JP2010197721A - クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010197721A
JP2010197721A JP2009042516A JP2009042516A JP2010197721A JP 2010197721 A JP2010197721 A JP 2010197721A JP 2009042516 A JP2009042516 A JP 2009042516A JP 2009042516 A JP2009042516 A JP 2009042516A JP 2010197721 A JP2010197721 A JP 2010197721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber blade
toner
image
blade
image carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009042516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5267210B2 (ja
Inventor
Akira Fujimori
彰 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009042516A priority Critical patent/JP5267210B2/ja
Publication of JP2010197721A publication Critical patent/JP2010197721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5267210B2 publication Critical patent/JP5267210B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】感光体ドラム上の転写位置を基準として第1のゴムブレードより感光体ドラムの回転方向下流側にカウンタ式の第2のゴムブレードとを備えたクリーニング装置において、第2のゴムブレードの欠け、めくれ、異音等が発生する恐れを払拭したクリーニング装置を提供すること。
【解決手段】第2のゴムブレード24を、第1のゴムブレード17と共通の材料、同じ幅及び同じ厚さとし、ブレードホルダから突き出したゴムブレードの長さである自由長のみを、第2のゴムブレード24の方を第1のゴムブレード17より長く形成する。そして、感光体ドラム15への喰い込み量が同じとなるように、且つ、先端部の当接側エッジにおける感光体ドラム15の接線と先端部の先端面とのなす角度である当接角θを、70度以上90度以下となるように、第2のブレードホルダ23を介してカートリッジケース14に取り付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に用いられるクリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置に関する。
トナー像を担持する回転可能な像担持体に付設されるものとして、例えば、像担持体の表面に当接する上流側ゴムブレード(以下、「第1のゴムブレード」という)と、像担持体上の転写位置を基準として第1のゴムブレードより像担持体の回転方向下流側で像担持体の表面に当接する下流側ゴムブレード(以下、「第2のゴムブレード」という)とを備えたクリーニング装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このゴムブレードは、像担持体上の転写残トナーや潤滑剤などを効率良く除去するために、先端部が後端部に対して回転方向上流側に向かうように設ける、所謂、カウンタ方式としている。
また、第1のゴムブレードと、その第1のゴムブレードより長い第2のゴムブレードと、像担持体とで形成された閉空間に、ステアリン酸亜鉛からなる潤滑剤を充填し、第2のゴムブレードを潤滑剤の均し専用としたものが知られている(例えば特許文献2参照)。
このように、ゴムブレードをカウンタ方式とすることで、像担持体上の転写残トナーや潤滑剤などを効率良く除去できるものの、像担持体と当接するゴムブレードのエッジに、転写残トナーや潤滑剤の入り込みが極端に少なくなった場合、ゴムブレードと像担持体とのすべりを良好にしていた潤滑剤や転写残トナーが不足して、ブレードエッジの欠け、ブレードめくれ、異音、異常摩耗などの不具合が発生する場合がある。
この点、第1のゴムブレードについては、像担持体に担持したトナー像を被転写体に転写させた直後の像担持体表面に残余した転写残トナーが常に入り込むことから問題ないが、第2のゴムブレードの場合は、第1のゴムブレードにより、転写残トナーのほとんどが掻き取られるため、上述した不具合が発生する恐れがある。
特許文献1のクリーニング装置は、ゴムブレードを保持するブレードホルダ端からのブレード突き出し量である自由長を、第1のゴムブレードと第2ゴムブレードとの双方で同じ長さにしたり、ゴムブレードによる感光体ドラムへの押圧力をバネを用いて加圧すること等が記載されているものの、自由長とブレード厚さを同じにしたゴムブレードを、その先端が下方に向くように並設して、潤滑剤や転写残トナーが積極的に落下するように例示するなど(特許文献1中、図2参照)、潤滑剤や転写残トナーの入り込み不足を原因とした第2のゴムブレードのブレードエッジの欠け、ブレードめくれ、異音、異常摩耗などの不具合に対して何ら考慮されていなかった。
かかる不具合を低減または解消するのには、第2のゴムブレードを像担持体に圧する力、すなわち、当接圧(静止時)を第1のゴムブレードより下げて、像担持体とその像担持体との当接部である第2のゴムブレードのエッジとの摩擦抵抗を小さくすることが好適である。
第2のゴムブレードの像担持体への当接圧(静止時)を第1のゴムブレードより下げる手段として、第2のゴムブレード材のヤング率を下げる、第2のゴムブレードのブレード厚を薄くする、第2のゴムブレードの像担持体への食込み量を小さくする等が挙げられるが、それぞれ副作用が伴う。
第2のゴムブレード材のヤング率を下げた場合、第1のゴムブレードよりもブレードメクレに対する余裕度を下げることになる。またヤング率と相関のある物性である硬度や変形量が大きい場合のモジュラス(ゴム弾性体の応力のことで、例えば、伸び300%時の引っ張り応力である300%モジュラス等)も低下するため、摩耗に対する余裕度が低下する。
第2のゴムブレードのブレード厚を薄くした場合、ブレードへのせん断応力が増加するため永久歪が増大し、経時劣化による静止時当接圧の大きな低下を引き起こす。
第2のゴムブレードの像担持体への食込み量を小さくした場合、部品公差の影響による静止時当接圧変動を大きくする原因となるため、第1のゴムブレードから大きく離れた条件とすることは困難である。
特許文献2には、第1のゴムブレードより長い第2のゴムブレードが開示されているものの、第1のゴムブレードと、第2のゴムブレードと、像担持体とで形成された閉空間に潤滑剤が充填されている。したがって、転写残トナーを掻き取り用のゴムブレードとしてみれば、実質的に一枚のゴムブレードと同じであり、像担持体上の転写残トナーを効率的に2箇所で掻き取る構成とは言い難く、また、潤滑剤の均し用とした第2のゴムブレードが、潤滑剤と密着していることから、十分な弾性変形が得にくく、潤滑剤の均しにムラが出る恐れがある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できるクリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1にかかる発明は、被転写体に転写させるトナー像を担持する回転可能な像担持体の表面に先端部のエッジが当接されると共に、前記先端部が後端部に対して前記像担持体の回転方向上流側に向かうように設けられ、前記後端部が第1のブレードホルダに支持された帯板状の第1のゴムブレードと、前記トナー像を前記被転写体に転写させる前記像担持体上の転写位置を基準として前記第1のゴムブレードより前記像担持体の回転方向下流側で前記像担持体の表面に先端部のエッジが当接されると共に、前記先端部が後端部に対して前記像担持体の回転方向上流側に向かうように、前記第1のゴムブレードから所要の空間を空けて設けられ、前記後端部が第2のブレードホルダに支持された帯板状の第2のゴムブレードとを備え、ブレードホルダから突き出したゴムブレードの長さを自由長とし、前記第2のゴムブレードは、前記第1のゴムブレードの自由長より長い自由長にして前記第2のゴムブレードの静止時当接圧を前記第1のゴムブレードよりも下げたクリーニング装置を特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1において、先端部のエッジにおける前記像担持体の接線と先端部の先端面とのなす角度である当接角が、前記第1のゴムブレードと前記第2のゴムブレードとの何れも、70度以上90度以下であることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1または2において、前記第1のゴムブレードと前記第2のゴムブレードは、同じ材料または同等の物性を有する材料で構成したことを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3の何れか1項において、前記第1のゴムブレードと前記第2のゴムブレードは、同じ幅及び同じ厚さで形成し、前記像担持体への喰い込み量も同じであることを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項1乃至4の何れか1項において、前記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備えたことを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項5において、前記転写位置を基準として前記像担持体の回転方向下流側に向かって、前記第1のゴムブレード、前記潤滑剤塗布手段、前記第2のゴムブレードの順に配置されていることを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項5または6において、前記潤滑剤塗布手段は、ブラシローラであることを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、請求項1乃至7の何れか1項に記載のクリーニング装置と、前記像担持体とを備えると共に、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段、前記像担持体に形成された静電潜像を前記トナー像に現像する現像手段、の何れか一方、または双方を備え、画像形成装置本体に着脱可能に一体化されたプロセスカートリッジを特徴とする。
請求項9にかかる発明は、請求項1乃至7の何れか1項に記載のクリーニング装置、または、請求項8に記載のプロセスカートリッジを備えた画像形成装置を特徴とする。
請求項10にかかる発明は、請求項9において、前記トナー像を形成するためのトナーは、体積平均粒径(Dv)が3〜8μmの範囲にあり、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)で定義される分散度が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする。
請求項11にかかる発明は、請求項9において、前記トナー像を形成するためのトナーは、形状係数SF−1で100〜180の範囲にあり、かつ形状係数SF−2で100〜180の範囲にあることを特徴とする。
請求項12にかかる発明は、請求項9において、前記トナー像を形成するためのトナーは、略球形であり、長軸と短軸の比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸の比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1≧短軸r2≧厚さr3の関係を満足することを特徴とする。
本発明によれば、第2のゴムブレードを、第1のゴムブレードの自由長より長い自由長にして第2のゴムブレードの静止時当接圧を第1のゴムブレードよりも下げたことで、像担持体とその像担持体との当接部である第2のゴムブレードのエッジとの摩擦抵抗が何ら副作用を伴うことなく小さくなって、ブレードエッジの欠け、ブレードめくれ、異音、異常摩耗などの不具合を極めて簡単な構成で低減できる。
また、第2のゴムブレードが、第1のゴムブレードと潤滑剤塗布手段とをすり抜けた転写残トナーの掻き取り用としても機能し、潤滑剤塗布手段を潤滑剤から離して設けることで、第2のゴムブレードが、潤滑剤の均し用としても十分な弾性変形が得られることから、潤滑剤の均しにムラが出る恐れを回避できる。
本実施の形態にかかる画像形成装置を模式的に示した縦断正面図である。 プロセスカートリッジの簡略した縦断正面図である。 ゴムブレード廻りの拡大図である。 この実施形態の画像形成装置に用いられるトナー形状の概要を示し、(a)は、トナーの形状係数SF−1を説明する模式図、(b)は、トナーの形状係数SF−2を説明する模式図である。 この実施形態の画像形成装置に用いられるトナーの球形状の概要を示し、(a)は、トナーの長軸、短軸、厚さの規定の仕方を説明する模式図、(b)は、長軸と短軸との比を説明する模式図、(c)は、厚さと短軸との比を説明する模式図である。
本発明の実施の形態を説明する。本発明の実施の形態は、要部であるクリーニング装置を備えた画像形成装置を例示している。
本実施の形態にかかる画像形成装置は、図1に示すように、駆動ローラ1と従動ローラ2とに掛架され反時計回りに回転可能な無端状の中間転写ベルト3と、その中間転写ベルト3の下部走行辺内側に沿って所定間隔をおいて設けられた一次転写ローラ4と、中間転写ベルト3の下部走行辺を挟んで一次転写ローラ4と対向配置されたプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kと、そのプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kの下方に配置され露光装置6と、その露光装置6の下方に配置された用紙トレイ7と、その用紙トレイ7近傍に設けられた用紙繰り出しローラ8と、中間転写ベルト3を挟んで駆動ローラ1と対向配置された二次転写ローラ9と、その二次転写ローラ9と用紙繰り出しローラ8との間に設けられたレジストローラ対10と、駆動ローラ1と二次転写ローラ9との上方に配置された定着装置11と、画像形成装置の上面に形成された排紙トレイ部12と、定着装置11でトナー像が定着された用紙を排紙トレイ部12に排紙させる排紙ローラ対13とを備える。
図2に示すように、プロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kは、カートリッジケース14と、カートリッジケース14の略中央に時計回りに回転可能に設けられた像担持体としての感光体ドラム15と、その感光体ドラム15の最頂部を転写位置とし、そこを基準にして、時計回りに順に配置された、本発明の要部であるクリーニング装置と、帯電装置と、現像装置とを備えてなる。
このプロセスカートリッジは、図1に示すように、イエロー用のプロセスカートリッジ5Y、マゼンタ用のプロセスカートリッジ5M、シアン用のプロセスカートリッジ5C、黒用のプロセスカートリッジ5Kの4つあり、夫々、転写位置である感光体ドラム15の最頂部と一次転写ローラ4とが中間転写ベルト3を挟んで対向するように、画像形成装置本体に着脱可能な内装される。
クリーニング装置は、第1のクリーニング部と、潤滑剤塗布部と、第2のクリーニング部とを備える。
第1のクリーニング部は、側面視略L字状に形成されカートリッジケース14の右上部に取り付けられた第1のブレードホルダ16と、後端部に対して先端部が感光体ドラム15の回転方向上流側に向かうように後端部が第1のブレードホルダ16に止着され、先端部の下方のエッジが感光体ドラム15表面に当接された帯板状の第1のゴムブレード17と、第1のゴムブレード17とカートリッジケース14とで画成された領域内に回転可能に設けられ、第1のゴムブレード17で掻き取られた転写残トナーや潤滑剤を図示しない収納部へ搬送させる第1の粉体搬送スクリュ18と、感光体ドラム15の上部を露出させるカートリッジケース14上面の開口部右端を装って第1のゴムブレード17で掻き取られた転写残トナーや潤滑剤の飛散を防止する飛散防止シート19とを備える。
潤滑剤塗布部は、図示しない駆動手段によって図中時計方向に回転駆動され感光体ドラム15の表面に接するように配置された潤滑剤塗布手段としてのブラシローラ20と、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸からなり、トナー像の剥離性、すなわち転写効率を上げるための潤滑剤21と、その潤滑剤21を支持すると共にブラシローラ20へ押圧して潤滑剤21を擦り付ける潤滑剤支持部22とを備える。この潤滑剤塗布手段は、第1のクリーニング部の下方に設けられており、潤滑剤の着いたブラシローラ20が、第1のクリーニング部で概ね清掃済みの感光体ドラム15の表面に回転しながら接触することで、潤滑剤を塗布するようになっている。
第2のクリーニング部は、側面視略L字状に形成され潤滑剤塗布手段より下方のカートリッジケース14の右中間部に取り付けられた第2のブレードホルダ23と、後端部に対して先端部が感光体ドラム15の回転方向上流側に向かうように後端部が第2のブレードホルダ23に止着され、先端部の一方のエッジ(図において左方のエッジ)が感光体ドラム15表面に当接された帯板状の第2のゴムブレード24と、第2のゴムブレード24とカートリッジケース14と潤滑剤塗布手段とで画成された領域内に回転可能に設けられ、第2のゴムブレード24で掻き取られた転写残トナーや潤滑剤を図示しない収納部へ搬送させる第2の粉体搬送スクリュ25とを備える。
第1のゴムブレード17と第2のゴムブレード24は、共に同じ材料(例えばシリコンゴム)で、図3に示すように、同じ幅及び同じ厚さt(例えば1〜3mm程度)で形成され、ブレードホルダから突き出したゴムブレードの長さである自由長Lのみが、第1のゴムブレード17より第2のゴムブレード24の方が長くなっている。
そして、感光体ドラムへの喰い込み量dp(感光体ドラム11に当接するエッジ部分の初期圧縮量。例えば0.65mm程度)も同じにし、先端部の下方のエッジにおける感光体ドラム15の接線と先端部の先端面とのなす角度である当接角θが、70度以上90度以下となるように、第1のブレードホルダ16や第2のブレードホルダ23を介して、カートリッジケース14にカウンタ式で取り付けられている。
第2のゴムブレード24は、第1のゴムブレード17から所要の空間を空けて設けられ、第1のゴムブレード17と第2のゴムブレード24とで形成された空間内で且つ第2のゴムブレード24から離間するようにブラシローラ20を設けている。
