JP2010190914A - 印刷装置、及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷処理の生産性と定着制御の精度とを考慮して、用紙の特性に応じた定着制御を行う画像形成装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 本画像形成装置は、印刷ジョブが入力されると、当該印刷ジョブで使用される用紙の種類を抽出し、抽出された用紙の種類が定着制御における1つの設定値で対応可能であるか否かを判定する。その後、画像形成装置は、1つの設定値で対応可能である場合には共通の設定値を決定し、対応可能でない場合には各種類ごとに設定値を決定し、決定した設定値に従って印刷処理を実行する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、複数種類の用紙を印刷することが可能な印刷装置及びその制御方法に関するものである。
電子写真方式の印刷装置では、用紙に転写されたトナーやインクを用紙に定着させるために、当該用紙に熱や圧力を付加する必要がある。そのため、電子写真方式の画像形成装置には用紙に熱や圧力を加えるための定着ユニットや用紙を定着ユニットに搬送するための搬送機構が備えられている。
また、用紙にトナーやインクを定着させるために必要となる熱量や圧力は用紙の厚さや表面性などの用紙の特徴に応じて異なる。したがって、定着ユニットによる用紙への加熱温度を可変に制御したり複数の定着ユニットを組み合わせて用紙への加熱温度を制御する必要がある。そして、用紙の特徴に応じて適切な定着制御を行うための仕組みとして、例えば、特許文献1には、印刷ジョブで印刷する用紙に対して定着可能な定着温度値を定着ユニットに設定して印刷処理を行う手法が提案されている。
特開平07−072678号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する問題がある。特徴の異なる複数の用紙を連続して印刷する場合、用紙の切替タイミングで定着ユニットの制御を変更する必要がある。例えば、用紙へ加熱するための定着ローラの温度を用紙の特性に応じて変更する必要がある。この場合、定着ユニットの温度を変更するために要する待ち時間が発生し、印刷処理が中断することがあり、印刷スループットが低下してしまう。
また、例えば、印刷ジョブで印刷する全ての種類の用紙に対して定着ユニットに同等の設定を行った場合、用紙の種類の組み合わせによっては、定着ユニットに余分な負荷を与える可能性がある。また、定着ユニットの寿命を縮めてしまう可能性がある。具体的には、印刷ジョブの前後半のページで用紙の特性(例えば、坪量)の著しく異なる用紙を印刷する場合に、従来技術ではジョブ全体に対して同一の設定(例えば、同一の定着温度)が行われる。そのため、定着ユニットへの負荷が印刷ジョブの前後半で異なる場合であっても、負荷の高い方の設定で全てのページを印刷する必要がある。このように、定着ユニットへの負荷が発生するため、定着ユニットの寿命を縮めてしまう可能性がある。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、印刷処理の生産性と定着制御の精度とを考慮して、印刷処理で使用される記録材の種類に応じた適切な定着制御を実行する印刷装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷装置は、複数ページの画像データを含む印刷ジョブを入力する入力手段と、記録材に現像剤を転写する転写部と、転写された現像剤を記録材に定着させる定着部とを備え、印刷ジョブに基づいて複数種類の記録材に印刷処理を実行可能な印刷手段と、印刷ジョブに基づく印刷処理で使用される記録材の種類を抽出する抽出手段と、抽出手段により複数種類が抽出された場合に、抽出された複数種類の記録材に印刷処理を実行する際の定着部における定着制御が複数種類の記録材に共通の設定値で対応可能か否かを判定する判定手段と、判定手段によって共通の設定値で対応可能と判定された場合には、印刷ジョブに基づく印刷処理で使用される複数種類の記録材に共通した設定値を決定する決定手段と、決定手段により決定された設定値に従って定着部における定着制御を実行する実行手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の制御方法は、記録材に現像剤を転写する転写部と、転写された現像剤を記録材に定着させる定着部とを備え、印刷ジョブに基づいて複数種類の記録材に印刷処理を実行可能な印刷手段を有する印刷装置の制御方法であって、印刷ジョブに基づく印刷処理で使用される記録材の種類を抽出する抽出ステップと、抽出ステップにて複数種類が抽出された場合に、抽出された複数種類の記録材に印刷処理を実行する際の定着部における定着制御が複数種類の記録材に共通の設定値で対応可能か否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて共通の設定値で対応可能と判定された場合には、印刷ジョブに基づく印刷処理で使用される複数種類の記録材に共通した設定値を決定する決定ステップと、決定ステップにて決定された設定値に従って定着部における定着制御を実行する実行ステップとを実行することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、印刷処理の生産性と定着制御の精度とを考慮して、印刷処理で使用される記録材の種類に応じた定着制御を実行する印刷装置及びその制御方法を提供できる。
画像形成装置の構成例を示す断面図である。 定着ユニット115の構成例を示す図である。 メインコントローラ301を示すブロック図である。 用紙の坪量と定着ユニットの温度値との関係を示す図である。 用紙の表面性と用紙の形状又は材質とによる定着ユニット115の設定値の関係を示す図である。 用紙の種類と坪量の関係を示す図である。 複数種類の用紙を使用した印刷ジョブの一例を示す図である。 ジャムが発生して印刷が中断した状態を示す図である。 第1の実施形態に係る定着制御を示すフローチャートである。 割り込み処理の制御手順を示すフローチャートである。 複数種類の用紙を使用したジョブの一例を示す図である。 ジョブの処理状況を表示する画面の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る定着制御を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る割り込み処理を示すフローチャートである。 操作部104に表示される画面1101の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る給紙装置に格納されている用紙が無くなった際に、自動的に給紙装置を変更して給紙を行うことができる給紙装置の構成例を示す図である。 第3の実施形態に係る定着制御を示すフローチャートである。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される個別の実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
<画像形成装置の構成>
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成例を示す断面図である。ここでは、画像形成装置の一例として印刷装置100を例に説明する。なお、本発明の画像形成装置は、例えば、複写機、ファクシミリ装置、複合機などの定着ユニットを有する画像形成装置であれば適用可能である。
