JP5235024B2 - 2柱式プレス装置 - Google Patents

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Description

この発明は、プレス金型の一方の側方からそのプレス金型の上型と下型との間に通されてプレス金型の他方の側方へ送られるシート状の加工対象物に、その上型を支持するプレスヘッドの昇降移動により、そのプレス金型の上型と下型とでプレス加工を施すプレス装置に関し、特には、プレスヘッドを2本のスライド柱の上端部で支持して昇降移動させる2柱式プレス装置に関するものである。
シート状の加工対象にプレス加工を施すプレス装置においては通常、プレス装置の一方の側方に、シートロール等から加工対象物を繰り出す加工対象物供給装置を配置するとともに、プレス装置の他方の側方に、巻芯上等に加工対象物を受け取る加工対象物受取り装置を配置するため、プレス金型の脱着はプレス装置の正面側から行うことが望ましい(非特許文献1参照)。
ソルテック工業株式会社ホームページ中、フラットプレスマシンの紹介頁(http://www.solutech.co.jp/fatpressmachiner.htm)
ところで2柱式プレス装置の場合は、プレスヘッドを上端部で支持して昇降移動させる2本のスライド柱が、プレス装置の正面側から見てプレス金型に対し手前側および奥側に1本ずつ位置しているため、交換や整備等のためのプレス金型の脱着は、スライド柱を避けて加工対象物の送り方向であるプレス金型の側方から行わざるを得ない。
しかしながら、上述のようにプレス装置の両側方には加工対象物供給装置と加工対象物受取り装置とがそれぞれ配置されているため、従来は、これらの何れか一方を事前にどかしてからプレス金型の脱着を行い、プレス金型の脱着が済んだらまた元の場所に戻す必要があって、プレス金型の脱着に時間と手間が嵩むという問題があった。
また、上述の如きプレス装置には、種々の高さのプレス金型への適合や、加工対象物の抜き落としとハーフカット(厚みの一部への切込み)との切り分け等のために、プレス金型の下型を乗せるテーブル上面と、プレス金型の上型を取り付けるプレスヘッド下面との間の、プレスヘッド下死点での距離を調節するアジャスト機構が必要であり、従来の2柱式プレス装置におけるアジャスト機構は、2本のスライド柱の下端部を互いに連結して一緒に駆動する駆動部材の中央部と、モータにより回転駆動されてその駆動部材を昇降移動させる1つのクランクとを連結する連結部材に設けられ、その連結部材の長さを調節する構造とされていた。
しかしながらこのようなアジャスト機構を具えると、クランクが駆動部材の中央部の一箇所のみを昇降移動させるので、プレス金型のパンチの不均等な配置や摺動抵抗の増加等の理由で負荷が何れか一方のスライド柱に偏った場合に、スライド柱のガイド部の偏磨耗や、そのガイド部の摩擦力増大によるプレス金型の押圧力不足等を生じるという問題があり、この問題の解決のためにクランクを2つにして2本の連結部材を介して駆動部材の両端部付近を駆動しようとすると、アジャスト機構が2つになってそれらを同量調節しなければならず、テーブル上面とプレスヘッド下面との間の距離の調節が難しくなるという新たな問題が生じてしまう。
それゆえこの発明は、プレス金型の脱着をプレス装置の正面側から容易に行い得るとともに、テーブル上面とプレスヘッド下面との間の距離を容易に調節し得る2柱式プレス装置を提供することを目的としている。さらにこの発明は、負荷が何れか一方のスライド柱に偏ってもスライド柱のガイド部の偏磨耗やプレス金型の押圧力不足等を生じることがなく、しかもテーブル上面とプレスヘッド下面との間の距離を容易に調節し得る2柱式プレス装置を提供することをも目的としている。
