JP2010207893A - プレス機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡単でメンテナンスも容易な且つ厳密に金型の各部位が同期した状態で昇降動作可能なプレス機を提供することを目的とする。
【解決手段】 下金型取着部材1Aを備えた下部フレーム1と、下部フレーム1に対して相対的に昇降動作可能に連結され上金型取着部材2Aを備えた上部フレーム2とを備えたプレス機Aにおいて、前記上部フレーム2あるいは下部フレーム1の少なくともいずれか一方のフレームに、該フレーム1(2)における金型取着部材1A(2A)の上下方向の固着位置を調整する調整装置4として、該フレーム2(1)の基部2B(1B)と金型取着部材2A(1A)との間を連結する連結部材3の上下いずれかの方向への位置を固定するねじ機構3a,5を配置するとともに、該上下いずれか残りの方向への位置を固定し前記ねじ機構3a,5の遊びをなくすべく液圧機構6,7,8を配置した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プレス成形や切断加工等をおこなうプレス機に関する。
従来より、金属の成形加工等には、プレス機が使用される。このプレス機は、大別して、駆動機構が頭部に配置された所謂「トップドライブ型」のものと、駆動機構が下部に配置された所謂「アンダードライブ型」のものとがある。前記「トップドライブ型」のプレス機として、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。
一般的には、前記「トップドライブ型」のものが圧倒的に多く、後者の「アンダードライブ型」のものは少ない。
特許公開2007−160319号公報。
しかし、前記「アンダードライブ型」のプレス機は、駆動機構が下部に配置されることから、全高を低くすることができる点で、また重心を低くできる点で有利であるが、一般に構造が複雑になり、その結果、種々の微小な調整が必要で、また定期的に行わなければならないオーバーホール等も厄介なものであった。
また、近年、従来プレス加工で成型することが困難であった製品も、プレス機に駆動装置としてサーボモータが採用されて、成形工程中の微妙な成形速度の制御が可能となったことに起因して、プレス加工可能となっている。しかし、かかる場合には、金型のセット位置をより厳格におこなう必要があり、成形加工前の準備をより困難なものにしていた。また、同様に、金型の昇降動作も前後左右の各部位でより厳密に同期した動作が求められるが、かかる点においても、未だ解決されていない部分があった。
さらには、複雑な構成を付加することなく、精度の高い金型を損傷から守る安全装置を必要としていた。
本発明は、このような状況に鑑みておこなわれたもので、構造が簡単でメンテナンスや成形加工前の準備も容易で金型のセットが容易にでき且つ安全装置としても機能し、また、厳密に金型の各部位が同期した状態で昇降動作可能なプレス機、特に「アンダードライブ方式」のプレス機として好適な構成のプレス機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するべく、本第1の発明にかかるプレス機は、下金型取着部材を備えた下部フレームと、該下部フレームに対して相対的に昇降動作可能に連結され上金型取着部材を備えた上部フレームとを有するプレス機において、
前記上部フレームあるいは下部フレームの少なくともいずれか一方のフレームに、該フレームにおける金型取着部材(下金型取着部材又は上金型取着部材)の上下方向の固着位置を調整する調整装置として、該フレームの基部と金型取着部材との間を連結する連結部材の上下いずれかの方向への位置を固定するねじ機構を配置するとともに、該上下いずれか残りの方向への位置を固定し前記ねじ機構の遊びをなくすべく液圧機構を配置したことを特徴とする。
しかして、前述のように構成された本発明にかかるプレス装置によれば、前記ねじ機構によって前記金型取着部材の上下いずれかの方向において所望の位置にセットすれば、後は前記液圧機構を作動させることによって、その所望の位置で、前記ねじ機構の遊びを吸収した状態で強固に該金型取着部材をセットすることが可能となる。
