JP2010188564A - 熱転写性保護層形成用組成物、およびそれを用いた保護層熱転写リボン - Google Patents

熱転写性保護層形成用組成物、およびそれを用いた保護層熱転写リボン Download PDF

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Abstract

【課題】単層でありながら、塩ビやPETのようなプラスチック製のカードやフィルムなどに熱転写可能で、耐摩擦性や耐溶剤性に優れ、微粒子を含有せずにリボン形状においてブロッキング現象が生じない熱転写性保護層を提供することである。
【解決手段】基材から熱転写可能な単層の保護層を形成するための熱転写性保護層形成用組成物であり、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、溶剤からなり、固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂が10重量%以上40重量%以下であることを特徴とするものであり、また、固形分比で、ポリエステル樹脂が40重量%以上60重量%以下であり、アクリル樹脂が20重量%以上30重量%以下であることを特徴とするものである。さらに、これらの熱転写性保護層形成用組成物を用いた保護層熱転写リボンである。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチック製のカードやフィルムなどの印刷部分を保護するためのものであり、熱転写可能な保護層(熱転写性保護層)に関するものである。特に、基材上に塗布して加熱乾燥にて熱転写性保護層を形成するための組成物、およびそれを用いた保護層熱転写リボンに関するものである。
印刷方式の発達により、プリンタを用いてさまざまな印刷ができるようになっている。従来からの熱転写方式や昇華転写方式に加えて、レーザー方式やインクジェット方式などのプリンタを用いて、文字だけでなくフルカラー画像などのさまざまな印刷が容易にできるようになっており、そのため、印刷枚数が少ないものに多く利用されている。しかし、印刷されるものがプラスチック製のもの、例えばプラスチック製のカードやフィルムのようなものになると、印刷部分の耐久性はそれほど良いものではなかった。
熱転写方式の場合、熱転写インクリボンに特徴を持たせて、特開2008−238501号公報のように、摩擦や引っ掻きに対する耐性に優れたものや、特開2008−023933号公報のように、耐溶剤性に優れたものが開発されている。インクジェット方式の場合では、インクジェットインクに特徴を持たせて、特許第4082681号公報のように、紫外線硬化型のインクを用いて定着性を良好にしたものや、特許第4127531号公報のように、印刷されるものがプラスチック製であっても印刷する前にコーティングすることで、インクの吸収性、乾燥性、発色性に優れ、耐水性を良好にしたものが発明されている。これらのように、印刷方式に合わせて、インクや印刷されるものに特徴を持たせている。
これら以外に、印刷した後に保護するものもある。透明なフィルムを印刷部分に貼り合わせる、いわゆるラミネート加工があり、昇華転写方式に合わせた特許第2944083号公報のようなラミネートフィルムも発明されている。ラミネートフィルムでは、特性を持たせやすい反面、厚さが増してしまうという欠点がある。そこで厚さを薄くできるものとして、熱転写可能な保護層(熱転写性保護層)が開発されている。加熱ロールやサーマルヘッドなどを用いた熱転写方式によって、印刷部分に保護層を形成するものである。
特許第3275922号公報のように、基材フイルム上に第一の透明樹脂層と第二の透明樹脂層とヒートシール層とからなる熱転写性保護層や、特開2002−240404号公報のように、アクリル樹脂を主成分とする層とポリエステル樹脂を主成分とする層をこの順に設けた2層構成の積層体である熱転写性保護層などがある。これらは2層以上の構成からなる例であるが、特許第3766527号公報のように耐光性に優れた単層からなるものもある。
特開2008−238501号公報 特開2008−023933号公報 特許第4082681号公報 特許第4127531号公報 特許第2944083号公報 特許第3275922号公報 特開2002−240404号公報 特許第3766527号公報
熱転写性保護層は、2層以上の構成よりも単層の方が、それだけで製造において長所となる。基本性能としては、印刷部分が擦れて剥がれない耐摩擦性が保護層には必須である。一方で、印刷されたものが溶剤に接する使用状況もあり、耐溶剤性が良いものも求められている。また、熱転写性保護層は、加熱ロールやサーマルヘッドなどを用いた加熱手段によって、印刷部分に転写される。そのためのリボン形状での保存性も良好な必要があるが、熱転写性保護層が基材フィルム背面に引っ付いてしまうブロッキング現象などの不具合が生じることがあった。
本発明が解決しようとする課題は、単層でありながら、塩ビやPET(ポリエチレンテレフタレート)のようなプラスチック製のカードやフィルムなどに熱転写可能で、耐摩擦性や耐溶剤性に優れ、微粒子を含有せずにリボン形状においてブロッキング現象が生じない熱転写性保護層を提供することである。