この発明は、上記課題を有利に解決するものであり、この発明の2柱式プレス装置は、フレームにそれぞれ昇降可能に支持されてプレス金型に対し手前側および奥側に1本ずつ位置する2本のスライド柱と、前記2本のスライド柱の上端部に取り付けられてそれらの上端部を互いに連結するとともに、前記プレス金型の上型を着脱可能に支持するプレスヘッドと、前記フレームに支持されて前記プレスヘッドの下方に位置し、前記プレス金型の下型を着脱可能に支持するテーブルと、前記2本のスライド柱の下端部を昇降駆動して前記プレスヘッドを前記フレームに対し昇降移動させるプレスヘッド昇降駆動手段と、を具え、前記プレス金型の一方の側方からそのプレス金型の前記上型と前記下型との間に通されて前記プレス金型の他方の側方へ送られるシート状の加工対象物に前記プレスヘッドの昇降移動により前記プレス金型でプレス加工を施す2柱式プレス装置において、前記テーブルは、前記プレスヘッドの下方から側方にかけて延在して前記下型を支持する上面と、そのテーブルの側方に向かって傾斜した下面とを有して、前記フレームに昇降可能に支持されかつ側方移動を規制され、前記テーブルの下側には、そのテーブルの下面と平行に傾斜してその下面に摺接する上面を有して、前記フレームに側方へ摺動可能に支持されたコッタ部材が設けられ、前記フレームには、前記コッタ部材を前記フレームおよび前記テーブルに対し側方へ摺動させて前記テーブルを昇降移動させるアジャスト機構が設けられていることを特徴としている。
かかるこの発明の2柱式プレス装置にあっては、プレス金型の一方の側方からそのプレス金型の上型と下型との間に通されてそのプレス金型の他方の側方へ送られるシート状の加工対象物に、プレスヘッド昇降駆動手段が2本のスライド柱を昇降駆動することによるプレスヘッドの昇降移動により、そのプレス金型で抜き落としやハーフカット等のプレス加工を施す。
そしてこの発明の2柱式プレス装置にあっては、プレスヘッドの下方に位置してプレス金型の下型を着脱可能に支持するテーブルが、プレスヘッドの下方から側方にかけて延在して下型を支持する上面とそのテーブルの側方に向かって傾斜した下面とを有して、フレームに昇降可能に支持されかつ側方移動を規制され、そのテーブルの下側には、そのテーブルの下面と平行に傾斜してその下面に摺接する上面を有するコッタ部材が配置され、そのコッタ部材は側方へ摺動可能にフレームに支持されており、フレームに設けられたアジャスト機構が、そのコッタ部材をフレームおよびテーブルに対し側方へ摺動させてテーブルを昇降移動させ、プレスヘッド下面とテーブル上面との間の距離を調節する。
従って、この発明の2柱式プレス装置によれば、テーブルの上面上でプレス型をプレスヘッドの下方の位置からプレスヘッドの側方の位置へ移動させることで、プレス型に対して手前側に位置するスライド柱を避け得て、プレス金型の脱着をプレス装置の正面側から容易に行うことができる。しかも、単一のアジャスト機構でテーブルを昇降移動させるので、テーブル上面とプレスヘッド下面との間の距離を容易に調節することができる。
なお、この発明の2柱式プレス装置においては、前記2本のスライド柱の下端部は、駆動部材によって互いに連結されており、前記プレスヘッド昇降駆動手段は、モータにより1本のクランク軸を回転駆動して、そのクランク軸上の1つのクランクで前記駆動部材の中央部を昇降駆動しても良いが、その代わりにプレスヘッド昇降駆動手段は、モータにより1本のクランク軸を回転駆動して、そのクランク軸上の2つのクランクで前記駆動部材の前記2本のスライド柱の下端部付近の2箇所をそれぞれ昇降駆動するものであると好ましい。
このように、モータにより回転駆動する1本のクランク軸上の2つのクランクで、駆動部材の、2本のスライド柱の下端部付近の2箇所をそれぞれ昇降駆動すれば、2つのクランクで2本のスライド柱にそれぞれ同じ大きさの駆動力を与え得るとともに、駆動部材でそれらのスライド柱を互いに等距離昇降移動させ得るので、負荷が何れか一方のスライド柱に偏っても、スライド柱のガイド部の偏磨耗やプレス金型の押圧力不足等の発生を防止することができる。
