JP2010190867A - 遠隔診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】試験体の正確な判定に基づく診断結果を低コストかつ短時間で得る上で有利な遠隔診断方法を提供する。
【解決手段】発色状態が表示された試験体10の判定部16を携帯電話機30に設けられたカメラ部32によって撮像して判定部16の画像データを生成し、画像データを携帯電話機30から診断用サーバー40に送信する。診断用サーバー40は受信した画像データに基づいて特定成分の有無あるいは濃度を検出し、検出した特定成分の有無あるいは濃度に対応する診断データを携帯電話機30に送信する。
【選択図】図5

Description

本発明は遠隔診断方法に関する。
検査対象である液体が含浸される検出部と、液体に含まれる特定成分の有無あるいは濃度を、発色の有無による発色状態としてあるいは発色する色の色相、明度、彩度からなる発色状態として表示させる判定部とを備える試験体が種々提供されている(特許文献1参照)。
このような判定部の発色状態の判定は、判定の目安となるサンプルあるいは比色表を参照して目視により行うことから、使用者によってばらつきが生じ正確な判定を行う上で十分なものとはいえない。
そこで、判定部の発色状態を光学的に読み取り、その読み取り結果に基づいて特定成分の濃度を数値化して表示する光学式測定装置が種々提供されている(特許文献2参照)。
特開2001−201437号公報 特開2002−131314号公報
しかしながら、この種の光学式測定装置は大掛かりで高価なものであることから、一般の使用者が簡単に購入して利用することは困難である。
そのため、試験体の正確な判定に際しては、専門の検査機関などに設置された光学式測定装置を用いて行うことが必要となる。
この場合、試験体を利用者から検査機関へ運搬するために要するコスト、試験体の検査に要するコスト、試験体の判定に基づく診断結果の作成に要するコスト、診断結果を利用者に伝達するために要するコストなど、多大なコストがかかる不利がある。
また、試験体を検査機関に提供してから診断結果を受け取るまでに長時間を要する不利があり、極めて不便なものとなっているのが現状である。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、試験体の正確な判定に基づく診断結果を低コストかつ短時間で得る上で有利な遠隔診断方法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明の遠隔診断方法は、検査対象である液体が含浸される検出部と、前記液体に含まれる特定成分の有無あるいは濃度を、発色の有無による発色状態としてあるいは発色する色の色相、明度、彩度による発色状態として表示させる判定部とを備える試験体を用いて遠隔診断する方法であって、前記発色状態が表示された前記判定部を携帯電話機に設けられたカメラ部によって撮像することにより前記判定部の画像データを生成する撮像ステップと、前記画像データを前記携帯電話機から通信ネットワークを介して診断用サーバーに送信する画像送信ステップと、前記診断用サーバーが前記通信ネットワークを介して前記画像データを受信する画像受信ステップと、前記診断用サーバーが受信した前記画像データを画像処理により解析することにより前記特定成分の有無あるいは濃度を検出する検出ステップと、前記診断用サーバーが、前記検出ステップにより得られた前記特定成分の有無あるいは濃度に対応する診断データを生成する診断データ生成ステップと、前記診断データを前記通信ネットワークを介して前記携帯電話機に送信する診断データ送信ステップとを含む。
発色状態が表示された判定部を携帯電話機に設けられたカメラ部によって撮像して判定部の画像データを生成し、画像データを携帯電話機から診断用サーバーに送信する。すると、診断用サーバーは受信した画像データに基づいて特定成分の有無あるいは濃度を検出し、検出した特定成分の有無あるいは濃度に対応する診断データを携帯電話機に送信する。
したがって、試験体の正確な判定に基づく診断結果を低コストかつ短時間で得る上で有利となり、試験体の使い勝手を高める上で有利となる。
(A)乃至(D)は試験体10の発色状態の変化を示す模式図である。 (A)、(B)は他の試験体10発色状態の変化を示す模式図である。 撮影用台20の説明図である。 遠隔診断方法を実施するための遠隔診断システム100の構成を示すブロック図である。 遠隔診断方法のフローチャートである。
(試験体10)
次に、図1乃至図5を参照して、本発明の実施の形態に係る遠隔診断方法について説明する。
