しかも、このアモルファス磁性ワイヤー100は、円筒部25の外周面とリールハブ22の内周面との間で狭持されて抜け落ち防止とされているため、上記第1実施例のような抜け止め部材も不要となるメリットがある。つまり、この第2実施例の構成の方が、第1実施例の構成よりも製造コストが低減されるメリットがある。
次に、第3実施例について説明する。なお、第1実施例と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(作用も含む)は省略する。図8で示すように、この第3実施例では、有底円筒状のリールハブ122と、リールハブ122の上端部に径方向外側へ延在するように一体に設けられた上フランジ124と、リールハブ122の下端部に超音波溶着によって取り付けられた環状の下フランジ126とで、リール120が構成されている。
そして、リールハブ122の底壁(底部)128の下面側には、リールギア144が環状に形成されており、そのリールギア144の径方向内側には、磁性材料でできた環状金属板であるリールプレート146が、インサート成形により、同軸的かつ一体的に固着されている。また、リールハブ122の底壁128の上面側には、係合ギア148が環状に形成されており、制動部材130の制動ギア132と噛合可能になっている。
図9で示すように、この制動部材130は、リールハブ122内に上下動可能に(リール120の軸方向に移動可能に)収容される円板状に形成され、その下面外周部には制動ギア132が環状に設けられている。そして、制動部材130の上面には、上ケース14のガイド壁部168(後述)間に挿入される複数(本実施例では3つ)の板状のガイド部134と、複数(本実施例では3つ)のロック部材150(後述)のカム部154とそれぞれ係合する同数(3つ)の略角柱状の係合突起136が、それぞれ等間隔に、かつ交互に立設されている。
この係合突起136は、径方向内側が45度傾斜したテーパー面136Aとされており、そのテーパー面136Aが、ロック部材150のカム部154に形成されたテーパー面154Aと係合するようになっている。また、制動部材130の上面で、ガイド部134及び係合突起136の外側には、付勢部材としての圧縮コイルスプリング98の下端が当接する平坦面130Aが環状に形成されている。
更に、制動部材130の下面中央には、底壁128の中央に形成された貫通孔128Aに挿通可能な略円柱状の操作突起138が突設されており、ドライブ装置側の回転シャフトの軸心部に突設された解除突起(図示省略)と当接可能とされている。そして、図9、図10で示すように、上ケース14の天板14A内面の略中央(リールハブ122の軸心部上)には、リールハブ122の上縁部に、その内周面側(径方向内側)から係合して、リール120の軸方向(上下方向)の移動を阻止する複数(3つ)のロック部材150等を摺動可能に収容する取付部160が形成されている。
この取付部160は、平面視同心円状に立設され、外側が内側よりも高い2つの円筒壁162、164を有している。この円筒壁162、164は適宜位置(等間隔に3箇所)が切り欠かれており、その切り欠かれた部位の円筒壁164の内側には、ガイドリブ165が径方向に沿って立設されている。そして、このガイドリブ165間で構成された収容部163内にロック部材150が収容され、径方向に摺動可能とされている。
また、円筒壁162、164の間には、その円筒壁162、164同士を連結するように、複数(本実施例では9つ)の板状の支持リブ166が径方向に沿って立設されている。そして、各収容部163の間で、かつ円筒壁164の内側には、制動部材130のガイド部134が挿入される2枚1組のガイド壁部168が、そのガイド部134と同数組突設されている。
この2枚1組のガイド壁部168は、円筒壁164の外周面にその外端面が面一となるように径方向に沿って突設され、各組のガイド壁部168において、その突設間隔は、制動部材130のガイド部134の板厚と同じか、それよりも若干大きくされている。また、円筒壁162、164の間で、かつ収容部163の両側(ガイドリブ165の延長線上)には、ロック部材150を摺動可能に(微少な隙間を有して)保持する一対の保持部170が突設されている。
更に、天板14A内面の略中央(リールハブ122の軸心線上であり、取付部160の中心)には、コイルバネ142の一端を保持する係止突起172が突設されている。コイルバネ142は、各ロック部材150毎に(この場合は3本)設けられ、各ロック部材150が常時取付部160の中心(リール120の中心)から径方向外側に向かって付勢されるようになっている。
係止突起172は、その3本のコイルバネ142を1度に保持できるように、略三角柱状に形成されており、その側面における両端部には、全高に亘って、それぞれコイルバネ142の一巻を両側から係止して保持できる一対の係止爪172Aが内側に向かって張り出すように形成されている。
また、天板14Aにおいて、収容部163の延長線上で、かつ円筒壁162よりも外側の所定位置には、ロック部材150とコイルバネ142を組み込むときに、そのコイルバネ142で付勢されたロック部材150を一時的に仮止めするストッパーリブ174が突設されている。したがって、ロック部材150は、コイルバネ142とストッパーリブ174とである程度のテンションが掛けられた状態で保持される。
また、ロック部材150を保持部170に仮押さえ保持させた後、支持リブ166上には、ロック部材150が摺動しても外れないように本押さえ保持する脱落防止部材としての樹脂製のリング状止め具140が、超音波溶着されるようになっている。この止め具140とロック部材150との間には、ロック部材150が摺動する際に、その妨げとならないように、所定のクリアランスが確保されるようになっており、そのクリアランスが確保されるように、支持リブ166の高さが規定されている。