このようにして、第2のゴムブレード24の静止時の当接圧を第1のゴムブレード17の静止時の当接圧よりも下げる。その割合としては、例えば、第1のゴムブレード17の静止時の当接圧を1.0とした場合、第2のゴムブレード24の静止時の当接圧は概ね0.8程度である。
帯電装置は、図2に示すように、押圧バネで感光体ドラム15に押圧されると共に反時計回りに回転可能に設けられ感光体ドラム15の表面を帯電させる帯電ローラ26と、押圧バネでその帯電ローラ26に押圧されると共に帯電ローラ26に従動回転可能に設けられたクリーナーローラ27とを備え、感光体ドラム15の最下部近傍に配設される。
現像装置は、図2に示すように、この現像装置と帯電装置との間に形成されたカートリッジケース14の開口部を介して露光装置6からの走査光が感光体ドラム15に照射されることで形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像に現像する現像ローラ28と、トナー供給部29からのトナーを現像ローラ28へ搬送させる左右一対の搬送スクリュ30とを備え、感光体ドラム15の左側に配設される。
以上のように構成された本実施の形態にかかる画像形成装置の動作を、図1〜図3を参照しながら説明する。
感光体ドラム15が図示しない駆動手段によって図中時計方向に回転し、その感光体ドラム15の表面が帯電装置によって所定の極性に一様に帯電する。帯電した感光体ドラム15の表面に向かって露光装置6から走査光が照射し、これによって感光体ドラム15の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム15に露光される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及び黒の色情報に分解した単色の画像情報である。この静電潜像を現像装置がトナー像として可視化する。
中間転写ベルト3が図中反時計回りに回転し、各プロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kにおいて一次転写ローラ4の作用により感光体ドラム15から中間転写ベルト3に各色トナー像が順次重ね転写する。このようにして中間転写ベルト3の表面にフルカラーのトナー像が形成される。なお、プロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、複数のプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kのいずれか2つまたは3つを用いて2色又は3色の画像を形成したりすることもできる。モノクロプリントの場合は、4個のプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kのうち、図の一番右側の黒用プロセスカートリッジ5Kを用いて画像形成を行う。
上記の動作と前後して、用紙繰り出しローラ8により用紙トレイ7から用紙の搬送を開始する。搬送を開始した用紙は、中間転写ベルト3上に担持されたトナー像の移動に合わせて、レジストローラ対10によって二次転写位置に向けて送り出され、二次転写ローラ9によって中間転写ベルト3表面のトナー像が転写される。トナー像を担持した用紙は定着装置11へ送られ、熱と圧力によってトナー像が用紙に熔融定着され、排紙ローラ対13によって排紙トレイ部12に排出される。
一方、各プロセスカートリッジにおいて、中間転写ベルト3にトナー像が転写した後の感光体ドラム15表面は、転写残トナーや潤滑剤が付着しているが、第1のゴムブレード17によって、その転写残トナーや潤滑剤のほとんどが掻き取られ、その掻き取られた転写残トナーや潤滑剤は、第1の粉体搬送スクリュ18によって図示しない収納部へ搬送される。
第1のゴムブレード17を通過した感光体ドラム15表面は、ブラシローラ20によって潤滑剤が塗布される。
潤滑剤が塗布された感光体ドラム15表面は、新たに塗布された潤滑剤の他に第1のゴムブレード17を通過した僅かな転写残トナーや潤滑剤が付着しており、それらが、第2のゴムブレード24によって掻き取られていくと同時に潤滑剤が均一に均されていく。そして、第2のゴムブレード24の先端面と、感光体ドラム15の表面との領域に、掻き取られた転写残トナーや潤滑剤が溜まり始め、やがて、その領域からオーバーフローした分だけが落下する。落下した転写残トナーや潤滑剤は、第2の粉体搬送スクリュ25によって図示しない収納部へ搬送される。
このとき、第2のゴムブレード24は、第1のゴムブレード17よりも摩擦抵抗が小さくなっていることから、第2のゴムブレード24のブレードエッジの欠け、ブレードめくれ、異音、異常摩耗などの不具合が起こりにくい。しかも、感光体ドラム15に担持したトナー像を中間転写ベルト3に転写させる感光体ドラム15上の転写位置を基準として、感光体ドラム15の回転方向下流側に向かって、第1のゴムブレード17、ブラシローラ20、第2のゴムブレード24の順に配置したことで、塗布された潤滑剤が、さらに摩擦抵抗を小さくするから、上述した不具合の発生を極めて低減できる。
このクリーニング装置を通過した感光体ドラム15の表面は、上述した帯電装置によって所定の極性に一様に帯電されて次の画像形成に備える。
次に、本実施の形態にかかる画像形成装置に用いられるトナーを説明する。
本実施の形態で用いるトナーは、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあるものを用いている。したがって、このようなトナーによれば、トナーの帯電量分布が均一となり、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができる。また、静電転写方式を用いた画像形成装置では、転写率を高くすることができる。
近年の高画質要請に対応して、形成した画像に600dpi以上の微小ドットを再現するために、トナーの体積平均粒径は3〜8μmが好ましい。他方、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)は、1.00〜1.40の範囲にあることが好ましい。すなわち、この比(Dv/Dn)が、1.00に近いほど粒径分布がシャープであることを示す。このように小粒径で粒径分布の狭いトナーでは、トナーの帯電量分布が均一になるので、地肌かぶりの少ない高品位な画像を得ることができ、また静電転写方式では転写率を高くすることができる。
また、トナーは、その形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあるものが用いられている。したがって、トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーとの接触状態、あるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になるので、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、またトナーと感光体との吸着力も弱くなって、転写率が高くなる。形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため、SF−1、SF−2の範囲を100〜180とすることで転写率を高くすることができる。
すなわち、トナーの形状係数SF−1は100〜180、形状係数SF−2は100〜180の範囲にあることが好ましい。これらの形状係数SF−1、形状係数SF−2を、図4(a),(b)にトナーDの形状を模式的に表した図に基づき、説明する。
形状係数SF−1は、図4(a)に示すように、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される。SF−1は、トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を、図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4) ・・・式(1)
SF−1の値が100の場合には、トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、図4(b)に示すように、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100π/4) ・・・式(2)
SF−2の値が100の場合には、トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。なお、形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。
したがって、トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体との接触状態が点接触になる。このため、トナー同士の吸着力は弱くなり、従って流動性が高くなり、またトナーと感光体との吸着力も弱くなり、従って転写率は高くなる。しかし、形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
また、この実施形態の画像形成装置に好適に用いられるトナーは、少なくとも、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型剤とを有機溶媒中に分散させたトナー材料液を、水系溶媒中で架橋及び/又は伸長反応させて得られるトナーとしている。
