JP2007226054A - 画像形成方法および画像形成装置 - Google Patents
画像形成方法および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007226054A JP2007226054A JP2006049170A JP2006049170A JP2007226054A JP 2007226054 A JP2007226054 A JP 2007226054A JP 2006049170 A JP2006049170 A JP 2006049170A JP 2006049170 A JP2006049170 A JP 2006049170A JP 2007226054 A JP2007226054 A JP 2007226054A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- resin
- image carrier
- carrier
- toner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G21/00—Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
- G03G21/0005—Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium
- G03G21/0011—Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge for removing solid developer or debris from the electrographic recording medium using a blade; Details of cleaning blades, e.g. blade shape, layer forming
- G03G21/0017—Details relating to the internal structure or chemical composition of the blades
Abstract
【解決手段】架橋構造を持つ樹脂を含む表面層を有する感光体31を用い、ブレード342の感光体と当接する部分の材料が3.92≦M≦29.42、0<α≦0.294、S≧250を満たし、感光体と中間転写体との周速差の絶対値が0より大きく、感光体と中間転写体との当接部に研磨剤が存在する画像形成方法(但し、Mは100%モジュラス、αは応力−歪曲線において歪量が100%〜200%の間における歪量変化(Δ歪量)に対する応力変化(Δ応力)の割合{Δ応力/Δ歪量=(歪量200%における応力−歪量100%における応力)/(200−100)}、SはJIS K6251(ダンベル状3号形試験片使用)に基づいて測定された破断伸びを表す)
【選択図】図2
Description
長寿命の画像形成装置やプロセスカートリッジを成立させるためには、磨耗型寿命の律速要因であるところの(1)像担持体を削れにくくすること、像担持体表面を摺擦する(2)ブレードが像担持体をいためないこと、同時に(3)ブレード自身が削れにくいことが必要である。
さらに、特に像担持体が削れにくいシステムの場合には、像担持体表面に電荷を付与する帯電手段からの放電による放電生成物に起因する高湿環境下の像流れが発生し易くなる。このため、共に耐摩耗性に優れた像担持体とクリーニングブレードとを組み合わせた長寿命の画像形成装置やプロセスカートリッジにおいては、像流れの発生を抑制することが重要な課題である。
一方、現像同時クリーニング方式においてブレード摺擦部材を利用する場合に、ブレード摺擦部をトナーが通過するときに像担持体表面をリフレッシュする方式も提案されている(特許文献2参照)。この方式では、トナーのブレード通過が短時間であり、リフレッシュ効果が低く、トナーや添加剤による効果が十分発揮されないことに加え、ブレード端面の欠けや偏磨耗等の新たな課題が懸念される。
<1>
架橋構造を持つ樹脂を含む表面層を有し、一方向に回転可能な像担持体表面を帯電する帯電工程と、帯電された前記像担持体表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、前記像担持体表面に形成されたトナー像を、前記像担持体表面と当接し且つ回転可能な中間転写体表面に転写する転写工程と、前記トナー像を前記中間転写体に転写した後の前記像担持体表面をこれに当接するクリーニングブレードによりクリーニングするクリーニング工程とを含み、
前記クリーニングブレードの前記像担持体表面と当接する部分の材料が下式(1)〜(3)を満たし、
前記像担持体の周速と前記中間転写体の周速との差の絶対値が0より大きく、
少なくとも前記像担持体と前記中間転写体との当接部に研磨剤が存在することを特徴とする画像形成方法である。
・式(1) 3.92≦M≦29.42
・式(2) 0<α≦0.294
・式(3) S≧250
〔但し、式(1)〜(3)中、Mは100%モジュラス(MPa)を表し、αは、応力−歪曲線において、歪量が100%〜200%の間における歪量変化(Δ歪量)に対する応力変化(Δ応力)の割合{Δ応力/Δ歪量=(歪量200%における応力−歪量100%における応力)/(200−100)}(MPa/%)を表し、Sは、JIS K6251(ダンベル状3号形試験片使用)に基づいて測定された破断伸び(%)を表す。〕
前記現像剤が前記トナーとキャリアとを含み、
前記キャリアが、樹脂マトリックスと該樹脂マトリックス中に分散する磁性体粉とを含むことを特徴とする<1>に記載の画像形成方法である。
前記研磨剤が酸化セリウムであることを特徴とする<1>に記載の画像形成方法である。
前記クリーニング工程が、前記像担持体表面と前記クリーニングブレードとの当接部に前記研磨剤と潤滑剤とを介在させて行われ、且つ、前記潤滑剤がステアリン酸亜鉛であることを特徴とする<1>に記載の画像形成方法である。
前記クリーニングブレードの前記像担持体に対する垂直抗力が35N/m以上であることを特徴とする<1>に記載の画像形成方法である。
架橋構造を持つ樹脂を含む表面層を有し、一方向に回転可能な像担持体と、該像担持体表面を帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、前記像担持体表面に当接した状態で前記像担持体表面に転写されたトナー像がその表面に転写される回転可能な中間転写体と、前記像担持体表面に当接し且つ前記トナー像を前記中間転写体に転写した後の前記像担持体表面をクリーニングするクリーニングブレードとを含み、
前記クリーニングブレードの前記像担持体表面と当接する部分の材料が下式(4)〜(6)を満たし、
前記像担持体の周速と前記中間転写体の周速との差の絶対値が0より大きく、
少なくとも前記像担持体と前記中間転写体との当接部に研磨剤が存在することを特徴とする画像形成装置である。
・式(4) 3.92≦M≦29.42
・式(5) 0<α≦0.294
・式(6) S≧250
〔但し、式(4)〜(6)中、Mは100%モジュラス(MPa)を表し、αは、応力−歪曲線において、歪量が100%〜200%の間における歪量変化(Δ歪量)に対する応力変化(Δ応力)の割合{Δ応力/Δ歪量=(歪量200%における応力−歪量100%における応力)/(200−100)}(MPa/%)を表し、Sは、JIS K6251(ダンベル状3号形試験片使用)に基づいて測定された破断伸び(%)を表す。〕
前記現像剤が前記トナーとキャリアとを含み、
前記キャリアが、樹脂マトリックスと該樹脂マトリックス中に分散する磁性体粉とを含むことを特徴とする<6>に記載の画像形成装置である。
前記研磨剤が酸化セリウムであることを特徴とする<6>に記載の画像形成装置である。
前記クリーニングが、前記像担持体表面と前記クリーニングブレードとの当接部に前記研磨剤と潤滑剤とを介在させて行われ、且つ、前記潤滑剤がステアリン酸亜鉛であることを特徴とする<6>に記載の画像形成装置である。
前記クリーニングブレードの前記像担持体に対する垂直抗力が35N/m以上であることを特徴とする<6>に記載の画像形成装置である。
画像形成装置本体に対して脱着可能なプロセスカートリッジを有し、前記プロセスカートリッジが、少なくとも前記像担持体および前記クリーニングブレードを含むことを特徴とする<6>に記載の画像形成装置である。
・式(1) 3.92≦M≦29.42
・式(2) 0<α≦0.294
・式(3) S≧250
〔但し、式(1)〜(3)中、Mは100%モジュラス(MPa)を表し、αは、応力−歪曲線において、歪量が100%〜200%の間における歪量変化(Δ歪量)に対する応力変化(Δ応力)の割合{Δ応力/Δ歪量=(歪量200%における応力−歪量100%における応力)/(200−100)}(MPa/%)を表し、Sは、JIS K6251(ダンベル状3号形試験片使用)に基づいて測定された破断伸び(%)を表す。〕
なお、上述したような表面が高強度で磨耗しにくい像担持体を用いた場合には、像流れが発生し易くなるが、本発明では、像担持体と中間転写体との周速に差があるため、像担持体と中間転写体との当接部に存在するトナー及びトナーとともに移動する研磨剤及び必要に応じて用いられる潤滑剤からなる外添剤、もしくは遊離したそれらの外添剤の、像担持体周方向への転がり運動が発生し、これにより、極めて僅かではあるが像担持体表面が削られる。一方、画像形成時には、帯電工程で発生した放電生成物が像担持体表面に付着・堆積するが、同時に像担持体と中間転写体との当接部で、上述したようなトナー及びトナーとともに移動する研磨剤及び必要に応じて用いられる潤滑剤からなる外添剤、もしくは遊離したそれらの外添剤による像担持体表面の摺擦が行われるため、像流れの発生を抑制することができる。
なお、このように従来採用されていた像担持体表面を削って像流れの原因となる放電生成物を除去する方法では、一般的に像担持体1000回転当りの像担持体表面の磨耗レートが40〜60nm程度であった。
しかしながら、本発明者らが鋭意検討したところ、表面が高強度の像担持体では、40〜60nm程度/1000回転といった従来の磨耗レートの1/10程度でも十分に像流れを抑制できることを見出した。このような従来よりも微小な磨耗レートであれば、実用上、像担持体の寿命にも殆ど影響を与えない。そこで、本発明者らは、その他の特性にも悪影響を与えない範囲で、表面が高強度の像担持体と耐摩耗性に優れたクリーニングブレードとを有するシステムで像担持体表面の磨耗レートを従来の1/10程度に制御するためには、研磨剤の利用を前提として上述したように像担持体と中間転写体との周速に差を設けることが有効であることを見出した。
しかしながら、この樹脂コートキャリアは、現像機内で加わるストレスによって破壊された場合に、芯材部分が破片となって像担持体と中間転写体との当接部に運ばれる。このような破片は、研磨剤と比べて鋭利な突起を有する上にサイズも大きいために本発明のように像担持体と中間転写体との周速差の絶対値が0を超えるように像担持体と中間転写体と回転させつつ画像形成を行う場合には、当接部内で転がり運動し、像担持体表面または中間転写体表面を傷つけてしまう場合がある。
すなわち、本発明の画像形成装置は、架橋構造を持つ樹脂を含む表面層を有し、一方向に回転可能な像担持体と、該像担持体表面を帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、前記像担持体表面に当接した状態で前記像担持体表面に転写されたトナー像がその表面に転写される回転可能な中間転写体と、前記像担持体表面に当接し且つ前記トナー像を前記中間転写体に転写した後の前記像担持体表面をクリーニングするクリーニングブレードとを含むものであることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置は、画像形成装置本体に対して脱着可能であり、且つ、少なくとも像担持体とクリーニングブレードとを含むプロセスカートリッジを有しているものであってもよい。
本発明に用いられるクリーニングブレードは、上述したように少なくとも像担持体表面と当接する部分の材料が、下式(1)〜(3)を満たすものが用いられる。
このクリーニングブレードは、像担持体表面と当接する部分の材料(以下、当該部分を「エッジ部」あるいは「エッジ先端」と称し、当該部分を構成する材料を「エッジ部材料」あるいは「エッジ先端材料」と称す場合がある)が、式(1)を満たすため、良好なクリーニング性を発揮しつつ、耐磨耗性にも優れる。
100%モジュラスMが、3.92MPa(40kgf/cm2)未満の場合には、耐磨耗性が不充分となり、長期に渡り良好なクリーニング性を維持することができない。また、29.42MPa(300kgf/cm2)を超える場合には、エッジ部材料が硬過ぎるため、像担持体表面に対する追従性が悪化し、良好なクリーニング性を発揮できない。加えて、像担持体表面を傷つけやすくなる場合がある。
なお、100%モジュラスMは、5〜20MPaの範囲内であることが好ましく、6.5〜15MPaの範囲内であることがより好ましい。
式(2)に示されるαが0.294を超える場合、エッジ部材料の柔軟性に欠ける。それゆえ、現像剤として二成分現像剤を用いる場合にはBCO(Bead Carry Over;二成分現像剤を用いた場合にキャリアの一部が静電吸引力によって像担持体表面に転移してしまう現象)の発生に伴い、像担持体表面に埋没・固着した異物等のように、像担持体表面に存在する異物、特に表面に埋没・固着した異物が、像担持体表面とクリーニングブレードとの当接部を繰り返し通過することにより、クリーニングブレードのエッジ先端に大きな応力が繰り返し加わった際に、この応力を効率的に分散できるように変形できないため、比較的短期間の内にエッジ欠けが発生してしまう。従って、早期に欠けが発生するため、長期に渡って良好なクリーニング性を維持することができない。
なお、αは0.2以下であることが好ましく、0.1以下であることがより好ましく、物性上の限界下限値である0に近ければ近いほどよい。
