JP2010211059A - 画像形成装置、カートリッジおよび清掃器 - Google Patents

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豊文 井上
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Takashi Koide
隆史 小出
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Abstract

【課題】塞き止め体によるトナーの塞き止め過剰を回避することができる画像形成装置、カートリッジおよび清掃器を提供する。
【解決手段】塞き止め体23を、それぞれに開口が空けられていて互いに重ねられた2枚の部材23A,23Bで構成し、さらに、それら2枚の部材23A,23Bのうちの一方を他の部材23Aに対して摺れ動くことが自在な可動部材23Bで構成する。駆動回路24が、制御部1Aが算出した像の濃度に応じてその可動部材23Bを駆動することで、2枚の部材それぞれに空いた開口相互の重なりを変更して、塞き止め体23で清掃部材21付近に塞き止められているトナーの増減に応じてそのトナーの排出を適切に行なう。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置、カートリッジおよび清掃器に関する。
トナー像を保持する像保持体上に付着する、トナーや外添剤等といった付着物を清掃部材(例えばゴムのブレード)で除去するタイプの画像形成装置が知られている。また、このような清掃部材が備えられた画像形成装置の中には、清掃部材で除去した付着物を塞き止め体で清掃部材付近に一時的に塞き止めて清掃効果を高めているものがある(例えば特許文献1参照)。
また塞き止め体を用いる画像形成装置の中には、開口の空いた塞き止め体を用いてその塞き止め体で清掃部材付近に塞き止めた付着物の一部をその開口から排出するものもある(例えば特許文献2参照)。
特開平11−161125号公報 特開2001−75445号公報
本発明は、塞き止め体による付着物の塞き止め過剰を回避することができる画像形成装置、カートリッジおよび清掃器を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の画像形成装置は、
表面に像が形成されてその像を保持する像保持体と、
上記像保持体の表面に像を形成する像形成部と、
上記像保持体の表面に形成された像を被転写体へと転写する転写器と、
上記像保持体の、上記転写器によって上記像が上記被転写体へと転写された後の表面に接して、その表面上の付着物をその表面から除去する清掃部材と、
上記清掃部材によって除去された付着物がその清掃部材から移動してきて収容される収容槽と、
上記清掃部材と上記収容槽との間を遮って、その清掃部材からその収容槽へと向かう付着物をその清掃部材側に一時的に塞き止める塞き止め体であって、 それぞれに開口が空けられていて互いに重ねられた複数枚の部材を有し、それら複数枚の部材には、他の部材に対して摺れ動くことが自在な可動部材が含まれた塞き止め体と、
上記可動部材を駆動することで、上記複数枚の部材それぞれに空いた開口相互の重なり量を変更する駆動部とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置は、
上記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を直接あるいは間接に知得する増減知得部と、
上記増減知得部によって付着物の増加が知得された場合に上記駆動部に、上記重なり量が増えるように上記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置は、
上記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を、上記塞き止め体の歪みの増減を検知することで知得する歪み検知型増減知得部と、
上記歪み検知型増減知得部によって付着物の増加が知得された場合に上記駆動部に、上記重なり量が増えるように上記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置は、
上記塞き止め体に付けられた、その塞き止め体の歪みに応じた信号を出力する歪みセンサと、
上記歪みセンサから出力された信号に基づいて、上記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を判定する増減判定部と、
付着物が増加したと上記増減判定部によって判定された場合に上記駆動部に、上記重なり量が増えるように上記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置は、
上記塞き止め体に光を照射し、その塞き止め体で反射された反射光の、その塞き止め体の歪みの増減に応じた変化を検出する歪み計と、
上記歪み計による検出結果に基づいて、上記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を判定する増減判定部と、
付着物が増加したと上記増減判定部によって判定された場合に上記駆動部に、上記重なり量が増えるように上記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項6記載の画像形成装置は、
上記像形成部によって形成される像を表した画像データを入手し、上記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を、その画像データが表した像の濃度の増減を求めることで知得する濃度型増減知得部と、
上記濃度型増減知得部によって付着物の増加が知得された場合に上記駆動部に、上記重なり量が増えるように上記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置は、
上記像保持体の回転トルクの増減を検知することで上記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を知得するトルク型増減検知部と、
上記トルク型増減知得部によって付着物の増加が知得された場合に上記駆動部に、上記重なり量が増えるように上記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項8記載のカートリッジは、
