JP3796100B2 - リニアモータ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明はリニアモータに関し、特にたとえば放射状に配置される複数の固定子鉄心を容易に固定することができる固定筐体を備えるリニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図7及び8に示される従来例において、リニアモータ1の固定子鉄心2を構成する複数の電磁鋼板による積層ブロック体を放射状に並べて保持する場合、この固定子鉄心2は、外面8角形とする筒状の内側ヨーク3とこの内側ヨーク3の各外面に密着して放射状に配置される8個の外側ヨーク4を含む。そして、この外側ヨーク4は凹形の薄板を積層した下ヨーク4aとこの下ヨーク4aの上に凹形を下向きにした上ヨーク4bを配置して構成されている。なお、外側ヨーク4の内部空間5には永久磁石6を配置固定すると共に上下方向に移動される可動コイル7が非磁性支持体8を介してシャフトに保持されている。
【0003】
また、図9に示す他の従来例では、外側ヨーク4となる複数の積層ブロックを放射状に配列し、それらの間に略扇形をした柱状体4Aを挟んで固定子鉄心2を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のいずれの従来例においても、固定子鉄心の構造が複雑で組立が面倒となり、また柱状体等を別途必要とする関係上、コスト的にも高くなるという問題がある。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、簡単な構成により組立精度の向上と軽量化を図ることができるリニアモータを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、外側ヨークとこの外側ヨークとの間に空隙を形成する内側ヨークを含む複数の固定子鉄心、これらの固定子鉄心に装着される励磁コイル、空隙に可動自在に配置される永久磁石、および固定子鉄心を収納保持する固定筐体を備えるリニアモータにおいて、固定筐体は筒状部とこの筒状部の端部に形成された環状部を有し、さらにこの環状部には固定子鉄心を位置決め保持する複数の凹部を放射状に設け、この凹部に固定子鉄心の下端部を挿入係止するようにしたことを特徴とする、リニアモータである。
【0007】
【作用】
複数の固定子鉄心は、筒状部とこの筒状部の端部に形成される環状部で構成される固定筐体を用いて、この環状部に放射状に設けた複数の凹部に位置決め保持されるため組立が簡単かつ確実に行われる。
【0008】
【発明の効果】
この発明によれば、固定筐体に対する固定子鉄心の位置決め固定が容易で簡単となり、組立精度が向上すると共に軽量化も可能となる。
【0009】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴及び利点は、図面を参照して以下に行う実施例の詳細な説明により一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】
図1〜図3に示すこの発明の一実施例であるリニアモータ10は、中心線C−Cの両側に45°の間隔で放射状に配置される8個の固定子鉄心12、これらの固定子鉄心12に装着される励磁コイル14、固定子鉄心12の磁気空隙16に可動自在に配置される永久磁石18、および固定子鉄心12を配置収納する固定筐体20を含む。
【0011】
各固定子鉄心12は、電磁鋼板を積層した断面略コ字状の外側ヨーク22、同じく電磁鋼板を積層した断面略I字状の内側ヨーク24とで構成され、外側ヨーク22の下辺端部22aに凹段部26を設け、この凹段部26に内側ヨーク24の下端部24aを係合せしめている。
【0012】
また、内側ヨーク24の上端部24bと外側ヨーク22の上辺端部22bの間に永久磁石18を可動自在に配置するための磁気空隙16を形成すると共に、外側ヨーク22の上辺端部22bと内側ヨーク24とに段差28を設けている。
【0013】
さらに、内側ヨーク24の上端部24bと対向して磁気空隙16を形成する外側ヨーク22の上辺端部22bには突出部30を形成し、この突出部30により磁束が内側ヨーク24の上端部24bに集中するようにしている。
【0014】
そして、外側ヨーク22の下辺端部22aに設けた凹段部26には、さらに楔状コーナー部32を有し、この凹段部26に係合する内側ヨーク24の下端部24aには楔状コーナー部32に嵌合する突起部分34とこの突起部分34と反対側に突出傾斜段部36を形成して、この下端部24aを断面略台形状としている。
【0015】
一方、固定筐体20は、ステンレス等の非磁性体で構成されるもので、外面が正8角形の筒状部20aとこの筒状部20aの一端部に連設される環状部20bを有し、この環状部20bには筒状部20aの正8角形の各一辺を起点とする8個の断面略U字状溝部38が45°の間隔で放射状に配置形成されている。なお、固定筐体20を構成する筒状部20aと環状部bを一体形成してもよいが、この実施例では別体に形成して後で結合している。
【0016】
そして、この固定筐体20に対して固定子鉄心12を組立る場合、先ず8個の固定子鉄心12の下端部を固定筐体20の環状部20bに形成した8個のU字状溝部38に夫々挿入して各U字状溝部38の開口段部40に係止具42を螺子止め固定している。
【0017】
その後、各固定子鉄心12の内側ヨーク24の下端部24aに形成される突出傾斜段部36それぞれに当具44を当接すると共に、固定筐体20の筒状部20aに螺子45で固定されたリング体46に螺合される円筒形状の大ねじ47で当具44を内側ヨーク24の突出傾斜段部36に向けて押圧し、さらに、当具44に螺合される小ねじ49で直接内側ヨーク24の突出傾斜段部36を押圧することにより、内側ヨーク24を外側ヨーク22に対して押圧固定する。最後に、外側ヨーク22の上辺端部22bに押えリング48を嵌め込んで、この押えリング48を図示されない4本の取付け螺子を用いて環状部20bに設けられた螺子孔50に螺合すれば一連の組立作業が終了する。
【0018】
なお、当具44を介して内側ヨーク24を外側ヨーク22に対して押圧固定したが、リング体46に螺合されるねじにより直接内側ヨーク24を外側ヨーク22に対して押圧固定してもよい。
【0019】
上述の構成により、固定子鉄心12、特に外側ヨーク22は固定筐体20に対して径方向の精度が保証されて組立ることができる。すなわち、外側ヨーク22の上辺端部22bは押えリング48により、また外側ヨーク22の下辺端部22aの凹段部26には内側ヨーク24の下端部24aに対する当具44により二方向の押える力で確実に保持される。
【0020】
また、図4〜図5に示す他の実施例においては、各固定子鉄心12を構成する外側ヨーク22の側面(底面)に角形突起部12aを設けている。また、固定筐体20の環状部20bには先に説明した実施例における断面略U字状溝部38の代わりに8個の角形挿入孔52を45°の間隔で放射状に配置形成したものである。その他の構成については、先の実施例と差異はないので、対応部分に同一番号を付して説明は省略する。なお、固定子鉄心12の空隙16に配置される永久磁石は図示省略している。
【0021】
従って、固定子鉄心12を構成する外側ヨーク22の角形突起部12aを固定筐体20の環状部20bに形成された角形挿入孔52に嵌合すると、外側ヨーク22は固定筐体20に形成される正8角形の筒状部20aの外面に接触して確実に位置決め保持される。
【0022】
次に、一連の組立手順が図6の(a)〜(d)に示されている。この組立手順に示される固定子鉄心12は、図4で説明したように側面(底面)に角形突起部12aを設けたものを使用し、また、固定筐体20は筒状部20aを円筒形としその一端部に連設した環状部20bには固定子鉄心12に設けた角形突起部12aを位置決め固定するために角形挿入孔52を設けたものを使用している。そして、筒状部20aの他端部の環状段部には固定子鉄心12に当接す外面正8角形状の円板体54が螺子止めされている。
【0023】
