JP2010187045A - 伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ディジタル変調方式を使用して送信機から受信機へ伝送対象となる信号を伝送する伝送装置を多段接続した伝送システムで、各段の受信状態を効果的に監視する。
【解決手段】最終段以外の各段の伝送装置の受信機は、受信状態に関する情報を取得し、受信状態に関する情報と固有な識別情報を対応させて信号に含め、この信号を次段の伝送装置へ出力する。最終段の伝送装置の受信機は、受信状態に関する情報を取得し、受信状態に関する情報と固有な識別情報を対応させて信号に含める。例えば最終段では、各段の伝送装置における受信状態に関する情報を1画面を複数に分割して各段毎に表示し、また、受信状態が悪い場合にはその旨を示す情報を該当する段に対応した分割画面に表示する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、画像や音声のデータの伝送システムに関し、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変調方式やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調方式等のディジタル変調方式を用いた伝送システムに関する。
例えば、テレビ放送では、ニュース報道やマラソン中継などの中継現場から放送局へテレビジョン信号を伝送するために、FPU(Field Pickup Unit)と呼ばれる可搬型の中継装置や、TSL(Transmitter Studio Link)と呼ばれる装置が用いられる。
FPUからの信号が、山頂等に設置されているFPU基地局で受信され、FPU基地局からTSL装置と呼ばれる固定回線を使用して放送局まで伝送される構成が、一般的に用いられている。
図9には、従来例に係るディジタル変調方式による多段伝送の一例を行う画像データ伝送システムの構成例を示してある。
上述のように、画像や音声は、中継地点(例えば、中継現場にあるカメラ1)から、通常、山頂等に設置されている受信地点1まではFPU装置(送信機(TX)2及び受信機(RX)3で構成される装置)を使用して無線により送信され、受信地点1から受信地点2まではTSL回線(送信機4及び受信機5で構成される装置)を使用して無線により送信され、受信地点2から受信地点3まではTSL回線(送信機6及び受信機7で構成される装置)を使用して無線により送信され、受信地点3から受信地点4まではTSL回線(送信機8及び受信機9で構成される装置)を使用して無線により送信される。このように、受信地点1から最終伝送地点である受信地点4(例えば、放送局等)まではTSL回線を使用して伝送される。
図10には、送信機2及び受信機3の構成例を示してある。
送信機2及び受信機3の動作例について詳細に説明する。
送信機2は、I/F(インターフェイス)部51、画像(本例では、映像(画像)及び音声)符号化部52、ディジタル変調部53から構成される。ディジタル変調部53は、符号化部61、直交変調部62から構成される。
受信機3は、ディジタル復調部71、画像(本例では、映像(画像)及び音声)復号化部72、I/F部73、受信状態情報重畳部74から構成される。ディジタル復調部71は、直交復調部81、復号化部82から構成される。受信状態情報重畳部74は、加算部91、ID付加部92から構成される。
送信機2の動作例を示す。
I/F部51は、例えばカメラ1から、送信する映像信号や音声信号を受け、後段の画像符号化部52に受け渡すために必要な処理を施す。
例えば、I/F部51は、送信機2に入力される複数の映像及び音声信号から伝送する所望の信号へ切り替える機能を具備している。すなわち、NTSC等のアナログ映像信号やHD−SDI(High Definition−Serial Digital Interface)信号等のように、複数の映像信号からの切替操作や、アナログ音声やAESディジタル音声信号等のように、複数の音声信号からの切替操作を行う。
ここで、HD−SDI信号とは、SMPTE292M勧告で定められたディジタルビデオ信号の規格である。
