JP2005352310A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】架橋構造を有する化合物を含む表面層111によって表面が構成されたトナー像担持体11と、それぞれが、トナー像担持体11の回転軸101の延在方向に延びた板状のものであってトナー像担持体11の、被転写面にトナー像が転写された後の表面に当接した、その延在方向に延びた当接部1511,1521を有する、トナー像担持体11の回転方向に並んで配備された複数のクリーニングブレード151,152とを備える。
【選択図】 図2
Description
架橋構造を有する化合物を含む表面層によって表面が構成されたトナー像担持体と、
それぞれが、上記トナー像担持体の回転軸の延在方向に延びた板状のものであってそのトナー像担持体の、上記被転写面にトナー像が転写された後の表面に当接した、その延在方向に延びる当接部を有する、そのトナー像担持体の回転方向に並んで配備された複数のクリーニングブレードとを備えたことを特徴とする。
上記当接部の、30℃における反発弾性率の差が5%以上あるものであることが好ましい。
上記回転方向の最上流側に位置するクリーニングブレードの当接圧が他のクリーニングブレードの当接圧よりも低く設定されていることや、
上記クリーニングブレードと、上記トナー像担持体の、そのクリーニングブレードが当接した部位からそのトナー像担持体の回転方向下流側に延びるトナー像担持体の接線とで挟まれた当接角が、各クリーニングブレードで異なるものであることや、
上記回転方向の最上流側に位置するクリーニングブレードの上記当接角が他のクリーニングブレードよりも小さく設定されていることが、複数種類の残留物の除去に確実に対応することができ、より好ましい。
上記表面層が、架橋構造を有するシロキサン系樹脂を含むものであることや、
上記表面層が、
F−[D−Si (R2)(3-a) Qa ]b (I)
(式中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、Dは可とう性サブユニット、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表し、aは1〜3の整数、bは1〜4の整数を表す。)
上記一般式(I)で示される構造単位を有する化合物、もしくはその化合物から
の誘導体を含むものであることや、あるいは
上記表面層が、
F−(R1−ZH)m (II)
(式中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R1はアルキレン基、Zは酸素原子、硫黄原子またはNH、mは1〜4の整数を表す。)
上記一般式II)で示される構造単位を有する化合物から誘導された誘導体を
含むものであることが好ましい。
上記一般式(III)で示されるものであることが好ましい。
B―(Si(R2)(3-a) Qa) 2 (IV)
(式中、Bは2価の有機基、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表し、aは1〜3の整数を表す。)
上記一般式(IV)で示される有機ケイ素化合物もしくはその加水分解物もしくはその加水分解縮合物を少なくとも1種以上含むものであってもよく、あるいは
上記シロキサン系樹脂が、
上記一般式(V)で示される繰り返し構造単位を持つ環状化合物、もしくはその環状化合物からの誘導体を少なくとも1種以上含むものであってもよい。
上記表面層が、アルコール系溶剤又はケトン系溶剤に可溶な樹脂を少なくとも1種以上含むものであってもよい。
少なくとも一種以上の多座配位子を含有するものであってもよい。
トナー粒子の最大直径をL、トナー粒子の投影面積をAとし、トナー粒子の球状係数を
SF=(2πL2/4A)×100
で表したとき、そのSFの値が140未満でかつ、トナー粒子の平均粒径を、粒度分布を基にして分割された粒度範囲に対して体積に関し小径側から累積分布を描いて累積50%となる体積平均粒径Dで表したとき、その体積平均粒径Dの値が2μm以上8μm以下の範囲内に入るトナー粒子を収容したトナー収容部を有し、上記トナー像担持体に、そのトナー収容部に収容されたトナー粒子を用いてトナー像を形成する現像器、もしくは
上記クリーニングブレードの先端と上記トナー像担持体の表面との潤滑性を向上させる潤滑性付与剤を含有するトナーを収容したトナー収容部を有し、上記トナー像担持体に、そのトナー収容部に収容されたトナーを用いてトナー像を形成する現像器を備えたことが好ましい。
CuKα特性X線に対するブラッグ角度(2θ±0.2°)の27.2°に強い回折ピークを持つチタニルフタロシアニンを用いることや、あるいは、
CuKα特性X線に対するブラッグ角度(2θ±0.2°)の7.4°、16.6°、25.5°、28.3° に強い回折ピークを持つクロロガリウムフタロシアニンを用いることが好ましい。
SF=(2πL2/4A)×100
