JP2011123261A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像保持体の寿命を延ばす。
【解決手段】基準画像150を搬送ベルト66の搬送方向に沿って形成せず、搬送ベルト66の搬送方向に対して傾斜させ、基準画像150の数により、ジグザグに形成するようにした。このため、濃度センサ91で基準画像150の濃度を計測する場合に、搬送ベルト66の搬送長が、本構成を有しない場合に比べて、短くなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、画質調整制御(以下、「プロコン」という場合がある」)を行い、例えば、現像バイアス電位やトナー等の供給レートを調整する。プロコンでは、像保持体に基準画像(パッチ)を形成し、当該基準画像の濃度を検出し、現像バイアス電位等のパラメータ情報を演算で求める。
特許文献1には、複数の画像出力部によって像保持体ベルト上に形成された(レジずれ検出用パターン(基準画像)を読み取るレジセンサを備え、レジずれ検出用パターンの形成位置に応じてレジセンサを主走査方向に移動可能とすることが開示されている。
また、特許文献2には、転写ドラムの素面の汚れを検知し、濃度制御用のパッチ(基準画像)の位置をずらしたり、クリーニング動作を強化することが開示されている。
特開平10−221913号公報 特開平11−119478号公報
本発明は、画質調整制御時における像保持体の搬送距離を短くすることができる画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、像保持体の像保持面を第1の方向へ搬送しながら、前記像保持面に基準画像を形成する画像形成部と、前記像保持体上の基準画像の濃度を検出する濃度検出手段と、前記画像形成部を制御して、複数の基準画像を、少なくとも前記第1の方向と交差する方向に沿って、連続又は断続的に配列しながら形成する基準画像形成制御手段と、前記濃度検出手段を、当該濃度検出手段の検出領域が複数配列された基準画像上を通過するように移動させる移動手段と、を有している。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記基準画像形成制御手段が、前記像保持体の像保持面の搬送速度と、前記移動手段による前記濃度検出手段の移動速度と、の合成ベクトル方向に沿って、基準画像を形成する。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記基準画像形成制御手段が、前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って、基準画像を形成する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、基準画像が、予め定められた複数種類の濃度値の濃度制御用基準画像である。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、基準画像が、前記像保持面の前記第1の方向と交差する方向の少なくとも両端部に形成される。
請求項6に記載の発明は、像保持体の像保持面を第1の方向へ搬送しながら、前記像保持面に基準画像を形成する画像形成部と、前記現像剤を周期性を持って攪拌しながら前記像保持体へ送り出す現像剤供給手段と、前記像保持体上の基準画像の濃度を検出する濃度検出手段と、前記画像形成部を制御して、少なくとも前記現像剤供給手段の複数周期分の均一濃度画像を形成する均一濃度画像形成制御手段と、前記濃度検出手段を、前記複数の基準画像の前記第1の方向と交差する方向へ移動させる移動手段と、前記均一濃度画像を前記濃度検出手段で検出して、前記現像剤供給手段の周期性に即した濃度むらの有無を判別する濃度むら有無判別手段と、を有している。
請求項7に記載の発明は、前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の発明において、前記濃度検出手段が、前記像保持体の表面状態を検出可能とされ、当該検出された表面状態を判定する表面状態判定手段と、前記表面状態判定手段の判定に応じて、基準画像の形成位置を変更する基準画像位置変更手段と、前記基準画像位置変更手段により変更された基準画像の位置に応じて前記移動手段を制御する移動制御手段と、をさらに有する。
請求項1記載の発明によれば、画質調整制御時における像保持体の搬送距離を短くすることができる。
請求項2記載の発明によれば、濃度検出手段の移動を基準画像上とすることができる。
請求項3記載の発明によれば、像保持体の搬送を停止させて基準画像の濃度を検出することができる。