上記のようにI/F部51で必要な処理を施した映像及び音声の信号は画像符号化部52へ出力され、画像符号化部52において、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)信号等へ圧縮処理が施され、TS(Transport Stream)形式のディジタル信号へ変換され、ディジタル変調部53に入力される。
ディジタル変調部53は、符号化部61と直交変調部62に大別される。
符号化部61は、伝送中におけるエラーによるデータの誤りを防止するためものであり、エネルギー拡散、畳み込み符号化、インターリーブ等の処理を適宜行い、その後、直交変調処理部62で直交変調を施すことで、例えばOFDM変調波信号を得る。このOFDM変調波信号は、例えば、マイクロ波の帯域に高周波増幅され、送信アンテナを介して、受信機3へ送出される。
受信機3の動作例を示す。
送信機2から送られてきたOFDM等のディジタル変調信号は、例えば受信アンテナを介して受信機3により受信されて、ディジタル復調部71内において、直交復調部81で復調され、復号化部82でデインターリーブ、ビタビ復号等が行われて、TS信号として後段の画像復号化部72へ出力される。
画像復号化部72では、送信側で符号化された信号を復号化する。その後、I/F部73を介して映像信号及び音声信号を出力する。
また、受信電界強度、妨害波の有無、ビットエラーレート等の受信状態情報が、ディジタル復調部71により検出されてディジタル復調部71から出され、同じくディジタル復調部71から出力されるTS信号と、受信状態情報重畳部74において多重されて出力される。
受信状態情報重畳部74では、TS信号のNULLデータを中継箇所を特定するIDデータに置き換えて出力する。具体的には、加算部91で受信状態情報とTS信号を多重化(加算)し、その後、ID付加部92によりIDデータを付加する。
また、他の送信機4、6、8や、他の受信機5、7、9についても、送信機2や受信機3と同様な構成を有しており、同様な動作を行う。
ところで、前述のFPU若しくはTSL装置を用いて中継現場から受信端である受信地点4まで、OFDM等のディジタル変調方式を使用して伝送する場合には、一般に、各受信地点1、2、3、4での受信状態を常時監視する必要がある。この理由は、アナログ伝送の場合には、伝送状態が悪くなると、受信画像のS/N(信号対雑音比)が次第に悪くなるため、受信画像から受信状態の把握が容易にできるのに対して、ディジタル伝送の場合には、受信状態が悪化しても、復調できる限界までS/Nの良い画像を受信できるため、受信状態の良し悪しを受信画像から把握することが難しいためである。
ディジタル伝送では、受信状態が悪くなり、復調できる限界を超えると、受信画像がフリーズ等を起こして突然絵が破綻する現象が発生するため、受信状態を把握することがディジタル変調による伝送では重要となる。
従って、中継地点から受信地点1までの間のFPU回線、受信地点1から受信地点4までのTSL回線の伝送状態を、例えば最終地点である放送局で常時監視する必要がある。前述したように、受信機3、5、7、9から出力されるTS信号には中継段を特定するID及びそれぞれの受信状態情報が含まれている。IDデータとしては、例えば、受信地点1においてはID0、受信地点2においてはID1、受信地点3においてはID2、受信地点4においてはID3、が付与されたTS信号が出力される。
受信地点4にある受信状態情報選択装置101は、監視したい中継段のIDを選択することで、該当する受信状態情報を受信状態情報表示装置102を介してモニタ103等に表示することが可能である。
なお、特許文献1には、ディジタル通信の受信状況として、受信レベルと実際の受信限界レベルを図情報により表示し、これらの図情報の表示位置関係により受信レベルの余裕度を表すようにする技術が記載されている。
特開2008−160664号公報
上述のように、従来の画像データ伝送システムでは、受信端である放送局等で多段伝送における各中継地点の受信状態情報を監視する場合に、中継段においてTS信号に重畳された中継段固有のID番号を選択することで、所望の受信状態情報を得ていた。
