JP2010196495A - 動力発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型軽量で製造や取扱いが容易な動力発生装置を提供すること。
【解決手段】本発明では、動力発生装置において、偏芯荷重を有する第1及び第2の回転体を回転中心をずらして垂直回転自在かつ互いに平行に配置するとともに、第1及び第2の回転体それぞれに係合体を係脱自在に設け、回転途中において第1及び第2の回転体が係合体を介して係合することで一方の回転体の慣性力を利用して他方の回転体を上死点まで回転させ、第1又は第2の回転体の回転軸から動力を取出すことにした。また、前記第1及び第2の回転体の回転軸のいずれか一方の回転軸を中空状に形成するとともに、その中空部に他方の回転軸を挿通させることにした。
【選択図】図1
【解決手段】本発明では、動力発生装置において、偏芯荷重を有する第1及び第2の回転体を回転中心をずらして垂直回転自在かつ互いに平行に配置するとともに、第1及び第2の回転体それぞれに係合体を係脱自在に設け、回転途中において第1及び第2の回転体が係合体を介して係合することで一方の回転体の慣性力を利用して他方の回転体を上死点まで回転させ、第1又は第2の回転体の回転軸から動力を取出すことにした。また、前記第1及び第2の回転体の回転軸のいずれか一方の回転軸を中空状に形成するとともに、その中空部に他方の回転軸を挿通させることにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、動力発生装置に関するものである。
従来より、動力発生装置においては、動力出力軸に偏芯荷重を有するフライホイールを取付けた構造となっている(たとえば、特許文献1参照。)。
この従来の動力発生装置では、動力出力軸の回転に連動してフライホイールが回転し、このフライホイールの回転によってフライホイールの偏芯荷重に応じた遠心力が動力出力軸に作用し、動力出力軸がフライホイールの遠心力の作用により回転するように構成している。
ところが、上記従来の動力発生装置では、動力出力軸に取付けたフライホイールの偏芯荷重に応じた遠心力が作用することになるために、動力出力軸の回転をより一層円滑に行わせるためには、フライホイールの偏芯荷重を増大させなければならず、装置全体が大型化や重量化してしまい、製造や取扱いが困難なものとなってしまうおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、動力発生装置において、偏芯荷重を有する第1及び第2の回転体を回転中心をずらして垂直回転自在かつ互いに平行に配置するとともに、第1及び第2の回転体それぞれに係合体を係脱自在に設け、回転途中において第1及び第2の回転体が係合体を介して係合することで一方の回転体の慣性力を利用して他方の回転体を上死点まで回転させ、第1又は第2の回転体の回転軸から動力を取出すことにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記第1及び第2の回転体の回転軸のいずれか一方の回転軸を中空状に形成するとともに、その中空部に他方の回転軸を挿通させることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、動力発生装置において、偏芯荷重を有する第1及び第2の回転体を回転中心をずらして垂直回転自在かつ互いに平行に配置するとともに、第1及び第2の回転体それぞれに係合体を係脱自在に設け、回転途中において第1及び第2の回転体が係合体を介して係合することで一方の回転体の慣性力を利用して他方の回転体を上死点まで回転させ、第1又は第2の回転体の回転軸から動力を取出すことにしているために、小型軽量で製造や取扱いが容易な動力発生装置とすることができる。
特に、第1及び第2の回転体の回転軸のいずれか一方の回転軸を中空状に形成するとともに、その中空部に他方の回転軸を挿通させることにした場合には、第1及び第2の回転体の正面側及び背面側のいずれ側からも動力を取出すことができ、より一層取扱いが容易な動力発生装置とすることができる。
以下に、本発明に係る動力発生装置の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1〜図4に示すように、動力発生装置1は、基台2の上部に第1の支持体3と第2の支持体4とを前後に間隔をあけて垂直かつ互いに平行に取付けている。
そして、第1の支持体3には、上部に軸受5を取付け、軸受5に第1の回転軸6を回転軸線を水平にして回転自在に挿通し、第1の回転軸6に円板状の第1の回転体7を第1の支持体3よりも後方側に取付けている。なお、ここでは、第1の回転軸6を軸受5で片持ち支持しているが、両持ち支持するようにしてもよい。
第1の回転体7は、回転中心となる第1の回転軸6から偏芯した位置に錘8が内蔵されており、偏芯荷重を有した構造となっている。なお、錘8の位置や重量は第1の回転体7に要求される回転モーメントに応じて適宜設定するようにしている。
また、第1の回転体7は、外周部に2個の突起状の係合体9を半径方向に向けて取付けている。なお、係合体9の長さや個数や位置は適宜設定するようにしている。
このようにして、第1の回転体7は、第1の支持体3の軸受5で第1の回転軸6を回転自在に軸支されており、垂直面上で回転することができるようになっている。
一方、第2の支持体4には、上部に軸受10を軸受5とは中心位置をずらした位置に取付け、軸受10に中空状の第2の回転軸11を回転軸線を水平にして回転自在に挿通し、第2の回転軸11に円板状の第2の回転体12を第2の支持体4よりも前方側において第1の回転体7と平行に取付けており、第2の回転軸11の中空部に第1の回転軸6を挿通させている。なお、ここでは、第2の回転軸11を軸受10で片持ち支持しているが、両持ち支持するようにしてもよい。
第2の回転体12は、回転中心となる第2の回転軸11から偏芯した位置に錘13が内蔵されており、偏芯荷重を有した構造となっている。なお、錘13の位置や重量は第2の回転体12に要求される回転モーメントに応じて適宜設定するようにしている。
また、第2の回転体12は、外縁部に8個の突起状の係合体14を前方に向けて取付けている。なお、係合体14の長さや個数や位置は適宜設定するようにしている。
このようにして、第2の回転体12は、第2の支持体4の軸受10で第2の回転軸11を回転自在に軸支されており、垂直面上で回転することができるようになっている。
また、第1及び第2の回転体7,12は、回転中心をずらして垂直回転自在かつ互いに平行に配置されている。