なお、破断伸びSは300%以上であることが好ましく、350%以上であることがよ
り好ましく、エッジ欠けに対しては大きい程好ましい反面、破断伸びSが500%より大きい場合は像担持体表面に対する追従性(密着性)が増し、像担持体表面との摩擦力が増大し、結果としてエッジ磨耗が増大し易くなる場合がある。それゆえ、エッジ磨耗の観点から破断伸びSは500%以下であることが好ましく、450%以下であることがより好ましく、400%以下であることが更に好ましい。
スティック&スリップ挙動により当接姿勢が解放されない場合には、エッジ先端の姿勢が保たれたまま摺擦が起こるため、局所的な塑性変形が発生しやすくなる。このような局所的な塑性変形が発生すると、エッジ先端と像担持体表面との密着性が低下し、クリーニング不良が発生し易くなる場合がある。このような局所的な塑性変形を抑制する為にはエッジ先端は常にスティック&スリップ挙動が行われている事が好ましく、そのためには、使用環境温度の実質的な下限値である温度10℃以上の環境下において、反発弾性Rは、10%以上であることが好ましく、15%以上がより好ましく、20%以上が更に好ましい。
また、式(2)に示すαは、応力−歪曲線から求められるものであるが、ここで、応力および歪量は以下に説明する手順・方法により求めたものである。すなわち、JISK6251に準拠して、ダンベル状3号形試験片を用い、引張速度500mm/minで計測し、100%歪み時の応力と200%歪み時の応力より求めた。尚、測定装置は、東洋精機(株)製、ストログラフAEエラストマを用いた。
線形弾性体に、正弦波の歪みを定常振動的に与えたとき、応力は式(4)で表される。
|E*|は複素弾性率と呼ばれる。また、レオロジー学の理論より、弾性体成分は式(5)、及び粘性体成分は式(6)で表される。ここで、E’は貯蔵弾性率、E’’は損失弾性率と呼ばれる。δは応力と歪みとの位相差角を表し、”力学的損失角”と呼ばれるものである。
tanδ値は、式(7)の様にE”/E’で表され、”損失正弦”と呼ばれるものであり、その値が大きい程、その線形弾性体は、ゴム弾性を有するものとなる。
・式(4) σ=|E*|γcos(ωt)
・式(5) E’=|E*|cosδ
・式(6) E”=|E*|sinδ
・式(7) tanδ=E”/E’
tanδ値は、レオペクトラ−DVE−V4(レオロジ−(株)製)によって静止歪み5%、10Hz 正弦波引張加振を温度範囲−60〜100℃で測定した。
このため、BCOの発生に伴い、像担持体表面に埋没・固着した異物等のように、像担持体表面に存在する異物、特に表面に埋没・固着した異物に対応するために、従来のように画像形成装置内に別途耐磨耗性や耐欠け性を向上させるための装置を新たに設ける必要が無いため、装置の大型化・高コスト化を防止できる。
また、式(1)〜(3)を満たす材料は、エラストマー材料であれば特に限定されないが、ハードセグメントおよびソフトセグメントを含むエラストマー材料であることが特に好ましい。エラストマー材料が、ハードセグメントおよびソフトセグメントの双方を含むことにより、式(1)〜(3)に示す物性を満たすことが容易となり、耐磨耗性および耐欠け性の双方を、より高いレベルで両立させることができるためである。
なお、「ハードセグメント」および「ソフトセグメント」とは、エラストマー材料中で、前者を構成する材料の方が、後者を構成する材料よりも相対的に硬い材料からなり、後者を構成する材料の方が前者を構成する材料よりも相対的に柔らかい材料からなるセグメントを意味する。
従って、上述したガラス転移温度を実現するためには、エラストマー材料のハードセグメントを構成する材料(以下、「ハードセグメント材料」と称す場合がある)のガラス転移温度は、30〜100℃の範囲内であることが好ましく、35〜60℃の範囲内であることがより好ましく、ソフトセグメントを構成する材料(以下、「ソフトセグメント材料」と称す場合がある)のガラス転移温度は、−100〜−50℃の範囲内であることが好ましく、−90〜−60℃の範囲内であることがより好ましい。
ハードセグメント材料比が、46重量%未満の場合には、エッジ先端の耐磨耗性が不充分となり、早期に磨耗が起こることにより、長期に渡って良好なクリーニング性が維持できなくなる場合がある。また、ハードセグメント材料比が96重量%を超える場合には、エッジ先端が硬くなり過ぎて、柔軟性や伸張性が不充分となり、早期に欠けが発生することにより、長期に渡って良好なクリーニング性が維持できなくなる場合がある。
すなわち、ハードセグメント材料としては、ポリウレタン樹脂を用いることが好ましい。この場合のポリウレタン樹脂の重量平均分子量は、1000〜4000の範囲内であることが好ましく、1500〜3500の範囲内であることがより好ましい。
重量平均分子量が1000未満の場合は、クリーニングブレードが低温環境下で使用される場合にハードセグメントを構成するポリウレタン樹脂の弾性が失われるために、クリーニング不良が生じやすくなる場合がある。また、重量平均分子量が4000を超える場合は、ハードセグメントを構成するポリウレタン樹脂の永久歪みが大きくなり、エッジ先端が、像担持体表面に対して当接力を保持することができなくなり、クリーニング不良が生じる場合がある。
なお、上述したようなハードセグメント材料として用いられるポリウレタン樹脂としては、例えば、ダイセル化学社製、プラクセル205やプラクセル240などが挙げられる。
なお、物性は、より好ましくは、ガラス転移温度が−10℃以下、25℃における粘度が1000〜3000mPa・s範囲内、重量平均分子量が900〜2800の範囲内である。また、クリーニングブレードを遠心成型を利用して作製する場合、25℃における粘度が600〜3500mPa・s範囲内であることが好ましい。
2つ以上のヒドロキシル基を含むアクリル樹脂としては、例えば、総研化学社製のアクトフロー(グレード:UMB−2005B、UMB−2005P、UMB−2005、UME−2005等)を挙げることができ、2つ以上のヒドロキシル基を含むポリブタジエン樹脂としては、例えば、出光興産社製、R−45HT等を挙げることができる。
このようなエポキシ樹脂としては、例えば、分子構造の面では、その主鎖構造中に、主鎖の可動性を高くできるような構造(柔軟性骨格)を有するものが好適であり、柔軟性骨格としては、アルキレン骨格や、シクロアルカン骨格、ポリオキシアルキレン骨格等を挙げることができるが、特にポリオキシアルキレン骨格が好適である。
また、物性面では、従来のエポキシ樹脂と比べて、分子量に比して粘度が低いエポキシ樹脂が好適である。具体的には、重量平均分子量が900±100の範囲内程度であり、25℃における粘度が15000±5000mPa・sの範囲内であることが好ましく、15000±3000mPa・sの範囲内であることがより好ましい。このような特性を有するエポキシ樹脂としては、例えば、大日本インキ化学工業製、EPLICON EXA−4850−150等を挙げることができる。
なお、本発明に用いられるクリーニングブレードは像担持体表面のクリーニング以外にも、画像形成装置内において、表面のクリーニングが要求される部材であれば、例えば、中間転写体や、帯電ロール、転写ロール、被転写材搬送ベルト、用紙搬送ロール等のクリーニングに利用することもできる。
本発明に用いられる像担持体としては、架橋構造を持つ樹脂を含む表面層を有するものであれば特に限定なく用いることができるが、このような像担持体としては、導電性基体上に少なくとも感光層が設けられた構成を有する有機感光体が利用できる。なお、感光層は、電荷発生層と電荷輸送層とこの順に積層させた層構成を有するような機能分離型のものでもよく、感光層と導電性基体や、感光層と表面保護層との間に必要に応じて中間層を設けることもできる。
ここで、架橋構造を持つ樹脂を含む表面層は、感光層上に別途形成される表面保護層として機能するものであってもよく、感光層の少なくとも最表面近傍を構成する層として機能するものであってもよい(なお、以下の説明においては、表面層は、基本的に感光層上に別途形成されることを前提に説明する)。また、架橋構造を持つ樹脂は電荷輸送性を有していることが好適である。
なお、以下の説明においては、本発明に用いられる像担持体が、機能分離型の有機感光体である場合を前提としてより詳細に説明するが、本発明に用いられる像担持体の層構成は以下の説明に限定されるものではない。
特に、感光層との密着性向上や成膜性向上の点では、例えば、アルミニウム基体の表面に陽極酸化処理を施したものを導電性基体として用いることが好ましい。
また、これらの有機顔料は一般に数種の結晶型を有しており、特にフタロシアニン化合物ではα型、β型などをはじめとしてさまざまな結晶型が知られているが、目的にあった感度その他の特性が得られる顔料であるならば、これらのいずれの結晶型でも用いることが可能である。
電荷発生層を形成する為の塗布液の溶媒として公知の有機溶剤、例えば、トルエン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n―ブタノール等の脂肪族アルコール系溶剤、アセトン、シクロヘキサノン、2−ブタノン等のケトン系溶剤、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール、ジエチルエーテル等の環状あるいは直鎖状エーテル系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶剤等が挙げられる。
電荷輸送材料としては、p−ベンゾキノン、クロラニル、ブロマニル、アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレン系化合物等の電子輸送性化合物、トリアリールアミン系化合物、ベンジジン系化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチレン系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒドラゾン系化合物などの正孔輸送性化合物があげられる。
これらの電荷輸送材料は単独または2種以上混合して用いることができるが、これらに限定されるものではない。また、これらの電荷輸送材料は単独あるいは2種以上混合して用いることができるが、モビリティーの観点から、例えば、以下の構造式(1)〜(3)に示す材料を利用することが好ましい。
素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、を表わす。R16、R16'、R17
、R17'は同一でも異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5のアルキル
基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数1〜2のアルキル基で置換されたアミノ基、置換又は未置換のアリール基、あるいは、−C(R18)=C(R19)(R20)、―CH=CH―CH=C(Ar)2を表わす。
なお、構造式(1)および構造式(2)の置換基において、R18、R19、R20は水素原子、置換又は未置換のアルキル基、置換又は未置換のアリール基を表す。mおよびnは0〜2の整数である。
R22、R23は同一でも異なってもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ基、炭素数1〜2のアルキル基で置換されたアミノ基、置換又は未置換のアリール基を表す。
なお、構造式(1)〜構造式(3)の置換基において、Arは、置換又は未置換のアリール基を表す。
架橋構造を有する樹脂としては種々の材料を用いることが出来るが、特性上フェノール樹脂、ウレタン樹脂、シロキサン樹脂などが好ましく、特にシロキサン系樹脂からなるものが好ましい。このうち特に、一般式 (I)や(II)で示される化合物から誘導される構造を有するものが強度、安定性に優れ特に好ましい。
一般式(I)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、Dは可とう性サブユニット、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、aは1〜3の整数、bは1〜4の整数を表わす。
なお、一般式(I)中のDで示される可とう性サブユニットとしては、−(CH2)n−基を必ず含み、これに−COO−、−O−、−CH=CH−、−CH=N−基を組み合わせた2価の直鎖基であってもよい。なお、−(CH2)n−基のnは1〜5の整数を表す。また、Qで表される加水分解性基としては、−OR基(但し、Rはアルキル基を表す)を表す。
一般式(II)中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R1はアルキレン基、Zは、−O−、−S−、−NH−、又は、−COO−、mは1〜4の整数を示す。Xは、−O−、又は、−S−を表し、nは0または1を示す。
一般式(I)、(II)で示される化合物のさらに好ましいものとして、有機基Fが特に下記一般式(III)で示されるものを用いたものを挙げることができる。
R7〜R13は、水素、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、もしくは炭素数1〜4のアルコキシ基で置換されたフェニル基、または未置換のフェニル基、炭素数7〜10のアラルキル基、ハロゲンから選択される。
mおよびsは0または1を表わし、qおよびrは1から10の整数、tは1から3の整数を示す。ここで、Xは一般式(I)中に示した−D−Si(R2)(3-a)Qaで表わされる基を示す。
また構造群3中に示されるWは下記構造群4で示されるものが好ましい。なお、構造群4中、s’は0〜3の整数を示す。
また、表1〜7中の「Ar1」〜「Ar5」の欄に示される構造式中、ベンゼン環に結合する”−S”基は、表1〜7中の「S」の欄に示される一価の基(一般式(I)中の−D−Si(R2)(3-a)Qaで表される構造に相当する基)を意味する。
Si (R2)(4-c) Qc (IV)
一般式(IV)中、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、cは1〜4の整数を表わす。
テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等の四官能性アルコキシシラン(c=4);メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、(トリデカフルオロ−1,1,2,2−テトラヒドロオクチル)トリエトキシシラン、(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメトキシシラン、3−(ヘプタフルオロイソプロポキシ)プロピルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パ−フルオロアルキルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パ−フルオロデシルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パ−フルオロオクチルトリエトシキシラン等の三官能性アルコキシシラン(c=3);ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン等の二官能性アルコキシシラン(c=2);トリメチルメトキシシラン等の1官能アルコキシシラン(c=1)等をあげることができる。膜の強度を向上させるためには3および4官能のアルコキシシランが好ましく、可とう性、製膜性を向上させるためには2および1官能のアルコキシシランが好ましい。
B−(Si(R2)(3-a) Qa) 2 (V)
一般式(V)中、Bは2価の有機基、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、aは1〜3の整数を表わす。
具体的には、以下の表8に示す材料を好ましいものとしてあげることができるが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
アルコール系溶剤に可溶な樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ブチラールの一部がホルマ−ルやアセトアセタール等で変性された部分アセタール化ポリビニルアセタ−ル樹脂などのポリビニルアセタール樹脂(たとえば積水化学社製エスレックB、Kなど)、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、フェノール樹脂などがあげられる。特に、電気特性上ポリビニルアセタ−ル樹脂が好ましい。
一般式(VI)で示される繰り返し構造単位を持つ環状化合物として、市販の環状シロキサンをあげることができる。具体的には、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状ジメチルシクロシロキサン類、1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリフェニルシクロトリシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラフェニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタメチル−1,3,5,7,9−ペンタフェニルシクロペンタシロキサン等の環状メチルフェニルシクロシロキサン類、ヘキサフェニルシクロトリシロキサン等の環状フェニルシクロシロキサン類、3−(3,3,3−トリフルオロプロピル)メチルシクロトリシロキサン等のフッ素含有シクロシロキサン類、メチルヒドロシロキサン混合物、ペンタメチルシクロペンタシロキサン、フェニルヒドロシクロシロキサンなどのヒドロシリル基含有シクロシロキサン類、ペンタビニルペンタメチルシクロペンタシロキサンなどのビニル基含有シクロシロキサン類等の環状のシロキサン等をあげることができる。これらの環状シロキサン化合物は単独で用いても良いが、それらを混合して用いても良い。
また、同様な目的でシリコーンオイル等のオイルを添加することもできる。シリコーンオイルとしては、たとえば、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、フェニルメチルシロキサン等のシリコーンオイル、アミノ変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポリシロキサン、カルボキシル変性ポリシロキサン、カルビノ−ル変性ポリシロキサン、メタクリル変性ポリシロキサン、メルカプト変性ポリシロキサン、フェノール変性ポリシロキサン等の反応性シリコーンオイル等をあげることができる。
例えば、アンバーライト15、アンバーライト200C、アンバ−リスト15E(以上、ロ−ム・アンド・ハース社製);ダウエックスMWC−1−H、ダウエックス88、ダウエックスHCR−W2(以上、ダウ・ケミカル社製);レバチットSPC−108、レバチットSPC−118(以上、バイエル社製);ダイヤイオンRCP−150H(三菱化成社製);スミカイオンKC−470、デュオライトC26−C、デュオライトC−433、デュオライト−464(以上、住友化学工業社製);ナフィオン−H(デュポン社製)などの陽イオン交換樹脂;アンバーライトIRA−400、アンバーライトIRA−45(以上、ロ−ム・アンド・ハ−ス社製)などの陰イオン交換樹脂;Zr(O3PCH2CH2 SO3H)2 ,Th(O3PCH2CH2COOH)2などのプロトン酸基を含有する基が表面に結合されている無機固体;スルホン酸基を有するポリオルガノシロキサンなどのプロトン酸基を含有するポリオルガノシロキサン;コバルトタングステン酸、リンモリブデン酸などのヘテロポリ酸;ニオブ酸、タンタル酸、モリブデン酸などのイソポリ酸;シリカゲル、アルミナ、クロミア、ジルコニア、CaO、MgOなどの単元系金属酸化物;シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、ゼオライト類など複合系金属酸化物;酸性白土、活性白土、モンモリロナイト、カオリナイトなどの粘土鉱物;LiSO4 ,MgSO4などの金属硫酸塩;リン酸ジルコニア、リン酸ランタンなどの金属リン酸塩;LiNO3 ,Mn(NO3)2などの金属硝酸塩;シリカゲル上にアミノプロピルトリエトキシシランを反応させて得られた固体などのアミノ基を含有する基が表面に結合されている無機固体;アミノ変性シリコーン樹脂などのアミノ基を含有するポリオルガノシロキサンなどが挙げられる。
多座配位子の配合量は、任意に設定することができるが、用いる有機金属化合物の1モルに対し、0.01モル以上、好ましくは0.1モル以上、より好ましくは1モル以上とするのが好ましい。
コーティング液の製造は、無溶媒下で行うこともできるが、必要に応じてメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;テトラヒドロフラン;ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;等の他、種々の溶媒が使用できる。このような溶媒としては、沸点が100℃以下のものが好ましく、任意に混合して使用することができる。溶媒量は任意に設定できるが、少なすぎると有機ケイ素化合物が析出しやすくなるため、有機ケイ素化合物1質量部に対し0.5〜30質量部、好ましくは、1〜20質量部とするのが好ましい。
本発明に用いられる中間転写体としては、ドラム状や無端ベルト状の公知の中間転写体を用いることができるが、中間転写ベルトを用いることが好ましい。中間転写ベルトは中間転写ドラムと比べて像担持体との当接部の周方向の接触幅を大きくすることができる上に、周方向の接触幅の調整も容易であるため、像担持体表面の研磨レートを、像担持体の寿命を悪化させない範囲で、像流れの防止に適した範囲に調整することが容易だからである。なお、像流れの抑制と像担持体の長寿命との両立という観点からは像担持体と中間転写ベルトとの当接部の回転方向の接触長さは1〜3mmの範囲内であることが好ましい。また、当接部の圧力としては、通常の一次転写を達成するための圧力範囲と共存させることが必要であり、20〜40N/mの範囲であることが望ましい。
中間転写ベルトとしては公知のものが利用でき、例えば、基材のみからなる半導電性の無端ベルトや、基材の外周面側に弾性層を設けた半導電性の無端ベルト、また、基材の外周面側に弾性層と表面層とをこの順に積層した半導電性の無端ベルト等を用いることができる。本発明においては、ポリイミド樹脂からなる厚さ80〜100ミクロンの無端ベルトを用いた。硬度は、市販の微小硬度計による硬度測定結果たとえば、20〜50度の範囲である。
本発明に用いられるトナーとしては、公知のトナーであれば特に限定されないが、外添剤として少なくとも研磨剤または潤滑剤、もしくは両方が外添されていることが特に好ましい。
また、トナーの形状係数SF1は140未満であることが好ましい。この形状係数SFが140以上になると、良好な転写性等が得られにくくなり、得られる画像の高画質化が困難となる場合がある。
なお、形状係数SF1とは下式(8)で定義される値である。
・式(8) SF1=(ML2/A)×(π/4)×100
ここで、MLはトナーの最大長(μm)、Aはトナーの投影面積(μm2)を表す。
まず、スライドグラス上に散布したトナーの光学顕微鏡像をビデオカメラを通じてルーゼックス画像解析装置に取り込み、50個以上のトナーについて最大長(ML)と投影面積(A)を測定する。次に、個々のトナーについて、式(8)に基づきSF1を算出し、これを平均した値を形状係数SFとして求めた。
本発明に用いられるトナーは、結着樹脂及び着色剤を含有し、必要に応じて離型剤やその他の添加剤を含有したものである。その結着樹脂は、従来よりトナーに用いられている結着樹脂を用いることができ、特に制限されない。
さらには、これら単独重合体、共重合体又は混合物に、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂等、非ビニル縮合系樹脂、又は、それらと前記ビニル系樹脂との混合物、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等を挙げることができる。
なお、研磨剤や潤滑剤等の外添剤の体積平均一次粒径は、マルチサイザー(日科機社製)を用い、アパーチャー径を100μmとして測定することができる。
この滑性粒子は、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩や、グラファイト、二硫化モリブデン、滑石、脂肪酸等の固体潤滑剤や、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類、加熱により軟化点を有するシリコーン類、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等のような脂肪族アミド類やカルナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス、木ロウ、ホホバ油等のような植物系ワックス、ミツロウのような動物系ワックス、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等のような鉱物、石油系ワックス、及びそれらの変性物が使用でき、これら列挙した材料を単独あるいは併用しても良い。これらの中でも、本発明においては、ステアリン酸亜鉛を用いることが好ましい。
具体的には、感光体や中間転写体表面に当接するように配置された回転可能なブラシと、このブラシの先端が一定深さで食い込むように配置された固体潤滑剤とを有する研磨剤供給手段が利用できる。これにより、感光体や中間転写体の回転に伴い、コンスタントに研磨剤や潤滑剤を感光体や中間転写体表面に供給することができる。
また、本発明に用いられるトナーには、上述した研磨剤、潤滑剤の他にも、例えば平均粒径10〜300nm程度のシリカおよびチタニア等の無機微粒子などの種々の外添剤を適宜量外添することができる。
二成分現像剤に使用し得るキャリアとしては、特に制限はなく、公知のキャリアを用いることができる。例えば、(1)酸化鉄、ニッケル、コバルト等の磁性金属、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物などの芯材のみからなるキャリア(ノンコートキャリア)や、(2)これら芯材の表面に樹脂層を設けた樹脂コートキャリア、(3)上述したような磁性体からなる磁性体粉をマトリックス樹脂中に分散させた構造を有する樹脂分散型キャリア等を用いることができる。
ここで、トナーに負帯電性を付与するための帯電付与樹脂としては、アミノ系樹脂、例えば、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂、およびエポキシ樹脂等があげられ、さらにポリビニルおよびポリビニリデン系樹脂、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、スチレンアクリル共重合樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エチルセルロース樹脂等のセルロース系樹脂等があげられる。
また、トナーに正帯電性を付与するための帯電付与樹脂としては、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化オレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げられる。
トナー成分のキャリアへの移行を防止するために用いられる表面エネルギーの低い樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリ弗化ビニル樹脂、ポリ弗化ビニリデン樹脂、ポリトリフルオロエチレン樹脂、ポリヘキサフルオロプロピレン樹脂、弗化ビニリデンとアクリル単量体との共重合体、弗化ビニリデンと弗化ビニルとの共重合体、テトラフルオロエチレンと弗化ビニリデンと非弗化単量体とのターポリマー等のフルオロターポリマー、およびシリコーン樹脂等があげられる。
