JP2007139927A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長期間安定したクリーニングを行うことのできるクリーナ装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 電子写真方式の画像形成装置において、感光体1表面に残留する廃トナーを除去するクリーナ装置50を備え、該クリーナ装置50が、下端をドクター方向に当接させて感光体1上の廃トナーを掻き落とすクリーナブレード51と、感光体1表面に接し掻き落とされた廃トナーをガイドするガイドフイルム52と、ガイドフイルム51に重なるように上方に広がり上端部がクリーナブレード51に重なるとともに廃トナー回収用の第1の通路56を有する、可撓性の第1の堰き止め部材54と、廃トナー回収用の第2の通路58を有し、下端が第1の堰き止め部材54の上端よりも下方に位置し第1の堰き止め部材54との間に離間して配備された第2の堰き止め部材57とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は電子写真方式の画像形成装置における感光体をクリーニングするクリーナ装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機やレーザプリンタ等、電子写真方式の画像形成装置では、像担持体としての感光体上に形成した静電潜像をトナー現像により顕像化し、さらにこのトナー像を記録紙等の記録媒体に転写して印刷画像を得ている。また、近年、感光体(第1次像担持体)上に順次形成された複数色のトナー像を、中間転写体(第2次像担持体)上で重ね合わせた後、これを記録紙やOHPシート等の記録媒体に転写してフルカラー印刷画像を得る画像形成装置が提案されている。
これらの画像形成装置では、帯電装置によって一様に帯電させた感光体表面に、画像信号に基づいてレーザ光を照射して静電潜像を形成する。この帯電装置として、コロトロン放電による非接触帯電方式や、帯電ロールによる接触帯電方式がある。接触帯電方式で
は、感光体表面に帯電ロールを接触させて高電圧を印加し、感光体表面を帯電させる。
また、電子写真方式の画像形成装置では、トナー像を記録媒体または中間転写体に転写した後、像担持体表面に未転写のトナーが残留するので、一般に転写位置の後段にクリーナ装置が設けられる。クリーナ装置はクリーナブレードを有しており、このクリーナブレードを感光体表面に当接させることにより残留トナーが掻き落とされる。クリーナ装置によるトナー除去を容易にするため、該クリーナ装置の前段に除電装置を設けることもある。
感光体への帯電方式として上記の接触帯電方式を採用した場合、クリーナ装置において次のような問題点が生じやすい。すなわち、接触帯電方式では帯電ロールを感光体表面にいつも接触させた状態であるので、感光体表面を荒らして、その平滑性を損ねやすい。感光体表面の平滑性が損なわれると、上記クリーナブレードと感光体表面の接触抵抗が増大し、滑りが悪くなる。その結果、クリーナブレード先端の微小振動(びびり)による異常音が発生して使用環境の悪化を招く恐れがある。さらに、上記微小振動によりクリーナブレードの先端が傷み、その滑らかさが低下してトナー除去のむらによるクリーニング不良をきたすこともある。
そこで、図4に示すように、先端を下方に向けて感光体100表面に当接されたクリーナブレード151と、上記クリーナブレード151で上記感光体100表面から掻き落とされた廃トナーを貯溜するハウジング153と、廃トナーを受けてハウジング153に案内するガイドフイルム152と、クリーナブレード151およびガイドフイルム152よりもハウジング153側に配置され、廃トナーをクリーナブレード151先端に一時的に堰き止めるためのトナー堰き止め部材154と、ハウジング153内に貯留された廃トナーを、図示しない排出口から排出するためのオーガ159を有するクリーナ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このクリーナ装置では、感光体表面から除去された廃トナーが、クリーナブレード151、ガイドフイルム152、およびトナー堰き止め部材154により形成される領域Aに堰き止められ、クリーナブレード151の先端が廃トナーで覆われる。この廃トナーが、クリーナブレード151先端が滑らかに摺動するための潤滑剤として作用することにより上記問題を防止するようになっている。
特開平11−161125号公報(第2−4頁、図1)
