JP2010186940A - 電子部品の装着装置および装着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一つのレーザーセンサで基板および電子部品の高さの測定を行うことにより、生産効率を向上させることのできる電子部品の装着装置および方法を提供すること。
【解決手段】 小型電子部品B等を、部品吸着ノズル13dとレーザーセンサ17とを備えた移載ヘッド13a等で吸着したのちに基板Aに装着する操作を、小型電子部品B等に関するデータおよび装着高さのデータを含む部品管理プログラムを用いて行うようにした。この方法では、小型電子部品B等の厚みデータから装着高さを決定したのちにレーザーセンサ17で基板Aの表面高さを測定し、その結果と、レーザーセンサ17で基板Aに装着した小型電子部品B等の表面高さを測定することにより検出した小型電子部品B等の厚みとから小型電子部品B等の装着高さを補正する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、基板の電子部品装着面に電子部品を装着する電子部品の装着装置および装着方法に関する。
従来から、部品供給装置によって供給される、抵抗、コンデンサ等の小型の電子部品や、BGA(Ball Grid Array)、QFP(Quad Flat Package)等の大型の電子部品をプリント基板などの基板に装着することが電子部品装着装置を用いて行われている(例えば、特許文献1参照)。この電子部品装着装置(部品実装装置)には、ラインセンサやレーザー変位計からなる測定装置が設けられている。そして、この測定装置が測定する基板の表面高さや電子部品の高さ(厚み)等に基づいて装着高さを制御することにより、電子部品の装着が適正に行われるようにしている。
すなわち、この電子部品装着装置は、部品供給装置から電子部品を吸着して取り出す部品吸着ノズルと、部品吸着ノズルが吸着した電子部品の厚みを測定するラインセンサとを備えている。また、この電子部品装着装置は、プリント基板における電子部品を実装する指定位置を測定するレーザー変位計も備えており、これによって、プリント基板の傾きおよび凹凸を測定できる。このため、電子部品の厚みから装着高さを求め、さらに、プリント基板の測定からその装着高さを補正して電子部品をプリント基板に装着することができる。これによって、装着高さが低すぎて(下降距離が短すぎて)部品吸着ノズルに吸着された電子部品が基板に届かなかったり、装着高さが高すぎて(下降距離が長すぎて)部品吸着ノズルに吸着された電子部品が基板に押し付けられたりすることを防止できる。
しかしながら、前述した従来の電子部品装着装置では、電子部品の厚みをラインセンサで測定し、プリント基板の測定をレーザー変位計で行うため、二つの測定装置が必要になり、電子部品装着装置の構造が複雑になるとともに価格が高くなる。また、部品吸着ノズルに吸着された電子部品の厚みをラインセンサによって測定するため工程が多くなったり操作が煩雑になったりしてその分生産効率が低下する。
本発明は、このような問題に対処するためになされたもので、その目的は、一つのレーザーセンサで基板および電子部品の高さの測定を行うことにより、生産効率を向上させることのできる電子部品の装着装置および装着方法を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る電子部品の装着装置の構成上の特徴は、部品供給装置の部品取出し位置に順次供給される複数の電子部品を、部品吸着ノズルとレーザーセンサとを備えた移載ヘッドで吸着したのちに搬送して、設置部に設置された基板の電子部品装着面に装着する電子部品の装着装置であって、電子部品の形状や大きさに関するデータおよび部品吸着ノズルが吸着した電子部品を基板に装着するために下降するときの各電子部品に応じた装着高さのデータを含む各種のデータを記憶する記憶手段と、レーザーセンサで基板の表面高さを測定することにより、基板の反り、凹凸を検出する基板測定手段と、部品供給装置から供給される電子部品の厚みデータを記憶手段から読み出しその電子部品の厚みから装着高さを決定する装着高さ決定手段と、装着高さ決定手段により決定された装着高さの値を補正する装着高さ補正手段と、装着高さ補正手段により補正された装着高さに基づいて基板の電子部品装着面に電子部品を装着する電子部品装着手段と、レーザーセンサで装着された電子部品の表面高さを測定することにより、装着された電子部品の厚みを検出する装着電子部品測定手段とを備え、装着高さ補正手段による装着高さの値の補正を、基板の表面高さの測定結果と、基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果から求めた装着電子部品の厚みとに基づいて行い、基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果がまだないときには、基板の表面高さの測定結果に基づいて行うことにある。
本発明に係る電子部品の装着装置は、電子部品の形状や大きさに関するデータおよび部品吸着ノズルが吸着した電子部品を基板に装着するために下降するときの各電子部品に応じた装着高さのデータを含む各種のデータを記憶する記憶手段を備えている。そして、まず、装着高さ決定手段が、記憶手段に予め記憶された電子部品の厚みのデータや、その電子部品に対応する装着高さのデータに基づいて装着高さを決定し、この装着高さを装着高さ補正手段により補正する。
ついで、補正された装着高さに基づいて電子部品装着手段が基板の電子部品装着面に電子部品を装着したのちに、装着された電子部品の表面高さをレーザーセンサで測定することによりその電子部品の厚みを装着電子部品測定手段が検出する。この場合の装着高さ補正手段による装着高さの補正は、レーザーセンサで測定した基板の表面高さの測定結果と、基板に装着された電子部品の表面高さの測定から求められた装着電子部品の厚みとに基づいて行われる。すなわち、最初の電子部品を基板に装着する際には、基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果がまだないため、基板の表面高さの測定結果に基づいて装着高さの補正を行い、二番目の電子部品の装着時から基板の表面高さと、基板に装着された電子部品の表面高さとに基づいて装着高さの補正が行われる。
この操作が各電子部品について繰り返し行われるため、二番目から装着される電子部品はすべて精度よく装着される。また、電子部品の表面高さの測定は、電子部品が基板に装着したのちに行われるため、電子部品の下方に異物が混入している場合等には、その異物混入等を確実に検出できる。さらに、基板に装着される前の電子部品の表面高さ(厚み)の測定を行わないため、その分工程数が少なくなり生産効率が向上する。また、基板の表面高さの測定と基板に装着された電子部品の表面高さの測定とを一つのレーザーセンサで行うため、電子部品装着装置の低コスト化が可能になるとともに、処理の単純化が可能になる。
また、本発明に係る電子部品の装着装置の他の構成上の特徴は、装着電子部品測定手段によって検出された電子部品の厚みを、記憶手段に更新して記憶させる部品データ更新手段を備えたことにある。これによると、記憶手段が記憶する電子部品の厚みの値が実際に測定した装着後の電子部品の厚みに順次更新されていくため、より正確な電子部品の厚みの値を用いながら電子部品が基板に装着されるようになる。
