JPWO2011002017A1 - フライホイールエネルギー貯蔵装置 - Google Patents

フライホイールエネルギー貯蔵装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2011002017A1
JPWO2011002017A1 JP2011520954A JP2011520954A JPWO2011002017A1 JP WO2011002017 A1 JPWO2011002017 A1 JP WO2011002017A1 JP 2011520954 A JP2011520954 A JP 2011520954A JP 2011520954 A JP2011520954 A JP 2011520954A JP WO2011002017 A1 JPWO2011002017 A1 JP WO2011002017A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flywheel
energy storage
storage device
rotating shaft
superconducting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011520954A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5602732B2 (ja
Inventor
修身 古賀
修身 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPWO2011002017A1 publication Critical patent/JPWO2011002017A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5602732B2 publication Critical patent/JP5602732B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03GSPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03G3/00Other motors, e.g. gravity or inertia motors
    • F03G3/08Other motors, e.g. gravity or inertia motors using flywheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/04Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
    • F16C32/0406Magnetic bearings
    • F16C32/0408Passive magnetic bearings
    • F16C32/0436Passive magnetic bearings with a conductor on one part movable with respect to a magnetic field, e.g. a body of copper on one part and a permanent magnet on the other part
    • F16C32/0438Passive magnetic bearings with a conductor on one part movable with respect to a magnetic field, e.g. a body of copper on one part and a permanent magnet on the other part with a superconducting body, e.g. a body made of high temperature superconducting material such as YBaCuO
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
    • F16C2361/55Flywheel systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

本発明では、フライホイールエネルギー貯蔵装置の回転損失を低減させ、フライホイールエネルギー貯蔵装置のエネルギーの貯蔵時間や貯蔵量を増大させることを目的とする。本発明では、フライホイール(5、40)を接続した回転軸(3、38)を超伝導スラスト軸受(4、39)で回動自在に支持したフライホイールエネルギー貯蔵装置(1、36)において、回転軸(3、38)の中途部にフライホイール(5、40)を接続し、フライホイール(5、40)の前後で回転軸(3、38)を超伝導スラスト軸受(4、4、39、39)で回動自在に支持するとともに、フライホイール(5、40)を超伝導スラスト軸受(6、41、41)で回動自在に支持することにした。