印刷装置100は、画像形成部101、定着部102、スキャナ部103、操作部104、用紙排出部107、トナー補給部110、及び外部給紙装置118を備える。また、画像形成部101には、給紙装置105、106、搬送部108、一次転写部111、転写ベルト112、及び二次転写部113が設けられている。定着部102には、スイッチバック部109、廃トナー収納部114、定着ユニット115、116、及び搬送部117、123が設けられている。外部給紙装置118には、搬送部119、及び給紙装置120、121、122が設けられている。
スキャナ部103は、原稿をスキャンして画像の電子データを生成する。操作部104は、操作者による印刷装置100への各種指示を受け付ける。また、操作部104には、ハードキーとともに、タッチパネル式等の表示部が設けられている。給紙装置105、106、120、121、122は、印刷装置100で印刷するための用紙(記録材)を積載する。用紙排出部107は、印刷された用紙を印刷装置100の外部へ排出する。各搬送部には、一定の間隔で用紙を搬送するためのローラが設けられている。スイッチバック部109は、用紙排出部107へ用紙を排出する際に用紙の出力面を反転させる。トナー補給部110は、画像形成部101に対して現像剤であるトナーを補給する。一次転写部111は、画像データに従って形成したトナー像を転写ベルト112に転写する。二次転写部113は、転写ベルト112に転写されたトナー像を用紙に転写する。廃トナー収納部114は、転写処理の過程において発生した余分なトナーを収納する。定着ユニット115は、二次転写部113において画像が転写された用紙に熱と圧力を加えて、トナーを用紙に定着させる。定着ユニット116は、定着ユニット115において画像が定着された用紙にさらに熱と圧力を加えて画像の定着を強化させる。搬送部108、117、119、123は、用紙を搬送するための搬送路である。搬送部117は、定着ユニット115から定着ユニット116へ用紙を搬送するための搬送路である。搬送部123は、定着ユニット115から定着ユニット116を介さずに用紙排出部107又はスイッチバック部109へ用紙を搬送するための搬送路である。搬送部108、119は、用紙を印刷装置100へ供給するための搬送路である。
本発明に係る印刷装置100では、印刷ジョブの実行中に連続して切り替える用紙の種類を増やすために外部給紙装置118と同じ構成の機器を複数接続する場合がある。
<定着ユニットの構成>
次に、図2を参照して、定着ユニット115、116について説明する。図2は、本発明に係る定着ユニット115の構成例を示す図である。なお、定着ユニット116の構成は、定着ユニット115の構成と同様の構成であるため説明を省略する。
定着ユニット115は、定着ローラ201、外部加熱ローラ202、203、クリーニングウェブ204、搬送ベルト205、加圧パッド206、及び用紙分離爪207、208を備える。また、定着ローラ201には、内部にヒータ209、210及び温度計211が設けられ、通過する用紙に熱を加えることができる。
外部加熱ローラ202、203は、定着ローラ201に対して外部から熱を加える。クリーニングウェブ204は、定着ローラ201に付着したトナーを除去するためのクリーニング装置である。搬送ベルト205は、定着ユニット115に搬送されてきた用紙を定着ローラ201に接触させながら搬送させるためのベルトである。加圧パッド206は、定着ローラ201に接触した用紙に圧力を加える。用紙分離爪207、208は、定着ローラ201に接触している用紙を取り外す。温度計211は、定着ローラ201の温度を測定する。温度計211で測定された情報は、後述するメインコントローラへ通知される。定着ローラ201、外部加熱ローラ202、203は、それぞれ独立に温度調整を行える機構を備えており、画像を定着する用紙の種類に応じて用紙に最適な熱量を加えることが可能である。つまり、定着ユニット115、116を含む印刷装置100は、複数種類の用紙に印刷処理を実行可能である。
<印刷装置100の制御構成>
次に、図3を参照して、印刷装置100の制御構成について説明する。図3は、本発明に係る印刷装置100のメインコントローラ301を示すブロック図である。
メインコントローラ301は、CPU305、RAM306、操作部I/F307、ネットワークI/F制御部308、モデム309、ROM310、HDD311、イメージバスI/F313、RIPI/F314、データ圧縮部315、デバイスI/F316、及び画像処理部317を備える。また、312はCPUバスであり、324はイメージバスである。
ネットワークI/F308には、外部機器とネットワークによって接続を行うためのネットワークケーブル303が接続される。モデム309には、外部機器と電話回線によって接続を行うための回線ケーブル304が接続される。CPU305は、メインコントローラ301全体を制御するためのプログラムを動作させる。RAM306は、CPU305上で動作するプログラムによって管理される。RAM306は、外部から受信したデータを一時的に蓄えるための受信バッファやRIP321によってラスタライズされた画像データを一時的に蓄えるための画像データバッファ等の目的で使用される。ROM310は、CPU305上で動作するプログラムやデータ等を格納する。HDD311は、さまざまなデータを長期的に保存することが可能な不揮発性の記憶装置である。
操作部I/F307は、操作部104とメインコントローラ301とを接続するためのインタフェースである。イメージバスI/F313は、CPUバス312とイメージバス324とを接続するためのインタフェースである。RIPI/F314には、データバス318を介してRIP321が接続される。RIP321は、外部から入力される画像記述データをビットマップイメージデータに変換する機能を有するラスタライズボード(RIP)である。RIPI/F314は、データバス318によってRIP321とイメージバス324を接続するためのインタフェースである。データ圧縮部315は、データを圧縮する。
また、デバイスI/F316には、データバス319を介して給紙排紙装置322が接続され、データバス320を介してプリンタ323が接続される。プリンタ323の構成は、図1を用いて上述した構成である。CPU305は、操作部104又は外部機器からネットワークケーブル303を介して指示される信号に従って、データバス319、320を介してプリンタ323及び給紙排紙装置322へ印刷を行うための命令を発行する。画像処理部317は、RIP321によって生成されたビットマップイメージデータに各種画像処理を施す。画像処理部317では、2ページのビットマップイメージデータを1ページのビットマップイメージデータに合成する機能等のビットマップイメージデータをデジタル的に処理する機能を備える。
図4は、用紙の特性を示す特性値としての坪量と印刷開始時に設定すべき定着ユニットの温度値との関係を示す図である。図4において、401は用紙の坪量の上限値を示し、402は用紙の坪量の下限値を示し、403は各坪量に対応する最適な定着ユニットの温度値を示す。なお、本発明に係る印刷装置100は、上記情報を定義したテーブルをROM310等に予め保持している。ここで、ROM310は、記憶手段として機能している。