さらに、前記液圧機構にリリーフ弁を設けたり、あるいは圧力検出スイッチと停止回路等を設けておけば、過負荷が作用した場合、例えば、上金型と下金型と干渉するような状態になった場合にも、前記リリーフ弁が作用したり、圧力検出スイッチと停止回路が作用して、プレス機や金型が損傷したりするような状況を回避することができる安全装置として機能させることができる。
しかも、機構的に極めてシンプルに構成されていることから、複雑な且つ煩雑で微妙な調整や、メンテナンスが不要となる。
そして、前記プレス機が、アンダードライブ型のプレス機であり、
前記一方のフレームが上部フレームであり、
前記金型取着部材が上金型取着部材であり、
前記連結部材が、前記上部フレームの基部と上金型取着部材とを連結する柱状のポスト部材であり、
前記ねじ機構が、前記ポスト部材に対する上金型取着部材側の上方向への位置決め、または下方向への位置決めをするねじ機構であり、
前記液圧機構が、ポスト部材に対する上金型取着部材側の下方向への位置決め、または上方向への位置決めをする液圧機構であると、好ましい構成のプレス機となる。
また、前記プレス機において、前記ねじ機構が、前記ポスト部材に対する上金型取着部材側の上方向への位置決めをするねじ機構であり、
該ねじ機構が、前記ポスト部材の外周に形成されたおねじと、このおねじに螺着し前記上金型取着部材側の上方への移動を阻止する位置決めナットとにより構成され、
前記液圧機構が、ポスト部材に対する上金型取着部材側の下方向への位置決め、または前記ポスト部材に対する上フレームの基部の上方向への位置決めをする液圧機構であり、
該液圧機構が、前記上金型取着部材側の前記ナットにより上方への移動を阻止する、ナットと上下反対の部位に形成されたシリンダ部と、該シリンダ部内を通過する前記ポスト部材の一部に形成されたピストン部と、前記シリンダ部とピストン部の間の空間に圧液を供給する圧液供給装置によって構成されていると、好ましい構成のプレス機となる。
本第2の発明にかかるプレス機は、下金型取着部材を備えた下部フレームと、該下部フレームに対して相対的に昇降動作可能に連結され上金型取着部材を備えた上部フレームとを有するプレス機において、
前記下部フレームの基部と下金型取着部材側との間、または上部フレームの基部と上金型取着部材側との間を連結して、プレス加工動作のために昇降動作するポスト部材を、該プレス機の平面視において平面的に離間して少なくとも1対以上配置するとともに、
前記対をなして配置されるポスト部材に対応して、前記昇降動作のための駆動手段を配置したことを特徴とする。
このように構成されたプレス機によれば、昇降する上金型取着部材あるいは下金型取着部材が、前後および左右の各部位でより厳密に同期して同一の昇降動作をおこなうことが可能となる。従って、従来不可能であったような精密なプレス成形加工を実施することが可能となる。
また、前記プレス機において、前記駆動手段が、前記1対以上配置されているポスト部材の該対をなすポスト部材間を接続するよう配置される駆動杆と、該駆動杆に一体的に設けられ該駆動杆を一体に昇降動作させるべく前記ポスト部材に対応して対をなすよう設けられたエキセントリック機構と、該対をなすよう設けられたエキセントリック機構の各偏心軸を駆動する各駆動軸と、該各駆動軸に一体的に回転するよう配置され且つ互いに直接または間接的に噛合するよう対をなして設けられた被駆動歯車と、前記対をなす被駆動歯車の一方を駆動する駆動歯車と、該駆動歯車を駆動する駆動モータとを有すると、好ましい構成のプレス機となる。
また、前記プレス機において、前記ポスト部材が、該プレス機の平面視において四隅部分にそれぞれ配置されており、
これら4本のポスト部材が、2対のポスト部材を構成し、
前記駆動杆が前記2対の各対をなすポスト部材とポスト部材間にそれぞれ対をなして配置されていると、好ましい構成のプレス機となる。
前述のように構成された本発明にかかるプレス機によると、構造が簡単であり調整が容易でメンテナンスや成形加工前の準備も容易で且つ安全装置としても機能し、また、厳密に金型の前後左右の各部位が同期した状態で昇降動作可能なプレス機、特に「アンダードライブ方式」のプレス機として好適な構成のプレス機を実現することができる。
本第1の発明の1つの実施例にかかるプレス機の概略の構成を示す正面図である。 図1に示すプレス機の側面図である。 図1,図2に示すプレス機の、金型の固着位置を調整する調整装置の概略の構成を拡大して示す一部断面した部分拡大断面図である。 本第2の発明の1つの実施例にかかるプレス機の概略の構成を示す正面図である。 図4に示すプレス機の駆動手段の構成を示す概略図である。