しかしながら、このような方法では、監視者が選択した情報のみを入手することしかできないため、各中継段の受信状態情報を入手して監視するためには、定期的に各中継段の受信状態情報を選択して監視する必要があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、多段伝送を行う場合に、各段の受信状態を効果的に監視することを可能とする伝送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、ディジタル変調方式を使用して送信機から受信機へ伝送対象となる信号を伝送する伝送装置を多段接続した伝送システムにおいて、次のような構成とした。
すなわち、最終段以外の各段の伝送装置の受信機では、受信状態取得手段が当該各段の伝送装置の送信機から受信された信号の受信状態に関する情報を取得し、信号生成手段が前記受信状態取得手段により取得された受信状態に関する情報と固有な識別情報を対応させて前記信号に含めた信号を生成し、信号出力手段が前記信号生成手段により生成された信号を次段の伝送装置へ出力する。
最終段の伝送装置の受信機では、受信状態取得手段が当該最終段の伝送装置の送信機から受信された信号の受信状態に関する情報を取得し、信号生成手段が前記受信状態取得手段により取得された受信状態に関する情報と固有な識別情報を対応させて前記信号に含めた信号を生成する。なお、必要であれば、最終段の伝送装置の受信機に、前記信号生成手段により生成された信号を外部(例えば、外部の装置)へ出力する信号出力手段を備える。
更に、前記最終段の伝送装置の受信機又は当該受信機とは別の装置に、次のような手段を設けた。なお、前記最終段の伝送装置の受信機と前記別の装置の両方に次のような手段が設けられてもよい。また、前記別の装置としては、種々な装置が用いられてもよく、例えば、前記最終段の伝送装置が存在する場所や他の場所などの任意の場所に設けられてもよい。
すなわち、前記最終段の伝送装置の受信機又は当該受信機とは別の装置では、受信状態表示手段が、前記最終段の伝送装置の受信機の信号生成手段により生成された信号に基づいて、各段の伝送装置における受信状態に関する情報を、1画面を複数に分割して各段毎に表示し、また、警告表示手段が、受信状態が所定の条件に基づいて悪いと判定した場合に、その旨を示す情報を、該当する段に対応した分割画面に表示する。
従って、多段伝送を行う場合に、各段の受信状態を効果的に監視することを可能とすることができる。
ここで、ディジタル変調方式としては、種々な方式が用いられてもよい。
また、送信機と受信機を有する伝送装置としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、FPU装置や、TSL装置を用いることができる。
また、多段接続の段数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、伝送対象となる信号としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、映像(画像)と音声の一方又は両方の信号を用いることができる。
また、受信状態に関する情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、受信品質に関する情報を用いることができる。
また、固有な識別情報(各段に固有な識別情報)としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、番号の情報などを用いることができる。また、固有な識別情報(各段に固有な識別情報)としては、例えば、各段の伝送装置の受信機のメモリなどに予め設定されて記憶されている。
また、各段における受信状態に関する情報と固有な識別情報とを対応させる方法としては、種々なものが用いられてもよい。
また、1画面を複数に分割する場合における当該分割の数としては、種々な数が用いられてもよい。
また、例えば、1画面を全ての段数と同数だけ分割して一度に全ての段の受信状態に関する情報を1画面で表示する構成とすることが好ましいが、他の構成例として、例えば、段数が多いような場合には、1画面を一部の段数(全ての段数より少ない数)と同数だけ分割して、表示対象とする段を自動的に又は手動で何回か切り替えることによって、全ての段の受信状態に関する情報を表示するような構成が用いられてもよい。
また、受信状態に関する情報を表示する方法としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、数値を用いて表示する方法や、図形やグラフなどを用いて表示する方法などを用いることができる。