しかし、上記特許文献1に開示されたクリーナ装置では、トナー堰き止め部材154により形成される領域Aに堰き止められた廃トナーが、クリーナブレード151先端を滑らかに摺動させる潤滑剤として効果的に作用するためには、領域A内に貯留する廃トナーの量とトナー堰き止め部材154の上端部を越えてハウジング153側へと排出される廃トナーの量とがバランスし、領域A内のクリーナブレード151先端に存在する廃トナーの量が適切な範囲内にあることが必要である。そこで、トナー堰き止め部材154には、ハウジング153との固定部境界に、堰き止められた廃トナーの一部をハウジング153内に流入させるための開口156が設けられているが、長期間保管後や長期間の休止後の稼動の場合等、領域A内に存在していた廃トナーが凝集し、開口156からハウジング153側に廃トナーが適切に排出されにくくなるおそれがある。
また、トナー堰き止め部材154は、ハウジング153にその下端が固定され、上端がクリーナブレード151の先端との重なり部分を有する可撓性の樹脂シートで構成されているが、開口156からの排出能力を超えた廃トナーが領域A内に流入してきたとき、極端な場合には、トナー堰き止め部材154が破線で示したように矢印方向に曲げられて折損してしまうこともある。
このように領域Aから廃トナーが適切に排出されないと、領域A内の廃トナーの圧力の変動に伴うトナー堰き止め部材154の変形量増大による廃トナーの不均一性を招き、潤滑剤としての効果が発揮されず、クリーニング不良を引き起こす原因となる。
本発明は、上記事情に鑑み、長期間安定したクリーニングを行うことのできるクリーナ装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、
所定の方向に回転する感光体上にトナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録媒体に転写し該記録媒体上のトナー像を定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
上記感光体表面の、該感光体からトナー像を転写した後の部分に残留する廃トナーを除去するクリーナ装置を備え、
上記クリーナ装置が、
上記感光体表面の、該感光体からトナー像を転写した後の上向きに移動する部分に下端をドクター方向に当接させて該感光体表面に残留する廃トナーを掻き落とすクリーナブレードと、
上端部が、上記クリーナブレードの下端との間に間隔を置いて上記感光体表面に接し該クリーナブレードにより掻き落とされた廃トナーをガイドするガイドフイルムと、
下端部が固定され上記ガイドフイルムに重なるように上方に広がり上端部が上記クリーナブレードに重なるとともに、廃トナー回収用の第1の通路を有する、可撓性の第1の堰き止め部材と、
上端部が固定されて下方に広がり途中に廃トナー回収用の第2の通路を有し下端が上記第1の堰き止め部材の上端よりも下方に位置し、該第1の堰き止め部材との間に離間して配備された第2の堰き止め部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、第1の堰き止め部材によって堰き止められた廃トナーは通常、第1の通路を通過してハウジング内に移動し、開口156からの排出量より領域A内に流入する廃トナー量が多い場合には、第1の堰き止め部材の上端を乗り越え移動し、さらには第2の通路を通過してハウジング内に移動するようになっているので、クリーナブレードの先端は適量の廃トナーによって覆われる。従って、感光体の表面の荒れが生じた場合でも、クリーナブレードの先端付近に存在する廃トナーが潤滑剤として作用するので、クリーナブレードの先端が感光体の表面にひっ掛かって微小な振動を起こして異常音を発生したりクリーナブレードを損傷させたりすることが防止される。
ここで、上記第2の通路が、上記第2の堰き止め部材に形成された開口であるか、又は、上記第2の通路が、上記第2の堰き止め部材下端部に形成された凹部であってもよい。
また、上記第2の通路が、上記第1の通路の開口面積よりも大きい開口面積を有するものであることが好ましい。
また、上記第2の堰き止め部材が、上記第1の堰き止め部材のバネ定数よりも大きいバネ定数を有するものであることも好ましい態様である。
以上説明したように、本発明によれば、クリーナブレード先端に滞留した適量の廃トナーが、クリーナブレード先端が感光体表面を滑らかに摺動するための潤滑剤として作用するので、クリーナブレード先端が感光体表面にひっかかって生じる微小振動が低減し、異常音の発生やクリーニングブード先端の損傷が防止される。その結果、長期間安定したクリーニングを行うことのできるクリーナ装置を備えた画像形成装置を実現することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラープリンタの概略構成図である。
図1に示すように、像担持体としての感光体ドラム(以下、単に『感光体』という)1は図示しないモータにより矢印7の方向に回転する。感光体1の周囲には、帯電装置すなわち帯電ロール8、露光装置9、現像アセンブリ10、第1次転写器2、クリーナ装置50が配置されている。