また、この止め具140上には、記録テープカートリッジ10を組み立てたときに、圧縮コイルスプリング98の上端が当接するようになっており、圧縮コイルスプリング98は、止め具140(上ケース14)と平坦面130A(制動部材130)との間で保持されるようになっている。
ロック部材150は、収容部163内に、径方向に摺動可能となるように、保持部170や止め具140等により脱落が防止された状態で保持されており、上ケース14の天板14A内面に摺接する略角柱状の本体部152を有している。そして、この本体部152の径方向内側の端部152B近傍に、本体部152と同じ幅の略角柱状のカム部154が、本体部152に対して垂直に(リール120の軸方向に)突設されている。
カム部154の径方向内側面には、コイルバネ142の他端が挿嵌される断面視十字状の嵌入部158が径方向内側へ向けて所定長さ突設されている。嵌入部158の外径は、コイルバネ142の内径よりも若干大きく形成され、コイルバネ142が嵌入部158から外れないようになっている。また、本体部152において、カム部154よりも径方向内側の端部152Bが所定長さ(嵌入部158よりも若干長くなるように)径方向内側へ向けて延設されている。
また、カム部154の下端面外方側は45度傾斜したテーパー面(カム面)154Aとされており、制動部材130の係合突起136のテーパー面136Aと係合するようになっている。そして、このロック部材150(本体部152)の径方向外側(後述する係合部156よりも外側)における端部152Aの厚さDは、ケース12内において、リール120が最下位置に位置したときの上フランジ124上面と天板14A内面との距離Wと略同一に形成されている。
更に、この径方向外側の端部152Aの近傍には、リールハブ122の上縁部と係合する所定高さの係合部156が、本体部152に対して垂直に(リール120の軸方向に)突設されている。この係合部156は、本体部152と同じ幅で、かつカム部154よりも低く突設され、その下端面外方側は、所定角度傾斜したテーパー面156Aとされている。そして、そのテーパー面156Aを含む外側面の形状は、平面視でリールハブ122の内周面と合致する円弧面とされている。
したがって、ストッパーリブ174によって仮止めされたロック部材150は、記録テープカートリッジ10を組み立てるときに(上ケース14を下ケース16に被せるときに)、その動作に伴って、係合部156がリールハブ122の上縁部に係合し易い(係合部156のテーパー面156Aを除く外側面が、リールハブ122の内周面に圧接する)構成であり、係合後は、本体部152の径方向外側の端部152Aが、ストッパーリブ174から離隔するようになっている。
このような構成によれば、記録テープカートリッジ10の不使用時には、制動部材130は圧縮コイルスプリング98の付勢力によって下方へ付勢され、ロック部材150はコイルバネ142の付勢力によって径方向外側へ付勢される。このとき、ガイド壁部168に挿入されたガイド部134により、制動部材130のケース12に対する回動が阻止され、制動部材130の制動ギア132とリールハブ122内の係合ギア148が強固に噛合することにより、リール120の不用意な回転が阻止される。
そして、ロック部材150の係合部156が、リールハブ122の上縁部と係合することにより、即ち係合部156のテーパー面156Aを除く外側面が、リールハブ122の内周面を押圧し、本体部152の係合部156よりも径方向外側の端部152Aが、上フランジ124上面と天板14A内面との間に径方向内側から挿入されて介在することにより(端部152Aの厚さDが、上フランジ124上面と天板14A内面との距離Wと略同一であることにより)、記録テープカートリッジ10の不使用時において、リール120の上昇(軸方向の移動)が阻止される。
そして、記録テープカートリッジ10の使用時には、制動部材130の上昇に伴って制動ギア132と係合ギア148との噛合が解除されるとともに、ロック部材150がコイルバネ142の付勢力に抗して径方向内側へ向かって摺動し、係合部156の外側面がリールハブ122の内周面から離隔するとともに、本体部152の外側端部152Aが、上フランジ124上面と天板14A内面との間から退避する。これにより、リール120はケース12内において、所定高さ上昇可能となり、回転可能とされる。
以上のような構成の記録テープカートリッジ10において、そのリール120のリールハブ122内にも、上記第1実施例と同様に、アモルファス磁性ワイヤー100が装着されている。すなわち、図11で示すように、1周以上互いの間隔が所定値以下となるように螺旋状に巻かれた状態に、糊等の接着剤で固められて形成されたコイル状アモルファス磁性ワイヤー100が、リールハブ122の内周面に略沿うように挿設されている。したがって、上記第1実施例と同様に、所定のセキュリティーエリアからの記録テープカートリッジ10(リール120)の盗難や不用意な持ち出しを心理的に防止することができる。
なお、この第3実施例におけるリール120では、有底円筒状のリールハブ122と上フランジ124とが一体とされているので、リールハブ122内に設けたコイル状アモルファス磁性ワイヤー100が、そのリールハブ122の軸方向へ抜け落ちるのを防止する抜け止め部材は、不使用時にリールハブ122の上縁部に係合し、リール120の上昇を阻止するロック部材150となる(より詳しくは、ロック部材150の一部である係合部156となる)。
よって、このコイル状アモルファス磁性ワイヤー100の高さは、図11で示すように、不使用時にロック部材150の係合部156に干渉せず、かつ図12で示すように、ドライブ装置に装填されて径方向内側(リールハブ122内)へ退避したときのロック部材150に、より詳しくは、本体部152の径方向外側端部152Aに干渉しない程度の高さとされることが望ましい。
