JP2010208906A - 光デバイス用基板ガラス - Google Patents

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Abstract

【課題】As成分やSb成分等の環境負担物質を含有せず、製造工程の紫外線照射による着色が抑制された高い透過率特性を備えた光デバイス用基板ガラスを提供すること。
【解決手段】質量%で、ガラス組成として、SiO 66〜75%、Al 0.1〜5%、NaO 5〜15%、RO 5〜15%(ただし、RO:Li+NaO+KO)、CaO 3〜10%、MgO 0〜7%、RO 3〜18%(ただし RO:CaO+MgO+BaO+SrO)、Fe+FeO 0.005〜0.02%、TiO 0.2〜2%を含有し、実質的にAs、Sb、PbOを含有しないことを特徴とする光デバイス用基板ガラス。
【選択図】なし

Description

本発明は、可視光波長領域における平均透過率が高いことが求められる光デバイス用基板ガラスに関するものであり、特に製造工程の紫外線照射によるガラスの透過率劣化を効果的に抑制することができる光デバイス用基板ガラスに関する。
液晶プロジェクター等の映像投射表示装置の光学フィルタ用基板ガラスや光による記録再生装置のデバイス部品用基板ガラスには、高い可視光透過率が求められる。従来、これら光デバイス用基板ガラスとしては、ガラス中の鉄成分含有量を極力減らすことにより、2価の鉄イオンに起因する着色を抑制した、いわゆる白板ガラスと呼ばれる高透過ガラスが用いられている。
近年、これら光デバイス用基板ガラスの製造工程において、生産性の向上を目的としてガラスへの紫外線照射を伴う工程を用いることがある。具体的には、光硬化型接着剤による他部材との接着工程や光洗浄工程等である。
光硬化型接着剤としては、紫外線硬化型樹脂接着剤がある。この接着剤は、紫外線を照射すると瞬時に固まる性質を持つものであり、速乾性や透明性、乾燥後の体積の変化が少ないことなどの特長を持つ。この接着剤を硬化させる際には、一般に200〜400nm、主に365nmの波長の紫外線を照射する(特許文献1)。
光洗浄工程としては、一般的に接着性・塗装性・付着性等の改善、精密洗浄を目的に行われ、紫外線照射及び紫外線照射により生成したオゾンを使って基板ガラス表面の有機汚濁膜等を除去するものである。これら工程では、紫外線の持つエネルギーと紫外線により発生した酸素オゾン、活性酸素分子が基板ガラスの表面洗浄に用いられるため、従来より使われてきた湿式洗浄装置より更なる品質の向上が可能である(特許文献2)。
特開2006−120753号公報 特開2003−300028号公報
光デバイス用基板ガラスにおいては、環境負担物質であるAs成分やSb成分等を極力含有しないガラスが求められている。しかし、上記白板ガラスの構成成分からAs成分やSb成分を含有しない組成に変更した光デバイス用基板ガラスを製作し、紫外線照射を伴う工程を行ったところ、紫外線照射により基板ガラスが着色し透過率特性が劣化することが判明した。
これについて検討したところ、As成分やSb成分は、ガラス中に存在することでガラス中の鉄成分を3価に保ち2価に変化するのを抑制し、これによりガラスが青緑色に着色するのを防止する効果がある。また、基板ガラスに紫外線が照射されることによるガラスの着色(紫外線ソラリゼーション)を防止する効果がある。そのため、これら成分を含有しないことにより、紫外線照射によりガラスが着色したと考えられる。製造工程の紫外線照射は、屋外に設置される等して受ける紫外線と比較し、短時間で強度が非常に高いことが特徴として挙げられる。しかし、これら製造工程の紫外線照射によるガラスの着色が課題として考慮されたことはなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、As成分やSb成分等の環境負担物質を含有せず、製造工程の紫外線照射による着色が抑制された高い透過率特性を備えた光デバイス用基板ガラスを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、従来ガラスの透過率特性を悪化させる成分として含有量が厳しく制限されていた鉄成分を一定の範囲で積極的に含有させ、さらに紫外線を吸収する成分をガラスに含有することで、製造工程の紫外線照射による着色が抑制された高い透過率特性を備えた光デバイス用基板ガラスが得られることを見出した。
本発明の光デバイス用基板ガラスは、質量%で、ガラス組成として、SiO 66〜75%、Al 0.1〜5%、NaO 5〜15%、RO 5〜15%(ただし、RO:Li+NaO+KO)、CaO 3〜10%、MgO 0〜7%、 RO 3〜18%(ただし RO:CaO+MgO+BaO+SrO)、Fe+FeO 0.005〜0.02%、TiO 0.2〜2%を含有し、実質的にAs、Sb、PbOを含有しないことを特徴とする。