表面に像が形成されてその像を保持する像保持体と、
上記像保持体の表面上の付着物をその表面から除去する清掃部材と、
上記清掃部材によって除去された付着物がその清掃部材から移動してきて収容される収容槽と、
上記清掃部材と上記収容槽との間を遮って、その清掃部材からその収容槽へと向かう付着物をその清掃部材側に一時的に塞き止める塞き止め体であって、それぞれに開口が空けられていて互いに重ねられた複数枚の部材を有し、それら複数枚の部材には、他の部材に対して摺れ動くことが自在な可動部材が含まれた塞き止め体と、
上記可動部材を駆動することで、上記複数枚の部材それぞれに空いた開口相互の重なり量を変更する駆動部とを備えたことを特徴とする。
請求項9記載のカートリッジは、上記塞き止め体に付けられた、その塞き止め体の歪みに応じた信号を出力する歪みセンサを備えたことを特徴とする。
請求項10記載の清掃器は、
被清掃体の表面に接して、その表面上の付着物をその表面から除去する清掃部材と、
前記清掃部材によって除去された付着物がその清掃部材から移動してきて収容される収容槽と、
上記清掃部材と上記収容槽との間を遮って、その清掃部材からその収容槽へと向かう付着物をその清掃部材側に一時的に塞き止める塞き止め体であって、それぞれに開口が空けられていて互いに重ねられた複数枚の部材を有し、それら複数枚の部材には、他の部材に対して摺れ動くことが自在な可動部材が含まれた塞き止め体と、
上記可動部材を駆動することで、上記複数枚の部材それぞれに空いた開口相互の重なり量を変更する駆動部とを備えたことを特徴とする。
請求項11記載の清掃器は、上記塞き止め体に付けられた、その塞き止め体の歪みに応じた信号を出力する歪みセンサを備えたことを特徴とする。
請求項1の画像形成装置によれば、塞き止め体による付着物の塞き止め過剰を回避することができる。
請求項2の画像形成装置によれば、塞き止め体で塞き止められている付着物の増減に応じた付着物の排出を行なうことができる。
請求項3の画像形成装置によれば、付着物の増減を正確に知得することができる。
請求項4の画像形成装置によれば、塞き止め体の歪を簡易な構成で検知することができる。
請求項5の画像形成装置によれば、塞き止め体の歪を塞き止め体の動きに対して非干渉で検知することができる。
請求項6の画像形成装置によれば、塞き止め体で塞き止められている付着物の増減を、簡易な構成の割には正確に知得することができる。
請求項7の画像形成装置によれば、塞き止められている付着物の増減を簡便に知得することができる。
請求項8のカートリッジによれば、塞き止め体による付着物の塞き止め過剰を回避することができる。
請求項9のカートリッジによれば、塞き止め体の歪を簡易な構成で検知することができる。
請求項10の清掃器によれば、塞き止め体による付着物の塞き止め過剰を回避することができる。
請求項11の清掃器によれば、塞き止め体の歪を簡易な構成で検知することができる。
プリンタの概略構成図である。 清掃器20の構成を示す図である。 第2実施形態を示す図である。 第3実施形態を示す図である。 第4実施形態を説明する図である。 第5実施形態を示す図である。 第6実施形態を示す図である。 1枚の部材からなる塞き止め体13の構成を示す図である。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、プリンタの概略構成図である。
図1に示すプリンタ1は、本発明の画像形成装置の第1実施形態である。このプリンタ1は、感光体10と、この感光体10の表面に電荷を付与する帯電ロール11と、外部から送信されてきた画像データに基づいた露光光(レーザ光)を生成する露光器12と、トナーを含む現像剤を収容する現像器13と、記録用紙を収容する用紙カセット16と、用紙カセット16から記録用紙を引き出して搬送する用紙搬送装置17と、感光体10の表面に保持されたトナー像を、矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写する転写器14と、記録用紙上のトナー像を加熱および加圧することでその記録用紙上にトナー像を定着させる定着器15と、感光体10の表面を清掃する清掃器20とを有している。感光体10、帯電ロール11、および、清掃器20は、プロセスカートリッジ1B内に設けられており、プロセスカートリッジ1Bはプリンタ1に対し交換可能に装着されている。現像器13は、感光体10に対向して回転しながら、現像剤を感光体10との間の領域に搬送する現像ロール133を有している。
ここで、このプリンタ1における画像形成の動作の流れを簡単に説明する。
図1に示すプリンタ1では、矢印A方向に回転する感光体10の表面に、帯電ロール11により電荷が付与され、電荷が付与された感光体10の表面に、外部から送信されてきた画像データに基づいた露光光(レーザ光)が露光器12により照射されることでこの表面には静電潜像が形成される。その後、現像器13に収容されている現像剤が、現像ロール133の表面に供給されて現像ロール133と感光体10との間の現像領域に運ばれ、運ばれた現像剤中のトナーにより、感光体10の表面の静電潜像は現像される。この現像により得られたトナー像が、矢印B方向に搬送されてきた記録用紙上に転写器14により転写される。その後、トナー像を加熱および加圧する定着器15により記録用紙上のトナー像が溶融されて記録用紙上に定着される。
感光体10が、表面に像が形成されてその像を保持する、本発明にいう像保持体の一例に相当する。さらに、帯電ロール11と露光器12と現像器13とが、本発明にいう像形成部の一例を構成している。また、プロセスカートリッジ1Bが本発明にいうカートリッジの一例に相当する。
感光体10の、トナー像の転写を終えた部分に付着しているトナーは、矢印Aの向きの回転おける転写器14よりも下流側で帯電ロール11よりも上流側、かつ感光体10の回転中心に沿った全幅にわたって先端が接触した清掃部材21を備える清掃器20により、感光体10表面から掻き落とすように除去され、除去されたトナーは清掃器20内の収容槽22に回収される。この清掃器20の清掃部材21は、ゴム製の板状の部材で構成され清掃器20の壁22Aに固定されている。
