JP2010185181A - コンクリート部材の接合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた構造性能を確保しつつ、重ね継手部ひいては接合部の長さを短くして施工性を向上させることが可能なコンクリート部材の接合構造を提供する。
【解決手段】一方のコンクリート部材1は、接合面1aから材軸方向O1外側に向けて突出する一対の主筋6、7の先端側同士を連結してU字状に形成した第1U字状部10を備えている。他方のコンクリート部材2は、接合面2cから一方のコンクリート部材1の材軸方向O1外側に向けて突出する一対の接合用鉄筋20、21の先端側同士を連結してU字状に形成した第2U字状部22を備えている。そして、他方のコンクリート部材2の接合面2c側に、第1U字状部10の先端側と第2U字状部22を重ね合わせた重ね継手部15を設け、重ね継手部15よりも一方のコンクリート部材1の接合面1a側に、第1U字状部10の主筋6、7が先行して降伏するヒンジ部13を設けて構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば鉄筋コンクリート製の柱と梁などのコンクリート部材同士を接合するためのコンクリート部材の接合構造に関する。
従来、鉄筋コンクリート造の建物は、最上階の柱頭部と最下階の柱脚部を除き、梁を先行して降伏させるように設計されている。このとき、梁の降伏は、柱際で生じるように設計している。
また、施工性を向上させるために(施工の合理化を図るために)、梁をプレキャスト化する場合も多くなっている。この場合には、接合端面(接合面)から材軸方向外側に主筋を突出させてプレキャストコンクリート梁(PCa梁、一方のコンクリート部材)を形成し、さらに、梁を接合する部分の柱の側面(他方のコンクリート部材の接合面)から梁の材軸方向外側に向けて接合用鉄筋を突設する。そして、PCa梁の主筋と柱の接合用鉄筋を継手で繋ぎ、PCa梁と柱の互いの接合面の間(接合部)に後打ちコンクリートを現場打設して、PCa梁と柱を接合するようにしている。
また、PCa梁の主筋と柱の接合用鉄筋を繋ぐ継手として、カプラーを用いた機械式継手や重ね継手が用いられているが、カプラーを用いた機械式継手は、カプラーが高価でグラウト工事も必要になるため、梁端部を柱に接合する際には、重ね継手が多用されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
一方、梁の主筋と柱の接合用鉄筋の継手に重ね継手を用いた接合構造には、梁の主筋に重ね合わせた柱の接合用鉄筋の基端側(柱の接合面側、柱際)にシース管を被せ、このシース管で接合用鉄筋の基端側と後打ちコンクリートをアンボンド(非定着)にしたものがある。この接合構造においては、接合用鉄筋の基端側のアンボンド部(非定着部)によって柱際にヒンジ部(降伏ヒンジ)が形成され、例えば大地震によって梁が変形し大きな曲げモーメントが作用した際に、確実にヒンジ部の接合用鉄筋を先行して降伏させ、梁の降伏が柱際で生じるようにすることができる。また、このようにアンボンド部(非定着部、ヒンジ部)を設けることによって、接合用鉄筋ひいては梁の主筋の伸び変形能力を高めることができ、コンクリートのひび割れや圧壊等の被害を抑制することが可能になる。
特開2006−97288号公報 特開2004−346641号公報
しかしながら、上記のように、梁の主筋と柱の接合用鉄筋を重ね合わせた重ね継手部にヒンジ部を設けた場合には、特に接合用鉄筋の基端側をアンボンド(非定着)にしてヒンジ部を形成した場合には、構造性能(耐力)を確保するために、アンボンド部以外の接合用鉄筋を後打ちコンクリートに定着させる部分に十分な定着長が必要になる。