また、本発明に係る電子部品の装着装置のさらに他の構成上の特徴は、部品供給装置の部品取出し位置に順次供給される複数の電子部品を、部品吸着ノズルとレーザーセンサとを備えた移載ヘッドで吸着したのちに搬送して、設置部に設置された基板の電子部品装着面に装着する電子部品の装着装置であって、電子部品の形状や大きさに関するデータおよび部品吸着ノズルが、吸着した電子部品を基板に装着するために下降するときの各電子部品に応じた装着高さのデータを含む各種のデータを記憶する記憶手段と、レーザーセンサで基板の表面高さを測定することにより、基板の反り、凹凸を検出する基板測定手段と、レーザーセンサで部品供給装置の部品取出し位置に供給される電子部品の吸着面の高さおよび部品取出し位置の高さを測定することにより、部品吸着ノズルで吸着される電子部品の厚みを検出する吸着電子部品測定手段と、電子部品の吸着面の高さおよび部品取出し位置の高さの測定結果から求めた吸着電子部品の厚みと、基板の表面高さの測定結果とに基づいて装着高さを決定する装着高さ決定手段と、装着高さ決定手段が決定した装着高さに基づいて基板の電子部品装着面に電子部品を装着する電子部品装着手段とを備えたことにある。
本発明に係る電子部品の装着装置では、まず、部品供給装置の部品取出し位置に供給され部品吸着ノズルが吸着する電子部品の吸着面の高さおよび部品取出し位置の高さをレーザーセンサで測定することにより、部品吸着ノズルにより吸着される電子部品の厚みを検出するようにしている。この場合のレーザーセンサの測定による電子部品の厚みは、部品供給装置の部品取出し位置の高さと電子部品の表面高さとの差から求められるため正確な値となる。これによると、電子部品が基板に装着される前に、移載ヘッドに備えたレーザーセンサで、電子部品の吸着面の高さおよび部品取出し位置の高さを測定することにより実際の電子部品の厚みの検出が行われるとともに、基板の上面を測定することにより基板の反りや凹凸が検出され、電子部品の厚みと基板の反りや凹凸を加味して装着高さが決定される。
このため、基板に装着される電子部品はすべて最初から精度よく装着される。このように、本発明に係る電子部品の装着装置では、電子部品が基板に装着される前に電子部品の厚みの検出が行われるため、より精度のよい電子部品の装着が可能になる。また、この場合、レーザーセンサで、装着された電子部品の表面高さを測定することにより、装着された電子部品の傾きを検出する装着電子部品傾き測定手段を備えていることが好ましい。これによると、電子部品の下方に異物が混入した場合等には、その異物混入等を確実に検出できる。なお、装着された電子部品の表面高さの測定は複数個所行うことが好ましく、これによるとより正確な電子部品の傾きを検出することができる。
本発明に係る電子部品の装着装置のさらに他の構成上の特徴は、吸着電子部品測定手段によって検出された電子部品の厚みを、記憶手段に更新して記憶させる部品データ更新手段を備えたことにある。これによると、記憶手段が記憶する電子部品の厚みの値が実際に測定した装着前の電子部品の厚みに順次更新されていくため、より正確な電子部品の厚みの値を用いながら電子部品が基板に装着されるようになる。
本発明に係る電子部品の装着方法の構成上の特徴は、部品供給装置の部品取出し位置に順次供給される複数の電子部品を、部品吸着ノズルとレーザーセンサとを備えた移載ヘッドで吸着したのちに搬送して、設置部に設置された基板の電子部品装着面に装着する操作を、電子部品の形状や大きさに関するデータおよび部品吸着ノズルが吸着した電子部品を基板に装着するために下降するときの各電子部品に応じた装着高さのデータを含む各種のデータが記憶された部品管理プログラムを用いて行う電子部品の装着方法であって、レーザーセンサで基板の表面高さを測定することにより、基板の反り、凹凸を検出する基板測定工程と、部品供給装置から供給される電子部品の厚みデータを部品管理プログラムから読み出しその電子部品の厚みから装着高さを決定する装着高さ決定工程と、装着高さ決定工程で決定された装着高さの値を補正する装着高さ補正工程と、補正した装着高さに基づいて基板の電子部品装着面に電子部品を装着する電子部品装着工程と、レーザーセンサで装着された電子部品の表面高さを測定することにより、電子部品装着工程で装着された電子部品の厚みを検出する装着電子部品測定工程とを備え、装着高さ補正工程での装着高さの値の補正を、基板の表面高さの測定結果と、基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果から求めた装着電子部品の厚みとに基づいて行い、基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果がまだないときには、基板の表面高さの測定結果に基づいて行うことにある。
本発明に係る電子部品の装着方法では、まず、予め記憶された電子部品の厚みのデータや、その電子部品に対応する装着高さのデータに基づいて装着高さを決定し、この装着高さを補正した上で、補正された装着高さに基づいて基板の電子部品装着面に電子部品を装着する。ついで、装着された電子部品の表面高さをレーザーセンサで測定することによりその電子部品の厚みを検出する。そして、装着高さ補正工程での装着高さの補正は、レーザーセンサで測定した基板の表面高さの測定結果と、装着された電子部品の表面高さの測定から求められる装着電子部品の厚みとに基づいてなされている。
すなわち、最初の電子部品を基板に装着する際には、基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果がまだないため、基板の表面高さの測定結果に基づいて装着高さの補正を行い、二番目の電子部品の装着時から基板の表面高さと、基板に装着された電子部品の表面高さとに基づいて装着高さの補正が行われる。そして、前述した操作が各電子部品について繰り返し行われるため、二番目から装着される電子部品はすべて精度よく装着される。
また、電子部品の表面高さの測定は、電子部品が基板に装着したのちに行われるため、電子部品の下方に異物が混入している場合等には、その異物混入等を確実に検出できる。さらに、基板に装着される前の電子部品の表面高さ(厚み)の測定を行わないため、その分工程数が少なくなり生産効率が向上する。また、この場合、装着電子部品測定工程によって検出された電子部品の厚みを、部品管理プログラムに更新して記憶させる部品データ更新工程を備えていることが好ましい。
また、本発明に係る電子部品の装着方法の他の構成上の特徴は、部品供給装置の部品取出し位置に順次供給される複数の電子部品を、部品吸着ノズルとレーザーセンサとを備えた移載ヘッドで吸着したのちに搬送して、設置部に設置された基板の電子部品装着面に装着する操作を、電子部品の形状や大きさに関するデータおよび部品吸着ノズルが吸着した電子部品を基板に装着するために下降するときの各電子部品に応じた装着高さのデータを含む各種のデータが記憶された部品管理プログラムを用いて行う電子部品の装着方法であって、レーザーセンサで基板の表面高さを測定することにより、基板の反り、凹凸を検出する基板測定工程と、レーザーセンサで部品供給装置の部品取出し位置に供給される電子部品の吸着面の高さおよび部品取出し位置の高さを測定することにより、部品吸着ノズルで吸着される電子部品の厚みを検出する吸着電子部品測定工程と、部品供給装置から供給され部品吸着ノズルで吸着される電子部品の厚みデータを部品管理プログラムから読み出しその電子部品の厚みから装着高さを決定する装着高さ決定工程と、電子部品の吸着面の高さおよび部品取出し位置の高さの測定結果から検出した電子部品の厚みと基板の表面高さの測定結果とに基づいて、装着高さ決定工程で決定された装着高さの値を補正する装着高さ補正工程と、補正した装着高さに基づいて基板の電子部品装着面に電子部品を装着する電子部品装着工程とを備えたことにある。