また、この発明の2柱式プレス装置は、前記プレス金型の前記一方の側方に、前記プレス金型の所定位置へ前記シート状の加工対象物を送り込むガイド部材を具えるとともに、前記ガイド部材を前記テーブルの上面の、前記プレスヘッドの側方に延在する部分に隣接する案内位置と、前記部分から離間する待機位置との間で例えば揺動等移動可能に支持する支持部材を具えている。
このようにガイド部材を移動可能に支持する支持部材によれば、プレス金型の脱着のためにテーブル上面上でプレス金型をプレスヘッドの下方と側方との間で移動させる際に、そのプレス金型の移動を妨げないようにガイド部材を案内位置から待機位置へ移動させておき、プレスヘッドおよびテーブルへのプレス金型の装着が済んだら、ガイド部材を待機位置から案内位置へ戻して直ちにプレス作業を開始させることができるので、プレス金型の段取り替え等の作業時間を短縮することができる。
さらに、この発明の2柱式プレス装置においては、前記プレス金型の前記他方の側方に、前記プレス金型から前記シート状の加工対象物を引き出す方向へ回転駆動される送りドラムと、前記送りドラムとの間に前記シート状の加工対象物を挟んで回転する挟持位置と、前記送りドラムから離間して前記シート状の加工対象物を解放する解放位置との間で移動可能に、かつ回転可能に支持された挟みローラとを具えるとともに、その挟みローラを駆動してプレス金型の上型が下降位置にある間は挟みローラを解放位置に位置させる一方、上型が上昇位置にある間は挟みローラを挟持位置に位置させるように、前記プレスヘッドの昇降移動と機械的に連動するカム機構を具えていても良いが、そのカム機構の代わりに、電磁ソレノイドにより前記挟みローラを駆動して、前記プレス金型の前記上型が下降位置にある間は前記挟みローラを前記解放位置に位置させる一方、前記上型が上昇位置にある間は前記挟みローラを前記挟持位置に位置させる挟みローラ駆動手段を具えていると好ましい。
このようにカム機構でなく電磁ソレノイドを持つ挟みローラ駆動手段によって挟みローラを駆動するようにすると、挟みローラを解放位置および挟持位置に位置させるタイミングを自由に設定できるので、上型が上昇位置から下降位置へ移動する間に最適なタイミングでシート状の加工対象物を解放し得て、プレス金型内の順送り構造による加工対象物の位置決めが送りドラムと挟みローラとによる加工対象物の挟持で妨げられるのを防止し、加工対象物の順送り位置精度ひいてはプレス加工精度を高めることができる。
この発明の2柱式プレス装置の一実施例を示す正面図である。 上記実施例の2柱式プレス装置を加工対象物の供給側である左方から見て示す側面図である。 (a)は、上記実施例の2柱式プレス装置を示す平面図、(b)は、その2柱式プレス装置の要部の、プレス加工時の状態を示す正面図である。 上記実施例の2柱式プレス装置の要部の、プレス金型の脱着時の状態を示す正面図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づく実施例によって詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の2柱式プレス装置の一実施例を示す正面図、また図2は、その実施例の2柱式プレス装置をシート状の加工対象物の供給側である左方から見て示す側面図、そして図3(a),(b)は、上記実施例の2柱式プレス装置を示す平面図および、その2柱式プレス装置の要部の、プレス加工時の状態を示す正面図である。
この実施例の2柱式プレス装置は、シート状の加工対象物としての、例えば台紙となる紙製あるいは樹脂製の連続した長尺シート上に紙製あるいは樹脂製の多数のシールがそのシートの少なくとも延在方向へ並べて貼り付けられたものに対し、その長尺シートの両側部に一定ピッチで並べて設ける送り孔の抜き落としや、その長尺シート上のシールにその厚み分だけ切込みを入れて長尺シートはそのまま残すハーフカット等のプレス加工を連続的に施すためのものであり、かかるプレス加工を行うためにこの実施例のプレス装置は、図1〜3に示すように、プレス金型Dを上部に搭載可能な縦長の略矩形のフレーム1を具え、このフレーム1は、底部のベース板1aと、中間板1bと、上板1cとを、両側部のサイドフレーム1dで互いに強固に結合して構成されている。
このフレーム1には、その中間板1bと上板1cとを貫通し、それぞれガイド部としての円筒状のスライドガイド2により昇降摺動可能に支持されて、フレーム1の正面側(図2では右側)から見てプレス金型Dに対し手前側および奥側に1本ずつ位置する2本のスライド柱3と、それら2本のスライド柱3の上端部に取り付けられてそれらの上端部を互いに連結するとともに、プレス金型Dの上型Daを下面4aで着脱可能に支持するプレスヘッド4と、上板1cに支持されてプレスヘッド4の下方に位置し、プレス金型Dの下型Dbを上面5aで着脱可能に支持するテーブル5と、上記2本のスライド柱3の下端部を昇降駆動してプレスヘッド4をフレーム1に対し昇降移動させる、プレスヘッド昇降駆動手段としてのプレスヘッド昇降駆動機構6とが設けられている。
ここで、プレス金型Dはそれ自身、その下型Dbに対する上型Daの昇降移動を案内する通常の2本のガイドポストを有しており、プレス金型Dの上型Daはプレスヘッド4の下面4aに、プレスヘッド4をその上側から貫通する図示しないボルトによって着脱可能に固定され、またプレス金型Dの下型Dbはテーブル5の上面5aに、下型Dbをその上側から貫通する図示しないボルトによって着脱可能に固定される。
テーブル5は、プレスヘッド4の下方から側方(図1では左方)にかけて延在して下型Dbを支持する上記上面5aを有するとともに、そのテーブル5の側方(図1では左方)に向かって傾斜した下面5bを有しており、このテーブル5は、フレーム1の上板1cに立設された二枚のスライドサポータ1e(図2参照)によりその前面および後面を摺動可能に挟持されるとともに、その前面および後面にそれぞれ突設された図示しないピンを二枚のスライドサポータ1eの各々の、上下方向へ延在する図示しない案内長穴に嵌合されて、昇降移動は許容されるが水平移動を規制されている。
そしてテーブル5の下側には、そのテーブル5の下面5bと平行に傾斜してその下面5bに摺接する上面7aと、フレーム1の上板1cに摺動可能に支持される下面7bとを有するコッタ部材7が配置されており、このコッタ部材7も、上記二枚のスライドサポータ1eにより前面および後面を摺動可能に挟持されて、側方(図1では左右方向)への水平移動は許容されるが前後方向への水平移動を規制されている。
さらにフレーム1の側部(図1では左側)には、コッタ部材7をフレーム1の上板1cおよびテーブル5に対し側方(図1では左右方向)へ摺動させてクサビの作用によりテーブル5を昇降移動させるアジャスト機構8が設けられており、このアジャスト機構8は、フレーム1の中間板1bの側面に固定されたL字状のブラケット8aでネジ軸8bの中間部を回転可能だが軸線方向移動を規制して支持し、そのネジ軸8bの一端部(図1では左方端部)にノブ8cを固設する一方、コッタ部材7の側面に固定されてそこから下方へ延在するもう1つのブラケット8dにナット8eを取付け、そのナット8eにネジ軸8bを螺合させたものである。
このアジャスト機構8によれば、ノブ8cを手回しすることでネジ軸8bが回転し、図3(b)に矢印で示すようにナット8eがネジ軸8bに沿って移動することにより、コッタ部材7をフレーム1の上板1cおよびテーブル5に対し側方(図1では左右方向)へ摺動させて、クサビの作用によりテーブル5を昇降移動させ、プレスヘッド下面4aとテーブル上面5aとの間の距離を容易にかつ高精度に調節することができる。
さらにこの実施例のプレス装置では、2本のスライド柱3の下端部が、軸状の駆動部材9によって互いに連結されており、ここにおけるプレスヘッド昇降駆動機構6は、両サイドフレーム1dに設けられた軸受け6aにより回転可能に支持されて、減速機付きモータ6bにより回転駆動される1本のクランク軸6cと、そのクランク軸6c上に中心位置をそのクランク軸6cに対し同量かつ同位相で偏芯されて設けられた円盤状の2つのクランク6dと、それらのクランク6dと駆動部材9の2本のスライド柱3の下端部付近の2箇所とに両端部をそれぞれ揺動可能に結合されて2つのクランク6dと駆動部材9とを連結する2本の連結部材6eとを有している。