このため、接合用鉄筋と主筋を重ね合わせた重ね継手部ひいては後打ちコンクリートを打設する接合部を長くする必要が生じるとともに梁のプレキャスト部分(PCa梁)が短くなり、後打ちコンクリートの打設量が増大して、PCa梁を用いて施工の合理化を図っているにもかかわらず、施工性が低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑み、優れた構造性能を確保しつつ、重ね継手部ひいては接合部の長さを短くして施工性を向上させることが可能なコンクリート部材の接合構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明のコンクリート部材の接合構造は、一方のコンクリート部材と他方のコンクリート部材の互いの接合面が対向するように一対のコンクリート部材を配置し、前記一対のコンクリート部材の接合面の間の接合部に後打ちコンクリートを打設して前記一対のコンクリート部材を接合するためのコンクリート部材の接合構造であって、前記一方のコンクリート部材は、該一方のコンクリート部材の接合面から材軸方向外側に向けて突出する一対の主筋の先端側同士を連結してU字状に形成した第1U字状部を備え、前記他方のコンクリート部材は、該他方のコンクリート部材の接合面から前記一方のコンクリート部材の材軸方向外側に向けて突出する一対の接合用鉄筋の先端側同士を連結してU字状に形成した第2U字状部を備えており、前記他方のコンクリート部材の接合面側に、前記第1U字状部の先端側と前記第2U字状部を重ね合わせた重ね継手部を設け、前記重ね継手部よりも前記一方のコンクリート部材の接合面側に、前記第1U字状部の主筋が先行して降伏するヒンジ部を設けて構成されていることを特徴とする。
この発明においては、第1U字状部の先端側に第2U字状部を重ね合わせて、他方のコンクリート部材の接合面側にループ形状の重ね継手部が形成され、例えば一方のコンクリート部材を梁(PCa梁)、他方のコンクリート部材を柱とした場合に、第1U字状部の先端側のループ部と第2U字状部の先端側のループ部によって、後打ちコンクリートに拘束された斜め圧縮ストラットを形成することが可能になる。このため、大地震などによって一方のコンクリート部材が変形し接合部に曲げモーメントが作用する場合においても、重ね継手部で確実に曲げモーメントを低減させることができ、優れた構造性能を発揮させることが可能になる。そして、このように重ね継手部をループ形状にしたことで、重ね継手部の長さを短くしても優れた構造性能を確保することが可能になる。
また、このように他方のコンクリートの接合面側に設けた重ね継手部が優れた構造性能を発揮することで、大地震などによって一方のコンクリート部材が変形し接合部に曲げモーメントが作用した際に、重ね継手部よりも一方のコンクリートの接合面側にずらして設けたヒンジ部の第1U字状部の主筋を、確実に先行して降伏させることが可能になる。そして、このように降伏ヒンジ(ヒンジ部)を重ね継手部ではなく一方のコンクリート部材の接合面側にずらして設定することで、この部分の曲げモーメントの負担を小さくすることができるため、一方のコンクリート部材の主筋(第1U字状部の主筋)のサイズを小さくすることも可能になる。
また、本発明のコンクリート部材の接合構造においては、前記ヒンジ部の前記第1U字状部の主筋を前記後打ちコンクリートに非定着にして構成されていることが望ましい。
この発明においては、ヒンジ部の第1U字状部の主筋の基端側を後打ちコンクリートに非定着にしているため、確実にこの非定着にしたヒンジ部の主筋を先行して降伏させることが可能になり、降伏領域を特定することが可能になる。また、ヒンジ部の主筋を非定着にすることで、一方のコンクリート部材(接合部)の主筋の伸び変形性能を向上させることができ、一方のコンクリート部材や接合部のコンクリートにひび割れや圧壊等の被害が生じることを抑制(防止)することが可能になる。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合構造においては、前記第1U字状部の前記一対の主筋の間隔よりも前記第2U字状部の前記一対の接合用鉄筋の間隔が大きくなるように前記第1U字状部と前記第2U字状部が形成され、前記接合部は、前記ヒンジ部に対し、前記重ね継手部側が前記材軸に直交する方向に突出するふかし部を備えて大断面で形成されていることがより望ましい。
