JP7245888B2 - フランジ補強具 - Google Patents

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Description

本発明は、接続部材と該接続部材の両側に接合される管路構成部材とのフランジ接合を補強するフランジ補強具に関する。
流体管路を構成する管路構成部材の各所には、例えば、補修弁や仕切弁等の接続部材が設けられており、接続部材により流体管路の制御を行えるようにしたものがある。このような接続部材及び管路構成部材は、接続部材の両端に設けられたフランジと、接続部材の両側に配置される管路構成部材のフランジと、が接合され、ボルトナットなどの締結具により密封状に接続されている。
このようにフランジ同士を接合する場合、経年による腐食や不等沈下、或いは地震等の外力などにより接合部分から流体管路内の流体が外側に漏れてしまう虞があった。そこで、特許文献1に示されるように、接続部材の両フランジにそれぞれ接合される管路構成部材のフランジにおいて、接続部材のフランジに接続される接続面とは反対側のフランジ面に当接するように一対の狭持部材を配置し、一対の狭持部材をボルトナットなどから構成される連結部材で管路軸方向に連結することで、接続部材と管路構成部材とのフランジ接合を補強するフランジ補強具が開発されている。この狭持部材は、周方向で二分され、その分割体の周方向の端部同士を結合部材により管路軸方向と直交する方向に結合することにより構成されるようになっているため、管路構成部材のフランジに対して狭持部材を設置する作業を簡便に行えるようになっている。
また、特許文献2に示されるように、分割体の周方向の端部同士を結合部材により管路軸方向に結合することにより、例えば、接続部材が、開口部を有する狭隘な弁筐内に配置されている場合等であっても、管路構成部材の管路軸方向と直交する方向に大きなスペースを必要とせずに組み立てられるようになっており、そのように構成された一対の狭持部材を連結部材により管路軸方向に連結したものもある。
特許第4157198号公報(第5、6頁、第1図) 特開2016-180452号公報(第9頁、第13図)
しかしながら、特許文献1及び特許文献2のフランジ補強具にあっては、連結部材が管路軸方向に延びており、連結部材を結合するストロークが管路軸方向に長くなるため、フランジ接合部分の周辺の管路構成部材や接続部材を囲繞する弁筐等に連結部材が干渉してしまい、一対の挟持部材の連結作業を行うことができない虞が生じるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、接続部材の周囲が狭いスペースであっても一対の挟持部材の連結作業を行うことができるフランジ補強具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のフランジ補強具は、
両端にフランジを有する接続部材の両フランジにそれぞれ接合される管路構成部材の両フランジを、環状を成す一対の狭持部材で狭持し、該一対の狭持部材を連結部材で前記管路構成部材の管路軸方向に連結してフランジ接合を補強するフランジ補強具であって、
前記連結部材は、前記一対の狭持部材を連結するボルト及びナットであり、前記狭持部材は、該狭持部材の外径側から内径側に向けて前記ボルトの軸部を挿通可能な切欠部を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、ボルトの軸部を切欠部に対して外径側から内径側に向けて挿入することで、ボルトを挿入するストロークを小さくできるため、ボルトが管路構成部材や周辺の弁筐等に干渉することを抑制できる。
前記狭持部材は、周方向に分割された複数の分割体と、前記複数の分割体を結合する結合部材と、を備え、前記結合部材は、前記管路構成部材の管路軸方向に延びていることを特徴としている。
この特徴によれば、結合部材を管路構成部材の管路軸方向に挿入して複数の分割体を結合することで、結合部材の結合方向を連結部材の結合方向と同じく管路構成部材の管路軸方向とすることができるため、管路構成部材の管路軸方向と直交する方向に大きなスペースを必要とせず、接続部材の周囲が狭いスペースであっても狭持部材を組み立てることができる。
前記分割体は、周方向に延びる本体部と、該本体部の両端部に設けられ、前記結合部材が挿通される結合部と、を有し、前記分割体の前記結合部は、該結合部に隣接する分割体の結合部と管路軸方向に重畳するように、前記本体部の周方向の延長線上に設けられていることを特徴としている