印刷装置100は、印刷ジョブが入力されると、当該印刷ジョブで使用される用紙の種類を抽出し、抽出された用紙の種類から坪量の上限値及び下限値を特定する。印刷ジョブは、例えば、ネットワークI/F308を介して接続される外部のコンピュータ端末から入力されるものである。また、例えば、印刷ジョブは、スキャナ部103により原稿をスキャンすることにより入力される。印刷ジョブには、複数ページの画像データが含まれているとともに、各ページの画像データを印刷処理する際に、どのような種類の記録材を使用して印刷処理を実行すべきかどうかを示す情報が含まれている。この情報は、印刷ジョブの実行前に、印刷装置100の操作者が、操作部104を介して印刷ジョブにて用いられる記録材の種類を設定することにより得られる情報である。その後、印刷装置100は、ROM310等に記憶された図4に示す情報を参照し、当該印刷ジョブで使用される用紙の種類において共通に設定可能な定着制御における設定値(定着温度)を決定する。なお、図4では、用紙の坪量における上限値及び下限値に対応付けて設定値を定義している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、用紙の表面性、形状及び材質の少なくとも1つに基づいて、設定値を定義してもよい。また、ここでは、定着制御の設定値として、定着温度の温度値を例に説明している。しかし、本発明はこれに限らず、用紙に熱を加えるための温度値、及び、用紙に圧力を加えるための圧力値の少なくとも一方を含む設定値を適用してもよい。
図5は、用紙の表面性と用紙の形状又は材質とによる定着ユニット115の設定値の関係を示す図である。図5において、501は用紙の表面性を示し、502は用紙の形状又は材質を示し、503は用紙の表面性と、用紙の形状又は材質とに応じた図4に示す定着温度の設定値での定着制御を行うか否かを示す。なお、用紙の表面性と用紙の形状又は材質は、後述する図6で示される用紙の種類に付随する情報として、ROM310に予め保持されている。印刷装置100は、印刷ジョブに含まれる情報から印刷処理で使用される記録材の種類を抽出すると、図5を参照し、記録材の種類に対応する用紙の表面性と用紙の形状又は材質に基づいて、図4を用いた定着温度の設定値を適用することができるかどうかを判定する。503において、○印で示される用紙の表面性と用紙の形状又は材質とに適合する用紙に対してのみ、図4を用いた定着温度の設定値を適用することが可能となる。
図6は、用紙の種類と坪量の関係を示す図である。例えば、用紙の種類が普通紙であれば、普通紙の坪量は下限値が80g/mであり上限値が100g/mであることを示す。図6では、坪量の範囲に対して、操作者が用紙の種類を認識しやすいように名称を割り当てた際の対応が示される。601は用紙の種類(印刷メディアタイプ)を示し、602は坪量を示す。図6に示す印刷メデイアタイプ601の文字列は操作部104に表示される。603は、用紙の種類毎の定着温度を示す。図4の表を用いて複数種類の用紙で共通の定着温度を適用することができない場合は、603の定着温度で定着部115、116が制御される。
<第1の実施形態>
以下では、図7乃至図10を参照して、第1の実施形態について説明する。本実施形態では、印刷ジョブが入力されて印刷ジョブに基づく印刷処理が開始される際の定着温度の設定方法、及び印刷が中断された後に再開する際の定着温度の設定方法について説明する。図7は、異なる特性を有する複数種類の用紙を使用した印刷ジョブの一例を示す図である。701は、印刷ジョブで印刷される用紙の全体を示す。702は、用紙の最初と最後に挿入される用紙を示し、本文とは異なる用紙の種類が使用されている。703、704は本文の途中に挿入される用紙を示し、それぞれ本文とは異なる用紙の種類が使用されている。702、703、704を除く用紙は本印刷ジョブの本文として印刷される用紙であり、全て同じ用紙の種類が使用されている。なお、印刷ジョブには、701の各ページの画像データと、各ページの用紙の種類を示す情報とが含まれている。そして、印刷ジョブには、用紙の種類を示す情報に付随する情報として用紙の表面性及び形状(又は材質)を示す情報も含まれている。例えば、2ページの画像データを含む印刷ジョブについて、1ページ目の用紙の種類が図6に示される厚紙1であり、厚紙1に付随する情報として表面性が片面コートであり、形状が普通であることが示される情報が付加される。また、2ページ目の用紙の種類が図6に示される厚紙2であり、厚紙2に付随する情報として表面性が普通であり、形状がタブであることが示される情報が付加される。また、印刷ジョブ701は、HDD311に記憶されている。
図8は、複数種類の用紙を使用した印刷ジョブにおいて、ジャムが発生して印刷が中断した状態を示す図である。801は、印刷ジョブで印刷される全ての用紙を示す。802は、印刷が中断して再開した後に印刷される全ての用紙を示す。803〜807は、それぞれ異なった種類の用紙を示す。本実施形態では、印刷ジョブに基づく印刷処理の開始時には用紙803〜807に対応する定着ユニット115、116の設定値(温度値)を適用する。しかし、ジャムによる印刷処理の中断後に印刷処理を再開する場合には、用紙806、807に対応する定着ユニット115、116の設定値が適用される。
<定着制御>
次に、図9及び図10を参照して、本実施形態に係る定着制御の詳細について説明する。図9は、第1の実施形態に係る定着制御の制御手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、CPU305がROM310に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、ここでは、本実施形態を説明するために、複数種類の用紙を必要とする印刷ジョブを実行する場合を想定する。
印刷装置100は、電源が投入され、印刷装置100を構成する各部の起動処理が完了するとステップS901の印刷ジョブの入力待ち状態に移行する。ステップS901において、CPU305は、印刷ジョブが入力されたか否かを判定し、入力されるとステップS902に進む。
ステップS902において、CPU305は、ステップS901で入力された印刷ジョブの解析処理を行う。ここでの解析処理において、CPU305は、入力された印刷ジョブに基づく印刷処理おいて使用される全ての用紙の種類を示す情報と、用紙の種類に付随する情報(用紙の表面性及び形状を示す情報)を抽出する。具体的には、CPU305は、HDD311に記憶された印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる各ページを印刷処理する際に使用されるべき用紙の種類を特定する情報を抽出する。続いて、ステップS903において、CPU305は、用紙の種類を示す情報の複数を抽出済みである場合、定着ユニット115、116を制御するための設定値を印刷ジョブで使用される全ての用紙に共通の設定値とすることが可能か否かを判定する。具体的には、CPU305は、ステップS902で抽出された用紙種類に付随する情報と、図5に示す用紙の表面性と形状又は材質とにおける定着制御の適用可否の一覧表とに基づき、全ての用紙に共通する設定値が適用可能か否かを判定する。例えば、CPU305は、用紙種類に付随する情報として、表面性が普通で形状がタブとの情報と、表面性が片面コートで形状が普通との情報を抽出した場合、いずれの組み合わせも図5では○であるので、共通する設定値が適用可能であると判定する。一方、CPU305は、用紙種類に付随する情報として、表面性が普通で形状がタブとの情報と、表面性が両面コートで形状が普通との情報を抽出した場合、後者の組み合わせが図5では×であるので、共通する設定値が適用可能でないと判定する。
なお、用紙の種類を示す情報が1つしか抽出されていない場合には、ステップS904へ処理を進める。なお、用紙種類に付随する情報の抽出結果と図5に示す用紙の表面性と形状又は材質とにおける定着制御の適用可否の一覧表に基づき共通する設定値が適用可能な場合、CPU305は、更に図4及び図6を用いて共通する設定値が適用可能であるかを判定する。具体的には、ステップS902で抽出された用紙の種類を示す情報を元に図6を参照して坪量の範囲を特定する。
例えば、用紙の種類として普通紙と厚紙1とが抽出された場合、普通紙の坪量の範囲として80〜105g/mを特定し、厚紙1の坪量の範囲として106〜128g/mを特定する。そして、図4の表を参照し、坪量の上限値(128g/m)と下限値(80g/m)から、定着温度を参照する。この場合、定着温度は210℃として算出されるので、CPU305は、210℃を共通する設定値として適用可能であると判定する。
また、例えば、用紙の種類として普通紙と厚紙6とが抽出された場合、普通紙の坪量の範囲として80〜105g/mを特定し、厚紙6の坪量の範囲として257〜300g/mを特定する。そして、図4の表を参照し、坪量の上限値(300g/m)と下限値(80g/m)から、定着温度を参照する。この場合、定着温度は算出できないので(図4の表で×)、CPU305は、210℃を共通する設定値として適用可能でないと判定する。図4の表で×となっているのは、坪量の上限値と下限値の差が大きく共通する定着温度にて定着制御をすると印刷物の品質が落ちたり、定着部の寿命を縮めたりする可能性があるからである。図4の表で×となるような用紙の種類の組み合わせについて共通の設定値を適用しないようにすることで、印刷物の品質が落ちたり、定着部の寿命を縮めたりすることを防止できる。
CPU305は、ステップS903における以上の判定により、共通する設定値を適用可能でないと判定する場合はステップS904に進み、適用可能であると判定する場合はステップS905に進む。
ステップS904において、CPU305は、定着ユニット115、116を複数種類の用紙に対応しない設定を行い、ステップS907に進む。つまり、ここでは、印刷ジョブで使用される用紙の種類ごとに、対応する定着制御の設定値を設定する。例えば、ステップS902で用紙の種類として普通紙と厚紙6とが抽出された場合、普通紙の用紙に印刷する場合は図6に示される200℃を定着温度の設定値として設定し、厚紙6の用紙に印刷する場合は図6に示される220℃を定着温度の設定値として設定する。したがって、ここでは、生産性よりも定着制御の精度を重視することとなる。説明の便宜上、本設定を通常モードと定義する。
一方、ステップS905において、CPU305は、ステップS902で抽出された用紙種類を特定する情報に基づいて印刷ジョブで指示されている用紙の種類に対応する坪量の上限値及び下限値を図6の表から特定する。続いて、ステップS906において、CPU305は、ステップS905で特定された用紙の坪量の上限値及び下限値と、図4に示す用紙の坪量の上限値及び下限値と、定着温度の設定値との関係を示す一覧表に基づき定着ユニット115、116の設定値を決定する。例えば、用紙の種類として普通紙と厚紙1とが抽出された場合、普通紙の坪量の範囲として80〜105g/mを特定し、厚紙1の坪量の範囲として106〜128g/mを特定する。そして、図4の表を参照し、坪量の上限値(128g/m)と下限値(80g/m2)から、定着温度の設定値を210℃と決定する。つまり、ここでは、印刷ジョブで使用される複数種類の用紙に共通した、定着制御の設定値を設定する。したがって、ここでは、定着制御の精度よりも生産性を重視することとなる。説明の便宜上、本設定を生産性優先モードと定義する。
その後、ステップS907において、CPU305は、ステップS904又はステップS906で決定された設定値に基づいて定着ユニット115、116の制御を行い、印刷処理を実行させる。
なお、ステップS906により複数種類の用紙に共通の定着温度の設定値が設定された場合、CPU305はプリンタ323の定着部115及び116の温度が設定された温度となるよう制御する。そして、CPU305は、設定された定着温度となったことに応じて印刷ジョブに基づく印刷処理を開始する。この場合、印刷ジョブに基づく印刷処理で複数種類の用紙が使用される場合であっても、複数の用紙に共通の定着温度で定着制御を実行できるので、印刷処理の実行中に定着温度を変更する必要がない。従って、定着温度を変更するために印刷処理を一時的に中断する(例えば、定着温度を下げるために定着部の温度が低くなるまで待機する)ことによる空き時間が発生しない。
また、ステップS904により、印刷ジョブで使用される用紙の種類ごとに、対応する定着温度の設定値が設定された場合、CPU305はプリンタ323の定着部115及び116の温度を、印刷処理する用紙の種類に応じた定着温度となるよう制御する。例えば、普通紙を5ページ印刷した後に厚紙6を5ページ印刷する場合、普通紙の用紙に印刷処理する場合は図6に示される200℃を定着温度の設定値として設定し、厚紙6の用紙に印刷処理をする場合は図6に示される220℃を定着温度の設定値として設定する。この場合、CPU305は、定着部115及び116の温度が200℃となったことを温度計211が計測したことに応じて印刷ジョブに基づく印刷処理を開始する。そして、CPU305は、前半の5ページの印刷処理が終了した場合に、厚紙6の用紙に印刷処理をするために定着温度の設定値を220℃に変更する。この場合、定着温度を変更するために、印刷処理を一時的に中断し、定着温度が220℃となったことを定着部の温度計211が検知した場合に、中断した印刷処理を再開させる。
なお、図9に示すステップS908は、ステップS907の実行中に発生する印刷中断の割り込みを示す。例えば、印刷途中で用紙搬送に関するジャムが発生した場合には、ステップS908で示される割り込みが発生する。ステップS908の割り込みが発生した場合、図10に示す割り込み処理が実行される。
図10は、第1の実施形態に係る印刷処理中に発生する割り込み処理の制御手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、CPU305がROM310に格納されたプログラムを実行することにより実現される。また、以下で説明する処理は、図9のステップS908が発生した場合に実行される。
割り込み処理が開始されると、まずステップS1001において、ステップS1001において、CPU305は、印刷モードが生産性優先モードであるか否かを判定する。ここで印刷モードが生産性優先モードである場合はステップS1002に進み、通常モードである場合は割り込み処理を終了する。
ステップS1002において、CPU305は、図9のステップS902で抽出された印刷ジョブに基づく印刷処理で使用される全ての用紙の種類からまだ印刷処理が完了していない用紙の種類を特定する情報を抽出する。続いて、ステップS1003において、CPU305は、抽出した用紙の種類を特定する情報に基づいて、用紙の種類に対応する用紙の坪量の上限値及び下限値を図6の表から特定する。さらに、ステップS1004において、CPU305は、特定した用紙の坪量の上限値及び下限値、及び図4に示す用紙の坪量の上限値及び下限値と、定着温度の設定値との関係を示す一覧表に基づいて、定着ユニット115、116の設定値を決定する。本割り込み処理が実行された場合、印刷処理を実行するステップS907における印刷処理の再開時には、ステップS1004で決定された定着ユニット115、116の設定値に基づいて制御される。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、印刷ジョブが入力されると、使用される用紙の種類を抽出し、複数種類が抽出された場合に、定着部における定着制御が抽出された複数種類の用紙に共通の設定値で適用可能であるかどうかを判定する。その後、画像形成装置は、共通の設定値で対応可能である場合には共通の設定値を決定し、対応可能でない場合には各種類ごとに設定値を決定し、決定した設定値に従って定着部における定着制御を実行する。さらに、画像形成装置は、印刷処理の実行が中断した場合であって、中断前の設定値が共通の設定値である場合には、中断した時点で印刷されていない用紙の種類を抽出し、抽出された用紙の種類に対応する共通の設定値を決定し、印刷処理を再開する。このように、本実施形態に係る画像形成装置は、印刷ジョブで使用される用紙の種類の組み合わせに応じて、定着制御における設定値(温度値や圧力値等)を、生産性又は定着制御の精度を考慮して決定する。これにより、本画像形成装置は、生産性の低下及び定着ユニットへの負荷を最小限に低減する定着制御を実現することができる。また、本画像形成装置は、印刷処理が中断した際に、再度、最適な設定値を決定するため、より効果的な定着制御を行うことができる。