で表したとき、そのSFの値が140未満でかつ、トナー粒子の平均粒径を、粒度分布を基にして分割された粒度範囲に対して体積に関し小径側から累積分布を描いて累積50%となる体積平均粒径Dで表したとき、その体積平均粒径Dの値が2μm以上8μm以下の範囲内に入るものである。上記球状係数SFの値が140を超えるトナー粒子は、真球が潰れたりゆがんだ形状のトナー粒子であり、トナーの転写効率が低下し、均一な画質の画像が得にくくなる。また、上記体積平均粒径Dは、コールターカウンターTAII(ベックマンコールター社製)、マルチサイザーII(ベックマンコールター社製)等の測定器で測定される粒度分布を基にして得られものであり、その値が2μmを下回るトナー粒子であると、帯電性が不十分になり、現像性が低下することがある。一方、その値が8μmを越えるトナー粒子であると、画像の解像性が低下する。感光体ドラム11の表面には、この現像装置14によってトナー像が形成される。なお、現像剤にはこの他、トナー粒子よりも粒径が大きい粒子も含まれている。
電荷輸送層の結着樹脂は、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコン樹脂、シリコン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂や、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン、特開平8−176293号公報や特開平8−208820号公報に示されているポリエステル系高分子電荷輸送材など高分子電荷輸送材を用いることもできる。これらの結着樹脂は単独あるいは2種以上混合して用いることができる。電荷輸送材料と結着樹脂との配合比(重量比)は10:1〜1:5が好ましい。
法は、上記と同様のものを用いることができる。膜厚は5〜50μm程度が好ましく、10〜40μmとするのがさらに好ましい。
F−[D−Si (R2)(3-a) Qa ]b (I)
(式中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、Dは可とう性サブユニット、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、aは1〜3の整数、bは1〜4の整数を表わす。)
F−(R1−ZH)m (II)
(式中Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R1はアルキレン基、Zは酸素原子、硫黄原子またはNH、mは1〜4の整数を示す。)
一般式(I)、(II)で示される化合物のさらに好ましいものとして、有機基Fが特に下記一般式(III)で示されるものを用いたものをあげる事ができる。
また、上記一般式(III)におけるAr1〜Ar4はそれぞれ独立に置換または未置換のアリール基を示し、具体的には、以下の構造群1に示されるものが好ましい。
また、上記構造群3中のWは以下の構造群4で示されるものが好ましい。
また、上記一般式(III)におけるAr5の具体的構造としては、k=0の時は上記Ar1〜Ar4のm=1の構造があげられ、k=1の時は上記Ar1〜Ar4のm=0の構造が挙げられる。
Si (R2)(4-c) Qc (VI)
(式中R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、cは1〜4の整数を表わす。)
一般式(VI)で示される化合物の具体例としては以下のようなシランカップリング剤があげられる。例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等の四官能性アルコキシシラン(c=4);メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、(トリデカフルオロ −1,1,2,2−テトラヒドロオクチル)トリエトキシシラン、(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメトキシシラン、3−(ヘプタフルオロイソプロポキシ)プロピルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロアルキルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルトリエトシキシラン等の三官能性アルコキシシラン(c=3);ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン等の二官能性アルコキシシラン(c=2);トリメチルメトキシシラン等の1官能アルコキシシラン(c=1)等をあげることができる。膜の強度を向上させるためには3および4官能のアルコキシシランが好ましく、可とう性、製膜性を向上させるためには2および1官能のアルコキシシランが好ましい。
