JP3011870B2 - 断裁ブランクを製造するための方法及び装置 - Google Patents

断裁ブランクを製造するための方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接済み板金に後処理
を施す方法並びに該方法を実施するための後処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】特に自動車産業分野のために、またその
他の技術分野のために、肉厚寸法の等しい又は異なった
複数の扁平なプレート部分から、例えばローラシーム溶
接又はレーザー溶接によって複合された金属プレート
(所謂「二次加工板金」又は「断裁ブランク」)を製作
する機会がますます多くなっている。該金属プレートは
塑性変形加工によって1つの構造用構成部品、例えば自
動車車体部分に成形され、該構造用構成部品は、材料肉
厚又は材質が区分に従って異なっていることに基づい
て、完全に特定された特性を有している。その場合前記
金属プレートは、自動溶接機と搬送装置とストックステ
ーションとから成る大型生産設備においてほぼ自動的に
かつ高い作業サイクルで製造される。
【0003】溶接後に溶接シーム領域には、防銹オイル
で、かつ又、何れにしてもブラシで後処理が施される。
オイルを塗布するためには、オイルの蒸発、更には又、
オイルの燃焼も避けるために溶接シームが100℃の温
度又はそれ以下の温度に達するまで、オイル塗布待ち時
間が必要になる。金属プレートは溶接時にほぼ溶融温度
(1500℃の温度範囲)に加熱されかつ溶接ローラを
進出したのちにもなお1000℃〜1200℃の温度を
有しているので、溶接ラインの構造上、従来技術では最
小限でも約3分から5分の冷却時間をおくことが考慮さ
れねばならず、つまり溶接ステーションと塗油ステーシ
ョンとの間に所定の緩衝区間を設け、更には又、中間ス
トック部を設ける必要がある。これによって生産設備は
長くなりかつ複雑にもなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
技術において必要とされたオイル塗布待ち時間という欠
点を排除すると共に、大きな所要空間を必要とすること
なく溶接済み板金に防銹処理を迅速に施すことのできる
溶接済み板金を後処理する方法と装置を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の方法上の手段によれば、溶接機でのローラシ
ーム溶接又はレーザー溶接によって溶接時に溶融温度が
約1500℃に達する一般的な溶接シームを用いて、金
属プレートの断裁ブランクを形成し、前記断裁ブランク
冷却装置に搬送し、前記溶接シームに、約150℃〜
300℃の溶接シーム温度においてそれぞれ流体として
オイル又はオイルと水との乳濁液の付与を開始
し、溶融温度が約100℃になった時に防オイル又は
オイルと水との乳濁液の付与を終了し、剰のオイル又
は乳濁液を取り除き、断裁ブランクを前記冷却装置から
搬出するようにした。
【0006】
【作用】溶接済み板金を流体、殊に防銹オイルによって
冷却することによって、冷却時間は、従来必要とされた
時間の数分の一に減少される。従って塗油処理前の長い
緩衝区間及び中間ストック部の必要がなくなる。
【0007】使用流体は、防銹オイルか又はオイルと水
との乳濁液であるのが殊に有利であるが、該流体は、溶
接シームの温度が流体の蒸発温度の1.5倍〜3.0倍
に相当する温度の場合にすでに該溶接シームに付与つま
り塗布が開始される。溶接シーム温度は、流体塗布時に
約150℃〜300℃であるのが殊に有利である。この
温度は、金属プレートの組合せに関連して、溶接後に比
較的迅速に得られる。
【0008】換言すれば金属プレートが溶接機から搬出
されると直ちに、該金属プレートの殊に有利には両面側
から、或いは単に片面側から溶接シーム領域に、充分な
量のオイルが付与されるので、溶接シーム及びその直ぐ
周辺域は急速に100℃又はそれ以下の温度に冷却され
る。過剰のオイルは掻き落し及び/又は吸出しによって
除去される。発生する蒸気及び微量の煤煙成分は吸出さ
れる。急冷温度が比較的低いために、溶接シームの不都
合な表面焼入れが生じることはない。また金属プレート
の炭素含有量は通常低いので、この低い炭素含有量によ
って焼入れは阻止される。溶接シームは、塗油された状
態でかつもはや蒸気を立てない状態でオイル付与ステー
