JP4190006B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
電子複写機、各種のプリンタ、ファクシミリ、印刷機、或いはこれらの複合機などとして構成される画像形成装置においては、画像形成部に記録材を搬送し、その画像形成部において、記録材に画像を形成している。このように画像形成部に搬送される記録材には、紙粉や塵埃などの異物が付着しており、かかる異物がそのまま記録材と共に画像形成部に運ばれると、記録材に形成される画像の画質が低下する。
そこで、画像形成部に記録材を搬送する搬送ローラにクリーニング部材を圧接させ、搬送ローラの表面に付着した異物をクリーニング部材によって掻き取るようにした画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。ところが、この構成によると、搬送ローラに直にクリーニング部材が圧接しているので、搬送ローラの表面が早期に摩耗し、その直径が小さくなってしまう。このように搬送ローラの径が小さくなってしまうと、この搬送ローラによって記録材を所定の速さで搬送することが困難となり、記録材の搬送が不安定となる欠点を免れない。
また、搬送ローラの表面に金属ローラを当接させ、その金属ローラの表面にブレードを圧接させ、そのブレードによって金属ローラを摩擦帯電させ、搬送ローラに付着した異物を金属ローラに静電的に移行させ、その移行した異物をブレードによって掻き取る異物除去装置が提案されている(特許文献2参照)。この構成によると、ブレードが搬送ローラに直に接触していないので、搬送ローラの表面が早期に摩耗する不具合を防止できる。ところが、この構成によると、上述した画像形成装置の場合と同様に、記録材に付着した異物を積極的に金属ローラに移行させることができず、記録材に多量の異物が残され、これが記録材と共に画像形成部に運ばれるおそれがある。
特開平6−239486号公報 特開平11−59944号公報
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去した画像形成装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、記録材を搬送する搬送ローラ対と、該搬送ローラ対の搬送ローラに当接する異物担持ローラと、該異物担持ローラに当接する異物掻き取り手段とを有し、互いに当接しながら回転する搬送ローラと異物担持ローラとが摩擦帯電して、記録材に付着した異物が該搬送ローラに静電的に移行し、次いでその異物が異物担持ローラに静電的に移行するように、互いに当接する搬送ローラと異物担持ローラの材質を設定し、異物担持ローラに担持された異物を、前記異物掻き取り手段によって除去する異物除去装置と、トナー像が形成される像担持体と、該トナー像を記録材に転写したあとに像担持体上に付着する転写残トナーを除去するクリーニング装置と、前記異物除去装置の搬送ローラと異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向下流側であって、前記異物掻き取り手段と異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に付着した異物の量を検知する異物検知センサとを具備し、前記搬送ローラ対は、前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部よりも記録材搬送方向上流側に位置し、前記クリーニング装置は、像担持体表面に当接するクリーニングブラシと、該クリーニングブラシを回転駆動する駆動手段とを有し、前記異物検知センサの検知結果に基づいて、前記クリーニングブラシの回転数を制御することを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
また、本発明は、上記目的を達成するため、記録材を搬送する搬送ローラ対と、該搬送ローラ対の搬送ローラに当接する異物担持ローラと、該異物担持ローラに当接する異物掻き取り手段とを有し、互いに当接しながら回転する搬送ローラと異物担持ローラとが摩擦帯電して、記録材に付着した異物が該搬送ローラに静電的に移行し、次いでその異物が異物担持ローラに静電的に移行するように、互いに当接する搬送ローラと異物担持ローラの材質を設定し、異物担持ローラに担持された異物を、前記異物掻き取り手段によって除去する異物除去装置と、トナー像が形成される像担持体と、該トナー像を記録材に転写したあとに像担持体上に付着する転写残トナーを除去するクリーニング装置と、前記異物除去装置の搬送ローラと異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向下流側であって、前記異物掻き取り手段と異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に付着した異物の量を検知する異物検知センサとを具備し、前記搬送ローラ対は、前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部よりも記録材搬送方向上流側に位置し、前記クリーニング装置は、クリーニングブレードと、該クリーニングブレードを像担持体表面に圧接させる加圧手段とを有し、前記異物検知センサの検知結果に基づいて、前記像担持体表面に対するクリーニングブレードの圧接圧が変えられるように、前記加圧手段を制御することを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項2)。
さらに、上記請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記異物担持ローラは、金属ローラの表面に成形又はコーティングされたフッ素系樹脂材より成る表層を有していると有利である(請求項3)。
また、上記請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記異物担持ローラは、弾性体層と、該弾性体層を被覆するフッ素系チューブとを有していると有利である(請求項4)。
