JP2010212747A - デジタル伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタル変復調を用いて映像信号等を無線伝送するデジタル伝送装置の受信装置において、受信状態情報をSDI信号に多重し出力することにより、受信制御部の出力をSDIフォーマットに統一し、信号フォーマットの多様化による複雑な伝送システムを簡素化した受信装置を提供する。
【解決手段】デジタル変調信号を受信し、伝送品質を示す伝送状態情報を出力する受信装置において、受信制御部の復調部が出力するTS信号から受信状態情報を抽出し、該情報をSDI信号で出力することを特徴とする受信装置。
【選択図】図1
【解決手段】デジタル変調信号を受信し、伝送品質を示す伝送状態情報を出力する受信装置において、受信制御部の復調部が出力するTS信号から受信状態情報を抽出し、該情報をSDI信号で出力することを特徴とする受信装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタル変復調によってデジタル素材の映像、音声信号等を無線伝送する伝送装置に関するものである。
放送局では、ロードレース等で用いられる中継車やお天気カメラなど、遠隔地から放送局への素材伝送を行うために、無線伝送装置であるFPU( Field Pickup Unit )が使われている。
近年の地上波テレビ放送のデジタル化に伴い、FPUの伝送方式もデジタル化が進んでいる。このため、FPUは、様々な伝送路での運用を可能とする必要性から、複数の変調方式を具備している(特許文献1参照。)。
近年の地上波テレビ放送のデジタル化に伴い、FPUの伝送方式もデジタル化が進んでいる。このため、FPUは、様々な伝送路での運用を可能とする必要性から、複数の変調方式を具備している(特許文献1参照。)。
図2によって、従来のデジタル放送におけるデジタル無線伝送システムの一例を説明する。図2は、従来のデジタルFPU装置を使用したデジタル無線伝送システムの全体構成を示すブロック図である。図2の伝送システムは、送信装置1と受信装置13で構成される。
図2の動作について、以下説明する。
送信装置1は、送信制御部2と送信高周波部8で構成される。
送信制御部2はインターフェース(I/F)部3、画像符号化部4、デジタル変調部5で構成される。
I/F部3は、放送局若しくは他の中継局に伝送するために入力された映像信号や音声信号を、後段の画像符号化部4に出力するために必要な処理を行う。例えば、送信制御部2に入力される複数の映像信号及び音声信号から、伝送する所望の信号に変換する機能を具備している。即ち、NTSC( National Television System Committee )信号等のアナログ映像信号や、HD−SDI( High Definition - Serial Digital Interface )またはSD−SDI( Standard Definition - Serial Digital Interface )等のSDI信号の切替え、また、アナログ音声やAES等のデジタル音声信号の切替処理を行う。
I/F部3は、以上のように、必要な処理を施された映像及び音声信号を画像符号化部4に出力する。
送信装置1は、送信制御部2と送信高周波部8で構成される。
送信制御部2はインターフェース(I/F)部3、画像符号化部4、デジタル変調部5で構成される。
I/F部3は、放送局若しくは他の中継局に伝送するために入力された映像信号や音声信号を、後段の画像符号化部4に出力するために必要な処理を行う。例えば、送信制御部2に入力される複数の映像信号及び音声信号から、伝送する所望の信号に変換する機能を具備している。即ち、NTSC( National Television System Committee )信号等のアナログ映像信号や、HD−SDI( High Definition - Serial Digital Interface )またはSD−SDI( Standard Definition - Serial Digital Interface )等のSDI信号の切替え、また、アナログ音声やAES等のデジタル音声信号の切替処理を行う。
I/F部3は、以上のように、必要な処理を施された映像及び音声信号を画像符号化部4に出力する。
画像符号化部4は、入力された映像及び音声信号にMPEG2( Moving Picture Experts Group 2 )信号等の圧縮処理を施し、さらにTS( Transport Stream )形式のデジタル信号に変換し、デジタル変調部5に出力する。
デジタル変調部5は、符号化部6と直交変調部7で構成される。