まず、本発明方法に使用される試験体10について説明する。
図1(A)に示すように、試験体10は、本体12と、検出部14と、判定部16などを含んで構成されている。
本体12は、例えば、細長形状の扁平な板状を呈している。
検出部14は、本体12の長手方向の一端寄りの箇所に設けられており、検査対象である液体が含浸されるものである。
判定部16は、液体に含まれる特定成分の有無あるいは濃度を発色の有無あるいは発色する色の色相、明度、彩度からなる発色状態として表示させるものである。
例えば、図1(A)乃至(D)に示す試験体10は、特定成分の濃度に応じて判定部16で発色する色の発色状態としての色相、明度、彩度のうち、例えば色相が変化するものである。
図1(A)に示すように、検出部14に検査対象である液体が含浸されていない状態では、判定部16が白色(無色)となっている。
そして、検出部14に検査対象である液体が含浸されると、図1(B)、(C)、(D)に示すように、検査対象である液体に含まれる特定成分の濃度に応じて、判定部16に発色する色の色相が変化する。
また、検査対象である液体に含まれる特定成分の濃度がゼロであれば、図1(A)に示すように、判定部16が白色(無色)のままで変化しない。
また、図2(A)、(B)に示す試験体10は、特定成分の有無を判定部16で発色の有無による発色状態として表示するものである。
したがって、図2(A)に示すように、検出部14に検査対象である液体が含浸されていない状態では、判定部16が白色(無色)である。
そして、図2(B)に示すように、検査対象である液体に特定成分が含まれていることに応じて、判定部16に発色した判定ラインLが表示されている。
また、検査対象である液体に含まれる特定成分の濃度がゼロであれば、図2(A)に示すように、判定部16が白色(無色)のままで変化せず、判定ラインLが表示されない。
なお、本発明方法で使用される試験体10は、上述のように、検出部14と判定部16とが分離された構成のものに限定されない。
例えば、従来公知のpH試験紙やイオン試験紙のように、検出部14と判定部16とが分離されておらず検出部14が判定部16も構成していてもよいことは無論である。
また、判定部16に表示される発色状態として、色相、明度、彩度のうちの少なくとも1つが変化するものであればよく、色相、明度、彩度の変化がどのように組み合わされたものであってもよい。
また、判定部16に表示される発色状態は、後述する携帯電話機30のカメラ部32によって撮像可能なものであればよく、例えば、光吸収や発光により発現する波長スペクトルや光強度などを含む。
また、試験体10の検査対象である液体としては、血液、唾液、尿、便などの種々の生体試料、食品、飲料水、環境試料などが挙げられるが、試験体10の検査対象である液体としては、特性成分が含まれる従来公知のさまざまな液体を検査対象とすることができる。
また、試験体10(検出部14および判定部16)としては、次に示すように、従来公知のさまざまなテストスティック、試験紙、センサーチップ、バイオセンサーなどが使用可能である。
1)発色微粒子に抗体を結合させて対象物を検出するイムノクロマト法を利用することによって、ホルモン、ガンマーカー、アレルギー、ウイルス、微生物などを検出するもの。
2)酵素反応の選択性を利用して発色反応を利用した酵素試験紙であり、血糖値、コレステロール、乳酸、尿酸、アミラーゼなどの生化学検査項目を検出するもの。酵素試験紙は、残留農薬などの毒性物質の検出も可能である。
3)重金属イオン、酸化還元活性、COD(化学的酸素消費量)、硝酸性窒素、残留塩素、リン酸などを検出する試験紙。
また、センサーチップに用いる素材としては、紙、高分子樹脂、金属、セラミックなど従来公知の様々な材料が使用可能である。
(撮影用台20)
本発明方法では、図3に示すように、携帯電話機30に設けられたカメラ部32によって試験体10の判定部16を撮像するが、この際に撮影用台20を使用する。
この撮影用台20について説明する。
撮影用台20は、試験体10が載置される載置板22と、載置板22の上方に設けられた上板24とを備えている。
本実施の形態では、載置板22は、2つの試験体10が並べられた状態で載置できるように構成されている。
上板24には、照明部26と載置部28が設けられている。
照明部26は、載置板22に載置された試験体10の判定部16を照明するものである。
照明部26としては、例えば、発光ダイオードや電球、蛍光管など従来公知のさまざまな発光装置が使用可能である。