そして、動力発生装置1は、第1及び第2の回転体7,12が回転している間に第1の回転体7に設けたいずれかの係合体9と第2の回転体12に設けたいずれかの係合体14とが互いに係合し或いは離脱するようにしている。すなわち、図1において、第1の回転体7に設けた係合体9の先端部の軌跡が一点鎖線で現され、第2の回転体12に設けた係合体14の軌跡が二点鎖線で現され、一点鎖線で現された第1の回転体7に設けた係合体9の先端部の軌跡が二点鎖線で現された第2の回転体12に設けた係合体14の軌跡よりも外側になる部分では、第1の回転体7に設けたいずれかの係合体9と第2の回転体12に設けたいずれかの係合体14とが互いに係合した状態となり、一方、一点鎖線で現された第1の回転体7に設けた係合体9の先端部の軌跡が二点鎖線で現された第2の回転体12に設けた係合体14の軌跡よりも内側になる部分では、第1の回転体7に設けたいずれの係合体9も第2の回転体12に設けたいずれの係合体14に係合せずに離脱した状態となる。
これにより、動力発生装置1は、図5に示すように、第1及び第2の回転体7,12を錘8,13が上端部に位置する状態で制止し(図5(a)参照。)、その後、第1及び第2の回転体7,12を反時計回り(右方向)に回転させると(図5(b)参照。)、第2の回転体12が上死点よりも手前で停止してしまっても第1の回転体7に設けた係合体9と第2の回転体12に設けた係合体14とが係合し(図5(c)参照。)、第1及び第2の回転体7,12が係合体9,14を介して係合することで第1の回転体7の慣性力で第2の回転体12を上死点を越える位置まで回転させることができ(図5(d)参照。)、その後、第1の回転体7が上死点よりも手前で停止してしまっても第1の回転体7に設けた係合体9と第2の回転体12に設けた係合体14とが係合し(図5(e)参照。)、第1及び第2の回転体7,12が係合体9,14を介して係合することで第2の回転体12の慣性力で第1の回転体7を上死点を越える位置まで回転させることができる(図5(f)参照。)。
このようにして、動力発生装置1は、第1及び第2の回転体7,12を機械損消によって停止するまで連続的に回転させることができ、第1又は第2の回転軸6,11から動力を取出すことができる。
以上に説明したように、上記動力発生装置1では、偏芯荷重を有する第1及び第2の回転体7,12を回転中心をずらして垂直回転自在かつ互いに平行に配置するとともに、第1及び第2の回転体7,12それぞれに係合体9,14を係脱自在に設け、回転途中において第1及び第2の回転体7,12が係合体9,14を介して係合することで一方の回転体7(12)の慣性力を利用して他方の回転体12(7)を上死点まで回転させ、第1又は第2の回転体7,12の回転軸6,11から動力を取出すことにしている。
そのため、上記構成の動力発生装置1では、小型軽量で製造や取扱いが容易な動力発生装置1とすることができる。
また、上記動力発生装置1では、第2の回転軸11を中空状に形成するとともに、その中空部に第1の回転軸6を挿通させている。なお、第1の回転軸6を中空状に形成するとともに、その中空部に第2の回転軸11を挿通させるようにしてもよい。
そのため、上記構成の動力発生装置1では、第1及び第2の回転体7,12の正面側及び背面側のいずれ側からも動力を取出すことができ、より一層取扱いが容易な動力発生装置1とすることができる。
1 動力発生装置
2 基台
3,4 支持体
5,10 軸受
6,11 回転軸
7,12 回転体
8,13 錘
9,14 係合体
2 基台
3,4 支持体
5,10 軸受
6,11 回転軸
7,12 回転体
8,13 錘
9,14 係合体
Claims (2)
- 偏芯荷重を有する第1及び第2の回転体を回転中心をずらして垂直回転自在かつ互いに平行に配置するとともに、第1及び第2の回転体それぞれに係合体を係脱自在に設け、回転途中において第1及び第2の回転体が係合体を介して係合することで一方の回転体の慣性力を利用して他方の回転体を上死点まで回転させ、第1又は第2の回転体の回転軸から動力を取出すことを特徴とする動力発生装置。
- 前記第1及び第2の回転体の回転軸のいずれか一方の回転軸を中空状に形成するとともに、その中空部に他方の回転軸を挿通させたことを特徴とする請求項1に記載の動力発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009039446A JP2010196495A (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 動力発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009039446A JP2010196495A (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 動力発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010196495A true JP2010196495A (ja) | 2010-09-09 |
Family
ID=42821467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009039446A Withdrawn JP2010196495A (ja) | 2009-02-23 | 2009-02-23 | 動力発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010196495A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011002017A1 (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-06 | Koga Osami | フライホイールエネルギー貯蔵装置 |
-
2009
- 2009-02-23 JP JP2009039446A patent/JP2010196495A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011002017A1 (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-06 | Koga Osami | フライホイールエネルギー貯蔵装置 |
JPWO2011002017A1 (ja) * | 2009-07-01 | 2012-12-13 | 修身 古賀 | フライホイールエネルギー貯蔵装置 |
JP5602732B2 (ja) * | 2009-07-01 | 2014-10-08 | 修身 古賀 | フライホイールエネルギー貯蔵装置 |
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