JP2002178641A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像再現性、表面光沢性等において、銀塩写
真方式の印画物と同等レベルに匹敵する印画物が得られ
る熱転写シートを提供することを目的とする。 【解決手段】 フィルム基材2の一方の面に、少なくと
も光沢発現層3、感熱接着層4を順次設けた構成で、該
光沢発現層3のJIS K−7196による軟化温度が
150℃以上としたことにより、光沢発現層3が変形し
ない温度範囲で感熱接着層4が溶融して、被転写体に転
写できるので、サーマルヘッド等による熱転写で優れた
光沢感を有する印画物が得られる。つまり、光沢発現層
3の軟化温度を150℃以上とすることにより、感熱接
着層4が転写開始温度以上になり軟化して溶融した状態
でも、光沢発現層3が感熱接着層4の変形に追従するこ
となく、平坦性を保持することができ、光沢感に優れた
印画物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッドの
加熱により転写を行なう熱転写プリンタ等に用いられる
熱転写シートに関し、特に、印画物のオーバーコートを
行ない写真のような質感を与える熱転写シートに関する
ものである。印画物を得る際に、インラインでのオーバ
ーコート処理を必要としない場合は、ヒートロール等の
加熱手段を用いることもできる。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラー画像を印画するプリン
ター技術の発展により、デジタルカメラやムービーカメ
ラ等の撮像装置や、コンピューターにインストールされ
た画像処理ソフトウェア等から得られるデジタルあるい
はアナログの画像データから、熱溶融転写型プリンター
や熱昇華転写型プリンター、インクジェットプリンタ
ー、サーモオートクローム(TA)方式プリンター、電
子写真方式プリンター等を利用して、直接写真画像を出
力プリント出来るようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の写真画
像の印画物は、画像的には写真品質に近づいているもの
の、その表面光沢の違いにより、従来の銀塩写真方式の
印画物に比べると、まだ同等に匹敵するレベルまでには
至っていないという問題がある。また、近年の300d
piを超えるような高解像度化、高速化においては印字
エネルギー的には同等であるが、印加電圧を上げ、通電
時間を短くする等のサーマルヘッド通電制御になってき
ているため、印画物の表面光沢を発現させる層はより昇
温する傾向にある。これまで、印画物の保存性を高める
ために、紫外線吸収剤等を含有させたオーバーコートイ
ンクを印画物上に形成するといったものはあったが、充
分な銀塩写真調の光沢画像を得られるまでには至らなか
った。
【0004】したがって、上記の問題を解決するため、
本発明は、画像再現性、表面光沢性等において、銀塩写
真方式の印画物と同等レベルに匹敵する印画物が得られ
る熱転写シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱転写シートは、フィルム基材の一方の面
に、少なくとも光沢発現層、感熱接着層を順次設けた構
成で、該光沢発現層のJIS K−7196による軟化
温度が150℃以上であるようにした。前記の光沢発現
層は、Tgが150℃以上の樹脂を主体として構成され
ることが好ましい。また、前記のTgが150℃以上の
樹脂が、ポリアミドイミド樹脂、または塩素化ポリオレ
フィン樹脂であることが好ましい。
【0006】前記の塩素化ポリオレフィン樹脂は、塩素
化度が50%以上、質量平均分子量が5,000〜25
0,000であるものが好ましく用いられる。また、前
記の光沢発現層は、平均粒子径が300nm以下の粒子
及び樹脂バインダーを主体として構成されることが望ま
しい。前記のフィルム基材と光沢発現層の間に光沢調整
層を設けることが好ましい。前記の光沢調整層は、粒子
及び樹脂バインダーを主体として構成される非転写層で
あることが望ましい。また、前記のフィルム基材と光沢
発現層の間、もしくは光沢調整層と光沢発現層の間に離
型層を設けることが好ましい。
【0007】前記の光沢発現層と感熱接着層のヘイズが
10以下であることが望ましい。但し、ヘイズは曇価で
あり、拡散透過率/全光線透過率で算出され、JIS