また、主にこれらのカップリング材より作成されるシリコン系ハードコート剤も用いることができる。市販のハードコート剤としては、KP−85、X−40−9740、X−40−2239 (以上、信越シリコーン社製)、およびAY42−440、AY42−441、AY49−208 (以上、東レダウコーニング社製)、などを用いることができる。
B―(Si(R2)(3-a) Qa) 2 (VII)
(式中、Bは2価の有機基、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、aは1〜3の整数を表わす。)
具体的には、以下の表4に示すような構造式VII−1から構造式VII−16のものをあげることができるがものを好ましいものとしてあげることができるが、これらに限られることはない。
上記一般式(V)で示される繰り返し構造単位を持つ環状化合物として、市販の環状シロキサンをあげることができる。具体的には、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状ジメチルシクロシロキサン類、1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリフェニルシクロトリシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラフェニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタメチル−1,3,5,7,9−ペンタフェニルシクロペンタシロキサン等の環状メチルフェニルシクロシロキサン類、ヘキサフェニルシクロトリシロキサン等の環状フェニルシクロシロキサン類、3−(3,3,3−トリフルオロプロピル)メチルシクロトリシロキサン等のフッ素含有シクロシロキサン類、メチルヒドロシロキサン混合物、ペンタメチルシクロペンタシロキサン、フェニルヒドロシクロシロキサンなどのヒドロシリル基含有シクロシロキサン類、ペンタビニルペンタメチルシクロペンタシロキサンなどのビニル基含有シクロシロキサン類等の環状のシロキサン等をあげることができる。
多座配位子の配合量は、任意に設定することができるが、用いる有機金属化合物の1モルに対し、0.01モル以上、好ましくは0.1モル以上、より好ましくは1モル以上とするのが好ましい。ケイ素含有コーティング剤の製造は、無溶媒下で行うこともできるが、必要に応じてメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;テトラヒドロフラン;ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;等の他、種々の溶媒が使用できる。このような溶媒としては、沸点が100℃以下のものが好ましく、任意に混合して使用することができる。溶媒量は任意に設定できるが、少なすぎると有機ケイ素化合物が析出しやすくなるため、有機ケイ素化合物1重量部に対し0.5〜30重量部、好ましくは、1〜20重量部とするのが好ましい。電荷輸送層表面に塗布されたケイ素含有コーティング液(塗工液)を硬化させる際の反応温度及び反応時間は特に制限されないが、得られるケイ素樹脂の機械的強度及び化学的安定性の点から、反応温度は好ましくは60℃以上、より好ましくは80〜200℃であり、反応時間は好ましくは10分〜5時間である。また、塗工液の硬化により得られる有機層を高湿度状態に保つことは、有機層の特性の安定化を図る上で有効である。さらには、用途に応じてヘキサメチルジシラザンやトリメチルクロロシランなどを用いて有機層に表面処理を施して疎水化することもできる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、「部」はすべて「重量部」を意味する。
[感光体ドラムの作製]
(感光体ドラムA)
円筒状のAl基板をセンタレス研磨装置により研磨し、表面粗さをRz=0.6μmとしたのち、洗浄工程として脱脂処理を行い、2wt%水酸化ナトリウム溶液で1分間エッチング処理、中和処理、更に純水洗浄を順に行った。次に、陽極酸化処理工程として10wt%硫酸溶液によりAl基板表面に陽極酸化膜(電流密度1.0A/dm2)を形成した。水洗後、1wt%酢酸ニッケル溶液80℃に20分間浸漬して封孔処理を行った。更に純水洗浄、乾燥処理を行った。このようにして、円筒上のAl基板表面に7μmの陽極酸化膜(下引層)を形成した。
感光体ドラムA上、すなわち電荷輸送層表面上に下記に示す構成材料を、イソプロピルアルコール5部、テトラヒドロフラン3部、蒸留水0.3部に溶解させ、イオン交換樹脂(アンバーリスト15E:ローム・アンド・ハース社製)0.5部を加え、室温で攪拌することにより24時間加水分解を行った。
構成材料
下記構造の化合物(1) 2.0部
メチルトリメトキシシラン 2.0部
テトラメトキシシラン 0.5部
コロイダルシリカ 0.3部
(感光体ドラムC)
