JP2011031661A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業車両の前輪増速装置において、コンパクトでコストを低減しながら高速伝動での接続衝撃を抑制する。
【解決手段】前側前輪伝動軸と後側前輪伝動軸の間に前輪等速増速切替装置を介装し、該前輪等速増速切替装置を、ケースに取り付けているリングギヤ、前側前輪伝動軸に軸支している複数の遊星ギヤ、該遊星ギヤと噛み合うサンギヤを備えた遊星ギヤ伝動部と、前記後側前輪伝動軸と一体回転する切り替えハブと、前記サンギヤの軸と切り替えハブを断接する爪クラッチと、切り替えハブと遊星ギヤの軸部とを断接する湿式多板クラッチと、前記爪クラッチ及び湿式多板クラッチを作動するフォークと、これらを被覆するケースとで構成し、ステアリングハンドルの所定角度以上の操舵に関連してアクチュエータ、フォークを介して湿式多板クラッチを切り替えハブと遊星ギヤの軸部とを接続するコントローラを設けたことを特徴とする作業車両の構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、前後輪を備え、エンジンの動力を前後輪に伝達して走行する乗用型作業車両の前輪増速制御装置に関する。
エンジンからの動力を変速装置により変速した後に出力軸を介して後輪に伝達し、この出力軸から分岐した動力を変速して前輪に伝達する前輪増速制御装置において、動力の断接を切り替えるクラッチと、モータと、このモータとエンジンからの動力を合成して変速する遊星歯車機構を備えたものは、公知である(特許文献1)。
特開2007−45177号公報
背景技術のものは、エンジン動力の伝達されるリングギヤ、モータで駆動される第二出力軸に取り付けたサンギヤ、プラネタリギヤで、遊星歯車機構を構成しているので、構成が複雑となりコスト高になるという不具合があった。そこで、本発明はこのような不具合を解消しようとするものである。
請求項1の発明は、エンジン(E)の動力をミッションケース(2)内の変速装置で変速して後輪(4)、及び、ミッションケース(2)の下方に配設した前輪伝動軸(22)へ伝達する作業車両において、前記前輪伝動軸(22)を前側前輪伝動軸(22a)と後側前輪伝動軸(22b)とに分割構成してその間に前輪等速増速切替装置(23)を介装し、該前輪等速増速切替装置(23)を、ケース(31)に取り付けているリングギヤ(26c)、前側前輪伝動軸(22a)に軸支している複数の遊星ギヤ(26b,…)、該遊星ギヤ(26b,…)と噛み合うサンギヤ(26a)を備えた遊星ギヤ伝動部(26)と、前記後側前輪伝動軸(22b)と一体回転する切り替えハブ(30)と、前記サンギヤ(26a)の軸と切り替えハブ(30)を断接する爪クラッチ(27)と、切り替えハブ(30)と遊星ギヤ(26b,…)の軸部とを断接する湿式多板クラッチ(28)と、前記爪クラッチ(27)及び湿式多板クラッチ(28)を作動するフォーク(29)と、これらを被覆するケース(31)とで構成し、ステアリングハンドル(12)の所定角度以上の操舵に関連してアクチュエータ(33)、フォーク(29)を介して湿式多板クラッチ(28)を切り替えハブ(30)と遊星ギヤ(26b,…)の軸部とを接続するコントローラを設けたことを特徴とする作業車両としたものである。
請求項1の発明は、前輪等速増速切替装置(23)の後輪前輪等速伝動状態では、爪クラッチ(27)により切り替えハブ(30)とサンギヤ(26a)の軸部とを接続し、前輪増速伝動状態では湿式多板クラッチ(28)により切り替えハブ(30)と遊星ギヤ(26b,…)の軸部とを接続するので、コンパクトでコストを低減しながら、前輪増速伝動状態での接続衝撃を抑制することができる。
トラクタの全体側面図。 前輪等速増速切替装置の切断側面図。 前輪等速増速切替装置の切断側面図、切断正面図。 前輪等速増速切替装置の側面図。 ミッションケースの切断側面図。 ミッションケースの切断側面図。 トラクタ前側部の側面図、平面図。 パワーステアリング装置の切断平面図、切断側面図。 パワーステアリング装置の切断平面図、切断側面図。 トラクタ前側部の切断側面図。 トラクタ前側部の切断側面図。 トラクタ後側部の斜視図。 トラクタ後側部の平面図。 シートの側面図。 シートの側面図。 トラクタの後側部の斜視図。 シートの斜視図。
以下、図面に基づいて、この発明を農業用トラクタに適用した実施例について説明する。