本発明に係る電子部品の装着方法では、まず、部品吸着ノズルが吸着する電子部品の吸着面の高さおよび部品取出し位置の高さをレーザーセンサで測定することにより、部品吸着ノズルにより吸着される電子部品の厚みを検出するようにしている。この場合のレーザーセンサの測定による電子部品の厚みは、部品取出し位置にある電子部品の表面の高さと電子部品が部品吸着ノズルにより吸着され空になった部品取出し位置の表面高さとの差から求めることが好ましい。これによって正確な電子部品の厚みを検出することができる。また、これによると、電子部品が基板に装着される前に、移載ヘッドに備えたレーザーセンサでの吸着面の高さ測定により実際の電子部品の厚みが検出されるとともに、基板の反りや凹凸が検出され、電子部品の厚みと基板の反りや凹凸を加味して装着高さが決定される。
このため、装着される電子部品はすべて最初から精度よく装着される。また、この場合、レーザーセンサで装着された電子部品の表面高さを測定することにより、電子部品装着工程で装着された電子部品の傾きを検出する装着電子部品傾き測定工程を備えていることが好ましい。これによると、電子部品の下方に異物が混入した場合等には、その異物混入等を確実に検出できる。なお、装着された電子部品の表面高さの測定は複数個所行うことが好ましく、これによるとより正確な電子部品の傾きを検出することができる。さらに、本発明に係るは、吸着電子部品測定工程によって検出された電子部品の厚みを、部品管理プログラムに更新して記憶させる部品データ更新工程を備えていることが好ましい。
また、本発明に係る電子部品の装着方法のさらに他の構成上の特徴は、基板に穴や切欠きが設けられており、基板測定工程に、穴や切欠きの形状や深さをレーザーセンサで測定する工程が含まれることにある。これによると、電子部品が装着される基板が穴や切欠きを備えたものである場合に、その穴や切欠きの良否もレーザーセンサで測定することができる。このため、穴や切欠きの大きさや形状等に不良がある場合には、その基板を排除することができる。また、修正が可能である場合には、その部分を修正したのちに電子基板の装着を行うことができる。
また、本発明に係る電子部品の装着方法のさらに他の構成上の特徴は、電子部品にリードが備わっており、装着部品測定工程に、リードの浮きを測定する工程が含まれることにある。この場合の電子部品は、例えば、QFPであり、これによると、電子部品の本体の浮きや傾きだけでなく、本体から延びるリードの浮きも測定できる。このため、リードの浮きが許容範囲(予め設定しておくことが好ましい。)を超えた場合等には、警告を行い、不良部品を取り除くことができる。
本発明に係る電子部品装着装置を示した斜視図である。 電子部品装着装置の主要部分を示した構成図である。 第1実施形態に係る電子部品の装着方法を実行するためのプログラムを示したフローチャートである。 基板の表面高さを測定する状態を示した説明図である。 基板の表面における測定場所を示した平面図である。 基板の穴を測定する状態を示した説明図である。 基板の表面高さの測定結果を示した斜視図である。 基板に装着された小型電子部品の表面高さを測定する状態を示した説明図である。 基板に装着された大型電子部品の表面高さを測定する状態を示した説明図である。 基板に装着された大型電子部品のリードの表面高さを測定する状態を示した説明図である。 第2実施形態に係る電子部品の装着方法を実行するためのプログラムのステップ200〜228を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る電子部品の装着方法を実行するためのプログラムのステップ230〜246を示したフローチャートである。 キャリアテープの収容部内の小型電子部品の表面高さを測定する状態を示した説明図である。 キャリアテープの収納部内の大型電子部品の表面高さを測定する状態を示した説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1は、同実施形態で用いられる電子部品装着装置10を示している。この電子部品装着装置10は、基板A上に、コンデンサ、抵抗等からなる小型電子部品B(図8参照)や、QFP、BGAからなる大型電子部品C1,C2(図8および図9参照)を装着するための装置である。電子部品装着装置10は、基台11の上方で、基板AをX方向(図1に矢印aで示した方向)に移動させて予め設定された設置部(図1における基板Aの位置)に設置するためのコンベア12と、基台11の上方に配置されX方向およびY方向(図1に矢印bで示した方向)に移動する一対の移載ヘッド13a,13bと、小型電子部品Bを供給する複数のテープフィーダからなる小型電子部品供給部14a,14bと、大型電子部品C1,C2を供給する複数のテープフィーダからなる大型電子部品供給部14cとを備えている。
コンベア12は、基板Aを固定する一対のレール部12a,12bと、このレール部12a,12bが取り付けられた載置台12cと、載置台12cを左右方向に移動させるボールねじ12dとを備えている。レール部12a,12bは、基板Aの前後方向の長さに略合わせて前後方向に一定間隔を保って左右方向に延びており、基板Aを前後から挟むことにより固定する。また、ボールねじ12dは搬送モータ(図示せず)の作動により載置台12cを移動させて基板Aを設置部に搬送する。そして、設置部において基板Aへの小型電子部品Bや大型電子部品C1,C2の装着が終了すると、その基板Aを下流側に搬送する。以下、矢印aで示したX方向を左右方向として、矢印aの左側を左方向、矢印aの右側を右方向とする。また、矢印bで示したY方向を前後として、矢印bの前側を前方向、矢印bの後側を後方向とする。
基台11の上面における載置台12cの前後両側には、一対のXレールユニット15a,15bが一定間隔を保って左右方向に延びており、その一対のXレールユニット15a,15bにYレールユニット16が左右方向に移動可能な状態で掛け渡されている。そして、このYレールユニット16に、移載ヘッド13a,13bが前後方向に移動可能な状態で取り付けられている。Xレールユニット15a,15bには、X軸サーボモータ15c(図2参照)とボールねじ15dとを備えた駆動装置がそれぞれ設けられており、Yレールユニット16は、Xレールユニット15a,15bの駆動装置の駆動により左右方向に移動する。
また、Yレールユニット16の本体は、Xレールユニット15a,15bのボールねじ15dに係合して、ボールねじ15dに沿って移動可能な脚部16a,16bと、脚部16a,16bの上端に掛け渡されたY軸部16cとで構成されている。そして、Y軸部16cには、移載ヘッド13a,13bを支持するレール部16dと、レール部16dに沿って移載ヘッド13a,13bをそれぞれ個別に移動させるY軸サーボモータ16e(図2参照)を含む駆動装置とが設けられており、移載ヘッド13a,13bは、Yレールユニット16の駆動装置の駆動により前後方向に移動する。
この移載ヘッド13a,13bには、Z方向(上下方向)に移動可能で、かつZ軸周り(回転方向)に回転可能に支持される複数の部品吸着ヘッド13cと、この複数の部品吸着ヘッド13cの下端にそれぞれ設けられ小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2を吸着する部品吸着ノズル13dとが備わっている。さらに、移載ヘッド13a,13bには、基板Aの上面や小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2の表面の高さを測定するレーザーセンサ17が備わっている。
レーザーセンサ17は、発光部と受光部とを備えており、発光部から発光されて被測定部に到達し被測定部から反射される反射光が受光部に到達するまでの時間によって、レーザーセンサ17から被測定部までの距離を検出する。このレーザーセンサ17によって、基板Aの設置位置の確認、基板Aの反りや凹凸の測定、基板Aに装着された小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2の装着状態の適否の判定、および基板Aに装着される前の小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2の厚みの測定等、種々の測定が行われる。