K7105で規定する測定方法による。このように光沢
発現層と感熱接着層のヘイズを10以下にすることによ
り、転写画像上に転写した時に下に位置する画像を全く
隠蔽することなく、鮮明な画像が得られる。さらに、前
記のフィルム基材の光沢発現層を設ける側の3次元粗さ
測定による中心面平均値SPaが、0.5μm以下であ
ることが望ましい。このようにフィルム基材の光沢発現
層を設ける側の3次元粗さ測定による中心面平均値SP
aを0.5μm以下にすることにより、光沢発現層が被
転写体に転写された印画物表面の鏡面光沢性を高めるこ
とができる。また前記の光沢発現層、または感熱接着層
のいずれか1層あるいは2層ともに紫外線吸収剤を含む
ことが好ましく、これにより得られる印画物の耐光性を
向上させることができる。前記の光沢発現層と感熱接着
層の間に紫外線吸収剤含有層を設けることができ、これ
により得られる印画物の耐光性を向上させることができ
る。
【0008】本発明の熱転写シートは、上記のように、
フィルム基材の一方の面に、少なくとも光沢発現層、感
熱接着層を順次設けた構成で、該光沢発現層のJIS
K−7196による軟化温度が150℃以上としたこと
により、光沢発現層が変形しない温度範囲で感熱接着層
が溶融して、被転写体に転写できるので、サーマルヘッ
ド等による熱転写で優れた光沢感を有する印画物が得ら
れる。すなわち、光沢発現層の軟化温度を150℃以上
とすることにより、感熱接着層が転写開始温度以上にな
り軟化して溶融した状態でも、光沢発現層が感熱接着層
の変形に追従することなく、平坦性を保持することがで
き、光沢感に優れた印画物を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、好ましい実施の形態を挙
げて、本発明を更に詳しく説明する。図1は本発明の熱
転写シートである一つの実施形態を示す縦断面図であ
る。同図の熱転写シート1は、フィルム基材2の背面側
に耐熱層7が設けられており、フィルム基材2のおもて
面側に、順に光沢発現層3、感熱接着層4が設けられた
構成である。なお、耐熱層7は場合により適宜省略する
こともできる。また、本発明の熱転写シートの使用形状
は、通常は連続帯状の熱転写シートとして使用される
が、一枚単位のシート状としても使用可能である。ま
た、図2は本発明の熱転写シートである他の実施形態を
示す縦断面図であり、フィルム基材2の背面側に耐熱層
7が設けられており、フィルム基材2のおもて面側に、
順に光沢調整層5、光沢発現層3、感熱接着層4が設け
られた熱転写シート1である。
【0010】図3は本発明の熱転写シートである他の実
施形態を示す縦断面図であり、フィルム基材2の背面側
に耐熱層7が設けられており、フィルム基材2のおもて
面側に、順に離型層6、光沢発現層3、感熱接着層4が
設けられた熱転写シート1である。さらに、図4は本発
明の熱転写シートである他の実施形態を示す縦断面図で
あり、フィルム基材2の背面側に耐熱層7が設けられて
おり、フィルム基材2のおもて面側に、順に光沢調整層
5、離型層6、光沢発現層3、感熱接着層4が設けられ
た熱転写シート1である。
【0011】以下、本発明の熱転写シートの層毎に順次
説明する。 (フィルム基材)熱転写シートのフィルム基材2は、従
来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであれ
ば、いずれのものでもよく、例えば、0.5〜50μ
m、好ましくは3〜10μm程度の厚さのポリエステル
フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィ
ルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリ
カーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィル
ム、セロファン等であり、特に好ましいものは、ポリエ
ステルフィルムである。本発明の熱転写シートで使用す
るフィルム基材は、光沢発現層を設ける側の3次元粗さ
測定による中心面平均値SPaが、0.5μm以下であ
ることが、得られる印画物の光沢性を一定のレベルに保
持するために、必要である。また、特に絹目調といっ
た、光沢感を落とした写真調の印画物を得るためには、
表面がマット調のフィルム基材を用いるか、マット調の
離型層を設ければ良い。この場合のフィルム基材また
は、離型層の3次元粗さ測定による中心面平均値SPa
は、受像紙の種類にもよるが、求める絹目調印画物の表
面粗さと同程度にすれば良く、0.5〜30μmの範囲
である。
【0012】(耐熱層)本発明の熱転写シートは、フィ
ルム基材の他方の面に、サーマルヘッドの熱によるステ
ィッキングや印字しわなどの悪影響を防止するため、耐
熱層7を設けることができる。上記の耐熱層を形成する
樹脂としては、従来公知のものであればよく、例えばポ
リビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール
樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合体樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、ス
チレン/ブタジエン共重合体樹脂、アクリルポリオー
ル、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレ
ート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレー
ト、ウレタンまたはエポキシのプレポリマー、ニトロセ
ルロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロー
スアセトプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブ
チレート樹脂、セルロースアセテートヒドロジエンフタ
レート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹
脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩素化ポ
リオレフィン樹脂等が挙げられる。また、より耐熱性向
上のために、各種イソシアネート硬化剤や不飽和結合を
有するモノマー、オリゴマーとの反応生成物でもよく、
硬化方法は加熱、電離放射線の照射等、硬化手段は限定
されない。
【0013】これらの樹脂からなる耐熱層に添加、ある
いは上塗りする滑り性付与剤としては、燐酸エステル、
シリコーンオイル、グラファイトパウダー、シリコーン
系グラフトポリマー、フッ素系グラフトポリマー、アク
リルシリコーングラフトポリマー、アクリルシロキサ
ン、アリールシロキサン等のシリコーン重合体が挙げら
れるが、好ましくは、ポリオール、例えば、ポリアルコ
ール高分子化合物とポリイソシアネート化合物及び燐酸
エステル系化合物からなる層であり、更に充填剤を添加
することがより好ましい。耐熱層は、上記に記載した樹
脂、滑り性付与剤、更に充填剤を、適当な溶剤により、
溶解又は分散させて、耐熱層形成用インキを調製し、こ
れを、上記のフィルム基材の他方に面に、例えば、グラ
ビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリ
バースコーティング法等の形成手段により塗布し、乾燥
して形成することができる。
【0014】(光沢発現層)光沢発現層3は感熱接着層
が溶融又は軟化して転写が可能になる印字エネルギー領
域において、サーマルヘッドの加熱により熱変形しない
構成であることが好ましい。また光沢発現層のJIS
K−7196による軟化温度は150℃以上であれば、
より広いエネルギーレンジで光沢感を損なわない転写が
可能となる。転写様式としては、フィルム基材/光沢発
現層界面での界面剥離となるような膜転写型の構成であ
ることが好ましい。光沢発現層が層内での凝集破壊を含
むような転写様式では、印字表面の平滑性が安定せず、
充分な光沢が得られない、光沢ムラが発生するといった
不具合が起こってくる。
【0015】光沢発現層のJIS K−7196による
軟化温度を150℃以上とするには、Tgが150℃以
上の樹脂を主体として形成するか、又は300nm以下
の平均粒径の有機又は無機微粒子と樹脂バインダーで構
成するのが好ましい。また、光沢発現層の軟化温度を1
50℃以上とするのは、感熱接着層の溶融、軟化により
転写が可能となる印字領域においても光沢発現層が溶
融、変形せず、平滑性を保っていられるようにするため
で、通常の溶融型熱転写における印字エネルギー領域で
ある0.2〜0.6mJ/dotのエネルギー領域で安
定的な印字を得るには、光沢発現層の軟化温度は150
℃以上必要となってくる。
【0016】前記のTgが150℃以上の樹脂として
は、例えばポリアミドイミド樹脂、塩素化ポリオレフィ
ン、ポリアリレート樹脂、ノルボルネン系水添樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルアル
コール、アセチルセルロース、ニトロセルロース、セル
ロースアセテートブチレート等が挙げられる。これらの
中でも、耐熱性、透明性、汎用溶剤への溶解性等の点か
ら、ポリアミドイミド樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂
が好適である。また、300nm以下の平均粒径の有機
又は無機微粒子と樹脂バインダーで光沢発現層を形成す
る場合、微粒子としては例えば、PMMA、スチレン等
の架橋有機粒子や、コロイダルシリカ、アルミナゾル、
酸化チタン等の無機微粒子が挙げられる。この有機又は
無機微粒子は、平均粒径が300nm以下、特に好まし
くは100nm以下とすることが、光沢発現層の透明性
を確保する点で重要である。これ以上の大きさの平均粒
径の粒子では、光沢発現層の透明性が低くなり、下地の
画像の透過性が低くなる。
【0017】光沢発現層の上記の有機又は無機微粒子と
ともに使用する樹脂バインダーは、各種樹脂が使用で
き、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、オレフ
ィン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、セルロ
ース樹脂、酢酸ビニル樹脂、スチレン−アクリル酸共重
合樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール
等や、これらの変性物、共重合物、混合物が挙げられ
る。これらの光沢発現層を構成する微粒子/バインダー
樹脂比は、1/3〜20/1の範囲が好適で、用いるバ
インダー樹脂の軟化温度と粒子の含有比率を調整して、
光沢発現層のJIS K−7196による軟化温度を1
50℃以上に保つことが可能となる。微粒子の含有比率
が小さすぎると、光沢発現層の軟化温度が低下してしま
い、印画物で充分な光沢が得られなくなってくる。一
方、微粒子の含有比率が大きすぎると、光沢発現層の皮
膜強度が下がるため、印画物の保護層としての耐擦過性
が悪くなってくる。
【0018】光沢発現層は、上記の通り、Tgが150
℃以上の樹脂を主体として形成するか、又は有機又は無
機微粒子と樹脂バインダーで構成するが、必要な材料を
溶剤や水の溶媒に溶解ないし分散させた塗工液により、
従来から公知の塗工方式により、塗工量は転写する受像
シート、感熱接着層の各材料条件により最適値が変わる
が、乾燥状態で0.2〜5g/m2が良好である。ま
た、光沢発現層は実質的に高い透明性が必要であり、転
写されるオーバーコート層(少なくとも光沢発現層と感
熱接着層)のヘイズが10以下となることが必要であ
る。光沢発現層は、この他に層自体の性能を阻害しない
範囲で、箔持ちを調整する熱可塑性樹脂、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、粒子等を添加できる。
【0019】(感熱接着層)本発明の熱転写シートを構
成する感熱接着層4は熱可塑性樹脂や、ワックスを主体
に形成される。用いられる熱可塑性樹脂としては、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、オレフィン樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニ
ル樹脂、スチレン−アクリル酸共重合樹脂、NBR樹
脂、SBR樹脂等やこれらの変性物、共重合物、混合物
が挙げられる。これらの樹脂のTgは、50〜120℃
の範囲のものが好適に用いられ、感熱接着層の融点、ま
たは軟化温度が50〜120℃とすることで、光沢発現
層が変形しない温度範囲で感熱接着層が溶融して、被転
写体に転写できるので、サーマルヘッド等による熱転写
で優れた光沢感を有する印画物が得られる。つまり、光
沢発現層のJIS K−7196による軟化温度が15
0℃以上であり、感熱接着層が転写開始温度以上になり
軟化して溶融した状態でも、光沢発現層が感熱接着層の
変形に追従することなく、平坦性を保持することがで
き、光沢感に優れた印画物を得ることができる。
【0020】感熱接着層は、従来から公知の塗工方式に
より、塗工量は転写する受像シートや、光沢発現層等の
各材料条件により最適値が変わるが、乾燥状態で0.2
〜5g/m2が良好である。また、感熱接着層は実質的
に高い透明性が必要であり、転写されるオーバーコート
層(少なくとも光沢発現層と感熱接着層)のヘイズが1
0以下となることが必要である。感熱接着層は、この他
に層自体の性能を阻害しない範囲で、酸化防止剤、紫外
線吸収剤等を添加できる。
【0021】(光沢調整層)本発明の熱転写シートで
は、特に印画物の光沢性を意図的に特定範囲に収めたい
時は、フィルム基材と光沢発現層の間に光沢調整層5を
設けることが出来る。上記のフィルム基材上に直接光沢
発現層を設けた場合、印画物の光沢性は主としてフィル
ム基材の平滑性の影響を受けることになるなるため、微
妙な光沢感の調整は困難である。光沢調整層は粒子及び
樹脂バインダーを主体として構成される非転写性層であ
る。かかる粒子としてはシリカ、炭カル、クレー、アル
ミナ粒子、酸化チタン、カーボンブラック等が挙げられ
る。このような粒子としては、0.1〜30μmの範囲
である平均粒径のものが好ましく使用される。
【0022】光沢調整層で用いる樹脂バインダーとして
は、上記に説明した感熱接着層の熱可塑性樹脂やシリコ
ーン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、またそれらの樹
脂の変性物、共重合物、混合物が挙げられる。これらの
粒子/バインダー樹脂比(質量比)は、0.1/100
〜20/100の範囲が好適である。光沢調整層は、こ
の他に離型性を向上させるために、シリコーンオイル等
の離型剤を添加できる。光沢調整層は、従来から公知の
塗工方式により、求める光沢度により最適値が変わる
が、塗工量は乾燥状態で0.3〜5g/m2が良好であ
る。
【0023】(離型層)本発明の熱転写シートは、フィ
ルム基材と光沢発現層、または光沢調整層と光沢発現層
の離型性を高めるために、離型層6を設けることも可能
である。かかる離型層はWAXを主体として構成するこ
とが好ましい。かかるWAXとしては、例えば、カルナ
バワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、エステルワックス、フィシャートロプシュ
ワックス、各種低分子量ポリエチレン、木ロウ、みつロ
ウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セラックワック
ス、キャンデリラワックス、ペトロラクタム、一部変性
ワックス、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド等の種々のワ
ックス類が使用できる。
【0024】離型層は、上記に挙げたワックスを主体に
含有し、離型性を調整する目的で、上記に説明した感熱
接着層で挙げた熱可塑樹脂を加えることも可能である。
離型層は、従来から公知の塗工方式により形成でき、塗
工量は乾燥状態で0.01〜0.5g/m2が好まし
い。これ以上厚すぎると、離型層の軟化により、転写表
面の平滑性が保てなくなってくるため、特に0.10〜
0.30g/m2の範囲が転写時の透明性を損なわない
点で良好である。
【0025】(紫外線吸収剤含有層)本発明の熱転写シ
ートは、フィルム基材上に、光沢発現層、紫外線吸収剤
含有層、感熱接着層をこの順に設けることができ、これ
により得られる写真のような質感のある印画物の耐光性
を付与することができる。紫外線吸収剤含有層は、アク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ス
チレン系樹脂、ハロゲン化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、ポリカーボネート樹脂、フェノール樹脂、メラミ
ン樹脂、エポキシ樹脂、セルロース系樹脂、ポリエチレ
ン等の炭化水素系樹脂、ポリビニルアルコールやポリビ
ニルピロリドン等のビニル系樹脂、及びこれらの共重合
体等のバインダーに、従来から使用されている紫外線吸
収剤を添加する。
【0026】その紫外線吸収剤としては、例えばベンゾ
フェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、シュ
ウ酸アニリド系化合物、シアノアクリレート系化合物、
サリシレート系化合物等の有機系の紫外線吸収剤が使用
可能であり、また亜鉛、チタン、セリウム、スズ、鉄等
の酸化物の如き無機系の紫外線吸収能を有する微粒子を
添加することもできる。また反応性紫外線吸収剤を樹脂
に反応結合させた樹脂を、紫外線吸収剤含有層に単独ま
たは混合して用いてもよい。このような紫外線吸収剤
は、印画物の画像が太陽光等に含まれる紫外線によって
褪色や変色するのを抑制する効果を発揮する。上記の紫
外線吸収剤は、バインダー樹脂に対し、1〜40質量%
の割合で含有させることができ、従来から公知の塗工方
式により、塗工量は乾燥状態で0.3〜5g/m2程度
である。尚、説明が後になったが、光沢発現層、または
感熱接着層に含有できる紫外線吸収剤も、上記の紫外線
吸収剤含有層で用いられる材料と同様のものが使用でき
る。
【0027】なお、上記の如く構成された本発明の熱転
写シートは、サーマルヘッドを用いるサーマルプリンタ
ーに最適であるが、ラミネーターを用いた保護層付与手
段としても使用できる。また、基材フィルム上に、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、必要に応じて、ブラック等の
着色転写層を設けた熱転写シートの同一フィルム基材上
の余白に、本発明の構成である光沢発現層、感熱接着層
を順次設けたり、またイエロー、マゼンタ、シアン、必
要に応じて、ブラック等の着色転写層を設けた熱転写シ
ートとは、別個のフィルム基材に本発明の構成である光
沢発現層、感熱接着層を順次設けることができる。
【0028】本発明の熱転写シートは、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、必要に応じて、ブラック等の着色転写層
から、転写して形成した写真画像等の印画物の画像上
に、銀塩写真方式の印画物と同等レベルに匹敵する画像
再現性、表面光沢性等を提供する保護層(オーバーコー
ト)を転写するものである。したがって、本発明の熱転
写シートの同一フィルム基材上に着色転写層を設けてい
る場合は、転写画像を形成した後に、インラインで保護
層を転写することが可能である。また、画像形成用の熱
転写シートと、光沢発現層、感熱接着層を順次設ける本
発明の熱転写シートが別体であれば、転写画像を形成し
て、その後にオフラインで、画像形成した加熱転写手段
やその他の加熱転写手段により保護層を転写することが
できる。
【0029】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部または%とあるのは、特に断り
のない限り質量基準である。 (実施例1)厚さ6.0μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムをフィルム基材とし、その一方の面に下記
組成の耐熱層塗工液をグラビアコーターにより、固形分
塗布量が0.3g/m2になるように塗布、乾燥して、
耐熱層を形成した。次いで、フィルム基材の他方の面
に、下記組成の光沢発現層塗工液をグラビアコーターに
より、固形分塗布量が1.0g/m2になるように塗
布、乾燥して、光沢発現層を形成し、さらにその上に感
熱接着層塗工液をグラビアコーターにより、固形分塗布
量が1.0g/m2になるように塗布、乾燥して、感熱
接着層を形成して、本発明の実施例1の熱転写シートを
得た。
【0030】 (耐熱層塗工液) スチレン−アクリロニトリル共重合体樹脂 11部 線状飽和ポリエステル樹脂 0.3部 ジンクステアリルホスフェート 6部 メラミン樹脂粉末 3部 メチルエチルケトン 80部
【0031】 (光沢発現層塗工液) 塩素化ポリプロピレン樹脂 20部 (Tg:260℃、塩素化度:63%、質量平均分子量:50000) メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 80部 尚、この光沢発現層の軟化温度は166℃である。
【0032】 (感熱接着層) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(融点:75℃) 20部 メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 80部
【0033】(実施例2)実施例1において、光沢発現
層塗工液を下記組成に変更し、固形分塗布量が0.5g
/m2になるように塗布、乾燥して、光沢発現層を形成
し、さらにその上に下記組成の感熱接着層塗工液にし
て、固形分塗布量が0.5g/m2になるように塗布、
乾燥して、感熱接着層を形成し、その他は実施例1と同
様にして、本発明の実施例2の熱転写シートを得た。 (光沢発現層塗工液) ポリアミドイミド(Tg:260℃) 20部 エタノール/トルエン(質量比1/1) 80部 尚、この光沢発現層の軟化温度は185℃である。
【0034】 (感熱接着層) カルナバワックス(融点:83℃) 20部 水/イソプロピルアルコール(質量比1/1) 80部
【0035】(実施例3)実施例1において、フィルム
基材と光沢発現層の間に、下記組成の光沢調整層塗工液
をグラビアコーターにより、固形分塗布量が0.5g/
2になるように塗布、乾燥して、光沢調整層を形成し
た以外は、実施例1と同様にして、本発明の実施例3の
熱転写シートを得た。 (光沢調整層塗工液) ポリエステル樹脂 15部 シリコーン樹脂 2部 シリカ粒子(平均粒径:3.0μm) 3部 メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 80部
【0036】(実施例4)実施例1において、フィルム
基材と光沢発現層の間に、下記組成の離型層塗工液をグ
ラビアコーターにより、固形分塗布量が0.3g/m2
になるように塗布、乾燥して、離型層を形成した以外
は、実施例1と同様にして、本発明の実施例4の熱転写
シートを得た。 (離型層塗工液) カルナバワックス(融点:83℃) 20部 水/イソプロピルアルコール(質量比1/1) 80部
【0037】(比較例1)実施例1で使用した耐熱層付
きのフィルム基材の上に、下記組成の光沢発現層塗工液
をグラビアコーターにより、固形分塗布量が1.0g/
2になるように塗布、乾燥して、光沢発現層を形成
し、比較例1の熱転写シートを作製した。 (光沢発現層塗工液) アクリル樹脂(Tg:105℃) 20部 メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 80部 尚、この光沢発現層の軟化温度は68℃である。
【0038】(比較例2)比較例1の光沢発現層塗工液
を下記組成に変更した以外は、比較例1と同様にして、
比較例2の熱転写シートを作製した。 ポリビニルブチラール樹脂(Tg:85℃) 10部 メチルエチルケトン/トルエン(質量比1/1) 90部 尚、この光沢発現層の軟化温度は57℃である。
【0039】上記の実施例1で使用した光沢発現層と感
熱接着層の各塗工液を実施例1の時の塗工量において、
各々を単独で上記のフィルム基材(耐熱層無しの状態
で)に塗布、乾燥した試料に対し、ヘイズを測定したと
ころ、光沢発現層、感熱接着層のいずれもヘイズ値は
5.0以下であり、転写画像を被覆する保護層として、
透明性に優れるものである。尚、ヘイズの測定は、JI
S K7105で規定する測定方法により、拡散透過率
/全光線透過率で算出される。
【0040】プリンタとして、JVC(日本ビクター
(株))製のJP−3500を用いて、被転写体とし
て、専用受像紙を用い、また画像形成用の熱転写シート
としてそのプリンター専用の4色(イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラック)熱転写シートを使用して、テス
トパターンの写真画像を形成した。そして、上記に用意
した実施例及び比較例の熱転写シートを用いて、上記の
写真画像上に全面で保護層を転写した。尚、保護層転写
条件は、0.3〜0.5mJ/dotとした。上記の得
られた保護層付きの印画物に対して、下記のような評価
を行った。
【0041】(印画物の光沢感)上記の条件で得られた
各印画物について、保護層転写された表面の光沢の程度
を目視にて調べた。その評価の基準は以下の通りであ
る。 ◎:印画物表面の光沢感に優れており、光沢調の写真画
像に近い。 ○:印画物表面の光沢感に優れており、絹目調の写真画
像に近い。 ×:印画物表面のマット感が高く、下地の画像が見えづ
らい。
【0042】評価結果は下記表1の通りである。
【表1】
【0043】
【発明の効果】以上の通り、本発明の熱転写シートは、
上記のように、フィルム基材の一方の面に、少なくとも
光沢発現層、感熱接着層を順次設けた構成で、該光沢発
現層のJIS K−7196による軟化温度が150℃
以上としたことにより、光沢発現層が変形しない温度範
囲で感熱接着層が溶融して、被転写体に転写できるの
で、サーマルヘッド等による熱転写で優れた光沢感を有
する印画物が得られる。すなわち、光沢発現層の軟化温
度を150℃以上とすることにより、感熱接着層が転写
開始温度以上になり軟化して溶融した状態でも、光沢発
現層が感熱接着層の変形に追従することなく、平坦性を
保持することができ、光沢感に優れた印画物を得ること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写シートである一つの実施形態を
示す縦断面図である。
【図2】本発明の熱転写シートである他の実施形態を示
す縦断面図である
【図3】本発明の熱転写シートである他の実施形態を示
す縦断面図である
【図4】本発明の熱転写シートである他の実施形態を示
す縦断面図である
【符号の説明】
1 熱転写シート 2 フィルム基材 3 光沢発現層 4 感熱接着層 5 光沢調整層 6 離型層 7 耐熱層
フロントページの続き Fターム(参考) 2C068 AA06 BB31 BB33 BD15 2H086 BA05 2H111 AA08 AA09 AA26 AA52 BA01 BA04 BA07 BA53 BA55 BA61 BA71

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム基材の一方の面に、少なくとも
    光沢発現層、感熱接着層を順次設けた熱転写シートにお
    いて、該光沢発現層のJIS K−7196による軟化
    温度が150℃以上であることを特徴とする熱転写シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記の光沢発現層は、Tgが150℃以
    上の樹脂を主体として構成されることを特徴とする請求
    項1に記載する熱転写シート。
  3. 【請求項3】 前記のTgが150℃以上の樹脂が、ポ
    リアミドイミド樹脂、または塩素化ポリオレフィン樹脂
    であることを特徴とする請求項2に記載する熱転写シー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記の塩素化ポリオレフィン樹脂は、塩
    素化度が50%以上、質量平均分子量が5,000〜2
    50,000であることを特徴とする請求項3に記載す
    る熱転写シート。
  5. 【請求項5】 前記の光沢発現層は、平均粒子径が30
    0nm以下の粒子及び樹脂バインダーを主体として構成
    されることを特徴とする請求項1に記載する熱転写シー
    ト。
  6. 【請求項6】 前記のフィルム基材と光沢発現層の間に
    光沢調整層を設けたことを特徴とする請求項1に記載す
    る熱転写シート。
  7. 【請求項7】 前記の光沢調整層は、粒子及び樹脂バイ
    ンダーを主体として構成される非転写層であることを特
    徴とする請求項6に記載する熱転写シート。
  8. 【請求項8】 前記のフィルム基材と光沢発現層の間、
    もしくは光沢調整層と光沢発現層の間に離型層を設けた
    ことを特徴とする請求項1または6に記載する熱転写シ
    ート。
  9. 【請求項9】 前記の光沢発現層と感熱接着層のヘイズ
    が10以下であることを特徴とする請求項1に記載する
    熱転写シート。
  10. 【請求項10】 前記のフィルム基材の光沢発現層を設
    ける側の3次元粗さ測定による中心面平均値SPaが、
    0.5μm以下であることを特徴とする請求項1に記載
    する熱転写シート。
  11. 【請求項11】 前記の光沢発現層、または感熱接着層
    のいずれかに紫外線吸収剤を含むことを特徴とする請求
    項1に記載する熱転写シート。
  12. 【請求項12】 前記の光沢発現層と感熱接着層の間に
    紫外線吸収剤含有層を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載する熱転写シート。
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