Description

本発明は、フライホイールを接続した回転軸を超伝導スラスト軸受で回動自在に支持したフライホイールエネルギー貯蔵装置に関するものである。
近年、エネルギーを一時的に貯蔵しておき必要時に取出せるようにしたフライホイールエネルギー貯蔵装置が開発されている。
このフライホイールエネルギー貯蔵装置は、回転軸を超伝導スラスト軸受で回動自在に支持するとともに、回転軸にフライホイールを接続した構成となっている(たとえば、特許文献1参照。)。
そして、余剰エネルギーなどを利用して回転軸を回転させ、フライホイールに作用する遠心力を利用して長時間にわたって回転軸を回転させ続け、これによりエネルギーを貯蔵し、その後、必要となったときに回転軸からエネルギーを取出すようにしていた。
特開2006−300017号公報
従来のフライホイールエネルギー貯蔵装置にあっては、回転損失を低減させることによってエネルギーの貯蔵時間や貯蔵量を増大させることが課題となっていた。
特に、従来のフライホイールエネルギー貯蔵装置では、フライホイールの遠心力によって回転軸が撓み、回転損失が生じてしまうおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、フライホイールを接続した回転軸を超伝導スラスト軸受で回動自在に支持したフライホイールエネルギー貯蔵装置において、回転軸の中途部にフライホイールを接続し、フライホイールの前後で回転軸を超伝導スラスト軸受で回動自在に支持するとともに、フライホイールを超伝導スラスト軸受で回動自在に支持することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記フライホイールは、回転軸の回転中心から偏芯させた位置に円環体を配置するとともに、円環体と回転軸との間に円周方向に向けて等間隔に配置したスポークを介設し、回転軸にスポークを半径方向に向けて摺動自在に接続する一方、円環体にスポークを円周方向に向けて移動可能かつ係止可能に接続することにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項2に係る本発明において、前記円環体にガイドレールを形成するとともにガイドレールの所定位置にストッパーを形成する一方、前記スポークにガイドレールに沿って滑動する車輪を設け、車輪がガイドレールに沿って滑動することでスポークを円周方向に向けて移動可能とし、車輪とストッパーとが当接することでスポークを係止可能とすることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、フライホイールを接続した回転軸を超伝導スラスト軸受で回動自在に支持したフライホイールエネルギー貯蔵装置において、回転軸の中途部にフライホイールを接続し、フライホイールの前後で回転軸を超伝導スラスト軸受で回動自在に支持するとともに、フライホイールを超伝導スラスト軸受で回動自在に支持することにしているために、フライホイールの遠心力によって回転軸が撓んでしまうのを防止することができ、回転損失を低減させることができ、フライホイールエネルギー貯蔵装置のエネルギーの貯蔵時間や貯蔵量を増大させることができる。
また、本発明では、回転軸の回転中心から偏芯させた位置に円環体を配置するとともに、円環体と回転軸との間に円周方向に向けて等間隔に配置したスポークを介設し、回転軸にスポークを半径方向に向けて摺動自在に接続する一方、円環体にスポークを円周方向に向けて移動可能かつ係止可能に接続することにしているために、回転軸とフライホイールとの回転差を吸収しながら回転軸を撓ませることなく回転軸とフライホイールとを連動連結させることができる。
また、本発明では、円環体にガイドレールを形成するとともにガイドレールの所定位置にストッパーを形成する一方、スポークにガイドレールに沿って滑動する車輪を設け、車輪がガイドレールに沿って滑動することでスポークを円周方向に向けて移動可能とし、車輪とストッパーとが当接することでスポークを係止可能とすることにしているために、回転軸とフライホイールとの連動機構を組立容易な構造とすることができる。
実施例1に係るフライホイールエネルギー貯蔵装置を示す正面図。 同右側面図。 同中央端面図。 同前側端面図。 同後側断面図。 同軸周り展開側面図。 実施例2に係るフライホイールエネルギー貯蔵装置を示す正面図。 同右側面図。 同中央端面図。 同前側端面図。 同後側断面図。 同軸周り展開側面図。
以下に、本発明に係るフライホイールエネルギー貯蔵装置の具体的な構造を実施例1及び実施例2に分けて図面を参照しながら説明する。
[実施例1]
図1〜図6に示すように、実施例1に係るフライホイールエネルギー貯蔵装置1は、ケーシング2に前後に伸延する回転軸3を前後一対の超伝導スラスト軸受4,4を介して回動自在に取付けるとともに、回転軸3の中央部にフライホイール5を接続し、フライホイール5をケーシング2に超伝導スラスト軸受6を介して回動自在に取付けている。