なお、清掃器20では、感光体10に付着している付着物としてトナー以外に外添剤等も清掃部材21で除去されて回収されるが、付着物の多くはトナーが占めるので、以下では付着物の代表としてのトナーの除去回収について説明する。詳細は後述するが、本実施形態の清掃器20には、清掃部材21による感光体10の表面に残留するトナーの清掃能力を高めるために、清掃部材21と収容槽22との間を遮って、その清掃部材21から収容槽22へと向かうトナーを清掃部材21側に一時的に塞き止める塞き止め体23が配備されている。このように塞き止められたトナーは、清掃部材21と塞き止め体23との間でトナー溜りを形成する。そしてトナー溜りのトナーが増えてくると、塞き止め体23の撓みによってトナーが収容槽22へとあふれ出る。ただし、トナー溜りのトナーがあまり過剰になると、感光体の動きに支障が生じることがあるので、塞き止め体にはその過剰トナーを排出するための開口が設けられている。
ここまで説明してきたこのプリンタでは、内部の各種の動作が制御部1Aによって統括的に制御されている。この図1には制御部1Aがこのプリンタの動作を統括的に制御していることを示すために、感光体駆動回路18に指示して感光体10の回転を制御することが示されている。この感光体駆動回路18は制御部1Aの指示に従って不図示のモータを駆動して感光体10を回転させている。この感光体の回転を制御する制御部1Aにも露光器12に供給される画像データが供給されており、この制御部1Aはその画像データが表わす像の濃度を算出し、その像の濃度に応じて塞き止め体を構成する可動部材(後述する)を駆動させることで上記開口の大きさを変更してトナー溜りに入るトナーの量とトナー溜りから排出されるトナーの量とのバランスをとってトナー溜りのトナーの量を適量にする制御を実施する。
尚、このプリンタ1は、モノクロ画像専用機であるが、本発明は、カラー画像機に適用されてもよい。またこの実施形態では感光体が本発明にいう像保持体の一例に相当するが、本発明にいう像保持体は中間転写ベルト等であっても良い。
図2は、清掃器20の構成を示す図である。
図2には、清掃器20が備える塞き止め体23の側面図(a)と正面図(b)とが示されている。また正面図(b)には、塞き止め体23の3つの状態が3段に分けて示されている。
塞き止め体23は、図2(a)、(b)に示す様に、それぞれに開口231A,231Bが空けられていて互いに重ねられた2枚の部材23A,23Bで構成されている。これらの部材23A,23Bは、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂で構成されている。
一方の部材23Aは、清掃器20の壁22Aの内側に固定され、他方の部材23Bはシャフトに固定されているとともにガイド22Bに、図2(b)の左右方向に移動自在に保持されている。このガイド22Bは、図2(b)に示すシャフトSHと並行して延びており、塞き止め体23を構成する2枚の部材23A,23Bそれぞれの下端を図2(a)の左右両側から挟み込んで保持している。シャフトSHに固定された部材23Bの方は、もう一方の部材23Aに対する摺れ動きが自在な状態でこのガイド22Bによって保持されている。以降においては2枚の部材を区別するために、このガイドに沿って摺れ動くことが自在な部材を可動部材23Bと称し、壁22Aに固定された部材を固定部材23Aと称する。
ここで、制御部1Aが、可動部材23Bをどのように駆動させて固定部材23Aに対して摺れ動かすかを説明する。
まず、図2(a)には、その制御部1Aが指示してその可動部材23Bを駆動させる駆動回路24が示されている。この駆動回路24は、図中に駆動軸24Aが示されたモータを回転させるものであり、この駆動軸24Aには端部にギアG1が設けられている(図2(b)参照)。
可動部材23Bの上端にはシャフトSHが固定されており、このシャフトSHは、図示を省略した保持具によって、図2(b)の左右方向には移動自在であるが回転はできないように保持されている。そのシャフトSHの端部にも、駆動軸24AのギアG1に噛み合うギアG2が設けられている。このため制御部1Aが駆動回路24に指示してモータの駆動軸24Aを回転させると、2つのギアG1,G2の噛み合い位置が変化して、シャフトSHと共に可動部材23Bがガイド22Bに沿って図2(b)の左右に移動する。
図2(b)の最上段には、可動部材23Bと固定部材23Aとが互いにずれずに重なった状態が示されている。この状態では、可動部材23Bの開口231Bと固定部材23Aの開口231Aとは重ならない。
このため、この状態のときには開口231A,231Bからのトナーの排出は行なわれず、清掃部材21で除去されて移動してきたトナーは、塞き止め体23全体としての撓みによって塞き止め体23の下から排出され収容槽22に収容される。
図2(b)の中段には、可動部材23Bと固定部材23Aとが互いに少しずれた状態が示されている。この状態では、可動部材23Bの開口231Bと固定部材23Aと開口231Aとが半分程度重なっている。
このため、この状態のときには、開口231A,231Bの重なりPからのトナー排出が行われ、清掃部材21で除去されて移動してきたトナーの排出は、塞き止め体23の撓みによる塞き止め体23の下方からの排出と開口231A,231Bからの排出との両方で行われることとなる。
図2(b)の最下段には、可動部材23Bと固定部材23Aとのずれが最大になった状態が示されている。この状態では、可動部材23Bの開口231Bと固定部材23Aと開口231Aとが完全に重なり合っている。つまり開口231A,231Bの最大の重なりPPが実現している。
このため、この状態のときには、開口231A,231Bからのトナー排出が最大となっており、トナー溜まりからのトナー排出の総量も最大となっている。
図1に示す制御部1Aは、駆動回路24に指示することで、開口231A,231Bの重なり量を、図2(b)の最上段に示す状態で実現する最低の重なり量から、最下段に示す状態で実現する最大の重なり量までの任意の重なり量を実現する。
ここで、例えば、図2(b)の最上段の状態のままで、濃度の高い画像が連続して形成された場合は、清掃部材21から移動してくるトナーの量が増えてPET製の塞き止め体23の撓みによるトナー排出ではトナーの排出量が不足して、トナー溜まりのトナーの量が増加する。このトナー溜りのトナーの量が増えて過剰になると、トナー溜り内のトナーは、清掃部材21付近に凝集されて感光体10の回転の大きな負荷となって感光体10の回転を妨げるようになる。
