JP2010209397A - 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】溶射ガン2の中央にワイヤ3を溶射の進行に合わせて送給し、一対の電極間にプラズマを発生させ、そのプラズマによりガス噴出孔14から噴射されるガスを燃焼させて前記ワイヤ3を溶融し、ガス噴出孔14の周りに形成したエアー噴出孔18から噴射されるアトマイズエアーで溶融金属を溶射フレームとして被溶射物に向けて噴射して溶射皮膜を形成する溶射皮膜形成装置。この溶射皮膜形成装置では、エアー供給路19から分岐してワイヤ3の送給方向と直交する方向に形成された分岐流路20の中にコンタクトチップ15をスライド自在に設け、この分岐流路20へと吹き込まれるアトマイズエアーの圧力でコンタクトチップ15をワイヤ3に押圧付勢させる。
【選択図】図2
Description
図1は溶射皮膜形成装置の全体図、図2は実施形態1における溶射ガンの要部拡大断面図である。
図3は実施形態2における溶射ガンの要部拡大断面図である。実施形態2では、分岐流路20を閉塞すると共にアトマイズエアーの圧力を受けて撓む仕切り部材21を分岐流路20の中に設け、その仕切り部材21にコンタクトチップ15を取り付けている。前記コンタクトチップ15と前記仕切り部材21は、アトマイズエアーの供給停止時にコンタクトチップ15をワイヤ3から引き戻して非接触状態を維持する弾性部材であるコイルスプリング22を介して接続されている。
図4は実施形態3における溶射ガンの要部拡大断面図である。実施形態1では、エアー噴出孔18へ供給するアトマイズエアーを利用してコンタクトチップ15をワイヤ3に接触させたが、実施形態3では、ガス噴出孔14へ供給するプラズマガスを利用してコンタクトチップ15をワイヤ3に接触させる。
2…溶射ガン
3…ワイヤ
4…主軸
9…ガス供給部
10…エアー供給部
13…電極(他方の電極)
14…ガス噴出孔
15…コンタクトチップ(一方の電極)
16…ワイヤ供給孔
17…ガス供給路
18…エアー噴出孔
19…エアー供給路
20…分岐流路
21…仕切り部材
22…コイルスプリング(弾性部材)
Claims (5)
- 溶射ガンに溶射材料となるワイヤを溶射の進行に合わせて送給し、一対の電極間にプラズマを発生させ、そのプラズマによりガス噴出孔から噴射されるガスを燃焼させて前記ワイヤを溶融し、ガス噴出孔の周りに形成したエアー噴出孔から噴射されるアトマイズエアーで溶融金属を溶射フレームとして被溶射物に向けて噴射して被溶射物表面に溶射皮膜を形成する溶射皮膜形成装置において、
前記ガス噴出孔へ供給するガス又は前記エアー噴出孔へ供給するアトマイズエアーの圧力を受けて前方へ移動して前記溶射ガンに送給されるワイヤと接触し、前記圧力で該ワイヤとの接触状態を維持するコンタクトチップを一方の電極とし、前記ガス噴出孔近傍に設けた電極を他方の電極とした
ことを特徴とする溶射皮膜形成装置。 - 請求項1に記載の溶射皮膜形成装置であって、
前記コンタクトチップは、前記ガス噴出孔へガスを供給する前記溶射ガンに形成されたガス供給路又は前記エアー噴出孔へアトマイズエアーを供給する前記溶射ガンに形成されたエアー供給路から分岐して前記ワイヤの送給方向と略直交する方向に形成された分岐流路の中にスライド自在とされ、前記ガス供給路又は前記エアー供給路から分岐して前記分岐流路へと吹き込まれるガス又はアトマイズエアーの圧力で前記ワイヤに押圧付勢される
ことを特徴とする溶射皮膜形成装置。 - 請求項2に記載の溶射皮膜形成装置であって、
前記分岐流路には、この分岐流路を閉塞する共にガス又はアトマイズエアーの圧力を受けて撓む仕切り部材が設けられており、その仕切り部材に前記コンタクトチップが取り付けられている
ことを特徴とする溶射皮膜形成装置。 - 請求項3に記載の溶射皮膜形成装置であって、
前記コンタクトチップと前記仕切り部材は、前記ガス又は前記アトマイズエアーの供給停止時に該コンタクトチップをワイヤから引き戻して非接触状態を維持する弾性部材を介して接続されている
ことを特徴とする溶射皮膜形成装置。 - 溶射ガンに溶射材料となるワイヤを溶射の進行に合わせて送給し、該ワイヤに接触させるコンタクトチップを一方の電極とし且つガス噴出孔近傍に設けた電極を他方の電極として、これら電極間に給電してプラズマを発生させ、そのプラズマによりガス噴出孔から噴射されるガスを燃焼させて前記ワイヤを溶融し、ガス噴出孔の周りに形成したエアー噴出孔から噴射されるアトマイズエアーで溶融金属を溶射フレームとして被溶射物に向けて噴射して被溶射物表面に溶射皮膜を形成する溶射皮膜形成装置における前記ワイヤへの給電方法において、
前記ガス噴出孔へ供給するガス又は前記エアー噴出孔へ供給するアトマイズエアーの圧力で、前記コンタクトチップを、送給される前記ワイヤに接触させて給電する
ことを特徴とするワイヤへの給電方法。
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JP2009056131A JP5262861B2 (ja) | 2009-03-10 | 2009-03-10 | 溶射皮膜形成装置及びワイヤへの給電方法 |
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JP5262861B2 JP5262861B2 (ja) | 2013-08-14 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101234556B1 (ko) * | 2010-12-24 | 2013-02-19 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 용사 장치 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0368469A (ja) * | 1989-08-04 | 1991-03-25 | Osaka Denki Co Ltd | プラズマワイヤ溶射加工方法およびその装置 |
JP2000038649A (ja) * | 1998-07-23 | 2000-02-08 | Komatsu Ltd | 成膜装置及び方法 |
JP2001512364A (ja) * | 1997-02-14 | 2001-08-21 | フォード、グローバル、テクノロジーズ、インコーポレーテッド | 改良されたプラズマ移行式ワイヤー・アーク溶射装置及び方法 |
JP2008001922A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Nissan Motor Co Ltd | 溶射皮膜形成装置および溶射皮膜形成方法 |
-
2009
- 2009-03-10 JP JP2009056131A patent/JP5262861B2/ja active Active
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