JP2010201376A - 帯鋼の液切り方法 - Google Patents

帯鋼の液切り方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010201376A
JP2010201376A JP2009050982A JP2009050982A JP2010201376A JP 2010201376 A JP2010201376 A JP 2010201376A JP 2009050982 A JP2009050982 A JP 2009050982A JP 2009050982 A JP2009050982 A JP 2009050982A JP 2010201376 A JP2010201376 A JP 2010201376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
steel
draining
steel strip
air nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009050982A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumitaka Nakatani
寿三孝 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2009050982A priority Critical patent/JP2010201376A/ja
Priority to CN201010111034XA priority patent/CN101823060B/zh
Priority to NL2004320A priority patent/NL2004320C2/en
Priority to KR1020100018924A priority patent/KR20100100645A/ko
Publication of JP2010201376A publication Critical patent/JP2010201376A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B5/00Cleaning by methods involving the use of air flow or gas flow
    • B08B5/02Cleaning by the force of jets, e.g. blowing-out cavities
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • B05B1/14Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means with multiple outlet openings; with strainers in or outside the outlet opening
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B11/00Cleaning flexible or delicate articles by methods or apparatus specially adapted thereto
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/40Making wire or rods for soldering or welding
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B21/00Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

【課題】フラックス入り溶接ワイヤの製造工程において、洗浄された帯鋼が成型工程へと走行する途中で、表面に付着した洗浄液を連続的に液切りするエア消費量の低減可能な帯鋼の液切り方法を提供する。
【解決手段】フラックス入り溶接ワイヤの製造工程において、洗浄された帯鋼Rが成型工程へと走行する途中で、この帯鋼R表面に付着した洗浄液を連続的に液切りする方法であって、多数の細孔が並列された吐出孔を有するエアノズル1を用い、このエアノズル1によるエア吹付け方向を、前記帯鋼Rの走行方向に対して対向する上下両面の傾斜する方向からとする帯鋼Rの液切り方法。
【選択図】図3

Description

本発明は、コイル状の帯鋼(以下、フープ材とも言う)を繰出し、洗浄した上で管状に成型する工程、走行する前記帯鋼へ前記成型途中でフラックスを充填する工程、このフラックスを充填した管状成型ワイヤを更に伸線してコイル状に巻取る工程、の各工程を同一のラインにて記載順に連続して行なうフラックス入り溶接ワイヤの製造工程において、前記洗浄された帯鋼が前記成型工程へと走行する途中で、この帯鋼表面に付着した洗浄液を連続的に液切りする方法に関する。
そこで、フラックス入り溶接ワイヤの一般的な製造工程の概要について、添付図5を参照しながら説明する。図5は、フラックス入り溶接ワイヤの製造工程の概要を示すブロック図である。
先ず、ボビンに巻かれた帯鋼(素線)を繰出して、製造工程に供給する(繰出工程S1)。供給された前記帯鋼に付着している防錆油を水もしくは湯等の液シャワーで洗浄後、圧縮空気の噴射により液切りする(脱脂工程S2)。次いで、帯鋼上に連続的にフラックスを供給しながら、成型・圧延ロールにより次第にパイプ状に成型・圧延して、直径2.0〜6.0mm程度のフラックス入りワイヤの原線を形成する(成型・圧延工程S3)。
その後、この原線を、伸線ダイスにより所定径0.8〜3.0mmまで徐々に伸線(伸線工程S4)し、前記伸線工程で付着した伸線用潤滑剤等の油脂類を除去すると共に、ワイヤ表面に潤滑油や防錆油を塗布する(洗浄・塗油工程S5)。そして最後に、この様にして製造された溶接ワイヤをボビンに巻き取る(巻取工程S6)。
本発明に係る帯鋼の液切り方法は、上述した脱脂工程S2において、供給された前記帯鋼に付着している防錆油を液シャワーで洗浄後、圧縮空気の噴射により液切りする液切り方法に関するものである。
そこで次に、従来例に係るフープ材の液切りノズルにつき、以下添付図6を参照しながら説明する。図6は従来例に係るフープ材の液切りノズルの実施例を示す断面図である。
この従来例に係るフープ材の液切りノズル22は、帯状のフープ材21が通過する通路30及びフープ材21の出口側にて前記通路30内の負圧により外気を吸収する吸気開口部25を有する本体28と、この本体28のフープ材進行方向上流側に設けられ前記フープ材21に向けてガスを吐出し前記通路30を負圧にするガス吐出部27、このガス吐出部27のフープ材進行方向上流側にてフープ材21の入口となる吐出開口部24及びこのガス吐出部27に通過するガス供給口23を備えたガス吐出部材26と、を有し、前記通路30及び前記吐出開口部24は前記フープ材21の断面形状に整合した扁平矩形状をなしている(特許文献1参照)。
実案登録第2515906号公報
しかしながら、フラックス入り溶接ワイヤの製造工程においては、鋼板の剪断により発生したフープ材21の幅方向両端部に延在するカエリを上向きとして、前記フープ材21上に連続的にフラックスを供給しながら、成型・圧延ロールにより次第にパイプ状に成型・圧延している。
そのため、上記従来例に係るフープ材21の液切りノズル22においては、前記カエリ背面での液切りが不完全になり易い上、このカエリとの接触を回避するため、フープ材1の入口となる前記吐出開口部24を必要以上に大きな寸法とせざるを得ない。その結果、当初の目的にも拘わらず、ガス(エア)の使用量が依然として多量であるという問題点を有していた。
従って、本発明の目的は、フラックス入り溶接ワイヤの製造工程において、洗浄された帯鋼が成型工程へと走行する途中で、表面に付着した洗浄液を連続的に液切りするエア消費量の低減可能な帯鋼の液切り方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る帯鋼の液切り方法が採用した手段は、コイル状の帯鋼を繰出し、洗浄した上で管状に成型する工程、走行する前記帯鋼へ前記成型途中でフラックスを充填する工程、このフラックスを充填した管状成型ワイヤを更に伸線してコイル状に巻取る工程、の各工程を同一のラインにて記載順に連続して行なうフラックス入り溶接ワイヤの製造工程において、前記洗浄された帯鋼が前記成型工程へと走行する途中で、この帯鋼表面に付着した洗浄液を連続的に液切りする方法に関する。
そして、この帯鋼の液切り方法は、多数の細孔が並列された吐出孔を有するエアノズルを用い、このエアノズルによるエア吹付け方向を、前記帯鋼の走行方向に対して対向する上下両面の傾斜する方向からとすることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る帯鋼の液切り方法が採用した手段は、請求項1に記載の帯鋼の液切り方法において、前記エアノズルの吹付け方向を、前記帯鋼の送行方向を側面視した場合は前記走行方向に対して上下両面から傾斜すると共に、前記帯鋼の送行方向を平面視した場合も前記送行方向に対して傾斜する方向からとすることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る帯鋼の液切り方法が採用した手段は、請求項1または2に記載の帯鋼の液切り方法において、前記エアノズルの上下両面からの吹付け方向を、前記帯鋼の送行方向を平面視した場合略一致する方向としたことを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る帯鋼の液切り方法が採用した手段は、請求項1乃至3の何れか一つの項に記載の帯鋼の液切り方法において、前記エアノズルを、前記帯鋼の送行方向に対して複数段配置することを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る帯鋼の液切り方法が採用した手段は、請求項1乃至4の何れか一つの項に記載の帯鋼の液切り方法において、前記帯鋼が鋼板の剪断により製作されたものであり、この鋼板の剪断により発生した帯鋼の幅方向両端部に延在するカエリを上向きに有していることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る帯鋼の液切り方法によれば、多数の細孔が並列された吐出孔を有するエアノズルを用い、このエアノズルによるエア吹付け方向を、前記帯鋼の走行方向に対して対向する上下両面の傾斜する方向からとするので、帯鋼の幅方向端部に延在するカエリとの接触を回避するため前記吐出孔を必要以上に大きくする必要もなく、エアの消費量を低減可能である。
また、本発明の請求項2に係る帯鋼の液切り方法によれば、前記エアノズルの吹付け方向を、前記帯鋼の送行方向を側面視した場合は前記走行方向に対して上下両面から傾斜すると共に、前記帯鋼の送行方向を平面視した場合も前記送行方向に対して傾斜する方向からとするので、前記帯鋼幅方向端部に延在するカエリ背面に残存する洗浄液のより良好な液切りが期待できる。
更に、本発明の請求項3に係る帯鋼の液切り方法によれば、前記エアノズルの上下両面からの吹付け方向を、前記帯鋼の送行方向を平面視した場合略一致する方向としたので、前記帯鋼幅方向端部に延在するカエリ背面に残存する洗浄液のより良好な液切りが期待できる。
また更に、本発明の請求項4に係る帯鋼の液切り方法が採用した手段は、前記エアノズルを前記帯鋼の送行方向に対して複数段配置するので、前記帯鋼幅方向端部に延在するカエリ背面に残存する洗浄液の完全な液切りが期待できる。
一方、本発明の請求項5に係る帯鋼の液切り方法は、前記帯鋼が鋼板の剪断により製作されたものであり、この鋼板の剪断により発生した帯鋼の幅方向両端部に延在するカエリを上向きに有している。そのため、本発明の請求項5に係る帯鋼の液切り方法によれば、多数の細孔が並列された吐出孔を有するエアノズルを用い、かつ帯鋼1の走行方向に対して傾斜する方向からエアを吹付けるので、エア消費量が従来例に係るフープ材の液切りノズルに対して約1/3のエア量で済み、かつ騒音が2dB程度低減されるという付随的な効果も得られる。
本発明の実施の形態に係る液切り用エアノズルの側断面図である。 図1の平断面図である。 本発明の実施の形態に係る帯鋼の液切り方法を示した側面図である。 図3の平面図である。 フラックス入り溶接ワイヤの製造工程の概要を示すブロック図である。 従来例に係るフープ材の液切りノズルの実施例を示す断面図である。
本発明の実施の形態に係る帯鋼の液切り方法について、以下添付図1〜5を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態に係る液切り用エアノズルの側断面図、図2は図1の平断面図、図3は本発明の実施の形態に係る帯鋼の液切り方法を示した側面図、図4は図3の平面図である。
本発明の実施の形態に係る帯鋼の液切りに用いられるエアノズル1は、図1,2に示す如くノズル部2とケース部3から構成されている。そして、前記ノズル部2の内部にはノズル部内部空間5が、前記ケース部3の内部にはケース部内部空間6が夫々形成されると共に、前記ノズル部内部空間5及びケース部内部空間6同士が、嵌合部7において気密に接合されて、前記エアノズル1の均圧室4を形成している。
また、前記ノズル部2の先端には、多数の細孔が並列された吐出孔8が形成される一方、前記ケース部3の後端には、給気孔9が形成されている。そして、前記給気孔9から供給された圧縮空気が均圧室4内において均圧化され、吐出孔8の細孔を通して外部に均一に噴射される様に構成されている。符号3aは、このエアノズル1を後述するホルダーに固定するためのボルト用雌ネジである。この様なエアノズル1の材質としては、ステンレス鋼や真鍮、セラミックス等を用い、前記嵌合部5の接合には、前記材質に応じて溶接やろう付け、接着材等を用いることができる。
前記吐出孔8を構成する細孔は、孔径0.3〜1.0mmで、かつ個数3〜6程度とするのが、帯鋼に付着した洗浄液の液切り効率及びエア消費量の点から好ましい。前記吐出孔8の細孔孔径が0.3mm未満で、かつ個数2以下であると、エア消費量は少ないが洗浄液の液切り効率が不満足であり、前記吐出孔8の孔径が1.0mmを越え、個数7以上であると、洗浄液の液切り効率は良好であるがエア消費量が従来例とほぼ同等になるためである。
次に、この様なエアノズル1を用いた本発明の実施の形態に係る帯鋼の液切り方法について、更に図3,4を参照しながら詳細に説明する。前記エアノズル1は、供給された帯鋼Rに付着している防錆油を水もしくは湯等の液シャワーで洗浄する脱脂装置11内の後半部に配置されている。
そして、前記脱脂装置11内において、前記帯鋼Rの矢印で示す走行方向に対して対向する、帯鋼Rの上面側に上部エアノズル1aを、帯鋼Rの下面側に下部エアノズル1bを、これらエアノズル1a,1bによるエア吹付け方向が、前記帯鋼Rの矢印で示す走行方向に対して夫々上下両面の傾斜する方向に配置している。
即ち、前記上部エアノズル1a及び下部エアノズル1bの吹付け方向を、前記帯鋼Rの送行方向を側面視した場合は、図3に示す如く前記走行方向に対して夫々対向する上下両面から、前記帯鋼Rのパスライン上において交差する様に傾斜すると共に、前記帯鋼Rの送行方向を平面視した場合も、図4に示す如く前記送行方向に対して夫々対向する傾斜方向から吹付けるものである。
また、前記上部エアノズル1a及び下部エアノズル1bの上下両面からの吹付け方向を、前記帯鋼Rの送行方向を平面視した場合、図4に示す如く略一致する傾斜方向とするのが好ましい。ここで、前記「略一致する方向」とは、図4において前記帯鋼Rの送行方向に対して、前記上部エアノズル1aの上面からの吹付け方向と、前記下部エアノズル1bの下面からの吹付け方向とを±5度程度以内に一致する方向とすることを言う。
更に、本発明の実施の形態に係る帯鋼の液切り方法においては、上部エアノズル1aと下部エアノズル1bの両者からなる前記エアノズル1を、前記帯鋼Rの送行方向に対して4段配置している。前記エアノズル1の段数は、前記帯鋼Rの送行方向に対して3〜6段配置するのが好ましい。前記エアノズル1の段数が2段以下であると、エア消費量は少ないが洗浄液の液切り効率が不満足であり、前記エアノズル1の段数が7段以上であると、洗浄液の液切り効率は良好であるがエア消費量が従来例とほぼ同等になるためである。
そして、上記の如く前記帯鋼Rの送行方向に対して配置された前記各エアノズル1は夫々ホルダー12に取付けられ、これらのホルダー12は固定部材13を介して脱脂装置11の内壁部材11aに固定される。また、各エアノズル1の給気孔9には、図示しない給気配管が圧空源から接続して配管されている。この様にして、前記脱脂装置11内において、前記帯鋼Rの矢印で示す走行方向に対して、前記エアノズル1によるエア吹付け方向が設定されるのである。
更に、前記帯鋼Rが鋼板の剪断(スリット)により製作されたものであり、フラックス入り溶接ワイヤの製造工程においては、鋼板の剪断により発生した帯鋼Rの幅方向両端部に延在するカエリを上向きとして、前記帯鋼R上に連続的にフラックスを供給しながら、成型・圧延ロールにより次第にパイプ状に成型・圧延している。
しかしながら、本発明の実施の形態に係る帯鋼Rの液切り方法は、前記従来例に係るフープ材の液切りノズル22におけるフープ材21の入口となる吐出開口部24(図6参照)を有しない、多数の細孔が並列された吐出孔8を有するエアノズル1を用い、かつ帯鋼Rの走行方向に対して傾斜する方向からエアを吹付けるので、エア消費量が上記従来例に係るフープ材の液切りノズルに対して約1/3のエア量で済み、かつ騒音が2dB程度低減されるという付随的な効果も得られる。
<実施例>
フラックス入り溶接ワイヤの実製造工程において、図6に示す従来例に係る液切りノズル22を脱脂装置内に1段設置して、実際に帯鋼を走行させて帯鋼の液切りが可能なエア消費量と騒音を測定した。上記と同一の実製造工程において、図1,2に示す本発明に係るエアノズル1を、図3,4に示す如く脱脂装置内に4段設置して、前記従来例と同一条件にて帯鋼を走行させて、帯鋼の液切りが可能なエア消費量と騒音を測定した。
その結果、上記本発明に係る帯鋼の液切り方法によるエア消費量は、上記従来例に係るフープ材の液切りノズルに対して、同一エア圧力において約1/3の消費量で済み、かつ騒音も2dB程度低減されるという付随的な効果も得られることが判明した。
以上説明した通り、本発明に係る帯鋼の液切り方法によれば、多数の細孔が並列された吐出孔を有するエアノズルを用い、このエアノズルによるエア吹付け方向を、前記帯鋼の走行方向に対して、対向する上下両面の傾斜する方向からとするので、帯鋼の幅方向端部に延在するカエリとの接触を回避するため、前記吐出孔を必要以上に大きくする必要もなく、エアの消費量が低減可能である。
本発明の実施の形態に係る帯鋼の液切り方法においては、帯鋼Rの走行方向に対し平面視した場合、図4に示した様に前記エアノズル1を前記走行方向に対して片側(図面上、走行方向の上側)に配置して、前記帯鋼Rにエアを吹付ける例で説明したが、本発明に係る帯鋼Rの液切り方法はこの様な配置に限定されることなく、帯鋼Rの走行方向に対し平面視した場合、前記エアノズル1を前記走行方向に対して両側(図面上、走行方向の上下両側)に配置して、前記帯鋼Rにエアを吹付けても良い。
R:溶接ワイヤ素材,
1:エアノズル, 1a:上部エアノズル, 1b:下部エアノズル,
2:ノズル部,
3:ケース部, 3a:ボルト用雌ネジ,
4:均圧室, 5:ノズル部内部空間, 6:ケース部内部空間,
7:嵌合部, 8:吐出孔, 9:給気孔,
11:脱脂装置, 11a:内壁部材,
12:ホルダー, 13:固定部材

Claims (5)

  1. コイル状の帯鋼を繰出し、洗浄した上で管状に成型する工程、走行する前記帯鋼へ前記成型途中でフラックスを充填する工程、このフラックスを充填した管状成型ワイヤを更に伸線してコイル状に巻取る工程、の各工程を同一のラインにて記載順に連続して行なうフラックス入り溶接ワイヤの製造工程において、前記洗浄された帯鋼が前記成型工程へと走行する途中で、この帯鋼表面に付着した洗浄液を連続的に液切りする方法であって、多数の細孔が並列された吐出孔を有するエアノズルを用い、このエアノズルによるエア吹付け方向を、前記帯鋼の走行方向に対して対向する上下両面の傾斜する方向からとすることを特徴とする帯鋼の液切り方法。
  2. 前記エアノズルの吹付け方向を、前記帯鋼の送行方向を側面視した場合は前記走行方向に対して上下両面から傾斜すると共に、前記帯鋼の送行方向を平面視した場合も前記送行方向に対して傾斜する方向からとすることを特徴とする請求項1に記載の帯鋼の液切り方法。
  3. 前記エアノズルの上下両面からの吹付け方向を、前記帯鋼の送行方向を平面視した場合略一致する方向としたことを特徴とする請求項1または2に記載の帯鋼の液切り方法。
  4. 前記エアノズルを、前記帯鋼の送行方向に対して複数段配置することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つの項に記載の帯鋼の液切り方法。
  5. 前記帯鋼が鋼板の剪断により製作されたものであり、この鋼板の剪断により発生した帯鋼の幅方向両端部に延在するカエリを上向きに有していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つの項に記載の帯鋼の液切り方法。
JP2009050982A 2009-03-04 2009-03-04 帯鋼の液切り方法 Pending JP2010201376A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009050982A JP2010201376A (ja) 2009-03-04 2009-03-04 帯鋼の液切り方法
CN201010111034XA CN101823060B (zh) 2009-03-04 2010-02-02 带钢的除液装置
NL2004320A NL2004320C2 (en) 2009-03-04 2010-03-01 Liquid removing device and liquid removing method for steel band.
KR1020100018924A KR20100100645A (ko) 2009-03-04 2010-03-03 띠강의 액체 제거 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009050982A JP2010201376A (ja) 2009-03-04 2009-03-04 帯鋼の液切り方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010201376A true JP2010201376A (ja) 2010-09-16

Family

ID=42687344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009050982A Pending JP2010201376A (ja) 2009-03-04 2009-03-04 帯鋼の液切り方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP2010201376A (ja)
KR (1) KR20100100645A (ja)
CN (1) CN101823060B (ja)
NL (1) NL2004320C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105344631A (zh) * 2015-11-26 2016-02-24 法瑞钠(济南)焊接器材有限公司 一种药芯焊丝钢带清洗机

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103411416B (zh) * 2013-08-23 2015-05-06 宝钢工程技术集团有限公司 蒸汽烘干设备
CN107855320A (zh) * 2017-11-29 2018-03-30 中冶南方工程技术有限公司 一种吹纸机

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2164327Y (zh) * 1993-04-28 1994-05-11 谢仲和 线材清洁除湿器
CN1087665C (zh) * 1996-03-04 2002-07-17 三菱重工业株式会社 热轧设备
US8499410B2 (en) * 2004-08-05 2013-08-06 Kobe Steel, Ltd. Deposit removing device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105344631A (zh) * 2015-11-26 2016-02-24 法瑞钠(济南)焊接器材有限公司 一种药芯焊丝钢带清洗机

Also Published As

Publication number Publication date
CN101823060A (zh) 2010-09-08
KR20100100645A (ko) 2010-09-15
NL2004320C2 (en) 2012-11-13
NL2004320A (en) 2010-09-06
CN101823060B (zh) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010201376A (ja) 帯鋼の液切り方法
KR100592094B1 (ko) 조관기 및 이에 적용된 성형관 내로의 조관유 유출방지장치
JP2007061733A (ja) 超音波洗浄用ノズルおよびその設計方法並びに超音波洗浄方法
JP3011870B2 (ja) 断裁ブランクを製造するための方法及び装置
JP2000263187A (ja) 金型冷却装置
JP2013103190A (ja) 洗浄ノズルおよびホースの洗浄方法
WO2011115166A1 (ja) 金属管の引抜方法
CN114054264A (zh) 焊管自动上油装置
WO2013008708A1 (ja) 基板処理装置
JP2005177778A (ja) 溶接スパッタの除去方法
JP2007175714A (ja) 水冷装置
KR200155948Y1 (ko) 열연 스트립 냉각장치
KR101676487B1 (ko) 디스케일링 헤더의 자동 세척 장치
CN114054263A (zh) 焊管内壁上油装置
JP6575584B2 (ja) 金属板表面付着油分除去方法、金属板表面付着油分除去装置及び金属板の製造方法
KR101188068B1 (ko) 가이드라인 도금액 분사 도금 장치
KR200226889Y1 (ko) 무방향성 전기강판 코팅용액의 거품 제거장치
KR101242773B1 (ko) 가이드라인 도금액 분사 도금 장치
CN207401826U (zh) 提高汽缸盖表面洁净度的清洗机
JP3914700B2 (ja) めっき鋼管の内面清浄装置
JPS5811468Y2 (ja) 電縫管用管内面スパツタ−除去装置
JP2017045740A (ja) リードフレームの製造方法、およびリードフレーム処理装置
JP2876858B2 (ja) 液吹き飛ばし装置
JP5904338B2 (ja) ワイピングノズルの目詰り防止方法および目詰まり防止装置
JP6643774B2 (ja) 膜厚調整ユニット及び鋼板洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110413

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110413