このプレスヘッド昇降駆動機構6によれば、減速機付きモータ6bでクランク軸6cを介して2つのクランク6dを偏芯回転させることにより、2本の連結部材6eで駆動部材9を介して2本のスライド柱3をそれぞれ昇降駆動することができ、しかも、2つのクランク6dで2本のスライド柱3にそれぞれ同じ大きさの駆動力を与え得るとともに、駆動部材9でそれらのスライド柱3を互いに等距離昇降移動させ得るので、負荷が何れか一方のスライド柱3に偏っても、スライド柱3をガイドするスライドガイド2の偏磨耗やプレス金型Dの押圧力不足等の発生を防止することができる。
なお、ここにおける減速機付きモータ6bは、支持板6fおよび図示しないゴムブッシュを介してサイドフレーム1dにラバーマウントされており、かかるモータ支持構造によれば、プレス金型Dでのプレス加工により発生してクランク軸6cに伝達される衝撃荷重を支持板6fおよびゴムブッシュで緩和させてフレーム1で支持するので、減速機付きのモータ6bの減速機の磨耗等を減らしてその寿命を延長することができる。
さらにこの実施例のプレス装置では、プレス金型Dの一方の側方(図1では左方)に、プレス金型Dの所定位置へ上述したシート状の加工対象物Wを送り込む跳上げ式ガイド部材10(図2では図示を省略する)が配置されるとともに、コッタ部材7の側面に、その跳上げ式ガイド部材10をテーブル5の上面5aの、プレスヘッド4の側方に延在する部分に隣接する、図1および図3に示す案内位置と、そのテーブル5の上面5aの延在部分から離間する、図4に示す跳上げ待機位置との間で揺動可能に軸支する支持部材11が取り付けられており、ここにおける跳上げ式ガイド部材10は、3本のガイドローラ10aの上下に交互に加工対象物Wを通すことで加工対象物Wに適度の抵抗を与えて緩みを防止するとともに、両端のガイドローラ10aに間隔調節可能に2枚ずつ設けた鍔部材10bを加工対象物Wの両側縁に摺接させることで加工対象物Wを幅方向について位置決めしてプレス金型D内の所定位置へ案内する。
さらにこの実施例のプレス装置では、プレス金型Dの他方の側方(図1では右方)に送りドラム12が配置されており、この送りドラム12は、ブラケット13を介してサイドフレーム1dに回転可能に支持されるとともに、フレーム1内に設けられた図示しないモータにより、プレス金型Dからシート状の加工対象物Wを引き出す方向(図1および図3(b)では時計周り方向)へ回転駆動される。
この送りドラム12の、プレス金型Dから遠い側の斜め上には、挟みローラとしての、2枚の円盤状の挟みコロ14が互いに間隔を空けて配置されており、これらの挟みコロ14は、図示しないガイド部材およびブラケット13を介してサイドフレーム1dに、送りドラム12との間にシート状の加工対象物Wを挟んで回転する図示の挟持位置と、送りドラム13から離間して加工対象物Wを解放する解放位置との間で昇降移動可能に、かつ回転可能に軸支されている。
そしてこの実施例のプレス装置では、通常のマイクロコンピュータを具える図示しない制御装置が、プレスヘッド昇降駆動機構6の減速機付きモータ6bおよび、送りドラム11の駆動用のモータの作動を制御するとともに、挟みローラ駆動手段として、図示しない電磁ソレノイドにより挟みコロ14を昇降駆動して、プレス金型Dの上型Daが下降位置にある間は挟みコロ14を上記解放位置に位置させる一方、上型Daが上昇位置にある間は挟みコロ14を上記挟持位置に位置させる。
かかる構成を具えるこの実施例の2柱式プレス装置によれば、プレス金型Dの一方の側方(図1では左方)に配置された図示しないシートロールから繰り出された長尺シート状の加工対象物Wが、そのプレス金型Dの上型Daと下型Dbとの間に通されて、送りドラム11と挟みコロ14との共働によりそのプレス金型Dの他方の側方(図1では右方)へ間欠的に送られ、その長尺シート状の加工対象物Wに、プレスヘッド昇降駆動機構6が2本のスライド柱3を昇降駆動することによる、図3(b)に矢印で示す如きプレスヘッド4の昇降移動により、そのプレス金型Dで、上述した抜き落としやハーフカット等のプレス加工を施すことができる。