ケーシング2は、矩形板状の基台7の前後端左側部に前後一対の板状の支持台8.9を立設して支持台8,9で超伝導スラスト軸受4,4を支持するとともに、基台7の中央部に板状の支持台10を立設して支持台10で超伝導スラスト軸受6を支持している。
回転軸3は、中空円筒状に形成しており、フライホイール5よりも前方位置及び後方位置でケーシング2に取付けた超伝導スラスト軸受4,4で回動自在に支持されている。
超伝導スラスト軸受4,4は、回転軸3の外周部に円環状のローター側の永久磁石11を取付ける一方、ケーシング2の支持台8,9の上部に中空円環状のケース12を取付け、ケース12の内周面に超伝導物質からなるステーター側の超伝導体13を円周方向に間隔をあけて複数個埋設している。なお、ここではケース12と超伝導体13とを別体で形成しているが、一体的に形成するようにしてもよい。
また、超伝導スラスト軸受4,4は、ケース12の左側部に中空部へ連通する注入口14と排出口15とを形成しており、超伝導体13を冷却するための液体窒素等の冷媒をケース12の注入口14から中空部に注入したり、冷媒をケース12の中空部から排出口15に排出できるようにしている。
これにより、超伝導スラスト軸受4,4は、ケース12の中空部に充填した冷媒の作用で超伝導現象を生起させ、回転軸3を超伝導ピン止め効果現象により軸線方向に移動させることなく回動自在に支持するようにしている。
フライホイール5は、回転軸3の回転中心から偏芯させた位置で円環状の円環体16を超伝導スラスト軸受6によって回動自在に支持し、円環体16の外側(前側及び後側)と回転軸3との間に円周方向に向けて等間隔に配置した前後一対の8個のスポーク17を介設している。
ここで、円環体16は、前後面に円環状のガイド体18を取付け、各ガイド体18の内外周面に溝状のガイドレール19,20を形成するとともに、外側のガイドレール20に2個のストッパー21を円周方向に間隔をあけて形成している。なお、ストッパー21は、1個でもよく、また、複数個でもよい。
一方、スポーク17は、回転軸3に左右一対の棒体22をベアリング23を介して半径方向に向けて摺動自在に取付け、棒体22の一端部に錘24をダンパー25を介して棒体22に沿って摺動自在に取付けるとともに、棒体22の他端部に錘26を棒体22に沿って摺動自在に取付け、各錘24,26に回転軸3と平行に伸延させた棒状の支持体27の基端部を取付け、支持体27の先端部に略三角板状のフレーム28を回転軸3と直交する方向に回動自在に取付け、フレーム28の内周側に内側のガイドレール19に沿って滑動する車輪29を回動自在に取付け、フレーム28の外周側に外側のガイドレール20に沿って滑動する車輪30,30を回動自在に取付けている。
これにより、フライホイール5は、回転軸3にスポーク17を半径方向に向けて摺動自在に接続するとともに、車輪29,30がガイドレール19,20に沿って滑動することでスポーク17を円周方向に向けて移動可能とし、車輪30とストッパー21とが当接することでスポーク17を係止可能として、円環体16にスポーク17を円周方向に向けて移動可能かつ係止可能に接続している。
超伝導スラスト軸受6は、円環体16の外周部に円環状のローター側の永久磁石31を取付ける一方、ケーシング2の支持台10の上部に中空円環状のケース32を取付け、ケース32の内周面にステーター側の超伝導体33を円周方向に間隔をあけて複数個埋設している。なお、ここでは、円環体16と永久磁石31とを別体で形成しているが、一体的に形成するようにしてもよい。また、ケース32と超伝導体33も一体的に形成するようにしてもよい。
また、超伝導スラスト軸受6は、ケース32の左側部に中空部へ連通する注入口34と排出口35とを形成しており、超伝導体33を冷却するための液体窒素等の冷媒をケース32の注入口34から中空部に注入したり、冷媒をケース32の中空部から排出口35に排出できるようにしている。
これにより、超伝導スラスト軸受6は、ケース32の中空部に充填した冷媒の作用で超伝導現象を生起させ、フライホイール5を超伝導ピン止め効果現象により軸線方向に移動させることなく回動自在に支持するようにしている。
以上に説明したように、実施例1に係るフライホイールエネルギー貯蔵装置1では、回転軸3の中途部(中央部)にフライホイール5を接続し、フライホイール5の前後で回転軸3を超伝導スラスト軸受4,4で回動自在に支持するとともに、フライホイール5を超伝導スラスト軸受6で回動自在に支持した構成となっている。
また、上記フライホイールエネルギー貯蔵装置1では、回転軸3の回転中心から偏芯させた位置に円環体16を配置するとともに、円環体16の外側(前側及び後側)と回転軸3との間に円周方向に向けて等間隔に配置した前後一対のスポーク17を介設し、回転軸3にスポーク17を半径方向に向けて摺動自在に接続する一方、円環体16にスポーク17を円周方向に向けて移動可能かつ係止可能に接続している。