ションから進出していく。
【0009】流体による冷却後及び/又は冷却中に溶接
済み板金にはブラシ掛けが施され、その場合、該ブラシ
掛けには(例えば剛毛材料としてナイロン、真鍮又は青
銅を使用する)比較的軟質のブラシによる洗浄も含まれ
る。冷却のために付与される流体量が多量であるため、
冷却中に当該流体によって極めて良好な洗浄も行なわれ
るので、ブラシを省くことも可能である。
【0010】流体の付与前に溶接シームは、スムージン
グローラによって平滑にされるのが殊に有利である。該
スムージングローラは(例えば水冷式に)冷却されてい
てもよく、これによって溶接温度から流体付与温度への
冷却が促進される。
【0011】更にまた、溶接スパッタを除去するために
例えばワイヤブラシを用いて、大雑把なクリーニング又
は研磨クリーニングを溶接シームに施すことも可能であ
る。
【0012】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【0013】図1では、溶接済みプレート又は板金6用
の後処理装置1が極めて大まかに略示されている。前記
板金6は、単にブロック図で示したにすぎない溶接機3
において事前に溶接されている。該溶接機3は例えばロ
ーラシーム溶接装置又はレーザー溶接装置である。溶接
機3の後方にはスムージング・ブラシ掛け装置2を配置
しておくことが可能である。スムージング・ブラシ掛け
装置2は、溶接機3と同様に基本的には公知であるの
で、やはりブロック図で示されているにすぎない。該ス
ムージング・ブラシ掛け装置2において溶接シームはロ
ーラによって平滑にされ、かつワイヤブラシによって、
例えばスパッタのような溶接シームの粗大汚染物が除去
される。溶接済み板金6は次いで、詳細な図示は省いた
搬送装置5に載って、後処理装置としての冷却装置1内
に達する。その場合溶接済み板金6は、溶接のほぼ20
秒後に早くも冷却装置1へ導入される。それというの
は、この時点には溶接シームの温度は約200℃に降下
しているからである。スムージング・ブラシ掛け装置2
が設けられている場合には、冷却装置1への導入時点ま
での時間は更に僅かになる。例えば水冷式スムージング
ローラを使用することも可能であり、該スムージングロ
ーラは溶接済み板金6の溶接シームの冷却を促進する。
また溶接機3の終端部にか、溶接機3とスムージング・
ブラシ掛け装置2との間か或いはスムージング・ブラシ
掛け装置2内に又は後方に、例えば空気流による溶接シ
ームの付加的な冷却部を設けておくことも可能である。
何れにしても、溶接済み板金6が溶接機3から直接、短
い搬送距離を経て冷却装置1内へ到達するような場合で
も、板金にオイル塗布処理を施す場合に板金温度が10
0℃以下に達するまで少なくとも3〜5分は処理待ちに
なる従来慣用の方式の場合よりも、下記のように著しく
短い冷却工程が得られる。つまり本発明では溶接済み板
金6は冷却装置1において、該板金の溶接シームに急速
な冷却を生ぜしめる流体で負荷される。このために図示
の例では、比較的多量の流体9を収容している貯蔵タン
ク8が設けられている。前記流体9は、通常の長い冷却
期間を経た後にも使用されるような標準的な防銹オイル
であるのが、殊に有利である。市販の防銹オイル9の代
わりにオイルと水との乳濁液を使用することも可能であ
り、このような乳濁液はやはり公知でありかつ市販され
ている。
【0014】図示の例では流体9は貯蔵タンク8から、
ポンプ10によって汲み上げられてフィルタ11を介し
て2本の供給導管12,13へ圧送される。両供給導管
12,13は、搬送装置5によってベル形噴霧室形成体
15,16を通って導かれる溶接済み板金6の溶接シー
ムに向かって流体9を夫々放出し、前記ベル形噴霧室形
成体15,16の内部で流体は溶接シームに吹付けられ
る。その場合前記ベル形噴霧室形成体を形成する両半割
部15と16とは、搬送装置5に対してブラシカーテン
4によって遮蔽されているが、該ブラシカーテンは、ベ
ル形噴霧室形成体領域内への溶接済み板金6の進入を許
す一方、ベル形噴霧室形成体の内部で溶接シームに吹付
けられたオイルがベル形噴霧室形成体から流出するのを
可能な限り防止する。流出する流体は捕集槽7で捕集さ
れ出口20を通って貯蔵タンク8へ送り戻される。ベル
形噴霧室形成体15,16の噴霧室内部の過剰オイル
は、出口19を通って貯蔵タンク8へ送り戻される一
方、ポンプ17によりオイル及び煤煙を吸出することに