熱可塑性樹脂の場合、ポリオレフィン系樹脂、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン;ポリビニルおよびポリビニリデン系樹脂、例えば、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテルおよびポリビニルケトン;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;スチレン−アクリル酸共重合体;オルガノシロキサン結合からなるストレートシリコン樹脂またはその変性品;フッ素樹脂、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン;ポリエステル;ポリカーボネート等が挙げられる。
芯材の体積平均粒径としては、一般的には10〜500μmであり、好ましくは30〜100μmである。
芯材を構成する多結晶材料の平均粒径が上述した範囲のように小さいと、キャリアが破壊された場合に、芯材が小さく細かく割れてしまう傾向にあるため、角の尖った微粉が発生し難くなる。このため、キャリアの破壊によりキャリア破片が発生しても、従来のノンコートキャリアや樹脂コートキャリアが破壊された場合と比べると、破片中に含まれる角の尖った成分が少ないため、像担持体と中間転写体との当接部で、破片が転がり運動しても感光体表面に傷が発生するのをより抑制することができ、さらに破片に起因したクリーニングブレードの欠けの発生も抑制できる。
それゆえ、このような観点からは、多結晶材料に含まれる結晶粒の平均粒径は1.5μm以下であることがより好ましい。但し、平均粒径が小さすぎる場合には、多結晶材料の結晶性が低下して、芯材自体の機械的強度が低下し、結果としてキャリアが破壊され易くなる場合もあるため、多結晶材料の平均粒径は、1.0μm以上であることが好ましい。
・式(9) D85/D50<1.5
ここで式(9)中、D50は前記結晶粒の粒度分布の小径側から累積が50個数%となる粒径を表し、D85は前記結晶粒の粒度分布の小径側から累積が85個数%となる粒径を表す。
粒度分布が広くなると、例え平均粒径が小さくても、個々の結晶粒の中には粗大なものも存在することになるため、キャリアが破壊された場合に、芯材が割れる際に、場合によっては大きく粗く割れてしまう可能性が高くなり、角の尖った破片が発生し易くなるためである。また、粗大結晶粒子が存在する場合、外的応力を分散させる効果が小さくなるだけでなく、芯材内部に比較的大きな空包を有してしまう場合があり芯材自体の強度が弱くなってしまう場合がある。
このような観点からD85/D50は1.3以下であることが好ましく、単分散に近いほど好ましい。
芯材に用いられる多結晶材料を構成する結晶粒の平均粒径や粒度分布は、使用する材料に応じて焼成温度等を調整することにより容易に制御でき、例えば、同一組成であれば、一般的には焼成温度をより低温にすることによって平均粒径を小さく、また粒度分布を狭くする方向に制御できる。
平均粒度及び粒度分布は集束イオンビーム加工観察装置(FB−2100、日立ハイテクノロジー社製)によりサンプルを白金蒸着し、印加電位40kV、150nAの条件下で切削し、電流値にて切削エネルギーを調整し芯材の断面を作製し観察を実施した。
芯材断面の画像は、加速電圧5kv、5000倍にて撮影した。次に撮像された画像中に観察される個々の結晶粒の長径を定規にて測定し、これを実寸長さに換算した。尚、測定および画像処理は15個の芯材の断面について実施した。
なお、芯材の断面に観察される個々の結晶粒は、必ずしもその中心部の断面として現れるものではないため、断面画像の2値化処理により得られた粒度分布(以下、「生粒度分布」と称す)には、結晶粒の中心部以外に端の部分の断面に起因する測定結果も含まれることになる。
このため、上述のD50およびD85の値は、結晶粒の端の部分の断面に起因する測定結果を生粒度分布から近似的に除外するために、生粒度分布の小径側から50個数%までの値を除いて得られた粒度分布を用いて求めた。
このような樹脂分散型キャリアは、感光体表面を傷つけるのに十分な硬度を有する磁性体成分が、比較的微小なサイズの磁性体粉としてキャリア中で分散して存在している。このため樹脂分散型キャリアが破壊されても、発生する磁性体粉からなる破片は一般的な樹脂コートキャリアやノンコートキャリアが破壊された際に発生する磁性体からなる破片と比べて小さく、像担持体と中間転写体との当接部で、破片が転がり運動しても感光体表面に傷が発生するのをより抑制することができ、さらに破片に起因したクリーニングブレードの欠けの発生も抑制できる。
また、磁性体粉のサイズとしては、キャリアの粒径にもよるものの個数平均粒径で0.02〜5μmの範囲内であることが好ましい。また、樹脂マトリックス中には2種以上の磁性体粉を分散させてもよい。なお、磁性体粉の個数平均粒径は以下のようにして求めることができる。すなわち、透過型電子顕微鏡により5000〜20000倍に拡大した写真画像を用い、ランダムに粒径0.01μm以上の粒子を300個以上抽出し、画像処理解析装置(ニレコ社(株)製、Luzex III)により水平方向フェレ径をもって金属酸化物粒径として測定し、平均化処理して個数平均粒径を算出する。
なお、樹脂分散型キャリア中に含まれる磁性体粉の含有量は、50重量%〜99重量%が好ましい。金属酸化物の量が50重量%未満であると帯電性が不安定になりやすくなる場合があり、99重量%を越えるとキャリア粒子の強度が低下して、キャリア粒子が破壊され易くなる場合がある。
次に、本発明に用いられるクリーニングブレード、並びに、これを用いた画像形成装置及びクリーニング装置の具体例について、図面を用いてより詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一例を示す概略模式図であり、いわゆるタンデム型の画像形成装置について示したものである。
図1中、21は本体ハウジング、22、22a〜22dは作像エンジン、23はベルトモジュール、24は記録材供給カセット、25は記録材搬送路、30は各感光体ユニット、31は感光体ドラム(像担持体)、33は各現像ユニット、34はクリーニング装置、35、35a〜35dは、トナーカートリッジ、40は露光ユニット、41はユニットケース、42はポリゴンミラー、51は一次転写装置、52は二次転写装置、53はベルトクリーニング装置、61はフィードロール、62はテイクアウェイロール、63はレジストロール、66は定着装置、67は排出ロール、68は排出トレイ、71は手差し供給装置、72はフィードロール、73は両面記録用ユニット、74は案内ロール、76は搬送路、77は搬送ロール、230は中間転写ベルト、231、232は張架ロール、521は二次転写ロール、531はクリーニングブレードを表す。
ここで、感光体ユニット30は、例えば感光体ドラム31と、この感光体ドラム31を予め帯電する帯電装置(図1中、不図示。後述する図2に示す帯電ロール32)と、感光体ドラム31上の残留トナーを除去するクリーニング装置34とを一体的にサブカートリッジ化したものである。
尚、感光体ユニット30を現像ユニット33から切り離して単独のCRUとしてもよいことは勿論である。また、図1中、符号35(35a〜35d)は各現像ユニット33に各色成分トナーを補給するためのトナーカートリッジである(トナー補給経路は図示せず)。
更にまた、中間転写ベルト230の最上流作像エンジン22aの上流側にはベルトクリーニング装置53が配設されており、中間転写ベルト230上の残留トナーを除去するようになっている。
更にまた、本体ハウジング21には両面記録用ユニット73が付設されており、この両面記録用ユニット73は、記録材の両面に画像記録を行う両面モード選択時に、片面記録済みの記録材を排出ロール67を逆転させ、かつ、入口手前の案内ロール74にて内部に取り込み、適宜数の搬送ロール77にて内部の記録材戻し搬送路76に沿って記録材を搬送し、再度レジストロール63側へと供給するものである。
図2は、本発明に用いられるクリーニング装置の一例を示す模式断面図であり、図1中に示すクリーニング装置34と共にサブカートリッジ化された感光体ドラム31、帯電ロール32や、現像ユニット33も同時に示した図である。
図2中、32は帯電ロール(帯電装置)、331はユニットケース、332は現像ロール、333は搬送オーガー、334は搬送パドル、335はトリミング部材、341はクリーニングケース、342はクリーニングブレード、344はフィルムシール、345は搬送オーガを表す。
図3は、本発明に用いられるクリーニングブレードの一例を示す模式断面図であり、図2中に示すクリーニングブレード342を、これに当接する感光体ドラム31と共に示した図である。ここで、図3中、342aはクリーニングエッジ側の層、342bは背面側の層を表す。
図3に示すクリーニングブレード342は、感光体ドラム31と当接するクリーニングエッジ側の層342aと、クリーニングエッジ側の層342aの感光体ドラム31が設けられた面と反対側の面に設けられた背面側の層342bとの二層からなり、ポリウレタンゴムからなる弾性材料で形成されたものである。
背面側の層342bを構成するポリウレタン材料としては、エステル系ポリウレタン、エーテル系ポリウレタンを挙げることができるが、エステル系ポリウレタンが好ましい。
ここで、ポリイソシアネートとしては、2,6−トルエンジイソシアネート(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、パラフェニレンジイソシアネート(PPDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、3,3−ジメチルジフェニル−4,4’−ジイソシアネート(TODI)などを挙げることができる。特に、性能及びコスト面で好適なものはMDIである。
また、上述したポリエステルポリオールを用いてウレタンゴムを製造するには、ポリエステルポリオール及び鎖延長剤としての短鎖ポリオールに、ポリイソシアネートを配合し、反応させる。反応はプレポリマー法やワンショット法など、ポリウレタンの一般的な製造方法を用いることができる。
ここで、クリーニングエッジ側の層342aは厚みが0.5mm、背面側の層342bは厚みが1.5mmに調整されている。なお、クリーニングブレード342は、例えば、予めシート状に作製したクリーニングエッジ側の層342aおよび背面側の層342bを、接着剤、両面テープ等を用いて各層の材料を貼り合わせて作製することができる。また、遠心成形を利用して作製する場合には、各層の原料を成形機に注入する際に、時間差を設けて順次注入することにより作製することもできる。
現像に際しては、現像ロール332に現像剤を供給した後、例えばトリミング部材335にて現像剤を層厚規制した状態で、感光体ドラム31に対向する現像領域に搬送される。
本実施の形態では、現像ユニット33としては、例えばトナーとキャリアとからなる二成分現像剤を使用するが、トナーのみからなる一成分現像剤を使用するものであっても差し支えない。
一方、各作像エンジン22(22a〜22d)において、感光体ドラム31上の残留トナーはクリーニング装置34にて清掃され、また、中間転写ベルト230上の残留トナーはベルトクリーニング装置53にて清掃される。
このような作像過程において、夫々の残留トナーはクリーニング装置34(又はベルトクリーニング装置53)によって清掃される。
図4は、本発明に用いられるクリーニングブレードの固定方法の一例を示す概略模式図であり、図中、342がクリーニングブレード、342cがバネ材、342dがホルダーを意味する。図4に示されるようにクリーニングブレード342は、その片面(感光体と当接しない側の面)が、板状のバネ材342cに接合固定されており、このバネ材342cのクリーニングブレードが固定された側と反対側の部分はホルダー342dに取り付けられている。バネ材342cとしては、塑性変形が起こりにくく、ヤング率の温度依存性の低いSUS等の金属部材が利用できる。
図4に示したようにバネ材やホルダを介してクリーニング装置のフレーム部材にクリーニングブレードを固定した場合には、クリーニングブレードの加圧に関してはバネ材が担うため、クリーニング装置のフレーム部材に対してクリーニングブレードを固定した場合と比べると、クリーニングブレードのへたりを抑制すると共に当接圧の環境依存性も小さくできる。それゆえ、長期に渡って感光体に対するクリーニングブレードの当接圧が安定し、優れたクリーニング性能が維持できる。
<クリーニングブレードA1>
まず、ポリオール成分として、ポリカプロラクトンポリオール(ダイセル化学社製、プラクセル205、平均分子量529、水酸基価212KOHmg/g)及びポリカプロラクトンポリオール(ダイセル化学社製、プラクセル240、平均分子量4155、水酸基価27KOHmg/g)とからなるハードセグメント材料と、2つ以上のヒドロキシル基を含むアクリル樹脂(綜研化学社製、アクトフローUMB−2005B)からなるソフトセグメント材料とを、8:2(質量比)の割合で混合した。
なお、この反応で使用したイソシアネート化合物量は、反応系に含まれる水酸基に対するイソシアネート基の比(イソシアネート基/水酸基)が0.5となるように選択したものである。
続いて、上記イソシアネート化合物を更に34.3質量部加え、窒素雰囲気下で70℃で3時間反応させて、プレポリマーを得た。
なお、プレポリマーの使用に際して利用したイソシアネート化合物の全量は40.56質量部である。
ハードセグメント材料としてはクリーニングブレードA1の作製に用いたのと同様のハードセグメント材料を用い、ソフトセグメント材料としては2つ以上のヒドロキシル基を含むポリブタジエン樹脂(出光興産社製、R−45HT)を用い、ハードセグメント材料とソフトセグメント材料と8:2の割合で混合した。
この混合物を用いた以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレードを作製し、クリーニングブレードA2を得た。
