JP2010195252A - 自動操舵用駆動装置 - Google Patents

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英二 牧野
Yasuyuki Hamada
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圭二 塙
Yoshinori Doi
義典 土居
Yutaka Kajino
豊 楫野
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Abstract

【課題】異なる車両に対応する汎用性が高く、さらに緊急時の手動ハンドル操作を可能にする既存ステアリングハンドル部に外付け可能な自動操舵用駆動装置を提供すること。
【解決手段】ナット付円盤体26の締め付け度合いを調整することで中間軸駆動用モータ20の駆動力を一対の摩擦部材23,24からなるクラッチ機構によりハンドル9に伝達することができ、モータ20の駆動力を固定的に駆動スプロケット21に伝達する場合に生じるモータ20の逆回転時などにおける支障が無くなり、前記クラッチ機構により緊急にオペレータがハンドル9を操舵すると駆動スプロケット21が滑って危険を回避できる。さらに人力でナット付円盤体26により、クラッチ機構の締め付け力を調整できるので非作業中はモータ20の駆動部がフリーになるので、操作性が従来より向上する。
【選択図】図3

Description

本発明は、農業用車両等のステアリングハンドル部に装着する自動操舵用駆動装置に関する。
外部からの遠隔操舵信号の出力に基づき、ステッピングモータからの動力をベルトまたはチェンによりステアリングシャフトに伝動してステアリングハンドルを操舵する自動操舵用駆動装置を装着した走行車両が知られている(特許文献1)。
米国特許第7349779号明細書
上記特許文献1記載の自動操舵のために操舵駆動装置を設ける構成においては、自動操舵駆動装置を作動中にもオペレータによって手動でステアリングハンドルの操舵を行うことがあるが、上記特許文献1記載の自動操舵駆動装置は、ステアリングハンドルを手動操作する場合についての配慮がなく、改良の余地がある。
本発明の課題は、異なる車両に対応する汎用性の高い自動操舵駆動装置を提供するとともに、緊急時の手動ハンドル操作を可能にする既存ステアリングハンドル部に外付け可能な自動操舵駆動装置を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために次の構成を有する。
すなわち、請求項1記載の発明は、ステアリングハンドル(9)と、該ステアリングハンドル(9)に連動して正転と逆転をするステアリングシャフト(15)と、該ステアリングハンドル(9)を支持するハンドルポスト(8)と、前記ステアリングシャフト(15)に連動する操舵油圧機構(39)と、該操舵油圧機構(39)を介して操舵される車両の操舵輪(2)と、ステアリングシャフト(15)の軸心周りに該ステアリングシャフト(15)と一体的に設けた従動スプロケット(16)と、ハンドルポスト(8)に隣接する位置にステアリングシャフト(15)の軸方向に平行な方向に配置した中間軸(17)と、ハンドルポスト(8)に着脱自在に支持されるプレート(18)と、該中間軸(17)を駆動し、かつプレート(18)に支持される中間軸駆動用モータ(20)と、中間軸(17)に着脱自在に設けられる駆動スプロケット(21)と、該駆動スプロケット(21)と中間軸(17)との間に配置される摩擦部材(23,24)と、前記摩擦部材(23,24)による摩擦力を駆動スプロケット(21)に付与し又は解除するねじ込み部材(26)と、駆動スプロケット(21)と従動スプロケット(16)の間に掛け渡されるチェーン(27)とを備えたステアリングハンドル部の自動操舵用駆動装置である。
なお、前記プレート(18)は実施例においては、(a)ベースプレート18a又は、(b)ベースプレート18aと接続プレート18bを組み合わせたものからなる。
請求項2記載の発明は、ねじ込み部材(26)を円盤体により構成し、中間軸(17)に一体的に鍔部(17b)を形成し、該鍔部(17b)に支持させて中間軸駆動用モータ装着部側から順に第2摩擦材(24)、駆動スプロケット(21)、第1摩擦材(23)および皿バネ(25b)を着脱自在に重ねて中間軸(17)に挿入し、さらに皿バネ装着側の中間軸(17)に設けられた前記ねじ込み部材(26)で駆動スプロケット(21)を第1、第2摩擦材(23,24)を介して中間軸(17)に固定する構成とした請求項1に記載のステアリングハンドル部の自動操舵用駆動装置である。