本発明は、基材から熱転写可能な単層の保護層を、基材上に塗布して加熱乾燥にて形成するための熱転写性保護層形成用組成物であり、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、溶剤からなり、固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂が10重量%以上40重量%以下であることを特徴とするものであり、また、固形分比で、ポリエステル樹脂が40重量%以上60重量%以下であり、アクリル樹脂が20重量%以上30重量%以下であることを特徴とするものである。さらに、これらの熱転写性保護層形成用組成物を用いた保護層熱転写リボンである。
本発明により、単層でありながら、塩ビやPET(ポリエチレンテレフタレート)のようなプラスチック製のカードやフィルムなどに熱転写可能で、耐摩擦性や耐溶剤性に優れ、微粒子を含有せずにリボン形状においてブロッキング現象が生じない熱転写性保護層を提供できるようになった。
熱転写性保護層の転写を示した説明図である。 保護層熱転写フィルムを示した説明図である。 保護層熱転写リボンを示した説明図である。 熱転写性保護層を単層で形成した面を示した説明図である。 熱転写性保護層を一部に形成した面を示した説明図である。
図1は、熱転写性保護層2の転写を示した説明図である。保護層熱転写フィルム1は、熱転写性保護層2を基材フィルム3上に単層で形成したものであり、熱ローラー6を介して動く。熱転写性保護層2は、熱ローラー6と下ローラー7との間で、カード4上に転写され、印刷部分5を保護するものである。
熱ローラー6と下ローラー7は逆回転している。熱ローラー6は図面で反時計回りに、下ローラー7は図面で時計回りに回転している。そのため、保護層熱転写フィルム1は、図面左上から熱ローラー6へ進んできて、基材フィルム3側から熱ローラー6にて加熱されながら、熱ローラー6と下ローラー7との間でカード4に密着されて、熱転写性保護層2がカード4上に転写される。熱転写性保護層2を転写した後の基材フィルム3は熱ローラー6から図面右上へ進んでいき、カード4は、図面左から右へと進んでいく。なお、熱ローラー6と下ローラー7との間で、カード4に密着した部分だけ転写されるので、図面右上の基材フィルム3には、カード4に密着しなかった熱転写性保護層2が転写されずに残っている。このように熱転写性保護層2がカード4上に転写され、印刷部分5を保護する。
図2は、保護層熱転写フィルム1を示した説明図である。保護層熱転写フィルム1の断面を表している。これは、熱転写性保護層2を基材フィルム3上に単層で形成したものである。
図3は、保護層熱転写リボン11を示した説明図である。円柱形のリボンコア8に保護層熱転写フィルム1が熱転写性保護層2を外側にして巻かれている。これが熱転写装置に装填され、図1のように熱転写性保護層2が転写される。
図4は、熱転写性保護層を単層で形成した面を示した説明図である。図2のように、熱転写性保護層2を基材フィルム3上に単層で形成したものを、熱転写性保護層2の面から表している。
図5は、熱転写性保護層を一部に形成した面を示した説明図である。図2や図4の単層とは異なり、熱転写性保護層2を基材フィルム3上の一部に形成したものを表している。この例では、図面左からイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK、熱転写性保護層2という順番に、これらが繰り返して形成されているものである。
本発明である熱転写性保護層形成用組成物は、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、溶剤からなるものであり、基材フィルム上に塗布して加熱乾燥にて単層の保護層を形成することができ、熱転写可能な保護層となる。
印刷されるカードやフィルムは、塩ビやPET(ポリエチレンテレフタレート)のようなプラスチック製である。これに密着して保護層となるために、ポリエステル樹脂とアクリル樹脂の組み合わせが適している。しかしながら熱転写させるため、保護層熱転写フィルム1の基材フィルム3としてPETフィルムを用いるのが一般的である。ポリエステル樹脂とアクリル樹脂からなる単層の保護層を基材フィルム3上に形成すると、加熱して基材フィルムから剥がれさせることが難しく、熱転写させることはできなかった。
本発明者は、塩素化ポリオレフィン樹脂をポリエステル樹脂とアクリル樹脂に混合させることによって、熱転写可能で、耐摩擦性や耐溶剤性に優れ、微粒子を含有せずにリボン形状においてブロッキング現象も生じないことを見出したものである。
ポリエステル樹脂とアクリル樹脂に混合する塩素化ポリオレフィン樹脂は、固形分比で10重量%以上40重量%以下であれば、良好に熱転写可能な保護層となる。10重量%より少ないと熱転写させることができず、40重量%より多いと基材から容易に剥がれてしまう。また、加熱して密着した部分以外でも、保護層の切れが悪くなり、剥がれてしまう。さらに、10重量%以上40重量%以下であれば、リボン形状にした時でも、その保護層表面にべた付きなどはなく、微粒子を含有せずにブロッキング現象が生じることがなく、熱転写装置内で動くことに問題ないものとなる。
塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂は、汎用のものを使用することができるが、それらが溶剤中で相溶である必要がある。相溶でなければ、基材フィルム上に保護層を単層で形成することは難しい。相溶であると、基材フィルム上に塗布して加熱乾燥にて単層の保護層を形成することができ、目的とする性能を発揮させることができる。なお、塩素化ポリオレフィン樹脂としては、塩素化ポリエチレンや塩素化ポリプロピレンなどがあり、日本製紙ケミカル株式会社製のスーパークロン、東洋化成工業株式会社製のハードレンなどが使用できる。溶剤も一般的なものが使用できるが、塗布して加熱乾燥で蒸発しやすいものがよい。
相溶しており、単層の保護層を基材フィルム上に形成することが可能であっても、樹脂の物性の違いによっては白濁するものがある。白濁しても、保護層の厚さが薄いので、印刷部分が透けて見ることができ、保護層としての役目を果たすことができればよい。
そうであっても、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、溶剤を混合して、塗布して加熱乾燥にて形成する保護層が白濁せずに透明であることが好ましい。
耐摩擦性や耐溶剤性に優れ、微粒子を含有せずにリボン形状においてブロッキング現象が生じない透明な熱転写性保護層とするためには、熱転写性保護層形成用組成物が、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、溶剤からなり、固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂が10重量%以上40重量%以下であり、ポリエステル樹脂が40重量%以上60重量%以下であり、アクリル樹脂が20重量%以上30重量%以下であればよい。
熱転写させるためには、基材フィルム上に熱転写製保護層として形成する必要がある。基材フィルムとしては、PET(ポリエチレンテレフタレート)が一般的であり、基材フィルムの厚さは、保護層を熱転写させることができればよく、6〜40μmが好ましい。保護層は、いわゆるコーターを用いて塗布して加熱乾燥にて形成する。
また、基材フィルムの保護層を形成する面とは反対面に耐熱滑性層を形成してもよい。耐熱滑性層として従来からのものが使用でき、例えば、シリコーン変性ウレタン樹脂またはフッ素変性ウレタン樹脂などが用いられ、さらに、水酸基系の反応性基を変性してイソシアネートなどの架橋剤を併用するものでもよい。
さらに、熱転写可能であるには、組成物中の樹脂の軟化点(または融点)も影響している。組成物中のそれぞれの樹脂から計算される重量%からの軟化点(または融点)の相加平均が、120℃以上170℃以下が好ましく、150℃以上160℃以下がより好ましい。相加平均が小さいと、基材フィルムから容易に剥がれやすくなり、カードやフィルムに密着した部分以外でも基材フィルムから剥がれてしまうことがある。相加平均が大きいと、うまく熱が伝わらずに基材フィルムから剥がれにくくなり、カードやフィルムに密着させても基材フィルムから剥がれないことがある。
なお、熱転写方式や昇華転写方式またはレーザー方式においては、印刷時に文字や画像などの印刷部分を熱によって定着させる方式であるので、印刷後に熱をかけると、印刷部分が滲んだり欠けたりすることも起こり得る。本願の熱転写性保護層は、基本性能として、保護層を転写させる熱によって定着した印刷部分が滲んだり欠けたりすることのないものである。逆にそのように印刷部分が滲んだり欠けたりする場合は、保護層自体がうまく熱転写されず、保護層を形成することができないものである。このことから、熱によって印刷部分を転写させる熱転写方式や昇華転写方式に対して、より適した好ましいものになっている。
以下、実施例にて詳細に説明する。塩素化ポリオレフィン樹脂として塩素化ポリエチレンである日本製紙ケミカル株式会社製のスーパークロンHE305(軟化点130℃)を、ポリエステル樹脂として東洋紡株式会社製のバイロン220(軟化点160℃)を、アクリル樹脂として三菱レイヨン株式会社製のダイヤナールBR85(軟化点170℃)を、溶剤としてトルエンを使用した。
固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂を10重量%、ポリエステル樹脂を60重量%、アクリル樹脂を30重量%となるように、溶剤に混合して、実施例1の熱転写性保護層形成用組成物を作製した。重量%からの軟化点の相加平均は、160℃である。ちなみに計算式は、10重量%×130℃+60重量%×160℃+30重量%×170℃となる。
固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂を20重量%、ポリエステル樹脂を60重量%、アクリル樹脂を20重量%となるように、溶剤に混合して、実施例2の熱転写性保護層形成用組成物を作製した。重量%からの軟化点の相加平均は、156℃である。
固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂を30重量%、ポリエステル樹脂を50重量%、アクリル樹脂を20重量%となるように、溶剤に混合して、実施例3の熱転写性保護層形成用組成物を作製した。重量%からの軟化点の相加平均は、153℃である。
固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂を40重量%、ポリエステル樹脂を40重量%、アクリル樹脂を20重量%となるように、溶剤に混合して、実施例4の熱転写性保護層形成用組成物を作製した。重量%からの軟化点の相加平均は、150℃である。
(比較例1)
実施例と同様の樹脂を用いて、固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂を50重量%、ポリエステル樹脂を30重量%、アクリル樹脂を20重量%となるように、溶剤に混合して、比較例1の熱転写性保護層形成用組成物を作製した。重量%からの軟化点の相加平均は、147℃である。
(比較例2)
実施例と同様の樹脂を用いて、固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂を0重量%つまり塩素化ポリオレフィン樹脂は使用せず、ポリエステル樹脂を70重量%、アクリル樹脂を30重量%となるように、溶剤に混合して、比較例2の熱転写性保護層形成用組成物を作製した。重量%からの軟化点の相加平均は、163℃である。
これら実施例と比較例の熱転写性保護層形成用組成物をそれぞれ、厚さ12μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)の基材フィルム3上に、リバースロールコーターを用いて塗布して加熱乾燥させて、乾燥後の厚さが3μmになるように、単層の熱転写性保護層2を形成して、保護層熱転写フィルム1とした。これらを一定幅に裁断してリボンコア8に巻いて保護層熱転写リボン11とした。
保護層熱転写リボン11を熱転写装置(熱転写プリンタ:ZEABRA)に装填して、図1のように、塩ビからなるカード4全面に熱転写して保護層を形成して、それを以下のように評価した。
<転写性>
目視にて、次のような評価を行った。○・・・全域にわたり良好に転写されている。△・・・転写されているが、カード面からはみ出した部分があり、保護層の切れが悪い。×・・・転写されていない部分がある。
<透明性>
目視にて、次のような評価を行った。○・・・保護層は透明である。×・・・保護層に白濁が見られる。
<耐摩擦性>
安井精機製ラボテスターを用いて、カード上の保護層にクラフト紙で荷重(100g/cm)をかけて50回擦過させた後、保護層の状態を観察した。○・・・保護層は剥がれていない。×・・・保護層が剥がれた。
<耐溶剤性>
異なる溶剤(エタノール、メタノール、ガソリン、灯油の4種)を、カード上の保護層に一滴ずつ垂らして25℃で24時間放置後に拭き取って、保護層の状態を観察した。○・・・保護層は溶解していない。×・・・保護層がいずれかの溶剤で溶解した。
<耐ブロッキング性>
保護層熱転写フィルムを5cm×5cmの大きさに裁断して、それを10枚重ねて荷重(1kg/cm)をかけて60℃で24時間放置後に、状態を観察した。○・・・ブロッキングはない。×・・・ブロッキングがあった。
これらの評価結果を、表1にまとめた。なお、熱転写できず、評価しなかったものは「−」としている。
Figure 2010188564
1 保護層熱転写フィルム
2 熱転写性保護層
3 基材フィルム
4 カード
5 印刷部分
6 熱ローラー
7 下ローラー
8 リボンコア
11 保護層熱転写リボン
Y イエロー
M マゼンタ
C シアン
K ブラック

Claims (3)

  1. 基材から熱転写可能な単層の保護層を、基材上に塗布して加熱乾燥にて形成するための熱転写性保護層形成用組成物であり、塩素化ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、溶剤からなり、固形分比で、塩素化ポリオレフィン樹脂が10重量%以上40重量%以下であることを特徴とする熱転写性保護層形成用組成物。
  2. 固形分比で、ポリエステル樹脂が40重量%以上60重量%以下であり、アクリル樹脂が20重量%以上30重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱転写性保護層形成用組成物。
  3. 請求項1または2に記載の熱転写性保護層形成用組成物を用いて、基材フィルム上に単層で熱転写性保護層を形成、もしくは、基材フィルムの一部に熱転写性保護層を形成して、一定幅に裁断してリボンコアに巻いたことを特徴とする保護層熱転写リボン。
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