現像アセンブリ10は、フルカラー現像のための4台の現像装置10Y,10M,10C,10Kからなる。現像装置10Y,10M,10C,10Kは、感光体1上の潜像をそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナーで現像する。各色のトナーを現像する際には、図示しないモータによって現像アセンブリ10を矢印R方向に回転させ、当該色の現像装置が感光体1に当接するように位置合わせされる。
感光体1上に現像された各色のトナー像は、第1次転写器2によって中間転写ベルト3に順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。中間転写ベルト3はロール12,13,14,15に張架されている。これらのうち、ロール12は図示しない駆動源に結合されて中間転写ベルト3を駆動する駆動ロールとして機能し、ロール13は中間転写ベルト3の張力を調節するテンションロールとして機能し、ロール14は第2次転写器4のバックアップロールとして機能する。
中間転写ベルト3を挟んでロール15と対向する位置にはベルトクリーナ16が設けられていて、中間転写ベルト3上の残留トナーがクリーナブレードで掻き落とされる。
記録紙カセット17,18から引き出しロール19,20で搬送路に引き出された記録紙はロール対21,22,23によってニップ部、すなわち第2次転写器4と中間転写ベルト3との当接部に給送される。
中間転写ベルト3上に形成されたトナー像はこのニップ部で記録紙上に転写され、定着装置24で熱定着されてトレイ25またはトレイ26(本体上面)に排出される。
中間転写ベルト3には反射型光センサ6が対向して配置されていて、中間転写ベルト3上の反射箔5からの反射光を検出する。反射光の検出信号はROS9による画像形成タイミングやトナー像の転写タイミングを制御する基準信号として利用される。
現像装置10Y,10M,10C,10Kは、交換可能なトナーカートリッジと、現像バイアスを与える現像用ロールと、現像用ロールヘトナーを供給するトナー供給装置および搬送装置とを有している。
次に、上記構成の画像形成装置により画像が形成される過程について説明する。
まず、帯電ロール8に電圧を印加して感光体1の表面を予定の帯電部電位で一様にマイナス帯電させる。続いて、帯電された感光体1上の画像部分が予定の露光部電位になるようにROS9で露光を行い潜像が形成される。すなわち、図示しない制御装置から供給される画像信号に基づき、ROS9をオン/オフすることによって画像に対応した潜像が形成される。
現像装置10Y等の現像ロールには各色毎に予め設定された現像バイアスが印加されており、上記潜像は該現像ロールの位置を通過時にトナーで現像され、トナー像として可視化される。トナー像は第1次転写器2で中間転写ベルト3に転写され、さらに第2次転写器4で記録紙に転写された後、定着装置24に送給される。フルカラープリント時はベルト上で4色のトナーが重ね合わされた後、記録紙に転写される。感光体1上に残留したトナーはクリーナ装置50で除去されて回収される。
次に、上記クリーナ装置50について詳細に説明する。
図2は、本実施形態におけるクリーナ装置の断面図である。
図2に示すように、このクリーナ装置50は、感光体1表面の、感光体1からトナー像を転写した後の上向きに移動する部分に下端51bをドクター方向に当接させて感光体1表面に残留する廃トナーを掻き落とすクリーナブレード51と、上端部52aが、クリーナブレード51の下端51bとの間に間隔G1を置いて感光体1表面に接しクリーナブレード51により掻き落とされた廃トナーをガイドするガイドフイルム52と、下端部54bが固定されガイドフイルム52に重なるように上方に広がり上端部54aがクリーナブレード51に重なるとともに、ガイドフイルム52に重なる部分に廃トナー回収用の第1の通路56(破線の円で囲まれた部分)を有する、可撓性の第1の堰き止め部材54と、上端部57aが固定され下方に広がり途中に廃トナー回収用の第2の通路58(一点鎖線の円で囲まれた部分)を有し、下端57bが第1の堰き止め部材54の上端54aよりも下方に位置し第1の堰き止め部材54との間に離間して配備された第2の堰き止め部材57とを備えている。
また、このクリーナ装置50は、クリーナ装置全体を囲む、内部に廃トナーが貯留されるハウジング53、およびハウジング53内に貯留された廃トナーを、図示しない排出口から排出するためのオーガ59を有している。このオーガ59により、廃トナーはハウジング53の一側方に押しやられた後、別途設けた廃トナー回収装置に搬出される。
クリーナブレード51は、図示のように、その下端部が感光体1の回転方向に対向するドクター方向で感光体1の表面に当接していて、いわゆるドクターブレードまたはドクターナイフ式の当接状態に構成されており、ハウジング53の感光体1に向き合う開口部の上端53aに固定されている。固定方法は接着またはネジ止め等適宜選択できる。クリーナブレード51は感光体1の画像形成領域の幅に対応する長さを有する樹脂材料であり、一例としてウレタンゴムなどを用いることができる。
ガイドフイルム52は感光体1に接した状態において、クリーナブレード51の下端51bとの間に間隔G1を隔てた位置に設置されており樹脂シートからなる。
第1の堰き止め部材54は、可撓性の樹脂シートからなる部材であり、上端部54aがクリーナブレード保持部材60に固定されている。固定方法は接着またはネジ止めなど適宜選択することができる。
第2の堰き止め部材57は、可撓性の樹脂シートからなる部材であり、上端部54aがクリーナブレード51の下端51bと重なり合うようにハウジング53の開口部の下縁53bに固定されている。固定方法は接着またはネジ止めなど適宜選択することができる。
次に、ガイドフイルム52の作用について説明する。
図2において、ガイドフイルム52の上端52aは感光体1の表面に押圧されてハウジング53側に屈曲し、自身の有する弾力によって感光体1との密着が維持されており、これによりクリーナブレード51で感光体1の表面から掻き落とされた廃トナーはハウジング53側にガイドされる。
次に、第1の堰き止め部材54の作用について説明する。
第1の堰き止め部材54は、クリーナ装置の初期状態においては、クリーナブレード51の先端裏側に接触しているが、感光体1の表面から掻き落とされた廃トナーが、感光体1と第1の堰き止め部材54との間に次第に貯留されてくるに従い、廃トナーの押圧力により第1の堰き止め部材54の上端54aは図示の位置54aから位置54a’に変位し、第1の堰き止め部材54とクリーナブレード51との間に間隙G2が形成される。
間隙G2に貯留された廃トナーは、その貯留量が増すと、間隙G2を通過し、第1の堰き止め部材54の上端54aを乗り越えてハウジング53内の、クリーナブレード51と第2の堰き止め部材57との間の空間G3に流入する。
また、第1の堰き止め部材54には、ハウジング53との接合部近傍に第1の通路56(破線の円で囲まれた部分)が形成されている。廃トナーにはトナーだけでなくキャリアや異物が混入していることが多い。しかもこれら混入物はトナーよりも密度が大きいものがほとんどである。そこで、この第1の通路56を通じてこれら混入物をハウジング53内に誘導することによって、混入物が滞積してクリーナブレード51と感光体1との間に侵入するのを防止でき、感光体1の表面に傷がつくのを回避することができる。
次に、本発明の特徴の一つである第2の堰き止め部材57、および第2の堰き止め部材57に形成された第2の通路58(一点鎖線の円で囲まれた部分)について説明する。
第2の堰き止め部材57は、上端部57aがクリーナブレード保持部材60に固定され、下方に広がり、下端57bが第1の堰き止め部材54の上端54aよりも下方に位置し第1の堰き止め部材54との間に離間して配備されている。
感光体表面から掻き落とされた廃トナーは、第1の堰き止め部材54の上端54aを乗り越えてハウジング53内に移動しようとして、この第2の堰き止め部材57により堰き止められ、クリーナブレード51と第2の堰き止め部材57との間の空間G3に貯留される。空間G3に貯留された廃トナーは、第2の堰き止め部材57の途中に形成された第2の通路58からハウジング53内に排出される。
こうして第1の通路56および第2の通路58からハウジング53内に移動した廃トナーは搬送用オーガ59により、図示しない排出口側に搬送される。
図3は、第2の堰き止め部材に形成された第2の通路を形成する開口の形状を示す図である。
図3(a)に示すように、第2の堰き止め部材57には、図示のような楕円形の開口58(第2の通路)が形成されている。この開口58の合計開口面積が大きくなり過ぎると廃トナーが開口58を通過してハウジング53側に移動する量が多くなり過ぎ、クリーナブレード51の先端を覆う廃トナー量が不足する。従って、そのような不具合が起きないように開口58の寸法や個数を決定することが必要であり、この観点から、開口58の数は図示の6か所に限定されず、例えば、単一の長孔としてもよい。
また、第2の通路58の形状は、図3(a)に示すような楕円形のもの以外に、円形や多角形のものでもよく、さらに、図3(b)に示すように、第2の堰き止め部材57下端部に凹部58を形成したものであってもよい。
なお、第2の堰き止め部材57の開口寸法およびバネ定数は、前述の第1の堰き止め部材54の開口寸法およびバネ定数との関連のもとに設定する必要があるが、本発明者らの実験に徴するに、第1の堰き止め部材54のバネ定数よりも第2の堰き止め部材57のバネ定数の方を大きく設定した方が良好な結果が得られることが確かめられている。
また、第1の通路56の開口面積よりも第2の通路58の開口面積を大きくする方が良好な結果が得られることも確かめられている。
