JP2010183677A - ボイスコイルモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石の減磁を防止して、駆動性能の向上を図ることができるボイスコイルモータを提供する。
【解決手段】ボイスコイルモータは、環状に形成されたヨーク2と、通電により発生する磁束がヨーク2を循環するように、ヨーク2の内側に配置されたコイル4と、磁束がコイル4を横切ると共にヨーク2を循環するように、ヨーク2の内側に配置された永久磁石3と、コイル4が巻線され、コイル4への通電により永久磁石3に対して変位するコイルボビン41と、コイルボビン41と共に移動する可動部としての架台5とを備える。コイル4の通電方向が変化した場合にも、コイル4と永久磁石3の合成磁束の永久磁石3を貫く磁束方向が永久磁石3の磁束方向と一致する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁界に置かれたコイルに電流を供給することによって変位駆動するボイスコイルモータに関する。
従来、この種のボイスコイルモータとしては、下記特許文献1に示すように、可動部に連結されたコイルと、コイルの内部に配置されて該コイルに対して磁束を発生させる永久磁石と、U字形状であって永久磁石およびコイルを内側に有するヨークとから構成させる磁気回路を備えるものが知られている。
かかるボイルコイルモータは、コイルに電流を供給することで、供給電流に比例した推進力がコイル部分に発生する。この推進力により可動部を変位駆動させることで、精密な位置決め装置等として用いられる。
特開平8−161762号公報
しかしながら、従来のボイスコイルモータでは、コイルに電流を供給することにより発生する磁界が、永久磁石に対して反磁界となる場合が生じ得る。具体的には、図7に模式的に示すように、コイル4に供給される電流の向きが紙面に対し上向きの場合には、永久磁石3の磁界(破線)に対して、実線で示す磁界が磁気回路に生じ、永久磁石3に対して反磁界となる。
このような反磁界は、永久磁石の磁力を超えると永久磁石の減磁の要因となる。永久磁石が減磁すると、本来想定される永久磁石の磁力により可動部を変位駆動させることができなくなり、変位誤差や駆動力誤差を生じると共に、持続的な動作が困難となる。そのため、コイルへの通電電流を制限しなければならず、ボイルコイルモータの駆動性能を十分に活かすことができない。
以上に鑑みて、本発明は、永久磁石の減磁を防止して、駆動性能の向上を図ることができるボイスコイルモータを提供することを目的とする。
本発明は、環状に形成されたヨークと、通電により発生する磁束が前記ヨークを循環するように、該ヨークの内側に配置されたコイルと、磁束が前記コイルを横切ると共に前記ヨークを循環するように、該ヨークの内側に配置された永久磁石と、前記コイルが巻線され、前記コイルへの通電により前記永久磁石に対して変位するコイルボビンと、前記コイルボビンと共に移動する可動部とを備えるボイスコイルモータであって、前記コイルの通電方向が変化した場合にも、該コイルと該永久磁石の合成磁束の前記永久磁石を貫く磁束方向が該永久磁石の磁束方向と一致することを特徴とする。
本発明によれば、コイルが環状のヨークの内側に配置されることにより、該コイルへの通電によって発生する磁束はヨークを循環する。また、ヨークの内側に配置された永久磁石の磁束もヨークを循環する。そのため、これらコイルと永久磁石の合成磁束は、コイルへの通電方向に拘わらず、ヨーク内で相乗または相殺されるので、コイルへの通電によって発生する磁束が永久磁石に対して反磁界となることがない。
このように、コイルの通電方向に拘わらず該永久磁石の磁束方向と一致させることで、永久磁石に対して反磁界が生じることを回避することができる。これにより、コイルへの通電電流を制限することなく、反磁界による永久磁石の減磁を回避して、ボイスコイルモータの駆動性能の向上を図ることができる。
また、本発明の好ましい態様として、前記コイルおよび前記永久磁石は、前記可動部の移動方向に対応して、前記ヨークの内側に上下対称または左右対称に配列される。