また、受信状態が悪いと判定する場合に使用される所定の条件としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、受信状態に関する情報に基づく受信品質についての閾値を予め設定しておいて、受信品質が当該閾値より低い(又は、当該閾値以下である)場合に、受信状態が悪いと判定するような条件を用いることができる。
また、受信状態が悪いと判定した旨を示す情報としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、監視者(人)に対して警告をしたり注意を喚起したりするような情報を用いることができ、また、他の構成例として、表示と共に又は表示とは別に、警告音の出力などが行われてもよい。
以上説明したように、本発明に係る伝送システムによると、多段伝送を行う場合に、各段の受信状態を効果的に監視することを可能とすることができる。
本発明の一実施例に係る画像データ伝送システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係る受信状態情報4画面表示装置の構成例を示す図である。 受信状態情報1のデータをディジタル画像化したイメージの例を示す図である。 受信状態情報2のデータをディジタル画像化したイメージの例を示す図である。 受信状態情報3のデータをディジタル画像化したイメージの例を示す図である。 受信状態情報4のデータをディジタル画像化したイメージの例を示す図である。 受信状態情報を4画面表示化したものの一例を示す図である。 受信状態情報を4画面表示化したものの具体例を示す図である。 従来例に係る画像データ伝送システムの構成例を示す図である。 送信機及び受信機の構成例を示す図である。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施例に係るディジタル変調方式による多段伝送の一例を行う画像データ伝送システムの構成例を示してある。ここで、図1では、説明の便宜上から、図9に示されるものと同様なものについては同一の符号を付したが、本発明を不要に限定する意図は無い。
図1には、中継現場のカメラ1と送信機2、受信地点1の受信機3と送信機4、受信地点2の受信機5と送信機6、受信地点3の受信機7と送信機8、受信地点4の受信機9と受信状態情報4画面表示装置10、受信地点4の放送局等にあるモニタ11を示してある。
ここで、各送信機2、4、6、8や各受信機3、5、7、9の構成や動作としては、例えば、図10に示されるものと同様である。
例えば、中継現場に置かれる送信機2は、従来例と同様に、送信機2に入力する映像及び音声について各種の処理を行うI/F部51、画像符号化及びTS信号への変換を行う画像符号化部52、伝送中のエラーによるデータの誤りを防止するための符号化及び直交変調処理を施してOFDM変調等のディジタル変調信号を生成するディジタル変調部53から構成されている。ディジタル変調された信号は、例えばマイクロ波の帯域に高周波増幅され、送信アンテナを介して、受信機の側へ送出される。
また、例えば、受信機3は、従来例と同様に、送信機2から伝送されたディジタル変調信号を復調して復号化するディジタル復調部71、画像の復号化を行う画像復号化部72、映像及び音声の信号を出力するI/F部73、ディジタル復調部71により抽出した受信状態情報を同じくディジタル復調部71から出力されるTS信号に重畳する受信状態情報重畳部74から構成されている。なお、例えば、ディジタル復調部71に、映像及び音声を受信状態情報重畳部74へ出力するための画像方式変換処理を施す画像方式変換部が設けられてもよい。
本例では、主に、受信状態情報の表示について詳しく説明する。
本例では、具体例として、1個の表示画面のモニタ11を複数分割化(本例では、4分割化)して受信状態情報を複数画面表示(本例では、4画面表示)する方法について説明する。
受信端である受信機9から出力されるTS信号には、その前段にある各中継段の受信状態情報の中継段を示す固有ID(本例では、ID0〜ID3)及び各中継段の受信状態情報が含まれている。
図2には、本発明の一実施例に係る受信状態情報4画面表示装置10の構成例を示してある。