[実施例]
以下、本発明を実施例に基づいて図面を参照しながら具体的に説明する。
図1,図2において、Aはプレス機(この実施例では「アンダードライブ方式のプレス機」)で、このプレス機Aは、床面に設置された下部フレーム1と、この下部フレーム1に対して相対的に昇降動作可能に配置された上部フレーム2とを有する。
前記下部フレーム1に対して上部フレーム2は、相対的に昇降自在に構成されている。この実施例では、前記下部フレーム1が床面に固定され、前記上部フレーム2が前記下部フレーム1に対して昇降するよう構成されている。
そして、前記上部フレーム2の基部2Bとその上方に位置する上金型取着部材2A側とは、平面視においてこのプレス機Aの四隅部分に配置された円柱状のポスト部材(連結部材)3を介して連結されている。
また、前記上部フレーム2は、前記ポスト部材3によって前記下部フレーム1側にガイドされて上下方向に前述のように昇降するよう構成されている。前記ガイドは、この実施例の場合には、ポスト部材3の下端部と上部の二箇所においてなされている。
そして、前記下部フレーム1は、正面視および側面視において、略矩形状(略長方形状)の形態を有する。そして、この下部フレーム1には、ボルスターと呼ばれる下金型20を固着する下金型取着部材1Aが配置されている。
一方、前記上部フレーム2は、正面視および側面視において、略門形(略鳥居形)の形態を有する。そして、前記上部フレーム2には、上金型取着プレートと呼ばれる上金型21を固着する前記上金型取着部材2Aが、前記下金型取着部材1Aに対して、上下に対峙して設けられている。
そして、前記下部フレーム1あるいは上部フレーム2のいずれかに、金型取着部材の昇降方向(上下方向)の位置をそのフレームの基部1B,2Bに対して調整することができる調整装置4が配置されている。つまり、前記下部フレーム1側に前記調整装置4を設ける場合には前記下金型取着部材1Aの昇降方向の位置を、前記上部フレーム2側に前記調整装置4を設ける場合には前記上金型取着部材2Aの昇降方向の位置を、そのフレームの基部1B,2Bに対して調整することができる調整装置4が配置されている。この実施例の場合には、前記調整装置4は、上部フレーム2側に配置されている。
前記調整装置4は、この実施例の場合、図3に図示するように、前記ポスト部材3に形成されたおねじ部3aと、このおねじ部3aに螺着される位置決めナット5と、前記上部フレーム2に形成され前記ポスト部材3が貫通する貫通穴2bと、前記ポスト部材3に一体に形成された液圧機構(この実施例では、油圧機構)の一部を構成するピストン部6と、前記上部フレーム3に一体的に形成されて前記ピストン部6を該ポスト部材3の長手方向に移動自在に収容するシリンダ部7とから構成されている。そして、前記シリンダ部7とピストン部6で区画される空間(油室)8に油圧ポンプ(圧液供給装置)28から所定圧力の圧油が供給されるよう構成されている。図3において、9は圧油をシールするためのシール部材である。前述のように、この実施例では、ねじ機構は前記おねじ部3aと位置決めナット5によって構成されている。
このように構成された前記調整部材4は、前記位置決めナット5をオペレータが手であるいは後述する操作ボタンを操作して、所望の位置にセットすると、後は、油圧ポンプの操作ボタンを操作して前記空間8に所定圧力の圧油を供給すると、前記ポスト部材3が図3において下方に移動する。かかる状態で、所望の位置にポスト部材3が位置せしめられるとともに、前記位置決めナット5と前記おねじ部3aの遊隙に起因するねじ機構の所謂「遊び」が無くなる。
また、この実施例にかかるプレス機Aの場合には、前記位置決めナット5は回転駆動機構、例えば、スプロケットとチェーンを介した駆動モータにより駆動されることによって位置決めがなされるように構成されている。このため、図3に一部図示される如く、前記位置決めナット5の外周部にスプロケット5Aが一体に配設されており、このスプロケット5Aと、図示しない駆動用のチェーン15(図3参照)を介して図示しない位置調整用電動モータの回転軸のスプロケットを連結することによって、該位置決めナット5を動力で操作できるよう構成されている。勿論、前記位置決めナット5の回転駆動機構としてはギヤユニットを用いた形態のもの、あるいは他の形態のものを採用してもよい。また、手動で操作するようにしてもよい。
そして、図2に図示するように、前後に対をなすプレス機Aの、左端部2本のポスト部材3Lは、駆動杆10を形成するところの、前記上部フレーム2の下部横設部材2Cを介して一体に連結されている。同様に、前後に対をなすプレス機Aの、右端部2本のポスト部材3Rは、駆動杆10を形成する、前記上部フレーム2の下部横設部材2Cによって一体に連結されている。また、この実施例では、前記駆動杆10は、図1に図示するように、左右のポスト部材3をも連結している。
そして、前記駆動杆10の前後方向(プレス機Aの前後方向)の両端部には、図2に図示するように、エキセントリック機構11が配置され、これらのエキセントリック機構11の各偏心軸13をその一部に有する1本の駆動軸12が下部フレーム1に回転自在に配置されている。そして、かかる駆動軸12は、下部フレーム1に載置された電動モータ(駆動装置:駆動モータ)Mにより駆動されるよう構成されている。
また、図3に図示するように、前記油圧機構の圧油が供給される流路29にリリーフ弁30と圧力検出スイッチ31が設けられるとともに、該圧力検出スイッチ31が動作したときに前記電動モータM等を停止させる停止回路32が該電動モータMの制御装置(図示せず)に設けられている。
しかして、前述のように構成された本実施例にかかるプレス機Aは、以下のように金型を厳密な意味で正確に且つ容易にセットすることが可能となる。
即ち、この実施例の場合には、前記下金型20を前記下部フレーム1の下金型取着部材1Aに固定する。また、前記上金型21は前記上部フレーム2の上金型取着部材2Aに固定する。これらの固定は、ねじあるいはクランプを使用して一般におこなわれる。
そして、次に、これらの金型の厚み方向(昇降方向)の寸法に合わせて、前記上金型21の上下方向の位置、つまり、上金型取着部材2Aの位置を前記上部フレーム2の基部2B(前記下部フレーム1とも言い得る)に対して上下方向に位置を調整する。
前記上金型取着部材2Aの位置調整は、前記調整装置4によっておこなう。つまり、オペレータが操作ボタンを操作することによって、前記位置調整用電動モータが前記位置決めナット5を所定回転角度だけ回転させてその上下方向の位置を調整する。例えば、前記おねじ部3aと位置決めナット5のねじピッチが1mmとすると、該位置決めナット5を360度回転させることによって、1mm上下方向に移動させることが可能となる。従って、例えば、前記位置決めナット5を1度だけ回転させると1/360mmだけ昇降させることができ、360度回転させることによって1mmだけ昇降させることができる。従って、例えば、1度毎に目盛りが付されていれば、1/1000mm程度の設定は容易に可能となる。
そして、このように所望の位置になるように前記位置決めナット5をセットすると、後は、図示しないセットボタンを操作して図示しない油圧ポンプから圧油を前記空間(油室)8に供給するだけで、前記ポスト部材3が図1〜図3において、下方に移動する。かかる状態で、所望の位置にポスト部材3が、つまり前記基部2Bに対して上金型取着部材2Aの位置が所望の位置状態となるとともに、前記位置決めナット5と前記おねじ部3aの遊隙に起因するねじ機構の所謂「遊び」が無くなる。
この結果、前記上金型取着部材2Aは、簡単に、所望の位置に厳格な意味において正確にセットすることが可能となる。
このように本プレス機Aによれば、前記位置決めナット5によって上下いずれかの方向において所望の位置にセットしさえすれば、後は前記セットボタンを操作して前記油圧ポンプを作動させることによって、その所望の位置で、遊びのない状態で強固に上金型取着部材2A(金型取着部材)をセットすることが可能となる。
しかも、機構的に極めてシンプルに構成されていることから、複雑な且つ煩雑な調整や、メンテナンスが不要となる。
ところで、前述のように上金型取着部材2Aの位置が、所定の位置にセットされると、その状態で、前記電動モータMをONにすれば、前記駆動軸12が回転して、前記エキセントリック機構11により前記上部フレーム2が対になったポスト部材3とともに同時に同じ寸法だけ昇降して、該上部フレーム2に取着されている上金型21が、前記下部フレーム1に取着されている下金型20との間で接合し離間することによって、プレス成型加工がおこなわれることになる。
そして、このプレス機Aに過負荷が作用したときには、前記リリーフ弁が動作して前記油圧機構の圧油の圧力が低下するとともに、前記圧力検出スイッチがONになって前記停止回路が動作して、電動モータMが停止する。この結果、過負荷によってプレス機や金型等が損傷するようなことが防止できることになる。
ところで、この実施例では、調整装置4を上部フレーム2に配置し、上部フレーム2が昇降するよう構成しているが、これに代えて、変形実施例として、前記調整装置4を下部フレーム側に配置するとともに、前記上部フレームを床面に固定して、下部フレームが昇降するように構成することもできる。また、第2の変形実施例として、前記実施例においてあるいは前記変形実施例において、ポスト部材を上部フレームの基部側に固定し上金型取着部材側に対して可動に構成してもよい。これらの変形実施例あるいは第2の変形実施例の構成によっても、前記実施例で述べたと同様の作用効果を奏することは言うまでもない。
(実施例2)
ところで、図4,図5に図示するように、プレス機のポスト部材の昇降動作を、以下のような構成で実現することもできる。つまり、
このプレス機A1の上部フレーム102を下部フレーム101に対して相対的に昇降動作させるのに、該上部フレーム102の基部102Bと上金型取着部材102Aを連結する合計4本からなる2対のポスト部材103(103Rfと103Lf,103Rrと103Lr)の、各対になったポスト部材103同士を、前後(別の実施例としては左右であってもよい)に対をなして配置された駆動杆114(114F,114R)で、それぞれ接続する。なお、図4において、前記ポスト部材103Rrは、前記ポスト部材103Rfの紙面奥方に隠れており、前記ポスト部材103Lrは、前記ポスト部材103Lfの紙面奥方に隠れている。また、図4あるいは図5において、前記駆動杆114Rは駆動杆114Fの紙面奥方に隠れている。
前記4本のポスト部材103は、前記実施例と同じく、プレス機A1の平面視において四隅部分に相互に離間して配置されている。
そして、図4に図示するように、前記駆動杆114の中央部位には、正面視において長方形の空間116が左右に各1つづつ形成されおり、これらの空間116内には、該空間116の上下寸法に略等しい直径からなる偏心軸113(113R,113L)がそれぞれ配置されている。また、前記空間116の横方向の寸法は、前記偏心軸113の左右方向へ動作領域(略偏心量の2倍に相当)に等しいかあるいはそれ以上の寸法に構成されている。
そして、この実施例においても、前記偏心軸113Rは、駆動軸112Rの一部に形成されている。
また、図5に図示するように、前記駆動軸112Rには、一体に被駆動歯車117Rが一体に配置されている。また、前記偏心軸113Lは、駆動軸112Lの一部に形成されている。また、かかる駆動軸112Lは、図5に図示するように、一体に被駆動歯車117Lが一体に配置されている。
そして、図5に図示するように、前記被駆動歯車117Rと前記被駆動歯車117Lは相互に噛合しており、且つ、前記被駆動歯車117Rには駆動歯車118が噛合している。
さらに、図5に図示するように、前記駆動歯車118には、4個の駆動モータであるサーボモータM1〜M4の回転軸に取着されているピニオンギヤG1〜G4が噛合して、これらのサーボモータM1〜M4で前記駆動歯車118が駆動されるように構成されている。
そして、このように構成された本実施例にかかるプレス機A1では、前記四隅部分に配置されたポスト部材103が厳格な意味において同期した状態で同じ寸法だけ昇降することが可能となるため、前記上部フレーム102に配置された上金型121の前後左右の各部位は、厳格な意味において、常に同じ状態(水平状態)を維持したまま昇降することができる。
従って、プレス成形加工において、下部フレーム101の下金型取着部材101Aに取着された下金型120に対して上金型121が極めてスムーズな状態で昇降することができ、このため、極めて精度の高いプレス成形加工を実施することが可能となる。
また、前記実施例では、サーボモータを4台設けた例で説明したが、該4台より少なくとも(例えば1台,3台等)であっても該4台より多くとも(例えば5台、6台等)であってもよいことは言うまでもない。
前記実施例は本発明の単なる例示であって、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、適宜構成および条件等を変更して、実施することができることは言うまでもない。