請求項1記載の発明によれば、円盤状のねじ込み部材26を締め付け度合いを調整することで中間軸駆動用モータ20の駆動力を一対の摩擦部材23,24を含む部材で構成されるクラッチ機構によりステアリングハンドル9に伝達することができ、中間軸駆動用モータ20の駆動力を固定的に駆動スプロケット21に伝達する場合に生じる中間軸駆動用モータ20の逆回転時などにおける支障が無くなり、前記クラッチ機構により緊急にオペレータがハンドル9を操舵すると駆動スプロケット21が滑って危険を回避でき、安全性が従来より向上する。
さらにオペレータがねじ込み部材26により、前記クラッチ機構の締め付け力を調整できるので、非作業中は、中間軸駆動用モータ20の駆動部がフリーになる構成とし、ワンタッチで手動操作が行えるので、操作性が従来より向上する。
また、従来から使用しているトラクタ等の車両のステアリングハンドル9を、該ハンドル下部のステアリングシャフト15との連結部に従動スプロケット16を取り付けたものに取り替え、そのほかにチェーン27、中間軸17、中間軸駆動用モータ20、プレート18を用意するだけで自動操舵用駆動装置が得られる。
請求項2記載の発明によれば、種々、径が異なる駆動スプロケット21を用意しておき、手動で円盤状のねじ込み部材26の締付度をコントロールして容易に取り替えることで、例えば車格の異なるトラクタに本自動操舵用駆動装置を取り付けても変速比を簡単に変更できる。
農用作業車両の一例としての農用トラクタの右側面図である。 図1の農用トラクタの前部側面図である。 図1のトラクタのステアリングハンドルの自動操舵用駆動装置の概略構成である。 図3の矢印A方向からの矢視略図である。 図3のステアリングハンドルの自動操舵用駆動装置の中間軸駆動用モータの中間軸へのスプロケットの取り付け部の詳細構造図である。 図1のトラクタの自動操舵用駆動装置の制御構成図である。 図6の自動操舵用駆動装置の自動モード、手動モード、中立復帰モード及び通常モードへそれぞれ移行するためのモード変更のためのフローチャートである。 図6の自動操舵用駆動装置の制御フローチャートである。 別実施例を示すステアリングハンドルの自動操舵用駆動装置の側面図である。
この発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図1に農用作業車両の一例としての農用トラクタの右側面図を示し、図2にはその前部側面図を示す。車両1の前後部に前輪2と後輪3とを備え、ボンネット4内に装着されるエンジン5の回転動力をミッションケース6内の変速装置で適宜減速し、減速した回転動力を当該前輪2,後輪3に伝達すべく構成している。
機体中央部の運転者席7の前方には、ハンドルポスト8を設け、ステアリングハンドル9を旋回操作可能に設けている。このステアリングハンドル9の旋回操作は操舵機構を介して左右前輪2,2を操向連動する構成としている。なお、ステアリングハンドル9の近傍にはアクセルレバー10を、ハンドルポスト8の下部側には左右独立するブレーキペダル11,11を配設すると共に、上記運転者席7とこのハンドルポスト8間には走行用変速レバー(図示せず)を配設している。
上記機体1の後部には耕耘作業機12が装着されており、該耕耘作業機12はトップリンク13とロアリンク14,14とからなる3点リンク機構を介して上下昇降可能に装着している。油圧シリンダ機構(図示せず)はポジションレバー(図示せず)の回動操作によって伸縮してリフトアームを上下回動しロアリンク14,14を上下動させることにより作業機12を昇降連動する構成である。前記エンジン5から出力された回転動力は、図示しない主クラッチ、前後進切替機構を経由し主変速機構、副変速機構で適宜変速されて後輪デフ機構へ伝達される構成である。また、副変速機構からの回転動力は前輪駆動軸32へ伝達可能の構成である。
前輪駆動軸32は前輪デフ機構33に連動連結される。この前輪デフ機構33はアクスルブラケット35に前後軸心回りに左右揺動自在に支承されるものである。ステアリングハンドル9に連動する伝動軸37は自在継手36を介して前輪2、2の操舵機構(パワステユニット)39(図6)に連結している。
図3にステアリングハンドル9の自動操舵用駆動装置の概略構成図を示し、図4に図3の矢印A方向からの矢視図を示す。また、図5には図3の自動操舵用駆動装置の中間軸駆動用モータ20の中間軸17へのスプロケット21の取り付け部の詳細構造図を示す。