また、移載ヘッド13a,13bには、複数の部品吸着ヘッド13cを個別に昇降させるZ軸サーボモータ13e(図2参照)と、複数の部品吸着ヘッド13cを個別に回転方向に回転させるR軸サーボモータ13f(図2参照)とが備わっている。このため、移載ヘッド13a,13bは、一対のXレールユニット15a,15bに沿って移動するYレールユニット16の移動可能範囲で基台11上を移動でき、さらに、各部品吸着ヘッド13cは、上下方向に移動できるとともにZ軸周り方向に回転できる。
また、部品吸着ノズル13dは、吸引装置(図示せず)の作動によって生じる吸引力で小型電子部品Bや大型電子部品C1,C2を吸着してピックアップし、移載ヘッド13a,13bの移動によって基板Aの上方に移動したのちに吸引装置による吸引が解除されることにより小型電子部品Bや大型電子部品C1,C2を基板Aの所定部分に装着する。なお、設置部に搬送されてきたときの基板Aの表面における小型電子部品Bや大型電子部品C1,C2が装着される領域には、印刷によりハンダパターンが塗布されており、小型電子部品Bや大型電子部品C1,C2はこのハンダパターン上に装着される。
小型電子部品供給部14a,14bおよび大型電子部品供給部14cは、それぞれ小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2の取り出し側をコンベア12側に向けた状態で、一対のXレールユニット15a,15bの前後の両外側にそれぞれ配置されている。そして、この小型電子部品供給部14a,14bおよび大型電子部品供給部14cは、小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2をコンベア12と離れた位置からコンベア12側の部品取出し位置に搬送する。
電子部品装着装置10には、前述した装置の他、図2に示した制御装置20が備わっており、この制御装置20には、主制御部21、記憶部22、測定制御部23、軸制御部24、撮像制御画像処理部25、IO制御部26等、電子部品装着装置10の作動を制御するために必要な各種の装置が備わっている。記憶部22は、ROMやRAMを含んでおり、部品管理プログラム、実行プログラム、判定プログラムおよび補正プログラムを含む各種のプログラムや各種のデータが記憶される。部品管理プログラムには、小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2の形状や厚みのデータ、各電子部品B,C1,C2に対応する装着高さのデータなどが含まれている。
また、実行プログラムには、後述するフローチャートや、各電子部品B,C1,C2の装着順序や供給順序等の各種のデータが含まれている。判定プログラムには、基板形状を判定するために必要なデータ、例えば、基板Aの反りやハンダパターンの厚みの良否の境界値等のデータや、部品形状を判定するために必要なデータ、例えば、電子部品B,C1,C2の高さ、傾き、リードの浮き等の良否の境界値等のデータが含まれる。そして、補正プログラムには、部品形状補正データや、吸着面高さ補正データが含まれる。部品形状補正データには、レーザーセンサ17で測定することが可能な電子部品B,C1,C2の上面等の所定位置の高さから求められる電子部品B,C1,C2の形状に関するデータから算出される補正データに関するすべてのものが含まれる。例えば、電子部品B,C1,C2の寸法を補正するデータなども含まれる。
測定制御部23は、所定の回路で構成されており、主制御部21からの制御信号に基づいてレーザーセンサ17の作動を制御する。軸制御部24は、複数の回路等で構成されており、主制御部21からの制御信号に基づいてX軸サーボモータ15c、Y軸サーボモータ16e、Z軸サーボモータ13eおよびR軸サーボモータ13fの作動を制御する。また、図1には、図示していないが、基台11の上面には、部品吸着ノズル13dが吸着した電子部品B,C1,C2を下方から撮像する部品撮像カメラ25aが配置され、移載ヘッド13a,13bの少なくとも一方には、基板Aの上面を撮像する基板撮像カメラ25bが設けられている。
撮像制御画像処理部25は、主制御部21からの制御信号に基づいて部品撮像カメラ25aおよび基板撮像カメラ25bの作動を制御するとともに、部品撮像カメラ25aおよび基板撮像カメラ25bが撮像した画像を画像処理して画像データとして主制御部21を介して記憶部22に送る。これらの画像データは、部品吸着ノズル13dによる電子部品B,C1,C2の吸着状態の適否の判断や、基板Aの上面位置の確認、基板Aへの電子部品B,C1,C2の装着状態の適否の判断等に用いられる。
また、電子部品装着装置10には、入力部26aおよび表示部26bも備わっている。入力部26aは、キーボード等で構成されており、記憶部22に記憶されたプログラムを選択するための入力や、各種のデータ等が入力される。また、表示部26bはモニタで構成されており、部品撮像カメラ25aおよび基板撮像カメラ25bが撮像した画像や各種のデータ等を表示する。そして、主制御部21は、記憶部22が記憶する部品管理プログラム、実行プログラム、判定プログラム、補正プログラム、各種のデータおよび入力部26aの入力データに基づいて、前述した搬送モータ等の各種の装置を作動させる。
さらに、コンベア12には、基板Aが設置されたレール部12a,12bを設置部に固定するためのクランプ装置(図示せず)が備わっており、電子部品装着装置10の所定部分には、異常時に警告音を発するアラームが設置されている。また、電子部品装着装置10には、吸引装置の作動により、部品吸着ノズル13dが小型電子部品Bや大型電子部品C1,C2を吸着したときの部品吸着ノズル13dの圧力を検出するセンサ等の各種のセンサも備わっている。これによって、部品吸着ノズル13dによる小型電子部品Bや大型電子部品C1,C2の吸着状態の良否等を判定できる
このように構成された電子部品装着装置10を用いて、基板Aの表面(電子部品装着面)に小型電子部品Bと大型電子部品C1,C2とを装着する場合の処理は、制御装置20が、図3に示したプログラムを実行することによって行われる。このプログラムは部品管理プログラム等とともに記憶部22に記憶されており、オペレータが各プログラムの中から使用する基板Aに応じたこのプログラムを選択する指示等を入力部26aに入力し、スタートスイッチをオンにしたのちに実行される。
すなわち、コンベア12の上流側に位置する載置台12c上のレール部12a,12b間に基板Aを設置したのちに、電子部品装着装置10に電力が供給されスタートスイッチがオン状態にされると、基板Aに小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2を装着するためのプログラムがステップ100において開始される。なお、このプログラムは、小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2の各電子部品について、2個の移載ヘッド13a,13bを用いて順次行われるものであるが、説明の便宜上、基板Aに装着される小型電子部品Bおよび大型電子部品C1,C2の処理を1個の移載ヘッド13aで行うものとして説明する。
プログラムがステップ100において開始されると、まず、コンベア12の駆動によりレール部12a,12b間に固定された基板Aは載置台12cとともに設置部に搬送され、基板Aが設置部に到達するとクランプ装置によって設置部に固定される。そして、ステップ102において、レーザーセンサ17で基板Aの表面の所定の部分の高さを測定することにより、基板Aの反りや凹凸を検出する処理が行われる。この処理は、移載ヘッド13aを移動させながらレーザーセンサ17で基板Aの表面の各部分を図4に示したように測定していくことにより行われる。この場合の測定箇所としては、例えば、図5に示したように一定間隔で形成される格子状にしておく。このとき、基板Aの表面に印刷されたハンダパターン(図示せず)の形状や厚みも測定され、その厚みも基板Aの表面高さに加味される。