また、ロック部材150がリールハブ122内へ退避しているとき、本体部152の径方向外側端部152Aは、リールハブ122の内周面に僅かなクリアランスを有して配置される。したがって、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されているときでも、そのアモルファス磁性ワイヤー100がリールハブ122内から抜け落ちないように、そのロック部材150(本体部152の径方向外側端部152A)によって抜け止めされる。
次に、第4実施例について説明する。なお、第3実施例と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(作用も含む)は省略する。図13で示すように、この第4実施例では、第3実施例で説明したリール120において、その下フランジ126に形成されている円筒部(ボス部)127の外周面に、アモルファス磁性ワイヤー100が巻回されている。
すなわち、下フランジ126の内周縁部には、上方に向かって所定高さの円筒部127が突設されており、その円筒部127は、リールハブ122の底壁128の下面側で、かつリールギア144の径方向外側に環状に形成された所定深さの溝部129に嵌挿されるようになっている。
つまり、溝部129に円筒部127を嵌挿した状態で、その円筒部127よりも径方向外側における下フランジ126の上面126Aと、リールハブ122の下端面122Aとが超音波溶着されることで、リール120が構成されるようになっている。そして、この円筒部127の外周面にアモルファス磁性ワイヤー100が1周以上、望ましくは螺旋状(コイル状)に互いの間隔が所定値以下となるように巻かれている。
したがって、下フランジ126をリールハブ122に超音波溶着したときには、その円筒部127の外周面と溝部129の内周面との間で、アモルファス磁性ワイヤー100が狭持され、これによって、そのアモルファス磁性ワイヤー100がリール120(記録テープカートリッジ10)に取り付けられる。よって、この場合も、上記第1実施例と同様に、所定のセキュリティーエリアからの記録テープカートリッジ10(リール120)の盗難や不用意な持ち出しを心理的に防止することができる。
しかも、この第4実施例の場合は、記録テープカートリッジ10(ケース12)を分解してリール120を取り出しても、アモルファス磁性ワイヤー100を視認できない構成になっている。したがって、従来技術のセキュリティータグ等のように、ケース12内に配置される(視認できる)構成に比べて、そのセキュリティー機能が不正に除去されるおそれはなく、重要なデータが記録されている記録テープTを備えたリール120の盗難を確実に防止することができる。
なお、この第4実施例においても、アモルファス磁性ワイヤー100は、円筒部127の外周面に直接巻き付けられているため、上記第1実施例で使用した糊等の接着剤や筒状部材等が不要となるメリットがある。また、このアモルファス磁性ワイヤー100は、円筒部127の外周面と溝部129の内周面との間で狭持されて抜け落ち防止とされているため、上記第1実施例のような抜け止め部材も不要となるメリットがある。つまり、この第4実施例の構成は、上記第2実施例と同様に、第1実施例の構成よりも製造コストが低減されるメリットがある。
次に、第5実施例について説明する。なお、第1実施例〜第4実施例と同等の作用については、適宜その説明を省略する。図14で示すように、この第5実施例のリール110は、有底円筒状のリールハブ112と、リールハブ112の上端部に径方向外側へ延在するように一体に設けられた上フランジ114と、リールハブ112の下端部に超音波溶着によって取り付けられた円板状の下フランジ116と、を有している。
リールハブ112の底壁(底部)118の中央部には、円形状に貫通された孔部119が形成されており、その孔部119よりも径方向外側における底壁118の上面には、係合ギア108が環状に形成されている。また、下フランジ116の中央部には、制動部材(図示省略)によるリール110の回転ロック状態を解除する解除部材(図示省略)が上下動可能に嵌入される円筒部(ボス部)117が、上方に向かって所定高さで突設されており、下フランジ116の下面には、リールギア104が環状に形成されている。そして、そのリールギア104の径方向内側には、リールプレート106が固着されている。
このような構成のリール110は、底壁118に形成された孔部119に円筒部117が嵌挿され、その円筒部117よりも径方向外側で、かつリールプレート106の外周縁部106Aよりも径方向内側における下フランジ116の上面116Aと、係合ギア108直下の底壁118の下面118Aとが超音波溶着されることで組み立てられる。そして、その円筒部117の外周面にアモルファス磁性ワイヤー100が1周以上、望ましくは螺旋状(コイル状)に互いの間隔が所定値以下となるように巻かれている。
したがって、下フランジ116をリールハブ112に超音波溶着したときには、その円筒部117の外周面と孔部119を構成する底壁118の内周面との間で、アモルファス磁性ワイヤー100の一部が狭持され、これによって、そのアモルファス磁性ワイヤー100がリール110(記録テープカートリッジ10)に取り付けられる。よって、この場合も、上記第1実施例と同様に、所定のセキュリティーエリアからの記録テープカートリッジ10(リール110)の盗難や不用意な持ち出しを心理的に防止することができる。
なお、この第5実施例においても、アモルファス磁性ワイヤー100は、円筒部117の外周面に直接巻き付けられているため、上記第1実施例で使用した糊等の接着剤や筒状部材等が不要となるメリットがある。また、このアモルファス磁性ワイヤー100は、円筒部117の外周面と孔部119を構成する底壁118の内周面との間で狭持されて抜け落ち防止とされているため、上記第1実施例のような抜け止め部材も不要となるメリットがある。つまり、この第5実施例の構成も、上記第2実施例及び第4実施例と同様に、第1実施例の構成よりも製造コストが低減されるメリットがある。