<第2の実施形態>
次に、図11乃至図14を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、プリンタの印刷準備が完了した時点で、印刷ジョブの解析処理が済んでいるページを考慮した定着温度の設定方法について説明する。
第1の実施形態においては、印刷ジョブで印刷する全ての用紙を抽出してからその用紙の種類に基づく定着ユニットの設定値を決定するものであった。そして、第1の実施形態の場合、印刷部による印刷処理に先立って印刷データ全ての解析処理を終了させておく必要がある。したがって、印刷データの解析中に印刷部における印刷処理が可能であったとしても、印刷処理を行うためには印刷データの解析処理が完了するのを待たなければならず、印刷開始までに待ち時間が発生してしまい、生産性が低下してしまう。このような問題を解決するのが第2の実施形態である。
図11は、異なる特性を有する複数種類の用紙を使用した印刷ジョブの一例を示す図である。1101は、印刷ジョブで印刷されるページの全体を示す。1102は、プリンタ323の印刷準備が完了した時点で解析処理が完了しているページを示す。したがって、図11では、プリンタ323の印刷準備が完了した時点で当該印刷ジョブにおいて印刷される300ページ中の65ページまで解析処理が完了していることを示す。
図12は、第2の実施形態に係る操作部104にジョブの処理状況を表示する画面1201の一例を示す図である。図12に示すように、画面1201には、ジョブ一覧1202〜1205、処理状態1206、ボタン1207〜1209が表示される。
ジョブ一覧1202〜1205は、印刷装置100で処理されている印刷ジョブの一覧であり、それぞれの印刷ジョブに対してジョブ名称、処理されたページ数、印刷ジョブで印刷される用紙のサイズ、印刷ジョブのオーナ名称が表示される。処理状態1206は、印刷装置100で処理されている各印刷ジョブの処理状況を示す表示部である。ジョブの処理状況は、例えば、プリント中、プリント待ち、RIP中、RIP待ちの4種類に分けられる。なお、プリント待ちの印刷ジョブは、プリント待ちキューと呼ばれるRAM306又はHDD311の記憶領域(不図示)にて保持される。そして、CPU305は、プリンタ323の印刷準備が完了したことに応じて、プリント待ちキューに保持された印刷ジョブを開始させる。これにより、プリント待ちの印刷ジョブが、プリント中の印刷ジョブとなる。
本実施形態では、印刷ジョブのRIP中にプリンタ323の印刷準備が開始された場合、当該印刷ジョブに対するRIPと印刷の処理が並行して行われる。ボタン1207は、ジョブ一覧1202〜1205の各印刷ジョブの詳細状況を確認するためのボタンである。操作者は、ジョブ一覧1202〜1205から所望の印刷ジョブを選択し、ボタン1207を押下することにより、当該印刷ジョブの詳細を確認することができる。ボタン1208は、選択された印刷ジョブを中止するためのボタンである。ボタン1209は、ジョブ処理状況を表示する画面1201を終了させるためのボタンである。
<定着制御>
図13は、第2の実施形態に係る定着制御の制御手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、CPU305がROM310に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、ここでは、本実施形態を説明するために、印刷装置100に複数の印刷ジョブが同時に投入されている状態を想定する。本実施形態は、特にジョブ一覧1203に示すように先行ジョブがプリント中でかつRIP処理が完了している状態に効果的に適用することが可能である。
印刷装置100は、電源が投入され、印刷装置100を構成する各部の起動処理が完了するとステップS1301の印刷ジョブの入力待ち状態に移行する。ステップS1301において、CPU305は、印刷ジョブが入力されたか否かを判定し、入力されるとステップS1302に進む。
ステップS1302において、CPU305は、入力された印刷ジョブの解析処理を行う。なお、印刷ジョブの解析処理は、印刷ジョブに含まれる印刷データをプリンタ323にて印刷処理が可能なビットマップ形式の画像データを生成する展開処理を含む。また、解析処理において、CPU305は、入力された印刷ジョブに基づく印刷処理おいて使用される全ての用紙の種類を示す情報と、用紙種類に付随する情報(用紙の表面性及び形状を示す情報)を1ページ毎に抽出する。具体的には、CPU305は、HDD311に記憶された印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる各ページを印刷処理する際に使用されるべき用紙の種類を特定する情報を1ページ毎に抽出する。
1ページ分の印刷ジョブの解析処理が終了すると、ステップS1303において、CPU305は、ステップS1302にて抽出された用紙の種類が、既に抽出済みの用紙の種類と異なるか否かを判定する。そして、CPU305は、異なると判定された場合はステップS1304へ処理をすすめ、そうでなければステップS1305へ処理を進める。
ステップS1304で、CPU305は、印刷モードの設定処理を行いステップS1305へ処理を進める。なお、印刷モードの設定処理については、後述する。
ステップS1305では印刷装置100のプリンタ323がステップS1301にて入力された印刷ジョブに基づく印刷処理を開始するための準備が完了しているか否かの判定を行う。ステップS1305にて準備が完了していると判定された場合、CPU305はステップS1307へ処理を進める。ステップS1305の判定処理にて準備が完了していないと判定された場合、CPU305はステップS1306へ処理を進める。
ステップS1306でCPU305は、ステップS1302にて生成された画像データに基づく印刷処理をプリンタ323に実行させ、ステップS1307へ処理を進める。なお、ステップS1301にて印刷ジョブが入力された後、ステップS1306の処理が初めて実行される場合は、温度計211による定着ユニット115、116の検出温度が、ステップS1304にて設定された設定値となった(所定の制御状態となった)ことに応じて印刷処理を開始させる。定着ユニット115、116の検出温度が設定値より低いと、用紙に定着処理をした際の定着性が損なわれる可能性があるからである。
ステップS1307でCPU305は、ステップS1301にて入力された印刷ジョブの全ページの解析処理が終了しているか否かを判定し、終了していると判定した場合はステップS1308へ処理を進める。CPU305は、終了していないと判定した場合は、ステップS1302の処理を再び実行する。
ステップS1308で、CPU305は、ステップS1306にて実行される印刷処理が開始されているか否かを判定する。CPU305は、印刷処理が開始されていると判定した場合は図13のフローを終了させ、そうでなければステップS1309へ処理を進める。
ステップS1309で、CPU305は、全ページの解析処理が済んだ印刷ジョブをRAM306又はHDD311の記憶領域にプリント待ちキューとして保持させる。なお、ステップS1309は、ステップS1301にて入力された印刷ジョブの全ページの解析処理が終了するまでに、プリンタ323が印刷処理を開始するための準備を完了しない場合に実行される。プリント待ちキューに保持された解析処理済みの印刷ジョブは、プリンタ323が印刷処理を開始するための準備を完了したことに応じて実行が開始される。
次に、図14を用いて、図13のステップS1304にて実行される印刷モード設定処理について説明する。
なお、図14の各ステップにおける処理は、CPU305がROM310に格納されたプログラムを実行することにより実現される。
ステップS1401において、CPU305は、ステップS1303において複数の用紙の種類を示す情報が抽出されていると判定された場合、定着ユニット115、116を制御するための設定値を抽出された用紙に共通の設定値とすることが可能か否かを判定する。具体的には、CPU305は、ステップS1302で抽出された用紙種類に付随する情報と、図5に示す用紙の表面性と形状又は材質とにおける定着制御の適用可否の一覧表とに基づき、全ての用紙に共通する設定値が適用可能か否かを判定する。なお、用紙種類に付随する情報の抽出結果と図5に示す用紙の表面性と形状又は材質とにおける定着制御の適用可否の一覧表に基づいて共通する設定値が適用可能であると判定された場合、CPU305は、更に図4及び図6を用いて共通する設定値が適用可能であるかを判定する。なお、ステップS1401における判定処理は、前述したステップS903における判定処理は同様であるので説明を省略する。そして、CPU305は、ステップS1401における判定により、共通する設定値を適用可能でである場合はステップS1402に進み、適用可能でない場合はステップS1404に進む。
ステップS1402において、CPU305は、抽出した用紙の種類を特定する情報に基づいて印刷ジョブで指示されている用紙の種類に対応する坪量の上限値及び下限値を図6の表から特定する。さらに、ステップS1403において、CPU305は、特定した用紙の坪量の上限値及び下限値と、図4に示す用紙の坪量の上限値及び下限値と、定着温度の設定値との関係を示す一覧表に基づいて、定着ユニット115、116の定着温度の設定値を決定する。つまり、ここでは、印刷ジョブで使用される複数種類の用紙に共通した、定着制御の設定値を設定する。したがって、ここでは、定着制御の精度よりも生産性を重視することとなる。説明の便宜上、本設定を生産性優先モードと定義する。
なお、ステップS1306において印刷処理を開始させた後に、ステップS1304により生産性優先モードが設定された場合、印刷処理を開始させた際の設定値とは異なる設定値が設定される場合がある。この場合、CPU305は、印刷処理を開始された際の設定値とは異なる新たな設定値にて定着ユニット115、116の定着温度を制御する。また、生産性優先モードが設定された場合、ステップS1306にて印刷処理が開始された後は、解析処理が済んでいるページを印刷処理するための用紙の搬送を、印刷処理中に中断させることはない。印刷処理中に中断させずに済むのは、複数種類の用紙に共通した定着温度の設定値にて制御されているからである。
一方、ステップS1404において、CPU305は、定着ユニット115、116を複数種類の用紙に対応しない設定を行い、ステップS1406に進む。つまり、ここでは、印刷ジョブで使用される用紙の種類ごとに、対応する定着制御の設定値を設定する。したがって、ここでは、生産性よりも定着制御の精度を重視することとなる。説明の便宜上、本設定を通常モードと定義する。
通常モードが設定された場合、ステップS1306にて印刷処理が開始された後に、解析処理が済んでいるページを印刷処理するための用紙の搬送を、印刷処理中に中断させることがある。具体的には、あるページの印刷処理をする際に、定着ユニット115及び116の定着温度の温度計211による検出温度が、そのページに対する定着温度の設定値と異なる場合がある。この場合、CPU305は、温度計211による検出温度がそのページに対する定着温度の設定値と一致するまでは、用紙の搬送を中断させる。そして、通常モードが設定された場合、各ページの画像データを印刷処理する際に、各ページの印刷処理に用いる用紙の種類に応じた適切な定着温度にて定着処理がなされる。従って、生産性優先モードに比べて、定着制御の精度が高い。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、印刷ジョブが入力されると、使用される用紙の種類を抽出し、複数種類が抽出された場合に、定着部における定着制御が抽出された複数種類の用紙に共通の設定値で適用可能かどうかを判定する。その後、画像形成装置は、共通の設定値で対応可能である場合には共通の設定値を決定し、対応可能でない場合には各種類ごとに設定値を決定し、決定した設定値に従って定着部における定着制御を実行する。さらに、画像形成装置は、上記用紙の種類の抽出中にプリンタの準備が完了した場合に、その時点で種類が抽出された用紙のみを対象として、上記設定値を決定し、印刷処理を実行する。このように、本実施形態に係る画像形成装置は、印刷ジョブで使用される用紙の種類の組み合わせに応じて、定着制御における設定値(温度値や圧力値等)を、生産性又は定着制御の精度を考慮して決定する。これにより、本画像形成装置は、生産性の低下及び定着ユニットへの負荷を最小限に低減する定着制御を実現することができる。また、本画像形成装置は、用紙の種類の抽出中に印刷準備が完了すると、抽出が完了した用紙のみを対象として、先行して印刷処理を実行するため、より生産性の高い定着制御を行うことができる。また、実施形態ではステップS1305及びステップS1306の印刷部の状況の検出及び印刷開始指示を印刷部の状況を逐次確認するポーリング方式で説明したが、印刷部からの割り込み信号による割り込み方式で実現することも可能である。また、本実施形態は、上記第1の実施形態と組み合わせて適用されてもよい。
<第3の実施形態>
次に、図15乃至図17を参照して、第3の実施形態について説明する。本実施形態では、給紙カセットが切り替わる可能性を考慮した、定着温度の設定方法について説明する。
印刷中の用紙無し時に用紙を自動で変更する機能が有効である場合、ジョブ開始時に想定されていなかった用紙の種類が選択されて印刷が行われる場合がある。この場合、ジョブの開始時に想定されていなかった用紙が定着ユニットの設定値の範囲外となり、当該用紙への切り替わりのタイミングで定着ユニットの設定値の変更に伴う待ち時間が発生する場合がある。したがって、連続印刷において生産性が低下してしまう。このような問題を解決するのが第3の実施形態である。
図15は、第3の実施形態に係る印刷装置100の操作部104に表示される画面1101の一例を示す図である。