符号化部6は、入力されたデジタル信号に対して、伝送路エラーによるデータの誤り訂正を行い、エネルギー拡散、畳み込み符号化、インターリーブ等の符号化処理を行い、直交変調部7に出力する。次に、直交変調処理部7は、符号化処理されたデジタル信号を、例えば、OFDM( Orthogonal Frequency Division Multiplex )変調等によって直交変調し、例えば、OFDM変調信号を得る。そしてさらに、OFDM変調信号の周波数変換を行い、IF( Intermediate Frequency )信号として送信高周波部8に出力する。
デジタル変調部5は、符号化部6と直交変調部7で構成される。
符号化部6は、入力されたデジタル信号に対して、伝送路エラーによるデータの誤り訂正を行い、エネルギー拡散、畳み込み符号化、インターリーブ等の符号化処理を行い、直交変調部7に出力する。次に、直交変調処理部7は、符号化処理されたデジタル信号を、例えば、OFDM( Orthogonal Frequency Division Multiplex )変調等によって直交変調し、例えば、OFDM変調信号を得る。そしてさらに、OFDM変調信号の周波数変換を行い、IF( Intermediate Frequency )信号として送信高周波部8に出力する。
送信高周波部8は、周波数変換部9と電力増幅部10で構成される。
周波数変換部9は、送信制御部2から入力されたIF信号を無線伝送するための周波数信号(例えば、マイクロ波帯域の高周波信号)に周波数変換処理し、電力増幅部10に出力する。電力増幅部10は、入力された高周波信号を電力増幅し、例えばマイクロ波の帯域に高周波増幅されたRF( Radio Frequency )信号等のデジタル変調信号として、送信アンテナ11を介してされる。
周波数変換部9は、送信制御部2から入力されたIF信号を無線伝送するための周波数信号(例えば、マイクロ波帯域の高周波信号)に周波数変換処理し、電力増幅部10に出力する。電力増幅部10は、入力された高周波信号を電力増幅し、例えばマイクロ波の帯域に高周波増幅されたRF( Radio Frequency )信号等のデジタル変調信号として、送信アンテナ11を介してされる。
一方、受信装置13は、受信高周波部15と受信制御部17で構成される。
受信高周波部15は、送信装置1から伝送されたRF信号を受信し、受信されたRF信号は、受信高周波部15内の周波数変換部16に入力される。周波数変換部16は、入力されたRF信号に周波数変換処理を施し、IF信号に変換して、後段の受信制御部17に出力する。
受信制御部17は、復調部18、画像復号化部21、及びI/F部22で構成される。復調部18は直交復号部19と復号化部20で構成される。
復調部18において、直交復調部19は、受信高周波部15から入力されたIF信号を復調し、復号化部20に出力する。復号化部20は、入力された信号にデインターリーブ、ビタビ復号等を行い、TS信号として、後段の画像復号化部21に出力する。
画像復号化部21は、送信装置1の送信制御部2内の画像符号化部4で符号化した信号を復号し、I/F部22に出力し、I/F部22を介して映像信号と音声信号を出力する。
受信高周波部15は、送信装置1から伝送されたRF信号を受信し、受信されたRF信号は、受信高周波部15内の周波数変換部16に入力される。周波数変換部16は、入力されたRF信号に周波数変換処理を施し、IF信号に変換して、後段の受信制御部17に出力する。
受信制御部17は、復調部18、画像復号化部21、及びI/F部22で構成される。復調部18は直交復号部19と復号化部20で構成される。
復調部18において、直交復調部19は、受信高周波部15から入力されたIF信号を復調し、復号化部20に出力する。復号化部20は、入力された信号にデインターリーブ、ビタビ復号等を行い、TS信号として、後段の画像復号化部21に出力する。
画像復号化部21は、送信装置1の送信制御部2内の画像符号化部4で符号化した信号を復号し、I/F部22に出力し、I/F部22を介して映像信号と音声信号を出力する。
ところで、上述したFPUを用いてデジタル変調信号を無線伝送する場合には、受信側にて受信状態を常時監視する必要がある。アナログ伝送の場合には伝送状態が悪くなると、受信した映像信号に基づいて表示された画像(受信画像)のS/N( Signal to Noise Ratio )が次第に悪くなるため、受信画像から受信状態の把握が容易に可能である。