以上、本実施形態に係るリール20、110、120と記録テープカートリッジ10について説明したが、本実施形態に係るリール20、110、120及び記録テープカートリッジ10は、図示の各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。また、リール20、110、120に巻回される記録テープTは、情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、リール20、110、120を収容する記録テープカートリッジ10が、如何なる記録再生方式の記録テープTにも適用可能であることは言うまでもない。
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
20 リール
22 リールハブ(ハブ)
24 上フランジ
25 円筒部(鍔部/抜け止め部材)
26 下フランジ
30 リーダーピン
50 ドア
80 制動部材
90 解除部材
100 アモルファス磁性ワイヤー
110 リール
112 リールハブ(ハブ)
114 上フランジ
116 下フランジ
117 円筒部(ボス部)
118 底壁(底部)
119 孔部
120 リール
122 リールハブ(ハブ)
124 上フランジ
126 下フランジ
127 円筒部(ボス部)
128 底壁(底部)
129 溝部
130 制動部材
150 ロック部材(抜け止め部材)
T 記録テープ

Claims (7)

  1. 外周面に記録テープが巻回される円筒状のハブと、
    前記ハブの内周面に略沿って1周以上巻かれた状態で設けられた大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーと、
    前記アモルファス磁性ワイヤーを前記ハブ内から抜け落ち防止とする抜け止め部材と、
    を有することを特徴とするリール。
  2. 前記抜け止め部材は、前記ハブの端部に設けられるフランジの一部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のリール。
  3. 外周面に記録テープが巻回される円筒状のハブと、
    前記ハブの内周面に略沿って該ハブ内に挿入される鍔部を備え、該ハブの端部に溶着されるフランジと、
    前記鍔部の外周面に1周以上巻かれ、該鍔部の外周面と前記ハブの内周面との間で狭持される大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーと、
    を有することを特徴とするリール。
  4. 外周面に記録テープが巻回される有底円筒状のハブと、
    前記ハブの底部に形成された溝部又は孔部に嵌挿されるボス部を備え、該ハブの端部に溶着されるフランジと、
    前記ボス部の外周面に1周以上巻かれ、該ボス部の外周面と前記溝部又は前記孔部を構成する内周面との間で狭持される大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーと、
    を有することを特徴とするリール。
  5. 円筒状のハブの端部に該ハブの径方向外側へ延在するように設けられたフランジを備え、前記ハブの外周面に記録テープが巻回されたリールと、
    前記リールを単一で収容するケースと、
    前記ハブの内周面に略沿って1周以上巻かれた状態で設けられた大バルクハウゼン効果を備えたアモルファス磁性ワイヤーと、
    前記アモルファス磁性ワイヤーを前記ハブ内から抜け落ち防止とする抜け止め部材と、
    を有することを特徴とする記録テープカートリッジ。
  6. 前記抜け止め部材は、前記フランジの一部で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の記録テープカートリッジ。
  7. 前記抜け止め部材は、不使用時に前記リールの軸方向の移動を阻止するために、前記フランジと前記ケースとの間に、前記ハブの径方向内側から挿入されるロック部材の一部で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の記録テープカートリッジ。
JP2009057858A 2009-03-11 2009-03-11 リール及び記録テープカートリッジ Active JP5026453B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009057858A JP5026453B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 リール及び記録テープカートリッジ
PCT/JP2010/052780 WO2010103922A1 (ja) 2009-03-11 2010-02-23 リール及び記録テープカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009057858A JP5026453B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 リール及び記録テープカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010211868A true JP2010211868A (ja) 2010-09-24
JP5026453B2 JP5026453B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=42728213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009057858A Active JP5026453B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 リール及び記録テープカートリッジ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5026453B2 (ja)
