JP2010184427A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体が加熱される記録装置において、加熱処理により不可視になるインクにより媒体にマークを施しても媒体搬送情報を取得できて記録装置の制御ができるうえ、不要になったマークを消去できる記録装置及び記録方法を提供する。
【解決手段】臨界温度以上の加熱処理で不可視となるインクMIによりギザローラー43を用いて記録媒体17の裏面に微細なマークが施される。コントローラー60は、イメージセンサー51からマークが施された領域の画像を逐次取得してその画像のイメージ相関処理を行って媒体搬送情報を取得し、取得した媒体搬送情報に基づき搬送モーター53を制御する。ヒーター54,55により加熱された上流側プラテン36と記録用プラテン37は、記録媒体17を臨界温度未満の温度で加熱する。記録ヘッド21により記録が施された記録媒体17は、ヒーター56により加熱された下流側プラテン38により臨界温度以上の温度で加熱される。
【選択図】図1

Description

本発明は、媒体を搬送する搬送手段と、媒体に記録を施す記録手段とを備えた記録装置及び記録方法に関する。
従来、この種の記録装置として例えばプリンターが知られている(例えば特許文献1〜4)。プリンターは、搬送ローラー等を有する搬送手段により媒体としての用紙を搬送し、搬送された用紙に対して記録ヘッドが用紙の搬送位置に応じた画像を記録する。このため、用紙の搬送位置などの媒体搬送情報を把握する必要があるが、例えば搬送ローラーの回転を検出して媒体搬送情報を取得する構成であると、搬送ローラーと用紙との間でスリップが発生した場合に正確な媒体搬送情報が得られなくなる。そのため、スリップ等が発生しても媒体搬送情報を正確に求められることが望まれる。
例えば特許文献1には、加熱処理により不可視となるインクによるマークを、用紙検出信号とロータリーエンコーダーからの回転検出信号に基づいて用紙に印字(マーキング)するマーカー印字手段と、マークを順次読み取ってパルスを出力するマーカー読取手段とを備え、そのパルスに基づきインク吐出タイミング制御を行う構成が開示されている。このパルスは正確な媒体搬送情報となるので、用紙上の正確な位置にインクを吐出できる。そして、マークは、熱を加えることで消去される構成となっていた。
しかし、特許文献1の構成では、マークは消去されるものの、すべての記録媒体にマークを施す必要があった。例えば特許文献2には、用紙表面(粗面)にレーザー光を照射して用紙表面の微細な凹凸(紙繊維の模様(テクスチャー))による干渉縞を含む読み取り領域の画像を周期毎にイメージセンサーで取得し、周期毎の画像を比較する相関演算を行って画像中の共通部分の移動量を取得する印刷装置が開示されている。そして、周期毎の画像中の共通部分の移動量を基に、用紙の搬送位置、移動量、用紙スキューなどの媒体搬送情報を取得するようになっていた。
また、プリンターでは、用紙やフィルムに印刷したインクの乾燥を促進させるべく、プラテンをヒーター等で加熱する構成が知られている(例えば特許文献3、4)。
特開2007−1183号公報 特開2007−326245号公報 特開2007−160546号公報 国際公開WO04/094150号パンフレット
しかし、特許文献3、4のように媒体を加熱するプリンターにおいて、特許文献1で開示されたような加熱処理で不可視となるインクを用いて媒体にマークを施した場合、ヒーター等で加熱されたプラテンからの熱によって媒体上のマークが不可視となってしまう虞があった。マークが不可視となってしまうと、マーカー読取手段によるマークの読み取りができず、媒体の搬送位置などの媒体搬送情報を取得できなくなり、媒体の搬送制御ができなくなるという問題があった。
そのため、特許文献3、4のように媒体を加熱するプリンターでは、特許文献2に開示されたようなイメージセンサーで取得した周期毎の画像の相関演算により媒体搬送情報を取得する方法を採用することが有効である。しかし、媒体としてフィルムが用いられた場合、フィルムは、用紙のような微細な凹凸の表面模様(テクスチャー)がないため、特許文献2に開示された装置では、媒体の搬送位置などの媒体搬送情報を取得できないという問題があった。よって、マークを施す方法が有効であるが、加熱処理で不可視となるインクを使用しない場合、マークが印刷物に残るという問題があった。
本発明は前記問題点を鑑みてなされたものであって、その目的は、媒体が加熱される記録装置において、加熱処理により不可視になるインクにより媒体にマークを施しても媒体搬送情報を取得できて記録装置の制御ができるうえ、不要になったマークを消去できる記録装置及び記録方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、媒体に記録を施す記録装置であって、媒体を搬送する搬送手段と、臨界温度以上の加熱処理により不可視となるインクにより前記媒体にマークを施すマーキング手段と、前記マークを検出するマーク検出手段と、少なくとも前記マークの検出を終えるまでは前記媒体を前記臨界温度未満の温度で加熱する第1加熱手段と、前記加熱された媒体に液体により記録を施す記録手段と、記録が施された前記媒体を臨界温度以上で加熱する第2加熱手段と、前記マーク検出手段の検出結果から決まる媒体搬送情報に基づき前記搬送手段及び前記記録手段のうち少なくとも一方を制御する制御手段と、を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、媒体は搬送手段により搬送される。マーキング手段は、臨界温度以上の加熱処理により不可視となるインクにより媒体にマークを施す。媒体は、少なくともマークの位置が検出されるまでは第1加熱手段により臨界温度未満の温度で加熱される。そのため、マークは不可視とならずマーク検出手段により検出される。制御手段は、マーク検出手段の検出結果から決まる媒体搬送情報に基づき搬送手段及び記録手段のうち少なくとも一方を制御する。そして、加熱された媒体に記録手段により記録が施される。さらに記録が施された媒体は、第2加熱手段により臨界温度以上で加熱される。その結果、媒体上へ記録された液体が良好な記録結果が得られるように処理(例えば液体中の溶媒又は分散媒の蒸発又は揮発による液体の乾燥の促進、あるいは溶融液体の早期固化の抑制など)されるうえ、不要になったマークは不可視の状態に消去される。よって、媒体が加熱される記録装置において、加熱処理により不可視になるインクにより媒体にマークを施しても媒体搬送情報を取得して記録装置を制御できるうえ、不要になったマークを消去できる。