しかし、デジタル伝送の場合には、伝送状態が悪化しても、復調できる限界までS/N劣化の無い画像が受信できる。このため、受信状態の把握が困難である。また、受信状態が悪化し、復調限界を超えると正常伝送できなくなり、受信画像がフリーズし、突然画像が破綻するため、デジタル伝送では受信状態を常時把握することが重要となる。
よって、受信側では、FPUによる伝送状態を常時監視する。受信状態の監視方法として、従来は、例えば、図2に示す受信状態情報抽出部23によって、受信制御部17から、受信電界強度、妨害波の有無、ビットエラーレート等の受信状態情報を抽出し、受信状態信号を出力し、当該受信状態信号から受信状態情報を可視化した画像として表示させ監視を行ていた。
しかし、デジタル伝送の場合には、伝送状態が悪化しても、復調できる限界までS/N劣化の無い画像が受信できる。このため、受信状態の把握が困難である。また、受信状態が悪化し、復調限界を超えると正常伝送できなくなり、受信画像がフリーズし、突然画像が破綻するため、デジタル伝送では受信状態を常時把握することが重要となる。
よって、受信側では、FPUによる伝送状態を常時監視する。受信状態の監視方法として、従来は、例えば、図2に示す受信状態情報抽出部23によって、受信制御部17から、受信電界強度、妨害波の有無、ビットエラーレート等の受信状態情報を抽出し、受信状態信号を出力し、当該受信状態信号から受信状態情報を可視化した画像として表示させ監視を行ていた。
即ち、従来技術では、受信状態情報をFPUの受信制御部17の復調部18から出力される受信状態情報信号を受信状態情報抽出部23が抽出し、NTSC方式等のアナログ映像信号として出力している。デジタル伝送により伝送される映像信号及び音声信号は、デジタルビデオ信号規格の一つであるSDI信号にて伝送されることが多い。従って、上記の構成では、受信制御部17に、映像・音声用SDI出力及び受信状態監視用アナログ映像出力の2つのインターフェースが必要となる。
本発明は、受信状態情報をSDI信号に多重し出力することにより、受信制御部の出力をSDIフォーマットに統一し、信号フォーマットの多様化による複雑な伝送システムを簡素化することを目的とする。
本発明は、受信状態情報をSDI信号に多重し出力することにより、受信制御部の出力をSDIフォーマットに統一し、信号フォーマットの多様化による複雑な伝送システムを簡素化することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、デジタル変復調を用いて映像、音声信号等を無線伝送するデジタル伝送装置の受信装置の受信制御部において、受信状態情報抽出部にて抽出した受信状態と、映像、音声を復号した信号に多重し、SDI信号として出力するものである。
即ち、本発明の受信装置は、デジタル変復調を用いて映像信号を送信装置から受信装置に無線伝送するデジタル無線伝送システムの受信装置において、アンテナを介して前記送信装置からの映像信号を受信しIF信号に返還して出力する受信高周波波部と、前記IF信号から映像信号を出力する受信制御部とで構成された受信装置であって、前記受信制御部は、前記IF信号を復調する復調部と、前記復調された信号を復号する画像復号化部と、前記復調された信号から受信状態情報を抽出する受信状態情報抽出部と、前記復号された信号と前記抽出された受信状態情報とを多重する受信状態情報多重部と、を備えたものである。
また好ましくは、上記発明の受信装置は、さらに、前記多重化された信号をSDI信号で出力するインターフェース部を備えたものである。
さらに好ましくは、上記発明の受信装置の前記受信状態情報多重部は、前記抽出された受信状態情報を前記復号された映像にスーパーインポーズされた多重信号としたものである。
さらに好ましくは、上記発明の受信装置の前記受信状態情報多重部は、前記抽出された受信状態情報と前記復号された映像とをフィールド毎に交互に出力するものである。
即ち、本発明の受信装置は、デジタル変復調を用いて映像信号を送信装置から受信装置に無線伝送するデジタル無線伝送システムの受信装置において、アンテナを介して前記送信装置からの映像信号を受信しIF信号に返還して出力する受信高周波波部と、前記IF信号から映像信号を出力する受信制御部とで構成された受信装置であって、前記受信制御部は、前記IF信号を復調する復調部と、前記復調された信号を復号する画像復号化部と、前記復調された信号から受信状態情報を抽出する受信状態情報抽出部と、前記復号された信号と前記抽出された受信状態情報とを多重する受信状態情報多重部と、を備えたものである。
また好ましくは、上記発明の受信装置は、さらに、前記多重化された信号をSDI信号で出力するインターフェース部を備えたものである。