また、本発明の光デバイス用基板ガラスは、波長254nmにおける肉厚2mmでの透過率が1%未満であり、波長400〜750nmにおける肉厚2mmでの平均透過率が90%以上であり、以下の紫外線照射試験における透過率の差が1%以下であることを特徴とする。なお、前記紫外線照射試験における透過率の差は、両面を鏡面光学研磨した肉厚2mmのガラスの研磨面を主波長253.7nmの400Wの高圧水銀ランプから20cmの位置に対向させて配置し、5時間紫外線を照射した後、波長405nm、660nm、785nmにおける透過率(T)を測定し、紫外線照射前の各波長における初期透過率(T)からの透過率の減少量(T−T)を求めたもの。
また、本発明の光デバイス用基板ガラスは、質量%で、ガラス成分として、Fe+FeO 0.01〜0.015%であることを特徴とする。
また、本発明の光デバイス用基板ガラスは、質量%で、ガラス成分として、NaO 5〜10%(ただし、10%は含まない)であることを特徴とする。
また、本発明の光デバイスは、前記光デバイス用基板ガラスを用いたことを特徴とする。
本発明によれば、ガラス成分として、Fe+FeO及びTiOを所定量含有することで製造工程の紫外線照射によるガラスの着色を防止し、これにより高い透過率特性を備えた環境負荷物質を含有しない光デバイス用基板ガラスを提供することができる。
本発明は、上記構成によるものであり、ガラスを構成する各成分の含有量等を上記のように限定した理由を以下に説明する。なお、各成分の含有量は、すべて質量%で示してある。
SiOは、ガラスの網目構造を形成する主成分であり、熱的、機械的特性を維持するためにも重要な成分である。その添加量が66%未満ではガラス構造が不安定になることで機械的特性が悪化するとともに、化学的耐久性も悪化する。また、75%を超えるとガラスの溶融性・成形性が悪くなるため、好ましくは66〜75%の範囲、より好ましくは68〜73%の範囲である。
Alは、ガラスの失透性及び化学的耐久性を改善する作用があるが、0.1%未満では分相や失透が発生しやすくなり、5%を超えると脈理の発生など溶融性が悪くなるため、好ましくは0.1〜5%の範囲であり、より好ましくは1〜4%である。
LiO、NaO、KOは、融剤として作用し、ガラスの溶融性を改善するとともに、粘度、熱膨張係数の調整に用いられる。また、電気的特性に対しても大きな影響がある重要な成分である。これら3成分の含有量が合計で5%未満では融剤としての効果が得られず、溶融性が悪化する。15%を超えると、化学的耐久性が悪化し、熱膨張係数も大きくなる。このため、5〜15%の範囲が好ましい。
これら3成分の中で、特にNaOの含有量により紫外線硬化樹脂接着剤にて封着した場合の接着性が低下する傾向にある。これは、空気中の水分によりガラス表面に僅かに溶出したNa成分が接着剤との接着性を悪化させるものと考えられる。このため、紫外線硬化樹脂接着剤で十分な接着強度を得るためのNaOの好ましい範囲は、5〜10%(ただし、10%は含まない)である。
CaO、MgO、BaO、SrOは、ガラスの溶融成形性や失透防止のために有効な成分であるが、これら成分の合計の含有量が3%未満ではその効果が少なく、18%を超えると機械的強度が低下する傾向がある。このため、好ましくは3〜18%の範囲、より好ましくは9〜15%である。
これら4成分の中で、特にCaOがガラスの溶融性を向上させるために有効な成分である。しかし、CaOの含有量が10%より多いとガラスの液相温度が高くなり安定したガラス成形が難しくなるうえに、熱膨張係数が高くなるなどの問題も生じる。また、3%未満では高温粘性が高くなり、均質溶融がしにくくなるほかに、歪点の低下などの問題が生じる。このため、好ましくは3〜10%の範囲であり、より好ましくは5〜9%の範囲である。
また、MgOはCaOと同様の効果が得られるもので、ガラスの溶融性を向上させるために有効な成分である。しかし、MgOの含有量が7%を超えると成形性などの問題が生じる。このため、好ましくは0〜7%の範囲であり、より好ましくは0〜5%の範囲である。
TiOは、紫外線を吸収することで紫外線ソラリゼーションによるガラスの着色を防止する成分であり、0.2%以上の添加により効果が認められるが、2%を超えるとガラスを着色する場合があり、安定した着色性の少ないガラスを製造するためには、2%を上限とすることが好ましい。このため、好ましい範囲は、0.2〜2%である。
Fe+FeOは、0.005%未満にすると紫外線照射前は可視光透過率は高いものの、紫外線を照射した後、ガラス内部まで褐色に着色し、可視光透過率を大きく低減させる。これはアルカリシリケートガラスにおいて、ガラス構造中に空孔が形成され着色するものと推定される。一方、含有量が0.02%を超えると鉄成分自体でガラスが緑色に着色し、紫外線照射以前から可視光透過率は低く、さらに紫外線照射によりガラス表面から紫外線ソラリゼーションを起こす。このため、紫外線照射後においても紫外線ソラリゼーションによるガラスの着色を抑制し透過率特性と高く維持するためには、0.005%〜0.02%の範囲が好ましい。より好ましくは0.01〜0.018%の範囲であり、一層好ましくは0.01〜0.015%の範囲である。
紫外線照射によりガラスが着色する紫外線ソラリゼーションの発色メカニズムは、紫外線照射によりガラス中のイオン原子価が転換する場合と、ガラス構造中の空孔に他イオンから電子が流入し空孔が発色中心となる場合があると知られている。
鉄成分は、ガラス中においてFe2+やFe3+の異なる価数のイオン状態で存在し、紫外線照射によりイオン原子価が転換することでガラスが着色する要因となる。一方、紫外線照射により着色した部分が紫外線をカットする膜の役目を果たし、ガラス内部への紫外線の侵入を遮断することで紫外線ソラリゼーションの進行を防いでいる。そのため、ガラス中の鉄成分含有量が少ないと、ガラス内部に侵入した紫外線の作用で広範囲のガラス構造中の空孔に他イオンから電子が流入し、その空孔が発色中心となるため、結果としてガラスの透過率特性が劣化する。このような紫外線によるガラスの着色メカニズムに基づき、Fe+FeOは、所定範囲を含有することが必要である。
なお、ガラス中の鉄成分は、FeとFeOの状態で存在するため両者の合量(Fe+FeO)で規定した。Feは紫外線吸収能を高める成分であり、FeOは熱線吸収能を高める成分である。ガラスが高い透過率を得るためには、FeOの全酸化鉄に対する割合は40%未満であることが好ましい。FeとFeOのバランスは、ガラス原料に添加する酸化剤、還元剤の量、ガラス溶融炉内雰囲気の酸化還元条件などを調整することにより制御することができる。
As、Sb、PbOは、溶融性を向上させる元素としてガラス原料に古くから使用されている。しかし、近年、これら成分を含むガラスは環境に対する負荷が大きい理由で市場からは切り替えの要求が高まっている。このため、これら成分のガラス中への含有は、一般的な工業原料としての不純物としては許容される範囲に抑え、実質的には含有しないことが望ましい。
CoO、CeOは、ガラスの色調を補正する目的で添加される場合があるが、添加することでガラスを着色する成分であり、透過率特性を低下させる要因となりえるため実質的には含有しないことが望ましい。
その他の任意成分として、B、ZrOなどを溶融成形性向上、透過率の調整、機械的強度の調整、熱的特性の調整を目的に5%未満加えることができる。
本発明の光デバイス用基板ガラスは、光学フィルタや偏光分離素子を用いる映像投射表示装置、固体撮像装置、光記録再生装置、光通信機器等、またこれら記載のものに限らず、高い透過率特性が装置性能として要求される各種光デバイスに好適に用いることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の光デバイス用基板ガラスは、次のようにして作成することができる。まず、ガラス原料として酸化物、炭酸塩、水酸化物、硝酸塩、硫酸塩、塩化物などの原料粉末を上記組成範囲となるよう秤量・混合し、原料バッチとする。この原料バッチを白金坩堝に入れ、1350〜1500℃の温度で溶融し、十分に攪拌・清澄し均質なガラスとする。それら溶融ガラスを、枠に流し込み、ブロック状に成型し、除冷点付近で保持して歪をなくしたのち、室温まで冷却した。なお、ガラス溶融は白金ルツボを用いたポット溶融、タンク炉による連続溶融などにより溶融することができる。成形は型に鋳込む、ローラーで板状に引き伸ばすなどの方法があるが、主にはフロート法により板成型することが好ましい。
次に、本発明の光デバイス用基板ガラスにつき、実施例に基づいて詳細に説明する。表1及び表2に本発明の実施例及び比較例を示す。実施例1〜実施例5は本発明の実施例、比較例1〜比較例5は従来のガラスを示す比較例である。なお、表中の組成は質量%で示してある。表中記載のガラスは、表に示す各酸化物組成となるよう珪砂、各金属の炭酸塩、水酸化物等の原料粉末を秤量・混合し、芒硝を用いた清澄方法により白金坩堝を用いて1450℃で5時間溶融した。溶融ガラスは、充分に攪拌・清澄した後、矩形枠内に流出させ、徐冷後に以下に示す評価項目に合わせて所望の形状に加工したサンプルを作成した。
Figure 2010208906
Figure 2010208906
(分光特性)
透過率の測定は、厚さ2mmに両面研磨した板状ガラスを用い、分光光度計で測定した。紫外線透過率は、254nmの波長の透過率を測定した。なお、ガラスの光照射洗浄工程のおいては、主に254nmの波長の紫外線がガラス表面に照射されるため、評価において254nmにおける透過率を測定した。254nmの波長の紫外線透過率が低いほど、ガラス内部への紫外線の侵入が抑制され、ガラスの着色による透過率特性の劣化を防ぐことができる。
