JP3182531U - アウターローター式フルローラ伝動構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】減速比を向上させ、コストを削減するアウターローター式フルローラ伝動構造を提供する。
【解決手段】モーターの主軸9が第4の軸孔41、第3の軸孔B1、第2の軸孔A1を貫通して第1の連通孔32内に達して伝動ユニット5の歯車と噛み合わさり、伝動ユニット5を駆動させる。すると、伝動ユニット5の偏心凸輪の第1の軸部および第2の軸部が偏心状態で配置されているため、それぞれ第1の軸受および第2の軸受を介して第2のディスクBの第3の連通孔B2内縁および第1のディスクAの第2の連通孔A2内縁を作動させ、第2のディスクBの第2の外ローラB4および第1のディスクAの第1の外ローラA4で内ローラ環状台座2の内ローラ21を推し進める。これにより、内ローラ環状台座2が回転して減速が行われる。
【選択図】図3

Description

本考案は、減速機などに用いられるアウターローター式フルローラ伝動構造に関し、特に、減速比を向上させ、コストを削減するアウターローター式フルローラ伝動構造に関する。
一般的な従来のローラ式の回転装置を用いた減速機は、例えば、特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示された減速機に用いられるローラ式の回転装置は、入力軸と相互に連接される偏心円衝撃波器を有する。この偏心円衝撃波器は、偏心円上に配置されており、出力軸と連接される中間回転部材に取り付けられるとともに、ピンホイール固定器の壁のピンホイールギアに配列されている。
前記回転装置の特徴としては、前記中間回転部材は、自由に回転する複数の円形ローラをローラ保持フレーム孔内に環状に配列して構成されている。このローラ保持フレームの外縁は、外周りのピンホールギアの根の部分の円の直径よりわずかに小さく、ローラ保持フレーム内は、出力軸と連結される出力軸ピンを備えて構成されている。また、前記ローラ保持フレームと偏心円は、二つ並べられる構造になっており、二つの偏心円は、180度、対称に配置されている。
米国特許第5431605号公報
しかしながら、前記従来の特許文献1に記載の回転装置を用いた減速機では、出力軸を使用する必要があったため、入力軸と出力軸とを連結するための連結部材などの構成部材が多く、構造が複雑で、前記回転装置の回転方向に直交する方向の寸法である全体の厚さも厚くなってしまい、薄型化を図ることができない。また、前記減速機の回転装置では、減速比を向上することができず、減速を向上させるには体積または本体数量を増加させる必要があるため、コストが高価になってしまい、コストを削減することができない。
そこで、本考案の第1の目的は、簡単な構成で、減速比を向上することができるアウターローター式フルローラ伝動構造を提供することにある。
本考案の第2の目的は、コストを削減し、薄型化を図ることができるアウターローター式フルローラ伝動構造を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本考案の一態様におけるアウターローター式フルローラ伝動構造は、内ローラ環状台座、後環状ストッパー、内環状台座、少なくとも二つの伝動ユニット、第3の軸受、第4の軸受および少なくとも一つのディスクを備えるアウターローター式フルローラ伝動構造であって、前記内ローラ環状台座は、両側にそれぞれ前記後環状ストッパーおよび前記内環状台座が配置されたもので、前記後環状ストッパーが一方の側の外側に嵌合され、前記内環状台座がもう一方の側の内側に嵌合され、前記後環状ストッパーおよび前記内環状台座が複数のボルトにより着脱可能に連接され、内表面に軸方向に等角度の間隔をあけて設けられた複数の内ローラが設けられ、前記後環状ストッパーは、第1の軸孔を穿設するとともに、少なくとも二つの第1の連通孔を等角度の間隔をあけて設け、前記各第1の連通孔の間に複数の第1の固定孔を設け、前記各第1の連通孔には軸方向に沿って第1の層、第2の層および第3の層が形成され、前記第1の層は前記内ローラ環状台座から離れて設けられ、前記第3の層は前記内ローラ環状台座に近めに設けられ、前記第2の層は連通するように前記第1の層および前記第3の層の間に設けられ、前記各第1の連通孔の前記第1の層は、前記第1の軸孔に向かい、相互に連通するように設けられ、前記内環状台座は、第4の軸孔を穿設するとともに、少なくとも二つの第4の連通孔を等角度の間隔をあけて設け、前記各第4の連通孔の間に複数の第4の固定孔が設けられ、前記各第4の軸孔は前記各第1の軸孔に対応するように配置して設けられ、前記第4の連通孔の個数は前記第1の連通孔の個数に対応し、前記各第4の連通孔は前記各第1の連通孔に対応するように配置して設けられ、前記第4の固定孔の個数は前記第1の固定孔の個数に対応して設けられ、前記第3の軸受は、前記内ローラ環状台座と前記後環状ストッパーとの間に設けられ、前記第4の軸受は、前記内ローラ環状台座と前記内環状台座との間に設けられ、前記伝動ユニットは、それぞれ前記各第1の連通孔および前記第4の連通孔内に貫設され、偏心状態で前記内環状台座の各ローラと作動するものであり、前記少なくとも一つのディスクは、前記内環状台座の近くで、前記内ローラ環状台座内に設けられ、軸孔を有するとともに、少なくとも二つの連通孔を等角度の間隔をあけて設け、前記
各軸孔は、それぞれ前記第4の軸孔および前記第1の軸孔に対応するように配置して設けられ、前記連通孔はそれぞれ前記内環状台座のおよび前記後環状ストッパーの前記連通孔に対応するように配置して設けられ、外縁に複数の外ローラを軸方向に設け、前記内ローラ環状台座の内表面に設けられた前記各内ローラと相互に作動し、前記内環状台座の前記各固定孔はディスクの前記固定孔を介して対応する前記後環状ストッパーの前記各固定孔に、前記複数のボルトにより着脱可能に連接されて構成されている。
上記構成のアウターローター式フルローラ伝動構造において、モーターの主軸が、前記内環状台座の前記第4の軸孔、前記ディスクの前記軸孔を貫通して前記後環状ストッパーの前記第1の連通孔内に達して前記伝動ユニットの歯車と噛み合わさり、前記伝動ユニットを駆動させる。すると、前記伝動ユニットの偏心凸輪の軸部が偏心状態で配置されているため、それぞれ前記軸受を介して前記ディスクを偏心移動させ、前記ディスクの前記外ローラが対応する前記軸孔の内縁に作動し、前記外ローラが前記内ローラ環状台座の前記内ローラを推し進める。これにより、前記内ローラ環状台座が回転して減速が行われる。
本考案のアウターローター式フルローラ伝動構造によれば、簡単な構成で、減速比を向上することができるとともに、コストを削減し、薄型化を図ることができる。
本考案の一実施形態によるアウターローター式フルローラ伝動構造を示す斜視図である。 図1に示すアウターローター式フルローラ伝動構造を背面側から見た場合の斜視図である。 本考案の一実施形態によるアウターローター式フルローラ伝動構造を示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態によるアウターローター式フルローラ伝動構造を示す断面図である。 本考案の一実施形態によるアウターローター式フルローラ伝動構造を示す正面図である。 本考案の伝動ユニットを示す分解斜視図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、本考案の一実施形態に係り、図1は、一実施形態によるアウターローター式フルローラ伝動構造を示す斜視図、図2は、図1のアウターローター式フルローラ伝動構造を背面側から見た場合の斜視図、図3は、本考案の一実施形態によるアウターローター式フルローラ伝動構造を示す分解斜視図、図4は、本考案の一実施形態によるアウターローター式フルローラ伝動構造を示す断面図、図5は、本考案の一実施形態によるアウターローター式フルローラ伝動構造を示す正面図である。
図1〜図5に示すように、本考案のアウターローター式フルローラ伝動構造1は、減速機に用いられたものであって、内ローラ環状台座2、後環状ストッパー3、内環状台座4、少なくとも二つの伝動ユニット5、第3の軸受6、第4の軸受7および少なくとも一つのディスクを有して構成されている。
前記内ローラ環状台座2は、両側にそれぞれ後環状ストッパー3および内環状台座4が配置されている。前記後環状ストッパー3は、内ローラ環状台座2の一方の側の外側に嵌合されている。前記内環状台座4は、内ローラ環状台座2のもう一方の側の内側に嵌合されている。
前記後環状ストッパー3および前記内環状台座4は、複数のボルト20により着脱可能に連接されている。また、前記内ローラ環状台座2の内表面には、軸方向に等角度の間隔をあけて設けられた複数の内ローラ21(図4参照)が設けられている。
前記後環状ストッパー3は、内ローラ環状台座2内に一方の側の外側に嵌合されている。また、前記後環状ストッパー3は、第1の軸孔31を穿設するとともに、少なくとも二つの第1の連通孔32を等角度の間隔をあけて設けられている。各第1の連通孔32の間には、複数の第1の固定孔33が設けられている。
前記第1の連通孔32の個数は、前記伝動ユニット5の個数に対応して設けられるものであって、本実施形態においては、三つを例にして説明するものとする。
各第1の連通孔32には、軸方向に沿って第1の層321、第2の層322および第3の層323が形成されている。前記第1の層321は、内ローラ環状台座2から離れて設けられ、前記第3の層323は、内ローラ環状台座2に近めに設けられている。そして、前記第2の層322は、前記第1の層321と前記第3の層323とを連通するように前記第1の層321および前記第3の層323の間に設けられている。各第1の連通孔32の第1の層321は、第1の軸孔31に向かい、相互に連通している。
前記内環状台座4は、前記内ローラ環状台座2内が前記後環状ストッパー3を嵌合している反対側に嵌合されている。また、前記内環状台座4は、第4の軸孔41を穿設するとともに、少なくとも二つの第4の連通孔42を等角度の間隔をあけて設けている。各第4の連通孔42の間には複数の第4の固定孔43が設けられている。
前記第4の連通孔42の個数は、前記伝動ユニット5の個数に対応してもうけられるものであって、本実施形態においては、三つを例にして説明するものとする。
各第4の連通孔42は、各第1の連通孔32に対応するように配置して設けられ、第4の連通孔42の個数は第1の連通孔32の個数に対応している。各第4の固定孔43は、各第1の固定孔33に対応するように配置して設けられ、第4の固定孔43の個数は第1の固定孔33の個数に対応している。
前記第3の軸受6は、前記内ローラ環状台座2と前記後環状ストッパー3との間に設けられている(図3、図4参照)。また、前記第4の軸受7は、内ローラ環状台座2と内環状台座4との間に設けられている(図3、図4参照)。
本考案の構成部材であるディスクは、第1のディスクAおよび第2のディスクBの二つのディスクを設けた構成例として説明するが、これに限定されるものではなく、一つ、あるいは二つ以上設けた構成であってもよい。
前記第2のディスクBは、前記第1のディスクAと構造が同じである。前記第2のディスクBは、前記内環状台座4の近くで、前記内ローラ環状台座2内に設けられている。この第2のディクスBは、第3の軸孔B1を有し、少なくとも二つの第3の連通孔B2を等角度の間隔をあけて設けている。各第3の連通孔B2の間には、複数の第3の固定孔B3が設けられている。
前記第1のディスクAは、前記後環状ストッパー3の近くで、前記内ローラ環状台座2内に設けられている。この第1のディスクAは、前記第2の軸孔A1を有し、少なくとも二つの第2の連通孔A2を等角度の間隔をあけて設けられている。各第2の連通孔A2の間には、複数の第2の固定孔A3が設けられている。
前記第3の連通孔B2および前記第2の連通孔A2の数量は、前記伝動ユニット5の数量に対応して設けられるものであって、本実施形態においては、三つを例にして説明するものとする。
前記第3の軸孔B1および前記第2の軸孔A1は、それぞれ第4の軸孔41および第1の軸孔31に対応するように配置して設けられている。各第3の連通孔B2および各第2の連通孔A2は、それぞれ第4の連通孔42および第1の連通孔32に対応するように配置して設けられている。
各第3の固定孔B3および各第2の固定孔A3は、それぞれ第4の固定孔43および第1の固定孔33に対応するように配置して設けられている。各第4の固定孔43は、対応する各第3の固定孔B3および各第2の固定孔A3を介して対応する各第1の固定孔33に、複数のボルト20により着脱可能に連接されている。
前記第2のディスクBおよび前記第1のディスクAは、外縁に複数の第2の外ローラB4および第1の外ローラA4を軸方向に設けて内ローラ環状台座2の各内ローラ21と相互に作動する(図3、図4参照)。
次に、本考案の構成部材である前記伝導ユニット5の構成について図6を参照して説明する。図6は、本考案の伝動ユニットを示す分解斜視図である。
図3および図4に示すように、各伝動ユニット5は、各前記第1の連通孔32、前記第4の連通孔42、前記第3の連通孔B2および前記第2の連通孔A2に貫設されている。
各伝動ユニット5は、図6に示すように、第1の軸受53、第2の軸受54、偏心凸輪55および歯車56を有して構成されている。
前記第1の軸受53および前記第2の軸受54は、同様の構造で、相互にすぐ横に配置されている。前記歯車56は、前記歯車盤561および同軸上に配置した筒部562を有する。前記歯車盤561は、前記後環状ストッパー3の第1の層321内に配置され、前記筒部562は、前記後環状ストッパー3の第2の層322内に配置されている。
前記偏心凸輪55は、前記歯車56、前記第1の軸受53および前記第2の軸受54を貫通し、一方の端部が歯車56に固定されて連動するようになっている。なお、本実施形態では、例えば、前記歯車56と前記偏心凸輪55とは、噛み合わせにより着脱可能に固定されるが、これに限定されるものではなく、例えば歯車56の中心部に偏心凸輪55を軸支するように固定してもよい。
前記第1の軸受53は、前記第1のディスクA上の対応する第2の固定孔A3内で、後環状ストッパー3のすぐ横に配置され、第2の固定孔A3の内縁と作動する。前記第2の軸受54は、前記第2のディスクB上の対応する第3の固定孔B3内に配置され、第1の軸受53の横で後環状ストッパー3から離れた側に位置し、第3の固定孔B3の内縁と作動する。
前記偏心凸輪55は、第1の軸部551および第2の軸部552を有する。前記第1の軸部551および前記第2の軸部552は、偏心状態で相互に連接するように設けられている。前記偏心凸輪55は、前記第1の軸受53および前記第2の軸受54に貫設され、第1の軸部551が第1の軸受53に対応するように設けられ、第2の軸部552が第2の軸受54に対応するように設けられている。
また、前記偏心凸輪55は、第1の柱部553および第2の柱部554をさらに有する。前記第1の柱部553は、前記第1の軸部551から外側へ向かって延伸して前記歯車56と固着して連動する。前記第2の柱部554は、前記第2の軸部552から外側へ向かって延伸して前記内環状台座4に隣接する。
なお、例えば、ディスクが一つの場合、前記偏心凸輪55は、軸部が一つの構造で、軸受けの個数も一つである。この場合、前記第1の軸部551が一つで前記第1の軸受53が一つというような構成である。つまり、前記偏心凸輪55の軸部個数は、前記ディスクの個数に対応しているのである。各軸部は、相対的に偏心状態で配置され、軸受けユニットの個数がディスクの個数に対応して設けられるようになっている。
次に、上記構成のアウターローター式フルローラ伝動構造1の作用について図3および図4を用いて説明する。
図2、図3に示すように、アウターローター式フルローラ伝動構造1には、モーターの主軸9が設けられている。このモーターの主軸9は、図3および図4に示すように、内環状台座4の第4の軸孔41、第2のディスクBの第3の軸孔B1、第1のディスクAの第2の軸孔A1を貫通して、後環状ストッパー3の第1の軸孔31内に達して伝動ユニット5の歯車56と噛み合わさり、伝動ユニット5を駆動させる。
すると、伝動ユニット5の偏心凸輪55の第1の軸部551および第2の軸部552が、図6に示すように、偏心状態で配置されているため、それぞれ第1の軸受53および第2の軸受54を介して第2のディスクBの第3の連通孔B2内縁および第1のディスクAの第2の連通孔A2内縁を作動させ、第2のディスクBの第2の外ローラB4および第1のディスクAの第1の外ローラA4で内ローラ環状台座2の内ローラ21を推し進める。これにより、内ローラ環状台座2が回転して減速が行われる。
すなわち、本実施形態においては、前記内ローラ環状台座2自体が、該内ローラ環状台座2と係合する図示しない回転力伝達手段を介して該内ローラ環状台座2の回転力を外部機器に伝達する出力部として構成されることになる。
従って、本実施形態のアウターローター式フルローラ伝動構造1は、従来技術と異なり、出力軸を用いる必要がなくなり、内ローラ環状台座2の回転だけで減速を行うことができる。
この場合、本実施形態のアウターローター式フルローラ伝動構造1は、二つ以上(ここでは三つ)の伝動ユニット5により減速比を向上させている。例えば、モーターの主軸9の歯車の歯数が12である場合(図5参照)、内ローラ環状台座2の回転は300rpmとなるが、主軸9の歯車の歯数が36である場合、内ローラ環状台座2の回転が三分の一となる100rpmまで落とすことができる。
なお、本実施形態のアウターローター式フルローラ伝動構造1では、必要とする減速比が得られるように、例えば、モーターの主軸9の歯車の歯数、伝導ユニット5の数量、および歯車56の歯数や径などを適宜設定変更して構成してもよい。
従って、本実施形態によれば、簡単な構成で、減速比を向上させることができるアウターローター式フルローラ伝動構造1を実現できる。
また、出力軸を用いる必要がなくなり、内ローラ環状台座2の回転だけで減速を行うことができるので、構成部材を減少させ、構造を簡略にし、コストを削減することができるアウターローター式フルローラ伝動構造1を実現できる。
さらに、出力軸を用いずに内ローラ環状台座2自体により減速した回転力を出力することができるので、軸方向における寸法、つまり、全体の厚さを薄くして、薄型化を図ることができるアウターローター式フルローラ伝動構造1を実現できる。
本考案では好適な実施形態を前述の通りに開示したが、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知する者は誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護の範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。
1 アウターローター式フルローラ伝動構造
2 内ローラ環状台座
3 後環状ストッパー
4 内環状台座
5 伝動ユニット
6 第3の軸受
7 第4の軸受
9 主軸
20 ボルト
21 内ローラー
31 第1の軸孔
32 第1の連通孔
33 第1の固定孔
41 第4の軸孔
42 第4の連通孔
43 第4の固定孔
53 第1の軸受
54 第2の軸受
55 偏心凸輪
56 歯車
321 第1の層
322 第2の層
323 第3の層
551 第1の軸部
552 第2の軸部
553 第1の柱部
554 第2の柱部
561 歯車盤
562 筒部
A 第1のディスク
B 第2のディスク
A1 第2の軸孔
A2 第2の連通孔
A3 第2の固定孔
A4 第1の外ローラ
B1 第3の軸孔
B2 第3の連通孔
B3 第3の固定孔
B4 第2の外ローラ

Claims (5)

  1. 内ローラ環状台座、後環状ストッパー、内環状台座、少なくとも二つの伝動ユニット、第3の軸受、第4の軸受および少なくとも一つのディスクを備えるアウターローター式フルローラ伝動構造であって、
    前記内ローラ環状台座は、両側にそれぞれ前記後環状ストッパーおよび前記内環状台座が配置されたもので、前記後環状ストッパーが一方の側の外側に嵌合され、前記内環状台座がもう一方の側の内側に嵌合され、前記後環状ストッパーおよび前記内環状台座が複数のボルトにより着脱可能に連接され、内表面に軸方向に等角度の間隔をあけて設けられた複数の内ローラが設けられ、
    前記後環状ストッパーは、第1の軸孔を穿設するとともに、少なくとも二つの第1の連通孔を等角度の間隔をあけて設け、前記各第1の連通孔の間に複数の第1の固定孔を設け、前記各第1の連通孔には軸方向に沿って第1の層、第2の層および第3の層が形成され、前記第1の層は前記内ローラ環状台座から離れて設けられ、前記第3の層は前記内ローラ環状台座に近めに設けられ、前記第2の層は連通するように前記第1の層および前記第3の層の間に設けられ、前記各第1の連通孔の前記第1の層は、前記第1の軸孔に向かい、相互に連通するように設けられ、
    前記内環状台座は、第4の軸孔を穿設するとともに、少なくとも二つの第4の連通孔を等角度の間隔をあけて設け、前記各第4の連通孔の間に複数の第4の固定孔が設けられ、前記各第4の軸孔は前記各第1の軸孔に対応するように配置して設けられ、前記第4の連通孔の個数は前記第1の連通孔の個数に対応し、前記各第4の連通孔は前記各第1の連通孔に対応するように配置して設けられ、前記第4の固定孔の個数は前記第1の固定孔の個数に対応して設けられ、
    前記第3の軸受は、前記内ローラ環状台座と前記後環状ストッパーとの間に設けられ、
    前記第4の軸受は、前記内ローラ環状台座と前記内環状台座との間に設けられ、
    前記伝動ユニットは、それぞれ前記各第1の連通孔および前記第4の連通孔内に貫設され、偏心状態で前記内環状台座の各ローラと作動するものであり、
    前記少なくとも一つのディスクは、前記内環状台座の近くで、前記内ローラ環状台座内に設けられ、軸孔を有するとともに、少なくとも二つの連通孔を等角度の間隔をあけて設け、前記各軸孔は、それぞれ前記第4の軸孔および前記第1の軸孔に対応するように配置して設けられ、前記連通孔はそれぞれ前記内環状台座のおよび前記後環状ストッパーの前記連通孔に対応するように配置して設けられ、外縁に複数の外ローラを軸方向に設け、前記内ローラ環状台座の内表面に設けられた前記各内ローラと相互に作動し、前記内環状台座の前記各固定孔はディスクの前記固定孔を介して対応する前記後環状ストッパーの前記各固定孔に、前記複数のボルトにより着脱可能に連接されていることを特徴とするアウターローター式フルローラ伝動構造。
  2. 前記伝動ユニットは、少なくとも一つの軸受、偏心凸輪および歯車を有し、前記歯車は歯車盤および同軸上に配置した筒部を有し、前記歯車盤は前記後環状ストッパーの前記第1の層内に配置され、前記筒部は前記後環状ストッパーの前記第2の層内に配置され、前記偏心凸輪は前記歯車、前記軸受を貫通し、一方の端部が前記歯車に固定されて連動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のアウターローター式フルローラ伝動構造。
  3. 前記少なくとも一つの軸受は、少なくとも一つのディスク上の対応する固定孔内に配置され、対応する前記固定孔の内縁と作動することを特徴とする請求項2に記載のアウターローター式フルローラ伝動構造。
  4. 前記偏心凸輪は、前記少なくとも一つの軸部を有し、前記少なくとも一つの軸部は、偏心状態で設けられるとともに、前記少なくとも一つの軸受に貫設されて構成されたもので、さらに、第1の柱部および第2の柱部を有し、前記第1の柱部および前記第2の柱部は、前記軸部の両端から外側に向かって延伸し、一方の端部が歯車と固着して連動することを特徴とする請求項3に記載のアウターローター式フルローラ伝動構造。
  5. モーターの主軸が、前記内環状台座の前記第4の軸孔、前記ディスクの前記軸孔を貫通して前記後環状ストッパーの前記第1の軸孔内に達して前記伝動ユニットの前記歯車と噛み合わさり、前記伝動ユニットを駆動させると、前記伝動ユニットの前記偏心凸輪5の前記軸部が偏心状態で配置されているため、それぞれ前記軸受を介して前記ディスクを偏心移動させ、前記ディスクの前記外ローラが対応する前記軸孔の内縁に作動し、前記外ローラが前記内ローラ環状台座の前記内ローラ21を推し進めることにより、前記内ローラ環状台座が回転して減速が行われることを特徴とする請求項4に記載のアウターローター式フルローラ伝動構造。
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