また、図6に示したように、基板Aに穴A1や切欠き(図示せず)が設けられていればその穴A1や切欠きの形状なども測定される。これによると、基板Aの表面が、図7に示したように凹凸を備えたものであることを検出できる。なお、基板Aの表面の凹凸は、データとして一旦記憶部22に記憶されるが、図7に示した形状を表示部26bに表示することもできる。つぎに、プログラムは、ステップ104に進み、測定した基板Aの反りや凹凸が予め設定した規定の範囲内であるか否かの判定が行われる。この規定は、基板Aが良品であるか不良品であるかの境界として予め設定されたものであり、判定プログラムの中にデータとして含まれている。
ここで、測定の結果が規定の範囲内であれば良品と判定し、測定の結果が規定の範囲外であれば不良品と判定する。この場合、ハンダパターンの形状不良についても判定される。測定結果が規定の範囲内であれば「Yes」と判定して、プログラムはステップ106に進む。また、測定結果が規定の範囲外であれば「No」と判定してプログラムはステップ108に進み、後述する処理が行われる。ステップ104において「Yes」と判定すると、ステップ106において、部品管理プログラムと部品形状補正データから小型電子部品Bや大型電子部品C1,C2(以下、説明の便宜上、電子部品B,C1,C2(一つの場合も含む)と記す。)の補正部品厚さを算出して吸着面の高さデータを取得するとともに、その高さデータに基づいて所定の部品吸着ノズル13dで電子部品B,C1,C2を吸着する処理が行われる。
部品吸着ノズル13dが電子部品B,C1,C2を吸着するときには、所定距離だけ下降し、この下降する距離(高さ)は、吸着面の高さに基づいて設定される。すなわち、ステップ106においては、これから部品吸着ノズル13dに吸着される電子部品B,C1,C2の厚み(高さ)を部品管理プログラムの中から読み出すとともに、その厚みに対応する吸着面の高さを決定する処理が行われる。この場合、補正プログラム中の部品形状補正データも加味されるが、ここでは、まだ1回目のプログラム実行であるため部品形状補正データはない。このため、部品管理プログラムの部品形状データがそのまま用いられる。
そして、得られた吸着面の高さに対応させて部品吸着ノズル13dを下降させその部品吸着ノズル13dで電子部品B,C1,C2を吸着する。つぎに、プログラムは、ステップ110に進み、ステップ106での処理により得られた電子部品B,C1,C2の厚みに、基板Aの測定結果を加味して装着高さを補正する処理が行われる。この装着高さは、部品吸着ノズル13dが吸着した電子部品B,C1,C2を基板Aに装着するために部品吸着ノズル13dが下降するときの高さである。つぎに、プログラムは、ステップ112に進み、基板Aに電子部品B,C1,C2を装着する処理が行われる。
この処理は、移載ヘッド13aが小型電子部品供給部14a,14bおよび大型電子部品供給部14cの部品取出し位置と設置部との間を移動しながら、その間に、部品吸着ノズル13dが電子部品B,C1,C2を吸着したり、その吸着を解除したりすることを繰り返すことにより行われる。装着高さのデータは、電子部品B,C1,C2を吸着した部品吸着ノズル13dが基板A上の所定位置に到達し、その位置から電子部品B,C1,C2を基板Aに装着するために下降する際の高さのデータとして用いられる。このステップ112での処理によって、基板Aの表面に形成されたハンダパターンの上面の所定部分に電子部品B,C1,C2の一つが装着される。
ついで、ステップ114において、すべての電子部品B,C1,C2が基板Aに装着されたか否かの判定が行われる。ここでは、まだ、1個の電子部品B,C1,C2しか装着されていないため、「No」と判定してプログラムはステップ106に進む。そして、ステップ106において再度、これから部品吸着ノズル13dに吸着される電子部品B,C1,C2の厚みを部品管理プログラムの中から読み出すとともに、その厚みに対応する吸着面の高さを決定する処理が行われる。ついで、ステップ110において電子部品B,C1,C2の厚みに、基板Aの測定結果を加味して装着高さを補正する処理が行われ、その装着高さに基づいて、ステップ112において、基板Aに電子部品B,C1,C2を装着する処理が行われる。
そして、再度、ステップ114において、すべての電子部品B,C1,C2が基板Aに装着されたか否かの判定が行われ、すべての電子部品B,C1,C2が基板Aに装着されるまで、ステップ106,110〜114の処理が繰り返される。すべての電子部品B,C1,C2が基板Aに装着されて、ステップ114において「Yes」と判定すると、プログラムはステップ116に進む。そして、ステップ116において、レーザーセンサ17で基板Aの表面に装着された電子部品B,C1,C2の表面の所定の部分の高さを測定することにより、電子部品B,C1,C2の厚みや傾きを検出する処理が行われる。
この処理は、移載ヘッド13aを移動させながらレーザーセンサ17で電子部品B,C1,C2の表面の所定の部分の高さを図8および図9に示したように測定していくことにより行われる。この場合の測定箇所としては、任意の複数点、例えば、四隅を選択する。このとき、電子部品B,C1,C2が大型電子部品C1の場合には、本体C1aだけでなく、リードC1bも測定する。これによると、大型電子部品C1のリードC1bが、図10に示したように異物Dの上に位置して基板Aの表面から浮き上がっている場合には、リードC1bに不良が発生していることを検出できる。
つぎに、プログラムは、ステップ118に進み、測定した電子部品B,C1,C2の高さ(傾き)や浮き量が予め設定した規定の範囲内であるか否かの判定が行われる。この規定は、電子部品B,C1,C2の高さが設定値よりも高い場合に、その高さが無視できるものであるか、異物Dの混入等によるもので無視できないものであるかの境界として予め設定されたもので、測定の結果が規定の範囲内であれば良品と判定し、測定の結果が規定の範囲外であれば不良品と判定する。
ここで、測定結果が規定の範囲内であれば「Yes」と判定して、プログラムはステップ120に進む。また、測定結果が規定の範囲外であれば「No」と判定してプログラムはステップ122に進み、後述する処理が行われる。ステップ118において「Yes」と判定すると、ステップ120において、電子部品B,C1,C2の測定結果から得られた部品厚みを補正するデータを算出し、その補正データに基づいて記憶部22に記憶されている部品管理プログラムの部品形状データを更新する処理が行われる。そして、プログラムは、ステップ124に進み終了する。これによって、基板Aへの部品吸着ノズル13dの個数と同数の電子部品B,C1,C2の装着が終了する。
また、基板Aの測定結果が規定の範囲外であって、ステップ104で「No」と判定してステップ108に進んだ場合には、アラームが基板Aの形状の不具合を警告するためのオペレータコール(警告音)を発音するとともに、不具合の内容を表示部26bに表示し、電子部品装着装置10の各装置は、一旦作動を停止する。この場合、プログラムは、ステップ124に進んで一旦終了する。そして、オペレータにより基板Aはレール部12a,12bから外され修正が可能か不可能かの判断が行われる。この場合、手作業等により基板Aの修正ができる場合には、基板Aの修正作業を行い、修正ができない場合には、その基板Aを廃棄する。
また、電子部品B,C1,C2の測定結果が規定の範囲外であって、ステップ118で「No」と判定してステップ122に進んだ場合には、アラームが装着された電子部品B,C1,C2の不具合を警告するためのオペレータコール(警告音)を発音するとともに、不具合の内容を表示部26bに表示し、電子部品装着装置10の各装置は、一旦作動を停止する。この場合、プログラムは、ステップ124に進んで一旦終了する。そして、オペレータにより基板Aはレール部12a,12bから外され電子部品B,C1,C2の修正が可能か不可能かの判断が行われる。この場合、手作業等により電子部品B,C1,C2の修正ができる場合には、電子部品B,C1,C2の修正作業を行い、修正ができない場合には、その基板Aを廃棄する。
また、このプログラムは、所定時間ごとに繰り返し実行され、つぎに実行される際には、再度、各部品吸着ノズル13dで電子部品B,C1,C2を吸着、装着する前述した処理が繰り返される。ただし、この場合のステップ106での処理においては、ステップ120の処理によって更新された部品形状補正データが用いられる。これによって、二回目のプログラム実行からは、正確な装着高さに基づいて電子部品B,C1,C2の装着が行われる。このようにして、基板Aにすべての電子部品B,C1,C2が装着される。
そして、基板Aに不良の発生がなくすべての電子部品B,C1,C2が適正に装着された基板Aは、つぎの工程を行うためのリフロー炉に搬送され、リフロー炉内で加熱されることにより、電子部品B,C1,C2は、ハンダパターンを介して基板Aに固定される。また、つぎの基板Aが設置部に設置されると、再度、前述した処理が繰り返され、このようにして複数の基板Aに順次、電子部品B,C1,C2が装着される。
このように、本実施形態に係る電子部品装着装置10および電子部品装着装置10を用いた電子部品の装着方法では、まず、予め記憶部22に記憶された電子部品B,C1,C2の厚みデータと、その厚みデータに対応する装着高さのデータとに基づいて装着高さを決定し、この装着高さを、レーザーセンサ17で測定した基板Aの反りや凹凸に基づいて補正するようにしている。そして、補正された装着高さに基づいて基板Aの表面に電子部品B,C1,C2を装着したのちに、装着された電子部品B,C1,C2の高さや傾きをレーザーセンサ17で測定し、その測定結果から求められる電子部品B,C1,C2の厚みも装着高さ決定工程で決定された装着高さの値に加味され装着高さを補正するようにしている。
そして、この操作が複数の電子部品B,C1,C2に対して繰り返し行われるため、初回以後に装着される電子部品B,C1,C2はすべて精度よく装着される。また、電子部品B,C1,C2の表面高さの測定は、電子部品B,C1,C2を基板Aに装着したのちに行われるため、電子部品B,C1,C2の下方に異物Dが混入した場合等には、その異物Dの混入等を確実に検出できる。さらに、本実施形態では、基板Aに装着される前の電子部品B,C1,C2の高さの測定を行わないため、その分工程数が少なくなり生産効率が向上する。
また、本実施形態では、基板Aに設けられた穴A1や切欠きの形状も測定できるため、穴A1や切欠きの大きさや形状等の不良も検出できる。さらに、大型電子部品C1の本体C1aだけでなく、リードC1bも測定するため、リードC1bが異物Dの上に位置して基板Aの表面から浮き上がっている場合等には、リードC1bに不良が発生していることも検出できる。なお、基板Aは、ハンダパターンの形成後に、印刷装置で検査され、不良品は除かれるため、電子部品装着装置10に送られる処理前の基板Aはすべて良品である。
(第2実施形態)
図11および図12は、本発明の第2実施形態に係る電子部品の装着方法を実行するためのプログラムを示している。このプログラムは、ステップ200において開始されたのちに、ステップ202において、まず、基板Aが一枚目の基板Aであるか否かの判定が行われる。ここで、基板Aが一枚目の基板Aで「Yes」と判定すると、ステップ204に進み、基板Aが一枚目の基板Aでなく「No」と判定すると、図3に示したプログラムのステップ100に進んで、図3に示したプログラムを実行する。すなわち、図11および図12に示したプログラムは、二枚目以降の基板Aに対して行うものである。
ステップ204,206においては、図3に示したプログラムのステップ102,104と同じ処理が行われる。すなわち、ステップ204において、レーザーセンサ17で基板Aの表面の所定の部分の高さを測定することにより、基板Aの反りや凹凸を検出する処理が行われ、ステップ206において、測定した基板Aの反りや凹凸が予め設定した規定の範囲内であるか否かの判定が行われる。測定結果が規定の範囲内であれば「Yes」と判定して、プログラムはステップ208に進む。また、測定結果が規定の範囲外であれば「No」と判定してプログラムはステップ210に進み、後述する処理が行われる。
ステップ206において「Yes」と判定すると、ステップ208において、これから部品吸着ノズル13dに吸着される電子部品B,C1,C2が初めての電子部品か否かを判定する。ここでは、これから部品吸着ノズル13dに吸着される電子部品B,C1,C2は初めての電子部品であるので、「Yes」と判定してステップ212に進む。なお、これから部品吸着ノズル13dに吸着される電子部品B,C1,C2が初めての部品でなければ、「No」と判定してプログラムはステップ214に進み、後述する処理が行われる。ステップ212では、レーザーセンサ17で電子部品B,C1,C2の吸着面の高さを測定する処理が行われる。
ステップ212において、吸着される電子部品B,C1,C2が小型電子部品Bの場合には、図13に示したようにして、キャリアテープTの収容部内の小型電子部品Bの表面高さが求められる。また、吸着される電子部品B,C1,C2が大型電子部品C2である場合には、図14に示したようにして、キャリアテープTaの収容部(図示せず)内の大型電子部品C2の表面高さが求められる。つぎに、プログラムは、ステップ216に進み、電子部品B,C1,C2の測定値が規定の範囲内であるか否かの判定が行われる。
この判定は、電子部品B,C1,C2の吸着面の高さ(厚み)が予め設定された値の範囲内であるか否かを判定するもので、記憶部22に記憶されている部品取出し位置の高さや部品形状データ等のデータと、測定した吸着面の高さとを比較して行う。測定の結果が規定の範囲内であれば良品と判定し、測定の結果が規定の範囲外、すなわち、電子部品B,C1,C2の厚みが小さすぎたり大きすぎたりした場合には不良品と判定する。ここで、測定結果が規定の範囲内であれば「Yes」と判定して、プログラムはステップ218に進む。また、測定結果が規定の範囲外であれば「No」と判定してプログラムはステップ220に進み、後述する処理が行われる。
ステップ216で「Yes」と判定すると、ステップ218において、測定した吸着面の高さから記憶部22に記憶されている吸着面の高さを補正するデータを算出して、その補正データを加味した吸着面の高さにデータを更新するとともに、その更新した吸着面の高さデータに基づいて所定の部品吸着ノズル13dで電子部品B,C1,C2を吸着する処理が行われる。つぎに、ステップ222において、レーザーセンサ17で空になったキャリアテープTの収容部またはキャリアテープTaの収容部の底面の高さを測定し、電子部品B,C1,C2の厚みを算出する処理が行われる。
ステップ222において行われる処理は、ステップ212の処理で得られた小型電子部品供給部14a,14bや大型電子部品供給部14cの部品取出し位置にある電子部品B,C1,C2の吸着面の高さと、図13に示したキャリアテープTの収容部内の底面の高さや、図14に示したキャリアテープTaの収納部の底面の高さとの差から電子部品B,C1,C2の厚みを求めるものである。つぎに、プログラムは、ステップ224に進み、再度、電子部品B,C1,C2の測定値が規定の範囲内であるか否かの判定が行われる。
ここでは、ステップ216での処理と同じ処理が行われるが、この場合、電子部品B,C1,C2の吸着面の高さだけでなく、キャリアテープT,Taの収容部内の底面の高さも測定することによって得られた実際の電子部品B,C1,C2の厚みを対象として判定するためより正確な判定が行われる。ここで、測定結果が規定の範囲内であれば「Yes」と判定して、プログラムはステップ226に進む。また、測定結果が規定の範囲外であれば「No」と判定してプログラムはステップ228に進み、後述する処理が行われる。
ステップ224において「Yes」と判定すると、ステップ226において、電子部品B,C1,C2の測定結果からの部品厚みを補正するデータを算出し、その補正データに基づいて記憶部22に記憶されている部品管理プログラムの部品形状データを更新して保存する処理が行われる。そして、プログラムは、ステップ230に進む。ステップ230では、すべての部品吸着ノズル13dで電子部品B,C1,C2を吸着する処理が完了したか否かが判定される。ここでは、まだ1個の電子部品B,C1,C2しか吸着されていないため、「No」と判定してステップ208に進む。
ステップ208においては、これから部品吸着ノズル13dに吸着される電子部品B,C1,C2が初めての電子部品か否かを判定する。ここでは、これから部品吸着ノズル13dに吸着される電子部品B,C1,C2は初めての電子部品でないので、「No」と判定してステップ214に進む。ステップ214では、記憶部22に記憶されている部品管理プログラムから吸着面の高さデータを取得し、その吸着面の高さデータに基づいて次の部品吸着ノズル13dで電子部品B,C1,C2を吸着する処理が行われる。この場合の吸着面の高さデータは、ステップ218の処理で得られたものである。
ついで、プログラムは、ステップ230に進み、再度、すべての部品吸着ノズル13dで電子部品B,C1,C2を吸着する処理が完了したか否かが判定される。ここでは、まだ2個の電子部品B,C1,C2しか吸着されていないため、「No」と判定してステップ208に進む。そして、すべての部品吸着ノズル13dが電子部品B,C1,C2を吸着するまで、ステップ208,214,230の処理が繰り返される。すべての部品吸着ノズル13dが電子部品B,C1,C2を吸着し、ステップ230において「Yes」と判定すると、ステップ232に進む。
ステップ232では、各部品吸着ノズル13dが吸着した電子部品B,C1,C2の厚みデータに、ステップ204の処理で得られた基板Aの測定結果を加味して装着高さを補正する処理が行われる。つぎに、プログラムは、ステップ234に進み、基板Aに電子部品B,C1,C2を装着する処理が行われる。この処理によって、基板Aの表面に形成されたハンダパターンの上面の所定部分に電子部品B,C1,C2が装着される。ついで、ステップ236において、すべての電子部品B,C1,C2が基板Aに装着されたか否かの判定が行われる。
ここでは、まだ、1個の電子部品B,C1,C2しか装着されていないため、「No」と判定してプログラムはステップ234に進む。そして、ステップ234において、つぎの部品吸着ノズル13dに吸着されている電子部品B,C1,C2を基板Aに装着する処理が行われる。このようにして、すべての部品吸着ノズル13dに吸着されている電子部品B,C1,C2が基板Aに装着されるまで、ステップ234,236の処理が繰り返される。そして、すべての部品吸着ノズル13dに吸着されている電子部品B,C1,C2が基板Aに装着されると、「Yes」と判定して、ステップ238に進む。
なお、本実施形態におけるステップ238以降で実行されるステップ238〜246での処理は、前述した第1実施形態におけるステップ116〜124での処理と同一であるため説明は省略する。これらの処理によって、基板Aへの電子部品B,C1,C2の装着が終了するとともに、電子部品B,C1,C2の厚みや傾きを検出する処理や、電子部品B,C1,C2の測定結果から得られた部品厚みを補正するデータを算出し、その補正データに基づいて記憶部22に記憶されている部品管理プログラムの部品形状データを更新する処理が行われる。
また、基板Aの測定結果が規定の範囲外であって、ステップ206で「No」と判定してステップ210に進んだ場合には、アラームが、基板Aの形状の不具合を警告するためのオペレータコール(警告音)を発音するとともに、不具合の内容を表示部26bに表示し、電子部品装着装置10の各装置は、一旦作動を停止する。この場合、プログラムは、ステップ246に進んで一旦終了する。また、電子部品B,C1,C2の測定結果が規定の範囲外であって、ステップ216で「No」と判定してステップ220に進んだ場合や、ステップ224で「No」と判定してステップ228に進んだ場合には、アラームが、電子部品B,C1,C2の不具合を警告するためのオペレータコール(警告音)を発音するとともに、不具合の内容を表示部26bに表示し、電子部品装着装置10の各装置は、一旦作動を停止する。この場合、プログラムは、ステップ246に進んで一旦終了する。本実施形態におけるそれ以外の構成については、前述した第1実施形態と同じである。
本実施形態に係る電子部品の装着方法では、まず、基板Aが一枚目の基板Aであるか否かの判定を行い、基板Aが一枚目の基板Aでない場合には、図3に示したプログラムを実行するようにしている。すなわち、図11および図12に示したプログラムは、一枚目の基板Aに対して行うものであり、この場合、基板Aに装着される前の電子部品B,C1,C2の吸着面の高さや、キャリアテープT,Taの収容部内の底面の高さを測定する工程が含まれている。これによって、電子部品B,C1,C2の正確な厚みデータを得ることができるが、二枚目以降の基板Aに対しては、この厚みデータを利用することができる。
したがって、二枚目以降の基板Aに対しては、図3に示したプログラムを実行することにより電子部品B,C1,C2の吸着面の高さや、キャリアテープT,Taの収容部内の底面の高さを測定する工程を省略することができる。なお、第2実施形態において、図3に示したプログラムを実行する際には、ステップ106の処理において実際に測定した電子部品B,C1,C2の厚みデータを利用する。
また、本実施形態に係る電子部品の装着方法では、部品吸着ノズル13dが吸着する際に、部品取出し位置にある電子部品B,C1,C2の吸着面の高さや、キャリアテープT,Taの収容部内の底面の高さをレーザーセンサ17で測定して、吸着される電子部品B,C1,C2の厚みを検出するようにしている。これによると、電子部品B,C1,C2が基板Aに装着される前に、電子部品B,C1,C2の実際の厚みが検出されるとともに、基板Aの反りや凹凸が検出され、それぞれ検出された電子部品B,C1,C2の厚みと基板Aの反りや凹凸を加味して装着高さが補正される。
このため、電子部品B,C1,C2はすべて最初から精度よく基板Aに装着される。また、この実施形態では、電子部品B,C1,C2が基板Aに装着される前の測定により厚みの検出が行われるため、より精度のよい電子部品B,C1,C2の装着が可能になる。この実施形態におけるそれ以外の作用効果は、前述した第1実施形態の作用効果と同様である。
10…電子部品装着装置、13a,13b…移載ヘッド、13d…部品吸着ノズル、14a,14b…小型電子部品供給部、14c…大型電子部品供給部、17…レーザーセンサ、20…制御装置、21…主制御部、22…記憶部、A…基板、B…小型電子部品、C1,C2…大型電子部品、C1b…リード。
特許3408584号公報

Claims (12)

  1. 部品供給装置の部品取出し位置に順次供給される複数の電子部品を、部品吸着ノズルとレーザーセンサとを備えた移載ヘッドで吸着したのちに搬送して、設置部に設置された基板の電子部品装着面に装着する電子部品の装着装置であって、