さらに好ましくは、上記発明の受信装置の前記受信状態情報多重部は、前記抽出された受信状態情報を前記復号された映像にスーパーインポーズされた多重信号としたものである。
さらに好ましくは、上記発明の受信装置の前記受信状態情報多重部は、前記抽出された受信状態情報と前記復号された映像とをフィールド毎に交互に出力するものである。
本発明によれば、受信状態情報をSDI信号に多重し出力することにより、受信制御部の出力をSDIフォーマットに統一し、信号フォーマットの多様化による複雑な伝送システムを簡素化することが可能となる。
また、本発明によれば、デジタル無線伝送装置の受信装置において、SDI入力可能なモニタのみを用意することで、伝送素材と遅延プロファイル映像の両方をモニタリングすることが可能となる。
また、本発明によれば、デジタル無線伝送装置の受信装置において、SDI入力可能なモニタのみを用意することで、伝送素材と遅延プロファイル映像の両方をモニタリングすることが可能となる。
本発明による一実施例の構成と基本動作を、図1を用いて説明する。図1は、本発明の伝送システムの一実施例の全体構成を示すブロック図である。図1は、FPUを用いた伝送システムであり、送信装置1と受信装置24で構成される。
図1において、送信装置1は、従来技術で説明した図2と同様に、送信制御部2と送信高周波部8で構成される。
送信制御部2は、送信装置1に入力する映像信号及び音声信号の各種処理を行うI/F部3、画像符号化及びTS信号への変換を行う画像符号化部4、伝送中のエラーによるデータ誤りを防ぐための符号化および直交変調処理を行いOFDM変調等のデジタル変調信号を生成するデジタル変調部5で構成される。
送信制御部2において、入力された映像信号及び音声信号に対して、上記各種処理、符号化処理、及びTS信号変換処理が施され、さらに周波数変換によってIF信号として送信制御部2より出力された後、後段の送信高周波部8に入力する。
送信高周波部8は、従来技術で説明した図2と同様に、周波数変換部9と電力増幅部10で構成される。送信高周波部8に入力されたIF信号は、周波数変換部9で周波数変換処理が施され、電力増幅部10で電力増幅処理が施されることで、例えばマイクロ波の帯域に高周波増幅されたRF信号として、送信アンテナ11より伝送され、伝送路12、受信アンテナ14を介して、受信装置24に到達する。
送信装置1の構成及び動作は、従来技術で説明した図2と全く同様である。
送信制御部2は、送信装置1に入力する映像信号及び音声信号の各種処理を行うI/F部3、画像符号化及びTS信号への変換を行う画像符号化部4、伝送中のエラーによるデータ誤りを防ぐための符号化および直交変調処理を行いOFDM変調等のデジタル変調信号を生成するデジタル変調部5で構成される。
送信制御部2において、入力された映像信号及び音声信号に対して、上記各種処理、符号化処理、及びTS信号変換処理が施され、さらに周波数変換によってIF信号として送信制御部2より出力された後、後段の送信高周波部8に入力する。
送信高周波部8は、従来技術で説明した図2と同様に、周波数変換部9と電力増幅部10で構成される。送信高周波部8に入力されたIF信号は、周波数変換部9で周波数変換処理が施され、電力増幅部10で電力増幅処理が施されることで、例えばマイクロ波の帯域に高周波増幅されたRF信号として、送信アンテナ11より伝送され、伝送路12、受信アンテナ14を介して、受信装置24に到達する。
送信装置1の構成及び動作は、従来技術で説明した図2と全く同様である。
一方、受信装置24は、受信高周波部15と受信制御部25で構成される。
受信高周波部15の構成及び動作は、従来技術で説明した図2と全く同様である。
即ち、受信高周波部15は、送信装置1から伝送されたRF信号を受信し、受信されたRF信号は、受信高周波部15内の周波数変換部16に入力される。周波数変換部16は、入力されたRF信号に周波数変換処理を施し、IF信号に変換して、後段の受信制御部25に出力する。
受信高周波部15の構成及び動作は、従来技術で説明した図2と全く同様である。
即ち、受信高周波部15は、送信装置1から伝送されたRF信号を受信し、受信されたRF信号は、受信高周波部15内の周波数変換部16に入力される。周波数変換部16は、入力されたRF信号に周波数変換処理を施し、IF信号に変換して、後段の受信制御部25に出力する。
受信制御部25は、復調部18、画像復号化部21、I/F部22、受信状態情報抽出部26、及び受信状態情報多重部27で構成される。復調部18は直交復号部19と復号化部20で構成され、その構成と動作は、従来技術で説明した図2と全く同様である。