本例の受信状態情報4画面表示装置10は、各受信地点1〜4(各ID0〜3)に対応したものとして4個の受信状態情報検出部21〜24と4個のフレームメモリ25〜28を備えており、また、書き込み制御部29、読み出し制御部30、D/A(Digital to Analog)変換部31を備えている。また、図2には、モニタ11における各受信基地局(各受信地点1〜4)の受信状態情報の4画面表示41の一例を示してある。
本例の受信状態情報4画面表示装置10は、受信機9からのTS信号から、各中継段における受信情報状態をモニタ11の画面に4画面表示する。
本例の受信状態情報4画面表示装置10により行われる動作例を詳しく説明する。
各受信状態情報検出部21、22、23、24は、それぞれ、各受信地点1、2、3、4における受信状態情報をTS信号から個別に検出する回路である。また、各受信状態情報検出部21〜24は、検出した受信状態情報(そのデータ)を、その内容を表す所定のディジタル画像データに形成する機能も有している。また、各受信状態情報から形成された画像データは各フレームメモリ25〜28により記憶され、D/A変換部31により4画面化した映像データをNTSC等のアナログ映像信号へ変換することが行われる。また、書き込み制御部29はフレームメモリ25〜28の書き込み制御を行い、読み出し制御部30はフレームメモリ25〜28の読み出し制御を行う。
ここで、図3、図4、図5、図6には、各ID0〜3の受信状態情報のデータをディジタル画像化(映像データ化)したイメージの例を示してある。本例では、1画面当たり、水平画素数が720本で、垂直走査線数が480本である画素数にした場合を示してある。
これらの画像データを4画面化する動作の一例について説明する。
4画面化を行うために、第1フレームメモリ25、第2フレームメモリ26、第3フレームメモリ27、第4フレームメモリ28に対して、書き込み及び読み出しの制御を実行することで処理する。
本例の書き込み制御では、水平方向の画像を1画素毎、垂直方向は1走査線毎に間引き処理を行いながら書き込みを行い、水平画素及び垂直走査線数を1/2化する。
すなわち、各受信状態情報検出部21、22、23、24からの出力画像データ(図3、図4、図5、図6に示されるもの)は、例えば、奇数番目の水平画素と走査線を各フレームメモリ25、26、27、28へ書き込みする場合には、(360×240)画素の画像データが記憶される。
これについて具体例を示す。
第1フレームメモリ25、第2フレームメモリ26、第3フレームメモリ27、第4フレームメモリ28について、同様な書き込み制御が行われる。
図3に示されるものに対して、ID0に対応した第1フレームメモリ25の記憶データは、間引かれて、次のようになる。
1走査線目:A1_1、A3_1、・・・、A719_1 ・・(1)
2走査線目:A1_3、A3_3、・・・、A719_3 ・・(2)
・・・
240走査線目:A1_479、A3_479、・・・、A719_479 ・・(3)
図4に示されるものに対して、ID1に対応した第2フレームメモリ26の記憶データは、間引かれて、次のようになる。
1走査線目:B1_1、B3_1、・・・、B719_1 ・・(4)
2走査線目:B1_3、B3_3、・・・、B719_3 ・・(5)
・・・
240走査線目:B1_479、B3_479、・・・、B719_479 ・・(6)
図5に示されるものに対して、ID2に対応した第3フレームメモリ27の記憶データは、間引かれて、次のようになる。
1走査線目:C1_1、C3_1、・・・、C719_1 ・・(7)
2走査線目:C1_3、C3_3、・・・、C719_3 ・・(8)
・・・
240走査線目:C1_479、C3_479、・・・、C719_479 ・・(9)
図6に示されるものに対して、ID3に対応した第4フレームメモリ28の記憶データは、間引かれて、次のようになる。
1走査線目:D1_1、D3_1、・・・、D719_1 ・・(10)
2走査線目:D1_3、D3_3、・・・、D719_3 ・・(11)
・・・
240走査線目:D1_479、D3_479、・・・、D719_479 ・・(12)
次に、読み出し制御について説明する。
まず、第1フレームメモリ25に記憶されている第1走査線分の画素、すなわち前記(1)式を読み出し、その後、第2フレームメモリ26に記憶されている第1走査線分、すなわち前記(4)式を読み出すことで、4画面表示の1走査線分の読み出しを行う。