以下に、トナーの構成材料及び製造方法について説明する。
(ポリエステル)
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
多価カルボン酸(PC)としては、2価カルボン酸(DIC)および3価以上の多価カルボン酸(TC)が挙げられ、(DIC)単独、および(DIC)と少量の(TC)との混合物が好ましい。2価カルボン酸(DIC)としては、アルキレンジカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など);アルケニレンジカルボン酸(マレイン酸、フマール酸など);芳香族ジカルボン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸など)などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数4〜20のアルケニレンジカルボン酸および炭素数8〜20の芳香族ジカルボン酸である。3価以上の多価カルボン酸(TC)としては、炭素数9〜20の芳香族多価カルボン酸(トリメリット酸、ピロメリット酸など)などが挙げられる。なお、多価カルボン酸(PC)としては、上述のものの酸無水物または低級アルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなど)を用いて多価アルコール(PO)と反応させてもよい。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の比率は、水酸基[OH]とカルボキシル基[COOH]の当量比[OH]/[COOH]として、通常2/1〜1/1、好ましくは1.5/1〜1/1、さらに好ましくは1.3/1〜1.02/1である。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の重縮合反応は、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧しながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。ポリエステルの水酸基価は5以上であることが好ましく、ポリエステルの酸価は通常1〜30、好ましくは5〜20である。酸価を持たせることで負帯電性となりやすく、さらには記録紙への定着時、記録紙とトナーの親和性がよく低温定着性が向上する。しかし、酸価が30を超えると帯電の安定性が低下する傾向、特に環境変動の影響を受けやすい傾向がある。
また、重量平均分子量1万〜40万、好ましくは2万〜20万である。重量平均分子量が1万未満では、耐オフセット性が低下するため好ましくない。また、40万を超えると低温定着性が低下するため好ましくない。
ポリエステルには、上記の重縮合反応で得られる未変性ポリエステルの他に、ウレア変性のポリエステルが好ましく含有される。ウレア変性のポリエステルは、上記の重縮合反応で得られるポリエステルの末端のカルボキシル基や水酸基等と多価イソシアネート化合物(PIC)とを反応させ、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)を得、これとアミン類との反応により分子鎖が架橋及び/又は伸長されて得られるものである。
多価イソシアネート化合物(PIC)としては、脂肪族多価イソシアネート(テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアナトメチルカプロエートなど);脂環式ポリイソシアネート(イソホロンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネートなど);芳香族ジイソシアネート(トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなど);芳香脂肪族ジイソシアネート(α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなど);イソシアネート類;前記ポリイソシアネートをフェノール誘導体、オキシム、カプロラクタムなどでブロックしたもの;およびこれら2種以上の併用が挙げられる。
多価イソシアネート化合物(PIC)の比率は、イソシアネート基[NCO]と、水酸基を有するポリエステルの水酸基[OH]の当量比[NCO]/[OH]として、通常5/1〜1/1、好ましくは4/1〜1.2/1、さらに好ましくは2.5/1〜1.5/1である。[NCO]/[OH]が5を超えると低温定着性が低下する。[NCO]のモル比が1未満では、ウレア変性ポリエステルを用いる場合、そのエステル中のウレア含量が低くなり、耐ホットオフセット性が低下する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の多価イソシアネート化合物(PIC)構成成分の含有量は、通常0.5〜40wt%、好ましくは1〜30wt%、さらに好ましくは2〜20wt%である。0.5wt%未満では、耐ホットオフセット性が低下するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。また、40wt%を超えると低温定着性が低下する。
イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中の1分子当たりに含有されるイソシアネート基は、通常1個以上、好ましくは、平均1.5〜3個、さらに好ましくは、平均1.8〜2.5個である。1分子当たり1個未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が低下する。
次に、ポリエステルプレポリマー(A)と反応させるアミン類(B)としては、2価アミン化合物(B1)、3価以上の多価アミン化合物(B2)、アミノアルコール(B3)、アミノメルカプタン(B4)、アミノ酸(B5)、およびB1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)などが挙げられる。2価アミン化合物(B1)としては、芳香族ジアミン(フェニレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタンなど);脂環式ジアミン(4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、ジアミンシクロヘキサン、イソホロンジアミンなど);および脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなど)などが挙げられる。3価以上の多価アミン化合物(B2)としては、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが挙げられる。アミノアルコール(B3)としては、エタノールアミン、ヒドロキシエチルアニリンなどが挙げられる。アミノメルカプタン(B4)としては、アミノエチルメルカプタン、アミノプロピルメルカプタンなどが挙げられる。アミノ酸(B5)としては、アミノプロピオン酸、アミノカプロン酸などが挙げられる。B1〜B5のアミノ基をブロックしたもの(B6)としては、前記B1〜B5のアミン類とケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)から得られるケチミン化合物、オキサゾリジン化合物などが挙げられる。これらアミン類(B)のうち好ましいものは、B1およびB1と少量のB2の混合物である。
アミン類(B)の比率は、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)中のイソシアネート基[NCO]と、アミン類(B)中のアミノ基[NHx]の当量比[NCO]/[NHx]として、通常1/2〜2/1、好ましくは1.5/1〜1/1.5、さらに好ましくは1.2/1〜1/1.2である。[NCO]/[NHx]が2を超えたり1/2未満では、ウレア変性ポリエステルの分子量が低くなり、耐ホットオフセット性が低下する。
また、ウレア変性ポリエステル中には、ウレア結合と共にウレタン結合を含有していてもよい。ウレア結合含有量とウレタン結合含有量のモル比は、通常100/0〜10/90であり、好ましくは80/20〜20/80、さらに好ましくは、60/40〜30/70である。ウレア結合のモル比が10%未満では、耐ホットオフセット性が低下する。
ウレア変性ポリエステルは、ワンショット法、などにより製造される。多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)を、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧としながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。次いで40〜140℃にて、これに多価イソシアネート(PIC)を反応させ、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)を得る。さらにこの(A)にアミン類(B)を0〜140℃にて反応させ、ウレア変性ポリエステルを得る。
