JP2005189509A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】像担持体11の表面11aから残トナーを掻き取るクリーニングブレード151と、像担持体表面11aに潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段142,154と、帯電ロール表面121aに付着した付着物を除去する除去部材123とを備え、像担持体11は、像担持体表面11aの十点平均粗さRzが2.0μm以下のものであり、帯電ロール121は、帯電ロール表面121aの十点平均粗さRzが10μm以下のものである。
【選択図】 図1
Description
上記転写領域よりも下流側であって上記帯電領域よりも上流側の位置に配備され、上記像担持体の表面から残トナーを掻き取る、その表面に先端を接触させた板状のクリーニングブレードと、
上記帯電領域よりも下流側であって上記クリーニングブレードが上記像担持体の表面に接するクリーニング領域よりも上流側の位置に配備された、その像担持体表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、
上記帯電ロール表面に付着した付着物を除去する除去部材とを備え、
上記像担持体は、その像担持体表面の十点平均粗さRzが2.0μm以下のものであり、
上記帯電ロールは、その帯電ロール表面の十点平均粗さRzが10μm以下のものであることを特徴とする。
上記像担持体が、最表面に電荷輸送能を有する構造単位をもち、かつ架橋構造を有するシロキサン系樹脂を含有した表面層を有するものであることがより好ましい。
F−[D−Si (R2)(3-a) Qa ]b (I)
(式中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、Dは可とう性サブユニット、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、aは1〜3の整数、bは1〜4の整数を表わす。)
また、上記構造単位が、下記一般式(II)から誘導されたものであることも
好適である。
F−(R1−ZH)m (II)
(式中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R1はアルキレン基、Zは酸素原子、硫黄原子またはNH、mは1〜4の整数を示す。)
さらに、上記一般式(I)で示される化合物が、特に下記一般式(III)で
表される構造のものであることがより好適である。
また、上記シロキサン系樹脂もしくはその前駆体が、下記一般式(IV)で示される有機ケイ素化合物もしくはその加水分解物もしくはその加水分解縮合物を少なくとも1種以上含むものであることも好ましい。
B―(Si(R2)(3-a) Qa) 2 (IV)
(式中、Bは2価の有機基、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、aは1〜3の整数を表わす。)
またさらに、前記現像装置が、潤滑剤および重合法で作られたトナーを収容したトナー収容体を有するものであってもよい。
F−[D−Si (R2)(3-a) Qa ]b (I)
(式中、Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、Dは可とう性サブユニット、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、aは1〜3の整数、bは1〜4の整数を表わす。)
F−(R1−ZH)m (II)
(式中Fは正孔輸送能を有する化合物から誘導される有機基、R1はアルキレン基、Zは酸素原子、硫黄原子またはNH、mは1〜4の整数を示す。)
一般式(I)、(II)で示される化合物のさらに好ましいものとして、有機
基Fが特に下記一般式(III)で示されるものを用いたものをあげる事ができる。
また、上記一般式(III)におけるAr1〜Ar4はそれぞれ独立に置換または未置換のアリール基を示し、具体的には、以下の構造群1に示されるものが好ましい。
また、上記構造群3中のWは以下の構造群4で示されるものが好ましい。
また、上記一般式(III)におけるAr5の具体的構造としては、k=0の時は上記Ar1〜Ar4のm=1の構造があげられ、k=1の時は上記Ar1〜Ar4のm=0の構造が挙げられる。
B―(Si(R2)(3-a) Qa) 2 (IV)
(式中、Bは2価の有機基、R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、aは1〜3の整数を表わす。)
具体的には、以下の表4に示すような構造式IV−1から構造式IV−16のものをあげることができるがものを好ましいものとしてあげることができるが、これらに限られることはない。