そこで図1に示す制御部1Aは露光器12に供給されているのと同じ画像データを入手し、その画像データが表わした像の濃度を求めてその濃度に基づいて、塞き止め体23によって塞き止められるトナー溜りのトナーの増減を間接に知得している。即ち、画像データが表した像の濃度が高いと、現像に要するトナーの消費が多く、像の転写後に残る残留トナー(および外添剤等)も多くなって、清掃器20で除去されて回収されるトナー量も多くなるので、トナー溜りのトナーの量は増加する。逆に、像の濃度が低いと、トナーの消費が少なく、残留トナー(および外添剤等)も少なくなって、清掃器20で除去されて回収されるトナー量も少なくなるのでトナー溜りのトナーの量は少なくなる。
制御部1Aでは、このように像の濃度を求めてトナー量の増減を知得し、駆動回路24に指示してその駆動回路24に可動部材23Bを駆動させて固定部材23Aと可動部材23Bとの各々の開口231A,231Bの重なり量を、像の濃度に応じた重なり量に調整する。これにより、トナー溜りに入るトナーの量と、トナー溜りから排出される量とのバランスが調整されてトナー溜り内のトナーの量が常時適量に保たれる。その結果、清掃部材21と感光体10との間に適量のトナーが補填され補填されたトナーと清掃部材21とにより感光体10上のトナー(および外添剤等)の除去が適切に行なわれる。
ここで、制御部1Aが像の濃度に基づいて駆動回路24に可動部材23Bを駆動させてどのようにトナー溜りの量を適量に調節するかを、図2(b)を参照して詳細に説明する。
以降においては、トナー溜りが形成されていない初期状態では、図2(b)の最上段の状態であるとして説明する。
制御部1Aは、その初期状態(図2(b)の最上段の状態)にあるときには、トナー溜りにはトナーがまだ溜まっていないので画像データごとに画像データに基づいて求めた像の濃度を積算していく処理を実行する。制御部1Aは、この積算処理で積算された濃度が、予め決められた積算量を表わす濃度よりも低濃度であることを知得しているうちは、トナー溜り内のトナーがまだ適量になっていないとして可動部材23Bを駆動させずに図2(b)の最上段の状態を維持させる。つまり、制御部1Aはトナー溜りのトナーの量が適量になるまで図2(b)の状態を維持させてトナー溜りに入る量を増加させる。トナー溜りのトナー量が適量になるまでは、図2(b)の最上段の状態であっても、塞き止め体23の下方からのトナー排出はほとんど生じない。
そして、制御部1Aは、連続して画像が形成されて各回の像の濃度の積算値がトナー溜りの適量に対応する積算値になったことを知得したときには、トナー溜りのトナーの量が適量になったとして次の画像形成からは画像データに基づいて求めた濃度に基づいて駆動回路24に指示して可動部材23Bを駆動させてトナー溜りのトナーの量を適量にする制御を実行する。
制御部1Aは、画像データに基づいて求めた像の濃度が予め決められた標準の濃度よりも低いことを知得した場合には、図2(b)の最上段の状態をさらに維持する。上記の標準の濃度とは、清掃部材21で掻き取られたトナーがトナー溜りに入る量と、塞き止め体23の下方を移動して出て行くトナーの量とがほぼ同じ量になる濃度をいう。つまり、この標準濃度までは、塞き止め体の撓みによって適切なトナー排出が行なわれる。
制御部1Aは、画像データに基づいて求めた像の濃度が予め決められた標準の濃度よりも高いことを知得した場合には、図2(b)の最上段の状態ではトナー溜りのトナーが過剰になるとして駆動回路24に指示して、2枚の部材23A,23Bそれぞれに空いた開口231A,231B相互の重なり量が像の濃度に応じた重なり量になるように可動部材23Bを駆動させて、例えば図2(b)の中段や図2(b)の最下段に示すような状態を生じさせる。そしてトナー溜り内の過剰なトナーを開口の重なりP,PPから排出させる。
このように制御部1Aは、形成される像の濃度が標準の濃度を超えてトナー溜りのトナーの量が増加する傾向にあることを知得した場合には、固定部材23Aと可動部材23Bそれぞれの開口231A,231Bの相互の重なり量を増やして、清掃部材21から収容槽22に至るトナーの移動経路の面積を大きくしてトナー溜りから収容槽22へと移動するトナーの量を増やしてトナー溜りのトナーの量を適量に保つ。逆に像の濃度が低くてトナー溜りのトナーの量が減る傾向にあることを知得した場合には、開口231A,231Bの相互の重なり量を減らすことでトナー溜りのトナーの量を適量に保つ。制御部1Aによるこのような開口231A,231Bの相互の重なり量の調整は、像の濃度に応じた無段階の連続的な調整である。
こうして、トナー溜りのトナーの量の増加減少に相当する像濃度の増加減少に応じて制御部1Aが駆動回路24に指示して可動部材23Bを駆動させるとトナー溜りのトナーの量が適量に保たれ、感光体10に接するゴム製の板状の清掃部材21の先端と感光体10との間には適量のトナーが補填されることとなる。その結果、感光体10上のトナー(および外添剤等)は清掃部材21の先端からすり抜けられずに確実に除去されるし、感光体10の回転負荷の増大は回避される。
この例においては、制御部1Aが、本発明にいう増減知得部の一例であって、特に濃度型増減知得部の一例に相当し、また駆動制御部の一例にも相当する。また駆動回路24と、駆動軸24Aを有したモータが、本発明にいう駆動部の一例を構成する。
図3は、第2実施形態を示す図である。
第2実施形態では、清掃器20A内の塞き止め体33とその塞き止め体33を保持する機構などが第1実施形態から変更されている。また、第2実施形態では、トナー溜まりのトナー量を制御する方式も第1実施形態とは異なっている。以下では、第1実施形態との共通部分については説明を省略し、第1実施形態と相違している清掃器20Aおよびトナー量制御に着目した説明を行う。
図3には、第2実施形態の清掃器20Aが備える塞き止め体33の側面図(a)と正面図(b)とが示されている。また正面図(b)には、塞き止め体33の3つの状態が3段に分けて示されている。