(PIC)を反応させる際、及び(A)と(B)を反応させる際には、必要により溶剤を用いることもできる。使用可能な溶剤としては、芳香族溶剤(トルエン、キシレンなど);ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど);エステル類(酢酸エチルなど);アミド類(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)およびエーテル類(テトラヒドロフランなど)などのイソシアネート(PIC)に対して不活性なものが挙げられる。
また、ポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との架橋及び/又は伸長反応には、必要により反応停止剤を用い、得られるウレア変性ポリエステルの分子量を調整することができる。反応停止剤としては、モノアミン(ジエチルアミン、ジブチルアミン、ブチルアミン、ラウリルアミンなど)、およびそれらをブロックしたもの(ケチミン化合物)などが挙げられる。
ウレア変性ポリエステルの重量平均分子量は、通常1万以上、好ましくは2万〜1000万、さらに好ましくは3万〜100万である。1万未満では耐ホットオフセット性が低下する。ウレア変性ポリエステル等の数平均分子量は、先の未変性ポリエステルを用いる場合は特に限定されるものではなく、前記重量平均分子量とするのに得やすい数平均分子量でよい。ウレア変性ポリエステルを単独で使用する場合は、その数平均分子量は、通常2000〜15000、好ましくは2000〜10000、さらに好ましくは2000〜8000である。20000を超えると低温定着性およびフルカラー装置に用いた場合の光沢性が低下する。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとを併用することで、低温定着性およびフルカラー画像形成装置に用いた場合に得られた画像の光沢性が向上するので、ウレア変性ポリエステルを単独で使用するよりも好ましい。なお、未変性ポリエステルはウレア結合以外の化学結合で変性されたポリエステルを含んでもよい。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとは、少なくとも一部が相溶していることが低温定着性、耐ホットオフセット性の面で好ましい。従って、未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとは類似の組成であることが好ましい。
また、未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとの重量比は、通常20/80〜95/5、好ましくは70/30〜95/5、さらに好ましくは75/25〜95/5、特に好ましくは80/20〜93/7である。ウレア変性ポリエステルの重量比が5%未満では、耐ホットオフセット性が低下するとともに、耐熱保存性と低温定着性の両立の面で不利になる。
未変性ポリエステルとウレア変性ポリエステルとを含むバインダー樹脂のガラス転移点(Tg)は、通常45〜65℃、好ましくは45〜60℃である。45℃未満ではトナーの耐熱性が低下し、65℃を超えると低温定着性が不十分となる。
また、ウレア変性ポリエステルは、得られるトナー母体粒子の表面に存在しやすいため、公知のポリエステル系トナーと比較して、ガラス転移点が低くても耐熱保存性が良好な傾向を示す。
(着色剤)
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
着色剤は、樹脂と複合化されたマスターバッチとして用いることもできる。マスターバッチの製造、またはマスターバッチとともに混練されるバインダー樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の重合体、あるいはこれらとビニル化合物との共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エポキシ樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単独あるいは混合して使用できる。
(荷電制御剤)
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
荷電制御剤の使用量は、バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、好ましくはバインダー樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲で用いられる。好ましくは、0.2〜5重量部の範囲がよい。10重量部を超える場合にはトナーの帯電性が大きすぎ、荷電制御剤の効果を減退させ、現像ローラ28との静電的吸引力が増大して、現像剤の流動性低下や、画像濃度の低下を招く。
(離型剤)
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布しなくても高温オフセットに対して有用な効果が得られる。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
なお、荷電制御剤、離型剤はマスターバッチ、バインダー樹脂とともに溶融混練することもできるし、もちろん有機溶剤に溶解、分散する際に加えてもよい。
(外添剤)
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10-3〜2μmであることが好ましく、特に5×10-3〜0.5μmであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m2/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。
無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。中でも、流動性付与剤としては、疎水性シリカ微粒子と疎水性酸化チタン微粒子を併用するのが好ましい。特に両微粒子の平均粒径が5×10-2μm以下のものを使用して攪拌混合を行なった場合には、トナーとの静電力、ファンデルワールス力は格段に向上する。このため、所望の帯電レベルを得るために行なわれる現像装置内部の攪拌混合によっても、トナーから流動性付与剤が脱離することなく、ホタルなどが発生しない良好な画像品質が得られ、さらに転写残トナーの低減が図られる。
酸化チタン微粒子は、環境安定性、画像濃度安定性に優れている反面、帯電立ち上がり特性を低下させる傾向がある。このため、酸化チタン微粒子添加量がシリカ微粒子添加量よりも多くなると、この副作用の影響が大きくなることが考えられる。しかし、この副作用の影響に配慮した、疎水性シリカ微粒子及び疎水性酸化チタン微粒子の添加量を0.3〜1.5wt%の範囲にすれば、帯電立ち上がり特性が大きく損なわれず、所望の帯電立ち上がり特性が得られる。すなわち、コピーつまり画像形成を繰り返しても、安定した画像品質が得られる。
次に、トナーの製造方法について説明する。ここでは、好ましい製造方法について示すが、これに限られるものではない。
(トナーの製造方法)
1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
2)トナー材料液を界面活性剤、樹脂微粒子の存在下、水系媒体中で乳化させる。
水系媒体は、水単独でもよいし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
トナー材料液100重量部に対する水系媒体の使用量は、通常50〜2000重量部、好ましくは100〜1000重量部である。50重量部未満ではトナー材料液の分散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。20000重量部を超えると経済的でない。
また、水系媒体中の分散を良好にするために、界面活性剤、樹脂微粒子等の分散剤を適宜加える。
界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリンなどのアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウムなどの4級アンモニウム塩型のカチオン性界面活性剤、脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体などの非イオン界面活性剤、例えばアラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシンやN−アルキル−N、N−ジメチルアンモニウムべタインなどの両性界面活性剤が挙げられる。
また、フルオロアルキル基を有する界面活性剤を用いることにより、非常に少量でその効果を挙げることができる。好ましく用いられるフルオロアルキル基を有するアニオン性界面活性剤としては、炭素数2〜10のフルオロアルキルカルボン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナトリウム、3−[ω−フルオロアルキル(C6〜C11)オキシ]−1−アルキル(C3〜C4)スルホン酸ナトリウム、3−[ω−フルオロアルカノイル(C6〜C8)−N−エチルアミノ]−1−プロパンスルホン酸ナトリウム、フルオロアルキル(C11〜C20)カルボン酸及び金属塩、パーフルオロアルキルカルボン酸(C7〜C13)及びその金属塩、パーフルオロアルキル(C4〜C12)スルホン酸及びその金属塩、パーフルオロオクタンスルホン酸ジエタノールアミド、N−プロピル−N−(2−ヒドロキシエチル)パーフルオロオクタンスルホンアミド、パーフルオロアルキル(C6〜C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル(C6〜C10)−N−エチルスルホニルグリシン塩、モノパーフルオロアルキル(C6〜C16)エチルリン酸エステルなどが挙げられる。