そしてこの実施例の2柱式プレス装置によれば、プレスヘッド4の下方に位置してプレス金型Dの下型Dbを着脱可能に支持するテーブル5が、プレスヘッド4の下方から側方にかけて延在して下型Dbを支持する上面5aを有しているので、段取り替え等のためのプレス金型Dの交換の際に、上型Daの取付けボルトを外してから、図4に示すように、プレスヘッド4を上死点まで上昇させ、次いで下型Dbの取付けボルトを外してから、図4中に矢印で示すように、テーブル5の上面5a上でプレス型Dをプレスヘッド4の下方の位置からプレスヘッド4の側方の位置へ移動させることで、プレス型Dに対して手前側に位置するスライド柱3を避け得て、プレス金型Dの脱着をプレス装置の正面側から容易に行うことができる。しかも、ネジ式の単一のアジャスト機構6でコッタ部材7を摺動させてテーブル5を昇降移動させるので、テーブル上面5aとプレスヘッド下面4aとの間の距離を高精度にかつ容易に調節することができる。
さらにこの実施例の2柱式プレス装置によれば、跳上げ式ガイド部材10を支持部材11が使用位置と跳上げ待機位置との間で揺動可能に支持しているので、プレス金型Dの脱着のためにテーブル5の上面5a上でプレス金型Dをプレスヘッド4の下方と側方との間で移動させる際には、図4中に矢印で示すように、そのプレス金型Dの移動を妨げないように跳上げ式ガイド部材10を案内位置から跳上げ待機位置へ揺動させておき、上述したと逆の手順でプレスヘッド4およびテーブル5へのプレス金型Dの装着が済んだら、図3に示すように、跳上げ式ガイド部材10を跳上げ待機位置から案内位置へ戻して直ちにプレス作業を開始させることができるので、プレス金型Dの段取り替え等の作業時間を短縮することができる。
さらにこの実施例の2柱式プレス装置によれば、上記制御装置が電磁ソレノイドを作動させ、図3(b)中に矢印で示すように、プレス金型Dの側方に配置された送りドラム12の斜め上方で挟みコロ14を昇降移動させて、プレス金型Dの上型Daが下降位置にある間は挟みコロ14を、送りドラム13から離間して加工対象物Wを解放する解放位置に位置させる一方、上型Daが上昇位置にある間は挟みコロ14を、送りドラム12との間に加工対象物Wを挟んで回転する挟持位置に位置させることから、挟みコロ14を解放位置および挟持位置に位置させるタイミングをプログラムによって自由に設定できるので、上型Daが上昇位置から下降位置へ移動する間に最適なタイミングで加工対象物Wを解放し得て、プレス金型D内の順送り構造による加工対象物Wの位置決めが送りドラム12と挟みコロ14とによる加工対象物Wの挟持で妨げられるのを防止し、加工対象物Wの順送り位置精度ひいてはプレス加工精度を高めることができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更し得るものであり、例えば、プレスヘッド昇降駆動手段は、1つのクランクでプレスヘッドを昇降移動させても良く、あるいは液圧シリンダでプレスヘッドを昇降移動させても良い。また、アジャスト機構は、モータでネジ軸を回転させてコッタ部材を摺動させても良く、あるいは他の構成でコッタ部材を摺動させても良い。そして、ガイド部材は、案内位置に脱着可能に設けられていても良い。
かくしてこの発明の2柱式プレス装置によれば、テーブルの上面上でプレス型をプレスヘッドの下方の位置からプレスヘッドの側方の位置へ移動させることで、プレス型に対して手前側に位置するスライド柱を避け得て、プレス金型の脱着をプレス装置の正面側から容易に行うことができる。しかも、単一のアジャスト機構でテーブルを昇降移動させるので、テーブル上面とプレスヘッド下面との間の距離を容易に調節することができる。
1 フレーム
1a ベース板
1b 中間板
1c 上板
1d サイドフレーム
1e スライドサポータ
2 スライドガイド
3 スライド柱