さらに、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記異物掻き取り手段は、異物担持ローラの表面に圧接した弾性ブレードより成ると有利である(請求項5)。
また、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記異物掻き取り手段は、異物担持ローラの表面に圧接した弾性ブレードと、該弾性ブレードと異物担持ローラとの圧接部の近傍であって、該圧接部よりも異物担持ローラの回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に接触するブラシローラより成ると有利である(請求項6)。
さらに、上記請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記搬送ローラの軸に固定された搬送ローラギアと、該搬送ローラに当接する異物担持ローラの軸に固定され、かつ前記搬送ローラギアに噛み合っている担持ローラギアとを有し、該搬送ローラギアと担持ローラギアを介して前記異物担持ローラを回転駆動すると共に、異物担持ローラに当接する搬送ローラの表面の線速と、該異物担持ローラの表面の線速とに差が生じるように、前記搬送ローラギアの歯数と前記担持ローラギアの歯数が設定されていると有利である(請求項7)。
また、上記請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置において、複数の記録材搬送路が合流する合流部を有し、該合流部よりも記録材搬送方向下流側に前記異物除去装置が設けられていると有利である(請求項8)。
さらに、上記請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置において、記録材に画像を形成する画像形成部に所定のタイミングで記録材を送り出すレジストローラ対を有し、該レジストローラ対よりも記録材搬送方向上流側に前記異物除去装置が設けられていると有利である(請求項9)。
また、上記請求項9に記載の画像形成装置において、前記レジストローラ対のレジストローラ表面の体積抵抗率が10〜1010Ω・cmであると有利である(請求項10)。
さらに、上記請求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置において、前記異物除去装置の搬送ローラと異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向下流側であって、前記異物掻き取り手段と異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に付着した異物の量を検知する異物検知センサを有し、該異物検知センサの検知結果に基づいて、画像形成装置本体の表示部に異物除去装置の保守、点検を促す表示をなすと有利である(請求項11)。
また、上記請求項1乃至11のいずれかに記載の画像形成装置において、トナー像が形成される像担持体と、該トナー像を記録材に転写する転写装置と、前記異物除去装置の搬送ローラと異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向下流側であって、前記異物掻き取り手段と異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に付着した異物の量を検知する異物検知センサとを有し、該異物検知センサの検知結果に基づいて、前記転写装置における転写電流を制御すると有利である(請求項12)。
さらに、上記請求項1乃至12のいずれかに記載の画像形成装置において、記録材に画像を形成する画像形成部に所定のタイミングで記録材を送り出すレジストローラ対と、画像が形成される記録材の面に接触する側のレジストローラの表面に付着した異物の量を検知するレジスト検知センサとを有し、該レジスト検知センサの検知結果に基づいて、画像形成装置本体の表示部にレジストローラの保守、点検の実行を促す表示をなすと有利である(請求項13)。
また、上記請求項13に記載の画像形成装置において、前記レジストローラの表面に付着した異物の量が予め決められた量であることを、前記レジスト検知センサが検知した回数を積算し、その回数が所定数に達したとき、画像形成装置本体の表示部にレジストローラの保守、点検の実行を促す表示をなすと有利である(請求項14)。
さらに、上記請求項1乃至14のいずれかに記載の画像形成装置において、前記異物検知センサ及びレジスト検知センサが反射型光学式センサであると有利である(請求項15)。
本発明によれば、記録材から効率よく異物を除去することができる。
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
図1は画像形成装置の一例を示す概略図である。ここに示した画像形成装置は、その本体1内に配置された4つの像担持体3を有し、その像担持体3の外周面にイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成される。ここでは、ドラム状の感光体より成る像担持体が使用されており、これらの像担持体を識別する必要のあるときは、これらを第1、第2、第3及び第4の像担持体と称し、これらに符号3Y,3M,3C,3BKを付して示し、各像担持体を特に識別せず、これらを総称して示すときは、これに符号3を付して示すことにする。
第1乃至第4の像担持体3Y乃至3BKに対向して記録材搬送ベルト4が配置され、この記録材搬送ベルト4は、複数の支持ローラに巻き掛けられて矢印A方向に走行駆動される。