さらに、上記フライホイールエネルギー貯蔵装置1では、円環体16にガイドレール20を形成するとともにガイドレール20の所定位置にストッパー21を形成する一方、スポーク17にガイドレール20に沿って滑動する車輪30を設け、車輪30がガイドレール20に沿って滑動することでスポーク17を円周方向に向けて移動可能とし、車輪30とストッパー21とが当接することでスポーク17を係止可能としている。
[実施例2]
図1〜図6に示すように、実施例2に係るフライホイールエネルギー貯蔵装置36は、ケーシング37に前後に伸延する回転軸38を前後一対の超伝導スラスト軸受39,39を介して回動自在に取付けるとともに、回転軸38の中央部にフライホイール40を接続し、フライホイール40をケーシング37に前後一対の超伝導スラスト軸受41,41を介して回動自在に取付けている。
ケーシング37は、矩形板状の基台42の前後端左側部に前後一対の板状の支持台43,44を立設して支持台43,44で超伝導スラスト軸受39,39を支持するとともに、基台42の中央部に前後一対の板状の支持台45,46を前後に間隔をあけて立設して支持台45,46で超伝導スラスト軸受41,41を支持している。
回転軸38は、中空円筒状に形成しており、フライホイール40よりも前方位置及び後方位置でケーシング37に取付けた超伝導スラスト軸受39,39で回動自在に支持されている。
超伝導スラスト軸受39,39は、回転軸38の外周部に円環状のローター側の永久磁石47を取付ける一方、ケーシング37の支持台43,44の上部に中空円環状のケース48を取付け、ケース48の内周面に超伝導物質からなるステーター側の超伝導体49を円周方向に間隔をあけて複数個埋設している。なお、ここではケース48と超伝導体49とを別体で形成しているが、一体的に形成するようにしてもよい。
また、超伝導スラスト軸受39,39は、ケース48の左側部に中空部へ連通する注入口50と排出口51とを形成しており、超伝導体49を冷却するための液体窒素等の冷媒をケース48の注入口50から中空部に注入したり、冷媒をケース48の中空部から排出口51に排出できるようにしている。
これにより、超伝導スラスト軸受39,39は、ケース48の中空部に充填した冷媒の作用で超伝導現象を生起させ、回転軸38を超伝導ピン止め効果現象により軸線方向に移動させることなく回動自在に支持するようにしている。
フライホイール40は、回転軸38の回転中心から偏芯させた位置で前後一対の円環状の円環体52,52を超伝導スラスト軸受41,41によって回動自在に支持し、前後一対の円環体52,52の内側(前側の円環体52の後側及び後側の円環体52の前側)と回転軸38との間に円周方向に向けて等間隔に配置した前後一対の8個のスポーク53を介設している。
ここで、前後一対の円環体52,52は、内側面(前側の円環体52の後面及び後側の円環体52の前面)に円環状のガイド体54を取付け、各ガイド体54の内外周面に溝状のガイドレール55,56を形成するとともに、外側のガイドレール56に2個のストッパー57を円周方向に間隔をあけて形成している。なお、ストッパー21は、1個でもよく、また、複数個でもよい。
一方、スポーク53は、回転軸38に棒体58をベアリング59を介して半径方向に向けて摺動自在に取付け、棒体58の一端部に前後に伸延する矩形箱型状の錘60をダンパー61を介して棒体58に沿って摺動自在に取付けるとともに、棒体58の他端部に前後に伸延する矩形箱型状の錘62を棒体58に沿って摺動自在に取付け、各錘60,62の前後端部に回転軸38と平行に伸延させた棒状の支持体63,63の基端部を取付け、各支持体63の先端部に略三角板状のフレーム64を回転軸38と直交する方向に回動自在にそれぞれ取付け、各フレーム64の内周側に内側のガイドレール55に沿って滑動する車輪65を回動自在にそれぞれ取付け、各フレーム64の外周側に外側のガイドレール56に沿って滑動する車輪66,66を回動自在にそれぞれ取付けている。
これにより、フライホイール40は、回転軸38にスポーク53を半径方向に向けて摺動自在に接続するとともに、車輪65,66がガイドレール55,56に沿って滑動することでスポーク53を円周方向に向けて移動可能とし、車輪66とストッパー57とが当接することでスポーク53を係止可能として、前後一対の円環体52,52にスポーク53を円周方向に向けて移動可能かつ係止可能に接続している。
超伝導スラスト軸受41,41は、円環体52,52の外周部に円環状のローター側の永久磁石67を取付ける一方、ケーシング37の支持台45,46の上部に中空円環状のケース68,68を取付け、各ケース68の内周面にステーター側の超伝導体69を円周方向に間隔をあけてそれぞれ複数個埋設している。なお、ここでは、円環体52と永久磁石67とを別体で形成しているが、一体的に形成するようにしてもよい。また、ケース68と超伝導体69も一体的に形成するようにしてもよい。