本発明の記録装置では、前記マーク検出手段は、前記媒体の前記マークが施された領域の画像を取得する画像取得手段であり、前記制御手段は、前記画像取得手段により取得された前記画像の変化に基づき前記媒体搬送情報を取得するものであって、前記媒体がテクスチャーを有しない第1媒体であるかテクスチャーを有する第2媒体であるかを判別する媒体判別手段をさらに備え、前記媒体が第1媒体であれば前記マーキング手段によるマークを施し、第2媒体であれば前記マーキング手段によるマークを施さないことが好ましい。
この発明によれば、媒体がテクスチャーを有しない第1媒体であるかテクスチャーを有する第2媒体であるかを媒体判別手段が判別する。媒体が第1媒体であればマーキング手段はマークを施し、第2媒体であればマークを施さない。制御手段は、画像取得手段により取得された画像の変化に基づき媒体搬送情報を取得する。すなわち、第1媒体であれば、画像中のマークの変化により媒体搬送情報が取得され、第2媒体であれば、画像中のテクスチャーの変化により媒体搬送情報が取得される。よって、テクスチャーを有しない媒体の場合も、マーキング手段がマークを施すことで、媒体搬送情報を取得して記録装置の記録のための制御を行うことができる。
本発明の記録装置では、前記搬送手段による媒体の搬送が順送りか逆送りかを判断する送り方向判断手段をさらに備え、前記マーキング手段は、前記媒体が順送りであるときには前記媒体にマークを施し、一方、前記媒体が逆送りであるときには前記媒体にマークを施さないことが好ましい。
この発明によれば、送り方向判断手段の判断結果から、媒体が順送りであるときには、マーキング手段は媒体にマークを施す。一方、媒体が逆送りであるときには、マーキング手段は媒体にマークを施さない。このため、マークが重複して施されることを回避できる。例えばマークが重複して施されたことに起因する媒体搬送情報の誤検出を回避できる。
本発明の記録装置では、前記マーキング手段は前記マークを媒体に接触して施す接触式であって、前記マーキング手段を前記媒体に対して接離させる移動手段をさらに備え、前記制御手段は前記移動手段を制御し、前記マークを施すときには前記マーキング手段を前記媒体に接触させ、前記マークを施さないときには前記マーキング手段を前記媒体から離間させることが好ましい。
この発明によれば、制御手段は、移動手段を制御し、マークを施すときにはマーキング手段を媒体に接触させる。このため、媒体にマークが施される。一方、マークを施さないときにはマーキング手段を媒体から離間させる。このため、媒体にマークは施されない。また、接触式であるため、マーキング手段のマーキングのための制御が不要である。
本発明の記録装置では、前記マーキング手段は、前記媒体の記録面と反対側の面にマークを施すものであって、ギザローラーと、前記ギザローラーの歯部に前記インクを供給するインク供給手段とを備えていることが好ましい。
この発明によれば、インク供給手段からインクが供給されたギザローラーの歯部が媒体の記録面と反対側の面に接触することで、媒体の記録面と反対側の面にマークが施される。マークが記録面と反対側の面に施されるので、記録面に施される記録に影響を与えにくい。また、ギザローラーなので、マーキング手段を比較的簡単に構成できる。
本発明の記録装置では、前記第1加熱手段は、プラテンを加熱するプラテンヒーターと、前記プラテンより搬送方向上流側で媒体を加熱するプレヒーターとを含み、前記第2加熱手段は、前記プラテンより搬送方向下流側で媒体を加熱するアフターヒーターを含むことが好ましい。
この発明によれば、プレヒーターによりプラテンより搬送方向上流側で媒体が加熱され、プラテンヒーターによりプラテンが加熱されることで媒体を加熱しつつ記録が施される。これらの加熱温度は臨界温度未満なのでマークは消去されず、記録が終わるまでの位置でマークはマーク検出手段により検出される。そして、マーク検出手段の検出結果に基づき媒体搬送情報が取得される。記録が施された媒体はプラテンより搬送方向下流側でアフターヒーターにより臨界温度以上の温度で加熱され、マークが不可視の状態に消去される。
本発明の記録装置では、前記インクの種類を判別するインク種判別手段をさらに備え、前記制御手段は、判別された前記インクの種類に応じて臨界温度未満の加熱温度と臨界温度以上の加熱温度とを決定し、決定した当該加熱温度で媒体を加熱すべく前記第1及び第2加熱手段を温度制御することが好ましい。
この発明によれば、制御手段は、インク種判別手段により判別されたインクの種類に応じて臨界温度未満の加熱温度と、臨界温度以上の加熱温度とを決定し、決定した加熱温度で媒体を加熱すべく第1及び第2加熱手段を温度制御する。よって、インク種に応じた適切な温度で媒体を加熱することで、媒体の加熱と、媒体のマークによる媒体搬送情報の取得とを両立できる。
本発明は、搬送中の媒体に記録を施す記録方法であって、臨界温度以上の加熱処理により不可視となるインクにより媒体にマークを施すマーキングステップと、前記マークを検出するマーク検出ステップと、少なくとも前記マークの検出を終えるまで前記媒体を前記臨界温度未満の温度で加熱する第1加熱ステップと、前記臨界温度未満の温度で加熱された前記媒体に記録を施す記録ステップと、記録が施された前記媒体を臨界温度以上で加熱する加熱ステップと、を備えたことを要旨とする。この発明によれば、記録装置の発明と同様の効果を得ることができる。
一実施形態におけるプリンターの概略構成及び電気的構成を示す模式側面図。 プリンターの斜視図。 マークが施されたフィルムの裏面を示す部分底面図。 マーキング装置の側断面図を示し、(a)は上昇時、(b)は下降時をそれぞれ示す。 マーキング装置の正断面図。 ヒーター制御ルーチンのフローチャート。 搬送制御ルーチンのフローチャート。 変形例のプリンターの要部を示す模式側面図。
以下、本発明をインクジェット式プリンターに適用した一実施形態を、図1〜図7に従って説明する。図2は、本実施形態に係るプリンターの外観を示す斜視図である。
本実施形態における記録装置としてのプリンター11は、インクジェット式プリンターである。本体12の背面側には給送装置13が設けられており、シートフィーダ14にセットされた単票紙や単票フィルム、あるいはロール支持部15にセットされたロール16から繰り出される長尺紙(ロール紙)や長尺フィルム等の記録媒体17が本体12内に給送される。
本体12の中央に設けられたカバー18の内側には印刷機構(図示せず)が設けられており、この印刷機構の作動により印刷が施された記録媒体17が、本体12の前側下部に開口する排出口19から排出される。詳しくはカバー18の下側には記録ヘッド21(図1を参照)が設けられ、搬送装置22(図1を参照)により搬送される記録媒体17に、記録ヘッド21のノズルからインク滴を1行分(1ライン分)ずつ吐出することで印刷が施され、その印刷済みの記録媒体17が排出口19から排出される。