請求項4記載の発明によれば、濃度制御において像保持体の搬送距離を短くすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、像保持体上での濃度差の有無を判定することができ、例えば露光手段の主走査方向の光量を補正することができる。
請求項6に記載の発明によれば、濃度むらの有無を判断することができ、例えば現像剤の攪拌を行うことで濃度むらを回避することができる。
請求項7に記載の発明によれば、像保持体上の傷等による濃度検出不良を回避することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本実施の形態に係る制御ユニットのハード構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る搬送ベルト及びその周辺の斜視図である。 濃度センサの移動機構部の概略図であり、(A)はベルト搬送タイプ、(B)ボールネジ搬送タイプを示す。 搬送ベルト上に形成する基準画像の一例を示す正面図である。 本実施の形態に係る画質調整制御のための機能ブロック図である。 本実施の形態に係る画質調整制御ルーチンを示すフローチャートである。 変形例1に係る搬送ベルト上に形成する基準画像の一例を示す正面図である。 変形例2に係る搬送ベルト上に形成する基準画像の一例を示す正面図である。 変形例3に係る搬送ベルト上に形成する基準画像の一例を示す正面図である。 変形例3による周期的濃度むらの有無を判別するための特性図である。
(全体構成)
図1に示されるように、画像形成装置10は、筐体12を有し、筐体12の下部には、シート材供給装置14が配置されている。また、筐体12の上部には画像が形成されたシート材を排出する排出トレイ16が形成されている。
さらに、シート材供給装置14には、給紙カセット18が備えられ、この給紙カセット18には、多数の用紙Pが積層収容されている。また、給紙カセット18には、用紙Pが積載されるボトムプレート20が設けられている。用紙Pを後述する感光体ユニット30に支持された感光体ドラム40の転写部34へ給紙する際には、ボトムプレート20は、昇降手段(図示省略)によって、上方に移動するようになっている。そして、ボトムプレート20に積載された最上部の用紙Pをピックアップロール22に押し当てる構成となっている。さらに、給紙カセット18を筐体12から引き出すとボトムプレート20は、昇降手段によって、下方へ移動し、用紙Pを給紙カセット18に収納するようになっている。
また、用紙Pを転写部34へ送り出す時は、ボトムプレート20に積載された最上位の用紙Pは、ピックアップロール22によって順次取り出され、さらに、回転駆動する給紙ロール24と分離ロール26によって、一枚ずつ搬送されるようになっている。
また、給紙カセット18から搬送された用紙Pは、レジストローラ28により一時停止され、所定のタイミングにより感光体ユニット30と転写ユニット32との間を通り、さらに、トナー画像を用紙Pに定着する定着装置36を通って排出ロール38により排出トレイ16へ排出される構成となっている。
また、筐体12内には、感光体ユニット30、転写ユニット32、電源ユニット41、及び制御ユニット44が配置されている。この感光体ユニット30には、感光体フレーム46が設けられ、感光体フレーム46には、4つの感光体ドラム40が回転自在に支持されている。
制御ユニット44は、画像形成全般の制御を司るものである(詳細後述)。
図1に示される如く、各感光体ドラム40の周囲には、感光体ドラム40をー様に帯電する帯電ロール48と、各感光体ドラム40に書き込まれた潜像を現像剤(トナー)で現像する現像ユニット50と、転写後の感光体ドラム40を除電する除電装置52と、転写がなされた後に感光体ドラム40に残留する現像剤を除去する現像剤除去手段としてのクリーニング装置54が設けられている。
また、感光体ユニット30は、4つの感光体ドラム40、帯電ロール48、現像ユニット50、除電装置52、及びクリーニング装置54を感光体フレーム46に保持させて一体化したものであり、筐体12に対して着脱自在になっている。
一方、4つの現像ユニット50に対応した4つのトナーボックス56は、感光体ユニット30の裏面側方に接続されている。このトナーボックス56は、マゼンダ、イエロー、シアン、及びブラック用であり、トナー供給部58とトナー回収部60とが一体になって構成されている。さらに、トナー供給部58は、現像ユニット50に接続されており、各色のトナーを現像ユニット50に供給するようになっている。また、トナー回収部60は、クリーニング装置54に接続されて各色のトナーを回収する構成となっている。
さらに、感光体ドラム40にレーザ光で潜像を書き込む露光装置62は、感光体ユニット30の背面側であって、各感光体ドラム40に対応した位置に配置され、一様に帯電された感光体ドラム40に対してレーザを照射して潜像を形成するようになっている。
また、転写ユニット32は、感光体ユニット30の表側であって、感光体ユニット30に対向して縦方向に配置されている。この転写ユニット32には、上下方向に設けられた2つの支持ロール64と、この2つの支持ロール64に巻き掛けられた搬送ベルト66と、搬送ベルト66を挟んで各感光体ドラム40に対向する位置に設けられた転写ロール68が設けられている。
また、前記搬送ベルト66における支持ロール64に巻き掛けられた位置には、当該搬送ベルト66と一定の距離をおいて表面と対峙するように、濃度センサ91が配置されている。濃度センサ91は、搬送ベルト66上に形成された基準画像(以下、「パッチ」という場合がある)の反射光を計測することで、その濃度を検出し、露光装置62からの画像データに基づく光量や現像ユニット50における現像バイアス電圧を調整する画像濃度調整と、二成分現像剤のトナー濃度(トナー/キャリア)を調整するトナー濃度調整とに用いられる。これらを総称して、「画質調整制御」という。また、濃度センサ91は基準画像を形成しない状態、つまり搬送ベルト66の表面状態を検出することもできる。
また、搬送ベルト66における前記支持ロール64よりも搬送方向下流側には、クリーニング装置94が設けられている。クリーニング装置94は、スクレーパ94Sを備えており、このスクレーパ94Sの先端部が搬送ベルト66に接触している。
ここで、本実施の形態に係る濃度センサ91は、移動機構部120に取り付けられており、搬送ベルト66の幅方向、すなわち主走査方向に沿って移動可能とされている。
(移動機構部120の構成)
図3に示される如く、移動機構部120は、長筒状の筐体122がブラケット124を介して図示しない装置枠体に固定されている。
筐体122の長手方向一端部には駆動部126が取り付けられている。また、筐体122の一面には、スリット孔128が設けられ、このスリット孔128に対応して前記濃度センサ91が配置されている。濃度センサ91の背面には、図4(A)に示される如く、移動ブロック130が取り付けられている。移動ブロック130は、前記スリット孔128を貫通して、無端のベルト132の一部に固定されており、ベルト132の搬送に伴って移動するようになっている。
図4(A)に示される如く、筐体122には、長手方向両端部に滑車134、136が取り付けられており、ベルト132の内周面に形成された歯部132Aと噛み合って、ベルト132を緊張状態で保持している。
一方の滑車134には、前記駆動部126から突出する駆動軸(回転軸)が連結されており、駆動部126の駆動力で滑車134を回転(正転、逆転)させるようになっている。これにより、濃度センサ91は、主走査方向(搬送ベルト66の搬送方向と直交する方向)へ移動され、当該移動範囲内の画像であれば、濃度センサ91での濃度計測を可能とする。
なお、濃度センサ91の移動機構は、図4(A)に示すようなベルト搬送タイプとしているが、図4(B)示される如く、ボールネジ搬送タイプとしてもよい。すなわち、図4(B)に示される如く、筐体138内には、長手方向両端部にブラケット140、142が配置され、ボールネジ機構部の雄ねじシャフト144とガイドシャフト146とが掛け渡されている。
濃度センサ91が取り付けられた移動ブロック148は、雄ねじシャフト144にねじ込まれると共に、ガイドシャフト146が貫通されている。
雄ねじシャフト144の一端部には、駆動部126の回転軸が取り付けられており、この駆動部126の回転軸が回転することで、雄ねじシャフト144が回転し、移動ブロック130を移動させる。この結果、濃度センサ91の主走査方向への移動を可能とする。
(制御ユニットのハード構成)
図2に示される如く、制御ユニット44は、メインコントロール部70を含んでいる。メインコントロール部70は、CPU72、RAM74、ROM76、I/O(入出力部)78、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス80を有している。
I/O78には、前記画像形成装置10における搬送系や、画像形成のための走査露光系、現像系等の各処理系を制御し、管理するための印刷制御管理部88が接続されている。
より詳細には、印刷制御管理部88には、搬送制御部100、走査露光制御部102、現像制御部104、転写制御部106、定着制御部108が接続され、各部の制御を管理している。
印刷制御管理部88は、I/O78ではなく、直接バス80に接続された構成であってもよい。また、ここでは、印刷に関する制御を印刷制御管理部88に集約する構成としたが、当該制御をメインコントロール部70で実行する構成であってもよい。
また、I/O78には、UI(ユーザ・インターフェイス)82が接続されている。UI82は、ユーザーからの入力指示を受け付け、かつユーザーへ画像処理に関する情報を報知する役目を有している。さらに、I/O78には、ハードディスク84が接続されている。また、I/O78は、I/F86を介して通信回線網90に接続されている。
前記印刷制御管理部88には、前記濃度センサ91、及び環境センサ112が接続されている。環境センサ112は、画像形成装置10の筐体12内に設けられている。環境センサ112の取付位置は、例えば、定着装置36の近傍等、画像形成時の温度変化が大きい場所から離れた場所であることが好ましい。本実施の形態では、主として環境センサ112からの情報を、現像バイアス電圧の制御に適用するようになっており、図1における感光体ユニット30及び転写ユニット32の下方に設けられている。
環境センサ112は、温度と湿度の情報を検出する、市販のセンサである。なお、温度センサと湿度センサとをそれぞれ別個に取り付けてもよい。
前記搬送制御部100、走査露光制御部102、現像制御部104、転写制御部106、定着制御部108は、それぞれ前記電源ユニット41から電源を受けている。電源ユニット41は、商用電源を入力源とし、大きく分類して、制御用電源部41A(3.3V)、低電圧電源部41B(LVPS/24V)、高電圧電源部41C(HVPS/−900V〜−1300V)を備えている。なお、高電圧電源部の電圧の極性は、適用される現像剤(トナー)の帯電極性によって変わるものであり、ここでは、極性をマイナス(−)としている。
制御用電源部41Aは、制御用電源ラインLAを介して、メインコントロール部70を含む各制御系へ制御用電源を供給する。また、低電圧電源部41Bは、低電圧電源ラインLBを介して、搬送制御部100、走査露光制御部102、現像制御部104、転写制御部106、定着制御部108へ低電圧電源を供給する。さらに、高電圧電源部41Cは、高電圧電源ラインLCを介して、主として走査露光制御部102、現像制御部104、転写制御部106へ高電圧電源を供給する。
ここで、印刷管理制御部88では、画像形成処理の状況を、例えば、本実施の形態では、単位サイズ(一例として、A4サイズ)での画像処理枚数PV(プリントボリューム)数に換算し、当該PV値が予め定められた枚数になる毎に画質調整制御を実行する。
ところで、画質調整制御のために形成される基準画像の数は、前述したように、露光装置62からの画像データに基づく光量や現像ユニット50における現像バイアス電圧を調整する画像濃度調整と、搬送ベルト66上に基準画像を形成し、その濃度を計測して、二成分現像剤のトナー濃度(トナー/キャリア)を調整するトナー濃度調整とがあり、それぞれ、各色で異なる濃度の基準画像が必要であり、16〜20個程度の基準画像が必要であり、濃度センサ91の位置が固定であると、搬送ベルト66の搬送方向に沿って配列することになり、その間、搬送ベルト66を搬送することになる。
そこで、本実施の形態では、図5に示される如く、搬送ベルト66上に、当該搬送方向(図5の矢印Aで示す第1の方向、矢印の向きは問わない)に対して交差する方向に、ジグザグに複数の基準画像150を形成するようにしている。
より詳細には、1つの基準画像150は平行四辺形であり、当該基準画像150が搬送ベルト66の幅方向の一端から他端にかけて、予め定められた角度で4個の基準画像150が形成され、折り返すように4個の基準画像150が形成され、必要の基準画像数分繰り返される。図5は、合計16個の基準画像150を形成した場合を示している。
ところで、前述したように、濃度センサ91は移動機構部120に取り付けられ、主走査方向(搬送ベルト66の搬送方向と直交する方向)に移動可能となっている。
このとき、搬送ベルト66の搬送と、移動機構部120による濃度センサ91の移動とが同時に実行され、濃度センサ91の計測点を、前記ジグザグの基準画像150の配列に沿って移動させる。
すなわち、濃度センサ91の計測点の移動軌跡は、移動機構部120による濃度センサ91自体の移動速度に応じたx成分のベクトル(x,0)と、搬送ベルト66の搬送速度に応じて決まるy成分のベクトル(0,y)との合成ベクトル(x,y)に沿うことになる。
なお、基準画像150を制限なくジグザグに形成し、濃度センサ91の移動方向(ベクト)を合わせるようにしてもよいし、濃度センサ91の移動方向(ベクトル)が先に決まっている場合には、この移動方向に合わせて基準画像150を形成するようにしてもよい。
図6は、本実施の形態に係る印刷管理制御部88で実行される画質調整制御を機能的に示したブロック図である。なお、このブロック図は、ハード構成を限定するものではない。
印刷管理制御部88の画像形成制御部152には、メインコトロール部70から画像形成関連情報(画像データ、画像形成指示情報等)が入力されるようになっている。