第1乃至第4の各像担持体3Y,3M,3C,3BK上にトナー像を形成する構成と、その作用は実質的に同一であるため、第1の像担持体3Yにトナー像を形成する構成だけを説明する。図2は、この像担持体3Yと、そのまわりに設けられたプロセス機器の拡大図である。第1の像担持体3Yは図1及び図2における時計方向に回転駆動され、このとき帯電装置7によって第1の像担持体3Yの表面が所定の極性に均一に帯電される。次いで、その帯電面に、レーザ書き込みユニット8から出射する光変調されたレーザビームLが照射される。これによって第1の像担持体3Yに静電潜像が形成され、その静電潜像が現像装置9によってイエロートナー像として可視像化される。ここに示した現像装置9は、回転駆動される現像ローラ31を有し、その現像ローラ31に担持された乾式現像剤DSによって静電潜像が可視像化される。
一方、画像形成装置本体1の下部には、第1及び第2の2つの給紙装置12A,12Bが配置され、これらの給紙装置は、それぞれ給紙カセット13A,13Bと、給紙ローラ14A,14Bとを有し、各給紙カセット13A,13Bには転写紙又は樹脂フィルムなどから成る記録材Pが収容されている。
第1及び第2の給紙装置12A又は12Bのいずれか一方が選択され、その選択された給紙装置の給紙ローラ14A又は14Bが回転することによって、選択された給紙装置の給紙カセット13A又は13Bから記録材Pが送り出される。第1の給紙装置12Aの給紙カセット13Aから送り出された記録材Pは、矢印Bで示すように第1の記録材搬送路15Aを通り、第2の給紙装置12Bの給紙カセット13Bから送り出された記録材Pは矢印Cで示すように第2の記録材搬送路15Bを通る。
第1及び第2の記録材搬送路15A,15Bは合流部16で合流し、その合流部16よりも記録材搬送方向下流側には、後述する異物除去装置20の搬送ローラ対17と、レジストローラ対18がそれぞれ配置されている。搬送ローラ対17の各搬送ローラ17A,17Bはそれぞれ矢印方向に回転しており、合流部16を通過した記録材Pは、かかる搬送ローラ対17の各搬送ローラ17A,17Bによって更に矢印D方向に搬送され、レジストローラ対18に到達する。このときレジストローラ対18の各レジストローラ18A,18Bは停止しており、かかるレジストローラ18A,18Bの間に記録材Pの先端が突き当たって、その姿勢が矯正される。
次いで、所定のタイミングで各レジストローラ18A,18Bが図1に矢印で示した方向に回転し、これによって記録材は第1の像担持体3Yと記録材搬送ベルト4の間に送り込まれ、その記録材搬送ベルト4に担持されて搬送される。記録材搬送ベルト4を挟んで、第1の像担持体3Yにほぼ対向する位置には、像担持体上のトナー像を記録材に転写する転写装置の一例である転写ローラ10が配置され、その転写ローラ10の作用によって第1の像担持体3Y上のイエロートナー像が記録材P上に転写される。記録材Pに転写されず、第1の像担持体3Y上に残された転写残トナーは、クリーニング装置11によって除去される。
全く同様にして、図1に示した第2乃至第4の像担持体3M,3C,3BK上にマゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像が、イエロートナー像の転写された記録材P上に順次重ねて転写される。このようにして4色の未定着トナー像を担持した記録材Pは、定着装置2に送り込まれ、該定着装置2の一対の定着ローラ2A,2Bの間を通過する。このときそのトナー像が熱と圧力の作用によって記録材P上に定着され、該定着装置2を通過した記録材は、矢印E方向で示すように排紙部6上に排出される。
各像担持体3のまわりには、その像担持体にトナー像を形成するための複数のプロセス機器、すなわち帯電装置7、現像装置9、クリーニング装置11などが設けられている。その際、像担持体と、その像担持体にトナー像を形成するための少なくとも1つのプロセス機器とを一体的に組み付けてプロセスカートリッジを構成し、そのプロセスカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能に装着するように構成することができる。
図2に示した例では、帯電装置7と、現像装置9と、クリーニング装置11の各プロセス機器と、像担持体3とが一体的に組み付けられてプロセスカートリッジ71が構成されている。すなわち、プロセスカートリッジ71のケース72に帯電装置7が支持され、このケース72の一部によって、現像装置9の現像ケース78が構成され、この現像ケース78に、現像ローラ31と、現像剤搬送スクリュー79A,79Bが回転自在に支持され、しかもドクターブレード80と、トナー濃度センサ81が現像ケース78に支持されている。現像ローラ31は、像担持体3の表面に近接して位置し、ドクターブレード80は、その先端部が現像ローラ31の表面に近接して位置している。現像ケース78には、トナーとキャリアを有する乾式の現像剤DSが収容されている。
搬送スクリュー79A,79Bが回転することによって、現像剤DSのトナーとキャリアが互いに逆極性に摩擦帯電されると共に、現像ローラ31が図2における反時計方向に回転駆動され、その周面に現像剤DSが担持されて現像ローラ31の回転方向に搬送される。このとき、ドクターブレード80によって現像ローラ31上の現像剤の層厚が規制され、ドクターブレード80を通過した現像剤が、現像ローラ31と像担持体3の間の現像領域に搬送され、ここでそのトナーが静電潜像に静電的に移行して、該潜像がトナー像として可視像化される。
現像ケース78内に収容された現像剤DSのトナー濃度が低下したことがトナー濃度センサ81によって検知されると、図2に示したトナーカートリッジ83に収容されたトナーが図示していない粉体ポンプによって現像ケース78に供給される。
また、ケース72の一部によってクリーニング装置11のクリーニングケース73が形成され、このクリーニングケース73にクリーニングブレード74の基端部がブレードホルダ75を介して支持され、しかも当該クリーニングケース73にクリーニングブラシ76とトナー搬送スクリュー77が回転自在に支持されている。クリーニングブレード74とクリーニングブラシ76は共に像担持体の周面に当接している。トナー像の転写後に像担持体表面に付着する転写残トナーは、クリーニング装置11のクリーニングブラシ76とクリーニングブレード74との協働作用によって、像担持体表面から除去される。除去されたトナーは、トナー搬送スクリュー77によってクリーニングケース73の外部に搬送される。