塞き止め体33は、図3(a)、(b)に示す様に、それぞれに開口331A,331Bが空けられていて互いに重ねられた2枚の部材33A,33Bで構成されている。これらの部材33A,33Bも、第1実施形態と同様に、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂で構成されている。
一方の部材33Aは、清掃器20の壁22Aの内側に固定され、他方の部材33Bはシャフトに固定されているとともにガイド22Cに、図3(a),(b)の上下方向に移動自在に保持されている。このガイド22Cは、図3(b)に示すシャフトSH1と並行に延びており、塞き止め体33を構成する2枚の部材33A,33Bそれぞれの上端を図3(a)の左右両側から挟み込んで保持している。シャフトSH1に固定された部材33Bの方は、もう一方の部材33Aに対する摺れ動きが自在な状態でこのガイド22Cによって保持されている。以降においては2枚の部材を区別するためにこのガイド22Cに沿って摺れ動くことが自在な部材を可動部材33Bと称し、壁22Aに固定された部材を固定部材33Aと称する。
塞き止め体33の、清掃部材21とは反対側の側面には、歪みセンサS1が貼り付けられている。この歪みセンサS1は、塞き止め体33の撓み(即ち歪みの一種)によって自らも歪み、その歪みの大きさに応じた大きさの信号を出力する。
ここで、制御部1Aが、可動部材33Bをどのように駆動させて固定部材33Aに対して摺れ動かすかを説明する。
まず、図3(a)には、制御部1Aが指示してその可動部材33Bを駆動させる駆動回路34が示されている。この駆動回路34はモータMを回転させるものであり、このモータMの駆動軸には端部に楕円状の部材G3が連結されている。
可動部材33Bの下端にはシャフトSH1が固定されており、このシャフトSH1の端部には、上記楕円状の部材G3に接する接触部G4が設けられている。このシャフトSH1は、図示を省略した保持具によって、図3の上下方向に移動自在に保持されている。また、このシャフトSH1は、図示を省略したバネで図3の下方へと押されている。モータMの回転によって楕円状の部材G3が回転して楕円の短軸が図3(a)の上下方向に沿うと、図3(b)の最上段に示す様に可動部材33Bは上記バネの力で下方へと引き下げられる。また楕円状の部材G3の短軸が図3(a)の左右方向に沿うと図3(b)の最下段に示す様に可動部材33Bは図の上方へと押し上げられる。楕円状の部材G3の短軸が、図3(a)の上下方向と左右方向との中間の方向になると、図3(b)の中段の状態になる。
つまり、制御部1Aが駆動回路34に指示してモータMの駆動軸を回転させ楕円状の部材G3を回転させると、シャフトSH1と共に可動部材33Bがガイド22Cに沿って図3(b)の上下に移動する。
図3(b)の最上段に示す状態では、可動部材33Bと固定部材33Aが互いに大きくずれてそれぞれに空いた開口が重ならない状態となっている。
このため、この図3(b)の最上段の状態のときには開口331A,331Bからのトナーの排出は行なわれず、清掃部材21で掻き取られて移動してきたトナーは、塞き止め体33全体としての撓みによって塞き止め体33の下から排出され収容槽22に収容される。
ここで、例えば、図3(b)の最上段の状態のままで、ある程度濃度の高い画像が連続して形成された場合は、清掃部材21から移動してくるトナーの量が増えてPET製の塞き止め体23の撓みによる塞き止め体の下方からのトナー排出ではトナーの排出量が不足して、トナー溜まりのトナーの量が増加する。このトナー溜りのトナーの量が増えて過剰になると、トナー溜り内のトナーは、清掃部材21付近に凝集されて感光体10の回転の大きな負荷となって感光体10の回転を妨げるようになる。
そこで図1に示す制御部1Aは、塞き止め体33に貼り付けられている歪みセンサS1からの出力信号に基づいて、塞き止め体33によって塞き止められているトナーの増減を直接に知得している。上述したように、歪みセンサS1は、自らの歪みの大きさに応じた大きさの信号を出力する。また、歪みセンサS1の歪みは塞き止め体33の撓みによって生じるものである。この塞き止め体33の撓みは、塞き止め体33によって塞き止められたトナーの圧力によって生じている。従って歪みセンサS1からの出力信号の大きさはトナーの圧力の大きさを表しており、出力信号の大きさの増減はトナー量の増減を表していることとなる。
そして制御部1Aでは、上記歪みセンサS1の出力信号の大小に応じた指示を駆動回路34に出してその駆動回路34に可動部材33Bを駆動させて固定部材33Aと可動部材33Bそれぞれに空いた開口の重なり量を調整する。但し、この第2実施形態における重なり量の調整は、第1実施形態における重なり量の調整とは異なり、後述するように段階的な調整となっている。
ここで、制御部1Aが歪みセンサS1の出力信号に基づいて駆動回路34に指示して可動部材33Bをどのように駆動させるかを、図3(b)を参照して具体的に説明する。
以降においては、トナー溜りが形成されていない初期状態では、図3(b)の最上段の状態であるとして説明する。
制御部1Aは、その初期状態である図3(b)の最上段の状態にあるときには、歪みセンサS1からの出力信号の大きさが最低レベルなので何もしない。つまり、制御部1Aは、トナー溜りのトナーの量が適量になるまで図3(b)の最上段の状態を維持させてトナー溜りのトナー量を増加させる。
そして、制御部1Aは、連続して画像が形成されてトナー溜りのトナーの量が適量になった後で塞き止め体33に撓みが発生し始めて歪みセンサからの出力信号の大きさが増加し始めると、その出力信号でトナー溜りのトナーの増減を知得して、駆動回路34に指示して可動部材33Bを駆動させてトナー溜りのトナーの量を適量にする制御を実行する。
まず、制御部1Aは、歪みセンサS1からの出力信号が、予め決められた閾値を超えたかどうかを判定する。この閾値を超えないうちは、制御部1Aは、駆動回路34に指示せずに図3(b)の最上段の状態を更に維持させる。この閾値は、塞き止め体23の撓みによる塞き止め体の下方からのトナー排出が円滑に行われているときの撓み量に相当する値である。塞き止め体23に撓みが生じていても、このように塞き止め体の下方からのトナー排出が円滑に行われている間は、トナー溜りのトナー量は適量に保たれている。この図3(b)の最上段の状態を維持させているときに歪みセンサS1からの出力信号の大きさが第1の閾値を超えると、制御部1Aは、トナー溜りのトナーが過剰になり始めたとして駆動回路34に指示して、固定部材33A,可動部材33Bそれぞれに空いた開口331A,331B相互の重なり量が図3(b)の中段の状態になるように可動部材33Bを駆動させて、トナー溜り内の過剰なトナーを開口の重なりQから排出させる。これにより、清掃部材21から収容槽22に至るトナーの移動経路の面積が増加してトナー溜りから収容槽22へと移動するトナーの量が増加する。その結果、画像濃度が中程度の普通の画像形成であればトナー溜りのトナー量は減少し始める。