ステアリングハンドル9のシャフト15の軸心周りに該シャフト15と一体的に従動スプロケット16を設ける。またステアリングシャフト15を支持するハンドルポスト8に隣接する位置にステアリングシャフト15の軸方向に平行する方向に配置した中間軸17を配置する。
またステアリングシャフト15と中間軸17の軸心に直交する方向に配置される上面とステアリングシャフト15と中間軸17の間に配置され、前記ステアリングシャフト15と中間軸17に平行な側面とからなる縦断面が逆L字状のベースプレート18aを設け、該ベースプレート18aはハンドルポスト8に固定ボルト8aを介して着脱自在に支持されている。また該ベースプレート18aの上面の下側には正逆回転可能な中間軸駆動用モータ20及びギヤケース22が装着されている。
該中間軸駆動用モータ20の回転軸(図示せず)の回転はギヤケース22内で縦軸回転に変換されて駆動軸22aに伝達される。この駆動軸22aの上端が中間軸17の下端部の円筒部17aに差し込まれ、該円筒部17aとモータ駆動軸22aの先端部に挿入されるピン(図示せず)で円筒部17aとモータ駆動軸22aが一体回転可能に接続されている。
前記ベースプレート18aの上面側において、前記中間軸17には上側から小径部17c、大径部17d及び鍔部17bが形成され、大径部17dに駆動スプロケット21が遊嵌されている。また、鍔部17bにより中間軸17に挿入される駆動スプロケット21の中心部の下端を支持することができる。
なお中間軸17の大径部17dに遊嵌された駆動スプロケット21の上端と下端は中間軸17に挿入されるゴムなどの弾性部材で出来た一対の摩擦部材23、24(第1摩擦部材23と第2摩擦部材24)でそれぞれ挟み込まれ、さらに、中間軸17に挿入された第1摩擦部材23の上側にはスプリング状の皿バネ25bと座金25aが挿入される。
中間軸17の上端小径部17cの外周には雄ネジ部が設けられていて、該雄ネジ部にはねじ込み部材としてのナット付円盤体26の中心部の開口部に設けた雌ネジ部を螺合させており、このナット付円盤体26の回転により座金25a、皿バネ25b、第1摩擦部材23及び第2摩擦部材24を介して駆動スプロケット21を鍔部17bに圧縮することにより中間軸17に固定する。
該駆動スプロケット21とステアリングシャフト15に一体的に取り付けられた従動スプロケット16(図4)との間にチェーン27を掛けることで中間軸駆動用モータ20の駆動力がステアリングシャフト15に伝達するため、中間軸駆動用モータ20の正逆回転の駆動制御により、ステアリングハンドル9を操舵できる。
また、ステアリングハンドル9に連動するステアリングシャフト15の正転と逆転に連動する操舵油圧機構(パワステユニット)39(図6)を介して操舵される車両の操舵輪(前輪)2と前記ステアリングハンドル9を操舵する中間軸駆動用モータ20の駆動を行う構成を、ここでは自動操舵用駆動装置という。
この自動操舵用駆動装置の制御構成図を図6に示す。
操舵コントローラ28はドライバーユニット19を経由して中間軸駆動モータ20への出力を行い、駆動スプロケット21、従動スプロケット16、ステアリングシャフト15、パワステユニット39、前輪操舵部40を経由して、ハンドル9の操舵角に応じて前輪2が操舵される。前輪操舵角度は操舵角センサ41により検出され、操舵コントローラ28にフィードバックされる。
また、車両の直進支援コントローラ29を操舵コントローラ28とは別に設けておき、カメラからの撮像信号に基づき、またはナビゲーションコントローラ30からの情報に基づき操舵コントローラ28により車両の操舵を行うこともできる。
操舵コントローラ28には操作パネル38上に配置した前記自動操舵用駆動装置の制御を開始させるための自動制御開始スイッチ、オペレータによるハンドル操作量をステアリングシャフト15に連動させるために、ハンドル操作量を可変抵抗器の抵抗値として出力して、ステアリングハンドル9の中立位置の調整を前記自動操舵中でも行うことができるトリムスイッチ、ステアリングハンドル9を中立位置(操舵角θ0)に戻すための中立復帰スイッチ、左側又は右側に傾倒自在に設けられたステアリング手動制御スイッチ等を接続し、さらに作業車両の各種作業などの操作指令、走行速度の制御指令などを発信するための操作パネル38と通信が出来る構成になっている。
また、図7には自動モード、手動モード、中立復帰モード及び通常モードへそれぞれ移行するためのモード変更のためのフローチャートを示す。なお、自動モードは、圃場の端部に設置した点滅LEDからなる遠目標を農用トラクタ等の車両に設置した撮像カメラで受信しながら、この遠目標に向けて車体を前進させる構成の直進自動走行モードとする直進支援コントローラ29を搭載する場合について説明する。
車両のエンジン5を始動させるキースイッチがオンされると、各操作パネルやコントローラ28,29へ通電される。カメラ受信信号があり、さらに自動操舵用の自動制御開始スイッチがオンとなると自動モードへ移行し、前記遠目標のカメラによる撮像信号を基に直進支援コントローラ29により車両が直進すべき方向を求めて車両を直進させる。即ち、常に遠目標が進行方向の中心になるように車両が操向制御されるもので、撮像画面における遠目標の位置が左右にずれるとこれを修正すべく操舵コントローラ28は左右修正操舵角を演算して求め、該修正操舵角に相当するモータ20の回転数に換算し、前輪操舵部40を作動することにより、自動的に方向を修正しながら車両を前進させる。
またカメラによる撮像信号が無い場合であって、手動操舵左スイッチまたは手動操舵右スイッチがオンであると手動で操舵させる手動モードに移行する。また手動操舵左スイッチまたは手動操舵右スイッチがオフであり、中立復帰スイッチがオンであると、中立復帰モードへ移行し、中立復帰スイッチがオフであると、ステアリングハンドル操作に基づく通常の走行モードへ移行する。
前記のモードのうち、中立復帰スイッチによる中立復帰モードのときには、操舵角センサ41の検出値θ0が左右操舵角0度の位置に前輪操舵部40は制御されるので、遠目標に対する自動モード開始直前の車両の操舵方向設定に有効である。
ところで、傾斜面の走行中またはプラウ作業しながらの走行中には、ステアリングハンドル9が操舵角センサ41の検出値θ0が中立位置にあっても、車輪の横滑り作用や左右に偏った負荷作用を受けることによって直進性が損なわれる。そこで中立位置を確認するために前記中立復帰スイッチがオンすることがある。この場合には中立復帰モードへ移行して、車両の直進状態を確認するが、右ないし左方向への偏りを感じるときには、図8のフローチャートの手順で調整を行なう。
例えば左側(又は右側)への偏り走行を認識したときには、手動スイッチを右側(又は左側)傾倒することによって操舵方向を右側向き(又は左側向き)に微調整し、所定の操舵角を得られた時点でトリムスイッチを押してオンする。このトリムスイッチのオンの際の操舵角センサθ0’を新たな中立位置として操舵コントローラ28は認識し記憶する。
その後の自動モードにおける中立位置はそれまでのθ0からθ0’に変更して制御されるものとなる。したがって、傾斜地で車両がずり落ちるように走行する場合であっても、中立位置で前輪操舵部40は傾斜地の高い側に向くため該ずり落ちをカバーでき方向修正の頻度を少なくできる。
従って、上記トリムスイッチにより、車両に耕耘装置などの作業機を連結する場合、車両が圃場面の傾斜面を走行する場合、操舵装置のガタ等により、直進性が損なわれた時に自動操舵制御を中止することなく補正することが可能になる。
上記構成からなる自動操舵用駆動装置において、中間軸17部分はナット付円盤体26を締め付けることで駆動スプロケット21が中間軸17に固定支持され、中間軸駆動用モータ20の駆動力が中間軸17を経由して駆動スプロケット21に伝わる。またナット付円盤体26の締め付け度合いを緩くすることで中間軸駆動用モータ20の駆動力は一対の摩擦部材23,24の摺べりを可能としながら駆動スプロケット21に伝達される。
そのため中間軸駆動用モータ20の駆動力を前記一対の摩擦部材23,24と座金25a、皿バネ25bからなるクラッチ機構によりステアリングハンドル9に伝達することができ、中間軸駆動用モータ20の駆動力を固定的に駆動スプロケット21に伝達する場合に生じる中間軸駆動用モータ20の逆回転時などにおける支障が無くなる。
上記クラッチ機構を設けたため緊急にオペレータがハンドル9を操舵すると駆動スプロケット21が滑って危険を回避でき、安全性が従来より向上する。
さらにオペレータがナット付円盤体26により、クラッチ機構の締め付け力を調整できるので、非作業中は、中間軸駆動用モータ20の駆動部がフリーになる構成とし、ワンタッチで手動操作が行えるので、操作性が従来より向上する。
また、種々、径が異なる駆動スプロケット21を用意しておき、手動でナット付円盤体26の締付度をコントロールして容易に取り替えることで、例えば車格の異なるトラクタに取り付けても変速比を簡単に変更できる。
上記中間軸駆動用モータ20を用いる駆動機構によりステアリングハンドル9を操舵させる機構は、現在使用中の作業車両、例えば既存のトラクタのハンドル9のシャフト15に従動スプロケット16を取り付けて、更にハンドルポスト8に駆動スプロケット21を有する中間軸17及び該中間軸駆動用モータ20を取り付けることで自動操舵装置に改良することができる。
なお、前記の実施例では、ベースプレート18aを側面視で逆L型に構成したが、ハンドルポスト8とハンドル9の間にハンドルポスト8の上面を覆い、ステアリングシャフト15と中間軸17をそれぞれ貫通する接続プレート18bをベースプレート18aに加えて構成すると(図9)、駆動モータ20とステアリングシャフト15とはハンドルポスト8に固定された接続プレート18bに支持されているので操舵時に生じるトルクを接続プレート18bで支えることができるので、チェーン27からの負荷を接続プレート18bが受け止めることができ、ベースプレート18aへの駆動モータ20の取り付けが比較的簡単になる。
さらに、従来から使用しているトラクタのステアリングハンドル9を、該ハンドル9下部のシャフト15との連結部に従動スプロケット16を取り付けたものに取り替え、そのほかに必要な部材、即ち、チェーン27、中間軸17、中間軸駆動モータ20、ベースプレート18a、接続プレート18bなどを用意するだけで本実施例の自動操舵用駆動装置が得られる。
前記実施例では、自動モードにおいて、遠目標と撮像カメラを設置して直進制御を行う構成としたが、GPSを用いて走行操舵制御を行う構成でもよい。
本発明は、GPSなどを利用した汎用自動操舵用駆動装置として利用可能性が高い。
1 車両 2 前輪
3 後輪 4 ボンネット
5 エンジン 6 ミッションケース
7 運転者席 8 ハンドルポスト
8a 固定ボルト 9 ステアリングハンドル
10 アクセルレバー 11 ブレーキペダル
12 耕耘作業機 13 トップリンク
14 ロアリンク 15 ステアリングシャフト
16 従動スプロケット 17 中間軸
18a ベースプレート 18b 接続プレート
19 ドライバーユニット
20 中間軸駆動用モータ
21 駆動スプロケット 22 ギヤケース
22a モータ駆動軸 23、24 摩擦部材
25a 座金 25b 皿バネ
26 ナット付円盤体(ねじ込み部材)
27 チェーン 28 操舵コントローラ
29 直進支援コントローラ
30 ナビゲーションコントローラ
32 前輪駆動軸 33 前輪デフ機構
35 アクスルブラケット
36 自在継手 37 伝動軸
38 操作パネル 39 パワステユニット
40 前輪操舵部 41 操舵角センサ

Claims (2)

  1. ステアリングハンドル(9)と、該ステアリングハンドル(9)に連動して正転と逆転をするステアリングシャフト(15)と、該ステアリングハンドル(9)を支持するハンドルポスト(8)と、前記ステアリングシャフト(15)に連動する操舵油圧機構(39)と、該操舵油圧機構(39)を介して操舵される車両の操舵輪(2)と、
    ステアリングシャフト(15)の軸心周りに該ステアリングシャフト(15)と一体的に設けた従動スプロケット(16)と、
    ハンドルポスト(8)に隣接する位置にステアリングシャフト(15)の軸方向に平行な方向に配置した中間軸(17)と、
    ハンドルポスト(8)に着脱自在に支持されるプレート(18)と、
    該中間軸(17)を駆動し、かつプレート(18)に支持される中間軸駆動用モータ(20)と、
    中間軸(17)に着脱自在に設けられる駆動スプロケット(21)と、
    該駆動スプロケット(21)と中間軸(17)との間に配置される摩擦部材(23,24)と、
    前記摩擦部材(23,24)による摩擦力を駆動スプロケット(21)に付与し又は解除するねじ込み部材(26)と、
    駆動スプロケット(21)と従動スプロケット(16)の間に掛け渡されるチェーン(27)と
    を備えたことを特徴とするステアリングハンドル部の自動操舵用駆動装置。
  2. ねじ込み部材(26)を円盤体により構成し、中間軸(17)に一体的に鍔部(17b)を形成し、該鍔部(17b)に支持させて中間軸駆動用モータ装着部側から順に第2摩擦材(24)、駆動スプロケット(21)、第1摩擦材(23)および皿バネ(25b)を着脱自在に重ねて中間軸(17)に挿入し、さらに皿バネ装着側の中間軸(17)に設けられた前記ねじ込み部材(26)で駆動スプロケット(21)を第1、第2摩擦材(23,24)を介して中間軸(17)に固定する構成としたことを特徴とする請求項1に記載のステアリングハンドル部の自動操舵用駆動装置。
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