ハードセグメント材料としてはクリーニングブレードA1の作製に用いたのと同様のハードセグメント材料を用い、ソフトセグメント材料としては2つ以上のエポキシ基を含むエポキシ樹脂(大日本インキ化学工業製、EPICLON EXA−4850−150)を用い、ハードセグメント材料とソフトセグメント材料と8:2の割合で混合した。
この混合物を用いた以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレードを作製し、クリーニングブレードA3を得た。
ハードセグメント材料とソフトセグメント材料との混合物の代わりに、ポリオール成分のみを用い、このポリオール成分として用いたコロネート4086(日本ポリウレタン工業(株)製)100質量部に対して、イソシアネート化合物としてニッポラン4038(日本ポリウレタン工業(株)製)6.8質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、クリーニングブレードを作製し、クリーニングブレードB1を得た。
ハードセグメント材料とソフトセグメント材料との混合物の代わりに、ポリオール成分のみを用い、このポリオール成分として用いたコロネート4370(日本ポリウレタン工業(株)製)100質量部に対して、イソシアネート化合物としてニッポラン4379(日本ポリウレタン工業(株)製)75質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、クリーニングブレードを作製し、クリーニングブレードB2を得た。
ハードセグメント材料とソフトセグメント材料との混合物の代わりに、ポリオール成分のみを用い、このポリオール成分として用いたコロネート4370(日本ポリウレタン工業(株)製)100質量部に対して、イソシアネート化合物としてニッポラン4379(日本ポリウレタン工業(株)製)85質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、クリーニングブレードを作製し、クリーニングブレードB3を得た。
<感光体Aの作製>
(下引き層の作製)
酸化亜鉛(平均粒子径70nm、テイカ社製、比表面積値15m2/g)100質量部をテトラヒドロ500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(KBM503:信越化学社製)1.3質量部を添加し、2時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、130℃で3時間)焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛顔料を得た。
このアリザリン付与酸化亜鉛顔料60質量部と硬化剤(ブロック化イソシアネート、スミジュール3175、住友バイエルンウレタン社製)13.5質量部とブチラール樹脂(BM−1、積水化学社製)15質量部とをメチルエチルケトン85質量部に溶解した溶液38質量部と、メチルエチルケトン25質量部とを混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて2時間の分散を行い分散液を得た。
電荷発生物質としてのCukα線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.3゜,16.0゜,24.9゜,28.0゜の位置に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン15部、結着樹脂としての塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、日本ユニカー社製)10部、n−酢酸ブチル200部からなる混合物を、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間分散した。得られた分散液にn−酢酸ブチル175部、メチルエチルケトン180部を添加し、攪拌して電荷発生層用の塗布液を得た。この電荷発生層用塗布液を下引層上に浸漬塗布し、常温で乾燥して、厚みが0.2μmの電荷発生層を形成した。
N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミン45質量部及びビスフェノールZポリカーボネート樹脂(分子量:4万)55質量部をクロルベンゼン800質量部に加えて溶解し、電荷輸送層用塗布液を得た。この塗布液を電荷発生層上に塗布し、130℃、45分の乾燥を行って膜厚が15μmの電荷輸送層を形成した。
下記構造式(A)で表される化合物3.5質量部、レジトップPL−4852(群栄化学製)3質量部、ポリビニルフェノール樹脂(Aldrich製)0.5質量部、イソプロピルアルコール10質量部、並びに3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)0.2質量部を加えて保護層用塗布液を調製した。この塗布液を電荷輸送層の上に浸漬塗布法により塗布し、室温で30分風乾した後、150℃で1時間加熱処理して硬化させ、膜厚約3.5μmの表面保護層を形成して感光体Aを作製した。
(下引き層の作製)
ホーニング処理を施した外径30mmφの円筒状のAl基板上にジルコニウム化合物(商品名:オルガチックスZC540、マツモト製薬社製)100部、シラン化合物(商品名:A1100、日本ユニカー社製)10部、イソプロパノール400部、及びブタノール200部からなる溶液を浸漬塗布し、150℃にて、10分間加熱乾燥し、0.1μmの下引き層を形成した。
X線回折スペクトルにおけるブラッグ角 (2θ±0.2°) が、7.5°、9.9°、12.5°、16.3° 、18.6°、25.1°、28.3°に強い回折ピークを持つヒドロキシガリウムフタロシアニンの1部をポリビニルブチラール(エスレックBM−S、積水化学)1部および酢酸n−ブチル100部と混合し、ガラスビーズとともにペイントシェーカーで1時間処理して分散した後、得られた塗布液を下引き層上に浸漬コートし、100℃で10分間加熱乾燥して膜厚約0.15μmの電荷発生層を形成した。
次いで、下記構造式(B)で示される電荷輸送性化合物2部、ビスフェノールZポリカーボネート樹脂(分子量4万、三菱エンジニアリングプラスチック製ユーピロン)3部をクロロベンゼン20部に溶解させた塗布液を前記電荷発生層上に浸漬コーティング法で塗布し、110℃、40分の加熱を行なって膜厚15μmの電荷輸送層を形成した。
下記に示す構成材料を、イソプロピルアルコール5部、テトラヒドロフラン3部、蒸留水0.3部に溶解させ、イオン交換樹脂(ローム・アンド・ハース社製、アンバーリスト15E) 0.5部を加え、室温で攪拌することにより24時間加水分解を行った。
−構成材料−
・下記構造式(C)として示す化合物:2部
・メチルトリメトキシシラン:2部
・テトラメトキシシラン:0.3部
・コロイダルシリカ(国産化学社製):0.1部
・フッ素グラフトポリマー(ZX007C:富士化成製):0.5部
(下引層の形成)
4質量部のポリビニルブチラール樹脂(エスレックBM−S、積水化学社製)を溶解したn−ブチルアルコール170質量部に、有機ジルコニウム化合物(アセチルアセトンジルコニウムブチレート)30質量部および有機シラン化合物(γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)3質量部を添加、混合撹拌して下引層形成用の塗布液を得た。
この塗布液を、ホーニング処理により粗面化された外径30mmのアルミニウム基材の上に浸漬塗布し、室温で5分間風乾を行った後、支持体を10分間で50℃に昇温し、50℃、85%RH(露点47℃)の恒温恒湿槽中に入れて、20分間加湿硬化促進処理を行った。その後、熱風乾燥機に入れて170℃で10分間乾燥を行い下引層を形成した。
電荷発生材料として、塩化ガリウムフタロシアニンを用い、その15質量部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、日本ユニオンカーバイト社製)10質量部およびn−ブチルアルコール300質量部からなる混合物をサンドミルにて4時間分散して分散液を得た。この分散液を、上記下引層上に浸漬塗布し、乾燥して、膜厚0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニルベンジジン40質量部とビスフェノールZポリカーボネート樹脂(分子量40,000)60質量部とを、テトロヒドロフラン235質量部及びモノクロロベンゼン100質量部に十分に溶解混合して得られた塗布液を、電荷発生層まで形成したアルミニウム支持体上に浸漬塗布し、120℃で40分乾燥することにより、膜厚24μmの電荷輸送層を形成し、感光体Cを得た。
−樹脂微粒子分散液の調製−
スチレン370g、n−ブチルアクリレート30g、アクリル酸8g、ドデカンチオール24g、及び四臭化炭素4gを混合して溶解したものを、非イオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成社製)6g及びアニオン性界面活性剤(ネオゲンSC:第一工業製薬社製)10gをイオン交換水550gに溶解したものにフラスコ中で乳化分散させ、10分間ゆっくり混合しながら、これに過硫酸アンモニウム4gを溶解したイオン交換水50gを投入した。窒素置換を行った後、前記フラスコ内を攪拌しながら、内容物が70℃になるまでオイルバスで加熱し、5時間そのまま乳化重合を継続した。その結果、平均粒径が150nmであり、ガラス転移温度Tgが58℃、重量平均分子量Mwが11500の樹脂粒子が分散された樹脂微粒子分散液が調製された。この分散液の固形分濃度は40質量%であった。
カーボンブラック(モーガルL:キャボット社製)60g、ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成社製)6g、及びイオン交換水240gを混合して溶解したものを、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒径が250nmである着色剤(カーボンブラック)粒子が分散された着色剤分散剤(1)を調製した。
Cyan顔料(C.I.Pigment Blue15:3)60g、ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成社製)5g、及びイオン交換水240gを混合して溶解したものを、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒径が250nmである着色剤(Cyan顔料)粒子が分散された着色剤分散剤(2)を調製した。
Magenta顔料(C.I.Pigment Red122)60g、ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成社製)5g、及びイオン交換水 240gを混合して溶解したものを、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒径が250nmである着色剤(Magenta顔料)粒子が分散された着色剤分散剤(3)を調製した。
Yellow顔料(C.I.Pigment Yellow180)90g、ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成社製)5g、及びイオン交換水 240gを混合して溶解したものを、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒径が250nmである着色剤(Yellow顔料)粒子が分散された着色剤分散剤(4)を調製した。
パラフィンワックス(HNP0190:日本精蝋社製、融点85℃)100g、カチオン性界面活性剤(サニゾールB50:花王社製)5g、及びイオン交換水240gを混合し、95℃に加熱して、丸型ステンレス鋼製フラスコ中でホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、平均粒径が550nmである離型剤粒子が分散された離型剤分散液を調製した。
樹脂微粒子分散液234部、着色剤分散液(1)30部、離型剤分散液40部、ポリ水酸化アルミニウム(浅田化学社製、Paho2S)0.5部、及びイオン交換水600部を、丸型ステンレス鋼鉄フラスコ中でホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて混合し、分散した後、加熱用オイルバス中でフラスコ内を攪拌しながら40℃まで加熱した。40℃で30分保持した後、体積平均粒径D50が4.5μmの凝集粒子が生成していることを確認した。さらに加熱用オイルバスの温度を上げて56℃で1時間保持したところ、凝集粒子の体積平均粒径D50は5.3μmとなった。その後、この凝集粒子を含む分散液に26部の樹脂微粒子分散液を追加した後、加熱用オイルバスの温度を50℃にして30分間保持した。この凝集粒子を含む分散液に、1N水酸化ナトリウム液を加えることにより系のpHを7.0に調整した後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁気シールを用いて攪拌を継続しながら80℃まで加熱し、4時間保持した。冷却後、反応生成物を濾別し、イオン交換水で4回洗浄した後、凍結乾燥してトナー母粒子K1を作製した。トナー母粒子K1の体積平均粒径D50は5.9μm、形状係数SF1の平均値は132であった。
着色粒子分散液(1)の代わりに、着色粒子分散液(2)を用いた以外は、上記トナー母粒子K1と同様にしてトナー母粒子C1を作製した。このトナー母粒子C1の体積平均粒径D50は5.8μm、形状係数SF1の平均値は131であった。
着色粒子分散液(1)の代わりに、着色粒子分散液(3)を用いた以外は、前記トナー母粒子K1と同様にしてトナー母粒子M1を作製した。このトナー母粒子M1の体積平均粒径D50は5.5μm、形状係数SF1の平均値は135であった。
着色粒子分散液(1)の代わりに、着色粒子分散液(4)を用いた以外は、前記トナー母粒子K1と同様にしてトナー母粒子Y1を作製した。このトナー母粒子Y1の体積平均粒径D50は5.9μm、形状係数SF1の平均値は130であった。