載置部28は、カメラ部32を試験体10に向けた状態で携帯電話機30が載置されるものである。
図中、符号2802は、載置部28に設けられた窓を示している。
載置板22に試験体10が載置された状態で携帯電話機30が載置部28に載置されると、カメラ部32が窓2802を介して試験体10の判定部16に対向する。
(遠隔診断システム100)
次に、本発明方法を実施するための遠隔診断システム100の概要について説明する。
図4に示すように、遠隔診断システム100は、試験体10、携帯電話機30、診断用サーバー40を含んで構成されている。
携帯電話機30は、各使用者が所持するものであり、携帯電話通信網を含む通信ネットワーク50を介して診断用サーバー40に接続されている。
通信ネットワーク50は、携帯電話通信網のみであっても、携帯電話通信網とインターネットの双方を含んでいてもよく、通信ネットワーク50の構成は任意である。
診断用サーバー40は、例えば、試験体10の診断サービスを提供する事業者に設けられるものであり、遠隔診断システム100の中心的な機能を実現するものである。
(携帯電話機30)
図2に示すように、携帯電話機30は、カメラ部32に加えて、記憶部30A、制御部30B、通信部30C、操作部30D、表示部30Eなどを含んで構成されている。
カメラ部32は、何れも図示しないが、撮像光学系と、該撮像光学系によって導かれた被写体像を撮像するCCDやC−MOSセンサなどの撮像素子と、撮像素子から出力される撮像信号に基づいて画像データを生成し、前記記憶部30Aに格納する信号処理部などを備えている。
記憶部30Aは、RAM、ROMなどの半導体メモリを含んで構成されている。
記憶部30Aには、当該携帯電話機30に割り当てられた固有の携帯電話機識別情報TIDが記憶されている。携帯電話機識別情報TIDは、例えば携帯電話機30の電話番号であってもよいし、電話番号以外の情報であってよい。
通信部30Cは、通信ネットワーク50を介して他の携帯電話機30との間での音声通信(通話)を行う他、通信ネットワーク50を介して診断用サーバー40との間でデータ通信を行うものである。
したがって、通信部30Cは、何れも図示しないが、受話器としてのスピーカ、送話器としてのマイク、通信ネットワーク50との通信を行う通信回路などを含んで構成されている。
操作部30Dは、テンキーや各種操作キー、タッチパネルなどを含んで構成されている。
表示部30Eは、文字や画像を表示するものであり、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなど従来公知のさまざまな表示装置が採用可能である。
制御部30Bは、カメラ部32、記憶部30A、通信部30C、表示部30Eの制御を司るものである。
すなわち、制御部30Bは、操作部30Dの操作により、記憶部30A、通信部30C、表示部30Eを制御して、通信ネットワーク50を介して診断用サーバー40にアクセスする。
また、制御部30Bは、操作部30Dの操作により、カメラ部32による撮影、記憶部30Aに格納された画像の表示部30Eへの表示などを行う。
(診断用サーバー40)
診断用サーバー40は、通信部40A、検出部40B、診断部40C、データベース40Dなどを含んで構成されている。
通信部40Aは、通信ネットワーク50を介した携帯電話機30からのアクセスを受け付けて、携帯電話機30から送信された判定部16の画像データの受信を行い、また、診断部40Cで生成された診断データの携帯電話機30への送信を行う。
検出部40Bは、通信部40Aで受信した判定部16の画像データを画像処理により解析することにより特定成分の有無あるいは濃度を検出するものである。
言い換えると、検出部40Bは、判定部16の画像データに含まれる判定部16の発色の有無による発色状態、あるいは、発色する色の色相、明度、彩度からなる発色状態を従来公知の方法によって解析することで、特定成分の濃度を数値化して求める。
このような解析方法は、判定部16の発色状態を光学的に読み取り、その読み取り結果に基づいて特定成分の濃度を数値化して表示する従来公知のさまざまな光学式測定装置において使用されている方法と同様のものを使用すればよい。
診断部40Cは、検出部40Bによって検出された特定成分の有無あるいは濃度に対応する診断データを生成するものであり、本実施の形態では、診断データの生成は、データベース40Dから診断データを読み出すことによって行われる。
データベース40Dは、特定成分の有無あるいは濃度に対応する診断データを格納するものである。