また、超伝導スラスト軸受41,41は、ケース68の左側部に中空部へ連通する注入口70と排出口71とを形成しており、超伝導体69を冷却するための液体窒素等の冷媒をケース68の注入口70から中空部に注入したり、冷媒をケース68の中空部から排出口71に排出できるようにしている。
これにより、超伝導スラスト軸受41,41は、ケース68の中空部に充填した冷媒の作用で超伝導現象を生起させ、フライホイール40を超伝導ピン止め効果現象により軸線方向に移動させることなく回動自在に支持するようにしている。
以上に説明したように、実施例2に係るフライホイールエネルギー貯蔵装置36では、回転軸38の中途部(中央部)にフライホイール40を接続し、フライホイール40の前後で回転軸38を超伝導スラスト軸受39,39で回動自在に支持するとともに、フライホイール40を前後一対の超伝導スラスト軸受41,41で回動自在に支持した構成となっている。
また、上記フライホイールエネルギー貯蔵装置36では、回転軸38の回転中心から偏芯させた位置に前後一対の円環体52,52を間隔をあけて配置するとともに、各円環体52の内側(前側の円環体52の後側及び後側の円環体52の前側)と回転軸38との間に円周方向に向けて等間隔に配置したスポーク53を介設し、回転軸38にスポーク53を半径方向に向けて摺動自在に接続する一方、各円環体52にスポーク53を円周方向に向けて移動可能かつ係止可能に接続している。
さらに、上記フライホイールエネルギー貯蔵装置36では、各円環体52にガイドレール56を形成するとともにガイドレール56の所定位置にストッパー57を形成する一方、スポーク53にガイドレール56に沿って滑動する車輪66を設け、車輪66がガイドレール56に沿って滑動することでスポーク53を円周方向に向けて移動可能とし、車輪66とストッパー57とが当接することでスポーク53を係止可能としている。
実施例1及び実施例2に係るフライホイールエネルギー貯蔵装置1,36は、以上に説明したように構成しており、回転軸3,38を回転させることで、フライホイール5,40に作用する遠心力を利用して長時間にわたって回転軸3,38を回転させ続け、これによりエネルギーを貯蔵し、その後、必要となったときに回転軸3,38からエネルギーを取出すようにしている。
なお、回転軸3,38を回転させる機構は特に限定されるものではなく、クラッチ等の動力断続機構を介して接続したモータなどを用いてもよく、或いは、回転軸3,38を振動や風力などを利用して回転させるようにしてもよい。
また、回転軸3,38からエネルギーを取出す機構も特に限定されるものではなく、クラッチ等の動力断続機構を介して接続した発電機などを用いてもよく、或いは、フライホイールエネルギー貯蔵装置1を動力源とし回転軸3,38から直接動力を取出すように構成してもよい。
以上に説明したように、上記フライホイールエネルギー貯蔵装置1,36では、回転軸3,38の中途部(中央部)にフライホイール5,40を接続し、フライホイール5,40の前後で回転軸3,38を超伝導スラスト軸受4,4,39,39で回動自在に支持するとともに、フライホイール5,40を超伝導スラスト軸受6,41,41で回動自在に支持した構成となっている。
そのため、上記構成のフライホイールエネルギー貯蔵装置1,36では、超伝導スラスト軸受6,41,41でフライホイール5,40を支持することでフライホイール5,40の遠心力によって回転軸3,38が撓んでしまうのを防止することができ、これにより、フライホイールエネルギー貯蔵装置1,36の回転損失を低減させることができ、フライホイールエネルギー貯蔵装置1,36のエネルギーの貯蔵時間や貯蔵量を増大させることができる。
また、上記フライホイールエネルギー貯蔵装置1,36では、回転軸3,38の回転中心から偏芯させた位置に円環体16,52,52を配置するとともに、円環体16,52,52と回転軸3,38との間に円周方向に向けて等間隔に配置したスポーク17,53を介設し、回転軸3,38にスポーク17,53を半径方向に向けて摺動自在に接続する一方、円環体16,52,52にスポーク17,53を円周方向に向けて移動可能かつ係止可能に接続している。
そのため、上記構成のフライホイールエネルギー貯蔵装置1,36では、回転軸3,38とフライホイール5,40との回転差を吸収しながら回転軸3,38を撓ませることなく回転軸3,38とフライホイール5,40とを連動連結させることができる。
さらに、上記フライホイールエネルギー貯蔵装置1,36では、円環体16,52,52にガイドレール20,56を形成するとともにガイドレール20,56の所定位置にストッパー21,57を形成する一方、スポーク17,53にガイドレール20,56に沿って滑動する車輪30,66を設け、車輪30,66がガイドレール20,56に沿って滑動することでスポーク17,53を円周方向に向けて移動可能とし、車輪30,66とストッパー21,57とが当接することでスポーク17,53を係止可能としている。