そして、制御部1Aは、駆動回路34に可動部材33Bを駆動させてその可動部材33Bを図3(b)の中段の位置に位置させた後において上記歪みセンサS1から出力される出力信号の大きさが上記の閾値よりも小さくなったこと、即ちトナー溜りのトナーが十分に減少したことを知得した場合には、駆動回路34に指示して、固定部材33Aと可動部材33B各々に空いた開口231A,231Bを図3(b)の最上段に示す様に重ならない状態に戻してトナー溜りのトナー量を増加させる。
このように制御部1Aが歪みセンサS1からの出力信号に基づいて駆動回路34に指示して可動部材33Bを駆動させるとトナー溜りのトナー量が適宜に増加減少して適量が保たれる。トナー溜りのトナー量が適量に保たれると、感光体10に接するゴム製の板状の清掃部材21の先端と感光体10との間に適量のトナーが補填されることとなる。その結果、感光体10上のトナー(および外添剤等)は清掃部材21の先端からすり抜けられずに確実に除去されるし、感光体10の回転負荷の増大は回避される。
この第2実施形態では基本的には上述した制御でトナー溜りのトナー量が適量となるが、濃度が高い濃いめの画像の形成が連続したような場合には、上述した制御では適量が保てない場合がある。第2実施形態ではそのような場合に対処するための以下説明する制御が実行される。
制御部1Aは、駆動回路34に可動部材33Bを駆動させてその可動部材33Bを図3(b)の中段の状態に位置させた後においても、上記歪みセンサS1から出力されている出力信号の大きさが上記の閾値を超えて増大し続けていること、即ちトナー溜りのトナーが増加し続けていることを知得した場合には、駆動回路34に指示して、固定部材23A、可動部材23Bそれぞれに空いた開口231A,231B相互の重なり量が図3(b)の最下段の状態になるように可動部材23Bを駆動させて、トナー溜り内のトナーを開口の最大の重なりQQから排出させる。ここで、開口231A,231Bの大きさは、この最大の重なりQQにおけるトナーの排出量が、全面ベタ画像が形成されている場合であっても十分にトナー溜まりのトナー量を減少させられる排出量となるような大きさになっている。従って、開口231A,231B相互の重なり量が図3(b)の最下段の状態になると、どんなに高濃度の画像形成が行われていても、トナー溜まりのトナー量は確実に減少に転じる。
制御部1Aは、駆動回路34に可動部材33Bを駆動させて図3(b)の最下段の状態とした後で、歪みセンサS1の出力の大きさが上記の閾値よりも小さくなったこと、即ちトナー溜りのトナーが十分に減少したことを知得した場合には、駆動回路34に指示して、固定部材33Aと可動部材33B各々に空いた開口231A,231Bを図3(b)の最上段に示す様に重ならない状態に戻してトナー溜りのトナー量を増加させる。
このように、この第2実施形態では、図3(b)の中段に示す状態と最下段に示す状態とを歪みセンサS1の出力変化に基づいて使い分けるので、どのような濃度の画像形成であってもトナー溜まりのトナー量は適量に保たれる。
この第2実施形態においては、制御部1Aが、本発明にいう増減知得部の一例に相当し、特に歪み検知型増減知得部の一例に相当する。また制御部1Aは、増減判定部および駆動制御部を兼ねた一例にも相当し、駆動回路24とモータMと楕円状の部材G3が本発明にいう駆動部の一例を構成する。
図4は、第3実施形態を示す図である。
この第3実施形態は、図3に示す歪みセンサS1の代わりにレーザ変位計LMが用いられている以外は、第2実施形態の構成と同じである。
レーザ変位計LMは、塞き止め体33にレーザ光を照射し、その塞き止め体33で反射された反射光を受光素子で受光し、受光量の大きさに応じた大きさの信号を出力するものである。図示は省略されているが、受光素子による受光箇所は、塞き止め体33に撓みが生じていないときに反射光が到達する箇所となっている。反射光の到達位置は、塞き止め体33の撓み(即ち変位や歪みの一種)が増えるほど受光素子の位置からずれていくことになり、受光素子による受光量は、塞き止め体33の撓みが増えるほど減少してレーザ変位計LMの出力信号の大きさも減少する。このレーザ変位計LMを用いると、塞き止め体33の動きに影響を与えることなく(即ち動きに非干渉で)塞き止め体33の歪が正確に検出される。
第3実施形態では、このようなレーザ変位計LMを図3の歪センサS1の代わりに用いて、そのレーザ変位計LMによる検出結果に基づいて、制御部1Aが塞き止め体33によって塞き止められているトナー溜りのトナーの増減を直接に知得する。
この第3実施形態では、制御部1Aが本発明にいう歪型増減知得部の一例に相当し、また本発明にいう増減判定部の一例にも相当する。またレーザ変位計が本発明にいう歪計の一例に相当する。
次に第4実施形態について説明する。第1実施形態で制御部が画像データが表わす像の濃度からトナー溜まりのトナー量の増減を間接に知得していたのに対して、この第4実施形態では、回転中の感光体10の回転トルクからトナー溜まりのトナー量の増減を間接に知得する。このようにトナー量の増減の知得方法が異なる点を除けば、第4実施形態は第1実施形態と同様の形態である。
図5は、第4実施形態におけるトナー量の増減の知得方法を説明する図である。
この第4実施形態では、図1に示す制御部1Aが、感光体駆動回路18における駆動電流を検知している。図5には、制御部1Aによって検出されている駆動電流Idriveの時間tに対する変化の一例が示されている。
感光体駆動回路18は、画像形成の安定のために感光体10を等速で回転させているが、トナー溜まりのトナー量が変化し、特にトナー量が過剰化すると、感光体10の回転の負荷(即ち回転トルク)が変化する。