この発明においては、ヒンジ部に対し、重ね継手部側がふかし部を備えて大断面で形成されているため、重ね継手部側の断面二次モーメントを大きくすることができ、重ね継手部の構造性能を向上させることが可能になり、より確実にヒンジ部の第1U字状部の主筋を先行して降伏させることが可能になる。
また、本発明のコンクリート部材の接合構造において、前記第2U字状部は、前記第1U字状部よりも大径の鉄筋を用いて形成されていてもよい。
この発明においては、第2U字状部の接合用鉄筋に、第1U字状部の主筋よりも大径の鉄筋(サイズの大きな鉄筋)を用いることで、重ね継手部の構造性能を向上させることができ、より確実にヒンジ部の第1U字状部の主筋を先行して降伏させることが可能になる。
さらに、本発明のコンクリート部材の接合構造においては、後端側が前記一方のコンクリート部材に埋設され、先端側が前記一方のコンクリート部材の接合面から前記材軸方向外側に突出して前記ヒンジ部に配設された添え筋を備えていることがさらに望ましい。
この発明においては、先端側がヒンジ部に配設された添え筋を備えていることによって、大地震などによって一方のコンクリート部材が変形し接合部に曲げモーメントが作用する際に、添え筋を配設した部分の後打ちコンクリート(及び一方のコンクリート部材)に作用する応力を添え筋で緩和することができる。これにより、後打ちコンクリート(及び一方のコンクリート部材)にひび割れなどが生じることを抑制(防止)することが可能になる。
また、本発明のコンクリート部材の接合構造においては、前記後打ちコンクリートが繊維補強コンクリートであることがより望ましい。
この発明においては、後打ちコンクリートに繊維補強コンクリートを用いることで、例えば普通コンクリートを用いた場合と比較して、接合部の構造性能(耐力)を向上させることが可能になり、後打ちコンクリートにひび割れなどが生じることを確実に抑制(防止)することが可能になる。
本発明のコンクリート部材の接合構造によれば、第1U字状部の先端側に第2U字状部を重ね合わせたループ形状の重ね継手部が他方のコンクリート部材の接合面側に設けられているため、大地震などによって一方のコンクリート部材が変形し接合部に曲げモーメントが作用する場合においても、この重ね継手部で確実に曲げモーメントを低減させることができ、優れた構造性能を発揮させることが可能になる。
また、重ね継手部が優れた構造性能を発揮することで、重ね継手部よりも一方のコンクリートの接合面側にずらして設けたヒンジ部の第1U字状部の主筋を、確実に先行して降伏させることが可能になる。さらに、降伏ヒンジ(ヒンジ部)を重ね継手部ではなく一方のコンクリート部材の接合面側にずらして設定することで、この部分の曲げモーメントの負担を小さくすることができ、一方のコンクリート部材の主筋(第1U字状部の主筋)のサイズを小さくすることも可能になる。
そして、他方のコンクリート部材の接合面側にループ形状の重ね継手部を設け、この重ね継手部よりも一方のコンクリート部材の接合面側に降伏ヒンジ(ヒンジ部)を設けることで、優れた構造性能を確保しつつ、重ね継手部の長さひいては接合部の長さを短くすることが可能になる。これにより、コンクリート部材をプレキャスト化した場合に、プレキャスト部分を長くし、後打ちコンクリートの打設量を少なくすることができ、プレキャスト化したコンクリート部材を用いて確実に施工の合理化を図ることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る柱と梁(一対のコンクリート部材)の接合構造を示す図である。 本発明の一実施形態に係る梁(一方のコンクリート部材)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る梁(一方のコンクリート部材)を示す図(図2のX1−X1線矢視図)である。 本発明の一実施形態に係る柱(他方のコンクリート部材)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る柱(他方のコンクリート部材)を示す図(図4のX1−X1線矢視図)である。 本発明の一実施形態に係る柱と梁(一対のコンクリート部材)の接合構造を示す図である。 本発明の一実施形態に係る柱と梁(一対のコンクリート部材)の接合構造を示す図(図6のX1−X1線矢視図)である。 一対の柱の間に梁を配置して梁側U字状部と柱側U字状部を重ね合わせた状態を示す図である。 梁側U字状部と柱側U字状部にスターラップを取り付けた状態を示す図である。