下引層の形成までは感光体ドラムAと同様に作成した。次いで、感光体ドラムAの作製において用いたクロロガリウムフタロシアニン1部を、X線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°)が、27.2°に強い回折ピークを持つチタニルフタロシアニン1部とした以外は、感光体ドラムAの作製における電荷発生層の形成と同じようにして、膜厚約0.15μmの電荷発生層を形成した。
ホーニング処理を施した円筒状のAl基板上にジルコニウム化合物(商品名:オルガチックスZC540、マツモト製薬社製)100部、シラン化合物(商品名:A1100、日本ユニカー社製)10部、イソプロパノール400部、及びブタノール200部からなる溶液を浸漬塗布し、150℃にて、10分間加熱乾燥し、膜厚0.1μmの下引層を形成した。
酸化亜鉛(SMZ−017N:テイカ製)100部をトルエン500部と攪拌混合し、シランカップリング剤(A1100:日本ユニカー社製)2部を添加し、5時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で2時間焼き付けを行い、表面処理酸化亜鉛を得た。得られた表面処理酸化亜鉛を蛍光X線により分析した結果、Si元素強度は亜鉛元素強度の1.8×10-4であった。
構成材料
上記化合物(1) 2.0部
メチルトリメトキシシラン 2.0部
Me(MeO)2−Si−(CH2)4−Si−Me(OMe)2 0.5部
(ヘプタデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロデシル)メチルジメトキシシラン 0.1部
ヘキサメチルシクロトリシロキサン 0.3部
加水分解したものからイオン交換樹脂を濾過分離した液に対し、アルミニウムトリスアセチルアセトナート(Al(aqaq)3)を0.1部、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)0.4部、エスレックBX−L(積水化学社製)0.5部を加え、このコーティング液を前記電荷輸送層の上にリング型浸漬塗布法により塗布し、室温で30分風乾した後、170℃で1時間加熱処理して硬化し、架橋構造を有する化合物を含む、膜厚約5umの表面層を形成した。これを感光体ドラムEとする。
(感光体ドラムF)
電荷輸送層の形成までは感光体ドラムEと同様に作成した。次いで、
HOCH2−C(CH2OCOCH=CH2)3
で示される硬化性アクリル樹脂30部と、光重合開始剤として用意した2?メチルチオキサントン5.2部とを溶解し、更にヒドロキシアルキル基を有する電荷輸送材料として上記化合物例(II)−1を21部溶解したものを前記電荷輸送層上に浸漬塗布して膜を形成させ、続いて高圧水銀灯にて800mW/cm2の光強度で60秒間光硬化を行い、その後120℃で2時間熱風乾燥し、膜厚が3μmの表面層を形成した。これを感光体ドラムFとする。
(感光体ドラムG)
ホーニング処理を施した円筒状のアルミ基板上に、ジルコニウム化合物(商品名:オルガノチックスZC540、マツモト製薬社製)20部、シラン化合物(商品名:A1100、日本ユニカー社製)2.5部、ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBM−S、積水化学社製)、およびブタノール45部からなる溶液を浸漬塗布し、150℃にて、10分間加熱乾燥し、膜厚1.0μmの下引層を形成した。
[クリーニングブレードの作製]
(ブレードA)
硬度90度(JIS A)、30℃での反発弾性18%、ヤング率159Kgf/cm2、引き裂き強度68Kgf/cmの物性を有する単層構造のウレタンブレードを作製した。このブレードをブレードAとする。
(ブレードB)
硬度78度(JIS A)、30℃での反発弾性35%、ヤング率100Kgf/cm2、引き裂き強度70Kgf/cmの物性を有する単層構造のウレタンブレードを作製した。このブレードをブレードBとする。
(ブレードC)
硬度75度(JIS A)、30℃での反発弾性55%、ヤング率86Kgf/cm2、引き裂き強度84Kgf/cmの物性を有する単層構造のウレタンブレードを作製した。このブレードをブレードCとする。
(ブレードD)
硬度65度(JIS A)、30℃での反発弾性36.5%、ヤング率50Kgf/cm2、引き裂き強度43Kgf/cmの物性を有する単層構造のウレタンブレードを作製した。このブレードをブレードDとする。
(ブレードE)
ブレードCの作成時にさらに疎水性シリカ(粒径50nm)を5wt%添加し、硬度67度(JIS A)、30℃での反発弾性34%、ヤング率55Kgf/cm2、引き裂き強度45Kgf/cmの物性を有するウレタンブレードを単層構造のウレタンブレードを作製した。このブレードをブレードEとする。
(ブレードF)
2層構造のウレタンブレードを作製した。感光体ドラムに当接する先端エッジ部を構成する層(第1層)は、硬度86度(JIS A)、30℃での反発弾性20%の物性を有するウレタンゴムである。また、第1層に接する第2層は、硬度75度(JIS A)、30℃での反発弾性51%の物性を有するウレタンゴムである。なお、これら2つの層を合わせたこのウレタンブレードの厚さは2mmである。このブレードをブレードFとする。