前記トナー母粒子K1、C1、M1、及びY1のそれぞれ100部に、アナターゼ型酸化チタン(平均粒径20nm、i−ブチルトリメトキシシラン処理)1部、シリカ(ゾルゲル法により作製、体積平均粒径140nm、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)処理)2部、酸化セリウム(体積平均粒径0.7μm)0.8部、ステアリン酸亜鉛(ZNS−S:旭電化工業社製)0.3部を加え、5リットルヘンシェルミキサーを用い、周速30m/sで15分間ブレンドを行った後、45μmの目開きのシーブを用いて粗大粒子を除去し、トナーを作製した。
(樹脂分散型キャリアの作製)
・フェノール:10質量部
・ホルムアルデヒド溶液(ホルムアルデヒド約40重量%、メタノール約10重量%、残りは水):6質量部
・マグネタイト:31質量部(粒径0.24μm、比抵抗5×105 Ωcm)
・α−Fe2 O3:53質量部(粒径0.60μm、比抵抗8×109 Ωcm)
これを多分割分級機〔エルボウジェットラボEJ−L−3(日鉄鉱業社製)〕を用いて分級を行い、微粉をカットした。
その後、コート処理されたコア粒子を250℃で1時間キュアし、解砕した後100メッシュの篩で分級してキャリア粒子を得た。得られたキャリア粒子の個数平均粒径は約40μmであった。
トルエン14部、スチレン−メタクリレート共重合体(成分比:モル比90/10)2部、及びカーボンブラック(Regal330R、キャボット社製)0.2部を混合し、10分間スターラーで撹拌させて、カーボンブラックが分散した被覆層形成用溶液を調製した。次に、この被覆液とフェライト粒子(体積平均粒径:50μm)100部とを真空脱気型ニーダーに入れて、60℃において30分撹拌した後、さらに加温しながら減圧して脱気し、乾燥させることによりキャリアを作製した。
また、上記で得られた各々のキャリア100部と、各色のトナー5部と、をV−ブレンダーにより40rpmで20分間攪拌し、212μmの目開きを有するシーブで篩分することにより現像剤を作製した。
なお、以下の説明においては、キャリアとして樹脂分散型キャリアを用いて作製した現像剤を現像剤Aと称し、樹脂コートキャリアを用いて作製した現像剤を現像剤Bと称する場合がある。
以上に説明したクリーニングブレードA1〜A3、B1〜B3と、感光体A〜Cと、以下の表10に示すような組み合わせとなるように画像形成装置(富士ゼロックス社製、DocuCenter Color 400CP)に取りつけると共に、これらの構成に対して、樹脂分散型キャリアを含む現像剤Aおよび樹脂コートキャリアを含む現像剤Bを以下の表10に示すように組み合わせて用いて、感光体および中間転写体の周速を変えて各種評価を行った結果を以下の表10に示す。
像流れの評価は、高湿環境下(28℃、85RH%)にて、A4用紙(210×297mm、富士ゼロックス社製、P紙)全面に画像面積率30%乃至50%のハーフトーン画像を1000枚連続してプリントした後、装置を同様の高湿環境下にて約10時間放置した。放置後、感光体の一部分を純水を含ませた不織布で軽く拭き取り、感光体表面をクリーニングした。
続いて、同様のハーフトーン画像を再度プリントして得られたサンプルについて、不織布で軽く拭き取った部分に対応する画像部(像流れの原因となる放電生成物が除去された領域に対応する画像)の画像濃度Aと、不織布で拭き取らなかった部分に対応する画像部(像流れの原因となる放電生成物の付着が進行・蓄積している領域に対応する画像)の画像濃度Bとを、X−rite社製の濃度測定器(X−rite404A)により測定し、画像濃度Aと画像濃度Bとの差から像流れの発生具合を評価した。
像流れの評価基準は以下の通りである。なお、許容範囲は、G0〜G2である。
感光体傷は、A4用紙(210×297mm、富士ゼロックス社製、P紙)に5万枚の画像を形成する前後の感光体表面粗さRaを評価することにより実施した。
なお、表面粗さRaは、表面粗さ形状測定機(SURFCOM1500D−3DF、東京精密社製)を用いて測定した。なお、測定条件は、検出器S1500用標準/測定力0.7mN、測定子DT43801/先端形状2μmR60°円錐ダイヤモンド、測定面積3×3mm、測定ピッチX0.02mm/Y0.02mm、測定速度0.6mm/sとした。
感光体磨耗レートは、試験前と試験後の感光体の膜厚を渦電流式の膜厚計で計測しその差分にて算出し、感光体1000cycle当りの感光体磨耗レートとして算出した。
エッジ磨耗の評価に際しては、高温高湿環境(28℃、85RH%)下にて、感光体の積算回転数が100KサイクルになるまでA4用紙(210×297mm、富士ゼロックス社製、P紙)を用いて画像形成させた後のクリーニングブレードのエッジ先端の磨耗と、クリーニング不良とを併せて評価して判断した。
なお、テストに際しては、感光体とクリーニングブレードとの当接部における潤滑効果を小さくした過酷な条件で評価するために、形成する画像の像密度を1%とした。
また、クリーニング不良の評価は、上記のテスト終了後に、未転写ベタ画像(ベタ画像サイズ:400mm×290mm)が形成されたA3用紙を、感光体とクリーニングブレードとの間に給紙して、未定着画像の搬送方向最後端部分が感光体とクリーニングブレードとの当接部を通過し終えた直後に実機を停止し、トナーの擦り抜け有無を目視で確認し、顕著な擦り抜けが認められる場合をクリーニング不良とした。
なお、エッジ先端の磨耗や欠けにより、トナーを塞き止める部位が欠落している場合はエッジ磨耗深さや欠け深さが大きい程、上述したテストでクリーニング不良が発生し易くなるため、上記テストはエッジ先端の磨耗や欠けの定性的評価に有用である。
エッジ磨耗の評価基準を以下の表12に示す。なお、許容範囲はG0〜G2である。
エッジ欠けは、感光体表面に付着した異物が、感光体とクリーニングブレードとの当接部を何度も通過する事により発生する。それゆえ、クリーニングブレードの弾性が低下して、クリーニングブレードが異物と衝突した際のストレスが大きくなりやすい条件である低温低湿(10℃、15%RH)環境下において、5Kサイクル毎に5mm幅のトナーバンドを作製しつつ感光体ドラムを100Kサイクル走行させた後のエッジ欠けの深さ及び個数を測定した。
エッジ欠け深さは、クリーニングブレードの断面側をキーエンス社製、レーザー顕微鏡VK−8510により観察した際に、感光体表面側のエッジ欠落部深さを計測した。この際、幅が5μm以上の欠けの個数を評価した。エッジ欠けの評価基準を以下の表13に示す。なお、許容範囲はG0〜G2である。
22、22a〜22d 作像エンジン
23 ベルトモジュール
24 記録材供給カセット
25 記録材搬送路
30 感光体ユニット
31 感光体ドラム
32 帯電ロール
33 各現像ユニット
34 クリーニング装置
35、35a〜35d トナーカートリッジ
40 露光ユニット
41 ユニットケース
42 ポリゴンミラー
51 一次転写装置
52 二次転写装置
53 ベルトクリーニング装置
61 フィードロール
62 テイクアウェイロール
63 レジストロール
66 定着装置
67 排出ロール
68 排出トレイ
71 手差し供給装置
72 フィードロール
73 両面記録用ユニット
74 案内ロール
76 搬送路
77 搬送ロール
230 中間転写ベルト
231、232 張架ロール
331 ユニットケース
332 現像ロール
333 搬送オーガー
334 搬送パドル
335 トリミング部材
341 クリーニングケース
342 クリーニングブレード
342a クリーニングエッジ側の層
342b 背面側の層
342c バネ材
342d ホルダー
344 フィルムシール
345 搬送オーガ
521 二次転写ロール
531 クリーニングブレード
Claims (11)
- 架橋構造を持つ樹脂を含む表面層を有し、一方向に回転可能な像担持体表面を帯電する帯電工程と、帯電された前記像担持体表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、前記像担持体表面に形成されたトナー像を、前記像担持体表面と当接し且つ回転可能な中間転写体表面に転写する転写工程と、前記トナー像を前記中間転写体に転写した後の前記像担持体表面をこれに当接するクリーニングブレードによりクリーニングするクリーニング工程とを含み、
前記クリーニングブレードの前記像担持体表面と当接する部分の材料が下式(1)〜(3)を満たし、
前記像担持体の周速と前記中間転写体の周速との差の絶対値が0より大きく、
少なくとも前記像担持体と前記中間転写体との当接部に研磨剤が存在することを特徴とする画像形成方法。
・式(1) 3.92≦M≦29.42
・式(2) 0<α≦0.294
・式(3) S≧250
〔但し、式(1)〜(3)中、Mは100%モジュラス(MPa)を表し、αは、応力−歪曲線において、歪量が100%〜200%の間における歪量変化(Δ歪量)に対する応力変化(Δ応力)の割合{Δ応力/Δ歪量=(歪量200%における応力−歪量100%における応力)/(200−100)}(MPa/%)を表し、Sは、JIS K6251(ダンベル状3号形試験片使用)に基づいて測定された破断伸び(%)を表す。〕 - 前記現像剤が前記トナーとキャリアとを含み、
前記キャリアが、樹脂マトリックスと該樹脂マトリックス中に分散する磁性体粉とを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。 - 前記研磨剤が酸化セリウムであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記クリーニング工程が、前記像担持体表面と前記クリーニングブレードとの当接部に前記研磨剤と潤滑剤とを介在させて行われ、且つ、前記潤滑剤がステアリン酸亜鉛であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記クリーニングブレードの前記像担持体に対する垂直抗力が35N/m以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 架橋構造を持つ樹脂を含む表面層を有し、一方向に回転可能な像担持体と、該像担持体表面を帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体表面を露光して静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、前記像担持体表面に当接した状態で前記像担持体表面に転写されたトナー像がその表面に転写される回転可能な中間転写体と、前記像担持体表面に当接し且つ前記トナー像を前記中間転写体に転写した後の前記像担持体表面をクリーニングするクリーニングブレードとを含み、
前記クリーニングブレードの前記像担持体表面と当接する部分の材料が下式(4)〜(6)を満たし、
前記像担持体の周速と前記中間転写体の周速との差の絶対値が0より大きく、
少なくとも前記像担持体と前記中間転写体との当接部に研磨剤が存在することを特徴とする画像形成装置。
・式(4) 3.92≦M≦29.42
・式(5) 0<α≦0.294
・式(6) S≧250
〔但し、式(4)〜(6)中、Mは100%モジュラス(MPa)を表し、αは、応力−歪曲線において、歪量が100%〜200%の間における歪量変化(Δ歪量)に対する応力変化(Δ応力)の割合{Δ応力/Δ歪量=(歪量200%における応力−歪量100%における応力)/(200−100)}(MPa/%)を表し、Sは、JIS K6251(ダンベル状3号形試験片使用)に基づいて測定された破断伸び(%)を表す。〕 - 前記現像剤が前記トナーとキャリアとを含み、
前記キャリアが、樹脂マトリックスと該樹脂マトリックス中に分散する磁性体粉とを含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記研磨剤が酸化セリウムであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記クリーニングが、前記像担持体表面と前記クリーニングブレードとの当接部に前記研磨剤と潤滑剤とを介在させて行われ、且つ、前記潤滑剤がステアリン酸亜鉛であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 前記クリーニングブレードの前記像担持体に対する垂直抗力が35N/m以上であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 画像形成装置本体に対して脱着可能なプロセスカートリッジを有し、前記プロセスカートリッジが、少なくとも前記像担持体および前記クリーニングブレードを含むことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006049170A JP2007226054A (ja) | 2006-02-24 | 2006-02-24 | 画像形成方法および画像形成装置 |
US11/518,288 US7796934B2 (en) | 2006-02-24 | 2006-09-11 | Image forming method using cleaning blade and image forming apparatus with cleaning blade |
CN200610142257.6A CN100510980C (zh) | 2006-02-24 | 2006-10-10 | 成像方法和成像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006049170A JP2007226054A (ja) | 2006-02-24 | 2006-02-24 | 画像形成方法および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007226054A true JP2007226054A (ja) | 2007-09-06 |
Family
