JP2010197613A - 感光体の評価方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】感光体の評価方法は、感光体をクリーニングする工程と、クリーニングされた感光体のATR−IRスペクトルを測定する工程と、ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対するシリカに由来するピークの面積の比、及び、ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対する潤滑剤に由来するピークの面積の比を算出する工程と、クリーニングされた感光体は、使用が可能であるかどうかを判定する工程を有し、ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対するシリカに由来するピークの面積の比が所定の値未満であると共に、ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対する潤滑剤に由来するピークの面積の比が所定の値未満である場合に、クリーニングされた感光体は、使用が可能であると判定される。
【選択図】なし
Description
市場から回収された図1に示すプロセスカートリッジ110から感光体ドラム20本を取り出した後、クリーニングした。なお、プロセスカートリッジ110は、潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛とパルミチン酸亜鉛の混合物(質量比65:35)が用いられている。次に、20本の感光体ドラムを、傷、凹み、歪み等が無いか、機械で外観を検査した。外観を検査した結果、3本の感光体ドラムは、傷又は凹みがあり、不良品と判定された。さらに、残りの17本の感光体ドラムを、付着物が無いか、目視で外観を検査した。その結果、1本の感光体ドラムは、明らかに付着物があり、不良品と判定された。
実施例1と同様にして、機械及び目視で外観を検査して良品と判定され、使用が可能であると判定された感光体ドラム50本を用いて、実施例1と同様にして、常温常湿で1000枚画像を形成し、クリーニングした後、28℃、70%RHで100枚画像を形成した。その結果、全ての感光体ドラムは、100枚目まで、高画質な画像が形成された。
実施例1と同様にして、機械及び目視で外観を検査して良品と判定された感光体ドラムを、特許文献1に開示されている評価方法で評価した。具体的には、まず、特許文献1の図7に示す評価装置に感光体ドラムを暗室内で取り付けた。次に、感光体ドラム(1)を120rpmで回転させながら、紫外LED(3)のOSSV5111A(OptoSupply社製)を用いて、感光体ドラム(1)の表面からの距離が5cmの位置から、ピーク波長が400nmの紫外光を照射した。このとき、紫外LED(3)には、DC5Vの低電圧に電流制限抵抗を入れて20mAを供給した。また、Siフォトダイオード(6)のS7686(浜松ホトニクス社製)を感光体ドラム(1)から発光された蛍光を受光するように取り付け、紫外LED(3)とSiフォトダイオード(6)を左端から右端に向けて2mm/秒の速度で移動させた。なお、紫外光の照射時間は、1箇所当たり5秒間であった。Siフォトダイオード(6)で受光した信号は、オペアンプで増幅し、信号の変化を調べた。その結果、信号の変化が認められず、フィルミングの存在が認められなかった感光体ドラム50本のATR−IRスペクトルを、実施例1と同様にして測定した。
Claims (6)
- 感光体をクリーニングする工程と、
該クリーニングされた感光体のATR−IRスペクトルを測定する工程と、
該ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対するシリカに由来するピークの面積の比、及び、該ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対する潤滑剤に由来するピークの面積の比を算出する工程と、
前記クリーニングされた感光体は、使用が可能であるかどうかを判定する工程を有し、
前記ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対するシリカに由来するピークの面積の比が所定の値未満であると共に、前記ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対する潤滑剤に由来するピークの面積の比が所定の値未満である場合に、前記クリーニングされた感光体は、使用が可能であると判定されることを特徴とする感光体の評価方法。 - 感光体をクリーニングする工程と、
該クリーニングされた感光体のATR−IRスペクトルを測定する工程と、
該ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークを基準として、該ATR−IRスペクトルと、前記感光体の新品のATR−IRスペクトルの差スペクトルを求める工程と、
前記ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対する前記差スペクトルのシリカに由来するピークの面積の比、及び、前記ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対する前記差スペクトルの潤滑剤に由来するピークの面積の比を算出する工程と、
前記クリーニングされた感光体は、使用が可能であるかどうかを判定する工程を有し、
前記ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対する前記差スペクトルのシリカに由来するピークの面積の比が所定の値未満であると共に、前記ATR−IRスペクトルの感光体に由来するピークの面積に対する前記差スペクトルの潤滑剤に由来するピークの面積の比が所定の値未満である場合に、前記クリーニングされた感光体は、使用が可能であると判定されることを特徴とする感光体の評価方法。 - 前記感光体は、ポリカーボネートを含有する表面層が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の感光体の評価方法。
- 前記感光体に由来するピークは、カーボネート基のピークであることを特徴とする請求項3に記載の感光体の評価方法。
- 前記潤滑剤は、ステアリン酸亜鉛とパルミチン酸亜鉛の混合物であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の感光体の評価方法。
- 前記ATR−IRスペクトルを測定する際に、ATRプリズムとして、Geプリズムを用い、赤外光の入射角を30°以上60°以下とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の感光体の評価方法。
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