画像形成制御部152は、前記搬送制御部100、走査露光制御部102、現像制御部104、転写制御部106、定着制御部108のそれぞれを制御して、画像形成処理を実行する。
画像形成処理部152は、画像形成処理情報入力部154に接続され、画像形成処理情報を送出する。画像形成処理情報入力部154では、例えば、A4サイズ換算で画像処理枚数であるPV値を演算する。演算したPV値は、画質調整制御実行可否判定部156へ送出されるようになっている。
画質調整制御実行可否判定部156では、予め定められたPV値毎に画質調整制御、すなわち、画像濃度調整と、トナー濃度調整を実行するか否かの判定を行う。
画質調整制御実行可否判定部156で、トナー濃度調整を実行する判定がなされると、パッチ形成指示部166に対して実行を指示する。
パッチ形成指示部166では、実行の指示を受けると、画像形成制御部152に対してパッチ形成処理を指示する。
また、パッチ形成指示部166は、パッチ形成パターン情報取得部184に接続されており、パッチ形成指示部166で指示するパッチ形成パターン(ここでは、図5に示す、ジグザグパターン)を送出する。パッチ形成パターン情報取得部184では、取得したパッチ形成パターンと、予め認識している搬送ベルト66の搬送速度情報とに基づいて、移動機構部120へ移動パターンを指示する。
パッチ形成部166は、補正テーブル読出部168に接続されている。補正テーブル読出部168では、例えば、環境情報(温度・湿度等)に応じた補正テーブルを読み出し、当該読み出した補正テーブルをバイアス電位演算部174へ送出する。
バイアス電位演算部174には、濃度センサ91で計測した濃度情報が取り込まれ、バイアス電位演算式を用いて、前記補正テーブル、濃度情報に基づいてバイアス電位を演算する。
バイアス電位演算部174で演算されたバイアス電位演算結果情報は、制御情報反映部182へ送出される。制御情報反映部182は、前記搬送制御部100、走査露光制御部102、現像制御部104、転写制御部106、定着制御部108に対して、必要に応じて制御情報送出する。特に、本実施の形態では、現像制御部104に対してバイアス電位に基づく現像バイアス電圧を制御情報として送出することで、かぶりのない現像バイアス電圧としている。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(画像形成処理手順)
まず、画像形成装置10における、画像形成手順を説明する。
帯電ロール48は、感光体ドラム40の表面を予定の帯電部電位で一様にマイナス帯電する。さらに、帯電された感光体ドラム40上の画像部分が予定の露光部電位になるように露光装置62で露光を行ない静電潜像が形成される。
すなわち、制御ユニット44から供給される画像データに基づき、半導体レーザ(図示省略)をオン・オフして変調することによって画像に対応した潜像が各感光体ドラム40上に形成される。
さらに、回転する感光体ドラム40上の静電潜像が現像ユニット50を通過すると、電気力によって現像ユニット50に収納された現像剤Gのトナーが静電潜像へ付着し、静電潜像はトナー画像として可視化される。
そこで、給紙カセット18に載置された用紙Pがピックアップロール22によって送り出され、さらに、回転駆動する給紙ロール24と分離ロール26によって、一枚ずつ搬送される。給紙カセット18から搬送された用紙Pは、レジストローラ28により一時停止され、所定のタイミングで、感光体ユニット30と転写ユニット32との間に送りだされる。そして、用紙Pは、搬送ベルト66によって保持されて各感光体ドラム40の転写部34へ搬送され、転写部34を通過する時に、感光体ドラム40上のトナー画像が用紙Pに順次転写される。
用紙Pへ転写されたトナー画像は定着装置36で定着され、用紙Pは、排出ロール38によって排出トレイ16へ排出される。
ここで、本実施の形態では、予め定められたPV値毎に画質調整制御を実行する。この画質調整制御では、定常時はパッチを形成し、濃度センサ91でこのパッチ濃度を計測する工程から始め、パッチ濃度と補正テーブルとに基づくバイアス演算式を用いた演算処理である工程を行う。
図7は、基準画像150(パッチ)を用いた画質調整制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ200ではPV値を取得し、次いでステップ202へ移行して画質調整制御時期か否かが判断され、否定判定された場合は、このルーチンは終了する。
また、ステップ202で肯定判定されると、ステップ204へ移行して、画像形成制御部152に対してパッチ形成を指示して、ステップ206へ移行する。
ステップ206では、前記画像形成制御部152に指示したパッチ形成パターンを取得し、ステップ208へ移行する。このパッチ形成パターンの取得により、移動機構部120は、搬送ベルト66上に形成した基準画像150の状態を認識する。例えば、図5のように基準画像150がジグザグパターンで形成されることが認識される。
ステップ208では、濃度計測時期か否かが判断され、肯定判定されるとステップ210へ移行する。
ステップ210では、パッチ形成パターンと搬送ベルト66の搬送速度に基づいて、濃度センサ91を移動しながら基準画像150の濃度を計測する。
ステップ210での濃度計測が終了すると、ステップ212へ移行して、濃度補正(バイアス電圧の補正等)が実行され、このルーチンは終了する。
図5に示される如く、本実施の形態では、基準画像150を搬送ベルト66の搬送方向に沿って形成せず、搬送ベルト66の搬送方向に対して傾斜させ、基準画像150の数により、ジグザグに形成するようにした。このため、濃度センサ91で基準画像150の濃度を計測する場合に、搬送ベルト66の搬送長が、本構成を有しない場合に比べて、短くなる。すなわち、搬送ベルト66における画質調整に必要な領域が短くなる。したがって、クリーニング装置等の接触距離が短くなり、搬送ベルト66の寿命が本構成を有しない場合に比べて長くなる。
以下に本実施の形態の変形例を示す。なお、実施の形態と同一構成については、同一の符号を示して、その構成の説明を省略する。
(変形例1)
図8に示される如く、基準画像150Aを主走査方向(搬送ベルト66の搬送方向と直交する方向)に複数行形成したものである。
この場合、搬送ベルト66を停止させた状態で、移動機構部120(図3、図4の移動機構を流用可)により濃度センサ91を搬送ベルト66の一端から他端へ移動させ、その後、搬送ベルト66を駆動して、濃度センサ91を次行の基準画像150Aに対峙させ、移動機構部120による濃度センサ91を搬送ベルト66の他端から一端へ移動させる。
(変形例2)
変形例2では、画質調整制御ではあるが、目的が搬送ベルト66の幅方向の濃度差の有無を判別するものである。図9に示される如く、濃度差判別用基準画像150Bは、搬送ベルト66の幅方向の一端から他端にかけて連続する帯状であり、例えば、YMCKの各色分(4色分)が複数行に亘って形成される。この変形例2の基準画像150Bは搬送ベルト66の幅方向に渡り均一な濃度となるように形成されている。
濃度センサ91では、特定の色に対して、搬送ベルト66の幅方向に亘り、連続的又は断続的に濃度を計測し、濃度差があった場合には、搬送ベルト66の幅方向で濃度差が生じていると判別し、主走査方向の露光量の調整等がなされる。
(変形例3)
上記実施の形態、並び変形例1及び変形例2では、画質調整の内、濃度を主体として補正制御であった。これに対して、変形例3は、現像剤の攪拌不良に伴って生じる、現像ユニット50(図1参照)に搭載される現像ロールのスパイラルオーガに起因する筋状の濃度むらの有無を判別するものである。
スパイラルオーガは、回転軸の周囲に螺旋状の攪拌羽根が取り付けられており、この攪拌羽根の先端に対応する現像ロール面のトナー量と他の面のトナー量とに差が発生することで筋状のむらが発生すると言われている。
変形例3では、上記発生の原因ではなく、結果的に発生する筋状の濃度むらの有無を判別する。
図10に示される如く、搬送ベルト66に現像ロールの2周以上に亘る面積の所謂黒ベタ画像(黒塗り画像)を基準画像150C(黒ベタ基準画像150C)として形成する。この黒ベタ基準画像150Cに対して、搬送ベルト66を搬送しながら、移動機構部120(図3、図4の移動機構120を流用可)を制御して、濃度センサ91を搬送ベルト66の一端から他端、並びに他端から一端へ移動させる(図10の鎖線参照)。
ここで、筋状の濃度むらがあると、図11に示される如く、極端に濃度が低下する部分が周期的に発生する。
(変形例4)
変形例4は、上記変形例3に示すように、搬送ベルト66上の筋状の濃度むらを有無を濃度センサ91で判別することから波及して、搬送ベルト66上に発生する傷や汚れ等の表面状態を判別し、この表面状態がパッチ形成に適さない場合、予め当該適さない領域を回避する例である。
搬送ベルト66に傷や汚れがあると、この部分に記録された画像(パッチ画像)の濃度に変化が生じる。濃度の変化度合いは傷や汚れ等の表面状態によって異なるため、予め、濃度センサ91による検出値に、「表面状態不適しきい値」を設けておき、検出値がこの「表面状態不適しきい値」を超えた場合には、当該位置を基準とした予め定めた領域でのパッチ形成を回避する。
ところで、回避する方向は、大きく分類して、副走査方向と主走査方向がある。濃度センサ91が固定の場合には、副走査方向のみが回避方向となるが、変形例4では、濃度センサ91が主走査方向に移動可能であるため、本構成を有しない場合に比べて、回避領域が拡大する。
また、副走査方向の回避では、搬送ベルト66を交換、或いは清掃するまで、常に、表面状態不適領域を回避しながらパッチ形成しなければならないが、主走査方向に回避することで、回避した位置での副走査方向全域(搬送ベルト66の全周)に制限なく、パッチ形成が可能である。
なお、本実施の形態、並びに変形例1〜変形例3では、搬送ベルト66に形成した基準画像150(150A〜150C)の濃度を計測するようにしたが、基準画像150(150A〜150C)を中間転写ベルト、中間転写ロール、記録用紙に形成して、濃度を計測するようにしてもよい。
P 用紙
10 画像形成装置
32 転写ユニット
34 転写部
36 定着装置
40 感光体ドラム
41 電源ユニット
41A 制御用電源部
41B 低電圧電源部
41C 高電圧電源部
44 制御ユニット
48 帯電ロール
48A 凹部
50 現像ユニット
62 露光装置
66 搬送ベルト
70 メインコントロール部
88 印刷制御管理部
91 濃度センサ
100 搬送制御部
102 走査露光制御部
104 現像制御部
106 転写制御部
108 定着制御部
112 環境センサ
120 移動機構部
122 筐体
124 ブラケット
126 駆動部
128 スリット孔
130 移動ブロック
132 ベルト
134、136 滑車
150 基準画像
152 画像形成制御部
154 画像形成処理情報入力部
156 画質調整制御実行可否判定部
166 パッチ形成指示部
184 パッチ形成パターン情報取得部
168 補正テーブル読出部
174 バイアス電位演算部

Claims (7)

  1. 像保持体の像保持面を第1の方向へ搬送しながら、前記像保持面に基準画像を形成する画像形成部と、
    前記像保持体上の基準画像の濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記画像形成部を制御して、複数の基準画像を、少なくとも前記第1の方向と交差する方向に沿って、連続又は断続的に配列しながら形成する基準画像形成制御手段と、
    前記濃度検出手段を、当該濃度検出手段の検出領域が複数配列された基準画像上を通過するように移動させる移動手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記基準画像形成制御手段が、
    前記像保持体の像保持面の搬送速度と、前記移動手段による前記濃度検出手段の移動速度と、の合成ベクトル方向に沿って、基準画像を形成する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記基準画像形成制御手段が、
    前記第1の方向と直交する第2の方向に沿って、基準画像を形成する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 基準画像が、
    予め定められた複数種類の濃度値の濃度制御用基準画像である請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
  5. 基準画像が、前記像保持面の前記第1の方向と交差する方向の少なくとも両端部に形成される請求項1〜請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
  6. 像保持体の像保持面を第1の方向へ搬送しながら、前記像保持面に基準画像を形成する画像形成部と、
    前記現像剤を周期性を持って攪拌しながら前記像保持体へ送り出す現像剤供給手段と、
    前記像保持体上の基準画像の濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記画像形成部を制御して、少なくとも前記現像剤供給手段の複数周期分の均一濃度画像を形成する均一濃度画像形成制御手段と、
    前記濃度検出手段を、前記複数の基準画像の前記第1の方向と交差する方向へ移動させる移動手段と、
    前記均一濃度画像を前記濃度検出手段で検出して、前記現像剤供給手段の周期性に即した濃度むらの有無を判別する濃度むら有無判別手段と、
    を有する画像形成装置。
  7. 前記濃度検出手段が、前記像保持体の表面状態を検出可能とされ、当該検出された表面状態を判定する表面状態判定手段と、
    前記表面状態判定手段の判定に応じて、基準画像の形成位置を変更する基準画像位置変更手段と、
    前記基準画像位置変更手段により変更された基準画像の位置に応じて前記移動手段を制御する移動制御手段と、
    をさらに有する請求項1〜請求項5の何れか1項記載の画像形成装置。
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