上述のように、本例の画像形成装置は、トナー像を記録材Pに転写したあとに像担持体3上に付着する転写残トナーを除去するクリーニング装置11を有し、そのクリーニング装置11は、像担持体3の表面に当接するクリーニングブラシ76と、像担持体3の表面に圧接して、像担持体3上の転写残トナーを掻き取るクリーニングブレード74とを有していると共に、クリーニングブラシ76を図2における反時計方向に回転駆動する駆動手段(図示せず)と、クリーニングブレード74を像担持体表面に圧接させる加圧手段を有している。図示した例では、図2に示すように、ブレードホルダ75が矢印F方向に揺動可能に支持されていて、図示していないばねによってクリーニングブレード74が像担持体3の表面に圧接される。このばねと、該ばねのばね力を変化させる図示していない駆動装置とによって、上記加圧手段が構成されている。本例のクリーニングブレード74は、像担持体3の表面移動方向に対してカウンタ向きに取り付けられている。
ここで、記録材Pは、その記録材に画像を形成する画像形成部に搬送されるのであるが、図1及び図2に示した画像形成装置においては、像担持体3から記録材Pにトナー像を転写する転写部が画像形成部を構成している。記録材Pが、給紙装置12A,12Bから、かかる画像形成部に搬送されるのである。その際、画像形成部に搬送された記録材に多量の紙粉や塵埃などの異物が付着していると、記録材に転写されたトナー像の画質が劣化する。図示した画像形成装置の場合には、記録材に多量の異物が付着していると、トナー像の転写時に、その異物が像担持体3上に移行し、その異物が帯電装置7に付着することによって、帯電後の像担持体3の表面に帯電むらが発生し、これによってトナー像に濃度むらが生じ、その画質が劣化する。また、像担持体3上に多量の異物が付着したとすると、その異物が像担持体3とクリーニングブレード74との間に挟み込まれ、これによって局部的なクリーニング不良が発生し、トナー像にすじが生じるおそれがある。
そこで、本例の画像形成装置には、先に簡単に説明した異物除去装置20が設けられている。図3は、この異物除去装置20と、レジストローラ対18を判りやすく示した説明図である。図3から判るように、異物除去装置20は、記録材を画像形成部に搬送する前述の搬送ローラ対17を有し、この搬送ローラ対17の各搬送ローラ17A,17Bはそれぞれ矢印方向に回転し、記録材Pはこれらの搬送ローラ17A,17Bに挟持されて矢印D方向に搬送される。また、図1から判るように、搬送ローラ対17は、像担持体3から記録材Pにトナー像を転写する転写部よりも記録材搬送方向上流側に位置している。
各搬送ローラ17A,17Bは、例えば、軸22A,22Bに固定された弾性体層(ゴム又はスポンジ等)23A,23Bを有するローラとして構成され、或いは全体が金属や樹脂などの剛体より成るローラとして構成される。或いは、一方の搬送ローラが弾性体層を有し、他方の搬送ローラの全体が剛体より成るように、その各ローラ17A,17Bを構成することもできる。ここでは、各搬送ローラ17A,17Bが各軸22A,22Bに固定された弾性体層23A,23Bを有しているものとする。両搬送ローラ17A,17Bは記録材の幅以上の長さを有し、記録材の全面に各搬送ローラ17A,17Bの表面が接触するようになっている。
また、異物除去装置20は、搬送ローラ対17の搬送ローラ17Aに当接する異物担持ローラ24Aと、その異物担持ローラ24Aの表面に適宜な圧力で当接する異物掻き取り手段25Aと、異物回収ケース26Aとを有している。図3に示した例では、記録材Pの各面のうち、図1及び図2に示した像担持体3の表面に接触する側の記録材面に当接する搬送ローラ17Aに、異物担持ローラ24Aが当接している。かかる異物担持ローラ24Aは、図3における反時計方向に回転駆動される。後述するように、他方の搬送ローラ17Bに当接する異物担持ローラを設けることもできる。
異物掻き取り手段25Aは、異物担持ローラ24Aの表面に圧接した弾性ブレード27Aと、その弾性ブレード27Aと異物担持ローラ24Aとの圧接部の近傍であって、該圧接部よりも異物担持ローラ24Aの回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に接触するブラシローラ28Aより成る。ブラシローラ28Aは、図3における時計方向に異物担持ローラ24Aよりも高速で回転駆動される。ブラシローラ28Aを省略し、弾性ブレード27Aだけで異物掻き取り手段を構成することもできる。弾性ブレード27Aは、例えば電気的に絶縁性の高いフィルムなどにより構成されている。
ここで、互いに当接しながら回転する搬送ローラ17Aと、異物担持ローラ24Aがその接触によって摩擦帯電し、両搬送ローラ17A,17Bの間を通過する記録材Pに付着した異物が、搬送ローラ17Aの表面に静電的に移行し、次いで、その搬送ローラ表面に付着した異物が異物担持ローラ24Aの表面に静電的に移行するように、互いに当接する搬送ローラ17Aと異物担持ローラ24Aの材質が設定されている。
異物担持ローラ24Aの表面に移行して、該異物担持ローラ24Aに担持された異物は、異物掻き取り手段25Aによって異物担持ローラ24Aの表面から除去される。すなわち、異物担持ローラ24A上に付着した異物は、回転するブラシローラ28Aのブラシによって、異物担持ローラ24Aの表面から除去されやすい状態にされ、引き続き異物担持ローラ24Aの表面に、その回転方向に対してカウンタ向きに圧接した弾性ブレード27Aによって、異物が異物担持ローラ24Aの表面から除去される。除去された異物は、弾性ブレード27Aを取り付けた異物回収ケース26Aに回収される。