本発明にかかるプレス機は、プレス成形や切断加工等をおこなうプレス機として利用することができる。
A…プレス機
1…下部フレーム
1A…下金型取着部材
2…上部フレーム
2A…上金型取着部材
2B…上部フレームの基部
3…ポスト部材(連結部材)
3a…おねじ部
4…調整装置
5…位置決めナット(ナット)
6…ピストン部
7…シリンダ部
8…空間(油室)

Claims (6)

  1. 下金型取着部材を備えた下部フレームと、該下部フレームに対して相対的に昇降動作可能に連結され上金型取着部材を備えた上部フレームとを有するプレス機において、
    前記上部フレームあるいは下部フレームの少なくともいずれか一方のフレームに、該フレームにおける金型取着部材の上下方向の固着位置を調整する調整装置として、該フレームの基部と金型取着部材との間を連結する連結部材の上下いずれかの方向への位置を固定するねじ機構を配置するとともに、該上下いずれか残りの方向への位置を固定し前記ねじ機構の遊びをなくすべく液圧機構を配置したことを特徴とするプレス機。
  2. 前記プレス機が、アンダードライブ型のプレス機であり、
    前記一方のフレームが上部フレームであり、
    前記金型取着部材が上金型取着部材であり、
    前記連結部材が、前記上部フレームの基部と上金型取着部材とを連結する柱状のポスト部材であり、
    前記ねじ機構が、前記ポスト部材に対する上金型取着部材側の上方向への位置決め、または下方向への位置決めをするねじ機構であり、
    前記液圧機構が、ポスト部材に対する上金型取着部材側の下方向への位置決め、または上方向への位置決めをする液圧機構であることを特徴とする請求項1記載のプレス機。
  3. 前記ねじ機構が、前記ポスト部材に対する上金型取着部材側の上方向への位置決めをするねじ機構であり、
    該ねじ機構が、前記ポスト部材の外周に形成されおねじと、このおねじに螺着し前記上金型取着部材側の上方への移動を阻止する位置決めナットとにより構成され、
    前記液圧機構が、ポスト部材に対する上金型取着部材側の下方向への位置決め、または前記ポスト部材に対する上フレームの基部の上方向への位置決めをする液圧機構であり、
    該液圧機構が、前記上金型取着部材側の前記ナットにより上方への移動を阻止する、該ナットと上下反対の部位に形成されたシリンダ部と、該シリンダ部内を通過する前記ポスト部材の一部に形成されたピストン部と、前記シリンダ部とピストン部の間の空間に圧液を供給する圧液供給装置によって構成されていることを特徴とする請求項2記載のプレス機。
  4. 下金型取着部材を備えた下部フレームと、該下部フレームに対して相対的に昇降動作可能に連結され上金型取着部材を備えた上部フレームとを有するプレス機において、
    前記下部フレームの基部と下金型取着部材側との間、または上部フレームの基部と上金型取着部材側との間を連結して、プレス加工動作のために昇降動作するポスト部材を、該プレス機の平面視において平面的に離間して少なくとも1対以上配置するとともに、
    前記対をなして配置されるポスト部材に対応して、前記昇降動作のための駆動手段を配置したことを特徴とするプレス機。
  5. 前記駆動手段が、前記駆動手段が、前記1対以上配置されているポスト部材の該対をなすポスト部材間を接続するよう配置される駆動杆と、該駆動杆に一体的に設けられ該駆動杆を一体に昇降動作させるべく前記ポスト部材に対応して対をなすよう設けられたエキセントリック機構と、該対をなすよう設けられたエキセントリック機構の各偏心軸を駆動する各駆動軸と、該各駆動軸に一体的に回転するよう配置され且つ互いに直接または間接的に噛合するよう対をなして設けられた被駆動歯車と、前記対をなす被駆動歯車の一方を駆動する駆動歯車と、該駆動歯車を駆動する駆動モータとを有することを特徴とする請求項4記載のプレス機。
  6. 前記ポスト部材が、該プレス機の平面視において四隅部分にそれぞれ配置されており、
    これら4本のポスト部材が、2対のポスト部材を構成し、
    前記駆動杆が前記2対の各対をなすポスト部材とポスト部材間にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項5記載のプレス機。
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