かかる態様によれば、可動部の移動方向に対応させてコイルおよび永久磁石をヨークの内側に対称に配置することで、可動部を対称位置を中心として一方のみならず他方にも変位させることができ、可動部に掛かる駆動力をストローク全域に亘って一様とすることができる。
これにより、永久磁石の減磁を防止しつつ駆動性能を更に向上させることができる。
ボイスコイルモータの構成を示す図。 図1のボイスコイルモータの構成を示す縦断面図。 図2におけるIII−III線断面図。 ボイスコイルモータにおける磁束の分布を示す説明図。 ボイスコイルモータの変更例を示す図。 図5におけるVI−VI線断面図。 従来のボイルコイルモータにおける磁束の分布を示す説明図。
本発明の一実施形態としてのボイスコイルモータについて、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、ボイスコイルモータは、台座1と、台座1上に固定された円環溝状のヨーク2と、ヨーク2に固定された円環溝状の永久磁石3と、永久磁石3およびヨーク2に対して上下方向に移動可能に設けられたコイル4と、コイル4と共に移動する可動部としての架台5とを備える。
台座1は、座板11と、座板11から円形に立ち上がった鍔部12を有する。鍔部12は、ヨーク2の外円形状に対応した形状であって、鍔部12の先端部とヨーク2の下端部とが連結固定されている。
図2に示すように、ヨーク2は、断面が環状に形成された磁性体である。ヨーク2は、内側部21と、外側部22と、これらの下端部を繋ぐ底部23と、上端部を繋ぐ天部24とを有し、内側部21には、その中央の高さ位置に永久磁石3が取り付けられている。
永久磁石3は、その磁束の向きが水平方向となるように、ヨーク2の内側に固定されている。この永久磁石3に対向するように、コイル4がコイルボビン41に巻線されて配置されている。これにより、永久磁石3とコイル4とは、永久磁石3の磁束がコイル4を横切るようにヨーク2の内側に配置される。
コイルボビン41には、その下端に円周上等間隔(例えば120°間隔)で下部支柱42が設けられ、下部支柱42同様、上端に円周上等間隔(例えば120°間隔)で上部支柱43が設けられている。下部支柱42は、これに対応してヨーク2の底部23に形成された貫通孔25に挿通され、上部支柱43は、これに対応して天部24に形成された貫通孔26に挿通されている。上部支柱43は架台5に連結され、架台5とコイルボビン41は、上部支柱43を介して一体となっている。
架台5は、ヨーク2の外周円形状に対応した形状であって、ワークが固定される円形の天板51と、天板51の端縁に下方に張り出した鍔部52とを有する。
図3に示すように、コイルボビン41は、上部支柱43が円弧状フラットスプリングからなる弾性案内部材6によりヨーク2に支持される。具体的に、弾性案内部材6は、上部支柱43と、ヨーク2の内側部21の上側に延設された張り出し部28との間に設けられる。同様に、コイルボビン41は、下部支柱42が弾性案内部材6によりヨーク2に支持される。すなわち、下部支柱42と、ヨーク2の内側部21の下側に延設された張り出し部27との間に弾性案内部材6設けられる。これにより、コイルボビン41およびこれに連結された架台5が上下方向に揺動自在に支持されている。
以上の構成によれば、ヨーク2の内側に永久磁石3およびコイル4が上下対称に配列される。そして、対称位置において、コイル4への通電方向に応じた駆動力がコイル4に生じ、該駆動力により架台5が上下方向に変位する。
次に、図4を参照して、本実施形態におけるボイスコイルモータの磁束の分布について説明する。尚、図4は、図2の右側部分を模式的に示している。
まず、図4(a)に示すように、永久磁石3により生じる磁束は、コイル4を横切り、ヨーク2の外側部22の中央位置からを上下方向に分かれて天部24または底部23を通ってヨーク2内を循環し、内側部21の中央位置で永久磁石3へ戻る。
次に、コイル4への通電によって発生する磁束は、図4(b)に示すように、コイル4への通電方向が紙面に対し上向きの場合には、ヨーク2を反時計回りに循環し、図4(c)に示すように、コイル4への通電方向が紙面に対し下向きの場合には、ヨーク2を時計回りに循環する。
そのため、コイル4への通電方向が紙面に対し上向きの場合における永久磁石3とコイル4の合成磁束は、図4(d)に示すように、ヨーク2の下側の磁束が打ち消し合い、上側の磁束が強め合う。このとき、合成磁束の永久磁石3を貫く向きは、永久磁石3の向きと一致するため、コイル4への通電によって発生する磁束が永久磁石3に対して反磁界となることがない。
同様に、コイル4への通電方向が紙面に対し下向きの場合における永久磁石3とコイル4の合成磁束は、図4(e)に示すように、ヨーク2の上側の磁束が打ち消し合い、下側の磁束が強め合う。このときも、合成磁束の永久磁石3を貫く向きは、永久磁石3の向きと一致するため、コイル4への通電によって発生する磁束が永久磁石3に対して反磁界となることがない。
このように、本実施形態のボイルコイルモータによれば、永久磁石3およびコイル4の磁束がヨーク2を循環し、これらの磁束を合成すると、コイル4への通電方向に拘わらず、磁束はヨーク内で相乗または相殺され、コイル4への通電によって発生する磁束が永久磁石3に対して反磁界となることがない。そのため、コイル4への通電電流を制限することなくなり、永久磁石の減磁を防止しつつボイスコイルモータの駆動性能の向上を図ることができる。
次に、図5および図6を参照して、前記実施形態の変更例について説明する。なお、前記実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態のボイスコイルモータは、ヨーク2が内部空間を有する四角形状で、内部空間の上下方向に1つの柱状の内側部21を有する。そして、内側部21は、コイルボビン41の中心孔を貫通しており、コイルボビン41は、これと一体に上方に延びてヨーク2の天部24の孔26a,26bを貫通する上部支柱43a,43bを介して架台5に連結している。架台5は、図示しない板ばね等により、所定位置に揺動自在に支持されている。
図6に示すように、ヨーク2の内側部21の表面には、永久磁石3の磁束がコイル4を横切るように永久磁石3が配置されている。
この変更例においても、図6の右側半分に着目すると、図4と同様の磁束の分布となる。そのため、本実施形態のボイスコイルモータにおいても、永久磁石3およびコイル4の磁束がヨーク2を循環し、これらの磁束を合成すると、コイル4への通電方向に拘わらず、磁束はヨーク内で相乗または相殺され、コイル4への通電によって発生する磁束が永久磁石3に対して反磁界となることがない。そのため、コイル4への通電電流を制限することなくなり、永久磁石の減磁を防止しつつボイスコイルモータの駆動性能の向上を図ることができる。
1…台座、2…ヨーク、3…永久磁石、4…コイル、5…架台(可動部)、6…弾性案内部材、7…ヨーク、21…内側部、22…外側部、23…底部、24…天部、41…コイルボビン。

Claims (2)

  1. 環状に形成されたヨークと、
    通電により発生する磁束が前記ヨークを循環するように、該ヨークの内側に配置されたコイルと、
    磁束が前記コイルを横切ると共に前記ヨークを循環するように、該ヨークの内側に配置された永久磁石と、
    前記コイルが巻線され、前記コイルへの通電により前記永久磁石に対して変位するコイルボビンと、
    前記コイルボビンと共に移動する可動部と
    を備えるボイスコイルモータであって、
    前記コイルの通電方向が変化した場合にも、該コイルと前記永久磁石の合成磁束の該永久磁石を貫く磁束方向が該永久磁石の磁束方向と一致することを特徴とするボイスコイルモータ。
  2. 請求項1記載のボイスコイルモータにおいて、
    前記コイルおよび前記永久磁石は、前記可動部の移動方向に対応して、前記ヨークの内側に上下対称または左右対称に配列されることを特徴とするボイスコイルモータ。
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