そのため、上記構成のフライホイールエネルギー貯蔵装置1,36では、回転軸3,38とフライホイール5,40との連動機構を組立容易な構造とすることができる。
1,36 フライホイールエネルギー貯蔵装置 2,37 ケーシング
3,38 回転軸 4,39 超伝導スラスト軸受
5,40 フライホイール 6,41 超伝導スラスト軸受
7,42 基台 8〜10,43〜46 支持台
11,47 永久磁石 12,48 ケース
13,49 超伝導体 14,50 注入口
15,51 排出口 16,52 円環体
17,53 スポーク 18,54 ガイド体
19,20,55,56 ガイドレール 21,57 ストッパー
22,58 棒体 23,59 ベアリング
24,60 錘 25,61 ダンパー
26,62 錘 27,63 支持体
28,64 フレーム 29,30,65,66 車輪
31,67 永久磁石 32,68 ケース
33,69 超伝導体 34,70 注入口
35,71 排出口

Claims (3)

  1. フライホイールを接続した回転軸を超伝導スラスト軸受で回動自在に支持したフライホイールエネルギー貯蔵装置において、
    回転軸の中途部にフライホイールを接続し、フライホイールの前後で回転軸を超伝導スラスト軸受で回動自在に支持するとともに、フライホイールを超伝導スラスト軸受で回動自在に支持したことを特徴とするフライホイールエネルギー貯蔵装置。
  2. 前記フライホイールは、回転軸の回転中心から偏芯させた位置に円環体を配置するとともに、円環体と回転軸との間に円周方向に向けて等間隔に配置したスポークを介設し、回転軸にスポークを半径方向に向けて摺動自在に接続する一方、円環体にスポークを円周方向に向けて移動可能かつ係止可能に接続したことを特徴とする請求項1に記載のフライホイールエネルギー貯蔵装置。
  3. 前記円環体にガイドレールを形成するとともにガイドレールの所定位置にストッパーを形成する一方、前記スポークにガイドレールに沿って滑動する車輪を設け、車輪がガイドレールに沿って滑動することでスポークを円周方向に向けて移動可能とし、車輪とストッパーとが当接することでスポークを係止可能としたことを特徴とする請求項2に記載のフライホイールエネルギー貯蔵装置。
JP2011520954A 2009-07-01 2010-06-30 フライホイールエネルギー貯蔵装置 Expired - Fee Related JP5602732B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009157213A JP2012072660A (ja) 2009-07-01 2009-07-01 フライホイールエネルギー貯蔵装置
PCT/JP2010/061134 WO2011002017A1 (ja) 2009-07-01 2010-06-30 フライホイールエネルギー貯蔵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011002017A1 true JPWO2011002017A1 (ja) 2012-12-13
JP5602732B2 JP5602732B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=43411088

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009157213A Withdrawn JP2012072660A (ja) 2009-07-01 2009-07-01 フライホイールエネルギー貯蔵装置
JP2011520954A Expired - Fee Related JP5602732B2 (ja) 2009-07-01 2010-06-30 フライホイールエネルギー貯蔵装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009157213A Withdrawn JP2012072660A (ja) 2009-07-01 2009-07-01 フライホイールエネルギー貯蔵装置

Country Status (2)

Country Link
JP (2) JP2012072660A (ja)
WO (1) WO2011002017A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012072660A (ja) * 2009-07-01 2012-04-12 Tomesan:Kk フライホイールエネルギー貯蔵装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0549191A (ja) * 1991-08-13 1993-02-26 Kumagai Gumi Co Ltd 電力貯蔵装置
JPH07501197A (ja) * 1991-07-26 1995-02-02 アーチ ディベロプメント コーポレイション 超伝導磁気軸受けを用いたフライホイールのエネルギー貯蔵