画面1101には、給紙装置105、106、120、121、122に格納されている用紙の種類が表示されている。また、画面1101には、文字列1102、情報表示部1103、及びボタン1104、1105、1106、1107が表示されている。文字列1102は、給紙装置105、106、120、121、122を識別するための文字列である。情報表示部1103は、給紙装置105、106、120、121、122に格納されている用紙のタイプとサイズを示す。ボタン1104は、給紙装置105、106、120、121、122のそれぞれに対して、給紙装置に積載された用紙が無くなった場合に自動的に給紙装置を変更して給紙を行う機能を許可するためのスイッチボタンである。ボタン1105は、画面1101を終了させるためのボタンである。ボタン1106、1107は、画面1101中に表示しきれない給紙装置の情報を、画像をスクロールさせることによって表示させるためのボタンである。ユーザは、画面1101を操作することにより、用紙の切り替え設定を行うことができる。
図16は、第3の実施形態に係る給紙装置に格納されている用紙が無くなった際に、自動的に給紙装置を変更して給紙を行うことができる給紙装置の構成例を示す図である。図16に示す各デッキは、各給紙装置(例えば、給紙カセット)を示す。各給紙装置には、それぞれ1種類の用紙が積載されている。図16では、デッキの名称、用紙のサイズ、用紙の種類、及び用紙の切り替えが可能か否かの情報が示されている。例えば、デッキ1、デッキ2、デッキ3、デッキ6、デッキ9は、1つの印刷ジョブの中で自動で用紙の切り替えが可能なデッキを示す。つまり、当該デッキに積載されている用紙の代わりに使用可能な用紙が他のデッキに積載されているか否かを示す。
これらの設定は、図15の画面1101を介して操作者によって設定される。また画面1101を介して定義された情報(代替記録材情報)は、ROM310等に記憶される。
ここでは、9つの給紙装置が備えられており、印刷データが指示する用紙に従って自動的に切り替わることが可能な給紙装置が決定される。この自動的な切替とは、例えば、印刷処理中に使用している給紙装置の用紙が無くなった場合に、切り替え可能な用紙を積載する給紙装置からの給紙に切り替えることを示す。例えば、1つの印刷ジョブで使用される用紙がA4サイズ/普通紙、A3/厚紙の2種類であった場合、図16に示すデッキ1、デッキ2、デッキ3、デッキ6が当該印刷データにおける給紙可能用紙となる。
<定着制御>
図17は、第3の実施形態に係る定着制御の制御手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、CPU305がROM310に格納されたプログラムを実行することにより実現される。なお、ここでは、本実施形態を説明するために、複数種類の用紙を必要とする印刷ジョブを実行する場合を想定する。
印刷装置100は、電源が投入され、印刷装置100を構成する各部の起動処理が完了するとステップS1701の印刷ジョブの入力待ち状態に移行する。ステップS1701において、CPU305は、印刷ジョブが入力されたか否かを判定し、入力されるとステップS1702に進む。
ステップS1702において、CPU305は、ステップS1701で入力された印刷ジョブの解析処理を行う。ここでの解析処理において、CPU305は、入力された印刷ジョブに基づく印刷処理おいて使用される全ての用紙の種類を示す情報と、用紙の種類に付随する情報(用紙の表面性及び形状を示す情報)を抽出する。具体的には、CPU305は、HDD311に記憶された印刷ジョブを解析し、印刷ジョブに含まれる各ページを印刷処理する際に使用されるべき用紙の種類を特定する情報を抽出する。続いて、ステップS1703において、CPU305は、用紙の種類を示す情報の複数を抽出済みである場合、定着ユニット115、116を制御するための設定値を印刷ジョブで使用される全ての用紙に共通の設定値とすることが可能か否かを判定する。具体的には、CPU305は、ステップS1702で抽出された用紙種類に付随する情報と、図5に示す用紙の表面性と形状又は材質とにおける定着制御の適用可否の一覧表とに基づき、全ての用紙に共通する設定値が適用可能か否かを判定する。なお、用紙の種類を示す情報が1つしか抽出されていない場合には、ステップS1704へ処理を進める。なお、用紙種類に付随する情報の抽出結果と図5に示す用紙の表面性と形状又は材質とにおける定着制御の適用可否の一覧表に基づき共通する設定値が適用可能な場合、CPU305は、更に図4及び図6を用いて共通する設定値が適用可能であるかを判定する。そして、CPU305は、ステップS1703における判定により、共通する設定値を適用可能でない場合はステップS1704に進み、適用可能である場合はステップS1705に進む。
ステップS1704において、CPU305は、定着ユニット115、116を複数種類の用紙に対応しない設定を行い、ステップS1708に進む。つまり、ここでは、印刷ジョブで使用される用紙の種類ごとに、対応する定着制御の設定値を設定する。したがって、ここでは、生産性よりも定着制御の精度を重視することとなる。説明の便宜上、本設定を通常モードと定義する。
一方、ステップS1705において、CPU305は、図16で説明したような用紙が無くなった際に自動的に他の用紙に切り替わる可能性がある用紙の情報を含めた印刷ジョブで印刷する可能性のある用紙の種類を抽出する。ここでCPU305は、第2抽出手段として機能する。続いて、ステップS1706において、CPU305は、抽出した印刷ジョブの用紙情報に基づいて複数種類の用紙における坪量の上限値及び下限値を特定する。さらに、ステップS1707において、CPU305は、特定した用紙の坪量の上限値及び下限値と、図4に示す用紙の坪量の上限値及び下限値と、定着温度の設定値との関係を示す一覧表に基づいて定着ユニット115、116の設定値を決定する。つまり、ここでは、印刷ジョブで使用される複数種類の用紙に共通した、定着制御の設定値を設定する。したがって、ここでは、定着制御の精度よりも生産性を重視することとなる。説明の便宜上、本設定を生産性優先モードと定義する。
その後、ステップS1708において、CPU305は、ステップS1704又はS1707De決定された設定値に基づいて定着ユニット115、116の制御を行い、印刷処理を実行させる。なお、複数種類の用紙に共通の定着温度の設定値が設定された場合と、印刷ジョブで使用される用紙の種類ごとに、対応する定着温度の設定値が設定された場合の印刷処理は、第1実施形態で説明したものと同様であるので説明を省略する。
以上説明したように、本画像形成装置は、印刷ジョブが入力されると、使用される用紙の種類とそれに代わる種類とを抽出し、複数種類が抽出された場合に、定着部における定着制御が抽出された複数種類の用紙に共通の設定値が適用可能かどうかを判定する。その後、画像形成装置は、共通の設定値で対応可能である場合には共通の設定値を決定し、対応可能でない場合には各種類ごとに設定値を決定し、決定した設定値に従って定着部における定着制御を実行する。このように、本実施形態に係る画像形成装置は、印刷ジョブで使用される用紙の種類及び当該用紙と代替可能な用紙の種類の組み合わせに応じて、定着制御における設定値(温度値や圧力値等)を、生産性又は定着制御の精度を考慮して決定する。これにより、本画像形成装置は、生産性の低下及び定着ユニットへの負荷を最小限に低減する定着制御を実現することができる。また、本画像形成装置は、印刷ジョブで使用される用紙の種類に加えて、さらに当該用紙と代替可能な用紙の種類に基づいて設定値を決定するため、給紙装置の用紙が無くなった場合も考慮した定着制御を行うことができる。また、本実施形態は、上記第1の実施形態及び第2の実施形態と組み合わせて適用されてもよい。
100 印刷装置
101 画像形成部
103 スキャナ部
115、116 定着ユニット

Claims (13)