受信制御部25の復調部18において、直交復調部19は、受信高周波部15から入力されたIF信号を復調し、復号化部20に出力する。復号化部20は、入力された信号にデインターリーブ、ビタビ復号等を行い、TS信号として、後段の画像復号化部21に出力する。
画像復号化部21は、送信装置1の送信制御部2内の画像符号化部4で符号化した信号を復号し、受信状態情報多重部27とI/F部22を介して、映像信号と音声信号を出力する。
また、復調部18は、受信状態情報をFPUの受信制御部17の復調部18から受信状態情報信号を受信状態情報抽出部26に出力する。受信状態情報抽出部26は、入力された受信状態情報信号から受信状態情報を抽出し、受信状態情報多重部27に出力する。
受信状態情報多重部27は、画像復号化部21から入力された復号された信号に、受信状態情報抽出部26から入力された受信状態情報を多重して、I/F部22に出力する。
受信制御部25の復調部18において、直交復調部19は、受信高周波部15から入力されたIF信号を復調し、復号化部20に出力する。復号化部20は、入力された信号にデインターリーブ、ビタビ復号等を行い、TS信号として、後段の画像復号化部21に出力する。
画像復号化部21は、送信装置1の送信制御部2内の画像符号化部4で符号化した信号を復号し、受信状態情報多重部27とI/F部22を介して、映像信号と音声信号を出力する。
また、復調部18は、受信状態情報をFPUの受信制御部17の復調部18から受信状態情報信号を受信状態情報抽出部26に出力する。受信状態情報抽出部26は、入力された受信状態情報信号から受信状態情報を抽出し、受信状態情報多重部27に出力する。
受信状態情報多重部27は、画像復号化部21から入力された復号された信号に、受信状態情報抽出部26から入力された受信状態情報を多重して、I/F部22に出力する。
図1の実施例の受信制御部25と従来技術の受信制御部17との相違点は、従来技術の図2において受信制御部17の外部にあった受信状態情報抽出部を受信制御部25内に設けたことと、画像復号化部21の出力信号と受信状態情報抽出部26の出力信号とを、受信情報多重部27によって多重し、後段のI/F部22を介して、受信状態情報多重映像信号として受信制御部25から出力することである。
この結果、受信制御部に、映像・音声用SDI出力及び受信状態監視用アナログ映像出力の2つのインターフェースが不要となり、受信制御部の出力をSDIフォーマットに統一し、信号フォーマットの多様化による複雑な伝送システムを簡素化することができる。
この結果、受信制御部に、映像・音声用SDI出力及び受信状態監視用アナログ映像出力の2つのインターフェースが不要となり、受信制御部の出力をSDIフォーマットに統一し、信号フォーマットの多様化による複雑な伝送システムを簡素化することができる。
次に、本発明のデジタル無線伝送システムの受信装置の受信制御部における受信状態情報多重部の詳細について説明する。図3は、本発明のデジタル無線伝送システムの受信装置の受信制御部における受信状態情報多重部の一実施例の構成を示すブロック図である。
図3の受信状態情報多重部27において、本線とは、図1における画像復号化部21から出力される信号であり、受信状態情報とは、図1における受信状態情報抽出部26から出力される信号である。
図3の実施例は、受信状態情報がスーパーインポーズされた映像と、音声素材とを、SDI信号で出力されるものである。
即ち、図3の受信状態情報多重部27において、本線の信号がS/P変換部28に入力され、受信状態情報が信号選択回路29に入力される。例えば、本線の信号がSDI信号であるとき、S/P変換部28は、入力された本線の信号をパラレル信号に変換し、信号選択回路29の入力端aに出力する。一方、受信状態情報は、信号選択回路29の制御信号として、信号選択回路29の制御端sに入力される。また、信号選択回路29の入力端bには、白ラベルデータが入力される。
図3の実施例は、受信状態情報がスーパーインポーズされた映像と、音声素材とを、SDI信号で出力されるものである。
即ち、図3の受信状態情報多重部27において、本線の信号がS/P変換部28に入力され、受信状態情報が信号選択回路29に入力される。例えば、本線の信号がSDI信号であるとき、S/P変換部28は、入力された本線の信号をパラレル信号に変換し、信号選択回路29の入力端aに出力する。一方、受信状態情報は、信号選択回路29の制御信号として、信号選択回路29の制御端sに入力される。また、信号選択回路29の入力端bには、白ラベルデータが入力される。
信号選択回路29は、受信状態情報を制御信号として、画素毎に本線映像のパラレル信号または白レベルデータをP/S変換部30に出力する。ここで、制御信号は受信状態情報映像であり、制御信号の2進数を2つのレベルデータとして走査を行った場合、単純に受信状態情報映像が信号選択回路29によって選択されて出力されるものである。