JP2010196495A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Fukuo Kanezaki 動力発生装置
JP2012072660A (ja) * 2009-07-01 2012-04-12 Tomesan:Kk フライホイールエネルギー貯蔵装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07501197A (ja) * 1991-07-26 1995-02-02 アーチ ディベロプメント コーポレイション 超伝導磁気軸受けを用いたフライホイールのエネルギー貯蔵
JPH0549191A (ja) * 1991-08-13 1993-02-26 Kumagai Gumi Co Ltd 電力貯蔵装置
JP2010196495A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Fukuo Kanezaki 動力発生装置
JP2012072660A (ja) * 2009-07-01 2012-04-12 Tomesan:Kk フライホイールエネルギー貯蔵装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5602732B2 (ja) 2014-10-08
WO2011002017A1 (ja) 2011-01-06
JP2012072660A (ja) 2012-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9667109B2 (en) Permanent magnet electrical machine rotors with stacked annular magnets and retainers and construction methods therefor
US7456534B2 (en) Rotating electrical machine
US20210159759A1 (en) Devices and methods for increasing energy and/or power density in composite flywheel energy storage systems
EP2498374B1 (en) Rotary motor actuator and horizontal axis wind turbine
US9790920B2 (en) Rotation driving mechanism for windmill
RU2014123642A (ru) Электромеханические маховики
JP5608721B2 (ja) マグネットモータ及び駆動機構
JP5602732B2 (ja) フライホイールエネルギー貯蔵装置
AU2015355119B2 (en) Devices and methods for increasing energy and/or power density in composite flywheel energy storage systems
US6369476B1 (en) High temperature superconductor bearings
US20180216732A1 (en) Motor
JP4821211B2 (ja) 風力発電装置
JP2016039733A (ja) フライホイール装置及び、発電及び駆動モータ装置
JP3377745B2 (ja) 超電導フライホイール装置のスラスト軸受
CN203774949U (zh) 防震型外转子马达
US20100181878A1 (en) Power output device and power enhancement member
RU134714U1 (ru) Электродвигатель-маховик
Jung et al. Design and Construction of 10 kWh Class Flywheel Energy Storage System
TWM521296U (zh) 具有可擴充模組化之永磁發電引擎
JP2002147341A (ja) 原動機構
JP6755501B2 (ja) 風力タービン
CN201134774Y (zh) 一种磁悬浮储能飞轮
AU2022205188A1 (en) Gravitationally Assisted Rotating Apparatus
KR20120045573A (ko) 플라이휠 및 이를 포함하는 에너지 저장 장치
JP2018155186A (ja) 風力発電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5602732

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees