JP2010210845A - カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010210845A
JP2010210845A JP2009055924A JP2009055924A JP2010210845A JP 2010210845 A JP2010210845 A JP 2010210845A JP 2009055924 A JP2009055924 A JP 2009055924A JP 2009055924 A JP2009055924 A JP 2009055924A JP 2010210845 A JP2010210845 A JP 2010210845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester resin
toner
acid
parts
dispersion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009055924A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Hayashi
健司 林
Mikio Kamiyama
幹夫 神山
Hiroaki Obata
裕昭 小畑
Noriyuki Kanehara
規之 金原
Hiroshi Nagasawa
寛 長澤
Yasuhiko Muramatsu
靖彦 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2009055924A priority Critical patent/JP2010210845A/ja
Publication of JP2010210845A publication Critical patent/JP2010210845A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】ダルトーンやソフトトーンのように墨入れしたカラー画像の粒状性の向上を図る。
【解決手段】黒トナー及びカラートナーを用いるカラー画像形成方法において、前記黒トナー及び前記カラートナーはコアシェル構造を有し、前記黒トナーのコアに酸価が15〜40mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、前記黒トナーのシェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、前記カラートナーのコアに酸価が5〜15mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置に関する。
電子写真方式によるカラー画像の形成については、色彩の鮮やかさが求められ、カラートナー用の新たな色材の開発が進んでいる。例えば、彩度と明度が良好なカラートナーが開発されている(例えば、特許文献1、2参照)。
対照的に彩度の低いソフトトーン(Soft Tone)画像と、明度の低いダルトーン(Dull Tone)画像の再現が困難になるという課題があった。ソフトトーン、ダルトーンはともに明るい色にくすみを加えた色である。ソフトトーンは柔らかく優しい印象を与え、ダルトーンは自然で落ち着きのある印象を与える。一般に、色のくすみは、カラートナーにより形成したカラー画像に、黒トナーによるドットを形成することにより表現することができ、このような黒トナーによる画像形成は墨入れと呼ばれる。
近年、ポリエステル樹脂を用いたケミカルトナーが上市されているが、ケミカルトナーは小径化が容易で低温定着性に優れる一方で帯電の湿度依存性が高い。カラートナー及び黒トナーとしてケミカルトナーを用いると、カラートナーと黒トナーの帯電性の解離により、現像性、転写性が不安定であった。「墨入れ」として用いられる黒トナーのドットの転写が不安定であると、ダルトーン、ソフトトーン等の墨入れした画像ががさついた印象を与え、粒状性が低下する。
ポリエステル樹脂を用いたケミカルトナーの転写性を改良する技術も開示されているが(例えば、特許文献3参照)、くすみのある微妙な色を表現するには未だ不十分であった。
特開2007−140478号公報 特開2007−34264号公報 特開2008−304771号公報
本発明の課題は、ダルトーンやソフトトーンのように墨入れしたカラー画像の粒状性の向上を図ることである。
請求項1に記載の発明によれば、
黒トナー及びカラートナーを用いるカラー画像形成方法において、
前記黒トナー及び前記カラートナーはコアシェル構造を有し、
前記黒トナーのコアに酸価が15〜40mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、前記黒トナーのシェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、
前記カラートナーのコアに酸価が5〜15mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられるカラー画像形成方法が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、
前記カラートナーのシェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられる請求項1に記載のカラー画像形成方法が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、
黒トナー及びカラートナーを搭載した現像装置を備え、前記現像装置により黒及びカラーのトナー画像を形成するカラー画像形成装置において、
前記黒トナー及び前記カラートナーはコアシェル構造を有し、
前記黒トナーのコアに酸価が15〜40mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、前記黒トナーのシェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、
前記カラートナーのコアに酸価が5〜15mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられるカラー画像形成装置が提供される。
本発明によれば、黒トナー及びカラートナーの転写特性がともに良好となり、ダルトーン、ソフトトーンのように墨入れした画像の粒状性が向上する。結果として均質な画像を得ることができる。
二成分系現像方式の画像形成が可能なカラー画像形成装置の一例である。
以下、本発明のカラー画像形成方法及びカラー画像形成装置について説明する。
本発明のカラー画像形成方法及びカラー画像形成装置には、下記黒トナー及びカラートナーが用いられる。
《黒トナー》
黒トナーはコアシェル構造を有し、前記黒トナーのコアに酸価が15〜40mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、前記黒トナーのシェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられる。
〈樹脂〉
コア又はシェルに用いるポリエステル樹脂のモノマーとしては、公知の2価以上のアルコール成分と、公知の2価以上のカルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル等のカルボン酸成分とが用いられる。コア又はシェルに用いるポリエステル樹脂は、例えば非結晶性ポリエステル樹脂を用いることができる。
アルコール成分としては、例えば1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール等の脂肪族ジオール、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物等の芳香族ジオールの他、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトール等の3価以上の多価アルコール等が挙げられる。これらのアルコール成分は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ポリエステル樹脂は、モノマーである上記アルコール成分と後述のカルボン酸成分との縮重合反応により得られるが、本発明においては、定着性、保存性、乳化性、耐加水分解性の観点から、全モノマー成分中、3価以上の多価アルコールを1〜15モル%含むことが好ましい。