ID=38457880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006049170A Pending JP2007226054A (ja) | 2006-02-24 | 2006-02-24 | 画像形成方法および画像形成装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7796934B2 (ja) |
JP (1) | JP2007226054A (ja) |
CN (1) | CN100510980C (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010113724A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | 戸田工業株式会社 | 磁性複合粒子、磁性キャリアおよび現像剤 |
JP2010237604A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toda Kogyo Corp | 磁性複合粒子、磁性キャリア、および、現像剤 |
JP2011095422A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Toda Kogyo Corp | 磁性キャリア及び現像剤 |
JP2011095423A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Toda Kogyo Corp | 磁性複合粒子、磁性キャリア、および、現像剤 |
JP2011112820A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
KR20140039962A (ko) * | 2012-09-25 | 2014-04-02 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 화상 형성 장치, 및 프로세스 카트리지 |
JP2015014652A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
JP2015187640A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
CN110540431A (zh) * | 2019-08-05 | 2019-12-06 | 无锡斯贝尔磁性材料有限公司 | 一种汽车电子专用低损耗、高BS、宽温MnZn软磁铁氧体生坯的烧结方法 |
Families Citing this family (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4431605B2 (ja) * | 2007-08-09 | 2010-03-17 | シャープ株式会社 | トナーの製造方法、トナー、二成分現像剤、現像装置および画像形成装置 |
JP2009263632A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、インクジェット記録用水性インクの評価方法およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 |
JP2009263633A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Brother Ind Ltd | インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、インクジェット記録用水性インクの評価方法およびインクジェット記録用水性インクの製造方法 |
JP5532378B2 (ja) * | 2008-06-13 | 2014-06-25 | 株式会社リコー | クリーニングブレード、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP5573472B2 (ja) * | 2009-09-02 | 2014-08-20 | 株式会社リコー | 像担持体保護剤、保護剤供給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
KR20110091373A (ko) * | 2010-02-05 | 2011-08-11 | 삼성정밀화학 주식회사 | 토너의 제조방법 |
CN102163014A (zh) * | 2010-02-23 | 2011-08-24 | 富士施乐株式会社 | 图像形成设备和处理盒 |
JP5625411B2 (ja) * | 2010-03-17 | 2014-11-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ |
JP5734093B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2015-06-10 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
US8457529B2 (en) * | 2010-11-05 | 2013-06-04 | Xerox Corporation | Preemptive photoreceptor velocity modulation to minimize transient banding |
JP2014130318A (ja) * | 2012-11-30 | 2014-07-10 | Tokai Rubber Ind Ltd | 電子写真用部材 |
JP6080573B2 (ja) * | 2013-01-31 | 2017-02-15 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
US8971764B2 (en) | 2013-03-29 | 2015-03-03 | Xerox Corporation | Image forming system comprising effective imaging apparatus and toner pairing |
US8951708B2 (en) | 2013-06-05 | 2015-02-10 | Xerox Corporation | Method of making toners |
US9575458B2 (en) | 2013-11-08 | 2017-02-21 | Xerox Corporation | Method for lubricating imaging member by applying lubricant-containing capsules via a non-contact applicator |
FR3025317B1 (fr) * | 2014-08-26 | 2022-09-23 | Imabiotech | Methode de caracterisation d'un echantillon par imagerie par spectrometrie de masse |
JP2016206608A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 株式会社沖データ | クリーニングブレード及び画像形成装置 |
JP6582776B2 (ja) | 2015-09-14 | 2019-10-02 | 富士ゼロックス株式会社 | シリカ粒子、及びシリカ粒子の製造方法 |
JP6610317B2 (ja) * | 2016-02-10 | 2019-11-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP6642077B2 (ja) | 2016-02-10 | 2020-02-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP6648547B2 (ja) | 2016-02-10 | 2020-02-14 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び、画像形成方法 |
JP6750245B2 (ja) * | 2016-02-19 | 2020-09-02 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
JP6650809B2 (ja) * | 2016-03-30 | 2020-02-19 | 住友理工株式会社 | クリーニングブレード |
US10162278B2 (en) * | 2017-02-28 | 2018-12-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member, process cartridge and electrophotographic apparatus |
JP6733602B2 (ja) * | 2017-05-19 | 2020-08-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | ドラムユニット及び画像形成装置 |
EP3580616A4 (en) * | 2017-06-28 | 2020-05-06 | HP Indigo B.V. | LIQUID ELECTROSTATIC INK DEVELOPER ARRANGEMENT |
JP2019133056A (ja) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | コニカミノルタ株式会社 | クリーニングブレードおよびこれを備えた画像形成装置 |
CN108535305B (zh) * | 2018-03-30 | 2020-10-02 | 南京大学 | 一种基于元素成像的超导纳米线均匀性分析的方法 |
JP6989926B2 (ja) * | 2018-07-25 | 2022-01-12 | 株式会社ミヤコシ | 乾燥装置及びそれを備えるインクジェット印刷装置 |
JP7155717B2 (ja) * | 2018-07-31 | 2022-10-19 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
CN109796125B (zh) * | 2019-01-30 | 2023-09-12 | 东莞市轩驰智能科技有限公司 | 离心成型加工方法及其加工装置 |
JP7358276B2 (ja) * | 2019-03-15 | 2023-10-10 | キヤノン株式会社 | 電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
CN112388863B (zh) * | 2020-11-26 | 2022-06-14 | 沙洋宇杰科技股份有限公司 | 一种生产用塑料回收制粒装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1010790A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-01-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 磁性体分散型キャリア及びその製造方法、静電荷像現像剤、並びに、画像形成方法 |
JPH1026845A (ja) * | 1996-07-10 | 1998-01-27 | Konica Corp | 画像形成方法 |
JP2002304038A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Seiko Epson Corp | カラー画像形成装置 |
JP2003005581A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-08 | Kyocera Corp | カラー画像形成装置及び該装置の制御方法 |
JP3443721B2 (ja) * | 1995-05-25 | 2003-09-08 | コニカ株式会社 | クリーニング方法及びそれを用いた電子写真画像形成装置と装置ユニット |
JP2003323095A (ja) * | 2002-05-07 | 2003-11-14 | Canon Inc | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2004086142A (ja) * | 2002-06-26 | 2004-03-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用感光体、電子写真用部材、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2006030730A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0652461B2 (ja) * | 1982-05-24 | 1994-07-06 | キヤノン株式会社 | 電子写真装置、電子写真装置の保守方法および該保守方法に用いるクリーニング部材 |
JP2542204B2 (ja) * | 1986-12-23 | 1996-10-09 | 東洋ゴム工業株式会社 | 電子写真複写機のクリ―ニングブレ―ド |
JPH04305666A (ja) | 1991-04-03 | 1992-10-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2865029B2 (ja) | 1994-10-24 | 1999-03-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 電荷輸送性ポリエステルを用いた有機電子デバイス |
JP2894257B2 (ja) | 1994-10-24 | 1999-05-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 新規電荷輸送性ポリマー、その製造法およびそれを用いた有機電子デバイス |