P/S変換部30は、信号選択回路29から入力された信号をシリアル信号に変換して、受信情報多重部27から出力されるSDI信号として、I/F部22に出力する。I/F部22は、入力された信号に必要な処理を施し出力する。このSDI信号は、受信状態情報がスーパーインポーズされた多重信号として受信装置24より出力される。
P/S変換部30は、信号選択回路29から入力された信号をシリアル信号に変換して、受信情報多重部27から出力されるSDI信号として、I/F部22に出力する。I/F部22は、入力された信号に必要な処理を施し出力する。このSDI信号は、受信状態情報がスーパーインポーズされた多重信号として受信装置24より出力される。
次に、本発明のデジタル無線伝送システムの受信装置の受信制御部における受信状態情報多重部の詳細について、図3と別の実施例を説明する。図4は、本発明のデジタル無線伝送システムの受信装置の受信制御部における受信状態情報多重部の一実施例の構成を示すブロック図である。
図4の受信状態情報多重部27’において、本線とは、図1における画像復号化部21から出力される信号であり、受信状態情報とは、図1における受信状態情報抽出部26から出力される信号である。
図4の実施例は、受信状態情報と本線の信号をフィールド毎に切替えて出力し、音声素材と共に、SDI信号で出力するものである。
即ち、図4の受信状態情報多重部27’において、本線の信号がS/P変換部28に入力され、受信状態情報がフレームメモリ( Even )33の入力端iに入力される。例えば、本線の信号がSDI信号であるとき、S/P変換部28は、入力された本線の信号をパラレル信号に変換し、フレームメモリ( Odd )32の入力端iに出力する。
図4の実施例は、受信状態情報と本線の信号をフィールド毎に切替えて出力し、音声素材と共に、SDI信号で出力するものである。
即ち、図4の受信状態情報多重部27’において、本線の信号がS/P変換部28に入力され、受信状態情報がフレームメモリ( Even )33の入力端iに入力される。例えば、本線の信号がSDI信号であるとき、S/P変換部28は、入力された本線の信号をパラレル信号に変換し、フレームメモリ( Odd )32の入力端iに出力する。
一方、受信状態情報は、フレームメモリ( Even )33に入力される。ここで、フレームメモリ( Odd )32とフレームメモリ( Even )33は、FIFO(First In First Out )構造を持つメモリであり、外部端子31から入力される制御信号に基づいて、入力端WEでデータの取り入れ期間を、入力端REでデータの取り出し期間を、それぞれ制御する。
この、フレームメモリ( Odd )32の入力端WEとRE、及び、フレームメモリ( Even )33の入力端WEとREに、外部端子31から入力される制御信号は、フィールド切替わりとともに極性が反転するパルス信号である。
入力端WEから入力されるパルス信号に対して、フレームメモリ( Odd )32とフレームメモリ( Even )33は、イネーブル極性がそれぞれ逆極性の動作をする。例えば、外部端子31から入力される制御信号が、Highレベル(正極性)の間、フレームメモリ( Odd )32のみがデータ(本線の信号)の取入れ(入力端iからのデータ書込み)を行う。また、外部端子31から入力される制御信号が、Lowレベル(負極性)の間、フレームメモリ( Even )33のみがデータ(受信状態情報)の取入れ(入力端iからのデータ書込み)を行う。
同様に、入力端REから入力されるパルス信号に対して、フレームメモリ( Odd )32とフレームメモリ( Even )33は、イネーブル極性がそれぞれ逆極性の動作をする。例えば、外部端子31から入力される制御信号が、Highレベル(正極性)の間、フレームメモリ( Odd )32のみがデータ(本線の信号)の取出し(出力端oからのデータ読出し)を行う。また、外部端子31から入力される制御信号が、Lowレベル(負極性)の間、フレームメモリ( Even )33のみがデータ(受信状態情報)の取出し(出力端oからのデータ読出し)を行う。フレームメモリ( Odd )32から取出されたデータは、奇数フィールド( Odd Field )のデータとしてP/S変換部30に出力され、フレームメモリ( Even )33から取出されたデータは、偶数フィールド( Even Field )のデータとしてP/S変換部30に出力される。