この特徴によれば、結合部材が挿通される結合部が本体部の周方向の延長線上に設けられることから、分割体同士の結合強度が高くなるため、一対の狭持部材に対して連結部材の締結力を管路軸方向に効率よく伝えることができる。
前記連結部材が取付けられる前記分割体は、第1結合部を備え、前記連結部材が取付けられる前記分割体に隣接する分割体は、前記第1結合部よりも管路軸方向内側に重畳する第2結合部を有することを特徴としている。
この特徴によれば、連結部材が取付けられる分割体の第1結合部が隣接する分割体の第2結合部の管路軸方向外側に配置されるため、第2結合部に対して連結部材の締結力を効率よく伝えることができる。
前記分割体は、一方の端部に前記第1結合部を備え、他方の端部に前記第2結合部を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、第1結合部と第2結合部とを狭持部材の周方向にバランスよく配置できるため、連結部材の締結力を狭持部材の周方向にバランスよく伝えることができる。
前記一対の狭持部材において、前記結合部材の位置が周方向にずれて配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、分割体同士を連結する結合部材が連結方向に重畳しないため、一対の狭持部材を連結部材で連結した際にかかる締結力に対する強度が高まるばかりか、それぞれの結合部材を容易に取付けできる。
前記一対の狭持部材は、前記ボルトの頭部または前記ナットが外径側に移動したときに干渉する規制部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ボルトの頭部及びナットが外径側に移動したときに一対の狭持部材の規制部にそれぞれ干渉することで、連結部材が切欠部から離脱することを防止できる。
前記狭持部材は、前記接続部材と前記管路構成部材とのフランジ接合部の上面に係止可能な係止部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、係止部により狭持部材を管路構成部材の上面に係止させて仮置きできるため、一対の狭持部材を連結部材で連結する作業が簡便である。
(a)は補修弁と消火栓及び分岐首部とに実施例1におけるフランジ補強具を取付けた状態を示す側面図、(b)はフランジ補強具の取付け対象となる補修弁と消火栓及び分岐首部とを示す側面図である。 フランジ補強具の構造を示す斜視図である。 (a)は、第1狭持部材を構成する分割体の上面図、(b)は同じく左側面図、(c)は同じく右側面図、(d)は同じく正面図、(e)は同じく下面図である。 (a)は第2狭持部材を流体管の分岐部フランジに取付ける様子を示す上面図、(b)は第2狭持部材を流体管の分岐部フランジに取付けた状態を示す上面図、(c)は図4(b)に示すA-A断面図である。 第2狭持部材を補修弁のフランジに取付けた状態を示す側面図である。 (a)は第1狭持部材を消火栓のフランジに取付けた状態を示す上面図、(b)は第1狭持部材と第2狭持部材とを連結部材により連結した状態を示す上面図、(c)は図6(a)に示すB-B断面図である。 第1狭持部材と第2狭持部材とを連結部材により連結した状態を示す側面図である。 (a)は変形例における結合部材を用いたフランジ補強具を示す側面図、(b)は図8(a)に示すC-C断面図、(C)は図8(b)に示すD-D断面図である。
本発明に係るフランジ補強具を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
図1に示されるように、流体管3の分岐首部3bに設けられた分岐部フランジ3cには補修弁4のフランジ4cが接続され、補修弁4のフランジ4dには消火栓2のフランジ2dが接続され、流体管3の分岐部フランジ3cと消火栓2のフランジ2dとがフランジ補強具10によって結合、補強される。ここで、補修弁4が本発明に係る接続部材に相当し、補修弁4のフランジ4c,4dが本発明に係る接続部材の両フランジに相当する。また、流体管3及び消火栓2が本発明に係る管路構成部材に相当し、流体管3の分岐部フランジ3c及び消火栓2のフランジ2dが本発明に係る管路構成部材の両フランジに相当する。また、図1において、上下方向が管路軸方向に相当する。
ここで、流体管3は、既設流体管あるいは新設流体管であってもよく、地中に埋設されるダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面がモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいはコンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、流体管の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では流体管内の流体は上水であるが、本実施例の上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
図1(a)及び図2に示されるように、フランジ補強具10は、消火栓2のフランジ2dを管路軸方向に狭持する上側の第1狭持部材11と、流体管3の分岐部フランジ3cを管路軸方向に狭持する下側の第2狭持部材14と、第1狭持部材11と第2狭持部材14を連結する連結部材17と、後述する分割体12,12’を一体に結合して環状の第1狭持部材11及び第2狭持部材14を構成する結合部材18と、から主に構成される。
以下、第1狭持部材11及び第2狭持部材14について説明する。尚、第2狭持部材14は、第1狭持部材11と同一構造を有し、上下反転された状態で取り付けられるものであるので、第1狭持部材11について説明し、第2狭持部材14の説明を省略する。
図2に示されるように、第1狭持部材11は、周方向に分割された分割体12,12’からなり、該分割体12,12’は結合部材18(図1(a)参照)により結合されることで、環状一体に構成される。この結合部材18は、ボルト18a及びナット18bから構成されている。尚、本実施例においては、第1狭持部材11を2分割した実施例を示したが、これに限らず3分割以上に分割してもよい。
図2及び図3に示されるように、分割体12は、径方向内側を向くように周方向の2箇所に形成される狭持部12a,12a’と、該狭持部12a,12a’に対応する周方向位置で径方向外側を向くように周方向の2箇所に形成される狭持鍔部12c,12c’と、一方の狭持部12aの基部と他方の狭持部12a’の基部とを連結する連結アーム部12bと、一方の狭持部12aの基部から他方の狭持部12a’とは反対方向に延びるアーム部12dと、を備えている。尚、分割体12には、狭持部12a及び狭持鍔部12cが1つまたは3つ以上の複数ずつ設けられていてもよい。
狭持部12a,12a’は、狭持部12aの基部の上端縁から径方向内側に突出する2つの突状部12e,12eから構成されている。また、一方の狭持部12aの基部の下端縁には、径方向内側に突出する突状部12j,12j(係止部)が形成されている。また、狭持鍔部12c,12c’は、狭持部12a,12a’の基部から外径側に突出しており、該狭持鍔部12c,12c’には、外径方向から内径方向に向けて切り欠かれた切欠部12fが形成されている。狭持鍔部12c,12c’において切欠部12fを構成する壁部12k,12kの外端縁には、上方に突出する凸部12m(規制部)がそれぞれ設けられている。
また、連結アーム部12bは、一方の狭持部12aの基部の下端部と、他方の狭持部12a’の基部の下端部とを連結するように略円弧状に形成されている。また、アーム部12dは、一方の狭持部12aの基部の上端部から略水平方向に、連結アーム部12bと同心且つ同径の略円弧状に形成されている。また、アーム部12dの端部には、アーム部12dの下端部から周方向に突出する結合部12g(第2結合部)が形成されており、結合部12gには、上下方向に貫通する貫通孔12hが形成されている。また、他方の狭持部12a’の基部の端部には、他方の狭持部12a’の基部の上端部から周方向に突出する結合部12p(第1結合部)が形成されており、結合部12pには、上下方向に貫通する貫通孔12qが形成されている。すなわち、結合部12pは、狭持鍔部12c’の近傍に設けられている。
また、分割体12’は、分割体12と同一構成となっている。特に図2に示されるように、これら分割体12,12’を結合する際には、分割体12の結合部12gと分割体12’の結合部12pとを上下に重ねた状態で、貫通孔12h,12qの下方からボルト18aを挿入し上方からナット18bを緊締する。同様に、分割体12の結合部12pと分割体12’の結合部12gとを上下に重ねた状態で、貫通孔12h,12qの下方からボルト18aを挿入し上方からナット18bを緊締する。このとき、分割体12の結合部12pは分割体12’の結合部12gよりも上方(管路軸方向外側)に位置しており、分割体12’の結合部12pは分割体12の結合部12gよりも上方(管路軸方向外側)に位置している。ここで、ボルト18aを上方から挿入し、下方からナット18bを緊締してもよい。
これら分割体12,12’が結合されることにより、上方から見て環状を成す第1狭持部材11が構成される。尚、分割体12,12’の各狭持部12a,12a’の基部、各連結アーム部12b及び各アーム部12dは、第1狭持部材11を環状に構成する本体部であり、分割体12,12’の各結合部12g,12pは、周方向に延びる前記本体部の延長線上に設けられている。更に尚、第2狭持部材14は、上記のように結合した分割体12,12’を上下反転した状態で、連結部材17により第1狭持部材11と接続される。すなわち、図3(e)は第2狭持部材14を構成する分割体12,12’の上面図として示され、図3(a)は第2狭持部材14を構成する分割体12,12’の下面図として示される。
次に、フランジ補強具10を使用してフランジ接合を補強する手順について説明する。尚、本実施例では、流体管3の分岐首部3b、補修弁4、消火栓2を囲繞する平面視略長方形状の比較的狭隘な弁筐20内でフランジ補強具10を取付ける形態を例示する。なお、弁筐の形状は必ずしも平面視略長方形状に限られず、例えば略円形、楕円形、小判形等であっても構わない。
先ず、図4に示されるように、弁筐20の上方を被覆するように載置された図示しない蓋体を取外し、開放された弁筐20の上端の開口から第2狭持部材14を挿入して流体管3の分岐部フランジ3cに取付ける。具体的には、図4(a)に示されるように、第2狭持部材14を構成する分割体12の結合部12pと分割体12’の結合部12gとを結合部材18により結合し、分割体12の結合部12gと分割体12’の結合部12pとを結合部材18により結合しない状態(結合部材18を取外した状態)として弁筐20の上方の開口から分岐部フランジ3cの近傍まで挿入する。このとき、分割体12の結合部12pと分割体12’の結合部12gとを結合する結合部材18のボルト18aとナット18bとを緩めておく。これにより、分割体12,12’が結合部材18を支点として回動するようになるため、分割体12,12’を開いた状態で流体管3の分岐部フランジ3cの外径側に配置することができる。
その後、図4(b)及び図5に示されるように、分割体12,12’を閉じ、分割体12の結合部12gと分割体12’の結合部12pとを上下方向に重畳させ、結合部材18により結合し、第2狭持部材14を流体管3の分岐部フランジ3cに取付ける。このときには、図4(c)に示されるように、狭持部12a(狭持部12a’)の突状部12e,12eが分岐部フランジ3cの下方に配置されるとともに、突状部12j,12jが補修弁4のフランジ4cの上面に載置される。このように、突状部12j,12jが補修弁4のフランジ4cの上面に載置され、分割体12,12’を補修弁4のフランジ4cに預けた状態で、分割体12,12’を結合部材18により結合する作業を行うことができる。
次に、図6(a)及び図7に示されるように、上記と同様の手順により第1狭持部材11を消火栓2のフランジ2dに取付ける。このとき、第1狭持部材11の結合部材18、つまり、第1狭持部材11の結合部12g,12pが第2狭持部材14の結合部12g,12pに対して周方向にずれるように第1狭持部材11を消火栓2のフランジ2dに取付けるようにするのが好ましい(図2参照)。
また、図6(c)に示されるように、狭持部12a(狭持部12a’)の突状部12e,12eが消火栓2のフランジ2dの上面に載置されるとともに、突状部12j,12jが補修弁4のフランジ4dの下方に配置される。このように、突状部12e,12eが消火栓2のフランジ2dの上面に載置され、分割体12,12を消火栓2のフランジ2dに預けた状態で、分割体12,12’を結合部材18により結合する作業を行うことができる。すなわち、狭持部12a,12a’の突状部12e,12eが消火栓2のフランジ2dに係止される係止部として機能する。
次に、図6(a)及び図7に示されるように、第1狭持部材11の狭持鍔部12c,12c’と、該狭持鍔部12c,12c’と上下に対応する第2狭持部材14の狭持鍔部12c,12c’と、に渡って連結部材17を取付けて連結する。詳しくは、弁筐20の上方の開口から上下に対応する一対の狭持鍔部12c,12c’の切欠部12fの外径側まで連結部材17を構成するT頭ボルト17aを挿入する。このとき、T頭ボルト17aの頭部17cが下方側に位置するように挿入する。続いて、切欠部12fの外径側から内径側にT頭ボルト17aの軸部17dを挿入する。このとき、T頭ボルト17aの頭部17cが第2狭持部材14の凸部12mに干渉しないように、頭部17cを凸部12mよりも下方に位置させた状態で切欠部12fの外径側から内径側にT頭ボルト17aの軸部17dを挿入し、その後、T頭ボルト17aの頭部17cが第2狭持部材14の狭持鍔部12c,12c’の下面に接触するまで引き上げる。これにより、T頭ボルト17aの頭部17cが第2狭持部材14の凸部12mよりも内径側に配置される。その後、T頭ボルト17aの軸部17dの端部にナット17bを上方から螺合させて緊締する。これにより、第1狭持部材11及び第2狭持部材14が近接するため、消火栓2のフランジ2dと流体管3の分岐部フランジ3cとが上下方向に狭持され、補修弁4のフランジ4c,4dと、消火栓2のフランジ2d及び流体管3の分岐部フランジ3cとのフランジ接合が補強される。尚、T頭ボルト17aの軸部17dの端部に連結部材17を構成するナット17bを螺合、緊締させた際には、ナット17bが第1狭持部材11の凸部12mよりも内径側に配置される。ここで、T頭ボルト17aとナット17bとの挿入方向は上下逆でもよい。
また、第1狭持部材11及び第2狭持部材14の各本体部(各狭持部12a,12a’の基部、各連結アーム部12b及び各アーム部12d)は、消火栓2のフランジ2dの外周面及び流体管3の分岐部フランジ3cの外周面に当接するため、連結部材17を緊締した際に第1狭持部材11及び第2狭持部材14に対し傾く方向に力が働いても、前記各本体部により第1狭持部材11及び第2狭持部材14の傾きが規制され、狭持部12a,12a’がフランジ2dの上面及び分岐部フランジ3cの下面に接触した状態を維持することができる。
以上説明したように、本実施例のフランジ補強具10は、連結部材17がT頭ボルト17a及びナット17bを有し、第1狭持部材11及び第2狭持部材14の各狭持鍔部12c,12c’は、第1狭持部材11及び第2狭持部材14の外径側から内径側に向けてT頭ボルト17aの軸部17dを挿通可能な切欠部12fを有しているため、T頭ボルト17aの軸部17dを切欠部12fに対して外径側から内径側に向けて挿入することができ、T頭ボルト17aを上下方向に挿入する場合に比べ、挿入するストロークを小さくできるため、連結部材17が周辺の流体管3の本管部や分岐首部3b等に干渉することを抑制できる。したがって、補修弁4の周囲が狭いスペースであっても第1狭持部材11及び第2狭持部材14を連結部材17により連結することができる。尚、第1狭持部材11及び第2狭持部材14の外径側から内径側に向けてT頭ボルト17aの軸部17dを挿通可能な切欠部12fを有していれば、連結部材17は、管路軸方向(上下方向)とは直交または交差する方向に延び、管路軸方向と直交または交差する方向に連結するようになっていてもよい。
また、第1狭持部材11及び第2狭持部材14が、周方向に分割された複数の分割体12,12’,…と、分割体12,12’,…を結合する結合部材18,18,…と、を備え、結合部材18,18,…は、消火栓2及び分岐首部3bの接続方向である上下方向(管路構成部材の管路軸方向)に延びている。これによれば、結合部材18,18,…を上下方向に挿入して複数の分割体12,12’,…を結合することで、結合部材18,18,…の結合方向を連結部材17,17,…の結合方向と同じく上下方向とすることができる。すなわち、弁筐20の上方の開口から下方に向けて連結部材17及び結合部材18,18,…を挿入配置すればよいため、水平方向(管路構成部材の管路軸方向と直交する方向)に大きなスペースを必要とせず、例えば、容量が小さい弁筐20内部のような補修弁4の周囲が狭いスペースであっても第1狭持部材11及び第2狭持部材14を組み立てることができる。
また、第1狭持部材11及び第2狭持部材14は、周方向に延びて環状を成す本体部(各狭持部12a,12a’の基部、各連結アーム部12b及び各アーム部12d)と、結合部材18,18,…が挿通される結合部12g,12pと、を有し、分割体12の結合部12g,12pは、隣接する分割体12’の結合部12g,12pと上下方向に重畳するように前記本体部の延長線上に設けられている。これによれば、結合部材18が挿通される結合部12g,12pが本体部の周方向の延長線上に設けられることから、結合部12g,12pが本体部の外径側に設けられている形態に比べて、分割体12,12’同士の結合強度が高くなる。そのため、第1狭持部材11及び第2狭持部材14を構成する分割体12,12’が結合部12g,12pの部分を中心に屈曲することを防止して、第1狭持部材11及び第2狭持部材14に対して連結部材17の締結力を上下方向に効率よく伝えることができる。
また、分割体12,12’は、一方の端部に第1結合部としての結合部12pを備え、他方の端部に第2結合部としての結合部12gを備えており、結合部12pは、結合部12gの緊締方向外側に重畳するようになっているため、分割体12,12’の結合部12pにより分割体12,12’の結合部12gに対して連結部材17の締結力を効率よく伝えることができる。また、第1狭持部材11及び第2狭持部材14には、結合部12g,12pが周方向にバランスよく配設されることとなるため、連結部材17の締結力を周方向にバランスよく伝えることができる。更に、分割体12,12’を同一形状に形成することができるため、第1狭持部材11及び第2狭持部材14の構造を簡素化できる。