以下、図1から図9を参照し、本発明の一実施形態に係るコンクリート部材の接合構造について説明する。
本実施形態の接合構造Aは、図1に示すように、鉄筋コンクリート造の建物を構築するにあたり、一方のコンクリート部材である梁1と他方のコンクリート部材である柱2(2a、2b)の互いに対向する接合面1a、2cの間の接合部3に適用されて、一対のコンクリート部材1、2を接合するためのものである。また、本実施形態の接合構造Aは、各コンクリート部材1、2の接合面1a、2cから突出した鉄筋を重ね合わせるとともに後打ちコンクリート4を現場打設し、重ね継手を用いて一対のコンクリート部材1、2を接合するものである。
そして、梁1は、例えば工場などで予め製作したプレキャストコンクリート部材であり、図2及び図3に示すように、上部主筋6と下部主筋7とスターラップ8をコンクリート9で埋設して形成されている。また、上部主筋6と下部主筋7(一対の主筋)はそれぞれ、梁1の接合面(接合端面)1aから材軸方向O1外側に向けて突出(延出)しており、接合面1aから外側に突出した上下一対の上部主筋6と下部主筋7の先端側同士が連結されている。これにより、上下一対の上部主筋6と下部主筋7の接合面1aから外側に突出した部分がU字状に形成され、この部分が梁側U字状部(第1U字状部)10とされている。また、上部主筋6と下部主筋7はそれぞれ、梁1の幅方向T1に所定の間隔をあけて複数配設されており、上下一対の上部主筋6と下部主筋7の先端側同士がそれぞれ連結されて、複数の梁側U字状部10が形成されている。
さらに、梁側U字状部10の上部主筋6と下部主筋7にはそれぞれ、接合面1a側の基端側の一部に所定長さのシース管11が被せて取り付けられている。そして、この梁側U字状部10は、シース管11が取り付けられた材軸方向O1の長さ範囲、すなわち、シース管11の後端(本実施形態では接合面1aと同位置)からシース管11の先端までの長さ範囲が、後打ちコンクリート4に埋設した状態でこの後打ちコンクリート4に非定着となる(定着しない)非定着部12(ヒンジ部13)とされている。また、シース管11の先端から上部主筋6と下部主筋7の先端同士を連結したループ部10a(梁側U字状部10の先端)までの長さ範囲が後打ちコンクリート4に定着する定着部14(重ね継手部15)とされている。
また、本実施形態の梁1は、図3に示すように、後端側が梁1のコンクリート9に埋設され、先端側が梁1の接合面1aから材軸方向O1外側に突出する添え筋16を備えている。この添え筋16は、接合面1aから突出した先端側が梁側U字状部10の上部主筋6及び/又は上部主筋7の基端側の非定着部12(ヒンジ部13)に添うように配設されている。例えば、添え筋16は、D16の鉄筋が使用され、梁1に333mmの長さで埋設し、接合面1aから200mm程度突出させて設けられている。
柱2(2a、2b)には、図4及び図5に示すように、梁1を接合する接合面2c(側面)から梁1の材軸方向O1外側に向けて突出し、上下に所定の間隔をあけて配された上下一対の接合用鉄筋(接合用上段鉄筋20、接合用下段鉄筋21)が設けられている。そして、一対の接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋21は、接合面2cから外側に突出した先端側同士が連結されている。これにより、上下一対の接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋21の接合面2cから外側に突出した部分がU字状に形成され、この部分が柱側U字状部(第2U字状部)22とされている。また、接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋21はそれぞれ、柱2の幅方向T2に所定の間隔をあけて複数配設されており、上下一対の接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋21の先端側同士がそれぞれ連結されて、複数の柱側U字状部22が形成されている。