カルボン酸成分としては、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、n−ドデシルコハク酸、n−ドデセニルコハク酸等の脂肪族ジカルボン酸;シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族ジカルボン酸;トリメリット酸;ピロメリット酸等の3価以上の多価カルボン酸;及びこれらの酸の無水物、アルキル(炭素数1〜3)エステル等が挙げられる。
これらは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。ポリエステル樹脂は、例えばアルコール成分とカルボン酸成分とを不活性ガス雰囲気中にて120〜250℃の温度で縮重合することにより製造することができる。縮重合の際、必要に応じて公知のエステル化触媒を用いてもよい。
上記ポリエステル樹脂は、結着樹脂として2種以上を組み合わせて使用することもできる。本発明においては、ポリエステル樹脂粒子の凝集性を制御する観点から、酸基を有するポリエステル樹脂を用いることが好ましい。特に、分子鎖側鎖に酸基を有するポリエステル樹脂が好ましい。酸基としては、カルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸基、スルフィン酸基等が挙げられるが、コアシェル構造を制御する観点から、特にカルボキシル基及びスルホン酸基が好ましい。
コアに用いるポリエステル樹脂の酸価は15〜40mgKOH/gであり、シェルに用いるポリエステル樹脂の酸価は40〜70mgKOH/gである。好ましくは、コアに用いるポリエステル樹脂の酸価は15〜35mgKOH/gであり、シェルに用いるポリエステル樹脂の酸価は45〜65mgKOH/gである。
コアに用いるポリエステル樹脂の酸価は、3価以上のカルボン酸モノマーの共重合比、スルホン酸基を有するモノマーの共重合比により制御することができる。カルボン酸モノマーとしてトリメリット酸を用いる場合、全カルボン酸モノマーの質量に対して、添加するトリメリット酸を16〜45質量%に制御することにより15〜40mgKOH/gの酸価とすることができる。このとき、カーボンブラックの分散性を高める観点から、0.50〜0.84質量%程度の5−スルホイソフタル酸を併用することが好ましい。5−スルホイソフタル酸によりポリエステル樹脂の酸価を底上げすることも可能である。
シェルに用いるポリエステル樹脂の場合、例えばカルボン酸モノマーとしてトリメリット酸を用いる場合、全カルボン酸モノマーの質量に対して、添加するトリメリット酸を48〜76質量%に制御することにより、40〜70mgKOH/gの酸価とすることができる。0.2〜1.0質量%程度の5−スルホイソフタル酸を併用し、ポリエステルの過剰な架橋反応を回避してもよい。このとき、帯電立ち上がりを向上させる観点から0.2〜1.0質量%程度の5−スルホイソフタル酸を併用することが好ましい。5−スルホイソフタル酸を用いることはポリエステル樹脂の酸価を調製するうえで有利となる。
ポリエステル樹脂は、メタクリル酸等の解離性基を導入したスチレンアクリル樹脂に比較して、水系媒体中における樹脂粒子の分散安定性が低いため、スチレンアクリル樹脂と酸価が同じでも凝集が急激に進行するとともに、凝集時間の再現性が低い傾向がある。本発明者らは、ポリエステル樹脂の酸価を上記特定の範囲に制御することで、ポリエステル樹脂の凝集速度を緩やかにし、着色剤として用いられるカーボンブラックの凝集速度とのバランスを最適化すれば、コア粒子中でのカーボンブラックの分散状態が均一になると考えた。その結果、着色剤として用いられるカーボンブラックの分散状態が均一になり、トナーの転写率の向上とともに、黒トナーの墨入れドットの再現性が増すことにより、カラー画像の粒状性の向上が図れたと推察される。
また、本発明者らはポリエステル樹脂の酸価を上記特定の範囲にすることにより、ポリエステル樹脂粒子の凝集粒子径を安定的に制御し、さらにはコアシェル構造を安定的に制御できることを見出した。その結果、コアが一部露出する等、コアシェル構造が不完全となる問題が解消し、カラートナーと同等の転写特性が発揮され、黒トナーの墨入れドットの再現性向上に寄与したと推察される。
〈着色剤〉
着色剤はカーボンブラックからなる。
カーボンブラックとしては、チャンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ランプブラック等が使用可能である。中でも、製造安定性に優れるDBP(ジブチルフタレート)給油量が50〜300ml/g、数平均一次粒子径が100nm以下のカーボンブラックが好ましい。上記範囲の給油量、数平均一次粒子径とすることにより、カーボンブラック粒子をトナー粒子のコア中に良好に分散させることができる。
カーボンブラック粒子の分散液は、機械的エネルギーによって水系媒体中に着剤粒子を分散させて調製することができる。機械的エネルギーによる油滴分散を行うための分散機としては、特に限定されるものではなく、高速回転するローターを備えた攪拌装置であるクレアミックス(エム・テクニック社製)、超音波分散機、機械式ホモジナイザー、マントンゴーリン及び圧力式ホモジナイザー等が挙げられる。
このように調製される分散液中のカーボンブラック粒子は、その体積基準のメディアン径が10〜100nmであることが好ましく、より好ましくは10〜50nm、さらに好ましくは10〜35nmである。
カーボンブラックの体積基準のメディアン径を制御する方法としては、例えば上述の機械的エネルギーの大きさを調整する方法が挙げられる。
〈離型剤〉
本発明で使用される離型剤は特に限定されるものではなく、公知の離型剤を使用することができる。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類、クエン酸トリベヘネート等の合成エステルワックス、が挙げられる。また、カルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックスの他、モンタンワックス、パラフィンワックス、マイクロリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物・石油系ワックスが挙げられる。これらの変性物であってもよい。
〈その他〉
本発明に係るトナーは、必要に応じて荷電制御剤、外添剤を用いてもよい。
荷電制御剤としては、ニグロシン系染料、ナフテン酸又は高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4級アンモニウム塩化物、アゾ系金属錯体、サリチル酸金属塩又はその金属錯体等が挙げられる。含有される金属としては、Al、B、Ti、Fe、Co、Ni等である。荷電制御剤として好ましいのはベンジル酸誘導体の金属錯体化合物である。
外添剤としては、公知の疎水シリカ、疎水性金属酸化物の他、酸化セリウム粒子或いは炭素数20〜50の高級アルコール粒子を添加することが耐フィルミング性の観点から特に好ましい。酸化セリウム粒子を添加する場合、耐フィルミング性を高める観点から個数平均粒径が150〜800nmのものを用いることが好ましく、250〜700nmのものを用いることがより好ましい。また、酸化セリウム粒子の添加量は、トナー全体に対して0.5〜3.5質量%とすることが好ましく、この範囲とすることにより、良好なクリーニング性が維持されて耐フィルミング性の効果を安定して得ることができる。また、添加量が過剰なケースでは、加熱定着時に溶融したトナー粒子の接着力が抑制されて定着強度が低下するが、上記範囲とすることによりこのような定着強度低下の問題も生じない。
炭素数20〜50の高級アルコール粒子を添加する場合、異なる炭素数のアルコール粒子が多少混合していてもよいが、アルコール粒子の炭素数分布のピークが20〜45の範囲内にあることが好ましい。また、高級アルコール粒子は直鎖成分が75〜98%の範囲内にあることが好ましい。高級アルコール粒子の個数基準のメディアン径は、耐フィルミング性の観点から、200nm以上800nm以下が好ましい。
《カラートナー》
カラートナーはコアシェル構造を有し、前記カラートナーのコアに酸価が5〜15mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられる。
〈樹脂〉
カラートナーのコア又はシェルに用いるポリエステル樹脂は、酸価が異なる以外は、黒トナーに用いられるポリエステル樹脂と同様の物性のものを用いることができる。
カラートナーのコアに用いるポリエステル樹脂の酸価は5〜15mgKOH/gである。また、カラートナーのシェルに用いるポリエステル樹脂の酸価は40〜70mgKOH/gである。
コアに用いるポリエステル樹脂の酸価は、黒トナーと同様に3価以上のカルボン酸モノマーの共重合比、スルホン酸基を有するモノマーの共重合比を制御することにより5〜15mgKOH/gの範囲に調整することができる。カルボン酸モノマーとしてトリメリット酸を用いる場合、全カルボン酸モノマーの質量に対して、添加するトリメリット酸を1〜15質量%に制御することにより上記範囲の酸価とすることができる。
シェルに用いるポリエステル樹脂の場合も黒トナーと同様に、例えばカルボン酸モノマーとしてトリメリット酸を用いる場合、全カルボン酸モノマーの質量に対して、添加するトリメリット酸を48〜76質量%に制御することにより、40〜70mgKOH/gの酸価とすることができる。0.2〜1.0質量%程度の5−スルホイソフタル酸を併用し、ポリエステルの過剰な架橋反応を回避してもよい。このとき、黒トナーと同等の帯電立ち上がりを実現させる観点から0.2〜1.0質量%程度の5−スルホイソフタル酸を併用することが好ましい。5−スルホイソフタル酸を用いることによりポリエステル樹脂の酸価を調製するうえで有利となる。
〈着色剤〉
着色剤は従来知られている顔料や染料を用いることができる。
マゼンタ(又はレッド)の着色剤としては、C.I.ピグメントレッド5、同48:1、同53:1、同57:1、同84、同122、同139、同144、同149、同166、同177、同178、同209、同222などの顔料やC.I.ソルベントレッド1、同49、同52、同58、同68、同11、同122等の染料をあげることができる。
イエロー(又はオレンジ)の着色剤としては、C.I.ピグメントイエロー14、同17、同74、同83、同93、同94、同138、同155、同180、同185、C.I.ピグメントオレンジ31、同43等の顔料やC.I.ソルベントイエロー19、同44、同77、同79、同81、同82,同93、同98、同103、同104、同112、同162の染料をあげることができる。
シアン(又はグリーン)の着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、同60、同76、C.I.ピグメントグリーン7等の顔料やC.I.ソルベントブルー25、同36、同69、同70、同93、同95等の染料をあげることができる。
〈離型剤その他〉
離型剤その他荷電制御剤、添加剤についても、黒トナーと同様のものを用いることができる。
《トナーの製造方法》
上記黒トナー及びカラートナーは、公知のコアシェル法により製造することができる。コアシェル法は、水系媒体中に樹脂や着色剤からなるコア粒子を分散させ、当該コア粒子を凝集、融着させた後、シェル材を添加してコア粒子をシェルによって被覆する方法である。
具体的には、コア用樹脂粒子として、特定の酸価を持つポリエステル樹脂粒子の分散液を水系媒体中に添加し、当該ポリエステル樹脂粒子を凝集させる。特定の酸価とは、黒トナーであれば15〜40mgKOH/g、カラートナーであれば5〜15mgKOH/gである。このとき、ポリエステル樹脂粒子が着色剤粒子を既に含んでいてもよいが、水系媒体中においてポリエステル樹脂粒子と着色剤粒子とを凝集させることが、設備設計上好ましい。コア用樹脂粒子は50%未満の有機溶剤を含有していてもよい。
凝集により形成されたコア粒子の粒子径が、所望のトナー粒子径の80%以上に概ね達したところで、シェルに用いるシェル用樹脂粒子として、酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂粒子の分散液を添加し、トナー粒子を形成する。トナー粒子の体積基準のメディアン径は、良好なトナー画像の粒状性を得るために4.0〜8.0μmであることが好ましい。
シェル形成時、シェル用樹脂粒子を塩析によってコア粒子に付着させ、熱エネルギーによって融着させてシェルを形成することが好ましい。塩析剤は、シェル用樹脂の投入後に添加してもよいが、シェル用樹脂を投入する前に水系媒体中に存在させることが、シェルがコアを均一に被覆する観点から好ましい。塩析剤としては、リチウム、カリウム、ナトリウムの一価の金属塩が挙げられ、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムの二価の金属塩が挙げられる。
また、コアを被覆するシェル層の厚みを均一にし、かつ十分な強度でコアを被覆させるという観点から、コア粒子の円形度が0.940〜0.990の範囲内にあるときにシェル用樹脂を添加することが好ましい。シェル用樹脂の投入量は、トナー粒子に対して5〜40質量%であり、好ましくは10〜25質量%である。
トナー粒子の分散液は、冷却後、固液分離してトナーケーキ(ウェット状態でケーキ状に整形したもの)を得る。次いで、トナーケーキから界面活性剤や塩析剤等の付着物を除去する洗浄処理と濾過処理を繰り返し行う。濾過処理としては遠心分離法、ヌッチェを用いる減圧濾過法、フィルタープレスを用いる濾過法等が挙げられるが、特に限定されない。
洗浄及び濾過後、乾燥処理を行う。乾燥処理に用いられる乾燥機としては、スプレードライヤー、真空凍結乾燥機、減圧乾燥機を挙げることができる。
外添剤を添加する場合には、さらに外添処理を行う。外添処理は、例えばV型ブレンダやヘンシェルミキサ、レディゲミキサのような公知の混合装置を用いて行うことができ、段階的に外添剤をトナー粒子表面に付着させることができる。
〈現像剤の作製〉
作製した黒トナー及びカラートナーは、例えば磁性体を含有させて一成分磁性トナーとして使用する場合、いわゆるキャリアと混合して二成分現像剤として使用する場合、非磁性トナーを単独で使用する場合等が考えられ、何れも好適に使用することができる。キャリアと混合する二成分現像剤として使用する場合は、キャリアに対するトナーフィルミング(キャリア汚染)の発生を抑制することができ、一成分現像剤として使用する場合は、現像装置の摩擦帯電部材に対するトナーフィルミングの発生を抑制することができる。
二成分現像剤を構成するキャリアとしては、鉄、フェライト、マグネタイト等の金属、それらの金属とアルミニウム、鉛等の金属との合金等の従来から公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、特にフェライト粒子を用いることが好ましい。
キャリアとしては、その体積平均粒径としては15〜100μmのものが好ましく、25〜60μmのものがより好ましい。キャリアの体積平均粒径の測定は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMPATEC)社製)により測定することができる。
キャリアとしては、さらに樹脂により被覆されているもの、或いは樹脂中に磁性粒子を分散させたいわゆる樹脂分散型キャリアを用いることが好ましい。被覆用の樹脂組成としては特に限定はないが、例えばオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、エステル系樹脂或いはフッ素含有重合体系樹脂等が用いられる。また、樹脂分散型キャリアを構成するための樹脂としては、特に限定されず公知のものを使用することができ、例えば、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、フェノール系樹脂等を使用することができる。
《カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置》
図1を参照して、本発明のカラー画像形成方法及びカラー画像形成装置の一例を説明する。図1は本発明のカラー画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置11を示す。カラー画像形成装置11は、上記黒トナー及びカラートナーの二成分現像剤を用いて、本発明のカラー画像形成方法により黒及びカラーのトナー画像の形成を行う。このカラー画像形成装置11はタンデム型のカラー画像形成装置と称せられる。
図1に示すように、カラー画像形成装置11の本体上部には画像読取装置21が設けられている。
また、カラー画像形成装置11はイエロー、マゼンタ、シアン、黒の色毎に、露光及び現像を行うユニットuY、uM、uC、uKを備えている。ユニットuY、uM、uC、uKは、それぞれ露光装置u1、現像装置u2、感光体u3、帯電部u4、クリーニング部u5、1次転写ローラu6を含んでいる。1次転写ローラu6は感光体u3に圧接されている。
ユニットuY、uM、uCの各現像装置u2には、コアに酸価が5〜15mgKOH/gのポリエステル樹脂を用い、シェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂を用いたイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーの現像剤がそれぞれ搭載されている。また、ユニットuKの現像装置u2には、コアに酸価が15〜40mgKOH/gのポリエステル樹脂を用い、シェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂を用いた黒トナーが搭載されている。
カラー画像形成装置11は中間転写ユニット22、2次転写ローラ23、定着装置24、給紙部25を備えている。中間転写ユニット22は、複数のロールにより巻回され、回動可能に支持された中間ベルト2aと、クリーニング部2bとを含む。2次転写ローラ23は中間ベルト2aに圧接されている。
画像形成時には、帯電部u4により感光体u3の帯電が行われると、露光装置u1により露光が行われ、感光体u3上に画像信号に基づく静電潜像が形成される。次いで、現像装置u2により現像が行われ、感光体u3上にトナーが付着されてトナー画像が形成される。当該トナー画像は感光体u3の回転及び1次転写ローラu6の作用により中間ベルト2a上に転写される。この露光、現像、転写の工程を、中間ベルト2aの回動に合わせて、各色のユニットuY、uM、uC、uKが順次繰り返すことにより、中間ベルト2a上に各色のトナー画像が重ねられ、黒及びカラーのトナー画像が形成される。
次いで、現像装置u2によって中間ベルト2a上に形成された黒及びカラーのトナー画像を、2次転写ローラ23に接触する部分を通過する用紙に一括転写する。このとき、黒及びカラーともに同じ条件により転写される。
ここで、黒トナーは、導電性のカーボンブラックが着色剤として用いられるため、カーボンブラックのポリエステル樹脂中における分散性を高めて電気抵抗や誘電率をカラートナーに近づけることが有利である。本発明者らは、黒トナーの酸価を特定の範囲に設定することによりカーボンブラックの分散性が高まることを見出した。メカニズムは明らかではないが、酸価を特定の範囲に設定したポリエステル樹脂粒子とカーボンブラック粒子の凝集スピードが高い精度で一致したと推察される。一方、カラートナーに黒トナーと同程度の高酸価のポリエステル樹脂を用いると、帯電量の上昇がとどまらず、画像濃度の低下を引き起こす問題があったが、本発明のカラートナーの酸価に設定すると、帯電量が安定するとともに、帯電の環境依存性も縮小し、転写特性が安定する。さらに、黒トナーとカラートナーの転写性が一致することにより、従来不安定だった黒トナーにより形成される墨入れ用のドットの形成が精度を増し、画像のがさつき感が解消して粒状性が向上したと推察される。
一方、給紙部25からは用紙が搬送され、2次転写ローラ23の位置まで当該用紙が搬送されると、2次転写ローラ23の作用によって中間ベルト2aから用紙上にカラー画像が一括して転写される。その後、用紙は定着装置24に搬送されて加圧及び加熱により用紙上にカラー画像が固定され定着されると、最終的に外部に設けられているトレイに排出される。このようにして、画像形成が終了すると、クリーニング部u5、22により感光体u3や中間ベルト2aに残存するトナーが除去される。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
1.分散液の調製
(1−1)非結晶性ポリエステル樹脂A1の分散液の調製
攪拌装置、窒素導入管、温度センサ、精留塔を備えた内容量5リットルのフラスコに、下記多価カルボン酸モノマー及び下記多価アルコールモノマーを合計3質量部仕込む。1時間かけて反応系を190℃まで上げ、反応系内が均一に攪拌されていることを確認した後、多価カルボン酸モノマーの全量に対し0.003質量%の触媒Ti(OBu)を投入した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 12.50質量部
フマル酸: 13.90質量部
イソフタル酸: 0.55質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.27質量部
トリメリット酸: 5.20質量部
(多価アルコールモノマー)
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンプロピレンオキサイド2モル付加物:76質量部
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンエチレンオキサイド2モル付加物
:24質量部
生成する水を留去しながら同温度から6時間かけて240℃まで温度を上げ、240℃でさらに6時間脱水縮合反応を継続し重合を行い、非結晶ポリエステル樹脂A1を得た。得られた非結晶性ポリエステル樹脂A1の酸価は15.4mgKOH/gであった。
次いで、得られた非結晶性ポリエステル樹脂A1を溶融状態のまま、キャビトロンCD1010(ユーロテック社製)に毎分100質量部の速度で移送した。一方、試薬アンモニア水をイオン交換水で希釈した0.37質量%濃度の希アンモニア水を調製し、別途準備した水性媒体タンクに投入した。この希アンモニア水を熱交換器で160℃に加熱しながら毎分0.1リットルの速度で、上記溶融状態の非結晶性ポリエステル樹脂A1と同時にキャビトロンCD1010に移送した。回転子の回転速度60Hz、圧力が5kg/cmの条件でキャビトロンCD1010を運転し、体積基準のメディアン径が260nm、固形分量が30質量%の非結晶性ポリエステル樹脂A1の分散液を得た。
なお、体積基準のメディアン径(D50)は、マイクロトラックUPA−150(日機装社製)を用いて動的光散乱法で測定して求めた値である。50mlのメスシリンダーに測定対象のポリエステル樹脂粒子の分散液を数滴滴下し、純水を25ml加えた。この揺曳器を超音波洗浄機US−1(as one社製)を用いて3分間分散させ、測定用試料を作製する。作製した測定用試料3mlをマイクロトラックUPA−150のセル内に投入し、Sample Loadingの値が0.1〜100の範囲にあることを確認した。そして、下記条件(i)、(ii)により測定を行った。
(i)測定条件
Transparency(透明度):Yes
Refractive Index(屈折率):1.59
Particle Dencity(粒子比重):1.05gm/cm3
Spherical Particles(球形粒子):Yes
(ii)溶媒条件
Refractive Index(屈折率):Yes
Viscosity(粘度):High(temp)0.797x10-3Pa・S
Low(temp)1.002x10-3Pa・S
(1−2)非結晶性ポリエステル樹脂A2の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂A2の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 12.17質量部
フマル酸: 13.49質量部
イソフタル酸: 0.53質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.26質量部
トリメリット酸: 6.45質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂A2の酸価は18.1mgKOH/gであった。また、分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂A2粒子の体積基準のメディアン径は252nmであった。
(1−3)非結晶性ポリエステル樹脂A3の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂A3の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 11.88質量部
フマル酸: 13.17質量部
イソフタル酸: 0.52質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.26質量部
トリメリット酸: 7.41質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂A3の酸価は20.1mgKOH/gであった。また、分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂A3粒子の体積基準のメディアン径は248nmであった。
(1−4)非結晶性ポリエステル樹脂A4の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂A4の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 11.59質量部
フマル酸: 12.85質量部
イソフタル酸: 0.50質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.25質量部
トリメリット酸: 8.38質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂A4の酸価は22.0mgKOH/gであった。また、分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂A4粒子の体積基準のメディアン径は245nmであった。
(1−5)非結晶性ポリエステル樹脂A5の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂A5の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 10.71質量部
フマル酸: 11.88質量部
イソフタル酸: 0.47質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.23質量部
トリメリット酸: 11.31質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂A5の酸価は28.0mgKOH/gであった。また、分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂A5粒子の体積基準のメディアン径は240nmであった。
(1−6)非結晶性ポリエステル樹脂A6の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂A6の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 9.22質量部
フマル酸: 10.22質量部
イソフタル酸: 0.40質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.20質量部
トリメリット酸: 16.31質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂A6の酸価は38.0mgKOH/gであった。また、分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂A6粒子の体積基準のメディアン径は232nmであった。
(1−7)非結晶性ポリエステル樹脂B1の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂B1の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 8.76質量部
フマル酸: 9.72質量部
イソフタル酸: 0.38質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.19質量部
トリメリット酸: 17.84質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂B1の酸価は41.0mgKOH/gであった。分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂B1粒子の体積基準のメディアン径は221nmであった。
(1−8)非結晶性ポリエステル樹脂B2の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂B2の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 6.58質量部
フマル酸: 7.30質量部
イソフタル酸: 0.29質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.14質量部
トリメリット酸: 25.13質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂B2の酸価は55.0mgKOH/gであった。分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂B2粒子の体積基準のメディアン径は220nmであった。
(1−9)非結晶性ポリエステル樹脂B3の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂B3の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 4.65質量部
フマル酸: 5.15質量部
イソフタル酸: 0.20質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.10質量部
トリメリット酸: 25.13質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂B3の酸価は67.0mgKOH/gであった。分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂B3粒子の体積基準のメディアン径は220nmであった。
(1−10)非結晶性ポリエステル樹脂E1の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂E1の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 14.00質量部
フマル酸: 15.52質量部
イソフタル酸: 0.61質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.30質量部
トリメリット酸: 0.32質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂E1の酸価は5.10mgKOH/gであった。分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂E1粒子の体積基準のメディアン径は282nmであった。
(1−11)非結晶性ポリエステル樹脂E2の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂E2の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 13.30質量部
フマル酸: 14.75質量部
イソフタル酸: 0.58質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.29質量部
トリメリット酸: 2.65質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂E2の酸価は10.0mgKOH/gであった。分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂E2粒子の体積基準のメディアン径は311nmであった。
(1−12)非結晶性ポリエステル樹脂E3の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、非結晶性ポリエステル樹脂E3の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 12.64質量部
フマル酸: 14.01質量部
イソフタル酸: 0.55質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.27質量部