上記一般式(V)で示される繰り返し構造単位を持つ環状化合物として、市販の環状シロキサンをあげることができる。具体的には、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状ジメチルシクロシロキサン類、1,3,5−トリメチル−1,3,5−トリフェニルシクロトリシロキサン、1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラフェニルシクロテトラシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタメチル−1,3,5,7,9−ペンタフェニルシクロペンタシロキサン等の環状メチルフェニルシクロシロキサン類、ヘキサフェニルシクロトリシロキサン等の環状フェニルシクロシロキサン類、3−(3,3,3−トリフルオロプロピル)メチルシクロトリシロキサン等のフッ素含有シクロシロキサン類、メチルヒドロシロキサン混合物、ペンタメチルシクロペンタシロキサン、フェニルヒドロシクロシロキサンなどのヒドロシリル基含有シクロシロキサン類、ペンタビニルペンタメチルシクロペンタシロキサンなどのビニル基含有シクロシロキサン類等の環状のシロキサン等をあげることができる。
Si (R2)(4-c) Qc (VI)
(式中R2は水素、アルキル基、置換あるいは未置換のアリール基、Qは加水分解性基を表わし、cは1〜4の整数を表わす。)
上記一般式(VI)で示される化合物の具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等の四官能性アルコキシシラン(c=4);メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、メチルジメトキシエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、(トリデカフルオロ −1,1,2,2−テトラヒドロオクチル)トリエトキシシラン、(3,3,3−トリフルオロプロピル)トリメトキシシラン、3−(ヘプタフルオロイソプロポキシ)プロピルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロアルキルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルトリエトキシシラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルトリエトシキシラン等の三官能性アルコキシシラン(c=3);ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン等の二官能性アルコキシシラン(c=2);トリメチルメトキシシラン等の1官能アルコキシシラン(c=1)等のシランカップリング剤があげられる。膜の強度を向上させるためには3および4官能のアルコキシシランが好ましく、可とう性、製膜性を向上させるためには2および1官能のアルコキシシランが好ましい。
多座配位子の配合量は、任意に設定することができるが、用いる有機金属化合物の1モルに対し、0.01モル以上、好ましくは0.1モル以上、より好ましくは1モル以上とするのが好ましい。ケイ素含有コーティング剤の製造は、無溶媒下で行うこともできるが、必要に応じてメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;テトラヒドロフラン;ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類;等の他、種々の溶媒が使用できる。このような溶媒としては、沸点が100℃以下のものが好ましく、任意に混合して使用することができる。溶媒量は任意に設定できるが、少なすぎると有機ケイ素化合物が析出しやすくなるため、有機ケイ素化合物1重量部に対し0.5〜30重量部、好ましくは、1〜20重量部とするのが好ましい。
記と同様のものを用いることができる。膜厚は5〜50μm程度が好ましく、10〜40μmとするのがさらに好ましい。
上記式(1)において、αは圧子形状による定数を表す。
なお、上記ダイナミック超微小硬度の測定は、ダイナミック超微小硬度計DUH−W201S((株)島津製作所社製)により行った。ダイナミック超微小硬度は、軟質材料測定により、三角錐圧子(頂角:115°、α:3.8584)を、帯電ロールに押込み速度0.14mN/s、試験荷重1.0mNで進入させた時の押込み深さDを測定することにより求めた。
(感光体ドラム(1)の作製)
円筒上のAl基板をセンタレス研磨装置により研磨し、表面粗さをRz=0.6μmとしたのち、洗浄工程として脱脂処理を行い、2wt%水酸化ナトリウム溶液で1分間エッチング処理、中和処理、更に純水洗浄を順に行った。次に、陽極酸化処理工程として10wt%硫酸溶液によりAl基板表面に陽極酸化膜(電流密度1.0A/dm2)を形成した。水洗後、1wt%酢酸ニッケル溶液80℃に20分間浸漬して封孔処理を行った。更に純水洗浄、乾燥処理を行った。このようにして、円筒上のAl基板表面に7μmの陽極酸化膜(下引層)を形成した。次いで、ポリビニルブチラール(エスレックBM−S、積水化学)1部および酢酸n−ブチル100質量部の混合物に、X線回折スペクトルにおけるブラッグ角(2θ±0.2°)が7.4°、16.6°、25.5°、28.3°に強い回折ピークを持つクロロガリウムフタロシアニンを1質量部混合し、ガラスビーズとともにペイントシェーカーで1時間分散処理することで塗布液を得た。得られた塗布液を陽極酸化膜上に浸漬コートし、100℃で10分間加熱乾燥して膜厚約0.15μmの電荷発生層を形成した。次に、N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−N,N′−ジフェニルベンジジン40質量部とビスフェノールZポリカーボネート樹脂(分子量40,000)60質量部とをテトロヒドロフラン280質量部及びトルエン120質量部に十分に溶解混合した後、4フッ化エチレン樹脂粒子10質量部を加え、さらに混合した。このとき、室温を25℃に設定し、混合工程における液温度を25℃に保った。その後、ガラスビーズを用いたサンドグラインダーにて分散し、4フッ化エチレン樹脂粒子分散液を作成した。このとき、サンドクラインダーのベッセルに24℃の水を流し、分散液の温度を50℃に保持した。得られた塗布液を上記電荷発生層の上に浸漬塗布し、乾燥することにより、膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。これを感光体ドラム(1)とする。感光体ドラムの表面の十点平均粗さRzは、0.30μmだった。
(感光体ドラム(2)の作製)
感光体ドラム(1)上に下記に示す構成材料を、イソプロピルアルコール5質量部、テトラヒドロフラン3質量部、蒸留水0.3質量部に溶解させ、イオン交換樹脂(アンバーリスト15E)0.5質量部を加え、室温で攪拌することにより24時間加水分解を行った。
構成材料
下記構造式(VIII)で示す化合物 2.0質量部
メチルトリメトキシシラン 2.0質量部
テトラメトキシシラン 0.5質量部
コロイダルシリカ 0.3質量部
(現像剤(1)の作製)
以下の説明において、各物性値の測定は以下の方法にて行った。
<トナー、複合粒子粒度分布>
マルチサイザー(日科機社製)を用い、アパーチャー径100μmのもので測定した。以下、小径側から累積分布を描いて、累積50%となる粒径を累積体積平均粒径D50と定義する。
<トナー、複合粒子平均形状係数ML2/A>
下記式で計算された値を意味し、真球の場合、ML2/A=100となる。
ML2/A=(最大長)2×π×100/(面積×4)
平均形状係数を求める為の具体的な手法として、トナー画像を光学顕微鏡から画像解析装置(LUZEXIII、ニレコ社製)に取り込み、円相当径を測定して、最大長及び面積から、個々の粒子について上記式のML2/Aの値を求めた。
<トナー母粒子の製造>
[樹脂微粒子分散液の調整]
スチレン370質量部、n−ブチルアクリレート30質量部、アクリル酸8質量部、ドデカンチオール24質量部、四臭化炭素4質量部を混合して溶解したものを、非イオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製)6質量部及びアニオン性界面活性剤(ネオゲンSC:第一工業製薬(株)製)10質量部をイオン交換水550質量部に溶解したフラスコ中で乳化重合させ、10分間ゆっくり混合しながら、これに過硫酸アンモニウム4質量部を溶解したイオン交換水50質量部を投入した。窒素置換を行った後、前記フラスコ内を攪拌しながら内容物が70℃になるまでオイルバスで加熱し、5時間そのまま乳化重合を継続した。その結果、平均粒子径が150nmであり、Tg=58℃、重量平均分子量Mw=11500の樹脂粒子が分散された樹脂微粒子分散液が得られた。この分散液の固形分濃度は40重量%であった。
[着色剤分散液(1)の調整]
カーボンブラック(モーガルL:キャボット製) 60質量部
ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製) 6質量部
イオン交換水 240質量部
以上の成分を混合して、溶解、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒子径が250nmである着色剤(カーボンブラック)粒子が分散された着色剤分散剤(1)を調整した。
[着色剤分散液(2)の調整]
Cyan顔料:C.I.Pigment Blue15:3 60質量部
ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製) 5質量部
イオン交換水 240質量部
以上の成分を混合して、溶解、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒子径が250nmである着色剤(Cyan顔料)粒子が分散された着色剤分散剤(2)を調整した。
[着色剤分散液(3)の調整]
Magenta顔料:C.I.Pigment Red122 60質量部
ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製) 5質量部
イオン交換水 240質量部
以上の成分を混合して、溶解、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒子径が250nmである着色剤(Magenta顔料)粒子が分散された着色剤分散剤(3)を調整した。
[着色分散液(4)の調整]
Yellow顔料:C.I.Pigment Yellow180 90質量部
ノニオン性界面活性剤(ノニポール400:三洋化成(株)製) 5質量部
イオン交換水 240質量部
以上の成分を混合して、溶解、ホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間攪拌し、その後、アルティマイザーにて分散処理して平均粒子径が250nmである着色剤(Yellow顔料)粒子が分散された着色剤分散剤(4)を調整した。
[離型剤分散液の調整]
パラフィンワックス(HNP0190:日本精蝋(株)製、融点85℃) 100質量部
カチオン性界面活性剤 (サニゾールB50:花王(株)製) 5質量部
イオン交換水 240質量部
以上の成分を、丸型ステンレス鋼製フラスコ中でホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて10分間分散した後、圧力吐出型ホモジナイザーで分散処理し、平均粒径が550nmである離型剤粒子が分散された離型剤分散液を調整した。
[トナー母粒子K1の調整]
樹脂微粒子分散液(複合微粒子調整の時に作成したもの) 234部
着色剤分散液(1) 30部
離型剤分散液 40部
ポリ水酸化アルミニウム(浅田化学社製、Paho2S) 0.5部
イオン交換水 600部
以上の成分を、丸型ステンレス鋼鉄フラスコ中でホモジナイザー(ウルトラタラックスT50:IKA社製)を用いて混合し、分散した後、加熱用オイルバス中でフラスコ内を攪拌しながら40℃まで加熱した。40℃で30分保持した後、D50が4.5μmの凝集粒子が生成していることを確認した。更に加熱用オイルバスの温度を上げて56℃で1時間保持し、D50は5.3μmとなった。その後、この凝集体粒子を含む分散液に26重量部の樹脂微粒子分散液を追加した後、加熱用オイルバスの温度を50℃まで上げて30分間保持した。この凝集体粒子を含む分散液、1N水酸化ナトリウムを追加して、系のpHを7.0に調整した後ステンレス製フラスコを密閉し、磁気シールを用いて攪拌を継続しながら80℃まで加熱し、4時間保持した。冷却後、このトナー母粒子を濾別し、イオン交換水で4回洗浄した後、凍結乾燥してトナー母粒子K1を得た。トナー母粒子K1のD50が5.9μm、平均形状係数ML2/Aは132であった。
[トナー母粒子C1の調整]
着色粒子分散液(1)のかわりに、着色粒子分散液(2)を用いる以外はトナー母粒子K1と同様にしてトナー母粒子C1を得た。このトナー母粒子C1のD50は5.8μm,平均形状係数ML2/Aは131であった。
[トナー母粒子M1の調整]
着色粒子分散液(1)のかわりに、着色粒子分散液(3)を用いる以外はトナー母粒子K1と同様にしてトナー母粒子M1を得た。このトナー母粒子M1のD50は5.5μm,平均形状係数ML2/Aは135であった。
[トナー母粒子Y1の調整]
着色粒子分散液(1)のかわりに、着色粒子分散液(4)を用いる以外はトナー母粒子K1と同様にしてトナー母粒子Y1を得た。このトナー母粒子Y1のD50は5.9μm,平均形状係数ML2/Aは130であった。
<キャリヤの製造>
フェライト粒子(平均粒径:50μm) 100質量部
トルエン 14質量部
スチレン/メチルメタクリレート共重合体(成分比:90/10) 2質量部
カーボンブラック(R330:キャボット社製) 0.2質量部
まず、フェライト粒子を除く上記成分を10分間スターラーで撹拌させて、分散した被覆液を調整し、次に、この被覆液とフェライト粒子を真空脱気型ニーダーに入れて、60℃において30分撹拌した後、さらに加温しながら減圧して脱気し、乾燥させることによりキャリヤを得た。このキャリヤは、1000V/cmの印加電界時の体積固有抵抗値が1011Ωcmであった。
(現像剤(2)の作製)
現像剤(1)のトナー(1)と同様なトナー母粒子及びキャリアを用い、更にステアリン酸亜鉛0.05部をブレンド時に添加する以外は現像剤(1)と同条件で作製した。
(現像剤(3)の作製)
現像剤(1)のトナー(1)と同様なトナー母粒子及びキャリアを用い、更にステアリン酸亜鉛0.2部をブレンド時に添加する以外は現像剤(1)と同条件で作成した。
(現像剤(4)の作製)
現像剤(1)のトナー(1)と同様なトナー母粒子及びキャリアを用い、更にステアリン酸亜鉛0.5部をブレンド時に添加する以外は現像剤(1)と同条件で作成した。
(実施例1)
実験機として帯電装置を接触型帯電装置(帯電ロールには直流電圧を重畳した交流電圧を印加)に改造した富士ゼロックスDocu Center Color 500を用い、感光体用のクリーニングブレードの当接圧力を4.0gf/mm、当接角度を25°とした。
◎:問題無し
○:非常に軽微に濃度ムラが発生
×:濃度ムラ発生
××:悪いレベルで濃度ムラ発生
また、表5中の帯電器汚れグレードの欄に示された記号は、以下のような評価結果を表す。
◎:付着量少(良好)
○:付着量少、軽微に付着ムラ(許容範囲)
×:付着量多
××:付着量多、付着ムラ大
(実施例2)
現像装置のトナー収容体に現像剤(2)を収容した以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(実施例3)
現像装置のトナー収容体に現像剤(4)を収容した以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(実施例4)
帯電ロールの表面から付着物を除去する部材として、ブラシの密度が16000本/645.16mm2であるナイロンブラシを用いた以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(実施例5)
帯電ロールの表面から付着物を除去する部材として、ブラシの密度が14000本/645.16mm2であるナイロンブラシを用いた以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(実施例6)
帯電ロールとして、表面の十点平均粗さRzが4.1μmのものを用いた以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(実施例7)
帯電ロールとして、表面の十点平均粗さRzが8.6μmのものを用いた以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(実施例8)
感光体ドラムとして、表面層を有する感光体ドラム(2)を用いた以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(実施例9)
感光体ドラムのクリーニング装置を、図3に示す、ブロック状の潤滑剤と潤滑剤供給ブラシを備えたものに変更し、現像装置のトナー収容体にステアリン酸亜鉛無添加の現像剤(1)を用いた以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(比較例1)
帯電ロールの表面から付着物を除去する部材を省いた以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(比較例2)
現像装置のトナー収容体にステアリン酸亜鉛無添加の現像剤(1)を用いた以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
(比較例3)
帯電ロールとして、表面の十点平均粗さRzが10.5μmのものを用いた以外は実施例1と同様な実験を行った。結果を表5に示す。
10 トナー像形成ユニット
11 感光体ドラム
11a 表面
111 表面層
12 接触型帯電装置
121 帯電ロール
121a 表面
122 電源
123 クリーニングブラシ
1231 毛部
13 露光器
14 現像装置
141 トナー収容体
142 現像ロール
15 クリーニング装置
151 クリーニングブレード
153 潤滑剤
154 潤滑剤供給ブラシ
16 除電器
20 1次転写ロール
30 中間転写ベルト
40 一括転写装置
50 定着装置
60 用紙トレイ
70 ベルトクリーナ
Claims (4)
- 表面に静電潜像が形成される像担持体と、電圧が印加されて該像担持体表面に接触した状態で回転することにより該表面を帯電させる帯電ロールとを備え、該像担持体を、該帯電ロールにより該表面を帯電させる帯電領域と、帯電後の該表面に静電潜像を形成し該静電潜像をトナーで現像して該表面にトナー像を形成する現像領域と、該トナー像を該表面から所定の被転写面に転写する転写領域とを経由して循環移動させることにより該被転写面にトナー像を転写し、最終的に該トナー像を記録媒体上に定着させることにより該記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
前記転写領域よりも下流側であって前記帯電領域よりも上流側の位置に配備され、前記像担持体の表面から残トナーを掻き取る、該表面に先端を接触させた板状のクリーニングブレードと、
前記帯電領域よりも下流側であって前記クリーニングブレードが前記像担持体の表面に接するクリーニング領域よりも上流側の位置に配備された、該像担持体表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、
前記帯電ロール表面に付着した付着物を除去する除去部材とを備え、
前記像担持体は、該像担持体表面の十点平均粗さRzが2.0μm以下のものであり、
前記帯電ロールは、該帯電ロール表面の十点平均粗さRzが10μm以下のものであることを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像領域に配備され、トナーおよび潤滑剤を収容したトナー収容体を有し、前記像担持体表面に、該トナー収容体に収容されたトナーを移行させるとともに該トナー収容体に収容された潤滑剤を供給する、前記潤滑剤供給手段を兼ねた現像装置を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記除去部材は、密度15000本/645.16mm2以上で植毛された毛部を有し、該毛部の先端が前記帯電ロール表面に接触したものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記除去部材が、前記帯電ロール表面に対して接離自在なものであって、少なくとも前記現像領域において前記像担持体にトナー像が形成される際には該帯電ロール表面から離間した状態にあり、任意の、前記現像領域において該像担持体にトナー像が非形成の際には該帯電ロール表面に接するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003430742A JP2005189509A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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