同様に、前記(2)式、前記(5)式、・・・のように、フレームメモリに記憶されている1走査線毎に読み出すフレームメモリを切り替える。
また、第1フレームメモリ25、第2フレームメモリ26に記憶されている画像データの読み出しが終了した後に、同様な動作で、第3フレームメモリ27、第4フレームメモリ28に記憶されている画像データの読み出しを行う。
上述のようなフレームメモリ25〜28の書き込み動作、読み出し動作を行うことで、受信状態情報の4画面化を行うことができる。
図7には、受信状態情報を4画面表示化したもの(図3〜図6に対応したもの)の一例を示してある。
図8には、各中継段(受信地点1〜4)における受信状態情報を4画面表示した具体例を示してある。1個の画面が4個に分割されて、それぞれの分割画面にそれぞれの受信地点1〜4における受信状態の情報が模式的に表示されている。
また、例えば、図8に示される受信地点1の分割画面のように、受信状態情報検出部21〜24からの受信状態情報(受信状況のデータ)をCPU(Central Processing Unit:図示を省略)に取り込むことで、(例えば、所定の閾値と比べて)受信状態が悪くなった場合に、4画面表示上の該当する受信状況表示にアラーム(図8に示される例では、「WARNING!!」という文字やその周囲の色付き枠)を表示させることも可能である。
なお、この4画面表示の内容の情報は、例えば、受信機9の外部出力端子又は受信機9本体の操作パネル上のモニタ画面へ出力する構成とすることも可能である。
以上のように、受信状況を4画面にて表示することにより、多段接続時の各受信地点における受信状況の全体を放送局等の受信端にて一目で監視することを可能とすることができる。また、受信状態が悪くなった場合には、4画面表示上の該当する中継段の受信状況表示にアラーム表示を行うことができる。
ところで、図8に示されるように、本例の4画面表示の構成では、画面左上を受信地点1、画面右上を受信地点2、画面左下を受信地点3、画面右下を受信地点4としている。
前述したように、第1フレームメモリ25、第2フレームメモリ26、第3フレームメモリ27、第4フレームメモリ28の読み出し手順は、前記(1)式、前記(4)式、・・・、前記(3)式、前記(6)式のようにして、受信地点1と受信地点2の受信状態情報の読み出しを終える。
このため、受信地点1の受信状態情報が更新されるのは、(7)式、(10)式、・・・、(9)式、(12)式の順で第3フレームメモリ27、第4フレームメモリ28の読み出しを終えてからとなるが、本例では、受信状態が悪くなった中継段が発生した場合には、フレームメモリの読み出し手順を変えて、該当する受信状態情報の更新頻度を高くする。
具体的には、図10に示されるように、受信地点1における受信状態情報が悪くなった場合には、第1フレームメモリ25、第2フレームメモリ26、第1フレームメモリ25、第2フレームメモリ26、第3フレームメモリ27、第4フレームメモリ28、第1フレームメモリ25、第2フレームメモリ26、・・・というように、読み出し手順を変更して、受信地点1のデータ更新頻度を高くするようにする。
これにより、状況の悪い段間の情報については、重量比率を向上させて、高頻度に更新を行うことができる。
以上のように、本例の画像データ伝送システム(ディジタル伝送システム)では、OFDM方式やQAM方式等のディジタル変調方式により映像、音声を伝送する伝送装置を多段接続構成とする際に、各受信地点における受信状態情報(例えば、伝送品質を示す情報である、受信電界強度、妨害波の有無、反射波の有無、ビットエラーレート(BER)等の情報)を固有のID情報と共に後段の伝送路に伝達する機能を有する伝送装置において、最終の受信地点で、各伝送路の受信状態を同時に監視することを可能とした。
また、本例では、伝送路の最終受信地点において各受信地点の受信状態情報を抽出し、各受信状態情報を4分割等して複数画面表示することで、各中継地点の受信状態を同時に監視することを可能とした。
また、本例では、各伝送路の受信状態を監視し、伝送状態が悪化した場合には、視覚的にモニタに警告表示する。