トリメリット酸: 4.87質量部
得られた非結晶性ポリエステル樹脂E3の酸価は14.70mgKOH/gであった。分散液中の非結晶性ポリエステル樹脂E3粒子の体積基準のメディアン径は297nmであった。
(1−13)比較用非結晶性ポリエステル樹脂b1の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、比較用非結晶性ポリエステル樹脂b1の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 3.22質量部
フマル酸: 3.68質量部
イソフタル酸: 0.14質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.07質量部
トリメリット酸: 36.07質量部
得られた比較用非結晶性ポリエステル樹脂b1の酸価は75.0mgKOH/gであった。分散液中の比較用非結晶性ポリエステル樹脂b1粒子の体積基準のメディアン径は221nmであった。
(1−14)比較用非結晶性ポリエステル樹脂e1の分散液の調製
上記非結晶性ポリエステテル樹脂A1の分散液の調製において、多価カルボン酸モノマーを下記モノマーに変更した以外は同様の手順により、比較用非結晶性ポリエステル樹脂e1の分散液を調製した。
(多価カルボン酸モノマー)
テレフタル酸: 14.03質量部
フマル酸: 15.55質量部
イソフタル酸: 0.61質量部
5−スルホイソフタル酸: 0.30質量部
トリメリット酸: 0.23質量部
得られた比較用非結晶性ポリエステル樹脂e1の酸価は4.8mgKOH/gであった。分散液中の比較用非結晶性ポリエステル樹脂e1粒子の体積基準のメディアン径は344nmであった。
作製した各非結晶性ポリエステル樹脂の酸価の一覧を、下記表1に示す。
Figure 2010210845
(2−1)黒の着色剤分散液Bkの調製
カーボンブラック(リーガル330R;キャボット社製)を固形分濃度12.5質量%となるようにイオン交換水中に分散させ、水系分散液を得た。これを黒の着色剤分散液Bkとした。
(2−2)イエローの着色剤分散液Yeの調製
n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部をイオン交換水160質量部に添加し、攪拌、溶解させた溶液を調製した。この溶液を攪拌しながら、当該溶液中に下記イエローの着色剤を徐々に添加した。
(イエローの着色剤)
C.I.ピグメントイエロー74 :22.5質量部
C.I.ピグメントイエロー83 : 2.5質量部
次いで、撹拌装置クレアミックスWモーションCLM−0.8(エム・テクニック社製)を用いて、イエローの着色剤を添加した溶液の分散処理を行い、着色剤分散液Yeを得た。着色剤分散液Ye中の着色剤粒子の体積基準のメディアン径は126nmであった。
(2−3)マゼンタの着色剤分散液Maの調製
n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部をイオン交換水160質量部に添加し、攪拌、溶解させた溶液を調製した。この溶液を攪拌しながら、当該溶液中に下記マゼンタの着色剤を徐々に添加した。
(マゼンタの着色剤)
C.I.ピグメントレッド84 :17.0質量部
C.I.ピグメントレッド209 : 8.0質量部
次いで、撹拌装置クレアミックスWモーションCLM−0.8(エム・テクニック社製)を用いて、マゼンタの着色剤を添加した溶液の分散処理を行い、着色剤分散液Maを得た。着色剤分散液Ma中の着色剤粒子の体積基準のメディアン径は227nmであった。
(2−4)シアンの着色剤分散液Cyの調製
n−ドデシル硫酸ナトリウム11.5質量部をイオン交換水160質量部に添加し、攪拌、溶解させた溶液を調製した。この溶液を攪拌しながら、当該溶液中に下記シアンの着色剤を徐々に添加した。
(シアンの着色剤)
C.I.ピグメントブルー76 :22.5質量部
C.I.ピグメントブルー15:3 : 2.5質量部
次いで、撹拌装置クレアミックスWモーションCLM−0.8(エム・テクニック社製)を用いて、シアンの着色剤を添加した溶液の分散処理を行い、着色剤分散液Cyを得た。着色剤分散液Cy中の着色剤粒子の体積基準のメディアン径は286nmであった。
(3)離型剤分散液の調製
クエン酸トリベヘネートワックス(融点83.2℃): 60質量部
イオン性界面活性剤(ネオゲンRK、第一工業製薬社製):5質量部
イオン交換水 :240質量部
上記成分を混合した溶液を95℃に加熱してウルトラタラックスT50(IKA社製)により十分に分散した。さらに、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーを用いて分散処理し、体積基準のメディアン径240nm、固形分量20質量%の離型剤分散液を得た。
2.トナーの作製
(1)黒トナーK1の作製
非結晶性ポリエステル樹脂A1:1700質量部(固形分換算)
イオン交換水: 2100質量部
着色剤分散液: 250質量部
離型剤分散液: 500質量部
温度計、冷却管、窒素導入装置、攪拌装置が設けられたセパラブルフラスコに、上記成分を投入した。非結晶性ポリエステル樹脂A1はコア用ポリエステル樹脂として用いた。系内の温度を30℃に保った状態で水酸化ナトリウム水溶液(25質量%)を添加してpHを10に調整した。
次に、塩化マグネシウム・6水和物54.3質量部をイオン交換水104.3質量部に溶解させた水溶液を添加し、その後、系内の温度を60℃に昇温させて、コア用ポリエステル樹脂粒子と着色剤粒子との凝集反応を開始した。凝集反応開始後、定期的にサンプリングを行って、粒度分布測定装置コールターマルチサイザー3(ベックマン・コールター社製)を用いて、凝集により形成されたコア粒子の体積基準におけるメディアン径が5.8μmに達したところで、シェル用ポリエステル樹脂として、非結晶性ポリエステル樹脂B1を96質量部(固形換算分)添加した。
さらに、塩化マグネシウム・6水和物2質量部をイオン交換水1000質量部に溶解した水溶液を10分間かけて添加し、シェル用ポリエステル樹脂粒子によってコア粒子が被覆されたトナー粒子を形成した。トナー粒子の体積基準におけるメディアン径が5.8μmに達するまで攪拌を継続した。さらに、温度を60℃に維持し、1時間攪拌を継続した後、エチレンジアミン四酢酸を20.1質量部添加した。この時点で、トナー粒子の円形度を測定したところ、0.951であった。
なお、円形度は下記式により定義される。
円形度=(粒子像と同じ投影面積をもつ円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)
具体的には、界面活性剤を含有する水溶液にトナーを添加し、超音波分散を1分行った後、FPIA−2100(Sysmex社製)等の測定装置を用いてHPF(高倍率撮像)モードによってHPF検出数3000〜10000個の適正濃度で測定を行う。この範囲であれば、再現性のある同一測定値が得られる。
温度を65℃に昇温し、4時間攪拌を継続して、トナー粒子の円形度が0.976に達したところで、6℃/分の条件で30℃まで冷却し、反応を完結させた。
次いで、生成したトナー粒子の分散液を、バスケット型遠心分離器MARK III型(型式番号60×40;松本機械製作社製)により固液分離して、トナーのウェットケーキを形成した。以後、ろ液の電気伝導度の値が15μS/cm以下になるまでトナーの洗浄と固液分離を繰り返した。
次いで、ウェットケーキを気流式乾燥機フラッシュジェットドライヤー(セイシン企業社製)に移し、水分量が0.5質量%になるまで乾燥処理した。乾燥処理では、40℃、20%RHの気流を吹き付けた。乾燥したトナーを24℃に放冷し、トナー100質量部に対し、疎水性シリカ1.0質量部をヘンシェルミキサで混合した。回転翼の周速24m/sとし、20分間混合した後、400MESHの篩いを通過させ、黒トナーK1を得た。
(2)黒トナーK2〜K6の作製
上記黒トナーK1の作製において、コア用ポリエステル樹脂、シェル用ポリエステル樹脂を、表2に示すように変更した以外は同様の手順により、黒トナーK2〜K6を作製した。
Figure 2010210845
(3)イエロートナーY1〜Y4の作製
上記黒トナーK1の作製において、コア用ポリエステル樹脂、シェル用ポリエステル樹脂を表2に示すように変更し、さらに着色剤分散液Bkに代えて着色剤分散液Yeを用いた以外は同様の手順により、イエロートナーY1〜Y4を作製した。
(4)マゼンタトナーM1〜M4の作製
上記黒トナーK1の作製において、コア用ポリエステル樹脂、シェル用ポリエステル樹脂を表2に示すように変更し、さらに着色剤分散液Bkに代えて着色剤分散液Maを用いた以外は同様の手順により、マゼンタトナーM1〜M4を作製した。
(5)シアントナーC1〜C4の作製
上記黒トナーK1の作製において、コア用ポリエステル樹脂、シェル用ポリエステル樹脂を表2に示すように変更し、さらに着色剤分散液Bkに代えて着色剤分散液Cyを用いた以外は同様の手順により、シアントナーC1〜C4を作製した。
(6)比較用黒トナーK7、K8の作製
上記黒トナーK1の作製において、コア用ポリエステル樹脂、シェル用ポリエステル樹脂を表2に示すように変更した以外は同様の手順により、比較用黒トナーK7、K8を作製した。
(7)比較用イエロートナーY5、Y6の作製
上記黒トナーK1の作製において、コア用ポリエステル樹脂、シェル用ポリエステル樹脂を、表2に示すように変更し、さらに着色剤分散液Bkに代えて着色剤分散液Yeを用いた以外は同様の手順により、比較用イエロートナーY5、Y6を作製した。
(8)比較用マゼンタトナーM5、M6の作製
上記黒トナーK1の作製において、コア用ポリエステル樹脂、シェル用ポリエステル樹脂を、表2に示すように変更し、さらに着色剤分散液Bkに代えて着色剤分散液Maを用いた以外は同様の手順により、比較用マゼンタトナーM5、M6を作製した。
(9)比較用シアントナーC5、C6の作製
上記黒トナーK1の作製において、コア用ポリエステル樹脂、シェル用ポリエステル樹脂を、表2に示すように変更し、さらに着色剤分散液Bkに代えて着色剤分散液Cyを用いた以外は同様の手順により、比較用シアントナーC5、C6を作製した。
(10)二成分現像剤の調製
フェライト粒子(体積基準のメディアン径50μm;パウダーテック社製)100質量部と、メタクリレート樹脂(一次粒子の体積基準のメディアン径85nm)2質量部とを、水平攪拌羽根式高速攪拌装置に入れ、攪拌羽根の周速が8m/sとなる条件で、水冷により混合槽内を35℃に制御し15分間混合した。その後、110℃まで昇温し、攪拌を2時間継続した。攪拌後、冷却し、105μmの篩を用いて分粒し、フェライトキャリア(樹脂被覆キャリア)を作製した。このフェライトキャリアを、作製した黒トナーK1〜K8、カラートナー(イエロートナーY1〜Y6、マゼンタトナーM1〜M6、シアントナーC1〜C6)のそれぞれと混合し、各トナーについてトナー濃度が7質量%である二成分系の静電荷像現像剤を調製した。
3.評価実験
市販のデジタル複写機bizhub C6500(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)に評価対象の各トナーの現像剤を搭載して、実施例1〜21、比較例1〜6の評価実験に用いた。実施例1〜21、比較例1〜6において、搭載した黒トナーとカラートナーとの組合せは下記表3に示す通りである。なお、上記デジタル複写機bizhub C6500は、現像剤のカートリッジを交換して使用できるトナーリサイクル方式の機種である。
Figure 2010210845
(1)ダルトーンの粒状性
実施例1〜21、比較例1〜6に係る黒トナー、カラートナーを用いて、6色のダルトーン(Web Safe Colorより)のパッチ画像をプリンタモードで画像形成した。6色のカラーコードは、#996666、#999966、#669966、#669999、#666699、#996699である。画像形成されたそれぞれのカラー画像を観察し、カラー画像の粒状性を総合的に評価した。粒状性とは画像の荒れや不均一さをいう。画像形成は、温度30℃、湿度81%RHの環境と、温度10℃、湿度10%RHの環境の2環境において行い、それぞれの環境下で得られたカラー画像の粒状性を下記評価基準により評価した。
(評価基準)
◎:ルーペ(倍率10倍)を用いて観察しても、きめが細かく、均一なハーフトーンが再現されている。
○:肉眼ではほとんど判別できないが、ルーペで観察すると若干荒れがある。
△:肉眼により荒れがあることが判別できるが、許容範囲内である。
×:肉眼により荒れがひどく、がさついていることが認められる。
(2)ソフトトーンの粒状性
実施例1〜21、比較例1〜6に係る黒トナー、カラートナーを用いて、8色のソフトトーン(Web Safe Colorより)のパッチ画像をプリンタモードで画像形成した。8色のカラーコードは、#cc6666、#cc9966、#cccc66、#99cc66、#66cc66、#66cc99、#66cccc、#6699ccである。画像形成されたそれぞれのカラー画像を観察し、カラー画像の粒状性を総合的に評価した。画像形成は、温度30℃、湿度81%RHの環境と、温度10℃、湿度10%RHの環境の2環境において行い、それぞれの環境下で得られたカラー画像の粒状性を上記ダルトーンと同じ評価基準により評価した。
4.評価結果
評価結果を、下記表4に示す。
Figure 2010210845
表4に示すように、実施例1〜21によれば、肉眼による粒状性の低下は見られず、きめ細かなカラー画像が得られている。これに対し、比較例1〜6によれば、肉眼により画像の荒れが認められ、粒状性が低い。
11 カラー画像形成装置(二成分系現像方式)
u2 現像装置
24 定着装置

Claims (3)

  1. 黒トナー及びカラートナーを用いるカラー画像形成方法において、
    前記黒トナー及び前記カラートナーはコアシェル構造を有し、
    前記黒トナーのコアに酸価が15〜40mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、前記黒トナーのシェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、
    前記カラートナーのコアに酸価が5〜15mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられるカラー画像形成方法。
  2. 前記カラートナーのシェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられる請求項1に記載のカラー画像形成方法。
  3. 黒トナー及びカラートナーを搭載した現像装置を備え、前記現像装置により黒及びカラーのトナー画像を形成するカラー画像形成装置において、
    前記黒トナー及び前記カラートナーはコアシェル構造を有し、
    前記黒トナーのコアに酸価が15〜40mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、前記黒トナーのシェルに酸価が40〜70mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられ、
    前記カラートナーのコアに酸価が5〜15mgKOH/gのポリエステル樹脂が用いられるカラー画像形成装置。
JP2009055924A 2009-03-10 2009-03-10 カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置 Pending JP2010210845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009055924A JP2010210845A (ja) 2009-03-10 2009-03-10 カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009055924A JP2010210845A (ja) 2009-03-10 2009-03-10 カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010210845A true JP2010210845A (ja) 2010-09-24

Family

ID=42971093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009055924A Pending JP2010210845A (ja) 2009-03-10 2009-03-10 カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010210845A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012194515A (ja) * 2011-02-28 2012-10-11 Ricoh Co Ltd 静電画像形成用トナー及びトナー用樹脂