[現像剤の作製]
<トナー母粒子の製造>
(樹脂微粒子分散液の調整)
スチレン370g、n−ブチルアクリレート30g、アクリル酸8g、ドデカンチオール24g、および四臭化炭素4gを混合して溶解したものを、非イオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製)6g及びアニオン性界面活性剤(ネオゲンSC:第一工業製薬(株)製)10gをイオン交換水550gに溶解したフラスコ中で乳化重合させ、10分間ゆっくり混合しながら、これに過硫酸アンモニウム4gを溶解したイオン交換水50gを投入した。窒素置換を行った後、前記フラスコ内を攪拌しながら内容物が70℃になるまでオイルバスで加熱し、5時間そのまま乳化重合を継続した。その結果、150nmであり、ガラス転移温度Tg=58℃、重量平均分子量Mw=11500の樹脂粒子が分散された樹脂微粒子分散液が得られた。この分散液の固形分濃度は40重量%であった。
(着色剤分散液(1)の調整)
カーボンブラック(モーガルL:キャボット製) 60g
ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製) 6g
イオン交換水 240g
以上の成分を混合して、溶解、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒子径が250nmである着色剤(カーボンブラック)粒子が分散された着色剤分散剤(1)を調整した。
(着色剤分散液(2)の調整)
Cyan顔料B15:3 60g
ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製) 5g
イオン交換水 240g
以上の成分を混合して、溶解、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒子径が250nmである着色剤(Cyan顔料)粒子が分散された着色剤分散剤(2)を調整した。
(着色剤分散液(3)の調整)
Magenta顔料R122 60g
ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製) 5g
イオン交換水 240g
以上の成分を混合して、溶解、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒子径が250nmである着色剤(Magenta顔料)粒子が分散された着色剤分散剤(3)を調整した。
(着色分散液(4)の調整)
Yellow顔料Y180 90g
ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製) 5g
イオン交換水 240g
以上の成分を混合して、溶解、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒子径が250nmである着色剤(Yellow顔料)粒子が分散された着色剤分散剤(4)を調整した。
(離型剤分散液の調整)
パラフィンワックス(HNP0190:日本精蝋(株)製、融点85℃) 100g
カチオン性界面活性剤 (サニゾールB50:花王(株)製) 5g
イオン交換水 240g
以上の成分を、丸型ステンレス鋼製フラスコ中でホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、平均粒径が550nmである離型剤粒子が分散された離型剤分散液を調整した。
込み、円相当径を測定して、最大直径L及び投影面積Aを得、球状係数SFを求めた。
(トナー母粒子K1の調整)
上記樹脂微粒子分散液 234部
着色剤分散液(1) 30部
上記離型剤分散液 40部
ポリ水酸化アルミニウム(浅田化学社製、Paho2S) 0.5部
イオン交換水 600部
以上の成分を、丸型ステンレス鋼鉄フラスコ中でホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて混合し、分散した後、加熱用オイルバス中でフラスコ内を攪拌しながら40℃まで加熱した。40℃で30分保持した後、体積平均粒径Dが4.5μmの凝集粒子が生成していることを確認した。更に加熱用オイルバスの温度を上げて56℃で1時間保持し、体積平均粒径Dは5.3μmとなった。その後、この凝集体粒子を含む分散液に26部の樹脂微粒子分散液を追加した後、加熱用オイルバスの温度を50℃まで上げて30分間保持した。この凝集体粒子を含む分散液、1N水酸化ナトリウムを追加して、系のpHを7.0に調整した後ステンレス製フラスコを密閉し、磁気シールを用いて攪拌を継続しながら80℃まで加熱し、4時間保持した。冷却後、このトナー母粒子を濾別し、イオン交換水で4回洗浄した後、凍結乾燥してトナー母粒子K1を得た。トナー母粒子K1の体積平均粒径Dは5.9μmであり、球状係数SFは132であった。