即ち、上記の構造を持つフレームメモリ( Odd )32とフレームメモリ( Even )33を用いることによって、P/S変換部30には、奇数、偶数各フィールドにおいて、本線のパラレル信号と受信状態情報のどちらか一方が交互に入力される。
即ち、上記の構造を持つフレームメモリ( Odd )32とフレームメモリ( Even )33を用いることによって、P/S変換部30には、奇数、偶数各フィールドにおいて、本線のパラレル信号と受信状態情報のどちらか一方が交互に入力される。
P/S変換部30に入力された信号は、シリアル信号に変換され、SDI出力として受信情報多重部27’からI/F部22に出力される。I/F部22は、入力されたSDI信号に、必要な処理を施し、出力されるSDI信号は、フィールド毎に受信状態情報と本線映像が交互に出力される多重信号として受信装置24より出力される。
図5は、受信状態情報が多重されて、フィールド毎に交互に表示される場合を示す画面の一実施例である。即ち、奇数フィールドで本線信号の映像(○印)が表示され、偶数フィールドで受信状態情報(△印)が表示される。
なお、偶数フィールドで本線信号の映像で、奇数フィールドで受信状態情報出あっても良い。
図5は、受信状態情報が多重されて、フィールド毎に交互に表示される場合を示す画面の一実施例である。即ち、奇数フィールドで本線信号の映像(○印)が表示され、偶数フィールドで受信状態情報(△印)が表示される。
なお、偶数フィールドで本線信号の映像で、奇数フィールドで受信状態情報出あっても良い。
上述の、図3若しくは図4の実施例によれば、本線信号の映像と受信状態状態の映像の両方をモニタリングすることが可能となる。
1:送信装置、 2:送信制御部、 3:I/F部、 4:画像符号化部、 5:デジタル変調部、 6:符号化部、 7:直交変調部、 8:送信高周波部、 9:周波数変換部、 10:電力増幅部、 11:送信アンテナ、 12:伝送路、 13:受信装置、 14:受信アンテナ、 15:受信高周波部、 16:周波数変換部、 17:受信制御部、 18:復調部、 19:直交復調部、 20:復号化部、 21:画像復号化部、 22:I/F部、23:受信状態情報抽出部、 24:受信装置、 25:受信制御部、26:受信状態情報抽出部、 27:受信状態情報多重部、 28:S/P変換部、 29:信号選択回路、 30:P/S変換部、 31:外部端子、 32:フレームメモリ( Odd )、 33:フレームメモリ( Even )。
Claims (1)
- デジタル変復調を用いて映像信号を送信装置から受信装置に無線伝送するデジタル無線伝送システムの受信装置において、
アンテナを介して前記送信装置からの映像信号を受信しIF信号に返還して出力する受信高周波波部と、前記IF信号から映像信号を出力する受信制御部とで構成された受信装置であって、
前記受信制御部は、前記IF信号を復調する復調部と、前記復調された信号を復号する画像復号化部と、前記復調された信号から受信状態情報を抽出する受信状態情報抽出部と、前記復号された信号と前記抽出された受信状態情報とを多重する受信状態情報多重部と、を備えたことを特徴とする受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009053313A JP2010212747A (ja) | 2009-03-06 | 2009-03-06 | デジタル伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009053313A JP2010212747A (ja) | 2009-03-06 | 2009-03-06 | デジタル伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010212747A true JP2010212747A (ja) | 2010-09-24 |
Family
ID=42972529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009053313A Pending JP2010212747A (ja) | 2009-03-06 | 2009-03-06 | デジタル伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010212747A (ja) |
-
2009
- 2009-03-06 JP JP2009053313A patent/JP2010212747A/ja active Pending
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