よって導管18を介して貯蔵タンク8に送り戻される。
ベル形噴霧室形成体15,16の内部で両側から高温帯
熱の溶接シームに対して洗い流された又は吹付けられた
流体によって、高温度の溶接シームは、概ね流体の蒸発
をもはや生ぜしめない100℃以下の温度に急速に冷却
される。従って溶接済み板金6は、冷却・塗油された状
態で板金後処理装置つまり冷却装置1から進出し、次い
で供用されるか又は中間ストックされる。冷却装置1の
後方には、比較的軟質のクリーニングブラシによって溶
接シームを更に掃除するブラシ掛けステーションを配置
しておくことも可能である。
【0015】貯蔵タンク8内の流体9は冷却器によって
冷却することができる。しかし、貯蔵タンク8自体の放
熱によって充分な冷却を生ぜしめるほど多量の流体9を
貯蔵しておくことも可能である。溶接済み板金6の溶接
シームに対する洗い流し又は吹付けによっても、溶接シ
ームにとって或る程度のクリーニング効果が得られる。
従って、ダスト又は汚染物を捕集するフィルタ11を通
して流体9を圧送するのが有利である。
【0016】要するに、流体の蒸発温度よりも著しく高
い温度を有する溶接シームを流体で冷却することによっ
て、溶接シームの温度は短い搬送距離でも極めて急速に
低下される。この冷却時に発生する流体蒸気や流体煤煙
は吸出されて冷却装置1の内部において再び貯蔵タンク
8へ送り戻される。要するに冷却装置1はそれ自体で完
結されており、かつ一方の端部では、溶接されたばかり
の板金6を導入することができ、また他方の端部では塗
油・冷却された板金を取出すことができる。それによっ
て、従来技術では長い冷却経路と冷却のための中間スト
ックが慣用されていたのに対比して、本発明の溶接済み
板金後処理装置の占有空間はごく僅かになる。流体の冷
却は、先ず比較的低い150〜300℃の温度範囲で始
まるので、溶接シームの急激な急冷によって溶接シーム
に脆性化又は表面焼入れが生じることはない。
【0017】図2には本発明の溶接済み板金後処理装置
1の異なった実施態様が図示されている。但し図2で
は、溶接済み板金6又は搬送装置5よりも上位に設けら
れた後処理装置部分だけが示され、殊に溶接済み板金6
よりも下位に配置された装置現存部分の図示は省かれて
いる。また図2では貯蔵タンク8、ポンプ10及びフィ
ルタ11の図示も省略されている。貯蔵タンクから流体
の供給される図示の供給導管22は、溶接済み板金6の
上位で、供給流体を溶接シームの長手方向に分配する流
体分配部材23内へ開口している。この場合流体は前記
流体分配部材23の全長にわたって例えばブラシ24の
剛毛間へ流出して溶接済み板金6の溶接シーム上に到達
する。溶接シームの両側には、サクション式流体集合部
材25が夫々配置されており、各サクション式流体集合
部材は、溶接シームに対して平行に延びるサクションス
リット部26を有し、各サクションスリット部は溶接済
み板金に夫々接触しているか、又は該板金から微小間隔
をおいて配置されている。中央捕集通路27から流体は
流体戻し導管28内へ達し、該流体戻し導管は、やはり
貯蔵タンクに通じている。溶接済み板金の搬送方向で見
て前記流体分配部材23の後端部には掻き落し・吸出し
部材29が、搬送方向に対して横方向に配置されてお
り、該掻き落し・吸出し部材には、溶接済み板金6に接
して位置しているか又は該板金から僅かな間隔をおいて
配置された少なくとも1つのサクションスリット部が設
けられている。該掻き落し・吸出し部材29の上面を起
点として導管28′が延び、やはり貯蔵タンクへ通じて
いる。該掻き落し・吸出し部材29の後方には、溶接シ
ームに後処理を施すためのブラシ30を設けておくこと
も可能である。溶接済み板金6の下位には、図2におい
て該板金の上位に図示したのと同一の構成エレメントを
配置しておくのが殊に有利である。
【0018】図3に概略垂直断面図に示した溶接済み板
金後処理装置としての冷却装置1では、搬送装置5に載
った状態で移送される溶接済み板金は、ブラシカーテン
35を通って冷却装置1内へ進入し、次いで2つの回転
ブラシ31と33との間に達する。ブラシ軸中心管3
9,38を介して流体が供給されるが、図3では該流体
供給部の詳細な図示は省かれている。この場合も流体は
ポンプによって貯蔵タンクから圧送されて供給導管を介
して回転ブラシ31,33のブラシ軸中心管39,38
内へ導かれる。このようにして流体は溶接シームへ到達
し、かつ時計周り方向の回転ブラシ31と逆時計周り方
向の回転ブラシ33とによって該溶接シーム上に付加的
に分配される。防沫体36は、流体を実質的にブラシ領
域内に残留させるためのものである。下部の排出用ベル
形体34は過剰流体を貯蔵タンクへ戻す。上部の吸出用
ベル形体32はポンプを介してやはり流体、流体蒸気並
びに流体煤煙を貯蔵タンクへ戻す。塗油・ブラシ掛けの
施された溶接済み板金は、搬送装置5に載った状態で別
のブラシカーテン35を通って冷却装置1から進出して
いく。
【0019】図4に示した別の実施態様では、冷却装置
1に平形噴射ノズル41,40が付設されており、該平
形噴射ノズルは、搬送装置5に載った状態で冷却装置1
内へ導入される溶接済み板金6の溶接シームにスプレー
処理が施される。該板金の進入及び進出はブラシカーテ
ン45を通って行なわれる。前記平形噴射ノズル41の
上方には防沫体42が配置されている。貯蔵タンクへ通
じる出口を有する排出用ベル形体43は過剰流体を貯蔵
タンクへ戻す。同等のことは排出用ベル形体44を介し
ても行なわれ、該排出用ベル形体は過剰流体以外に流体
蒸気及び流体煤煙を貯蔵タンクへ戻す。
【0020】なお図2乃至図4に示した各実施例の場合
も、溶接機と冷却装置1との間にスムージング・ブラシ
掛け装置2が設けられていてもよい。また図3及び図4
に示したブラシカーテン35又は45から溶接済み板金
が進出する出口の後方には、該板金を掃除するための単
数又は複数のブラシを有するブラシ掛けステーションを
設けておくことも可能である。また所望に応じて冷却装
置1の後方に付加的な塗油ステーションを配置して、冷
却されたばかりの板金に付加的に防銹オイルを塗布する
ことも可能である。この防銹オイルの塗布を行なうのは
特に、流体として前記防銹オイルのような液体を使用せ
ず、原理的にはやはり可能な気体又は気体と液体との混
合物を使用する場合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための溶接済み板金後
処理装置の1実施例の極めて大まかな垂直断面図であ
る。
【図2】本発明の方法を実施するための溶接済み板金後
処理装置の有利な実施例の概略斜視図である。
【図3】異なった実施例による溶接済み板金後処理装置
の垂直断面図である。
【図4】更に異なった実施例による溶接済み板金後処理
装置の垂直断面図である。
【符号の説明】
1 後処理装置又は冷却装置、 2 スムージング
・ブラシ掛け装置、3 溶接機、 4 ブラシカー
テン、 5 搬送装置、 6 溶接済みプレート又
は板金、 7 捕集槽、 8 貯蔵タンク、 9
流体又は防銹オイル、 10 ポンプ、 11
フィルタ、 12,13 供給導管、 15,16
ベル形噴霧室形成体、 17 ポンプ、 18
導管、19,20 出口、 22 供給導管、 2
3 流体分配部材、 24ブラシ、 25 サクシ
ョン式流体集合部材、 26 サクションスリット
部、 27 中央捕集通路、 28 流体戻し導
管、 28′ 導管、 29 掻き落し・吸出し部
材、 30 ブラシ、 31 回転ブラシ、 32
吸出用ベル形体、 33 回転ブラシ、 34
排出用ベル形体、 35 ブラシカーテン、 36
防沫体、 38,39 ブラシ軸中心管、 4
0,41 平形噴射ノズル、 42 防沫体、 4
3 排出用ベル形体、 44 サクション用ベル形
体、 45 ブラシカーテン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−131275(JP,A) 特開 昭59−93838(JP,A) 特開 平2−235504(JP,A) 特公 平3−59126(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 31/00 C23G 3/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断裁ブランクを製造するための方法にお
    いて、 溶接機でのローラシーム溶接又はレーザー溶接によって
    溶接時に溶融温度が約1500℃に達する一般的な溶接
    シームを用いて、金属プレートの断裁ブランクを形成
    し、 前記断裁ブランクを冷却装置に搬送し、 前記溶接シームに、約150℃〜300℃の溶接シーム
    温度においてそれぞれ流体としての防銹オイル又はオイ
    ルと水との乳濁液の付与を開始し、溶融温度が約100