また、この柱側U字状部22は、接合面2c側の基端側から接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋22の先端側同士を連結したループ部22aまでの長さが、梁側U字状部10の定着部14(重ね継手部15)の長さと略同等となるように形成されている。
さらに、柱側U字状部22の接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋21の上下方向の間隔L1が、梁側U字状部10の上部主筋6と下部主筋7の上下方向の間隔L2よりも大きくなるようにして、梁側U字状部10と柱側U字状部22が形成されている。また、例えば、柱側U字状部22の接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋21としてD22の鉄筋を用い、梁側U字状部10の上部主筋6と下部主筋7としてD19の鉄筋を用い、柱側U字状部22は、梁側U字状部10よりも大径の鉄筋(サイズが大きい鉄筋)を用いて形成されている。
そして、本実施形態の接合構造Aでは、図6及び図7に示すように、梁1を互いの接合面1a、2cが対向するように柱2(2a、2b)の間の所定位置に配設した状態で、この梁1の梁側U字状部10のループ部10aが柱2の接合面2c近傍に配され、且つ梁側U字状部10の上部主筋6と柱側U字状部22の接合用上段鉄筋20が上下方向の略同位置に配されている。
また、柱側U字状部22の接合用下段鉄筋21が梁側U字状部10の下部主筋7よりも下方に配設されるとともに、梁側U字状部10の定着部14と柱側U字状部22とが互いに重ね合わされている。これにより、接合部3には、柱2の接合面2c側に、梁側U字状部10の先端側と柱側U字状部22とを重ね合わせたループ形状の重ね継手部15が設けられている。また、重ね継手部15よりも梁1の接合面1a側に(すなわちシース管11を被せた梁側U字状部10の基端側の非定着部12の部分に)、ヒンジ部13が設けられている。
さらに、接合部3には、ヒンジ部13の梁側U字状部10の上部主筋6及び下部主筋7とシース管11と添え筋16を囲繞するように、また、重ね継手部15の梁側U字状部10の上部主筋6及び下部主筋7と柱側U字状部22の接合用上段鉄筋20及び接合用下段鉄筋21とをそれぞれ囲繞するように、材軸方向O1に所定の間隔をあけて複数のスターラップ23が設けられている。
そして、柱2と梁1は、互いの接合面1a、2cの間に、梁側U字状部10と柱側U字状部22とシース管11と添え筋16とスターラップ23を埋設するように後打ちコンクリート4を打設して接合されている。また、本実施形態では、後打ちコンクリート4として繊維補強コンクリートが用いられている。そして、このとき、梁側U字状部10は、上部主筋6と下部主筋7の基端側の非定着部12(ヒンジ部13)がシース管11によって後打ちコンクリート4に非定着にして埋設されている。また、梁側U字状部10の定着部14の上部主筋6及び下部主筋7と、柱側U字状部22の全ての接合用上段鉄筋20及び接合用下段鉄筋21と(重ね継手部15)が、後打ちコンクリート4に定着して埋設されている。
さらに、本実施形態の接合構造Aでは、ヒンジ部13の梁成H1が梁1の梁成と同一であるのに対し、重ね継手部15の梁成H2がヒンジ部13の梁成H1よりも大きくなっている。すなわち、本実施形態では、梁側U字状部10の上部主筋6と下部主筋7の間隔L2よりも柱側U字状部22の接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋21の間隔L1が大きくなっているため、重ね継手部15側がヒンジ部13側よりも材軸O1に直交する方向に突出するふかし部24を備えて大断面で形成されている。例えば、ヒンジ部13側の梁成H1が300mmとされ、重ね継手部15側の梁成H2がふかし部24を備えることで380mmとされている。
ついで、上記構成からなる本実施形態の接合構造Aを用いて柱2と梁1を接合する方法を説明するとともに、本実施形態の接合構造Aの作用及び効果について説明する。
はじめに、接合面1aから材軸方向O1外側に上部主筋6と下部主筋7と添え筋16が突出した梁1(プレキャストコンクリート部材)を工場等で製作し、突出した上部主筋6と下部主筋7にそれぞれシース管11を取り付ける。これとともに、上部主筋6と下部主筋7の先端側同士を連結して梁側U字状部10を形成する。
また、柱2の接合面2cから梁1の材軸方向O1外側に突出するように接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋21を配設するとともに、接合用上段鉄筋20と接合用下段鉄筋21の先端側同士を連結して柱側U字状部22を形成する。
さらに、図8に示すように、接合部3に配設する複数のスターラップ23の内孔に梁側U字状部10を挿通し、梁1の接合面1a側の非定着部12に(シース管11を取り付けた部分に)、複数のスターラップ23を束ねた状態で納めて仮配置しておく。そして、柱2の接合面2cと梁1の接合面1aが対向するように、梁1を一対の柱2(2a、2b)の間の所定位置に配置する。このとき、梁側U字状部10の上部主筋6と柱側U字状部22の接合用上段鉄筋20とが上下方向の同位置に配されるように、且つ梁側U字状部10の先端側の定着部14と柱側U字状部22とが互いに重なり合うようにして、梁1を所定位置に設置する。なお、梁1は、例えば仮設の支持架台などを用いて所定位置に配設した状態で保持される。
そして、図9に示すように、仮配置したスターラップ23を引き出して、ヒンジ部13と重ね継手部15の所定位置に間隔をあけて配置するとともに、シース管11、上部主筋6、下部主筋7、接合用上段鉄筋20、接合用下段鉄筋21に緊結して設置する。
また、接合部3に、梁側U字状部10、シース管11、添え筋16、柱側U字状部22を内包するように型枠を設置する。このとき、ヒンジ部13は、梁1の梁成H1及び梁幅に合わせるように、重ね継手部15は、梁1の梁幅に合わせるとともにふかし部24の分だけ梁成H2が大きくなるように型枠が設置される。このように型枠を設置した段階で、繊維補強コンクリートの後打ちコンクリート4を型枠内に打設し、所定の強度が発現した段階で、型枠を取り外して、柱2と梁1の接合が完了する。
上記のように構成した本実施形態の接合構造Aにおいては、梁側U字状部10の先端側に柱側U字状部22を重ね合わせて、柱2の接合面2c側にループ形状の重ね継手部15が形成されている。このため、梁側U字状部10の先端側のループ部10aと柱側U字状部22の先端側のループ部22aによって、後打ちコンクリート4に拘束された斜め圧縮ストラットを形成することが可能になる。これにより、大地震などが発生して、梁1が変形し接合部3に曲げモーメントが作用する場合においても、圧縮ストラットが形成された重ね継手部15で確実に曲げモーメントを低減させることができ、優れた構造性能を発揮させることが可能になる。
そして、このように重ね継手部15をループ形状にしたことで、従来の単に主筋と接合用鉄筋を重ね合わせた重ね継手と比較し、重ね継手部15の長さを短くしても優れた構造性能を確保することが可能になる。すなわち、例えば、従来の重ね継手において所望の構造性能を得るために定着長が820mm必要である場合に対し、本実施形態のように梁側U字状部10と柱側U字状部22を重ね合わせてループ形状の重ね継手部15を形成した場合には、重ね継手部15の長さを620mmに減らして、同等の構造性能を確保することが可能である。
また、このように柱2の接合面2c側に設けた重ね継手部15が優れた構造性能を発揮することで、大地震などによって梁1が変形し接合部3に曲げモーメントが作用した際に、重ね継手部15よりも梁1の接合面1a側にずらして設けたヒンジ部13の梁側U字状部10の主筋6、7を、確実に先行して降伏させることが可能になる。そして、降伏ヒンジ(ヒンジ部13)を重ね継手部15ではなく梁1の接合面1a側にずらして設定することで、この部分の曲げモーメントの負担を小さくすることができるため、梁1の主筋6、7(梁側U字状部10の主筋6、7)のサイズを小さくすることも可能になる。
よって、本実施形態の接合構造Aにおいては、柱2の接合面2c側にループ形状の重ね継手部15を設け、この重ね継手部15よりも梁1の接合面1a側に降伏ヒンジ(ヒンジ部13)を設けることで、優れた構造性能を確保しつつ、重ね継手部15の長さひいては接合部3の長さを短くすることが可能になる。これにより、梁1をプレキャスト化した場合に、プレキャスト部分を長くし、後打ちコンクリート4の打設量を少なくすることができ、プレキャスト化した梁1を用いて確実に施工の合理化を図ることが可能になる。
また、ヒンジ部13の梁側U字状部10の主筋6、7の基端側を後打ちコンクリート4に非定着にしているため、確実にこの非定着にしたヒンジ部13の主筋6、7を先行して降伏させることが可能になり、降伏領域を特定することが可能になる。さらに、ヒンジ部13の主筋6、7を非定着にすることで、梁1(接合部3)の主筋6、7の伸び変形性能を向上させることができ、梁1や接合部3のコンクリート4、9にひび割れや圧壊等の被害が生じることを抑制(防止)することが可能になる。
さらに、ヒンジ部13に対し、重ね継手部15側がふかし部24を備えて大断面で形成されているため、重ね継手部15側の断面二次モーメントを大きくすることができる。これにより、重ね継手部15の構造性能をさらに向上させることが可能になり、より確実にヒンジ部13の梁側U字状部10の主筋6、7を先行して降伏させることが可能になる。
また、柱側U字状部22の接合用鉄筋20、21に、梁側U字状部10の主筋6、7よりも大径の鉄筋(サイズの大きな鉄筋)を用いることで、重ね継手部15の構造性能を向上させることができ、より確実にヒンジ部13の梁側U字状部10の主筋6、7を先行して降伏させることが可能になる。
さらに、先端側がヒンジ部13に配設された添え筋16を備えていることによって、大地震などによって梁1が変形し接合部3に曲げモーメントが作用する際に、添え筋16を配設した部分の後打ちコンクリート4(及び梁1)に作用する応力を添え筋16で緩和することができる。これにより、後打ちコンクリート4(及び梁1)にひび割れなどが生じることを抑制(防止)することが可能になる。
また、後打ちコンクリート4に繊維補強コンクリートを用いることで、例えば普通コンクリートを用いた場合と比較して、接合部3の構造性能(耐力)を向上させることが可能になり、後打ちコンクリート4にひび割れなどが生じることを確実に抑制(防止)することが可能になる。
以上、本発明に係るコンクリート部材の接合構造の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、梁1の接合面1a側に、梁側U字状部10の基端側にシース管11を被せた非定着部12によってヒンジ部13を形成するようにしているが、必ずしも重ね継手部15よりも梁1の接合面1a側の梁側U字状部10の基端側を後打ちコンクリート4に非定着にしなくてもよい。すなわち、梁側U字状部10の主筋6、7に、重ね継手部15を形成する柱側U字状部22の接合用鉄筋20、21よりも小径の鉄筋を用いた場合には、梁側U字状部10の基端側(ヒンジ部13)の主筋6、7を後打ちコンクリート4に定着させても、梁1の変形によって曲げモーメントが作用した際にこの部分の主筋6、7を先行して降伏させることが可能である。このため、梁側U字状部10の基端側(ヒンジ部13)の主筋6、7を後打ちコンクリート4に定着させた場合であっても、梁1の接合面1a側の梁側U字状部10の基端側にヒンジ部13を形成することが可能であり、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、梁側U字状部10の上下一対の主筋6、7の間隔L2よりも柱側U字状部22の上下一対の接合用鉄筋20、21の間隔L1を大きくして、重ね継手部15側をふかし部24を備えて大断面にし、重ね継手部15の断面二次モーメントを大きくすることで構造性能を向上させるようにしている。これに対し、柱側U字状部22の接合用鉄筋20、21に、梁側U字状部10の主筋6、7よりも大径の鉄筋を用いることによって重ね継手部15の構造性能を確保することが可能であるため、梁側U字状部10の主筋6、7の間隔L2と、柱側U字状部22の接合用鉄筋20、21の間隔L1とを同等にしてもよい。