即ち、トナー溜りのトナーの量が過剰になると、トナー溜りのトナーが清掃部材21の周辺に凝集して感光体10の回転に対する負荷となって感光体10の回転を鈍らせる。これは、過剰なトナーが負荷となって感光体10を回転させるためのトルクを増大させていることを意味する。
このように回転トルクが増大しても感光体10の等速回転を維持するため、感光体駆動回路18は駆動電流を自動的に調整している。従って、回転トルクの増大は、図5に示す様に感光体10の駆動電流Idirveの増加を引き起こす。
感光体駆動回路18における駆動電流を検知することは感光体10の回転トルクを検知することに相当する。そして、回転トルクの増減はトナー溜まりのトナー量の増減に起因しているので、制御部1Aは、駆動電流の増減を検知することによってトナー溜まりのトナー量の増減を間接的に知得することとなる。制御部1Aは、駆動電流Idriveの増加によりトナー溜まりのトナー量の増加を知得した場合には、駆動回路24に指示して、固定部材23Aと可動部材23Bそれぞれの開口の相互の重なり量が増えるように可動部材23Bを駆動させ、駆動電流Idriveの減少によりトナー溜まりのトナー量の減少を知得した場合には、駆動回路24に指示して、固定部材23Aと可動部材23Bそれぞれの開口の相互の重なり量が減るように可動部材23Bを駆動させる。この第4実施形態における重なり量の調整は、上述した第2実施形態における重なり量の調整と同様な段階的な調整である。
こうして制御部1Aが駆動電流Idriveの検出結果に基づいて開口の相互の重なり量を調整するとトナー溜り内のトナーの量が適量に保たれる。
本実施形態においては、図1の制御部1Aが、本発明にいうトルク型増減検知部の一例に相当する。
次に、第5実施形態および第6実施形態について説明する。これらの実施形態は、塞き止め体を構成する部材の開口の大きさが異なっている点を除いて、上述した第1実施形態および第2実施形態と同様な実施形態である。
図6は、第5実施形態を説明する図である。また図7は、第6実施形態を説明する図である。図6、図7の構成は、塞き止め体33を構成する2枚の部材23A1,23B1それぞれの開口のうち、図の左右方向の端に位置している開口231A2,231B2の大きさが、他の部分に位置している開口231A1,231B1よりも大きくなっている以外は、図2、図3の構成と同じである。
上述した第1実施形態から第4実施形態までは、塞き止め体を構成する部材の開口の大きさはすべて同じであるが、プリンタなどに代表される画像形成装置には感光体や清掃部材や塞き止め体を保持する機構がそれらの両端側に設けられることが多く、トナー溜りに塞き止められているトナーの量は、感光体10の中央部よりも端部の方が多くなって過剰となりやすい。
そこで、第5、第6実施形態では、図6、図7に示す様に塞き止め体33の端の方の開口231A2,331B2の大きさを他の開口231A1,331B1の大きさよりも大きくしている。この構成にすると可動部材23B1,33B1の端部の開口231A2,331B2の重なりP2,P3,Q2,Q3が、他の開口231A1,331B1のの重なりP,PP,Q,QQよりも大きくなる。この結果、中央部での重なりP,PP,Q,QQによって排出されるトナーよりも多いトナーが端部での重なりP2,P3、Q2,Q3から排出される。従って、トナー溜りのトナー量が過剰となりやすい端部でのトナー排出が中央部よりも効率よく行われ、中央部と端部との双方でトナー量を適量に保つのが容易である。
尚、以上の実施形態では、本発明の画像形成装置の一例としてプリンタを例に挙げて説明したが、本発明の画像形成装置は複写機であってもよく、またファクシミリ等でもあっても良い。また、本実施形態では、塞き止め体を2枚の部材で構成した例を示したが、本発明では塞き止め体を3枚以上の部材で構成しても良い。
最後に各実施形態に対応する実施例を掲げておく。
上述した第1実施形態から第6実施形態を適用した図1のプリンタの実機走行試験である実施例1から実施例6を説明する前に、これらの実施例で効果があることを示すために上記第1から第6実施形態で使用される塞き止め体23,33とは異なる構造の塞き止め体13を適用したプリンタによる実機走行試験の試験結果を比較例1として説明する。
図8は、1枚の部材からなる塞き止め体の構成を示す図である。この図8に示す塞き止め体を用いると、第1実施形態から第6実施形態の塞き止め体23,33のように可動部材がないために開口の大きさを調節することができない。
<比較例1>
図8の構成の塞き止め体13を適用した図1の構成のプリンタで実機走行試験を実施した結果、トナー溜りのトナーの量が過剰になって感光体の負荷となって、60000枚付近で図1の感光体駆動回路が駆動するモータが過負荷となって感光体の回転が停止し、このプリンタの動作が停止した。
<実施例1>
図8の構成の塞き止め体13を用いる代わりに図2の塞き止め体23を搭載した図1の構成のプリンタで実機走行試験を実施した。トナーの増減を像の濃度で知得する構成にして像の濃度に応じて図2に示す可動部材23Bを駆動して塞き止め体を構成する2枚の部材相互の開口の重なり状態を調節した結果、このプリンタは100000枚まで停止することなく、問題なく走行した。
<実施例2>
図1の構成のプリンタにおいて制御部1Aが像の濃度に応じる代わりに、図3に示す歪みセンサS1の出力信号に応じて駆動回路に図2に示す可動部材23Bを駆動させて塞き止め体を構成する2枚の部材相互の開口の重なり状態を調節した結果、このプリンタも100000枚まで停止することなく、問題なく走行した。
<実施例3>
図1の構成のプリンタにおいて、制御部1Aが図3に示す歪みセンサS1の代わりに図4のレーザ変位計LMを用いてそのレーザ変位計LMの検出結果に基づいて駆動回路に可動部材33Bを駆動させて塞き止め体を構成する2枚の部材相互の開口の重なり状態を調節した結果、このプリンタも、100000枚まで停止することなく、問題なく走行した。
<実施例4>
図1の構成のプリンタにおいて、制御部1Aが感光体駆動回路18内にある電流検出器で検出された電流の大きさを回転トルクとして回転トルクの増減に応じて駆動回路に可動部材33Bを駆動させて塞き止め体を構成する2枚の部材相互の重なり状態を調節した結果、このプリンタも、100000枚まで停止することなく、問題なく走行した。
<実施例5>
図6の構成を図1の構成のプリンタに適用して実機走行試験を実施した結果、このプリンタも100000枚まで停止することなく、問題なく走行した。
<実施例6>
図6の構成の代わりに図7の構成を図1の構成のプリンタに適用して実機走行試験を実施した結果、このプリンタも100000枚まで停止することなく、問題なく走行した。
1 プリンタ
1A 制御部
1B プロセスカートリッジ
10 感光体
11 帯電ロール
12 露光器
13 現像器
14 転写ロール
15 定着器
16 用紙カセット
17 用紙搬送装置
20 清掃器
21 清掃部材
22 収容槽

Claims (11)

  1. 表面に像が形成されて該像を保持する像保持体と、
    前記像保持体の表面に像を形成する像形成部と、
    前記像保持体の表面に形成された像を被転写体へと転写する転写器と、
    前記像保持体の、前記転写器によって前記像が前記被転写体へと転写された後の表面に接して、該表面上の付着物を該表面から除去する清掃部材と、
    前記清掃部材によって除去された付着物が該清掃部材から移動してきて収容される収容槽と、
    前記清掃部材と前記収容槽との間を遮って、該清掃部材から該収容槽へと向かう付着物を該清掃部材側に一時的に塞き止める塞き止め体であって、それぞれに開口が空けられていて互いに重ねられた複数枚の部材を有し、それら複数枚の部材には、他の部材に対して摺れ動くことが自在な可動部材が含まれた塞き止め体と、
    前記可動部材を駆動することで、前記複数枚の部材それぞれに空いた開口相互の重なり量を変更する駆動部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を直接あるいは間接に知得する増減知得部と、
    前記増減知得部によって付着物の増加が知得された場合に前記駆動部に、前記重なり量が増えるように前記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を、前記塞き止め体の歪みの増減を検知することで知得する歪み検知型増減知得部と、
    前記歪み検知型増減知得部によって付着物の増加が知得された場合に前記駆動部に、前記重なり量が増えるように前記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記塞き止め体に付けられた、該塞き止め体の歪みに応じた信号を出力する歪みセンサと、
    前記歪みセンサから出力された信号に基づいて、前記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を判定する増減判定部と、
    付着物が増加したと前記増減判定部によって判定された場合に前記駆動部に、前記重なり量が増えるように前記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記塞き止め体に光を照射し、該塞き止め体で反射された反射光の、該塞き止め体の歪みの増減に応じた変化を検出する歪み計と、
    前記歪み計による検出結果に基づいて、前記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を判定する増減判定部と、
    付着物が増加したと前記増減判定部によって判定された場合に前記駆動部に、前記重なり量が増えるように前記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の画像形成装置。
  6. 前記像形成部によって形成される像を表した画像データを入手し、前記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を、該画像データが表した像の濃度の増減を求めることで知得する濃度型増減知得部と、
    前記濃度型増減知得部によって付着物の増加が知得された場合に前記駆動部に、前記重なり量が増えるように前記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  7. 前記像保持体の回転トルクの増減を検知することで前記塞き止め体によって塞き止められている付着物の増減を知得するトルク型増減検知部と、
    前記トルク型増減知得部によって付着物の増加が知得された場合に前記駆動部に、前記重なり量が増えるように前記可動部材を駆動させる駆動制御部とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  8. 表面に像が形成されて該像を保持する像保持体と、
    前記像保持体の表面に接して、該表面上の付着物を該表面から除去する清掃部材と、
    前記清掃部材によって除去された付着物が該清掃部材から移動してきて収容される収容槽と、
    前記清掃部材と前記収容槽との間を遮って、該清掃部材から該収容槽へと向かう付着物を該清掃部材側に一時的に塞き止める塞き止め体であって、それぞれに開口が空けられていて互いに重ねられた複数枚の部材を有し、それら複数枚の部材には、他の部材に対して摺れ動くことが自在な可動部材が含まれた塞き止め体と、
    前記可動部材を駆動することで、前記複数枚の部材それぞれに空いた開口相互の重なり量を変更する駆動部とを備えたことを特徴とするカートリッジ。
  9. 前記塞き止め体に付けられた、該塞き止め体の歪みに応じた信号を出力する歪みセンサを備えたことを特徴とする請求項8記載のカートリッジ。
  10. 被清掃体の表面に接して、該表面上の付着物を該表面から除去する清掃部材と、
    前記清掃部材によって除去された付着物が該清掃部材から移動してきて収容される収容槽と、
    前記清掃部材と前記収容槽との間を遮って、該清掃部材から該収容槽へと向かう付着物を該清掃部材側に一時的に塞き止める塞き止め体であって、それぞれに開口が空けられていて互いに重ねられた複数枚の部材を有し、それら複数枚の部材には、他の部材に対して摺れ動くことが自在な可動部材が含まれた塞き止め体と、
    前記可動部材を駆動することで、前記複数枚の部材それぞれに空いた開口相互の重なり量を変更する駆動部とを備えたことを特徴とする清掃器。
  11. 前記塞き止め体に付けられた、該塞き止め体の歪みに応じた信号を出力する歪みセンサを備えたことを特徴とする請求項10記載の清掃器。
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