トラクタTは、図1に示すように、車体前側部のボンネット1内にエンジンEを設け、エンジンEの回転動力をミッションケース2内の変速装置を経由して左右前輪3,3及び左右後輪4,4へ伝達している。
また、前記ミッションケース2の後側上部には、作業機昇降用の油圧シリンダ5を内装しているシリンダケース6を設け、シリンダケース6の後部にリフトアーム7,7を上下回動自在に軸架し、油圧シリンダ5のピストンの伸縮作動により、リフトアーム7,7を上下回動するように構成している。また、前記ミッションケース2の後側部には、上部リンクと左右下部リンクとからなる三点リンク機構(図示省略)を設けて、各種作業機を連結するように構成している。
また、エンジンEの後方には、ハンドルコラム11を立設し、ハンドルコラム11の上部にステアリングハンドル12を軸支している。ミッションケース2の上側にはフロア13を設け、フロア13上には前進ペダル、後進ペダル、左右ブレーキペダル、クラッチペダル、アクセルペダルを設けている。
次に、図1及び図2に基づき前輪3の増速伝動構成について説明する。
エンジンEの動力をクラッチハウジング21内の主クラッチ(図示省略)を経てミッションケース2に伝達し、ミッションケース2内の主変速装置及び副変速装置で変速した動力を出力軸から後輪4へ伝達している。ミッションケース2の下方には前輪伝動軸22を前後方向に沿うように軸架し、前記出力軸から前輪駆動用の動力を分岐し、前輪伝動軸22に伝達している。
前輪伝動軸22を前側前輪伝動軸22aと後側前輪伝動軸22bとに分割構成し、前側前輪伝動軸22aと後側前輪伝動軸22bの間に前輪等速増速切替装置23を介装している。前側前輪伝動軸22aの前側端部にドライブピニオン24を設け、ドライブピニオン24から前輪アクスルケース25内の前輪デフ機構、前輪伝動装置を経由して左右前輪3,3に動力を伝達している。
この前輪等速増速切替装置23は、遊星ギヤ伝動部26(サンギヤ26aと、前側前輪伝動軸22aのフランジ部に軸支している複数の遊星ギヤ26b,…と、ケース31に取り付けているリングギヤ26cで構成し、ギヤ26a,26b,26cを噛み合わせて構成している。)と、サンギヤ26aの軸部と前記後側前輪伝動軸22bと一体の切り替えハブ30とを断接する爪クラッチ27と、切り替えハブ30と遊星ギヤ26b,…の軸部とを断接する湿式多板クラッチ28と、爪クラッチ27及び湿式多板クラッチ28を作動するフォーク29と、これらの構成部材を被覆するケース31とで構成している。
前記構成によると、後側前輪伝動軸22bの回転動力は切り替えハブ30に伝達され、フォーク29の切り替え操作により、切り替えハブ30と爪クラッチ27を接続する。すると、爪クラッチ27、サンギヤ26a、遊星ギヤ26b、前側前輪伝動軸22a、ドライブピニオン24を経て、後輪4と等速の動力が前輪3に伝達される。
また、フォーク29の切り替え操作により、湿式多板クラッチ28を切り替えハブ30と遊星ギヤ26b,…の軸部とを接続する。すると、切り替えハブ30から湿式多板クラッチ28、遊星ギヤ26bの軸部に伝達され、遊星ギヤ26bがサンギヤ26a,リングギヤ26cと噛み合い回転しながら前側前輪伝動軸22aを増速回転させ、ドライブピニオン24を経て後輪4より増速された動力が前輪3に伝達される。
前後輪等速伝動状態では、前輪3と後輪4の回転差がないため、前側前輪伝動軸22aと後側前輪伝動軸22bとの接続手段に爪クラッチ27を採用することにより、構成を簡単化しコストの低減を図りながら、断接を無理なく円滑に行なうことができる。
また、前輪増速伝動状態では、切り替えハブ30と遊星ギヤ部26b,…の軸部とを湿式多板クラッチ28で接続するので、接続衝撃を抑制しながら円滑に動力を伝達することができる。
次に、図3及び図4に基づき爪クラッチ27、湿式多板クラッチ28の断接構成について説明する。
前輪伝動軸22を覆うケース31に軸29aを介してフォーク29を軸支し、軸29aに操作アーム32を取り付け、この操作アーム32をモータ33で操作するようにしている。モータ33の回転軸33aにカムアーム34を取り付け、カムアーム34と操作アーム32とをワイヤ35により連結している。
軸33aにカムアーム34を外周側に突出するように取り付け、カムアーム34の基部側に小径のカム面34aを形成し、先端側に大径のカム面34bを形成している。しかして、図4に示すように、モータ33の軸33aを例えば3/4回転するように構成し、カムアーム34を図4(A)の状態から例えば時計方向に1/4回転させると、ワイヤ35はカムアーム34の外周に接触しながら引っ張られ、中立位置にあるフォーク29を同方向に回動させ、爪クラッチ27をクラッチ入り位置に移動させる。このときには、移動距離が大きく移動速度が速い状態で、ワイヤ35は引っ張られ、爪クラッチ27を断接する。