また、固定子鉄心12の下端部に設けた角形突起部12aが固定筐体20の環状部20bに設けた角形挿入孔52に嵌合されて位置決め保持されるので、先の実施例で説明した係止具42は必要としない。そして、内側ヨーク24の各端面に当具(図示されず)を介してリング体46をねじで押圧固定することにより、内側ヨーク24が外側ヨーク22に固定されと共に外側ヨーク22の上辺端部22bに押えリング48を嵌め込み、この押えリング48を図示されない4本の取付け螺子を環状部20bに設けた螺子孔50に螺合すれば一連の組立作業が終了する。これらの点を除けば先に説明した実施例の構成と同じにつき該当部分に同一番号を付してその説明を省略する。
【0024】
なお、固定子鉄心12の磁気空隙16に可動自在に配置される各永久磁石18は、中心線C−Cに設けられる駆動軸(シャフト)に固定される、例えばプラスチック製支持部材に保持される。
【0025】
上述の各構成において、このリニアモータ10の励磁コイル14に交流電流を通電すると、励磁コイル14を流れる電流により外側ヨーク22の内側面と内側ヨーク24の外側面、つまり固定子鉄心12の磁気空隙16を含む磁気回路に磁束が流れる。そして、磁束が固定子鉄心12の磁気空隙16を横断することにより、この励磁コイル14により誘起された磁束が各永久磁石18から出る磁束と相互作用して可動体である永久磁石18には推力が発生し、この推力は支持部材を介して駆動軸(シャフト)に伝えられ、シャフトが交流電流の周波数に同期して往復動する。
【0026】
以上説明したように、この発明によるリニアモータは、位置決め凹部を有する固定筐体を使用することにより外側ヨークと内側ヨークで構成される固定子鉄心の組立作業を容易にしかも精度よく行うことができる。また、構造も簡単となるので軽量でコストも安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるリニアモータの中心線C−Cを含む要部断面せる図解図である。
【図2】図1のB−B線に相当する平面的な図解図である。
【図3】図2における固定子鉄心の一部を含むA矢視で示す図解図である。
【図4】図1に相当する他の実施例の要部図解図である。
【図5】図4のD−D線に相当する平面的な図解図である。
【図6】(a)〜(d)は固定筐体に対する8個の固定子鉄心の組立手順を示す斜面図である。
【図7】従来例の要部断面図である。
【図8】図6のX−Y線に相当する要部図解図である。
【図9】他の従来例の要部断面図である。
【符号の説明】
10 …リニアモータ
12 …固定子鉄心
12a …角形突起部
14 …励磁コイル
16 …磁気空隙
18 …永久磁石
20 …固定筐体
20a…筒状部
20b…環状部
22 …外側ヨーク
24 …内側ヨーク
38 …U字状溝部(凹部)
42 …係止具
44 …当具
46 …リング体
47 …円筒形状の大ねじ
48 …押えリング
49 …小ねじ
52 …角形挿入孔(凹部)

Claims (7)

  1. 磁性鋼板を積層した外側ヨークと前記外側ヨークとの間に空隙を形成する磁性鋼板を積層した内側ヨークを含む複数の固定子鉄心、前記固定子鉄心に装着される励磁コイル、前記空隙に可動自在に配置される永久磁石、および前記固定子鉄心を収納保持する固定筐体を備えるリニアモータにおいて、
    前記固定筐体は筒状部とこの筒状部の端部に形成される環状部を有し、さらに前記環状部には前記固定子鉄心を位置決め保持する複数の凹部を放射状に設け、前記各凹部に前記各固定子鉄心の下端部を挿入係止するようにしたことを特徴とする、リニアモータ。
  2. 前記固定筐体は非磁性体で形成する、請求項1記載のリニアモータ。
  3. 前記凹部は収納溝を含む、請求項1または2記載のリニアモータ。
  4. 前記凹部は挿入孔を含む、請求項1または2記載のリニアモータ。
  5. 前記固定子鉄心には前記挿入孔に嵌合する突起部を形成する、請求項4記載のリニアモータ。
  6. 前記固定筐体の前記筒状部の他端側に、さらに前記固定子鉄心の端部を押圧係止する係止手段を設けた、請求項1ないし5のいずれかに記載のリニアモータ。
  7. 前記係止手段はリング体と取付け螺子を含む、請求項6記載のリニアモータ。
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