JP2010203601A - フランジ構造及び管継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、管端を接続するためのフランジであって、フランジの外周部に、当該外周側からボルトを装着するための、外周側が開口したボルト装着凹部を有していることを特徴とする。
この場合に、フランジの接続面とは反対側の側面であって且つボルト装着凹部の外周側に突起部を有するようにしてもよい。
【選択図】 図1
Description
この管接続のために、溶接式フランジ、遊合形フランジ、ねじ込み式フランジ、一体形フランジ、閉止形フランジ及びスリップオン形フランジ等の各種フランジ(日本工業規格)が使用されている。
上記いずれのフランジ構造であっても従来は、フランジに設けたボルト通し孔に一方からボルトを通し、他方からナットを螺合して締め付けるものである(特許文献1等)。
しかし、このようなフランジ構造であっては、現場の配管作業時に一方の手でボルトをフランジのボルト通し孔に挿入し、他方の手でボルトの先にナットを取り付けなければならず、狭い場所や高所作業においては大変な作業であった。
特に、高所作業にあっては、ナットが落下する場合もあり、作業性の改善が要望されていた。
本発明において、ボルト装着凹部を有するとしたのは次の理由による。
配管接続には一般的に中心軸廻りに3ヶ所以上ボルト締結が必要であり、大型配管になれば6〜8ヶ所にて締結する場合もある。
その場合に外周側が開口したボルト装着凹部が一つ以上有すれば本発明に属する意味であり、従来の貫通孔と本願の装着凹部を組み合せてもよい。
この場合に、フランジの接続面とは反対側の側面であって且つボルト装着凹部の外周側に突起部を有するようにしてもよい。
この場合は、フランジの接続面とは反対側の側面であって且つ、ボルト装着凹部の外周側に突起部を有する組フランジや合フランジであってもよい。
ここで、片締め防止スペーサーを取り付けておくことも可能としたのは、必ずしも片締め防止スペーサーが必要でなく、一般的なボルトとナットからなるプリセットボルトでもよいことを意味する。
また、ボルト装着凹部の外周側に突起部を設けると、ボルトを仮締めしただけでこのボルト装着凹部から脱落するのを防止できる。
ここで外周部に突起を設ける替わりにボルトを装着する凹部内側に突出した突片を有する可撓性のシート材をフランジの側面に重ね合せておくと、ボルトを凹部の内周側に向けて差し込む際には突片が変形してボルトが差し込まれ、このボルトが凹部に装着されると突片が内側に突出するように元に戻り、ボルトが本締め前に落下するのを防ぐ。
また、ボルトに片締め防止スペーサー、スプリング座金やワッシャー等を予め取り付けておくことも可能である。
図1(b)に第1継手10と第2継手20との一対のフランジ組み合せの例を示す。
図1(a)は、第1継手10の接続面とは反対側から見た外観図を示す。
第1継手10は、略円盤状のフランジプレートになった本体部11の中央部に、接続する管材を挿通するための管挿通孔14を有し、外周部に外周側が開口したボルト装着凹部12を有する。
このボルト装着凹部12は、外周部が開口しているのでボルト30にナット31及びワッシャー33やスプリング座金を予め取り付けたいわゆるプリセットした状態で外周側から取り付けることができる。
なお、本実施例はプリセットボルトには片締め防止スペーサー32を取り付けた例になっている。
また、ワッシャー33はナット側にも設けてもよい。
第2継手20は第1継手と表裏[図1(b)では左右対称]対称になっているだけで構造は同じである。
一般的には、軸廻りに等間隔にこのボルト装着凹部12が設けられていて、外周側に突起部13a、13bを有していることでボルトの仮締め時に継手から、このボルトが落下するのを防止する。
この突起部の高さは仮締めだけでボルト・ナットが落下するのを防止するのが直接の目的であり、ワッシャーの厚み相当でよい。
なお、この第1継手及び第2継手は円盤状の例であるが、四角形,六角形等の各種形状を採用でき、突起部はボルト装着凹部の片方のみでもよい。
また、突起部の形状にも限定がない。
さらには、第1継手、第2継手の一方にのみ突起部を設けてもよい。
管材1,2の端部には、つば部1a、2aを有したフレア加工管の例で説明するがこれに限定されない。
つば部1a、2aの間にパッキン3を配置し、第1継手10と第2継手20を突き合せる。
外周側から、ワッシャー33、ナット31及び片締め防止スペーサー32をプリセットしたボルト30をボルト装着凹部12,22に装着する。
片締め防止スペーサー32の厚みは、つば部1a,2aの厚みにパッキン3から締め代を引いた厚みを加えたものに設定してあり、接続部が片締め状態になるのを防止する。
また、ボルト・ナットも、ボルトの頭の締付面あるいはナットの締付面に伴廻り防止歯を形成した伴廻り防止ボルト・ナットを用いることも可能である。
さらには、図5に示すようにボルトの頭側にスプリング座金34及びワッシャー33を挿入し、ナット側にもスプリング座金34及びワッシャー33をプリセットしたボルト・ナットを用いると、フランジのボルト装着凹部12にプリセットボルトを装着した際にスプリング座金34がワッシャー33をフランジ側面に押圧するように作用するので、ワッシャー33が突起部13aに係合することになり、ボルトがフランジから脱落しにくくなるので組付性がさらに向上する。
貫通孔15が少なくとも1つ以上あるとフランジの仮取付け作業が安定し、この際に貫通孔15の位置を示す突起16等の目印があると手をふれるだけで認識できるので作業性が向上する。
なお、この突起の替わりにマーク等の目印でもよい。
シート材40は、中央部に円形の切抜部41とフランジのボルト装着凹部12に対応したボルト仮保持凹部42を有し、フランジの側面に接着剤等を用いて貼り合せてある。
シート材は撓むものであれば、樹脂製でもゴム製でもよい。
シート材40の仮保持凹部42の内側には突片43a,43bを有し、ボルトを差し込む際には外側に変形し、ボルトを装着後には突片が元に戻り、ボルトが本締め前に落下するのを防止する。
シート材40をフランジに重ね合せた場合には突起部13a,13bは必ずしも必要でなく、図7はフランジに突起部を有しない場合で、図8はフランジの突起部と組み合わせて例である。
11 本体部
12 ボルト装着凹部
13a 突起部
14 管挿通孔
20 第2継手
30 ボルト
31 ナット
32 片締め防止スペーサー
40 仮保持シート材
本発明において、ボルト装着凹部を有するとしたのは次の理由による。
配管接続には一般的に中心軸廻りに3ヶ所以上ボルト締結が必要であり、大型配管になれば6〜8ヶ所にて締結する場合もある。
その場合に外周側が開口したボルト装着凹部が一つ以上有すれば本発明に属する意味であり、従来の貫通孔と本願の装着凹部を組み合せてもよい。
ここで、片締め防止スペーサーを取り付けておくことも可能としたのは、必ずしも片締め防止スペーサーが必要でなく、一般的なボルトとナットからなるプリセットボルトでもよいことを意味する。
Claims (6)
- 管端を接続するためのフランジであって、フランジの外周部に、当該外周側からボルトを装着するための、外周側が開口したボルト装着凹部を有していることを特徴とするフランジ構造。
- フランジの接続面とは反対側の側面であって且つボルト装着凹部の外周側に突起部を有していることを特徴とする請求項1記載のフランジ構造。
- 配管用の溶接式フランジ、遊合形フランジ、ねじ込み式フランジ、一体形フランジ、閉止形フランジ及びスリップオン形フランジのいずれかであって、フランジの外周部に、当該外周側からボルトを装着するための、外周側が開口したボルト装着凹部を有していることを特徴とする管継手。
- フランジの接続面とは反対側の側面であって且つ、ボルト装着凹部の外周側に突起部を有していることを特徴とする請求項3記載の管継手。
- フランジの側面に、可撓性を有するシート材を重ね合せてあり、当該シート材はフランジのボルト装着凹部に対応したボルト仮保持凹部を有し、当該ボルト仮保持凹部は外周側が開口するとともに開口部先端よりであって、凹部内側に突出した突片を有していることを特徴とする請求項3記載の管継手。
- 請求項1〜5のいずれかのフランジ接続に用いるボルト・ナットであって、ボルトに予めナットをプリセットしてあり、且つ、ボルトに片締め防止スペーサー又は/及びスプリング座金を取り付けてあることを特徴とするフランジ接続用ボルト・ナット。
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