このように、本例では、FPUやTSLの表示装置(例えば受信端にある受信装置等に接続された装置)において、受信機から出力されるTS信号中の各中継段固有のIDから各中継段の受信状態情報を識別して抽出し、モニタを4分割して表示し、また、受信状態が悪くなると警告表示を行うことができる。これにより、受信状態が悪くなった場合には、該当する中継段の受信状態情報画面に警告表示を行うことで、即座に受信中断にならないように対処することが可能となる。
従って、本例の画像データ伝送システムでは、多段中継時の各中継点における受信状態情報を同時に監視することが可能となり、また、受信状態が悪くなった際には、表示画面に警告表示をすることで、監視者が視覚的に伝送状態を確認することを可能とすることができる。
なお、図1に示されるように、本例の画像データ伝送システムでは、送信機2と受信機3から構成される伝送装置や、送信機4と受信機5から構成される伝送装置や、送信機6と受信機7から構成される伝送装置や、送信機8と受信機9から構成される伝送装置が多段に接続されて、カメラ1により取得される映像及び音声の信号の多段伝送が行われている。
また、図10に示されるように、本例の受信機3、5、7、9では、ディジタル復調部71に設けられた受信状態に関する情報を取得する機能により受信状態取得手段が構成されており、受信状態情報重畳部74が受信状態に関する情報と各段(本例では、各受信地点1〜4)に固有な識別情報(本例では、ID0〜3)を対応させて含めたTS信号を生成する機能により信号生成手段が構成されており、受信状態情報重畳部74により生成されたTS信号を出力する機能により信号出力手段が構成されている。
また、図2に示される本例の受信状態情報4画面表示装置10では、モニタ11の1画面を複数に分割して各段毎に受信状態に関する情報を表示する機能により受信状態表示手段が構成されており、受信状態が悪い段については対応する分割画面にアラームを表示する機能により警告表示手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
1・・カメラ、 2、4、6、8・・送信機、 3、5、7、9・・受信機、 10、受信状態情報4画面表示装置、 11、103・・モニタ、 P1〜P4・・受信地点、 21〜24・・受信状態情報検出部、 25〜28・・フレームメモリ、 29・・書き込み制御部、 30・・読み出し制御部、 31・・D/A変換部、 41・・各受信基地局受信状態情報4画面表示、 51、73・・I/F部、 52・・画像符号化部、 53・・ディジタル変調部、 61・・符号化部、 62・・直交変調部、 71・・ディジタル復調部、 72・・画像復号化部、 74・・受信状態情報重畳部、 81・・直交復調部、 82・・復号化部、 91・・加算部、 92・・ID付加部、 101・・受信状態情報選択装置、 102・・受信状態情報表示装置、

Claims (1)

  1. ディジタル変調方式を使用して送信機から受信機へ伝送対象となる信号を伝送する伝送装置を多段接続した伝送システムにおいて、
    最終段以外の各段の伝送装置の受信機は、当該各段の伝送装置の送信機から受信された信号の受信状態に関する情報を取得する受信状態取得手段と、前記受信状態取得手段により取得された受信状態に関する情報と固有な識別情報を対応させて前記信号に含めた信号を生成する信号生成手段と、前記信号生成手段により生成された信号を次段の伝送装置へ出力する信号出力手段を備え、
    最終段の伝送装置の受信機は、当該最終段の伝送装置の送信機から受信された信号の受信状態に関する情報を取得する受信状態取得手段と、前記受信状態取得手段により取得された受信状態に関する情報と固有な識別情報を対応させて前記信号に含めた信号を生成する信号生成手段を備え、
    更に、前記最終段の伝送装置の受信機の信号生成手段により生成された信号に基づいて各段の伝送装置における受信状態に関する情報を1画面を複数に分割して各段毎に表示する受信状態表示手段と、受信状態が所定の条件に基づいて悪いと判定した場合にその旨を示す情報を該当する段に対応した分割画面に表示する警告表示手段を、前記最終段の伝送装置の受信機又は当該受信機とは別の装置に設けた、
    ことを特徴とする伝送システム。
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