ここで、診断データとは、特定成分の名称、特定成分の有無、数値化された特定成分の濃度、特定成分の有無あるいは特定成分の濃度によって決定される情報の何れかを含むものである。
特定成分の有無あるいは特定成分の濃度によって決定される情報としては、例えば、試験体10の検査対象である液体が血液、唾液、尿、便などの種々の生体試料であれば、健康状態や病名、あるいは、生活習慣の改善点などの指摘などがある。
(動作)
次に、図5を参照して本実施の形態の遠隔診断方法について説明する。
本実施の形態では、図3、図4に示すように、試験体10として、第1の試験体10Aと第2の試験体10Bとの2つを用意する。
すなわち、第1の試験体10Aは、検出部14に液体が含浸され、判定部16に発色状態が表示されている。
第2の試験体10Bは、検出部14に液体が含浸されておらず、判定部16に発色状態が表示されていない。
使用者は、撮影用台20の載置板22に第1、第2の試験体10A、10Bを載置した状態で、携帯電話機30を載置部28に載置する。
そして、携帯電話機30を操作することにより、カメラ部32によって第1の試験体10Aの判定部16と、第2の試験体10Bの判定部16との双方を撮像する(ステップS10:撮像ステップ)。これにより、カメラ部32により、第1の試験体10Aの判定部16と、第2の試験体10Bの判定部16との双方の画像データが単一の画像データとして生成される。
次いで、使用者は、携帯電話機30を操作することにより、通信ネットワーク50を介して診断用サーバー40にアクセスし、画像データを診断用サーバー40に送信する(ステップS12:画像送信ステップ)。
これにより、診断用サーバー40の通信部40Aは、通信ネットワーク40を介して前記画像データを受信する(ステップS20:画像受信ステップ)。
診断用サーバー40の検出部40Bは、受信された画像データを画像処理により解析することにより特定成分の有無あるいは濃度を検出する(ステップS22:検出ステップ)。
本実施の形態では、検出部40Bは、第1の試験体10Aの判定部16と、第2の試験体10Bの判定部16との双方の画像に基づいて解析を行う。
すなわち、検出部40Bは、検出部14に液体が含浸されていない第2の試験体10Bの判定部16の発色状態を基準として、検出部14に液体が含浸され判定部16に発色状態が表示されている第1の試験体10Aの発色状態を比較して解析することができる。
したがって、各判定部16を照明する光の明暗や波長成分のばらつきの影響が抑制されることで発色状態の検出精度の向上が図られている。
次いで、診断用サーバー40の診断部40Cは、ステップS22により得られた特定成分の有無あるいは濃度に対応する診断データを生成する(ステップS24:診断データ生成ステップ)。
次いで、診断用サーバー40の通信部40Aは、生成された診断データを通信ネットワーク50を介して携帯電話機30に送信する(ステップS26:診断データ送信ステップ)。
携帯電話機30は、診断用サーバー40から送信された診断データを受信し(ステップS14)、診断データを表示部30Eに表示させ(ステップS16)、これにより一連の動作が終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、発色状態が表示された判定部16を携帯電話機30に設けられたカメラ部32によって撮像して判定部16の画像データを生成し、画像データを携帯電話機30から診断用サーバー40に送信する。すると、診断用サーバー40は受信した画像データに基づいて特定成分の有無あるいは濃度を検出し、検出した特定成分の有無あるいは濃度に対応する診断データを携帯電話機30に送信する。
したがって、試験体10を専門の検査機関に送って診断結果を得る場合に比較して、試験体10の正確な判定に基づく診断結果を低コストかつ短時間で得る上で有利となり、試験体10の使い勝手を高める上で有利となる。
なお、本実施の形態では、検出部14に液体が含浸され、判定部16に発色状態が表示された第1の試験体10Aと、検出部14に液体が含浸されておらず、判定部16に発色状態が表示されていない第2の試験体10Bとを使用した。
しかしながら、第2の試験体10Bを省略して第1の試験体10Aのみを使用して特定成分の有無あるいは特定成分の濃度の検出を行うようにしてもよいことは無論である。
ただし、本実施の形態のように、第1、第2の試験体10A、10Bの双方を用いるようにすると、発色状態の検出の精度を高める上で有利となる。
また、本発明方法を用いることにより次のような効果が期待できる。
家庭ゴミの分別による堆肥化は、高騰する堆肥に苦しむ農業を助け併せて高品質な農作物を育成する上で重要である。