また、分割体12,12’の結合部12pは、連結部材17が取付けられる狭持鍔部12c’の近傍に設けられている(図3参照)。これにより、連結部材17の締結力を結合部12pを介して結合部12gに効率よく伝えることができる。言い換えれば、狭持鍔部12c’から離れた位置に結合部12pを設けた場合に生じる連結部材17の締結力が結合部12pに対して分散して伝わる虞を回避できる。
また、第1狭持部材11及び第2狭持部材14において、結合部12g,12pの各組の位置が周方向にずれて配置されている。これによれば、第1狭持部材11及び第2狭持部材14の各結合部12g,12pの位置が周方向にずれて配置されていることにより、分割体12,12’同士の連結部分である結合部12g,12pが連結部材17の連結方向に重畳しないため、第1狭持部材11及び第2狭持部材14を連結部材17で連結した際にかかる締結力に対する強度が高まるばかりか、それぞれの結合部材18を容易に取付けできる。
また、各切欠部12fの外径側端部には、凸部12mが設けられている。言い換えれば、連結部材17により第1狭持部材11及び第2狭持部材14を連結したときには、T頭ボルト17aの頭部17c及びナット17bよりも外径側に凸部12mが設けられるため、T頭ボルト17aの頭部17c及びナット17bが外径側に移動したときに凸部12mに干渉するようになっており、連結部材17が切欠部12fから離脱することを防止できる。更に、T頭ボルト17aの頭部17cは凸部12mにより回転が規制されるため、ナット17bの螺合操作のみで連結部材17による第1狭持部材11及び第2狭持部材14の締め付け作業を行うことができる。
また、第1狭持部材11には、消火栓2のフランジ2dの上面に係止可能な突状部12e,12eが設けられているため、突状部12e,12eにより消火栓2のフランジ2dの上面に係止させて仮置きできるとともに、第2狭持部材14には、補修弁4のフランジ4cの上面に係止可能な突状部12j,12jが設けられているため、突状部12j,12jにより第2狭持部材14を補修弁4のフランジ4cの上面に係止させて仮置きできるようになっている。すなわち、第1狭持部材11及び第2狭持部材14を支える必要がないため、連結部材17で第1狭持部材11及び第2狭持部材14を連結する作業が簡便である。また、分割体12,12’を消火栓2のフランジ2d及び補修弁4のフランジ4cに仮置きした状態で、結合部材18により第1狭持部材11及び第2狭持部材14を簡便に構成することができる。
また、第1狭持部材11及び第2狭持部材14における連結アーム部12bとアーム部12dは、周方向に上下交互に配置されている。更に、第1狭持部材11及び第2狭持部材14は、消火栓2のフランジ2d及び流体管3の分岐部フランジ3cに対して取付けられた状態において、第1狭持部材11の連結アーム部12bと第2狭持部材14のアーム部12dとが上下方向に対応し、第1狭持部材11のアーム部12dと第2狭持部材14の連結アーム部12bとが上下方向に対応している。すなわち、上下に対応する第1狭持部材11の連結アーム部12bと第2狭持部材14のアーム部12dとの上下幅は小さくなっており(近接しており)、上下に対応する第1狭持部材11のアーム部12dと第2狭持部材14の連結アーム部12bとの上下幅は大きくなっている(離間している)。これによれば、上下幅が大きい第1狭持部材11のアーム部12dと第2狭持部材14の連結アーム部12bとの間を利用して、補修弁4の操作ハンドルHを挿通できるため、フランジ補強具10を取付けた状態で、操作ハンドルHにより補修弁4を開閉操作できるようになっている(図7参照)。
また、結合部材の変形例として次のようなものもある。図8に示されるように、フランジ補強具100における結合部材180は、結合部12g,12pに挿通される挿通部180aと、挿通部180aの軸部先端側に取付けられる抜止部材180bと、から主に構成されている。挿通部180aの軸部先端側の外周面には、周方向に凹設される凹溝180cが設けられており、凹溝180cに抜止部材180bが取付けられている。抜止部材180bは、C字状に形成されて弾性を有しており、外周面が先端側(下側)に向けて先細りするテーパ形状を成している。