US6534228B2 (en) * | 2000-05-18 | 2003-03-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member and image forming apparatus |
EP1180731B1 (en) * | 2000-08-11 | 2009-09-30 | Synztec Co., Ltd. | Rubber member for use in electrophotographic apparatus and rubber member for separating paper sheets |
JP2002251033A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-06 | Ricoh Co Ltd | カラートナー、その製造方法及び画像形成方法 |
JP3841341B2 (ja) * | 2001-03-07 | 2006-11-01 | 株式会社リコー | 静電潜像現像方法 |
JP3576990B2 (ja) | 2001-03-29 | 2004-10-13 | キヤノン化成株式会社 | クリーニングブレード、電子写真装置、クリーニングブレードの製造方法 |
JP3457956B2 (ja) | 2001-07-23 | 2003-10-20 | 東芝テック株式会社 | 画像形成装置 |
US6594463B2 (en) * | 2001-08-23 | 2003-07-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus and method with intermediate transfer member |
MXPA02012553A (es) | 2001-12-21 | 2004-09-03 | Canon Kk | Miembro electrofotografico fotosensible, cartucho de proceso y aparato electrofotografico. |
JP4647232B2 (ja) * | 2003-06-24 | 2011-03-09 | 株式会社リコー | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2005062807A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-03-10 | Canon Inc | トナー |
JP2005070274A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、プロセスカートリッジ、トナー |
US20060127138A1 (en) * | 2004-12-10 | 2006-06-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Semiconductive endless belt and electrophotographic apparatus |
JP4748983B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2011-08-17 | 京セラミタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP4779703B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2011-09-28 | 富士ゼロックス株式会社 | クリーニングブレード、並びに、これを用いたクリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
CN1828453A (zh) | 2005-03-04 | 2006-09-06 | 富士施乐株式会社 | 清洁刮板和使用其的清洁装置、处理盒和成像装置 |
JP4643324B2 (ja) * | 2005-03-18 | 2011-03-02 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
US7471924B2 (en) * | 2005-07-25 | 2008-12-30 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Cleaning unit and image forming apparatus |
-
2006
- 2006-02-24 JP JP2006049170A patent/JP2007226054A/ja active Pending
- 2006-09-11 US US11/518,288 patent/US7796934B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2006-10-10 CN CN200610142257.6A patent/CN100510980C/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3443721B2 (ja) * | 1995-05-25 | 2003-09-08 | コニカ株式会社 | クリーニング方法及びそれを用いた電子写真画像形成装置と装置ユニット |
JPH1010790A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-01-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 磁性体分散型キャリア及びその製造方法、静電荷像現像剤、並びに、画像形成方法 |
JPH1026845A (ja) * | 1996-07-10 | 1998-01-27 | Konica Corp | 画像形成方法 |
JP2002304038A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Seiko Epson Corp | カラー画像形成装置 |
JP2003005581A (ja) * | 2001-06-27 | 2003-01-08 | Kyocera Corp | カラー画像形成装置及び該装置の制御方法 |
JP2003323095A (ja) * | 2002-05-07 | 2003-11-14 | Canon Inc | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2004086142A (ja) * | 2002-06-26 | 2004-03-18 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用感光体、電子写真用部材、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2006030730A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010113724A1 (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-07 | 戸田工業株式会社 | 磁性複合粒子、磁性キャリアおよび現像剤 |
JP2010237604A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toda Kogyo Corp | 磁性複合粒子、磁性キャリア、および、現像剤 |
US8852840B2 (en) | 2009-03-31 | 2014-10-07 | Toda Kogyo Corporation | Magnetic composite particles, magnetic carrier and developer |
JP2011095422A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Toda Kogyo Corp | 磁性キャリア及び現像剤 |
JP2011095423A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Toda Kogyo Corp | 磁性複合粒子、磁性キャリア、および、現像剤 |
JP2011112820A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
KR20140039962A (ko) * | 2012-09-25 | 2014-04-02 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 화상 형성 장치, 및 프로세스 카트리지 |
KR101725493B1 (ko) * | 2012-09-25 | 2017-04-11 | 후지제롯쿠스 가부시끼가이샤 | 화상 형성 장치, 및 프로세스 카트리지 |
JP2015014652A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
JP2015187640A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
CN110540431A (zh) * | 2019-08-05 | 2019-12-06 | 无锡斯贝尔磁性材料有限公司 | 一种汽车电子专用低损耗、高BS、宽温MnZn软磁铁氧体生坯的烧结方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20070201917A1 (en) | 2007-08-30 |
CN101025587A (zh) | 2007-08-29 |
CN100510980C (zh) | 2009-07-08 |
US7796934B2 (en) | 2010-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007226054A (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP4779703B2 (ja) | クリーニングブレード、並びに、これを用いたクリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4134753B2 (ja) | 電子写真用感光体、電子写真用部材、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP4715259B2 (ja) | 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 | |
JP2009156978A (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP4779909B2 (ja) | クリーニングブレード、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4581926B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2006163302A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
KR100881381B1 (ko) | 상담지체 및 화상 형성 장치 | |
JP4544096B2 (ja) | 画像形成装置、電子写真用トナー、および電子写真用現像剤 | |
JP2007171742A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4674447B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008129450A (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2006085042A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004287075A (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2006243642A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4432688B2 (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2005284262A (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2007057831A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006267733A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004109920A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006047869A (ja) | 電子写真感光体及びその製造方法、電子写真装置、プロセスカートリッジ | |
JP2008134573A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2007114720A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4840064B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110125 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110607 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120605 |