また、カムアーム34を図4(A)の状態から例えば反時計方向に1/2回転させると、ワイヤ35はカムアーム34の外周に接触しながら引っ張られ、湿式多板クラッチ28が断切から接合状態となる。このときには移動距離が順次小さくなり速度が遅くなりながらワイヤ35が引っ張られ、接合トルクが順次上がり、接合衝撃を抑制する。
また、ステアリングハンドル12には切れ角検出用のハンドル検出手段(図示省略)を設け、ハンドル検出手段の検出情報をコントローラ(図示省略)に入力している。モータ33のカムアーム34の回動状態を検出する検出手段(図示省略)を設け、コントローラに接続している。また、湿式多板クラッチ28を油圧シリンダで断接するように構成し、油圧シリンダの伸縮状態を検出する検出手段を設けてもよい。
ハンドル検出手段の検出操舵角度が所定角度以上になると、コントローラからモータ33に増速伝動制御指令が出され、モータ33を作動し、湿式多板クラッチ28が断切状態から接合状態となる。また、検出操舵角度が所定角度以下になると、コントローラからモータ33に等速伝動制御指令が出され、爪クラッチ27が断切状態から接合状態になる。
前記前輪等速増速切替装置23の遊星ギヤ伝動部26を前側前輪伝動軸22aと後側前輪伝動軸22bとの間に介装し、爪クラッチ27及び湿式多板クラッチ28の断接で後輪等速伝動あるいは前輪増速速伝動に切り替えるので、構成を簡単化し、スペースをコンパクトにし、コストの低減をすることができる。また、前輪等速増速切替装置23における遊星ギヤ伝動部26の遊星サンギヤ26a及び遊星ギヤ26b,…の歯数を変えることにより、増速率を自由に変更できるメリットがある。
次に、図5及び図6に基づきミッションケース2の小型から大型への変更構成について説明する。
図5に示すように、小型のミッションケース2を、主クラッチケース2aと、フロントケース2bと、ミドルケース2cと、リヤケース2dとを中空ケースに構成し、これらケースを一体的に組み付けて構成している。
主クラッチケース2aには主クラッチ装置40を内装し、主クラッチ軸40aの後側端部をフロントケース2bへ延出している。フロントケース2b及びミドルケース2cには、伝動軸44と前輪伝動軸45を上下に軸架し、主クラッチ軸40aからギヤ群G1を介して伝動軸44に動力を伝達している。
ミドルケース2cの伝動軸42の上方に主変速軸46、副変速軸47を軸心一致状態で軸架している。伝動軸44と主変速軸46との間には、主変速ギヤ群48を介装し、例えば6段変速をするように構成している。また、伝動軸44と副変速軸47との間には副変速ギヤ群49を介装し、更に副変速ギヤ群49で例えば高低に変速している。そして、副変速軸47の後側端部にベベルギヤ51を設けベベルギヤ51、後輪デフ機構52を経由して左右後輪4,4に動力を伝達している。
また、主変速ギヤ群48及び副変速ギヤ群49で変速した動力をギヤ群54を経て前輪伝動軸45に伝達し、前輪3、3を駆動している。
また、リヤケース2dの後側部にPTO変速装置50を設け、伝動軸44からPTO変速装置50に動力を伝達し、PTO変速装置50で高低に変速し、PTO軸50aから出力している。
また、ミッションケース2の最前部に油圧ポンプ(図示省略)を配設し、フロントケース2bの下部に配設した油圧サクションフィルタ58と油圧ポンプとをサクションパイプ59を介して接続している。
次に、図6に基づき図5の小型のミッションケース2を基にして大型のミッションケース2への変更構成について説明する。
ミッションケース2を、クラッチケース2a、フロントケース2b、フロントケース2bとミドルケース2cとの間に挿入したスペーサケース56、ミドルケース2c及びリヤケース2dで構成している。フロントケース2b、スペーサケース56及びミドルケース2cには、長い伝動軸44a、前輪伝動軸45aを軸架し、主クラッチ軸40aからギヤ群G1を介して伝動軸44に伝達している。
ミドルケース2cの伝動軸44aの上方には、小型ミッションケース2と同様に、主変速軸46、副変速軸47を軸架し、伝動軸44aと主変速軸46との間には同様の主変速ギヤ群48を介装し、伝動軸44aと副変速軸47との間には同様の副変速ギヤ群49を介装し、主変速ギヤ群48で変速した主変速動力を副変速ギヤ群49で副変速し、ベベルギヤ51、後輪デフ機構52を経て左右後輪4,4に伝達している。
前記構成によると、小型のミッションケース2にスペーサケース56を挿入することにより、大型のミッションケース2に変更し、前輪3と後輪4との間隔を拡げることができる。また、多数の部品を共用とすることができ、コストアップを抑制することができる。また、ミッションケース2の最前部に油圧ポンプ(図示省略)を配設し、フロントケース2bの下部に配設した油圧サクションフィルタ58と油圧ポンプとをサクションパイプ59を介して接続することにより、油圧部品の共用化を図ることができる。
次に、図7及び図8に基づき左右前輪3,3のパワーステアリング構成について説明する。
この実施例は全油圧式のパワーステアリング装置であって、エンジンEの前方に位置する前側フレーム61に、パワステケース62を左右方向に沿わせて取り付けている。このパワステケース62の内部にピストン63を左右方向に移動自在に設け、パワステケース62の支持穴に上下方向の軸64を嵌合支持している。また、ピストン63には溝63aが形成されていて、その溝63aにスライドプレート65を嵌合支持し、スライドプレート65に支持穴65aを設けている。
そして、前記軸64の上側部に一体的に回動するアーム66に取り付け、アーム66の先端に設けたピン67をスライドプレート65の穴65aに挿入し、ピストン63と軸64とを連繋している。軸64の下端部にピットマンアーム68を取り付け、ピットマンアーム68からドラグロッド(図示省略)等を介して、左右前輪3,3を操舵するように構成している。
ステアリングハンドル12の操作が油圧切替手段69に伝達され切り替えられると、作動油圧がケース62内に流入し、ピストン63を左右に移動させる。すると、ピストン63の左右の動きはスライドプレート65からピン67、アーム66に伝達され、軸64及びピットマンアーム68を回動させ、左右前輪3,3を操舵する。
前記構成によると、コンパクトな構成とし、破損を防止しながら前輪トレッドの狭いトラクタでも切れ角を大きくとることができる。
また、ピストン63の左右方向への移動を軸64に伝達するにあたり、図9に示すように、ピストン63の後側面にラックギヤ71を左右方向に沿わせて設け、軸64の上側部にスパーギヤ72を設け、ギヤバックラッシュ調整用のボルト73により、パワステケース62に軸64を上下調整自在に取り付け、ラックギヤ71とスパーギヤ72とを噛み合わせる構成としてもよい。
次に、図10及び図11に基づきトラクタの操舵装置において、パワーステアリング型とマニュアルステアリング型との変更構成について説明する。
この実施例は、パワーステアリング型とマニュアルステアリング型とが混在するトラクタにおいて、ミッションケース2の前側上部に後側上方へ突出するように取付ケース76を設け、取付ケース76の上部に、外形が略同一のパワーステアリングユニット77あるいはマニュアルステアリングユニット78を取り付ける構成である。
パワーステアリング型は、図10に示すように、取付ケース76に油圧切替手段77aの内蔵されているユニットボックス77bを取り付け、ステアリングハンドル12支持用のハンドルコラム11をユニットボックス77bの上部に取り付け、ステアリングハンドル12の操作により、油圧切替手段77aを切り替え、左右前輪3,3を操舵するようにしている。
また、マニュアルテアリング型は、図11に示すように、取付ケース76にマニュアルステアリングユニット78を取り付ける。このマニュアルステアリングユニット78は、ユニットボックス78aと、ユニットボックス78aに軸架されている操舵用の扇形ギヤ78bと、扇形ギヤ78bに噛み合い、且つステアリングハンドル軸12aで作動されるピニオン78cと、により構成している。
前記構成によると、マニュアルステアリングユニット78とパワーステアリングユニット77の外形を略同形に構成したので、一種類の取付ケース76に両ステアリングユニット77,78を取り付けることができ、多くの部品を共用化し、部品点数を少なくし、コストの低減を図ることができる。
次に、図12及び図13に基づき副変速レバー82の取付構成について説明する。
ミッションケース2の上部に取り付けている支持板81には、左右方向の軸82aを介して副変速レバー82を前後方向に回動自在に軸支し、副変速レバー82の上部操作部をガイド板83の副変速溝83aに変速操作自在に支持している。副変速レバー82の側方に配置した調整アーム85を軸82a回りに回動自在に軸支し、調整アーム85の前後方向の調整長孔を介して副変速レバー82に前後調整自在にボルト・ナットで固着している。ミッションケース2から立設している支持アーム84と前記調整アーム85とをロッド86で連結している。
前記構成によると、副変速レバー82に対して調整アーム85を前後方向に調整することにより、変速ガイド溝83aの変速位置に対する副変速レバー82の移動位置を簡単に調整し、適正にすることができる。
次に、図14乃至図17に基づきシート88の取付構成について説明する。
ミッションケース2の後側端部に後側フレーム89を立設し、ミッションケース2の後部上面にシートフレーム90を取り付けている。このシートフレーム90は、上下方向に沿った前側フレーム90aと、前側フレーム90aの上側端部から水平に後方へ伸びる左右上側フレーム90b,90bと、左右上側フレーム90b,90bの後側部を連結する後側フレーム90cとで、側面視L型に構成している。そして前側フレーム90aの下側端部をミッションケース2にボルト・ナットで固定し、左右上側フレーム90b,90bの後側端部を後側フレーム89にボルト・ナットで固着支持している。
シート88の前側下部には前後方向に複数の取付孔88a,…付きの前側取付部88bを設け、シート88の後側下部にはシートゴム88cを設けている。前側フレーム90aの上側端部の取付孔90dと、シート88の前側取付部88bの取付孔88aとを合致させて、左右方向の長いピン91を挿入し、前後調整自在に支持し、長いピン91にはスナップピンを挿入し抜け止めをしている。上側フレーム90bの後側フレーム90cでシート88のシートゴム2cを受けている。
なお、図17のように構成してもよい。前側フレーム90aを、左右前側フレーム90a1,90a1と、これらを連結する下側前側フレーム90a2とで構成する。そして、左右前側フレーム90a1,90a1の上部の取付孔と、シート88の前側取付部2bの取付孔2a,…とを合わせて、左右方向に長いピン91を挿通して支持し、スナップピン92で抜け止めをする。しかして、部品点数を少なくし構成を簡単化しながら、強固なシート88を構成することができる。
E エンジン
2 ミッションケース
4 後輪
12 ステアリングハンドル
22 前輪伝動軸
22a 前側前輪伝動軸
22b 後側前輪伝動軸
23 前輪等速増速切替装置
26 遊星ギヤ伝動部
26a サンギヤ
26b 遊星ギヤ
26c リングギヤ
30 切り替えハブ
27 爪クラッチ
28 湿式多板クラッチ
29 フォーク
31 ケース
33 アクチュエータ(モータ)

Claims (1)

  1. エンジン(E)の動力をミッションケース(2)内の変速装置で変速して後輪(4)、及び、ミッションケース(2)の下方に配設した前輪伝動軸(22)へ伝達する作業車両において、前記前輪伝動軸(22)を前側前輪伝動軸(22a)と後側前輪伝動軸(22b)とに分割構成してその間に前輪等速増速切替装置(23)を介装し、該前輪等速増速切替装置(23)を、ケース(31)に取り付けているリングギヤ(26c)、前側前輪伝動軸(22a)に軸支している複数の遊星ギヤ(26b,…)、該遊星ギヤ(26b,…)と噛み合うサンギヤ(26a)を備えた遊星ギヤ伝動部(26)と、前記後側前輪伝動軸(22b)と一体回転する切り替えハブ(30)と、前記サンギヤ(26a)の軸と切り替えハブ(30)を断接する爪クラッチ(27)と、切り替えハブ(30)と遊星ギヤ(26b,…)の軸部とを断接する湿式多板クラッチ(28)と、前記爪クラッチ(27)及び湿式多板クラッチ(28)を作動するフォーク(29)と、これらを被覆するケース(31)とで構成し、ステアリングハンドル(12)の所定角度以上の操舵に関連してアクチュエータ(33)、フォーク(29)を介して湿式多板クラッチ(28)を切り替えハブ(30)と遊星ギヤ(26b,…)の軸部とを接続するコントローラを設けたことを特徴とする作業車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012228956A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Iseki & Co Ltd 作業車
JP2014076801A (ja) * 2013-12-25 2014-05-01 Iseki & Co Ltd 作業車

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