(トナー母粒子C1の調整)
着色粒子分散液(1)のかわりに、着色粒子分散液(2)を用いる以外はトナー母粒子K1と同様にしてトナー母粒子C1を得た。このトナー母粒子C1の体積平均粒径Dは5.8μmであり、球状係数SFは131であった。
(トナー母粒子M1の調整)
着色粒子分散液(1)のかわりに、着色粒子分散液(3)を用いる以外はトナー母粒子K1と同様にしてトナー母粒子M1を得た。このトナー母粒子M1の体積平均粒径Dは5.5μmであり、球状係数SFは135であった。
(トナー母粒子Y1の調整)
着色粒子分散液(1)のかわりに、着色粒子分散液(4)を用いる以外はトナー母粒子K1と同様にしてトナー母粒子Y1を得た。このトナー母粒子Y1の体積平均粒径Dは5.9μmであり、球状係数SFは130であった。
(トナー母粒子K2の調整)
pH調整における調整値を5.0に変更した以外はトナー母粒子K1の調整と同様な調整を行い、トナー母粒子K2を得た。トナー母粒子K2の体積平均粒径Dは5.8μmであり、球状係数SFは109であった。
(トナー母粒子C2の調整)
着色粒子分散液(1)のかわりに、着色粒子分散液(2)を用いる以外はトナー母粒子K2と同様にしてトナー母粒子C2を得た。このトナー母粒子C2の体積平均粒径Dは5.7μmであり、球状係数SFは110であった。
(トナー母粒子M2の調整)
着色粒子分散液(1)のかわりに、着色粒子分散液(3)を用いる以外はトナー母粒子K2と同様にしてトナー母粒子M2を得た。このトナー母粒子M2の体積平均粒径Dは5.6μmであり、球状係数SFは114であった。
(トナー母粒子Y2の調整)
着色粒子分散液(1)のかわりに、着色粒子分散液(4)を用いる以外はトナー母粒子K2と同様にしてトナー母粒子Y2を得た。このトナー母粒子Y2の体積平均粒径Dは5.8μmであり、球状係数SFは108であった。
(トナー母粒子K3の調整)
まず、テレフタル酸−ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物−シクロヘキサンジメタノールから得られた線状ポリエステル(ガラス転移温度Tg:62℃、数平均分子量Mn:12000,重量平均分子量Mw:32000) 100部と、カーボンブラック 4部と、カルナウバワックス 5部とをエクストルーダで混練し、ジェットミルで粉砕した後、風力式分級機で分級し、トナー母粒子K3を得た。このトナー母粒子K3の体積平均粒径Dは5.9μmであり、球状係数SFは145であった。
<トナー母粒子C3の調整>
カーボンブラックのかわりにシアン着色剤(C.I.ピグメントブルー15:3)を用いる以外はトナー母粒子K3と同様にしてトナー母粒子C3を得た。このトナー母粒子C3の体積平均粒径Dは5.6μmであり、球状係数SFは141であった。
<トナー母粒子M3の調整>
カーボンブラックのかわりにマジェンタ着色剤(R122)を用いる以外はトナー母粒子K3と同様にしてトナー母粒子M3を得た。このトナー母粒子M3の体積平均粒径Dは5.9μmであり、球状係数SFは149であった。
<トナー母粒子Y3の調整>
カーボンブラックのかわりにイエロー着色剤(Y180)を用いる以外はトナー母粒子K3と同様にしてトナー母粒子Y3を得た。このトナー母粒子Y3の体積平均粒径Dは5.8μmであり、球状係数SFは144であった。
<キャリヤの製造>
フェライト粒子(平均粒径:50μm) 100部
トルエン 14部
スチレン/メタクリレート共重合体(成分比:90/10) 2部
カーボンブラック(R330:キャボット社製) 0.2部
まず、フェライト粒子を除く上記成分を10分間スターラーで撹拌させて、分散した被覆液を調整し、次に、この被覆液とフェライト粒子を真空脱気型ニーダーに入れて、60℃において30分撹拌した後、さらに加温しながら減圧して脱気し、乾燥させることによりキャリヤを得た。このキャリヤは、1000V/cmの印加電界時の体積固有抵抗値が1011Ωcmであった。
<現像剤1の調整>
上記トナー母粒子K1,C1,M1,Y1それぞれ100部に対して、ルチル型酸化チタン(粒径20nm、n−デシルトリメトキシシラン処理)1部、シリカ(粒径40nm,シリコーンオイル処理,気相酸化法)2.0部、研磨効果を発現する酸化セリウム(平均粒径0.7μm)1部、および高級脂肪酸アルコール(分子量700の高級脂肪酸アルコールとステアリン酸亜鉛を重量で5:1の割合でジェットミルで粉砕し、平均粒径8.0μmとしたもの)0.3部を5Lヘンシェルミキサーで周速30m/sで15分間ブレンドさせ、その後45μmの目開きのシーブを用いて粗大粒子を除去し、トナーを得た。また、上記キャリア100部とこのトナー5部をV−ブレンダーによって40rpmで20分間攪拌し、212μmの目開きを有するシーブで篩分することにより現像剤1を得た。
<現像剤2の調整>
トナー母粒子として、現像剤1のトナー母粒子よりも径が小さめで球形により近い上記トナー母粒子K2,C2,M2,Y2を用い、酸化セリウム(平均粒径0.7μm)の代わりに、その酸化セリウム(平均粒径0.7μm)よりは研磨効果が劣る酸化アルミニウム(平均粒径0.1μm)を用いた以外は現像剤1の調整と同様の調整を行い、現像剤2を得た。
<現像剤3>
トナー母粒子として、現像剤1のトナー母粒子よりも球状係数SFが大きなトナー母粒子を含む上記トナー母粒子K3,C3,M3,Y3を用いる以外は現像剤2の調整と同様の調整を行い、現像剤3を得た。
(実施例1)
フルカラータンデム方式を採用し、各トナー像形成ユニットが接触型帯電器を備える富士ゼロックス製プリンターDocuCentre Color 400CPを表5に示すように改造した。
(実施例2)
表5に示すように、下流側ブレードを、粒状物が分散配置されたブレードEに代え、カウンター式で配設させた(当接角θ:20°、当接力:20kN/m2)以外は実施例1と同様にプリンターの改造を行い、ここでも現像剤1を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例3)
表5に示すように、感光体ドラムを、感光体ドラムBの表面層とは組成が異なり、弱めの架橋構造を有する化合物を含む表面層を有する感光体ドラムCに代えるとともに、下流側ブレードの当接力を40kN/m2に変更した以外は実施例1と同様にプリンターの改造を行い、ここでは現像剤1のトナー粒子よりも径が小さめで球形により近い現像剤2を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例4)
表5に示すように、感光体ドラムを、架橋構造を有する化合物を含む電荷輸送層によって表面が構成された感光体ドラムDに代えた以外は実施例1と同様にプリンターの改造を行い、ここでは球状係数SFが大きなトナー粒子を含む現像剤3を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例5)
表5に示すように、感光体ドラムを、感光体ドラムBの表面層とは組成が異なるものの架橋構造を有する化合物を含む表面層を有する感光体ドラムEに代えた以外は実施例1と同様にプリンターの改造を行い、ここでも現像剤3を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例6)
表5に示すように、感光体ドラムを、感光体ドラムBの表面層とは組成が異なり、弱めの架橋構造を有する化合物を含む表面層を有する感光体ドラムFに代えるとともに、下流側ブレードの当接力を40kN/m2に変更した以外は実施例1と同様にプリンターの改造を行い、ここでも現像剤3を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例7)
表5に示すように、下流側ブレードの配設方式をワィパー式に変更し、当接角θを28°、当接力を50kN/m2とした以外は実施例2と同様にプリンターの改造を行い、現像剤1を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例8)
表5に示すように、上流側ブレードを、下流側ブレードの硬度よりは高いもののブレードAよりは硬度が少し低いブレードBに代えた以外は実施例4と同様にプリンターの改造を行い、ここでは現像剤2を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例9)
表5に示すように、ブレードの反発弾性率が下流側ブレードよりも上流側ブレードの方が高くなるよう、上流側ブレードをブレードCに代えた以外は実施例5と同様にプリンターの改造を行い、現像剤3を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例10)
表5に示すように、感光体ドラムを、感光体ドラムBの表面層とは組成が異なるものの架橋構造を有する化合物を含む表面層を有する感光体ドラムGに代えるとともに、下流側ブレードをブレードFに代え、当接角θを22°、当接力を30kN/m2とした以外は実施例1と同様にプリンターの改造を行い、現像剤2を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例11)
表5に示すように、感光体ドラムを、実施例10と同様に感光体ドラムGに代えるとともに、上流側ブレードをブレードBに代えた以外は実施例1と同様にプリンターの改造を行い、現像剤2を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(実施例12)
ここでも、富士ゼロックス製プリンターDocuCentre Color 400CPを表5に示すように改造した。すなわち、各トナー像形成ユニットの感光体ドラムを、感光体ドラムAの表面層とは組成が異なるものの架橋構造を有する化合物を含む表面層を有する感光体ドラムGに変更し、上流側ブレードと下流側ブレードを配備させた。上流側ブレードおよび下流側ブレードにはいずれも、先端エッジ部を構成する層の硬度が最も高いブレードFをカウンター式(当接角θ:22°、当接力:30kN/m2)で配設した。なお、上流側ブレードと下流側ブレードとの間隔は感光体ドラム上で8mmに設定した。また、ブレードホルダによって保持されたいずれのブレードの自由長も9mmに設定した。現像剤には現像剤2を用いた。