プリンター11は、ホストコンピューター(図示せず)から受信した印刷データーに基づく文書や画像の印刷が可能である。また、プリンター11は、本体12に設けられたスロット23に挿着されたメモリーカード24から読み込んだ画像データーに基づく画像の印刷も可能となっている。
図2に示すように、本体12の上面右側にはユーザーインタフェース(UI)として機能する操作パネル25が備えられている。操作パネル25は、操作部26と表示部27(液晶表示部)とを有する。メモリーカード24から読み込んだ画像を印刷するときには、操作部26の操作で選択した印刷対象の画像を表示部27で確認したうえで、操作部26で印刷条件の設定操作及び印刷実行操作を行うことで印刷が行われる。
ここで、プリンター11は、ホストコンピューターから印刷データーを受信した場合は、印刷データーのヘッダーから印刷条件情報を取得可能であり、一方、メモリーカード24から読み込んだ画像を印刷する場合は、操作部26で設定された印刷条件情報を取得可能となっている。そして、プリンター11は、その取得した印刷条件情報から、記録媒体17の種類(媒体種)やサイズ等の記録媒体情報を取得する。記録媒体17の種類には、第1媒体としてのフィルム17A(単票フィルム、長尺フィルム)と、第2媒体としての紙媒体17B(単票紙、長尺紙(ロール紙))との2種類が少なくともある。
図1は、プリンターの概略構成及び電気的構成を示す模式図である。なお、図1は、ロール状の記録媒体(紙媒体又はフィルム)に印刷を行う場合の例で示している。
図1に示すように、プリンター11は、記録媒体17の搬送を行う搬送装置22と、インクジェット方式で記録媒体17に印刷を施す記録ユニット29とを備えている。搬送装置22は、ロール支持部15に支持されたロール16から繰り出された記録媒体17を搬送するために、搬送方向上流側(図1の右側)から順番に配置された、第1搬送ローラー対31、第2搬送ローラー対32、第3搬送ローラー対33及び第4搬送ローラー対34を備えている。
第1〜第4搬送ローラー対31〜34は、それぞれ駆動ローラー31a〜34aと従動ローラー31b〜34bとの一対で構成される。駆動ローラー31a〜34aと従動ローラー31b〜34b間に記録媒体17がニップされた状態で、駆動ローラー31a〜34aの回転に従動ローラー31b〜34bが従動回転することで、記録媒体17の搬送(給送、搬送、排出)が行われる。
記録媒体17の搬送経路の下側には、記録媒体17を支持する上流側プラテン36、記録用プラテン37及び下流側プラテン38が、搬送方向上流側からこの順番で配置されている。詳しくは、上流側プラテン36は、搬送方向において第1搬送ローラー対31と第2搬送ローラー対32との間の領域に配置され、記録媒体17の主に給送中の部分を支持する。
記録用プラテン37は、搬送方向において第2搬送ローラー対32と第3搬送ローラー対33との間の領域に配置され、記録媒体17の主に記録中(印刷中)の部分を支持する。
また、下流側プラテン38は、搬送方向において第3搬送ローラー対33と第4搬送ローラー対34との間の領域に配置され、記録媒体17の印刷が終わって排出中の部分を支持する。なお、本実施形態では、下流側プラテン38は、記録媒体17が摺動する支持面(上面)が下流側ほど低くなる斜面に形成されている。
記録用プラテン37の上方に配置された記録ユニット29は、その下部に記録ヘッド21を有している。記録ヘッド21の下面であるノズル形成面21aには、複数のノズルが一定ピッチの1列配置又は千鳥配置で配列されてなるノズル列がインク色の数と同数列形成されている。記録用プラテン37は、記録ヘッド21と記録媒体17とのギャップを規定する機能を有している。図示しないインクカートリッジから供給された各色のインクが記録ヘッド21の色別のノズルから記録媒体17の表面に向けて吐出されることで、記録媒体17への印刷が行われる。
なお、プリンター11がシリアル式プリンターである場合、記録ユニット29は、主走査方向に移動可能なキャリッジとキャリッジの下部に固定された記録ヘッド21とにより構成される。また、プリンター11がライン式プリンターである場合、記録ユニット29は、媒体幅方向(図1における紙面直交方向)に印刷可能な範囲として設定された印刷領域のほぼ全域に亘って複数のノズルが配置された記録ヘッド21を下部に配置する状態で本体フレームに例えば昇降可能に支持されている。
図1に示すように、記録用プラテン37より搬送方向上流側の所定位置には、マーキング装置40が配置されている。図1に示すように、マーキング装置40は、本体フレーム12aの底面に固定された筒状又は一対よりなるガイド部材41と、ガイド部材41に案内されて上下方向にスライド可能なタンク42と、タンク42に回転自在に支持されたギザローラー43と、タンク42を昇降させる移動手段としての昇降装置44とを備えている。
ここで、マーキング装置40について詳細に説明する。図4は、マーキング装置40の動作を説明する模式側断面図である。図4(a)はギザローラーがマーキング位置に上昇した状態、図4(b)はギザローラーが退避位置に下降した状態を示す。また、図5にマーキング装置の模式正断面図を示す。
図1、図4及び図5に示すように、昇降装置44は、タンク42の底面(裏面)に当接する偏心カム45と、偏心カム45を回転駆動させる電動モーター46とを備えている。偏心カム45は、電動モーター46の駆動軸に固定された回転軸47の先端部に固定されている。偏心カム45は、その回転中心から外周面(カム面)までの距離(径)が連続的に変化する所定形状を有し、その偏心位置に回転軸47が連結されている。
電動モーター46が正転・逆転駆動されて、偏心カム45が所定回動範囲内で往復回動することで、偏心カム45に当接したタンク42がガイド部材41に沿って上下方向にスライドし、このスライドによりギザローラー43の上下動が可能となっている。すなわち、電動モーター46が正転駆動されると、偏心カム45が図4(b)示す横倒位置から、反時計方向へ回動してタンク42は持ち上げられて(上昇して)、ギザローラー43は図4(a)に示すマーキング位置に配置される。また、ギザローラー43がマーキング位置にある状態で、電動モーター46が逆転駆動されると、偏心カム45が図4における時計方向へ回動してタンク42が下降することにより、ギザローラー43が図4(b)に示す退避位置に配置されるようになっている。
図5に示すように、ギザローラー43の回転軸48は、タンク42の両側壁部に軸受49を介して回転可能に支持されている。タンク42内には、臨界温度以上の加熱処理で不可視となるインクMIが、ギザローラー43の下部を浸漬する液面となる量だけ貯留されている。ギザローラー43がマーキング位置に配置された状態では、ギザローラー43の先端の尖った突起43a(ギザ歯)が記録媒体17の裏面に接触し、記録媒体17が搬送されるときにギザローラー43が従動回転することで、突起43aに付着したインクMIが記録媒体17の裏面に転写されて微小なマーク75(図3を参照)が付与されるようになっている。突起43aはギザローラー43の周方向に一定ピッチで設けられているため、記録媒体17(フィルム17A)の裏面には搬送方向に一定ピッチのマーク75(図3を参照)が形成されるようになっている。
本実施形態では、ギザローラー43へインクMIを供給するためのタンク42(インク供給手段)と、記録媒体17の搬送に伴って従動回転してインクMIのマーク75(図3に示す)を突起43aで付けるギザローラー43とにより、マーキング手段50が構成される。なお、記録媒体17が印刷開始位置に頭出しされるまでの搬送途中で記録媒体の搬送位置を把握できる限りにおいて、マーキング装置40とイメージセンサー51の配置位置は適宜変更できる(但し、マーキング装置40は常にイメージセンサー51よりも搬送方向上流側に配置)。この配置条件を満たせば、記録媒体を一旦逆送りするなどの無駄な搬送動作を伴わずに記録媒体17を頭出しできる。
また、図1に示すように、マーキング装置40よりも搬送方向下流側の位置であって、かつ記録ヘッド21の記録位置より搬送方向上流側の位置には、ギザローラー43により付されたマーク75を読み取るイメージセンサー51が配置されている。イメージセンサー51は、記録媒体17の裏面に照射した光の反射光を受光することによりマークが付された領域の画像を取得する。
プリンター11には、ロール16を繰り出し駆動させる給送用モーター52、第1〜第4搬送ローラー対31〜34の駆動ローラー31a〜34aを駆動させる搬送モーター53(但し、図1では駆動ローラー32aへの動力伝達経路のみ破線で図示)が設けられている。
また、プリンター11には、上流側プラテン36を加熱するためのプレヒーター54と、記録用プラテン37を加熱するためのプラテンヒーター55と、下流側プラテン38を加熱するためのアフターヒーター56とが備えられている。
また、プリンター11は、プリンター11を統括制御するコントローラー60を備える。コントローラー60は、例えばマイクロコンピューター61を内蔵している。マイクロコンピューター61は、CPU62、メモリー63及びカウンター64を備える。メモリー63は、例えばROM及びRAMにより構成されており、ROMには図6にフローチャートで示されるヒーター制御ルーチン及び図7にフローチャートで示される搬送制御ルーチンのプログラム等が記憶されている。RAMには、CPU62の演算結果が一時的に記憶されたり、印刷データーなどが一時記憶されたりする。また、カウンター64は、記録媒体17の搬送位置を計数するためのものである。
本実施形態のCPU62は、イメージセンサー51から逐次取得した画像を基に記録媒体17の移動方向及び移動量を取得する。詳しくは、CPU62は、イメージセンサー51から逐次取得した画像の比較処理(イメージ相関処理)を行って、画像中のマーク75(図3を参照)の位置の推移から規定される記録媒体17の移動方向及び移動量を取得する。そして、CPU62は記録媒体17の順送り方向(搬送方向下流側)への単位ピッチの移動を検出する度にカウンター64をインクリメントし、逆送り方向(搬送方向上流側)への単位ピッチの移動を検出する度にカウンター64をデクリメントする。これによりCPU62は、記録媒体17の搬送位置(媒体搬送情報)をカウンター64の計数値として取得する。
CPU62は、ヘッド駆動回路65を介して記録ヘッド21に接続されている。CPU62は、ホストコンピューター(図示せず)から受信した印刷データー、あるいはメモリーカード24から読み込んだ画像データーに基づき生成した印刷データーに基づく吐出駆動データーをヘッド駆動回路65に出力することにより記録ヘッド21のノズルからインク滴を吐出させる。
また、CPU62は、モーター駆動回路66を介して給送用モーター52を駆動制御する。給送用モーター52が正転駆動されると、ロール支持部15が繰り出し方向に回転してロール16から記録媒体17が繰り出される。一方、給送用モーター52が逆転駆動されると、ロール支持部15が巻取り方向に回転して記録媒体17がロール16に巻き取られる。
また、CPU62は、モーター駆動回路67を介して搬送モーター53を駆動制御する。搬送モーター53が正転駆動されると、第1〜第4搬送ローラー対31〜34が記録媒体17を図1における左方向に搬送可能(順送り可能)な回転方向に回転駆動されて、記録媒体17の給送・搬送・排紙が行われる。一方、搬送モーター53が逆転駆動されると、第1〜第4搬送ローラー対31〜34が記録媒体17を図1における右方向に搬送可能(逆送り可能)な回転方向に回転駆動されて、記録媒体17の逆送り(バックフィード)が行われる。
例えば、記録媒体17への印刷が終了した場合は、記録媒体17を搬送方向下流側へ送って、排出口19から出た印刷部分の上流端付近で記録媒体17を切断する。その後、次の印刷のためにその切断位置を先端とする記録媒体17の頭出しを行うために、記録媒体17を逆送りさせる。記録媒体17の逆送りは、給送用モーター52及び搬送モーター53が逆転駆動されることにより行われる。
また、CPU62は、ヒーター駆動回路68,69,70を介して、プレヒーター54、プラテンヒーター55及びアフターヒーター56をそれぞれ温度制御する。各プラテン36〜38には、それぞれの表面温度を検出するための温度センサ71〜73が設けられている。CPU62は温度センサ71〜73からの検出温度に基づいて各プラテン36〜38の各表面温度をそれぞれ加熱温度T1〜T3としうる各指令値をヒーター駆動回路68〜70に個別に出力することで、各ヒーター54〜56の温度制御を行う。
プレヒーター54により加熱される上流側プラテン36は、記録媒体17のうち給送中の部分を予備加熱する。プラテンヒーター55により加熱される記録用プラテン37は、記録媒体17のうち印刷が施される前後の部分を加熱する。アフターヒーター56により加熱される下流側プラテン38は、記録媒体17のうち印刷が施された部分を加熱することにより、記録媒体17上のインク(記録用のインク)を強制乾燥する。
ここで、インクの強制乾燥のためには、記録媒体17のうち印刷が施された部分を加熱すればよいが、記録媒体17の印刷が施された部分を目標加熱温度に昇温するまでに時間を要する。そのため、印刷前の搬送中の段階から記録媒体17を予備加熱するようにしている。従って、予備加熱温度は強制乾燥時の目標加熱温度ほど高くする必要はなく、印刷後の記録媒体17を速やかに目標加熱温度へ昇温できる程度の温度であればよい。
また、記録媒体17が、インクを吸収する紙媒体17Bであれば、インクの乾燥速度は比較的速い。しかし、フィルム17Aの場合、インクは吸収されずその表面に溜まるため乾燥しにくい。そのため、本実施形態では、フィルムの場合は、必ず各ヒーター54〜56で各プラテン36〜38を加熱し、各プラテン36〜38の熱でフィルム17Aを加熱することで記録面上のインクの乾燥速度を促進させるようにしている。
ここで、マーク75に使用されるマーキング用インクMIは、臨界温度Tcri以上の加熱処理で不可視となるインクである。このインクMIは種類によって臨界温度Tcriが異なる。マーキング手段50がフィルム17Aの裏面にインクMIのマーク75を付けてから、そのマーク75がイメージセンサー51により読み取られるまでの間は少なくともマーク75を可視状態に保持する必要がある。そのため、上流側プラテン36の加熱温度T1と、記録用プラテン37の加熱温度T2は、インクMIの臨界温度Tcri未満の値に設定されるようにしている。また、イメージセンサー51により画像が読み取られた後のマーク75を加熱処理により消去するようにしている。このため、下流側プラテン38の加熱温度T3は、インクMIの臨界温度Tcri以上の値に設定されるようにしている。
このようにフィルムの場合、各プラテン36〜38の加熱温度T1〜T3を、インクMIの臨界温度Tcriを考慮して設定する必要がある。このため、各プラテン36〜38の加熱温度T1〜T3は、フィルムと紙媒体との媒体種毎に設定される。メモリー63には、各プラテン36〜38の加熱温度を決めるために参照すべき温度テーブルとして、フィルム用の温度テーブルと紙媒体用の温度テーブルとが記憶されている。
ユーザーは操作部26を操作することでプリンター11にマーキング用インクMIの種類を入力設定できるようになっており、その入力設定されたインク種の情報はメモリー63の所定記憶領域に記憶される。CPU62は、印刷実行の指令を受け付ける度に、印刷データーのヘッダー中の印刷条件情報、あるいは操作部26で設定された印刷条件情報から媒体種を判断する。さらにCPU62は、媒体種が「フィルム」であれば、印刷条件情報中の記録媒体情報からフィルム種(材質及び厚み)を取得し、媒体種が「紙媒体」であれば、印刷条件情報中の記録媒体情報から紙種(材質及び厚み)を取得する。CPU62は、取得したフィルム種又は紙種の情報をメモリー63の所定記憶領域に一時記憶する。
フィルム用の温度テーブルは、マーキング用インクMIの種類及びフィルム種と、各プラテン36〜38の加熱温度T1〜T3との対応関係を示すテーブルデータである。媒体種がフィルムである場合、CPU62は、メモリー63の所定記憶領域からマーキング用インクMIの種類及びフィルム種(材質及び厚み)を読み出し、インクMIの種類及びフィルム種(材質及び厚み)を基にフィルム用の温度テーブルを参照して、そのインク種及びフィルム種に応じた各プラテン36〜38の加熱温度T1〜T3を決定するようになっている。
フィルム用の温度テーブルにおける加熱温度T1〜T3は、臨界温度Tcriとの関係から、T1,T2<Tcri<T3の関係に設定されている。T1とT2については、T2<T1、T1=T2、T2<T1のいずれでもよい。但し、記録ヘッド21のノズル内のインクは、記録用プラテン37からの熱で増粘しやすくなるので、記録用プラテン37の加熱温度T2は臨界温度Tcri未満かつノズル内のインクの増粘にさほど影響しない所定加熱温度以下の低めの値に設定されている。
また、加熱温度T1,T2のばらつきによって、マーク75が臨界温度Tcri以上に加熱されて消去されてしまうことのないように、加熱温度T1,T2は、臨界温度Tcriと所定温度(例えば5℃)以上の温度差が確保される値に設定されている。また、加熱温度T3のばらつきによって、マーク75が臨界温度以上に加熱されず消去されなくなる事態を防ぐため、加熱温度T3は、臨界温度Tcriとの温度差が所定温度(例えば5℃)以上確保される値に設定されている。
フィルムの場合、T1,T2<Tcri<T3の温度条件は必須であるが、この温度条件範囲内でフィルム種に応じた加熱温度T1〜T3が設定されるようにしている。例えば熱伝導率の小さなフィルム材質であるものほど、かつフィルム厚の厚いものほど、温度条件範囲内でより高い加熱温度T1〜T3が設定されるようにしている。このようにフィルム用の温度テーブルは、同じフィルムでもその材質や厚みの違いに応じた適切な加熱温度T1〜T3が選択されるように設定されている。
また、媒体種が、インクMIのマークが施されない紙媒体の場合、メモリー63の紙媒体用の温度テーブルを参照して紙種(紙種及び厚み)に応じた所定温度が設定される。なお、紙媒体のときには記録用インクが比較的乾燥しやすいことから、紙媒体用の温度テーブルでは、一部又はすべての紙媒体種において各プラテン36〜38の表面温度を常温に設定してもよい。このように、本実施形態では、媒体種(紙媒体/フィルム)、材質、厚みに応じた各プラテン36〜38の設定温度が選択される。
図3は、フィルムの裏面にマークが付けられた領域の部分を示すフィルムの底面図である。図3に示すように、フィルム17Aの裏面には一定ピッチでインクMIによるマーク75が施される。図3において一点鎖線で囲まれた領域がイメージセンサー51の読取領域76である。ギザローラー43の突起43aのピッチは、イメージセンサー51の読取領域76内にマーク75が少なくとも2点位置するように設定されている。
このため、CPU62は、イメージセンサー51から逐次取得した少なくとも2点のマーク75を含む画像を用いて比較処理(イメージ相関処理)を行って、マーク75の位置の推移から規定されるフィルム17Aの移動方向及び移動量を逐次取得する。CPU62は、記録媒体17の順送り方向の単位ピッチの移動を検出する度にカウンター64をインクリメントし、記録媒体17の逆送り方向の単位ピッチの移動を検出する度にカウンター64をデクリメントする。そのため、カウンター64には、記録媒体17の搬送位置に応じた計数値が計数される。これによりCPU62は、記録媒体17の搬送位置をカウンター64の計数値として取得する。そして、CPU62は、搬送制御ルーチンの中で、記録媒体17の搬送位置を取得する処理と、搬送位置に基づく搬送モーター53の搬送制御及び記録ヘッド21のインク吐出制御とを行う。なお、テクスチャーを有する紙媒体17Bの場合も、CPU62はイメージセンサー51から逐次取得した画像の比較処理を同様に行って、画像中のテクスチャーの位置の推移から把握される紙媒体17Bの移動方向及び移動量に基づきカウンター64の計数処理を行うことで、記録媒体17の搬送位置(媒体搬送情報)を取得する。
次に上記のように構成されたプリンターの記録動作について説明する。CPU62は、ヒーター制御ルーチン(図6)及び搬送制御ルーチン(図7)の各プログラムを実行する。まず、プリンター11におけるヒーター制御について図6に従って説明する。
まずステップS10では、記録媒体17(ターゲット)がフィルムであるか否かを判断する。記録媒体17がフィルムであればステップS20に進み、フィルムでなければ(つまり紙媒体(単票紙やロール紙)などテクスチャーを有する媒体であれば)ステップS60に進む。
ステップS20では、マーキング用インクの種類を取得する。すなわち、CPU62はメモリー63の所定記憶領域からインク種の情報を読み出し、マーキング用インクMIの種類を取得する。
ステップS30では、各プラテンの加熱温度T1〜T3を取得する。すなわち、CPU62は、マーキング用インクMIのインク種、及びメモリー63の所定記憶領域から読み出したフィルム種(材質及び厚み)に基づき、メモリー63中のフィルム用の温度テーブルを参照して、各プラテン36〜38の加熱温度T1〜T3を取得する。このとき、加熱温度T1,T2は臨界温度Tcri未満の値、加熱温度T3は臨界温度Tcri以上の値としてそれぞれ取得される(T1,T2<Tcri<T3)。
ステップS40では、プレヒーター54とプラテンヒーター55を、プラテン36,37が臨界温度Tcri未満の加熱温度T1,T2になるように温度制御する。すなわち、CPU62は、温度センサ71,72からの検出温度が加熱温度T1,T2になるように、プレヒーター54及びプラテンヒーター55をそれぞれ温度制御する。
ステップS50では、アフターヒーター56を、下流側プラテン38が臨界温度Tcri以上の加熱温度T3になるように温度制御する。すなわち、CPU62は、温度センサ73からの検出温度が加熱温度T3になるように、アフターヒーター56を温度制御する。このようにヒーター温度制御によって、プラテン36〜38の表面が加熱温度T1〜T3に加熱されるため、これらの表面を摺動しつつ搬送されるフィルム17Aは、それぞれ対応する領域で加熱温度T1〜T3に加熱される。
一方、記録媒体17がフィルム以外の場合、すなわちテクスチャーを有する紙媒体17Bの場合は、ステップS60において、各ヒーター54〜56を、各プラテン36〜38が紙媒体17Bの紙種及び厚みに応じた所定温度になるように温度制御する。すなわち、CPU62は、紙種及び厚みに基づきメモリー63中の紙媒体用の温度テーブルを参照してプラテン36〜38の所定温度を取得し、各プラテン36〜38の表面温度がそれぞれの所定温度になるように各ヒーター54〜56を温度制御する。なお、紙媒体の種類によって所定温度が常温に設定されている場合は、各ヒーター54〜56を通電しない。例えばインクが乾燥しやすい紙媒体17Bであって特に表面にコーティングなどが施されていないものは、基本的に加熱をしない。表面にコーティングなどが施されて比較的にインクが乾燥しにくい種類の紙媒体に限り、プラテン36〜38を加熱する。このようにヒーター温度制御によって、プラテン36〜38の表面が所定温度に温度制御されるため、これらの表面を摺動しつつ搬送される紙媒体17Bは、それぞれ対応する領域で所定温度に加熱又は常温保持される。
次に記録媒体17の搬送制御について図7に従って説明する。
まずステップS110では、記録媒体17(ターゲット)がフィルムであるか否かを判断する。つまり、記録媒体17がテクスチャーを有しない記録媒体かテクスチャーを有する記録媒体かを判断する。記録媒体17がフィルムであれば(テクスチャーを有しない記録媒体であれば)ステップS120に進み、フィルムでなければ(つまり紙媒体(単票紙やロール紙)などテクスチャーを有する記録媒体であれば)ステップS140に進む。なお、ステップS110の処理を実行するCPU62により、媒体判別手段が構成される。
ステップS120では、逆送り(バックフィード)であるか否かを判断する。逆送りでなければ(つまり順送りであれば)ステップS130に進み、逆送りであればステップS140に進む。なお、ステップS120の処理を実行するCPU62により、送り方向判断手段が構成される。
ステップS130では、マーキング手段50を上昇させる。このため、記録媒体17の種類(媒体種)が「フィルム」(テクスチャーを有しない記録媒体)であって、かつ搬送が「順送り」のときには、ギザローラー43がマーキング位置に配置されてフィルム17Aの裏面にギザローラー43の従動回転によって一定ピッチの微細なマーク75が付けられる。
一方、ステップS140では、マーキング手段を下降させる。このため、記録媒体17の種類(媒体種)が「フィルム」でない場合(テクスチャーを有する記録媒体である場合)には、ギザローラー43が退避位置(下降位置)に配置されることで、記録媒体17(紙媒体17B)の裏面にマーク75が付けられることはない。また、記録媒体17の種類(媒体種)が「フィルム」であっても、搬送が「逆送り」のときには、ギザローラー43が退避位置に配置される。このため、ギザローラー43が順送り過程で既に付けたマークに重複して、逆送り時にマークを付けることが回避される。重複してマーク75が付けられないため、例えばマーク75の重複に起因する搬送位置の誤検出の心配や、マーキング用インクMIの無駄な消費が抑えられる。
ステップS150では、イメージセンサー51で読み取った画像に基づき記録媒体17の搬送位置を取得する。記録媒体17が「フィルム」以外の紙媒体17Bである場合、CPU62はイメージセンサー51から逐次取得した画像の比較処理(イメージ相関処理)を行って、画像中のテクスチャーの位置の推移から決まる紙媒体17Bの移動方向と移動量を把握する。そして、その把握結果から紙媒体17Bの単位ピッチの移動を検出する度にカウンター64の計数処理を行って、紙媒体17Bの搬送位置をカウンター64の計数値として取得する。一方、記録媒体17がフィルムである場合、CPU62はイメージセンサー51から逐次取得した画像の比較処理(イメージ相関処理)を行って、微細なマーク75の位置の推移から決まるフィルム17Aの移動方向と移動量を把握する。そして、その把握結果からフィルム17Aの単位ピッチの移動を検出する度にカウンター64の計数処理を行って、フィルム17Aの搬送位置をカウンター64の計数値として取得する。
ステップS160では、記録媒体17の搬送位置に基づき搬送制御を行う。すなわち、CPU62は、搬送モーター53を速度制御し、指定された搬送速度Vで記録媒体17を搬送する。例えばプリンター11がシリアル式プリンターである場合、CPU62は次行までの搬送量に応じた目標速度(定速度)を求め、その目標速度の搬送を行うための速度プロファイルを規定する速度テーブルをメモリー63から読み出し、その速度テーブルを参照して、搬送位置に対応する目標速度の指令値をモーター駆動回路67へ逐次出力して搬送モーター53を所定の速度プロファイルで速度制御する。そして、搬送モーター53の駆動開始時の搬送位置からのカウンター64の計数値が指定の搬送量に相当する値だけ増えた位置で搬送モーター53の駆動を停止させる。
また、プリンター11がライン式プリンターである場合、CPU62は、記録媒体17の搬送位置(カウンター64の計数値)を単位時間毎に逐次取得してその取得した値を基に記録媒体17の搬送速度を求め、その求めた搬送速度が目標速度(一定速度)になるように搬送モーター53を速度制御する。例えば搬送ローラー対31〜34と記録媒体17との間の滑り(スリップ)が原因で搬送速度が目標速度から低下しても、目標速度に戻すように搬送モーター53が制御されるので、記録媒体17は目標速度で搬送される。
さらに、CPU62は、記録媒体17の搬送位置に基づき記録ヘッド21のインク吐出タイミングを決めており、カウンター64の計数値から把握される搬送位置に同期したインク吐出タイミングとなるように生成した印字タイミングパルス信号をヘッド駆動回路65へ出力することで、記録ヘッド21のインク吐出制御を行う。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)フィルム17Aの裏面に接触するギザローラー43を従動回転させてフィルム17Aの裏面に微小なマーク75を一定ピッチで付け、そのマーク75の施された領域をイメージセンサー51で逐次読み取った画像の比較処理(イメージ相関処理)結果に基づいて記録媒体17の搬送位置を取得する。このため、テクスチャーを有しないフィルム17Aに印刷を施す場合も、テクスチャーを有する紙媒体17Bに印刷する場合と同様に媒体搬送情報として記録媒体17の搬送位置を取得でき、取得した搬送位置に基づき搬送モーター53を制御することで記録媒体17の搬送制御を行うことができる。
(2)ギザローラー43によりマーク75を付ける構成であるため、マーク75は微小で目立たず、印刷品質にも影響しない。
(3)記録媒体17がテクスチャーを有しないフィルムの場合は、ギザローラー43を記録媒体17と接触するマーキング位置に配置し、一方、テクスチャーを有する紙媒体の場合は、ギザローラー43を記録媒体17から離間した退避位置に配置する構成とした。このため、テクスチャーを有する記録媒体17に徒にマーク75を付けることを回避できる。例えばマーキング用インクMIの無駄な消費を抑えることができる。
(4)記録媒体17がテクスチャーを有しないフィルムであっても、逆送り(バックフィード)時には、マーキング手段50を退避位置に配置してマーク75を施さない構成とした。このため、順送り時に付けたマーク75と重複してマーク75を付けてしまう事態を回避できる。例えば順送り時と逆送り時にマーク75が僅かにずれて付いたことに起因する搬送位置の誤検出の心配を回避できる。また、重複してマーク75を付けないことから、マーキング用インクMIの無駄な消費を抑えることができる。
前記実施形態は上記に限定されず、以下の態様に変更することもできる。
(変形例1)図8に示すように、マーキング手段としてインクジェット式記録ヘッド80を採用してもよい。この場合、媒体種を判断して、テクスチャーを有しないフィルム17A(第1媒体)であれば、記録ヘッド80からマーキング用インクMIを噴射してフィルム17Aの裏面に断続的にマークを付ける。一方、テクスチャーを有する紙媒体17B(第2媒体)であれば、記録ヘッド80からのインクMIの噴射は行わない。この構成によれば、記録ヘッド80の噴射制御が必要になるものの、昇降手段を設けなくても、インクMIの噴射の有無によってマークの有無を切り替えることができる。もちろん、記録ヘッド80は、他の記録方式でもよく、例えばドットインパクト方式を採用してもよい。さらに、マークを付ける方法は適宜変更でき、例えばブラシ等を用いた塗布でもよい。
(変形例2)記録用プラテン37を臨界温度以上の温度に加熱してもよい。イメージセンサー51を記録用プラテン37の搬送方向上流側に配置すれば問題なく、しかも記録が施された媒体を早期に臨界温度以上の温度で加熱してインクを速やかに乾燥させることができる。
(変形例3)第1及び第2加熱手段は、ヒーターの熱によりプラテンを加熱する構成に限定されない。例えば高周波(例えばマイクロ波)を用いて加熱する高周波加熱手段、オイルヒーターなどを用いてもよい。また、第1加熱手段と第2加熱手段の加熱方式が異なってもよい。例えばヒーターと高周波加熱の組合せでもよい。さらに、媒体が摺動するプラテンを加熱する熱伝導加熱方式に限定されず、輻射加熱方式や温風加熱方式など他の加熱方式も採用できる。
(変形例4)前記実施形態では、媒体搬送情報としての搬送位置に基づき、搬送モーターの搬送制御と、記録ヘッドのインク吐出制御とを行ったが、このうち搬送モーターの搬送制御のみ、あるいは記録ヘッドのインク吐出制御のみを行う構成も採用できる。
(変形例5)媒体搬送情報は、媒体の滑りや弛みなどの異常搬送情報であってもよい。そして、異常搬送情報に基づきその異常を無くすための搬送手段の補正制御を行ったり、搬送を非常停止させる搬送制御を行ったりしてもよい。
(変形例6)さらに、媒体の位置制御や速度制御などの搬送制御以外に、媒体搬送情報(搬送位置)に基づき媒体を切断するカッタ装置の駆動制御を併せて行ってもよい。
(変形例7)搬送方向上流側から、マーキング手段、マーク検出手段、第2加熱手段の順番に配置されれば、これらの配置位置は適宜変更できる。また、マーキング手段は、第1加熱手段よりも搬送方向上流側に配置することもできる。
(変形例8)マークを施す媒体の一面とは、媒体の裏面に限定されない。媒体の表面にマークを施してもよい。またマークが媒体の一面に施されれば足り、媒体の両面にマークを施してもよい。さらに媒体がシート状でなく高さを有する形状(例えば直方体や円柱、錘体など)の場合、媒体の側面にマークを施してもよい。
(変形例9)マーキング手段を制御手段で制御しない構成も採用できる。記録中は媒体種や送り方向によらずマーキング手段はマーキング位置に固定され、媒体にマークを常時施す構成も採用できる。
(変形例10)マーク検出手段はイメージセンサー51等の二次元の画像を取得する画像取得手段に限定されない。マークを検出してパルスを出力する1次元イメージセンサーでもよい。
(変形例11)2次元イメージセンサーを用いてその取得画像のイメージ相関処理を行って媒体搬送情報を得る構成の場合、マークは搬送方向に一定ピッチで施さなくてもよい。例えばマーキング手段は、ローラーの周面上にランダムに突起が形成された構成で、そのローラーを媒体に押し当てることでインクMIによる微細なマークをランダムに施す構成でもよい。
(変形例12)記録装置はシリアルプリンターやラインプリンターに限定されず、ページプリンターに適用してもよい。また、インクジェット式プリンターに限定されず、ドットインパクト式プリンターに適用してもよい。
(変形例13)前記実施形態では、記録装置をインクジェット式のプリンターとして具体化したが、インク以外の他の液体(液滴)を吐出する液体噴射装置にも適用してよい。ここで、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を基板などの媒体に噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を媒体に噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械(媒体)を搬送しつつピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板(媒体)上に噴射する液体噴射装置、基板などの媒体をエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…記録装置としてのプリンター、13…給送装置、15…ロール支持部、16…ロール、17…媒体(ターゲット)としての記録媒体、21…記録手段を構成する記録ヘッド、22…搬送装置、29…記録手段としての記録ユニット、31〜34…搬送手段を構成する搬送ローラー対、31a〜34a…駆動ローラー、31b〜34b…従動ローラー、36…上流側プラテン、37…プラテンとしての記録用プラテン、38…下流側プラテン、40…マーキング装置、41…ガイド部材、42…マーキング手段を構成するタンク、43…マーキング手段を構成するギザローラー、43a…歯部としての突起(ギザ歯)、44…移動手段としての昇降装置、45…偏心カム、46…電動モーター、50…マーキング手段、51…マーク検出手段及び画像取得手段としてのイメージセンサー、52…給送用モーター、53…搬送手段を構成する搬送モーター、54…プレヒーター、55…プラテンヒーター、56…アフターヒーター、60…制御手段としてのコントローラー、61…マイクロコンピューター、62…制御手段を構成するとともに媒体判別手段及び送り方向判断手段としてのCPU、63…メモリー、64…カウンター、65…ヘッド駆動回路、66,67…モーター駆動回路、68〜70…ヒーター駆動回路、75…マーク、76…読取領域、MI…インクとしてのマーキング用インク、T1,T2…臨界温度未満の加熱温度、T3…臨界温度以上の加熱温度、Tcri…臨界温度。

Claims (8)

  1. 媒体に記録を施す記録装置であって、
    媒体を搬送する搬送手段と、
    臨界温度以上の加熱処理により不可視となるインクにより前記媒体にマークを施すマーキング手段と、
    前記マークを検出するマーク検出手段と、
    少なくとも前記マークの検出を終えるまでは前記媒体を前記臨界温度未満の温度で加熱する第1加熱手段と、
    前記加熱された媒体に液体により記録を施す記録手段と、
    記録が施された前記媒体を臨界温度以上で加熱する第2加熱手段と、
    前記マーク検出手段の検出結果から決まる媒体搬送情報に基づき前記搬送手段及び前記記録手段のうち少なくとも一方を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 前記マーク検出手段は、前記媒体の前記マークが施された領域の画像を取得する画像取得手段であり、
    前記制御手段は、前記画像取得手段により取得された前記画像を基に前記媒体搬送情報を取得するものであって、
    前記媒体がテクスチャーを有しない第1媒体であるかテクスチャーを有する第2媒体であるかを判別する媒体判別手段をさらに備え、
    前記媒体が第1媒体であれば前記マーキング手段によるマークを施し、第2媒体であれば前記マーキング手段によるマークを施さないことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記搬送手段による媒体の搬送が順送りか逆送りかを判断する送り方向判断手段をさらに備え、
    前記マーキング手段は、前記媒体が順送りであるときには前記媒体にマークを施し、一方、前記媒体が逆送りであるときには前記媒体にマークを施さないことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記マーキング手段は前記マークを媒体に接触して施す接触式であって、
    前記マーキング手段を前記媒体に対して接離させる移動手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記移動手段を制御し、前記マークを施すときには前記マーキング手段を前記媒体に接触させ、前記マークを施さないときには前記マーキング手段を前記媒体から離間させることを特徴とする請求項2又は3に記載の記録装置。
  5. 前記マーキング手段は、前記媒体の記録面と反対側の面にマークを施すものであって、ギザローラーと、前記ギザローラーの歯部に前記インクを供給するインク供給手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の記録装置。
  6. 前記第1加熱手段は、プラテンを加熱するプラテンヒーターと、前記プラテンより搬送方向上流側で媒体を加熱するプレヒーターとを含み、
    前記第2加熱手段は、前記プラテンより搬送方向下流側で媒体を加熱するアフターヒーターを含むことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の記録装置。
  7. 前記インクの種類を判別するインク種判別手段をさらに備え、
    前記制御手段は、判別された前記インクの種類に応じて臨界温度未満の加熱温度と臨界温度以上の加熱温度とを決定し、決定した当該加熱温度で媒体を加熱すべく前記第1及び第2加熱手段を温度制御することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の記録装置。
  8. 媒体に記録を施す記録方法であって、
    臨界温度以上の加熱処理により不可視となるインクにより媒体にマークを施すマーキングステップと、
    前記マークを検出するマーク検出ステップと、
    少なくとも前記マークの検出を終えるまで前記媒体を前記臨界温度未満の温度で加熱する第1加熱ステップと、
    前記臨界温度未満の温度で加熱された前記媒体に記録を施す記録ステップと、
    記録が施された前記媒体を臨界温度以上で加熱する加熱ステップと、
    を備えたことを特徴とする記録方法。
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