    前記電子部品の形状や大きさに関するデータおよび前記部品吸着ノズルが吸着した電子部品を前記基板に装着するために下降するときの各電子部品に応じた装着高さのデータを含む各種のデータを記憶する記憶手段と、
    前記レーザーセンサで前記基板の表面高さを測定することにより、前記基板の反り、凹凸を検出する基板測定手段と、
    前記部品供給装置から供給される電子部品の厚みデータを前記記憶手段から読み出しその電子部品の厚みから装着高さを決定する装着高さ決定手段と、
    前記装着高さ決定手段により決定された装着高さの値を補正する装着高さ補正手段と、
    前記装着高さ補正手段により補正された装着高さに基づいて前記基板の電子部品装着面に電子部品を装着する電子部品装着手段と、
    前記レーザーセンサで前記装着された電子部品の表面高さを測定することにより、前記装着された電子部品の厚みを検出する装着電子部品測定手段とを備え、
    前記装着高さ補正手段による装着高さの値の補正を、前記基板の表面高さの測定結果と、前記基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果から求めた装着電子部品の厚みとに基づいて行い、前記基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果がまだないときには、前記基板の表面高さの測定結果に基づいて行うことを特徴とする電子部品の装着装置。
  2. 前記装着電子部品測定手段によって検出された電子部品の厚みを、前記記憶手段に更新して記憶させる部品データ更新手段を備えた請求項1に記載の電子部品の装着装置。
  3. 部品供給装置の部品取出し位置に順次供給される複数の電子部品を、部品吸着ノズルとレーザーセンサとを備えた移載ヘッドで吸着したのちに搬送して、設置部に設置された基板の電子部品装着面に装着する電子部品の装着装置であって、
    前記電子部品の形状や大きさに関するデータおよび前記部品吸着ノズルが、吸着した電子部品を前記基板に装着するために下降するときの各電子部品に応じた装着高さのデータを含む各種のデータを記憶する記憶手段と、
    前記レーザーセンサで前記基板の表面高さを測定することにより、前記基板の反り、凹凸を検出する基板測定手段と、
    前記レーザーセンサで部品供給装置の部品取出し位置に供給される電子部品の吸着面の高さおよび前記部品取出し位置の高さを測定することにより、前記部品吸着ノズルで吸着される電子部品の厚みを検出する吸着電子部品測定手段と、
    前記電子部品の吸着面の高さおよび前記部品取出し位置の高さの測定結果から求めた吸着電子部品の厚みと、前記基板の表面高さの測定結果とに基づいて装着高さを決定する装着高さ決定手段と、
    前記装着高さ決定手段が決定した装着高さに基づいて前記基板の電子部品装着面に電子部品を装着する電子部品装着手段と
    を備えたことを特徴とする電子部品の装着装置。
  4. 前記レーザーセンサで前記装着された電子部品の表面高さを測定することにより、前記装着された電子部品の傾きを検出する装着電子部品傾き測定手段を備えた請求項3に記載の電子部品の装着装置。
  5. 前記吸着電子部品測定手段によって検出された電子部品の厚みを、前記記憶手段に更新して記憶させる部品データ更新手段を備えた請求項3または4に記載の電子部品の装着装置。
  6. 部品供給装置の部品取出し位置に順次供給される複数の電子部品を、部品吸着ノズルとレーザーセンサとを備えた移載ヘッドで吸着したのちに搬送して、設置部に設置された基板の電子部品装着面に装着する操作を、電子部品の形状や大きさに関するデータおよび前記部品吸着ノズルが吸着した電子部品を前記基板に装着するために下降するときの各電子部品に応じた装着高さのデータを含む各種のデータが記憶された部品管理プログラムを用いて行う電子部品の装着方法であって、
    前記レーザーセンサで前記基板の表面高さを測定することにより、前記基板の反り、凹凸を検出する基板測定工程と、
    前記部品供給装置から供給される電子部品の厚みデータを前記部品管理プログラムから読み出しその電子部品の厚みから装着高さを決定する装着高さ決定工程と、
    前記装着高さ決定工程で決定された装着高さの値を補正する装着高さ補正工程と、
    補正した装着高さに基づいて前記基板の電子部品装着面に電子部品を装着する電子部品装着工程と、
    前記レーザーセンサで前記装着された電子部品の表面高さを測定することにより、前記電子部品装着工程で装着された電子部品の厚みを検出する装着電子部品測定工程とを備え、
    前記装着高さ補正工程での装着高さの値の補正を、前記基板の表面高さの測定結果と、前記基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果から求めた装着電子部品の厚みとに基づいて行い、前記基板に装着された電子部品の表面高さの測定結果がまだないときには、前記基板の表面高さの測定結果に基づいて行う電子部品の装着方法。
  7. 前記装着電子部品測定工程によって検出された電子部品の厚みを、前記部品管理プログラムに更新して記憶させる部品データ更新工程を備えた請求項6に記載の電子部品の装着方法。
  8. 部品供給装置の部品取出し位置に順次供給される複数の電子部品を、部品吸着ノズルとレーザーセンサとを備えた移載ヘッドで吸着したのちに搬送して、設置部に設置された基板の電子部品装着面に装着する操作を、電子部品の形状や大きさに関するデータおよび前記部品吸着ノズルが吸着した電子部品を前記基板に装着するために下降するときの各電子部品に応じた装着高さのデータを含む各種のデータが記憶された部品管理プログラムを用いて行う電子部品の装着方法であって、
    前記レーザーセンサで前記基板の表面高さを測定することにより、前記基板の反り、凹凸を検出する基板測定工程と、
    前記レーザーセンサで部品供給装置の部品取出し位置に供給される電子部品の吸着面の高さおよび前記部品取出し位置の高さを測定することにより、前記部品吸着ノズルで吸着される電子部品の厚みを検出する吸着電子部品測定工程と、
    前記部品供給装置から供給され前記部品吸着ノズルで吸着される電子部品の厚みデータを前記部品管理プログラムから読み出しその電子部品の厚みから装着高さを決定する装着高さ決定工程と、
    前記電子部品の吸着面の高さおよび前記部品取出し位置の高さの測定結果から検出した前記電子部品の厚みと前記基板の表面高さの測定結果とに基づいて、前記装着高さ決定工程で決定された装着高さの値を補正する装着高さ補正工程と、
    補正した装着高さに基づいて前記基板の電子部品装着面に電子部品を装着する電子部品装着工程とを備えた電子部品の装着方法。
  9. 前記レーザーセンサで前記装着された電子部品の表面高さを測定することにより、前記電子部品装着工程で装着された電子部品の傾きを検出する装着電子部品傾き測定工程を備えた請求項8に記載の電子部品の装着方法。
  10. 前記吸着電子部品測定工程によって検出された電子部品の厚みを、前記部品管理プログラムに更新して記憶させる部品データ更新工程を備えた請求項8または9に記載の電子部品の装着方法。
  11. 前記基板に穴や切欠きが設けられており、前記基板測定工程に、前記穴や切欠きの形状や深さを前記レーザーセンサで測定する工程が含まれる請求項6ないし10のうちのいずれか一つに記載の電子部品の装着方法。
  12. 前記電子部品にリードが備わっており、前記装着部品測定工程に、前記リードの浮きを測定する工程が含まれる請求項6ないし11のうちのいずれか一つに記載の電子部品の装着方法。
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