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000131879A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Canon Inc トナー
JP2004264542A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Toshiba Tec Corp 現像剤、及びこれを用いた画像形成装置
JP2005266317A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像剤及び画像形成方法
JP2007086211A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤並びに画像形成方法
JP2007279689A (ja) * 2006-03-17 2007-10-25 Ricoh Co Ltd トナー及びその製造方法
JP2008090054A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Fuji Xerox Co Ltd カラートナーセット、静電潜像現像剤セット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008129282A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Seiko Epson Corp トナー
JP2010191043A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Konica Minolta Business Technologies Inc トナー及びトナーの製造方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000131879A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Canon Inc トナー
JP2004264542A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Toshiba Tec Corp 現像剤、及びこれを用いた画像形成装置
JP2005266317A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像剤及び画像形成方法
JP2007086211A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤並びに画像形成方法
JP2007279689A (ja) * 2006-03-17 2007-10-25 Ricoh Co Ltd トナー及びその製造方法
JP2008090054A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Fuji Xerox Co Ltd カラートナーセット、静電潜像現像剤セット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008129282A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Seiko Epson Corp トナー
JP2010191043A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Konica Minolta Business Technologies Inc トナー及びトナーの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012194515A (ja) * 2011-02-28 2012-10-11 Ricoh Co Ltd 静電画像形成用トナー及びトナー用樹脂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8142971B2 (en) Electrostatic charge developer, electrostatic charge image developer cartridge, process cartridge, and image forming apparatus
JP2008281882A (ja) トナー、並びにこれを用いた画像形成装置及び画像形成方法
JP6168086B2 (ja) 静電潜像現像用二成分現像剤
JP2016133618A (ja) 静電潜像現像用二成分現像剤
JP2008233333A (ja) 二成分現像剤
JP2016224339A (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法
JP5531697B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法
US11188004B2 (en) Electrostatic image developing toner, electrostatic image developer, toner cartridge, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method
JP5439845B2 (ja) トナー及びトナーの製造方法
JP2010019970A (ja) 電子写真用トナー、電子写真用現像剤及び画像形成方法
JP2018045023A (ja) フルカラー画像形成方法及び二成分現像剤セット
JP2010210845A (ja) カラー画像形成方法及びカラー画像形成装置
JP2009198954A (ja) 静電荷像現像用トナー、フルカラートナーキット、画像形成方法
JP2021047321A (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法
CN103995444B (zh) 紫色调色剂、显影剂和调色剂组
US10754268B1 (en) Toner for electrostatic image development, electrostatic image developer, and toner cartridge
JP6784152B2 (ja) 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法
JP2009258688A (ja) 静電荷像現像用トナー、フルカラートナーキット、画像形成方法
JP2018054706A (ja) 静電荷像現像用トナーセット、静電荷像現像剤セット、トナーカートリッジセット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法
JP2017181892A (ja) オートリファイニング現像方式における補給用キャリアおよび補給用二成分現像剤ならびに画像形成方法
JP2023174245A (ja) 静電荷像現像用グリーントナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法
JP5961920B2 (ja) 顔料、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
JP6578638B2 (ja) ビニル/ポリエステル樹脂複合粒子、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法
CN115390397A (zh) 静电图像显影用调色剂、静电图像显影剂、调色剂盒、处理盒和图像形成装置
CN111722487A (zh) 静电荷像显影剂及处理盒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130416

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130730