  1. 複数ページの画像データを含む印刷ジョブを入力する入力手段と、
    記録材に現像剤を転写する転写部と、転写された現像剤を記録材に定着させる定着部とを備え、前記印刷ジョブに基づいて複数種類の記録材に印刷処理を実行可能な印刷手段と、
    前記印刷ジョブに基づく印刷処理で使用される記録材の種類を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により複数種類が抽出された場合に、前記抽出された複数種類の記録材に前記印刷処理を実行する際の前記定着部における定着制御が前記複数種類の記録材に共通の設定値で対応可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記共通の設定値で対応可能と判定された場合には、前記印刷ジョブに基づく印刷処理で使用される複数種類の記録材に共通した設定値を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された設定値に従って前記定着部における定着制御を実行する実行手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷処理が開始された後に該印刷処理が中断された場合に、
    前記抽出手段は、印刷処理が実行されていないページの画像データの印刷処理で使用される記録材の種類を抽出し、
    前記判定手段は、前記抽出手段により複数種類が抽出された場合に、前記抽出された複数種類の記録材に前記印刷処理を実行する際の前記定着部における定着制御が前記複数種類の記録材に共通の設定値で対応可能か否かを判定し、
    前記決定手段は、前記判定手段によって前記共通の設定値で対応可能と判定された場合には、前記印刷ジョブで使用される複数種類の記録材に共通した設定値を決定し、
    前記実行手段は、前記中断された印刷処理を再開する際に、前記決定手段により決定された設定値に従って前記定着部における定着制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記判定手段は、前記印刷手段が印刷処理を実行可能な状態となった場合であって前記抽出手段により複数種類が抽出済みである場合に、前記抽出済みの複数種類の記録材に前記印刷処理を実行する際の前記定着部における定着制御が前記複数種類の記録材に共通の設定値で対応可能か否かを判定し、
    前記決定手段は、前記判定手段によって前記共通の設定値で対応できると判定された場合には、前記抽出済みの記録材に共通した設定値を決定し、
    前記実行手段は、前記決定手段により決定された設定値に従って前記定着部における定着制御を実行し、
    前記印刷手段は、前記実行手段による定着制御により前記定着部が所定の制御状態となったことに応じて印刷処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記判定手段は、前記印刷処理が開始された後に前記抽出済みの記録材の種類とは異なる新たな種類の記録材が抽出された場合に、前記抽出済みの複数種類の記録材に前記印刷処理を実行する際の前記定着部における定着制御が前記複数種類の記録材に共通の設定値で対応可能か否かを判定し、
    前記決定手段は、前記判定手段によって前記共通の設定値で対応できると判定された場合には、前記抽出済みの記録材に共通した設定値を決定し、
    前記実行手段は、前記決定手段により決定された設定値に従って前記定着部における定着制御を実行することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 記録材を積載する複数の給紙手段と、
    前記印刷処理の実行中に前記給紙手段に積載される記録材が無くなった場合に、他の給紙手段から記録材を給紙するよう切り替える切替手段と、
    印刷処理の実行中に使用されている前記給紙手段に積載されている記録材が無くなった際に、当該記録材の代わりに印刷を行うことが可能な代替記録材を定義する定義手段とを有し、
    前記抽出手段は、前記定義手段により定義される代替記録材情報の種類を更に抽出することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記設定値は、前記定着制御において記録材に熱を加えるための温度値、及び、記録材に圧力を加えるための圧力値の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記記録材の種類は、表面性、形状及び材質の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記実行手段は、前記定着部の温度が前記決定手段により決定された温度値となるよう前記定着制御を実行し、
    前記印刷手段は、前記定着制御により前記定着部の温度が前記決定手段により決定された温度値となったことに応じて、前記印刷処理を開始することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記決定手段は、前記判定手段によって前記共通の設定値で対応可能でないと判定された場合には、記録材の種類ごとに設定値を決定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記印刷手段により印刷処理を実行可能な複数種類の記録材の特性値を記憶する記憶手段を有し、
    前記判定手段は、前記抽出手段により抽出された複数種類の記録材の各々の特性値に基づいて、前記複数種類の記録材に共通の設定値で対応可能か否かを判定することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記印刷手段により印刷処理を実行可能な複数種類の記録材の特性値を記憶する記憶手段を有し、
    前記決定手段は、前記抽出手段により抽出された複数種類の記録材の各々の特性値に基づいて、前記印刷ジョブで使用される複数種類の記録材に共通した設定値を決定することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の印刷装置。
  12. 前記特性値は、前記記録材の坪量を示す値であることを特徴とする請求項10又は11に記載の印刷装置。
  13. 記録材に現像剤を転写する転写部と、転写された現像剤を記録材に定着させる定着部とを備え、印刷ジョブに基づいて複数種類の記録材に印刷処理を実行可能な印刷手段を有する印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷ジョブに基づく印刷処理で使用される記録材の種類を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにて複数種類が抽出された場合に、前記抽出された複数種類の記録材に前記印刷処理を実行する際の前記定着部における定着制御が前記複数種類の記録材に共通の設定値で対応可能か否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記共通の設定値で対応可能と判定された場合には、前記印刷ジョブに基づく印刷処理で使用される複数種類の記録材に共通した設定値を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにて決定された設定値に従って前記定着部における定着制御を実行する実行ステップと
    を実行することを特徴とする印刷装置の制御方法。
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