JP2010201657A - 軸と軸との連結構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 筒状部材の内径部に他方の軸体を挿入し連結させる軸と軸との連結構造であって、それら筒状部材と他方の軸体とを周方向と長手方向の挟持力によって連結させた軸と軸との連結構造。
【選択図】 図1
Description
符号8は、前記前軸1の先端に着脱自在に取り付けられた先部材であって、その先部材8の先端は後述する筆記体ユニットが出没する先端開口部9となっている。
前記クリップ12は後方部が軸筒1の方向に向かって接近する湾曲した形状をなしており、その湾曲させた部分によって指への感触を良好なものとしていると共に、クリップ12の後部を軸筒1に接近せしめることによって、クリップ12と軸筒1との一体感を向上させている。また、そのクリップ12の後部の湾曲した部分の表面には、圧延加工などによって高さの低い凸状の模様が施されており美感を向上させていると共に、その湾曲部を操作する際の滑り止め効果も果たしている。
さらに、クリップ12の前方部の両側には、軸筒1の方向に向かって隆起する半円弧状の玉部14が形成されている。その玉部14は、軸筒1の方向に向かって互いが僅かに接近し合っている。前記後軸3に形成された前方窓孔10への侵入を容易なものとしている。即ち、クリップ12の軸線が軸筒1の軸線に対して、多少歪んでいても玉部14がテーパー状をなしているため、前方窓孔10に案内されやすいのである。
一方、クリップ12の中間後方部の両側にも軸筒1の方向に向かって隆起する隆起部15が形成されており、その隆起部15には貫通孔16が形成されている。
この対向する位置に形成された隆起部15の間には、クリップ12と軸筒1とを連結する前記連結部材13が装着されている。その連結部材13は、箱状をなしており、板状部材を四角形に折り曲げることにより形成されている。
尚、前記前軸2の前方内周面の縦方向には、縦突起31が形成されており、その縦突起31には、前記中軸22の前方外周面に形成された縦溝32が嵌り込み、係合している。それら縦突起31や縦溝32は、等間隔な4箇所に形成されているが、3個所であっても良く、或いは、5個所などであっても良い。つまり、これら縦突起31と縦溝32との係合によって、前軸2と中軸22との相対的な回転が防止されているのである。
前記芯タンク23は、ポリアセタールやポリプロピレンなどの樹脂材質から成形されており、その芯タンク23の後部の内面には、大径部36が形成されており、その大径部36の後部には縮径部37が形成されているが、それら大径部36と縮径部37は傾斜面を有した円錐状の内形部38で連結されている。そして、縮径部37の後端には、外方向に向かって拡開する傾斜面を有するテーパー開口部39が形成されている。
また、前記芯タンク23の後方には、鍔部40が形成されており、その鍔部40の前方部には、部分的に切欠部41が形成されている。この切欠部41を形成することによって、例えば、芯タンク23を樹脂成型品とした場合には、「引け」と称される凹部の発生が防止され、正確な鍔部40が得られる。
また、大径筒状部42は、前記芯タンク23の大径部36よりも大きく形成されており、該部分においては圧入状態になっている。一方、小径筒状部43は芯タンク23の縮径部37よりも小さく形成されており、該部分においては隙間48が円周上に形成されている。この隙間48を形成することによって、小径筒状部43や縮径部37に若干の寸法上のばらつきが発生してしまっても、小径筒状部43と縮径部37との相対的な圧入作用が防止される。
さらに、消しゴム受け部材33の第1内形部44から第2内形部46までの距離は、前記芯タンク23の縮径部37の距離よりも短く形成されている。即ち、芯タンク23の縮径部37は、第1内形部44と第2内形部46によって挟み込まれた状態になっているのである。
ここで、クリップ12の後部を指などによって軸筒1の方向に押圧すると、クリップ12の前方が軸筒1から離れ拡開し、この時、玉部14と中軸33の大径部49との係合が解除され、前記筆記体ユニット20は弾撥部材21の付勢力によって後方に移動する。これによって筆記体ユニット20は軸筒1内へと没入される。
この第2例においては、円周上における全体の約1/4円弧の縦溝を対向する位置に形成したが、図11、図12に示すように約1/3円弧の縦溝51を3個所に設けても良く(第3例)、或いは、図13に示すように、縮径部52における縦方向の距離を短くしても良い。即ち、縮径部52の後方は全周の溝部53となっている(第4例)。また、縮径部52を短くすると共に、その縮径部52に縦溝54を形成しても良い(第5例;図14、図15)。尚、短く形成した縮径部52に、中間部から後部にかけて、或いは、縮径部52の前端近傍部から後部にかけて(図16参照)傾斜面を有する円錐部52aを形成するなどしても良い。消しゴム受け部材33の大径部36の先端外周部が前記円錐部52aによって導かれ、芯タンク23への挿着が容易になる。
図18に示す例は、消しゴム受け部材33の大径筒状部42の前方に形成されている内面鍔部57を前方に向け延設すると共に、前方に向け円錐状に縮径させたものである(第7例)。消しゴム受け部材33の前端部に円錐状の内面鍔部57を設けることによって、より一層、芯タンク23への組み付けが容易なものとなる。
2 前軸
3 後軸
4 グリップ部材
5 突部
6 外筒
7 貫通孔
8 先部材
9 先端開口部
10 前方窓孔
11 後方窓孔
12 クリップ
13 連結部材
14 玉部
15 隆起部
16 貫通孔
17 貫通孔
18 支軸
19 ねじりコイルばね
20 筆記体ユニット
21 弾撥部材
22 中軸
23 芯タンク
24 継手
25 チャック体
26 チャックリング
27 先金
28 芯戻り止め部材
29 ガイドパイプ
30 弾撥部材
31 縦突起
32 縦溝
33 消しゴム受け部材
34 消しゴム
35 ノック部材
36 大径部
37 縮径部
38 内形部
39 テーパー開口部
40 鍔部
41 切欠部
42 大径筒状部
43 小径筒状部
44 第1内形部
45 受け筒状部
46 第2内形部
47 内面鍔部
48 隙間
49 大径部
50 縦溝
51 縦溝
52 縮径部
53 溝部
54 縦溝
55 大径筒状部
56 縦溝
57 内面鍔部
Claims (3)
- 筒状部材の内径部に他方の軸体を挿入し連結させる軸と軸との連結構造であって、それら筒状部材と他方の軸体とを周方向と長手方向の挟持力によって連結させた軸と軸との連結構造。
- 前記筒状部材の内面に大径部とその大径部に連接して縮径部を形成すると共に、その大径部に他方の軸体の大径部を接触・圧入させ、また、前記筒状部材の縮径部と他方の部材との間には隙間を形成した請求項1記載の軸と軸との連結構造。
- 前記縮径部を他方の軸体によって挟着した請求項2に記載の軸と軸との連結構造。
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JP2009047383A JP5703540B2 (ja) | 2009-02-27 | 2009-02-27 | 軸と軸との連結構造 |
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JPH09263087A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-07 | Pilot Ink Co Ltd | キャップ後ろ差し嵌合構造 |
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2009
- 2009-02-27 JP JP2009047383A patent/JP5703540B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP5703540B2 (ja) | 2015-04-22 |
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