WO (1) WO2010103922A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012117626A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Bridgestone Corp 防振装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11328742A (ja) * 1998-05-08 1999-11-30 Nippon Columbia Co Ltd 光情報記録媒体
JP2002008342A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気テープカートリッジ
JP2002362673A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Toppan Printing Co Ltd タグ付きディスク収納体
JP2005182948A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Tdk Corp テープリールおよび情報記録媒体
JP2005293628A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Fuji Photo Film Co Ltd リール、サーボライタおよびワインダ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH087580Y2 (ja) * 1990-08-14 1996-03-04 富士写真フイルム株式会社 磁気テープカートリッジ
JPH0458871U (ja) * 1990-09-19 1992-05-20

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11328742A (ja) * 1998-05-08 1999-11-30 Nippon Columbia Co Ltd 光情報記録媒体
JP2002008342A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気テープカートリッジ
JP2002362673A (ja) * 2001-06-06 2002-12-18 Toppan Printing Co Ltd タグ付きディスク収納体
JP2005182948A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Tdk Corp テープリールおよび情報記録媒体
JP2005293628A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Fuji Photo Film Co Ltd リール、サーボライタおよびワインダ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012117626A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Bridgestone Corp 防振装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010103922A1 (ja) 2010-09-16
JP5026453B2 (ja) 2012-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4593514B2 (ja) リール及び記録テープカートリッジ
JP5634716B2 (ja) リール及び記録テープカートリッジ
JP4837450B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP5137925B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP5026453B2 (ja) リール及び記録テープカートリッジ
US7562839B2 (en) Recording tape cartridge
JP5528837B2 (ja) リールの製造方法及びリール並びに記録テープカートリッジ
US7559500B2 (en) Recording tape cartridge
JP2011090757A (ja) 記録テープカートリッジ
JP5430457B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP6534359B2 (ja) 磁気テープカートリッジ
WO2010103923A1 (ja) 記録テープカートリッジ
JP4879850B2 (ja) 記録テープカートリッジ
WO2010103924A1 (ja) 記録テープカートリッジ及びセキュリティー用認識部材の製造方法
JP2009217886A (ja) 記録テープカートリッジ
WO2010103921A1 (ja) 記録テープカートリッジ
JP2007323777A (ja) リール
JP4875013B2 (ja) リールの製造方法及びリール
WO2011114796A1 (ja) 記録テープカートリッジ
JP2007328835A (ja) 記録テープカートリッジ
JP4879851B2 (ja) 記録テープカートリッジ
JP2007335057A (ja) リール及び記録テープカートリッジ
JP2008112540A (ja) リール
JP2010211872A (ja) 記録テープカートリッジ
JP2011070747A (ja) 記録テープカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5026453

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250