(実施例13)
表5に示すように、図2に示すクリーニング装置の構成と同じ構成のクリーニング装置を配備させた。すなわち、上流側ブレードと下流側ブレードそれぞれに往復動機構を配備させた。こうした以外は、実施例12と同様にプリンターの改造を行い、ここでも現像剤2を用いて、実施例12と同様のテストおよび評価を行った。結果を表7に示す。
(実施例14)
表5に示すように、上流側ブレードの当接角を下流側ブレードの当接角よりも小さい19°に変更するとともに当接力も20kN/m2に変更した以外は実施例13と同様にプリンターの改造を行い、ここでも現像剤2を用いて、実施例12と同様のテストおよび評価を行った。結果を表7に示す。
(比較例1)
表5に示すように、感光体ドラムを、架橋構造を有する化合物を含む層によって表面が構成されていない感光体ドラムAに代えた以外は実施例1と同様にプリンターの改造を行い、現像剤1を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(比較例2)
表5に示すように、下流側ブレードを省略しクリーニングブレードを1枚構成にした以外は実施例1と同様にプリンターの改造を行い、ここでは現像剤2を用いて、実施例1と同様のテストおよび評価を行った。結果を表6に示す。
(比較例3)
表5に示すように、感光体ドラムを、架橋構造を有する化合物を含む層によって表面が構成されていない感光体ドラムAに代えた以外は実施例12と同様にプリンターの改造を行い、現像剤2を用いて、実施例12と同様のテストおよび評価を行った。結果を表7に示す。
10 トナー像形成ユニット
11 感光体ドラム
101 回転軸
111 表面層
12 帯電装置
13 露光器
14 現像装置
141 現像剤収容体
15 クリーニング装置
151 上流側ブレード
152 下流側ブレード
1511,1521 先端エッジ部
1514,1524 第1層
1515,1525 第2層
157 往復動機構
16 除電器
20 1次転写ロール
30 中間転写ベルト
40 一括転写装置
50 定着装置
60 用紙トレイ
70 ベルトクリーナ
Claims (7)
- 表面にトナー像を担持して所定方向に回転するトナー像担持体の該表面に担持されたトナー像を、所定の被転写面に転写し最終的に記録媒体上に定着することにより該記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
架橋構造を有する化合物を含む表面層によって表面が構成されたトナー像担持体と、
それぞれが、前記トナー像担持体の回転軸の延在方向に延びた板状のものであって該トナー像担持体の、前記被転写面にトナー像が転写された後の表面に当接した、該延在方向に延びた当接部を有する、該トナー像担持体の回転方向に並んで配備された複数のクリーニングブレードとを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記複数のクリーニングブレードのうち少なくとも一つのクリーニングブレードは、前記当接部の表面硬度が、JIS−A硬度で80度以上99度以下のものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記複数のクリーニングブレードのうち互いに隣り合うクリーニングブレードは、前記当接部の表面硬度がJIS−A硬度で5%以上異なるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記複数のクリーニングブレードのうち互いに隣り合うクリーニングブレードは、前記当接部の、30℃における反発弾性率の差が5%以上あるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記複数のクリーニングブレードのうち少なくとも一つのクリーニングブレードは、前記当接部に粒状物が分散配置されたものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記クリーニングブレードは、材質が異なる複数の層が厚さ方向に積層されたものであって、前記当接部を構成する層の硬度が該複数の層のうちJIS−A硬度で最も高いことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記トナー像担持体の回転軸の延在方向に、前記クリーニンブレードの当接部と該トナー像担持体の表面とを相対的に往復動させる往復動機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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