商品名としては、サーフロンS−111、S−112、S−113(旭硝子社製)、フロラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129(住友3M社製)、ユニダインDS−101、DS−102(ダイキン工業社製)、メガファックF−110、F−120、F−113、F−191、F−812、F−833(大日本インキ社製)、エクトップEF−102、103、104、105、112、124a、124b、306A、501、201、204、(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−100、F150(ネオス社製)などが挙げられる。
また、カチオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル基を右する脂肪族1級、2級もしくは2級アミン酸、パーフルオロアルキル(C6−C10)スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム塩などの脂肪族4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、塩化ベンゼトニウム、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩、商品名としてはサーフロンS−121(旭硝子社製)、フロラードFC−135(住友3M社製)、ユニダインDS−202(ダイキンエ業杜製)、メガファックF−150、F−824(大日本インキ社製)、エクトップEF−132(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF−300(ネオス社製)などが挙げられる。
樹脂微粒子は、水系媒体中で形成されるトナー母体粒子を安定化させるために加えられる。このために、トナー母体粒子の表面上に存在する被覆率が10〜90%の範囲になるように加えられることが好ましい。例えば、ポリメタクリル酸メチル微粒子1μm、及び3μm、ポリスチレン微粒子0.5μm及び2μm、ポリ(スチレン―アクリロニトリル)微粒子1μm、商品名では、PB−200H(花王社製)、SGP(総研社製)、テクノポリマーSB(積水化成品工業社製)、SGP−3G(総研社製)、ミクロパール(積水ファインケミカル社製)等がある。また、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイト等の無機化合物分散剤も用いることができる。
上記の樹脂微粒子、無機化合物分散剤と併用して使用可能な分散剤として、高分子系保護コロイドにより分散液滴を安定化させてもよい。例えばアクリル酸、メタクリル酸、α−シアノアクリル酸、α−シアノメタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマール酸、マレイン酸または無水マレイン酸などの酸類、あるいは水酸基を含有する(メタ)アクリル系単量体、例えばアクリル酸−β−ヒドロキシエチル、メタクリル酸−β−ヒドロキシエチル、アクリル酸−β−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−β−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−γ−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−3−クロロ2−ヒドロキシプロビル、メタクリル酸−3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル、ジエチレングリコールモノアクリル酸エステル、ジエチレングリコールモノメタクリル酸エステル、グリセリンモノアクリル酸エステル、グリセリンモノメタクリル酸エステル、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドなど、ビニルアルコールまたはビニルアルコールとのエーテル類、例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテルなど、またはビニルアルコールとカルボキシル基を含有する化合物のエステル類、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニルなど、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドあるいはこれらのメチロール化合物、アクリル酸クロライド、メタクリル酸クロライドなどの酸クロライド類、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、エチレンイミンなどの含窒素化合物、またはその複素環を有するものなどのホモポリマーまたは共重合体、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシプロピレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシプロピレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルフェニルエステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエステルなどのポリオキシエチレン系、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロース類などが使用できる。
分散の方法としては特に限定されるものではないが、低速せん断式、高速せん断式、摩擦式、高圧ジェット式、超音波などの公知の設備が適用できる。この中でも、分散体の粒径を2〜20μmにするために高速せん断式が好ましい。高速せん断式分散機を使用した場合、回転数は特に限定はないが、通常1000〜30000rpm、好ましくは5000〜20000rpmである。分散時間は特に限定はないが、バッチ方式の場合は、通常0.1〜5分である。分散時の温度としては、通常、0〜150℃(加圧下)、好ましくは40〜98℃である。
3)乳化液の作製と同時に、アミン類(B)を添加し、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)との反応を行なわせる。
この反応は、分子鎖の架橋及び/又は伸長を伴う。反応時間は、ポリエステルプレポリマー(A)の有するイソシアネート基構造とアミン類(B)との反応性により選択されるが、通常10分〜40時間、好ましくは2〜24時間である。反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは40〜98℃である。また、必要に応じて公知の触媒を使用することができる。具体的にはジブチルチンラウレート、ジオクチルチンラウレートなどが挙げられる。
4)反応終了後、乳化分散体(反応物)から有機溶媒を除去し、洗浄、乾燥してトナー母体粒子を得る。
有機溶媒を除去するためには、系全体を徐々に層流の攪拌状態で昇温し、一定の温度域で強い攪拌を与えた後、脱溶媒を行なうことで紡錘形のトナー母体粒子が作製できる。また、分散安定剤としてリン酸カルシウム塩などの酸、アルカリに溶解可能な物を用いた場合は、塩酸等の酸により、リン酸カルシウム塩を溶解した後、水洗するなどの方法によって、トナー母体粒子からリン酸カルシウム塩を除去する。その他酵素による分解などの操作によっても除去できる。
5)上記で得られたトナー母体粒子に、荷電制御剤を打ち込み、ついで、シリカ微粒子、酸化チタン微粒子等の無機微粒子を外添させ、トナーを得る。
荷電制御剤の打ち込み、及び無機微粒子の外添は、ミキサー等を用いた公知の方法によって行なわれる。これにより、小粒径であって、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。さらに、有機溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることによって、真球状からラクビーボール状までの間でその形状を制御することができ、さらに、表面のモフォロジーも、滑らかなものから凹凸が激しい梅干形状のものまでの間で、任意に制御することができる。
したがって、このようにしたトナー構成材料及び製造方法によれば、小粒径であって、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。さらに、有機溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることで、真球状からラクビーボール状までの間の範囲でその形状を制御することができ、さらに、表面のモフォロジーも滑らかなものから梅干形状までの間の範囲で制御することができる。
さらに、この実施形態の画像形成装置に好適に用いられるトナーの形状は、略球形状であり、以下の形状規定によって表されたトナーの形状が長軸r1、短軸r2、厚さr3で規定され(但し、r1≧r2≧r3とする。)、長軸r1と短軸r2との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲にあり、厚さr3と短軸r2との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲のものを用いている。
すなわち、このトナーDの形状を模式的に示す図5(a)〜(c)に基づき、説明する。図5(a)に示すように、略球形状のトナーを、長軸r1、短軸r2、厚さr3(但し、r1≧r2≧r3とする。)で規定するとき、このトナーは、図5(b)に示すように、長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0で、図5(c)に示すように、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲にあることが好ましい。
長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5未満では、トナーが球形状として、真球形状から離れるのでドット再現性及び転写効率が劣り、高品位な画質が得られなくなる。また、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7未満では、扁平形状に近くなり、球形トナーのような高転写率は得られなくなる。特に、厚さと短軸との比(r3/r2)が1.0では、長軸を回転軸とする回転体となり、トナーの流動性を向上させることができる。
なお、具体的なr1、r2、r3の測定方法としては、走査型電子顕微鏡(SEM)で、視野の角度を変えて写真を撮り、観察しながら測定した。
したがって、画像形成装置に用いられるトナーの形状を、略球形状にしたので、ドット再現性および転写効率を向上できる。特に、略球形状のトナーを長軸r1、短軸r2、厚さr3(但し、r1≧r2≧r3とする。)で規定するとき、この発明のトナーは、長軸と短軸との比(r2/r1)を0.5〜1.0、厚さと短軸との比(r3/r2)を0.7〜1.0の範囲にした構成の場合には、トナー形状が真球形状に近くなる。このため、ドット再現性及び転写効率を向上させることができる。この結果、高品位な画質が得られる。
このように本実施の形態は、第1のゴムブレード17と第2のゴムブレード24を、共通の材料とし、同じ幅及び同じ厚さとし、ブレードホルダから突き出したゴムブレードの長さである自由長Lのみを、第1のゴムブレード17より第2のゴムブレード24の方を長く形成する。そして、感光体ドラム15への喰い込み量dpが同じとなるように、且つ、先端部の当接側エッジにおける感光体ドラム15の接線と先端部の先端面とのなす角度である当接角θ(図3参照)が、70度以上90度以下となるように、第1のブレードホルダ16や第2のブレードホルダ23を介してカートリッジケース14に取り付けている。
このように構成することで、第2のゴムブレード24の静止時の当接圧が第1のゴムブレード17の静止時の当接圧よりも下がって摩擦抵抗が小さくなるから、第2のゴムブレード24のブレードエッジの欠け、ブレードめくれ、異音、異常摩耗などの不具合を簡単な構成で低減できる。しかも、ブラシローラ20により塗布された潤滑剤が、さらに摩擦抵抗を小さくするから、上述した不具合の発生を極めて低減できる。
感光体ドラム15の表面に潤滑剤を塗布するブラシローラ20を、第1のゴムブレード17と第2のゴムブレード24とで形成された空間内で且つ第2のゴムブレード24から離間するように設けたことで、第2のゴムブレード24が、第1のゴムブレード17とブラシローラ20とをすり抜けた転写残トナーの掻き取り用としても機能すると共に、潤滑剤の均し用としても十分な弾性変形が得られることから、潤滑剤の均しにムラが出る恐れを回避できる。
以上、本実施の形態にかかる画像形成装置を説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
例えば、本実施の形態では、第1のクリーニング部と第2のクリーニング部との間に、潤滑剤塗布手段を設けたものを例示したが、潤滑剤塗布手段の無いクリーニング装置でも適用できる。
また、本実施の形態のプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kは、クリーニング装置と、像担持体である感光体ドラム15と、帯電手段と、現像手段とを備えたものを例示したが、このうち、帯電手段と、現像手段は、その何れか一方のみ備えたものでも良い。
5 プロセスカートリッジ
15 感光体ドラム
16 第1のブレードホルダ
17 第1のゴムブレード
20 ブラシローラ
23 第2のブレードホルダ
24 第2のゴムブレード
特開2005−352310公報 特開2000−330443公報

Claims (12)

  1. 被転写体に転写させるトナー像を担持する回転可能な像担持体の表面に先端部のエッジが当接されると共に、前記先端部が後端部に対して前記像担持体の回転方向上流側に向かうように設けられ、前記後端部が第1のブレードホルダに支持された帯板状の第1のゴムブレードと、
    前記トナー像を前記被転写体に転写させる前記像担持体上の転写位置を基準として前記第1のゴムブレードより前記像担持体の回転方向下流側で前記像担持体の表面に先端部のエッジが当接されると共に、前記先端部が後端部に対して前記像担持体の回転方向上流側に向かうように、前記第1のゴムブレードから所要の空間を空けて設けられ、前記後端部が第2のブレードホルダに支持された帯板状の第2のゴムブレードと
    を備え、
    ブレードホルダから突き出したゴムブレードの長さを自由長とし、
    前記第2のゴムブレードは、前記第1のゴムブレードの自由長より長い自由長にして前記第2のゴムブレードの静止時当接圧を前記第1のゴムブレードよりも下げたことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 先端部のエッジにおける前記像担持体の接線と先端部の先端面とのなす角度である当接角が、前記第1のゴムブレードと前記第2のゴムブレードとの何れも、70度以上90度以下であることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記第1のゴムブレードと前記第2のゴムブレードは、同じ材料または同等の物性を有する材料で構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記第1のゴムブレードと前記第2のゴムブレードは、同じ幅及び同じ厚さで形成し、前記像担持体への喰い込み量も同じであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記転写位置を基準として前記像担持体の回転方向下流側に向かって、前記第1のゴムブレード、前記潤滑剤塗布手段、前記第2のゴムブレードの順に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のクリーニング装置。
  7. 前記潤滑剤塗布手段は、ブラシローラであることを特徴とする請求項5または6に記載のクリーニング装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のクリーニング装置と、前記像担持体とを備えると共に、前記像担持体の表面を帯電させる帯電手段、前記像担持体に形成された静電潜像を前記トナー像に現像する現像手段、の何れか一方、または双方を備え、画像形成装置本体に着脱可能に一体化されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のクリーニング装置、または、請求項8に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記トナー像を形成するためのトナーは、体積平均粒径(Dv)が3〜8μmの範囲にあり、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)で定義される分散度が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記トナー像を形成するためのトナーは、形状係数SF−1で100〜180の範囲にあり、かつ形状係数SF−2で100〜180の範囲にあることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 前記トナー像を形成するためのトナーは、略球形であり、長軸と短軸の比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸の比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1≧短軸r2≧厚さr3の関係を満足することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
JP2009042516A 2009-02-25 2009-02-25 クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Expired - Fee Related JP5267210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009042516A JP5267210B2 (ja) 2009-02-25 2009-02-25 クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009042516A JP5267210B2 (ja) 2009-02-25 2009-02-25 クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010197721A true JP2010197721A (ja) 2010-09-09