結合部材180により結合部12g,12pを結合する際には、凹溝180cに抜止部材180bを取付けた状態で挿通部180aを上側から挿入する。これによれば、結合部12g,12pを通過するときに、抜止部材180bの外周面が結合部12g,12pの内周面に接触し、抜止部材180bが凹溝180c内で縮径することにより結合部12g,12pを通過可能となっている。また、抜止部材180bの外周面は、テーパ形状となっているため、結合部12g,12p内に円滑に挿入できる。抜止部材180bが結合部12g,12pを通過すると、抜止部材180bが弾性復元力により拡径し、結合部12gの下面側外縁に係止されるため、挿通部180aの抜け止めがされる。このように、挿通部180aを結合部12g,12pに管路軸方向に挿入するだけで結合部材180による分割体12,12’の結合を簡便に行える。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、第1狭持部材11及び第2狭持部材14が分割体12,12’の結合により、平面視において円環状を成す形態を例示したが、例えば、平面視において無端状であれば、楕円形や小判形、矩形などの非円形形状であってもよい。
また、前記実施例では、第1狭持部材11及び第2狭持部材14は、連結部材17を挿入する狭持鍔部12c、12c’が設けられた各分割体12,12’により構成される形態を例示したが、狭持鍔部12c、12c’が設けられる分割体と、狭持鍔部12c、12c’が設けられていない分割体と、から構成されていてもよい。この場合、狭持鍔部12c、12c’が設けられる分割体に第1結合部を設け、狭持鍔部12c、12c’が設けられていない分割体に第2結合部を設ければよい。
また、前記実施例では、管路構成部材である消火栓2、流体管3の分岐首部3b、接続部材である補修弁4が上下方向に接続される形態を例示したが、管路構成部材の管路軸方向はこれに限られず、水平方向、または斜め方向に接続されていてもよい。
また、前記実施例では、補修弁4を接続部材とし、流体管3の分岐首部3b及び消火栓2を管路構成部材として説明したが、管路構成部材の間に接続部材がフランジ接続されていれば、接続部材及び管路構成部材は自由に変更できる。また、補修弁4は、操作ハンドルHを備えるレバー式としたが、キャップ式でもよい。
2 消火栓(管路構成部材)
2d フランジ
3 流体管(管路構成部材)
3b 分岐首部
3c 分岐部フランジ
4 補修弁(接続部材)
4c,4d フランジ
10 フランジ補強具
11 第1狭持部材(狭持部材)
12,12’ 分割体
12a,12a’ 狭持部(係止部)
12b 連結アーム部(本体部)
12c,12c’ 狭持鍔部
12d アーム部(本体部)
12e 突状部
12f 切欠部
12g 結合部(第2結合部)
12j 突状部(係止部)
12m 凸部(規制部)
12p 結合部(第1結合部)
14 第2狭持部材(狭持部材)
17 連結部材
17a T頭ボルト
17b ナット
17c 頭部
17d 軸部
18 結合部材
18a ボルト
18b ナット
20 弁筐
100 フランジ補強具
180 結合部材
180a 挿通部
180b 抜止部材
180c 凹溝

Claims (4)

  1. 両端にフランジを有する接続部材の両フランジにそれぞれ接合される管路構成部材の両フランジを、環状を成す一対の狭持部材で狭持し、該一対の狭持部材を連結部材で前記管路構成部材の管路軸方向に連結してフランジ接合を補強するフランジ補強具であって、
    前記連結部材は、前記一対の狭持部材を連結するボルト及びナットであり、前記狭持部材は、該狭持部材の外径側から内径側に向けて前記ボルトの軸部を挿通可能な切欠部を有しており、前記狭持部材は、周方向に分割された複数の分割体と、前記複数の分割体を結合する結合部材と、を備え、
    前記一対の挟持部材のうち上側の挟持部材は、前記管路構成部材の前記フランジ接合部の上面に係止可能な係止部が設けられ、且つ前記一対の挟持部材のうち下側の挟持部材は、前記接続部材の前記フランジ接合部の上面に係止可能な係止部が設けられていることを特徴とするフランジ補強具。
  2. 前記一対の挟持部材のそれぞれは、該挟持部材の上下両側に係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフランジ補強具。
  3. 前記係止部は、前記挟持部材の周方向に複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のフランジ補強具。
  4. 前記係止部は、前記切欠部と周方向に略同じ位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のフランジ補強具。
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