可視光透過率は、440〜750nmの可視光透過率の平均値を示すものである。これが高いほど、映像投影装置の光学フィルタ等の光デバイス用基板ガラスとして好適に用いることができる。
紫外線照射による透過率特性の劣化について、405nm、660nm、780nmにおける紫外線照射前後の透過率の差として評価した。紫外線照射前後の透過率の差(ΔT=紫外線照射前の透過率−紫外線照射後の透過率)を、各々ΔT405、ΔT660、ΔT780で示す。なお、紫外線照射は、220〜400nmの紫外線を放射する400Wの高圧水銀ランプ(東芝光化学用水銀ランプ)から200mmの位置にガラスを置き5時間照射したものを紫外線照射後のガラスとし、紫外線照射前後の透過率変化を上記式を用いて算出した。
(アルカリ溶出量)
アルカリ溶出量は日本工業規格「化学分析用ガラス器具の試験方法 JIS3502」に定められた方法に従って測定した。なお、アルカリ溶出量はppmで示す。
実施例の結果から明らかなように、Fe+FeO及びTiOを所定範囲含有することで、紫外線照射後の透過率減少を1%未満に抑えることができる。また、アルカリ溶出量も10ppm以下の化学的耐久性に優れたガラスが得られる。特に実施例4、5はSiO、Al、ROの量を最適化し、NaOをより好ましい範囲に設定することで、アルカリ溶出量を5ppm以下に減少させることで化学的耐久性を高めた例である。
比較例1より、TiOの含有量が0.2%未満では紫外線照射後の透過率減少を1%以下に抑えることができない。
比較例2より、Fe+FeOの含有量が0.004%では、紫外線照射後の透過率減少を1%以下に抑えることができない。
比較例3より、環境負担成分であるAs、Sbの添加により紫外線照射後の透過率減少を1%以下に抑えることができるが、アルカリ溶出量が多く、水と接することでアルカリ溶出とともにこれら成分の溶出が起こることが懸念される。
比較例4より、Fe+FeOが0.02%より多い場合、可視光透過率400〜750nmが低く、かつ紫外線照射後の透過率減少を1%以下に抑えることができない。
本発明によれば、ガラス組成中のFe+FeO及びTiOを所定量含有することで製造工程の紫外線照射によるガラスの着色を防止し、これにより高い透過率特性を備えた環境負荷物質を含有しない光デバイス用基板ガラスを提供することができる。
また、光デバイス用基板ガラスは、パッケージとガラスとを紫外線硬化型接着剤で固定する半導体パッケージ用カバーガラスやガラスを貼り合わせる際に紫外線硬化型接着剤を用いる偏光変換素子用基板ガラスなど、製造時に紫外線照射を伴う工程がある光デバイス用基板ガラスとして好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. 質量%で、ガラス組成として、SiO 66〜75%、Al 0.1〜5%、NaO 5〜15%、RO 5〜15%(ただし、RO:Li+NaO+KO)、CaO 3〜10%、MgO 0〜7%、RO 3〜18%(ただし RO:CaO+MgO+BaO+SrO)、Fe+FeO 0.005〜0.02%、TiO 0.2〜2%を含有し、実質的にAs、Sb、PbOを含有しないことを特徴とする光デバイス用基板ガラス。
  2. 波長254nmにおける肉厚2mmでの透過率が1%未満であり、波長400〜750nmにおける肉厚2mmでの平均透過率が90%以上であり、以下の紫外線照射試験における透過率の差が1%以下であることを特徴とする請求項1記載の光学デバイス用基板ガラス。
    前記紫外線照射試験における透過率の差は、両面を鏡面光学研磨した肉厚2mmのガラスの研磨面を主波長253.7nmの400Wの高圧水銀ランプから20cmの位置に対向させて配置し、5時間紫外線を照射した後、波長405nm、660nm、785nmにおける透過率(T)を測定し、紫外線照射前の各波長における初期透過率(T)からの透過率の減少量(T−T)を求めたもの。
  3. 質量%で、ガラス成分として、Fe+FeO 0.01〜0.015%であることを特徴とする請求項1または2に記載の光デバイス用基板ガラス。
  4. 質量%で、ガラス成分として、NaO 5〜10%(ただし、10%は含まない)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光デバイス用基板ガラス。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光デバイス用基板ガラスを用いた光デバイス。
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