JP5267210B2 JP5267210B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=42822503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009042516A Expired - Fee Related JP5267210B2 (ja) 2009-02-25 2009-02-25 クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5267210B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101950150A (zh) * 2010-10-13 2011-01-19 珠海天威飞马打印耗材有限公司 激光打印机用处理盒
JP2012083402A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Ricoh Co Ltd クリーニング装置及び画像形成装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005070276A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、プロセスカートリッジ及びこれらに用いるトナー
JP2005352310A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006162667A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2006267758A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007072414A (ja) * 2005-08-08 2007-03-22 Ricoh Co Ltd 潤滑剤塗布装置及び潤滑剤塗布装置を有するプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP2007148298A (ja) * 2005-11-01 2007-06-14 Ricoh Co Ltd ブレード、クリーニング装置、塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008020810A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008276125A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Ricoh Co Ltd 潤滑剤均しブレード、並びに、これを用いる潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2009020249A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、これを用いた画像形成装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005070276A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、プロセスカートリッジ及びこれらに用いるトナー
JP2005352310A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2006162667A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2006267758A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2007072414A (ja) * 2005-08-08 2007-03-22 Ricoh Co Ltd 潤滑剤塗布装置及び潤滑剤塗布装置を有するプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP2007148298A (ja) * 2005-11-01 2007-06-14 Ricoh Co Ltd ブレード、クリーニング装置、塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008020810A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008276125A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Ricoh Co Ltd 潤滑剤均しブレード、並びに、これを用いる潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2009020249A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、これを用いた画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012083402A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Ricoh Co Ltd クリーニング装置及び画像形成装置
CN101950150A (zh) * 2010-10-13 2011-01-19 珠海天威飞马打印耗材有限公司 激光打印机用处理盒

Also Published As

Publication number Publication date
JP5267210B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4995631B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2006301545A (ja) 中間転写体のクリーニング装置及び画像形成装置
JP5267208B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2008209444A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3916540B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP5101797B2 (ja) 潤滑剤塗布手段を備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP4514450B2 (ja) 画像形成装置
JP2008020515A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2007065018A (ja) 潤滑剤塗布装置及び画像形成装置
JP2006030417A (ja) クリーニング装置及びこれを用いる画像形成装置
JP2008176066A (ja) クリーニング装置および画像形成装置。
JP5625713B2 (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP5267210B2 (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2005121760A (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP2009134117A (ja) 潤滑剤塗布装置並びにこれを備えたクリーニング装置及び画像形成装置
JP2006259779A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP2009134084A (ja) 潤滑材塗布装置、転写装置及び画像形成装置
JP2007114368A (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP2007140317A (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP4860385B2 (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4638179B2 (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP2007003713A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2008197592A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2006235005A (ja) 一成分現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2015041068A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130422

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5267210

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees