JP2007175714A - 水冷装置 - Google Patents

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Takashi Kuwana
隆 桑名
Daisuke Irie
大輔 入江
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Abstract

【課題】装置費用の低減とメインテナンス性の向上とを達成しうる水冷装置の提供。
【解決手段】水排出口4を有する水供給部6と、エア排出口8を有するエア供給部10とを備えた水冷装置2である。水冷装置2において、水排出口4とエア排出口8とは、互いに別の位置に配置されている。エア排出口8は、水排出口4から排出された水16にエアを吹きつけうる位置に設けられている。エア排出口8から排出されたエアにより、水排出口4から排出された水が粒子状とされる。好ましくは、水供給部6は管状の水供給管14を有し、エア供給部10は管状のエア供給管22を有する。好ましくは、エア供給管22と水供給管14とは、互いに略平行に配置される。好ましくは、水供給管14の長手方向複数位置のそれぞれに水排出口4が設けられ、エア供給管22の長手方向複数位置のそれぞれにエア排出口8が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱間圧延等の熱間加工が施された鋼材等を水冷するための水冷装置に関する。
一般に、物体の温度を下げる方法として、空冷と水冷とが知られている。急激に温度を下げたい場合、空冷よりも水冷が採用されうる。
物の製造において冷却工程を有するものがある。例えば、鋼材の製造工程において、圧延された鋼材は、冷却床上を搬送される際に水冷又は空冷される。冷却工程によっては、空冷よりも水冷が適する場合がある。例えば、圧延後900℃程度とされた丸棒鋼材を冷却床上で冷却する場合、空冷では丸棒が曲がりやすくなるため、水冷が採用される。
鋼材等を水冷する場合、水がスプレー装置で噴霧される技術が知られている。水を霧化することにより、被冷却物の表面に対して均等に水が与えられる。
スプレー装置で水冷を行う場合、スプレー装置を構成する専用ノズルやポンプ等が必要となり、設備費用が高くなる。また、スプレー装置の場合、ノズルの詰まりが生じやすく、メインテナンス性が悪い。
本発明の目的は、装置費用の低減とメインテナンス性の向上とを達成しうる水冷装置の提供にある。
本発明に係る水冷装置は、水排出口を有する水供給部と、エア排出口を有するエア供給部とを備える。上記水排出口と上記エア排出口とは、互いに別の位置に配置されている。上記エア排出口は、上記水排出口から排出された水にエアを吹きつけうる位置に設けられている。上記エア排出口から排出されたエアにより、上記水排出口から排出された水が粒子状とされる。
好ましくは、上記水供給部は管状の水供給管を有している。好ましくは、上記エア供給部は管状のエア供給管を有している。好ましくは、上記エア供給管と上記水供給管とは、互いに略平行に配置されている。好ましくは、上記水供給管の長手方向複数位置のそれぞれに上記水排出口が設けられている。好ましくは、上記エア供給管の長手方向複数位置のそれぞれに上記エア排出口が設けられている。
好ましくは、上記エア排出口が、上記水排出口の下側に配置されている。
水排出口とエア排出口とを互いに別の位置に配置したので、構造の簡略化が可能となる。構造の簡略化は、装置費用の低減とメインテナンス性の向上とに寄与しうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る水冷装置2の概略構成を示す全体図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図等を示す図である。この水冷装置2は、鋼材水冷用の水冷装置である。
水冷装置2は、水排出口4を有する水供給部6と、エア排出口8を有するエア供給部10とを備える。水供給部6は、水タンク12と、管状の水供給管14とを有している。水タンク12は、外部から供給された水16を貯留する。水16は、例えば工業用水である。水タンク12は、排水口18を有する。水タンク12に貯留される水の水位や水量は、調整されうる。水タンク12に貯留された水の水位等により、後述するエア供給管22に供給される水の水圧が調整される。
水供給管14は、丸パイプである。水供給管14の内径は、例えば60mm〜80mm程度とされる。水供給管14の一端部は、水タンク12と接続されている。水タンク12に貯留された水16が、水供給管14に供給される。水供給管14の他端部20は、閉じられている。図示は省略されているが、水供給管14の他端部20には、水供給管14内の異物や錆等を除去するためのドレンバルブが設けられている。
エア供給部10は管状のエア供給管22を有している。エア供給管22は、丸パイプである。エア供給管22の内径は、例えば25mm〜35mm程度とされる。図示は省略されているが、エア供給管22の一端部は、製鉄工場内のエア配管と接続されている。このエア配管は、エアコンプレッサーと接続されており、工場内の各所に高圧のエアを供給している。エア供給管22の端部24は、閉じられている。図示は省略されているが、エア供給管22の端部24には、エア供給管22内の異物や錆等を除去するためのドレンバルブが設けられている。
水供給管14は、1本のパイプよりなる。エア供給管22は、一本のパイプよりなる。水供給管14とエア供給管22とは、それぞれ別個のパイプである。
水供給管14とエア供給管22とは、互いに略平行に配置されている。エア供給管22は、水供給管14の下側(鉛直方向下側)に配置されている。水供給管14の長手方向と、エア供給管22の長手方向とは略一致している。この長手方向のことを、以下の記載において管長手方向ともいう。
水供給管14には、その長手方向複数位置のそれぞれに配水管26が設けられている。配水管26は、曲げられたパイプである。配水管26の一端は水供給管14に接続されている。配水管26の他端は、前述した水排出口4である。水供給管14内の水が水排出口4から排出される。
エア供給管22の長手方向複数位置のそれぞれにエア排出口8が設けられている。エア排出口8は、エア供給管22の内部と外部とを連通する貫通孔である。エア排出口8は、丸穴である。エア排出口8は、エア供給管22にドリル等で丸穴を開けることにより容易に形成されうる。
複数の水排出口4は、管長手方向に略等間隔で配置されている。複数のエア排出口8は、管長手方向に略等間隔で配置されている。
複数のエア排出口8の配置は、複数の水排出口4の配置と対応している。図1が示すように、それぞれの水排出口4の管長手方向位置と、それぞれのエア排出口8の管長手方向位置とは略一致している。各エア排出口8は、各水排出口4の下側に配置されている。
水排出口4とエア排出口8とは、互いに別の位置に配置されている。換言すれば、エア排出口8は、水排出口4の外側に設けられている。よって、水排出口4に水を供給する水供給部6と、エア排出口8にエアを供給するエア供給部10とを、それぞれ別個に構成することができる。水供給部6とエア供給部10とが別個とされることにより、水冷装置2の装置構成が簡略化されうる。
エア供給部10には、大気圧よりも高い圧力のエアーが供給される。このエアーが、エア排出口8から外部に排出される。外部に排出されたエアーは、減圧され、膨張されつつ噴出される。エア排出口8が丸穴であるため、外部に排出されたエアーは略円錐状に拡がる。
エア排出口8は、水排出口4から排出された水16にエアを吹きつけうる位置に設けられている。水排出口4からの水16は、エア排出口8から排出されたエアの流れの範囲内に排出される。エア排出口8から排出されたエアにより、水排出口4から排出された水16は分散され、粒子状とされる。粒子状の水30は、被冷却物(鋼材)に掛けられる(図2参照)。粒子状の水30の粒子径は、エアの供給圧力やエア排出口8の大きさ等により調整されうる。
図2が示すように、水冷装置2の水供給管14及びエア供給管22は、冷却床32の上方に設置される。水供給管14の長手方向及びエア供給管22の長手方向は、冷却床32の載置面34と略平行とされている。冷却床32の載置面34上には、鋼材36が載置されている。鋼材36は、例えば図2で示されるような丸棒鋼材である。水冷装置2は、鋼材36に粒子状の水を掛ける。水供給管14の長手方向及びエア供給管22の長手方向は、鋼材36の長手方向(図2の紙面と垂直な方向)と略一致させる。この構成により、無駄となる水を少なくすることができ、細長い形状の鋼材36が効率的に冷却される。
本発明は、エア排出口8が水排出口4の下側である構成に限定されない。例えば、エア排出口8が水排出口4の上側であってもよい。この場合、例えば水排出口4から上方に吹き上げられた水に、エア排出口8から排出されたエアーが吹きつけられる。ただし、水排出口4から排出された水16は、重力の作用により下方へと流れるので、水排出口4の下方にエア排出口8を設けた方が、水の取り扱いが容易となりやすい点で好ましい。
従来のスプレーノズルの場合、水排出口4とエア排出口8とが同じ位置に設けられているため、ノズル構造が複雑となりやすい。このノズルは、異物などにより詰まりやすい。本実施形態の水冷装置2は、2本のパイプ(水供給管14及びエア供給管22)が略平行に配置された簡易な構成である。水排出口4とエア排出口8とが分離されているため、各排出口4、8の構造は単純である。この水排出口4及びエア排出口8は、スプレーノズルと比べて詰まりにくい。
エア供給部10に供給されるエアのエア圧は特に限定されない。水の分散性を高める観点から、エア供給部10に供給されるエア圧は2kPa以上が好ましく、3kPa以上がより好ましい。高圧エアの供給コストを低下させる観点から、エア供給部10に供給されるエア圧は500kPa(5kgf/cm)以下が好ましい。
エア排出口での詰まりを抑制する観点から、エア排出口の内径は1mm以上とされるのが好ましく、2mm以上とされるのがより好ましく、3mm以上とされるのが特に好ましい。エアによる水の分散能力を高める観点から、エア排出口の内径は6mm以下とされるのが好ましい。
水排出口の内径及び水供給部6に供給される水の水圧を変化させることにより、水排出口から排出される水の流用が調整されうる。水排出口での詰まりを抑制するとともに水の流量を大きくして冷却能力を高める観点から、水排出口の内径は6mm以上とされるのが好ましく、8mm以上とされるのがより好ましい。粒子化しきれない量の水の排出を抑制する観点から、水排出口の内径は10mm以下とされるのが好ましい。
被冷却物に吹きつけられる水を分散化して冷却を効率化する観点から、粒子化された水の粒子径dは、2000μm以下とされるのが好ましく、1500μm以下とされるのが更に好ましく、1000μm以下とされるのが更に好ましく、500μm以下とされるのが更に好ましく、300μm以下とされるのが更に好ましく、100μm以下とされるのが更に好ましく、50μm以下とされるのが更に好ましく、10μm以下とされるのが特に好ましい。粒子径dは、例えばレーザー光回折原理を用いた粒度分布測定装置により測定されたザウタミーン径とされうる。
以上代表的な実施の形態を記載したが、本発明はこの形態に限られない。例えば水供給管14とエア供給管22とがそれぞれ一対の場合を上記のように記載したが、図3のように、鋼材36の両サイドに本発明の装置(例えば前述した水冷装置2)を配置し、鋼材36の両サイドに粒子状の水を噴射してもよい。なおこの場合、エア排水口8及び配水管26は、両サイドで同じ位置(鋼材36の長手方向位置)に設けてもよいし、図3のように交互に配置してもよい。また鋼材の場合でなくても、熱間鍛造後の鍛造品に対しても鍛造した鍛造品を搬送中に冷却する場合にも本発明を利用することが可能である。
本発明は、鋼材の水冷をはじめ、あらゆる物体の水冷に適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る水冷装置の全体図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図と、冷却床及び鋼材の側面図とが記載された図である。 図3(a)は、本発明の他の実施形態に係る水冷装置の断面図であり、図3(b)は、図3(a)の水冷装置を上方からみた平面図である。
符号の説明
2・・・水冷装置
4・・・水排出口
6・・・水供給部
8・・・エア排出口
10・・・エア供給部
12・・・水タンク
14・・・水供給管
16・・・水
18・・・排水口
22・・・エア供給管
26・・・配水管
32・・・冷却床
34・・・冷却床の載置面
36・・・鋼材

Claims (3)

  1. 水排出口を有する水供給部と、
    エア排出口を有するエア供給部とを備え、
    上記水排出口と上記エア排出口とは、互いに別の位置に配置され、
    上記エア排出口は、上記水排出口から排出された水にエアを吹きつけうる位置に設けられ、
    上記エア排出口から排出されたエアにより、上記水排出口から排出された水が粒子状とされる水冷装置。
  2. 上記水供給部は管状の水供給管を有し、
    上記エア供給部は管状のエア供給管を有し、
    上記エア供給管と上記水供給管とは、互いに略平行に配置され
    上記水供給管の長手方向複数位置のそれぞれに上記水排出口が設けられ、
    上記エア供給管の長手方向複数位置のそれぞれに上記エア排出口が設けられている請求項1に記載の水冷装置。
  3. 上記エア排出口が、上記水排出口の下側に配置されている請求項1又は2に記載の水冷装置。
JP2005374011A 2005-12-27 2005-12-27 水冷装置 Withdrawn JP2007175714A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103691747A (zh) * 2013-09-22 2014-04-02 宣化钢铁集团有限责任公司 一种用于钢材冷却控制的气雾冷却喷头
JP2018094574A (ja) * 2016-12-09 2018-06-21 新日鐵住金株式会社 熱間圧延方法

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