JP2010188672A - 重ね合わせ帳票 - Google Patents

Abstract

【課題】磁気記録部に記録した情報を容易に読み取ることが可能な重ね合わせ帳票を提供する。
【課題の解決手段】重ね合わせ帳票１は、複数枚の帳票２，３，４の各表面側に、帳票２，３，４毎に異なる識別情報６を記入する識別情報記入欄を設ける一方、各裏面側には、前記識別情報に対応する磁気データを記録するための磁気記録部８を、各帳票２，３，４を重ねた状態において互いが重なり合わない位置に設けてなる。前記重ね合わせ帳票１は、各帳票２，３，４が重なった状態において各磁気記録部８は重なり合わないので、各帳票２，３，４が重なった状態で各磁気記録部８に書き込まれた識別情報６に対応する磁気データを確実に読み取ることができる。
【選択図】図２

Description

本発明は、それぞれの帳票に異なる識別情報を記録するための、あるいはすでに記録した記録部を設けた重ね合わせ帳票に関するものである。

複数枚の帳票、例えば複数枚の請求書を同じ被請求者に郵送するため、一つの封筒に封入する際に、宛名とのマッチングミスや他の被請求者分が紛れ込んだり、１枚封入し忘れたりするなどの不都合が発生し易い。従来、このような不都合を防止するために、顧客データを印字するとともに、それぞれに識別用バーコードを設けた単位伝票を連ねた連続伝票用紙を作成し、この連続伝票用紙を切断してなる単位伝票を、前記バーコードで識別して集積し、綴じ合わせて冊子となした伝票冊子（特許文献１参照）が提案されている。

特開平０７−１６４７８４号公報

上記従来例は、複数の帳票を重ね合わせた状態では、各帳票を一枚ずつ捲らなければバーコードを読み取ることができないうえ、封入後は封筒に表示した識別コードと封入した伝票のバーコードとのマッチングを確認できないという不都合があった。

本発明は、このような不都合を解消した重ね合わせ帳票を提供することを目的とする。

この目的を達成するために、本発明の請求項１に係る重ね合わせ帳票は、複数枚の帳票の各表面側に、帳票毎に異なる識別情報を記入する識別情報記入欄を設ける一方、各裏面側には、前記識別情報にそれぞれ対応する磁気データを記録するための磁気記録部を、各帳票を重ねた状態において互いが重なり合わない位置に設けたことを特徴とする。

本発明の請求項１に係る重ね合わせ帳票によれば、各帳票が重なった状態において各磁気記録部は重なり合わないので、各帳票が重なった状態で各磁気記録部に書き込まれた識別情報に対応する磁気データを読み取ることができ、各帳票の確認や管理が容易であり、また、磁気記憶部を帳票の裏面に設けたので、表面側の記入欄への記入作業に支障がでないという効果を奏する。

重ね合わせ帳票の概略的な平面図。 図１のＡ−Ａ線断面図。 重ね合わせ帳票を封入した封筒の平面図。

以下、本発明を複数枚の請求書を一つの封筒で郵送するのに好適な実施形態について添付図面の図１〜図３に基づき説明する。

図１及び図２に示すように、重ね合わせ帳票１は、３枚の帳票である請求書２，３，４を重ねてなり、前記請求書２，３，４の各表面側には、個人情報である被請求者の宛名５を記入するための特定情報記入欄と、識別情報である請求書番号６を記入するための識別情報記入欄を設けるとともに、請求書情報である請求内容７ａ及び請求金額７ｂを記入するための請求情報記入欄を設ける。前記個人情報である宛名５は、個人や会社を特定する特定情報である。

一方、各請求書２，３，４の裏面側には、前記特定情報及び前記識別情報に対応する磁気データを読み取り可能な磁気情報として記録するための磁気記録部８を、各請求書２，３，４を重ねた状態において互いが重なり合わない位置にそれぞれ設ける。

各請求書２，３，４は、これら表面側に、前記各特定情報記入欄に前記宛名５を、また各識別情報記入欄に請求書番号６を、さらに各請求情報記入欄に請求内容７ａ及び請求金額７ｂを、それぞれあらかじめデータ入力してあるコンピュータに接続されたプリンタ（図示せず）によって印字記入し、裏面側の前記各磁気記憶部８には、前記特定情報である宛名５及び識別情報である請求書番号６とにそれぞれ対応する磁気データを前記コンピュータに接続された書き込み装置（図示せず）により書き込んで記録する。

前記磁気記録部７は、磁気インクや磁気テープなど公知の手段で構成する。なお、前記コンピュータには、前記特定情報、識別情報及び請求情報のほかにも特定情報に関連する各種情報に対応するデータが登録されている。

続いて、上述した重ね合わせ帳票１の使用法を説明する。図３に示すように、上記重ね合わせ帳票１は、請求書発行会社において宛名５とバーコード９が表示された封筒１０に封入され前記宛名５に郵送する。前記バーコード９は前記宛名５と紐付けされている。この郵送に先だって、封入作業後にバーコード読み取り装置及び磁気データ読取装置（図示せず）によってバーコード９と、各磁気記憶部８に記録された特定情報及び識別情報を読み取り、各請求書２，３，４と封筒１０とのマッチング及び請求書２，３，４の封入ミスを確認する。この際、前記各磁気記録部８は互いに重ならない位置に設けられているので、確実なデータ読み取りが可能である。

なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態のような請求書２，３，４ではなく、異なる配送品を記載してなる綴じ合わせ配送伝票や、複数の個人が所属する団体などの各個人に送付する各種申込書を重ね合わせたものなどに適用してもよい。また、重ね合わせ帳票は３枚に限らない。

１ 重ね合わせ帳票
２，３，４ 請求書
５ 宛名
６ 請求書番号
７ａ 請求内容
７ｂ 請求額
８ 磁気記録部
９ バーコード
１０ 封筒

Claims (1)

1. 複数枚の帳票の各表面側に、帳票毎に異なる識別情報を記入する識別情報記入欄を設ける一方、各裏面側には、前記識別情報に対応する磁気データを記録するための磁気記録部を、各帳票を重ねた状態において互いが重なり合わない位置に設けたことを特徴とする重ね合わせ帳票。

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