上述のように、本例の異物除去装置20は、記録材Pに付着した異物を、静電気力によって搬送ローラ17Aに積極的に移行させるので、記録材から効率よく異物を除去できる。従って、記録材Pに付着した異物が多量に転写部まで運ばれ、これが像担持体3に移行する不具合を抑制でき、記録材Pに形成された画像の画質を高めることができる。また、搬送ローラ17Aに移行した異物は、異物担持ローラ24Aに静電気力によって積極的に異物担持ローラ24Aに移行し、次いでその異物が、異物担持ローラ24Aの表面に当接した異物掻き取り手段25Aによって除去される。このように、搬送ローラ17Aには、異物掻き取り手段が当接することはないため、搬送ローラ17Aが早期に摩耗して、その径が小さくなり、記録材Pの搬送が不安定となる不具合を効果的に抑制することができる。
異物担持ローラ24Aは、例えば、電気的に高抵抗な特性を持ち、摩擦抵抗の低い樹脂材を表面に有するローラより成る。かかる特性を持つ異物担持ローラ24Aによって、搬送ローラ17A、異物担持ローラ24A、弾性ブレード27Aをそれぞれ摩擦帯電すると共に、これらの摺動性を良くしてその接触部の摩耗劣化を抑制することができる。
より具体的には、異物担持ローラ24Aが、そのローラ24Aの軸30Aより成る金属ローラの表面に成形又はコーティングされたフッ素系樹脂材より成る表層32Aを有している。このフッ素系樹脂材としては、ポリフッ化ビニル、四フッ化エチレン、六フッ化プロピレン及び各共重合体などを用いることができ、これらの材料は、帯電列から見ると負極最下位側に位置しており、紙、金属、ゴムなどに対して効果的に帯電することができる。また、この構成の異物担持ローラ24Aは、これに当接する搬送ローラ17Aのローラ硬度に合せて、これらのローラ間に適宜な幅のニップを形成でき、双方のローラ17A,24Aをむらなく摩擦帯電させることができる。この構成の異物担持ローラ24Aは、これに当接する搬送ローラ17Aが、その表面側にゴムなどの弾性体層23Aを有している場合に特に有効である。
また、異物担持ローラ24Aが、その軸30Aの外側に、ゴムなどから成る弾性体層を有していると共に、その弾性体層を被覆するフッ素系チューブを有していると、この異物担持ローラ24Aに当接する搬送ローラ17Aの表面が硬質の樹脂や金属などの剛体から成るときも、両ローラ24A,17Aの間に適度な幅のニップを形成でき、これらのローラ24A,17Aをむらなく摩擦帯電させることができる。
また、異物掻き取り手段25Aが異物担持ローラ24Aに圧接する弾性ブレード27Aを有していると、そのブレード27Aが異物担持ローラ24Aの表面に均一に圧接することができるので、異物担持ローラ24A上の異物を効率よく除去することができる。また、異物掻き取り手段25Aが弾性ブレード27Aのほかに、ブラシローラ28Aを有していると、そのブラシローラ28Aによって、異物担持ローラ24Aと弾性ブレード27Aとの接触部に溜まった異物を除去し、弾性ブレード27Aの異物掻き取り性能を高めることができる。
図4は、異物除去装置20の搬送ローラ17A,17Bと異物担持ローラ24Aの駆動系を示す説明図である。この図に示すように、異物除去装置20は、搬送ローラ17Bの軸22Bに固定されたギア33Bと、このギア33Bに噛み合い、かつもう一方の搬送ローラ17Aの軸22Aに固定されたギア33Aを有している。しかも、異物除去装置20は、搬送ローラ17Aの軸22Aに固定された搬送ローラギア34Aと、この搬送ローラ17Aに当接する異物担持ローラ24Aの軸30Aに固定され、かつ搬送ローラギア34Aに噛み合っている担持ローラギア35Aとを有している。図示していないモータによって、搬送ローラ17Bの軸22Bが回転駆動され、その回転がギア33B,33Aを介して搬送ローラ17Aの軸22Aに伝えられる。更に、その軸22Aの回転が搬送ローラギア34Aと担持ローラギア35Aを介して異物担持ローラ24Aの軸30Aに伝えられて異物担持ローラ24Aが回転駆動される。このように、各搬送ローラ17B,17Aと異物担持ローラ24Aをギアによって駆動連結すると、各ローラの摩擦により回転を伝達するように構成した場合に比べ、所定の正しい回転数で各ローラに回転を伝えることができ、搬送ローラ対17により記録材Pの送り速度を、上流側から送られてくる記録材の搬送速度と合せた安定した速度に設定することができる。
また、搬送ローラ17Aの表面線速と、これに当接する異物担持ローラ24Aの表面線速が等しくなるように構成してもよいが、これらの線速が互いに異ならせ、これらのローラ17A,24Aの表面をスリップさせるように構成すると、両ローラ17A,24Aの表面を効率よく摩擦帯電させることができ、記録材P上の異物を搬送ローラ17Aへ、次いでその異物を異物担持ローラ24Aへ効果的に移行させることができる。図4に示した例では、搬送ローラギア34Aの歯数が、担持ローラギア35Aの歯数より少なく設定され、これによって搬送ローラ17Aの表面線速の方が、異物担持ローラ24Aの表面線速よりも速くなるように構成されている。異物担持ローラ24Aに当接する搬送ローラ17Aの表面の線速と、その異物担持ローラ24Aの表面の線速とに差が生じるように、搬送ローラギア34Aの歯数と担持ローラギア33Aの歯数が設定されているのである。
上述のように、両ローラ17A,24Aの表面線速を異ならせると共に、両ローラ17A,24Aの当接部に適宜な幅のニップを形成することにより、両ローラ17A,24Aの表面を効率よく、かつ均一に摩擦帯電させることができる。
ところで、図1及び図3に示した第1及び第2の記録材搬送路15A,15Bと、これらの合流部16以降の記録材搬送路は、記録材搬送装置を構成するものであるが、ここに示した例のように、複数の記録材搬送路が合流する合流部を有する記録材搬送装置の場合には、図3に示したように、その合流部16よりも記録材搬送方向下流側に上述の異物除去装置20を設けることが有利である。このようにすれば、第1及び第2の複数の記録材搬送路15A,15Bを有しているにもかかわらず、1つの異物除去装置20を設けるだけで、記録材Pに付着した異物を除去でき、その構成を簡素化することができる。
また、図1及び図3に示した記録材搬送装置は、記録材Pに画像を形成する画像形成部に所定のタイミングで記録材Pを送り出すレジストローラ対18を有しているが、異物除去装置20は、このレジストローラ対18よりも記録材搬送方向上流側に設けられている。