また、自ら分別した生ごみを原料とする堆肥化で生産された農作物は、地域で積極的に消費される。その結果、生ゴミの処理費用の削減と地域農業の生産コストの軽減化となり農産物の販売が推進される。
この場合、生ゴミの堆肥化を行う上で堆肥の安全性を確保することが重要となる。
そこで、検査対象となる液体に含まれる特定成分として重金属を検出する試験体10を用意して本発明方法を適用する。
この場合、生ゴミの収集場所で、分別された生ゴミから得た液体を試験体10の検出部14に含浸させ、携帯電話機30のカメラ部32で判定部16を撮像して画像データを診断用サーバー40に送信する。これにより、診断用サーバー40の検出部40Bにより液体に含まれる重金属の有無あるいは濃度が検出され、その検出結果に対応して診断部40Cで生成された診断データを携帯電話機30から簡単に得ることができる。
したがって、堆肥に使用する材料としての生ゴミの安全性の確認を手軽に行うことができ、家庭ゴミの分別による堆肥化を安全に実現する上で有利となり、ひいては、一般廃棄物処理費の削減を図る上で有利となる。
また、病院への通院が困難な人や多忙な人にとっては、血液検査や尿検査などの検査を受けることが難しく、健康の維持、管理を行う上で問題となっている。
そこで、検査対象となる血液や尿などの液体に含まれる特定成分を検出する試験体10、言い換えると、種々の生化学検査項目を検出する試験体10を用意して本発明方法を適用する。
この場合、検査を受ける人が自ら採取した血液や尿を試験体10の検出部14に含浸させ、携帯電話機30のカメラ部32で判定部16を撮像して画像データを診断用サーバー40に送信する。これにより、診断用サーバー40の検出部40Bにより血液や尿に含まれる特定成分の有無あるいは濃度が検出され、その検出結果に対応して診断部40Cで生成された診断データを携帯電話機30から簡単に得ることができる。
したがって、病院への通院が困難な人や多忙な人であっても、血液検査や尿検査などの検査を簡単に受けることでき、健康の維持、管理を行う上で有利となり、ひいては、医療費の軽減化を図る上で有利となる。
10……試験体、14……検出部、16……判定部、30……携帯電話機、32……カメラ部、40……診断用サーバー、50……通信ネットワーク。

Claims (3)

  1. 検査対象である液体が含浸される検出部と、前記液体に含まれる特定成分の有無あるいは濃度を、発色の有無による発色状態としてあるいは発色する色の色相、明度、彩度による発色状態として表示させる判定部とを備える試験体を用いて遠隔診断する方法であって、
    前記発色状態が表示された前記判定部を携帯電話機に設けられたカメラ部によって撮像することにより前記判定部の画像データを生成する撮像ステップと、
    前記画像データを前記携帯電話機から通信ネットワークを介して診断用サーバーに送信する画像送信ステップと、
    前記診断用サーバーが前記通信ネットワークを介して前記画像データを受信する画像受信ステップと、
    前記診断用サーバーが受信した前記画像データを画像処理により解析することにより前記特定成分の有無あるいは濃度を検出する検出ステップと、
    前記診断用サーバーが、前記検出ステップにより得られた前記特定成分の有無あるいは濃度に対応する診断データを生成する診断データ生成ステップと、
    前記診断データを前記通信ネットワークを介して前記携帯電話機に送信する診断データ送信ステップと、
    を含む遠隔診断方法。
  2. 前記検出部に液体が含浸された試験体を第1の試験体とし、前記検出部に液体が含浸されていない試験体を第2の試験体としたとき、
    前記撮像ステップによって生成される画像データは、前記第1の試験体の判定部と、前記第2の試験体の判定部との双方が前記カメラ部によって撮像されることで単一の画像データとして生成されるものである、
    請求項1記載の遠隔診断方法。
  3. 前記試験体が載置される載置板と、前記載置板の上方に設けられた上板とを備え、前記上板に、前記載置板に載置された試験体の判定部を照明する照明部と、前記カメラ部を前記試験体に向けた状態で前記携帯電話機が載置される載置部とが設けられた撮影用台が設けられ、
    前記撮像ステップでは、前記試験体が前記載置板に載置され、前記照明部により前記判定部が照明され、前記携帯電話機が前記載置部に載置された状態で撮像が行われる、
    請求項1または2記載の遠隔診断方法。
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