1 梁(一方のコンクリート部材)
1a 接合面(接合端面)
2 柱(他方のコンクリート部材)
2c 接合面
3 接合部
4 後打ちコンクリート
6 上部主筋(主筋)
7 下部主筋(主筋)
8 スターラップ
9 コンクリート
10 梁側U字状部(第1U字状部)
10a ループ部
11 シース管
12 非定着部
13 ヒンジ部(降伏ヒンジ)
14 定着部
15 重ね継手部
16 添え筋
20 接合用上段鉄筋(接合用鉄筋)
21 接合用下段鉄筋(接合用鉄筋)
22 柱側U字状部(第2U字状部)
22a ループ部
23 スターラップ
24 ふかし部
A 接合構造
H1 ヒンジ部の梁成
H2 重ね継手部の梁成
L1 上部主筋と下部主筋の間隔
L2 接合用上段鉄筋と接合用下段鉄筋の間隔
O1 材軸方向
T1 梁の幅方向
T2 柱の幅方向

Claims (6)

  1. 一方のコンクリート部材と他方のコンクリート部材の互いの接合面が対向するように一対のコンクリート部材を配置し、前記一対のコンクリート部材の接合面の間の接合部に後打ちコンクリートを打設して前記一対のコンクリート部材を接合するためのコンクリート部材の接合構造であって、
    前記一方のコンクリート部材は、該一方のコンクリート部材の接合面から材軸方向外側に向けて突出する一対の主筋の先端側同士を連結してU字状に形成した第1U字状部を備え、
    前記他方のコンクリート部材は、該他方のコンクリート部材の接合面から前記一方のコンクリート部材の材軸方向外側に向けて突出する一対の接合用鉄筋の先端側同士を連結してU字状に形成した第2U字状部を備えており、
    前記他方のコンクリート部材の接合面側に、前記第1U字状部の先端側と前記第2U字状部を重ね合わせた重ね継手部を設け、前記重ね継手部よりも前記一方のコンクリート部材の接合面側に、前記第1U字状部の主筋が先行して降伏するヒンジ部を設けて構成されていることを特徴とするコンクリート部材の接合構造。
  2. 請求項1記載のコンクリート部材の接合構造において、
    前記ヒンジ部の前記第1U字状部の主筋を前記後打ちコンクリートに非定着にして構成されていることを特徴とするコンクリート部材の接合構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンクリート部材の接合構造において、
    前記第1U字状部の前記一対の主筋の間隔よりも前記第2U字状部の前記一対の接合用鉄筋の間隔が大きくなるように前記第1U字状部と前記第2U字状部が形成され、
    前記接合部は、前記ヒンジ部に対し、前記重ね継手部側が前記材軸に直交する方向に突出するふかし部を備えて大断面で形成されていることを特徴とするコンクリート部材の接合構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のコンクリート部材の接合構造において、
    前記第2U字状部は、前記第1U字状部よりも大径の鉄筋を用いて形成されていることを特徴とするコンクリート部材の接合構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のコンクリート部材の接合構造において、
    後端側が前記一方のコンクリート部材に埋設され、先端側が前記一方のコンクリート部材の接合面から前記材軸方向外側に突出して前記ヒンジ部に配設された添え筋を備えていることを特徴とするコンクリート部材の接合構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のコンクリート部材の接合構造において、
    前記後打ちコンクリートが繊維補強コンクリートであることを特徴とするコンクリート部材の接合構造。
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