レジストローラの表面に紙粉などの異物が多量に付着すると、その表面の摩擦係数が下がり、レジストローラ対18による記録材の搬送が不安定となるおそれがある。ところが、上記構成によると、レジストローラ対18を通る前の記録材Pから異物を除去できるので、レジストローラに付着する異物の量を極く少量にすることができ、レジストローラの表面の摩擦係数の低下を防止でき、記録材の搬送が不安定となる不具合を防止できる。
また、上述の記録材搬送装置におけるレジストローラ対18のレジストローラ表面の体積抵抗率は10〜1010Ω・cmに設定されている。この構成により次に説明する作用効果を奏することができる。
異物除去装置20の搬送ローラ対17を通過して記録材Pは、静電的に不均一に帯電した状態となる。かかる記録材Pがそのまま転写部に至り、その記録材Pに、転写ローラ10の作用によって像担持体3上のトナー像が転写されたとすると、記録材Pが保有する静電気がノイズとなって、適正な転写バイアスが掛からず、記録材に転写されたトナー像に転写チリ、白抜けなどの異常が発生する。これに対し、レジストローラ18A,18Bの表面の体積抵抗率を上述のように10〜1010Ω・cmという中抵抗に設定すると、記録材Pがレジストローラ対18を通過するとき、その記録材Pの帯電状態が均一化されると共に低電位化し、これによって記録材Pに転写されたトナー像に異常が発生することを防止することができる。
レジストローラ18A,18Bを中抵抗にするには、例えば、これらのローラの表面が共にゴムより成る場合には、そのゴムとして中抵抗ゴムを使用し、レジストローラ18A,18Bの画像形成装置本体に接地される軸受を導電性軸受とすればよい。また、レジストローラ対18の駆動側ローラが、軸にゴムを巻いたゴムローラで、従動側ローラが金属ローラの場合には、ゴムローラのゴムとして導電性のゴムを用い、画像形成装置本体側に対して、ゴムローラ及び金属ローラを、中抵抗の軸受にて電気的に接続状態にしてもよい。
レジストローラを導電性にすれば、記録材Pに対する除電効果は高まるが、像担持体3上のトナー像を記録材Pに転写するときに、転写電流が記録材Pを通してレジストローラに流れ、そのレジストローラから逃げてしまうため、画像抜けなどの転写不良が発生するおそれがある。特に記録材Pが通常よりも多めに吸湿していると、異常画像が発生しやすくなる。
上述のように、異物除去装置20は、記録材Pに付着した異物を効率よく除去するが、全ての異物を除去することはできず、わずかな量の異物が記録材Pに残されることは一般に避けられない。かかる異物が転写部において像担持体3の表面に移行し、経時的にその量が増えれば、記録材上に転写された画像の画質が劣化する不具合を免れない。
そこで、本例の画像形成装置には、図3に示すように、異物除去装置20の搬送ローラ17Aと異物担持ローラ24Aとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向下流側であって、異物掻き取り手段25Aと異物担持ローラ24Aとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に付着した異物の量を検知する異物検知センサ36Aが設けられ、この異物検知センサ36Aの検知結果に基づいて、図2に示したクリーニングブラシ76の回転数を制御するように構成されている。ここでは、この異物検知センサ36Aとして、反射型光学式センサが用いられている。その際、異物担持ローラ24Aの表面を黒色系にすると、センサ36Aによる検知精度を高めることができる。
異物担持ローラ24A上の異物の量が多くなれば、これに対応して、像担持体3上に付着する異物の量も多くなるので、異物検知センサ36Aによって、異物担持ローラ24A上の異物の量が多くなったことが検知されたとき、クリーニングブラシ76の回転数をそれまでよりも増大し、像担持体3の表面の清掃効率を高め、像担持体3上の異物を効率よく除去して、記録材Pに転写されたトナー像の画質劣化を防止するのである。より具体的に示すと、記録材Pが1枚、又は複数枚通過するごとに異物担持ローラ24A上に付着した異物の量を異物検知センサ36Aによって検知し、異物担持ローラ24A上の異物の量が増大したことが検知されたとき、クリーニングブラシ76の回転数を増大させる。
また、上述した制御に代え、又は当該制御と共に、異物検知センサ36Aの検知結果に基づいて、像担持体表面に対するクリーニングブレード74の圧接圧が変えられるように、前述の加圧手段を制御するように構成することもできる。異物検知センサ36Aにより、異物担持ローラ24A上に付着した異物の量が増大したことが検知されたとき、前述の加圧手段によって、クリーニングブレード74が像担持体3の表面に、それまでよりも強い圧力で圧接するようにし、像担持体3に付着した異物を効率よく除去するのである。より具体的には、異物検知センサ36Aにより、異物担持ローラ24A上の異物が基準値よりも多くなったことが検知され、その検知回数が所定回数に達したとき、像担持体3に対するクリーニングブレード74の圧接力を高める。
更に、異物検知センサ36Aの検知結果に基づいて、画像形成装置本体の表示部(図示せず)に異物除去装置20の保守、点検を促す表示をなすと共に、その保守、点検を行うべきことを通信手段によって外部に報せるように構成することもできる。これにより、一般のユーザ又はサービスマンが異物除去装置20の搬送ローラ17Aや異物担持ローラ24Aを清掃したり、異物回収ケース26Aの異物を除去したりすることができ、異常画像の発生を未然に防止することができる。より具体的には、異物検知センサ36Aが異物担持ローラ24A上に多量に異物が付着したことを検知した回数を積算し、その回数が所定回数に達したとき、上記表示部をなすのである。
図1に示した画像形成装置は、記録材搬送ベルト4を清掃するベルトクリーニング装置37を有し、このクリーニング装置37も、記録材搬送ベルト4に当接するベルトクリーニングブラシ38とベルトクリーニングブレード39を有しており、そのベルトクリーニングブラシ38の回転数と、ベルトクリーニングブレード39の記録材搬送ベルト4に対する圧接力を、異物検知センサ36Aの検知結果に基づいて、上述したところと同じく制御し、記録材搬送ベルトに付着した異物を効率よく除去できるように構成することができる。
また、異物検知センサ36Aの検知結果に基づいて、図2に示した転写装置7の転写電流を制御するように構成することもできる。より具体的には、異物検知センサ36Aにより、異物担持ローラ24A上の異物量が基準値よりも多いことが検知され、その回数が所定置に達したとき、転写装置7の転写電流を低くする。これにより、記録材に付着した異物が像担持体3に静電的に移行しにくくなり、異常画像の発生を未然に防止することができる。
また、図3に示すように、画像が形成される記録材Pの面に接触する側のレジストローラ18Aの表面に付着した異物の量を検知するレジスト検知センサ40を設け、そのレジスト検知センサ40の検知結果に基づいて、画像形成装置本体の表示部にレジストローラの保守、点検の実行を促す表示をなすように構成することもできる。より具体的には、レジストローラ18Aの表面に付着した異物の量が予め決められた量であることを、レジスト検知センサ40が検知した回数を積算し、その回数が所定数に達したとき、画像形成装置本体の表示部にレジストローラの保守、点検の実行を促す表示をなすのである。このセンサ40も、反射型光学センサより成る。また、この場合も、通信手段により、レジストローラの保守、点検を行うべきことを外部に報せるように構成することもできる。記録材Pに付着した異物は、異物除去装置20により除去されるので、レジストローラ18に付着する異物の量は少なく、従ってレジスト検知センサ40による異物測定間隔を長くすることもできる。
上述の構成により、レジストローラを清掃できるので、レジストローラによる記録材の搬送異常や異常画像の発生を事前に防止することができる。
異物検知センサ36Aとレジスト検知センサ40として、反射型光学式センサを用いると、異物の量を、ローラ24A,18Aに非接触で検知できるので、これらのローラを傷めることがない。
図5は、上述した各制御を行うための制御ブロック図である。
以上、搬送ローラ対17の一方の搬送ローラ17Aに異物担持ローラ24Aを当接させた例を示したが、図3に二点鎖線で示すように、他方の搬送ローラ17Bにも異物担持ローラ24Bを当接させると共に、その異物担持ローラ24Bに対向して異物検知センサ36Bを設け、かつ異物担持ローラ24Bに付着した異物を除去する異物掻き取り手段25Bを設けることもできる。これらと、これらに関連する具体的構成は、前述したところと同じく構成することができる。図4には、搬送ローラ17Bの軸22Bに固定された搬送ローラギア34Bと、このギア34Bに噛み合い、かつ異物担持ローラ24Bの軸30Bに固定された担持ローラギア35Bを二点鎖線で示してある。また、図5には、異物検知センサ36Bも図示してある。
以上説明した各構成は、感光体上に形成したトナー像を中間転写体より成る像担持体に転写し、その中間転写体上のトナー像を記録材に転写する画像形成装置や、感光体より成る像担持体が1つだけ設けられた画像形成装置や、印刷機又はインクジェットプリンタなどの画像形成装置にも適用できるものである。
画像形成装置の一例を示す概略図である。 図1に示したプロセスカートリッジの拡大断面図である。 図1に示した異物除去装置とレジストローラ対の説明図である。 搬送ローラと異物担持ローラの駆動系を示す図である。 制御ブロック図である。
符号の説明
3 像担持体
7 帯電装置
11 クリーニング装置
16 合流部
17 搬送ローラ対
17A,17B 搬送ローラ
18 レジストローラ対
18A,18B レジストローラ
20 異物除去装置
22A,22B 軸
23A,23B 弾性体層
24A,24B 異物担持ローラ
25A,25B 異物掻き取り手段
27A 弾性ブレード
28A ブラシローラ
30A,30B 軸
32A 表層
34A,34B 搬送ローラギア
35A,35B 担持ローラギア
36A,40 センサ
P 記録材

Claims (15)

  1. 記録材を搬送する搬送ローラ対と、該搬送ローラ対の搬送ローラに当接する異物担持ローラと、該異物担持ローラに当接する異物掻き取り手段とを有し、互いに当接しながら回転する搬送ローラと異物担持ローラとが摩擦帯電して、記録材に付着した異物が該搬送ローラに静電的に移行し、次いでその異物が異物担持ローラに静電的に移行するように、互いに当接する搬送ローラと異物担持ローラの材質を設定し、異物担持ローラに担持された異物を、前記異物掻き取り手段によって除去する異物除去装置と、トナー像が形成される像担持体と、該トナー像を記録材に転写したあとに像担持体上に付着する転写残トナーを除去するクリーニング装置と、前記異物除去装置の搬送ローラと異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向下流側であって、前記異物掻き取り手段と異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に付着した異物の量を検知する異物検知センサとを具備し、前記搬送ローラ対は、前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部よりも記録材搬送方向上流側に位置し、前記クリーニング装置は、像担持体表面に当接するクリーニングブラシと、該クリーニングブラシを回転駆動する駆動手段とを有し、前記異物検知センサの検知結果に基づいて、前記クリーニングブラシの回転数を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材を搬送する搬送ローラ対と、該搬送ローラ対の搬送ローラに当接する異物担持ローラと、該異物担持ローラに当接する異物掻き取り手段とを有し、互いに当接しながら回転する搬送ローラと異物担持ローラとが摩擦帯電して、記録材に付着した異物が該搬送ローラに静電的に移行し、次いでその異物が異物担持ローラに静電的に移行するように、互いに当接する搬送ローラと異物担持ローラの材質を設定し、異物担持ローラに担持された異物を、前記異物掻き取り手段によって除去する異物除去装置と、トナー像が形成される像担持体と、該トナー像を記録材に転写したあとに像担持体上に付着する転写残トナーを除去するクリーニング装置と、前記異物除去装置の搬送ローラと異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向下流側であって、前記異物掻き取り手段と異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に付着した異物の量を検知する異物検知センサとを具備し、前記搬送ローラ対は、前記像担持体から記録材にトナー像を転写する転写部よりも記録材搬送方向上流側に位置し、前記クリーニング装置は、クリーニングブレードと、該クリーニングブレードを像担持体表面に圧接させる加圧手段とを有し、前記異物検知センサの検知結果に基づいて、前記像担持体表面に対するクリーニングブレードの圧接圧が変えられるように、前記加圧手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記異物担持ローラは、金属ローラの表面に成形又はコーティングされたフッ素系樹脂材より成る表層を有している請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記異物担持ローラは、弾性体層と、該弾性体層を被覆するフッ素系チューブとを有している請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記異物掻き取り手段は、異物担持ローラの表面に圧接した弾性ブレードより成る請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記異物掻き取り手段は、異物担持ローラの表面に圧接した弾性ブレードと、該弾性ブレードと異物担持ローラとの圧接部の近傍であって、該圧接部よりも異物担持ローラの回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に接触するブラシローラより成る請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記搬送ローラの軸に固定された搬送ローラギアと、該搬送ローラに当接する異物担持ローラの軸に固定され、かつ前記搬送ローラギアに噛み合っている担持ローラギアとを有し、該搬送ローラギアと担持ローラギアを介して前記異物担持ローラを回転駆動すると共に、異物担持ローラに当接する搬送ローラの表面の線速と、該異物担持ローラの表面の線速とに差が生じるように、前記搬送ローラギアの歯数と前記担持ローラギアの歯数が設定されている請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 複数の記録材搬送路が合流する合流部を有し、該合流部よりも記録材搬送方向下流側に前記異物除去装置が設けられている請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 記録材に画像を形成する画像形成部に所定のタイミングで記録材を送り出すレジストローラ対を有し、該レジストローラ対よりも記録材搬送方向上流側に前記異物除去装置が設けられている請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記レジストローラ対のレジストローラ表面の体積抵抗率が10〜1010Ω・cmである請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記異物除去装置の搬送ローラと異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向下流側であって、前記異物掻き取り手段と異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に付着した異物の量を検知する異物検知センサを有し、該異物検知センサの検知結果に基づいて、画像形成装置本体の表示部に異物除去装置の保守、点検を促す表示をなす請求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. トナー像が形成される像担持体と、該トナー像を記録材に転写する転写装置と、前記異物除去装置の搬送ローラと異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向下流側であって、前記異物掻き取り手段と異物担持ローラとの当接部よりも異物担持ローラ回転方向上流側の異物担持ローラ表面部分に付着した異物の量を検知する異物検知センサとを有し、該異物検知センサの検知結果に基づいて、前記転写装置における転写電流を制御する請求項1乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 記録材に画像を形成する画像形成部に所定のタイミングで記録材を送り出すレジストローラ対と、画像が形成される記録材の面に接触する側のレジストローラの表面に付着した異物の量を検知するレジスト検知センサとを有し、該レジスト検知センサの検知結果に基づいて、画像形成装置本体の表示部にレジストローラの保守、点検の実行を促す表示をなす請求項1乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記レジストローラの表面に付着した異物の量が予め決められた量であることを、前記レジスト検知センサが検知した回数を積算し、その回数が所定数に達したとき、画像形成装置本体の表示部にレジストローラの保守、点検の実行を促す表示をなす請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記異物検知センサ及びレジスト検知センサが反射型光学式センサである請求項1乃至14のいずれかに記載の画像形成装置。
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