    ℃になった時に防銹オイル又はオイルと水との乳濁液の
    付与を終了し、 過剰のオイル又は乳濁液を取り除き、 断裁ブランクを前記冷却装置から搬出する、 ことを特徴とする、断裁ブランクを製造するための方
    法。
  2. 【請求項2】 防銹オイルの蒸発温度よりも高い溶接シ
    ーム温度時に溶接シームに防銹オイルを付与する、請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 蒸発温度の約1.5倍〜3.0倍の溶接
    シーム温度時に溶接シームに対する防銹オイル付与を開
    始する、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 溶接後約5秒〜30秒の時間範囲内で防
    銹オイル付与を開始する、請求項1から3までのいずれ
    か1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 溶接直後に溶接シームを防銹オイル付与
    温度に予冷却する、請求項1から4までのいずれか1項
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 溶接シームを平滑化するための冷却式ス
    ムージングローラによって、かつ/又は空気のような冷
    却ガスによって溶接シームに予冷却を施す、請求項5記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 溶接シーム領域を板金の片面側だけから
    か又は両面側から冷却する、請求項1から6までのいず
    れか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 防銹オイル付与操作前に、少なくとも粗
    大な溶接汚染物を除去するためにワイヤブラシ等によっ
    て機械的な処理を溶接シームに施す、請求項1から7ま
    でのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 防銹オイル付与中又は防銹オイル付与後
    に、ブラシなどによってクリーニング処理を溶接シーム
    領域に施す、請求項1から8までのいずれか1項記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 断裁ブランクを製造するための装置に
    おいて、 ローラシーム溶接又はレーザー溶接による一般的な溶接
    シームを用いて金属プレートの断裁ブランクを形成する
    ための溶接機(3)が設けられており、 前記断裁ブランクのための搬送装置(5)を介して、前
    記溶接機(3)に冷却装置としてのオイル付与ステーシ
    ョン(1)が接続されており、該オイル付与ステーションが、防銹オイル又はオイルと
    水との乳濁液としての流体を収容する流体貯蔵タンク
    (8)と、断裁ブランクの両側に防銹オイル又は乳濁液
    を付与するための供給導管(12,13;22;38,
    39)とノズル(40,41)又はブラシ(24,3
    0,31,33)とを有しており、 断裁ブランクの両側にベル形噴霧室形成体(15,1
    6;32,34:43,44)が設けられており、 流体を溶接シームに付与している間及び塗布後に、過剰
    の流体を前記流体貯蔵タンク(8)に送り戻すための導
    管(18)もしくは出口(19)が前記ベル形噴霧室形
    成体(15,16)に設けられている、 ことを特徴とする、断裁ブランクを製造するための装
    置。
  11. 【請求項11】 オイル付与ステーション(1)が、溶
    接シームの方向に延在する流体分配部材(23)を断裁
    ブランクの両側に有しており、前記ベル形噴霧室形成体
    に代えてサクション式流体集合部材(25)が設けられ
    ており、該サクション式流体集合部材(25)が前記流
    体分配部材(23)の両側に夫々配置されており、流体
    分配部材(23)の終端部で断裁ブランクの両側に別の
    吸い出し部材(29)が設けられている、請求項10記
    載の装置。
  12. 【請求項12】 別の吸出し部材(29)には、ブラシ
    (30)が後置されている、請求項1記載の装置。
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