要は、第1の堰き止め部材54によって堰き止められ、クリーナブレード51の下端51bとガイドフイルム52の上端部52aとの間隔G1に相当する部分に貯留された廃トナーの一部が第1の通路56(破線の円で囲まれた部分)を通過してハウジング53内に移動し、残りの一部が第1の堰き止め部材54の上端を乗り越えて空間G3に移動し、空間G3に移動した廃トナーが第2の通路58(一点鎖線の円で囲まれた部分)を通過してハウジング53内に移動するすることによって、クリーナブレード51の先端が適量の廃トナーによって覆われるように各部材の寸法やバネ定数などのパラメータを適切に設定すればよい。
上記のように構成した本実施形態によれば、感光体1から掻き落とされ第1の堰き止め部材54で堰き止められた廃トナーは、一部が第1の通路56(破線の円で囲まれた部分)を通過してハウジング53内に移動し、残りの一部が空間G3に移動した後、第2の通路58(一点鎖線の円で囲まれた部分)を通過してハウジング53内に移動し、その結果、クリーナブレード51の先端は適量の廃トナーによって常時覆われ、感光体1の表面の荒れが生じた場合でも、クリーナブレード51の先端付近に存在する廃トナーが潤滑剤として作用するので、クリーナブレード51の先端が感光体1の表面にひっ掛かって微小な振動を起こして異常音を発生したりクリーナブレード51を損傷させたりすることが防止される。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例であるフルカラープリンタの概略構成図である。 本実施形態におけるクリーナ装置の断面図である。 第2の堰き止め部材に形成された第2の通路の形状を示す図である。 従来のクリーナ装置の一例を示す概略構成図である。
符号の説明
1 感光体
2 第1次転写器
3 中間転写ベルト
4 第2次転写器
5 反射箔
6 反射型光センサ
7 矢印(感光体回転方向)
8 帯電ロール
9 ROS(露光装置)
10 現像アセンブリ
10Y,10M,10C,10K 現像装置
12,13,14,15 ロール
16 ベルトクリーナ
17,18 記録紙カセット
19,20 引き出しロール
21,22,23 ロール対
24 定着装置
25,26 トレイ
50 クリーナ装置
51 クリーナブレード
51b 下端
52 ガイドフイルム
52a 上端部
52b 下端部
53 ハウジング
54 第1の堰き止め部材
54a 上端部、位置
54a’ 位置
54b 下端部
56 第1の通路
57 第2の堰き止め部材
57a 上端部
57b 下端部
58 第2の通路
59 オーガ
60 クリーナブレード保持部材
100 感光体
151 クリーナブレード
152 ガイドフイルム
153 ハウジング
154 トナー堰き止め部材
156 開口
159 オーガ

Claims (5)

  1. 所定の方向に回転する感光体上にトナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録媒体に転写し該記録媒体上のトナー像を定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
    前記感光体表面の、該感光体からトナー像を転写した後の部分に残留する廃トナーを除去するクリーナ装置を備え、
    前記クリーナ装置が、
    前記感光体表面の、該感光体からトナー像を転写した後の上向きに移動する部分に下端をドクター方向に当接させて該感光体表面に残留する廃トナーを掻き落とすクリーナブレードと、
    上端部が、前記クリーナブレードの下端との間に間隔を置いて前記感光体表面に接し該クリーナブレードにより掻き落とされた廃トナーをガイドするガイドフイルムと、
    下端部が固定され前記ガイドフイルムに重なるように上方に広がり上端部が前記クリーナブレードに重なるとともに、廃トナー回収用の第1の通路を有する、可撓性の第1の堰き止め部材と、
    上端部が固定されて下方に広がり途中に廃トナー回収用の第2の通路を有し下端が前記第1の堰き止め部材の上端よりも下方に位置し、該第1の堰き止め部材との間に離間して配備された第2の堰き止め部材とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の通路が、前記第2の堰き止め部材に形成された開口であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の通路が、前記第2の堰き止め部材下端部に形成された凹部であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の通路が、前記第1の通路の開口面積よりも大きい開口面積を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の堰き止め部材が、前記第1の堰き止め部材のバネ定数よりも大きいバネ定数を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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