4 プレスヘッド
4a 下面
5 テーブル
5a 上面
5b 下面
6 プレスヘッド昇降駆動機構
6a 軸受け
6b 減速機付きモータ
6c クランク軸
6d クランク
6e 連結部材
6f 支持板
7 コッタ部材
7a 上面
7b 下面
8 アジャスト機構
8a,8d ブラケット
8b ネジ軸
8c ノブ
8e ナット
9 駆動部材
10 跳上げ式ガイド部材
10a ガイドローラ
10b 鍔部材
11 支持部材
12 送りローラ
13 ブラケット
14 挟みコロ
D プレス金型
Da 上型
Db 下型
W 加工対象物

Claims (3)

  1. フレーム(1)にそれぞれ昇降可能に支持されてプレス金型(D)に対し手前側および奥側に1本ずつ位置する2本のスライド柱(3)と、
    前記2本のスライド柱の上端部に取り付けられてそれらの上端部を互いに連結するとともに、前記プレス金型の上型を着脱可能に支持するプレスヘッド(4)と、
    前記フレームに支持されて前記プレスヘッドの下方に位置し、前記プレス金型の下型を着脱可能に支持するテーブル(5)と、
    前記2本のスライド柱の下端部を昇降駆動して前記プレスヘッドを前記フレームに対し昇降移動させるプレスヘッド昇降駆動手段(6)と、を具え、
    前記プレス金型の一方の側方からそのプレス金型の前記上型と前記下型との間に通されて前記プレス金型の他方の側方へ送られるシート状の加工対象物(W)に前記プレスヘッドの昇降移動により前記プレス金型でプレス加工を施す2柱式プレス装置において、
    前記テーブル(5)は、前記プレスヘッド(4)の下方から側方にかけて延在して前記下型を支持する上面(5a)と、そのテーブルの側方に向かって傾斜した下面(5b)とを有して、前記フレームに昇降可能に支持されかつ側方移動を規制され、
    前記テーブル(5)の下側には、そのテーブルの下面と平行に傾斜してその下面に摺接する上面(7a)を有して、前記フレーム(1)に側方へ摺動可能に支持されたコッタ部材(7)が設けられ、
    前記フレーム(1)には、前記コッタ部材(7)を前記フレームおよび前記テーブルに対し側方へ摺動させて前記テーブル(5)を昇降移動させるアジャスト機構(8)が設けられており、
    前記プレス金型(D)の前記一方の側方に、
    前記プレス金型の所定位置へ前記シート状の加工対象物を送り込むガイド部材(10)と、
    前記ガイド部材を、前記テーブルの上面の、前記プレスヘッドの側方に延在する部分に隣接する案内位置と、前記部分から離間する待機位置との間で移動可能に支持する支持部材(11)と、
    を具えることを特徴とする2柱式プレス装置。
  2. 前記2本のスライド柱(3)の下端部は、駆動部材(9)によって互いに連結されており、
    前記プレスヘッド昇降駆動手段(6)は、モータ(6b)により1本のクランク軸(6c)を回転駆動して、そのクランク軸上の2つのクランク(6d)で、前記駆動部材の、前記2本のスライド柱の下端部付近の2箇所をそれぞれ昇降駆動することを特徴とする、請求項1記載の2柱式プレス装置。
  3. 前記プレス金型(D)の前記他方の側方に、
    前記プレス金型から前記シート状の加工対象物を引き出す方向へ回転駆動される送りドラム(12)と、
    前記送りドラムとの間に前記シート状の加工対象物を挟んで回転する挟持位置と、前記送りドラムから離間して前記シート状の加工対象物を解放する解放位置との間で移動可能に、かつ回転可能に支持された挟みローラ(14)と、
    電磁ソレノイドにより前記挟みローラを駆動して、前記プレス金型の前記上型が下降位置にある間は前記挟みローラを前記解放位置に位置させる一方、前記上型が上昇位置にある間は前記挟みローラを前記挟持位置に位置させる挟みローラ駆動手段と、
    を具えることを特徴とする、請求項1または2記載の2柱式プレス装置。
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