JP2010182798A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2010182798A
JP2010182798A JP2009023734A JP2009023734A JP2010182798A JP 2010182798 A JP2010182798 A JP 2010182798A JP 2009023734 A JP2009023734 A JP 2009023734A JP 2009023734 A JP2009023734 A JP 2009023734A JP 2010182798 A JP2010182798 A JP 2010182798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover member
cover
engagement member
front cover
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009023734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010182798A5 (ja
JP5247506B2 (ja
Inventor
Takafumi Iwasaki
貴文 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009023734A priority Critical patent/JP5247506B2/ja
Publication of JP2010182798A publication Critical patent/JP2010182798A/ja
Publication of JP2010182798A5 publication Critical patent/JP2010182798A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5247506B2 publication Critical patent/JP5247506B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】複数のピースで構成された外装カバーの継ぎ目に生じる隙間を小さくして、外観の品位を高めることが可能な電子機器の外装部品の組み立て締結構造を提供する。
【解決手段】電子機器の外装を構成する第1カバー20に配置された第1の係合部材21と、電子機器の外装を構成する第2カバー8に配置された第2の係合部材22とを有する。これらの間に、係合状態に組み合わされたときに相互に引き合う付勢力を与える状態となるよう構成された、引き込み構造25を配設する。この引き込み構造25は、貫通穴部24の内周端面24aが凸部28の斜面に摺動自在に圧接して、第1カバー20と第2カバー8とが相互に接近する方向の付勢力が働くように構成する。
【選択図】図13

Description

本発明は、電子機器用の複数に分割された外装部品を組み合わせて結合するのに用いて好適な、電子機器に関する。
近年、デジタルカメラ等の電子機器は、更なる小型化、薄型化を求めて製品開発が盛んに行われている。
このデジタルカメラは、外装を構成するハウジング内部に、撮像光学系によって結像された被写体像を光電子変換して電子画像信号を出力する固体撮像素子を収納している。さらに、カメラのハウジング内部には、固体撮像素子から出力される電子画像信号を記憶する記憶媒体と、撮像された電子画像を確認することが可能な画像表示ユニットとが収納されている。
また、このようなデジタルカメラでは、製品の小型化、薄型化や、高級感を出すためにハウジング部品(外装カバー)を金属材料で構成するものが多くなっている。
このように、金属材料を用いた複数のハウジング用ピースで外装カバーを構成した場合には、外装カバーの内側で機械的に外装カバー同士を固定するための締結部品又は締結構造が必要となる。この場合に利用される固定方法には、例えば、外装カバーの材質がステンレス系であれば、スポット溶接にて金属部材を固定する方法がある。さらに、外装カバーの材質がアルミ系であれば、かしめ固定により金属部材を固定する方法がある。また、外装カバーを構成する金属製ピースを、機械的な係止構造で固定する方法がある。
一般に、デジタルカメラ等の電子機器では、複数のピースからなる外装カバーを構成した場合には、塵埃の侵入を防止し、外観の品位を高めるために、複数のハウジング用ピース同士の間に生じる隙間を極力抑制する必要がある。
そこで、従来の電子機器では、複数のピースからなる外装カバーを、シャーシ等の本体内部の部品に組み付けてハウジング全体を構成するものがある。このような電子機器には、例えば、前カバーと後カバーの2つをそれぞれシャーシにねじで締結して外装カバーを構成するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、電子機器において、前カバーと後カバーの2つをそれぞれシャーシにねじで締結して外装カバーを構成する構造では、ねじ穴の寸法公差のばらつきにより、それらのカバーの間に生じる隙間を無くすことが困難である。さらに、電子機器の外面上にねじが露呈すると、外観の品位が落ちることになる。
そこで、従来の電子機器では、金属部材同士の係止による外装カバーの固定方法が提案されている。この方法は、外観にねじが露出しないため、外観の品位という点においては有利である。さらに、この方法は落下による衝撃を受けても、カバー同士が外れないように、カバーはずれ方向には強い係止構造(ひっかけ)に構成されている。しかし、金属部材の寸法のみで金属部材同士の係止状態が決定されてしまうので、部品精度、組立ばらつきにより、カバー同士の合わせ目に隙間ができてしまうという問題点がある。
そこで、前カバーと後カバーの合わせ目の隙間を狭くしたり、広くしたり調整を行うことが可能な機構を、電子機器本体内部に配置した電子機器が提案されている。この機構では、カバー側面に穴が開いており、そこから調整部材をはめ込んで調整を行うものであり、側面の開口穴は、調整を行わないときに目隠し部材によって塞がれている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−223863号公報 特開2008−141129号公報
しかし、上述のように、前カバーと後カバーとの合わせ目に生じる隙間を調整する機構は、機構自体が複雑であり、部品点数が多く、コストも高いので、電子機器が高価になってしまうという問題点がある。さらに、合わせ目の隙間を調整する機構を電子機器の本体内部に構成するため、電子機器本体が大型化してしまうという問題がある。
本発明の目的は、複数のピースで構成された外装カバーの継ぎ目に生じる隙間を小さくして、外観の品位を高めることが可能で、構成が簡素であり、部品点数が少なく、廉価に製造可能な電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は第1のカバー部材と、前記第1のカバー部材と係合する第2のカバー部材とを有する電子機器であって、前記第1のカバー部材の端部に、前記第1のカバー部材の表面から離れるにつれ前記第1のカバー部材の外側に傾斜する斜面を形成し、前記第2のカバー部材の端部に、前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材とが係合したときに、前記斜面に当接するとともに、前記第1のカバー部材に向かって付勢される当接部を形成することを特徴とする。
本発明によれば、電子機器のハウジング部品である複数のピースで構成された外装カバーの継ぎ目に生じる隙間を最小化して、電子機器ハウジングにおける外観の品位を高めることができる。また、本発明によれば、構成が簡素で部品点数が少ないので、廉価な製品を提供できるという効果がある。
本発明の電子機器の第1実施の形態に係わるデジタルカメラを正面側から見た外観を示す斜視図である。 本発明の電子機器の第1実施の形態に係わるデジタルカメラを背面側から見た外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラのリアカバーを取り出して、その内面側から見た状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラのフロントカバーを取り出して、その内面側から見た状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラにおけるフロントカバー用の第2の係合部材を取り出して示す要部拡大斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラにおける、リアカバー用の第1の係合部材とフロントカバー用の第2の係合部材とが組み合った状態を取り出して示す要部拡大斜視図である。 引き込み構造の構成を示す、図6のA―A線による要部拡大断面斜視図である。 引き込み構造段の構成を示す、図6のA―A線による要部拡大縦断面図である。 本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラにおけるフロントカバーとリアカバーとを外したカメラ本体内部部品を背面側から見た状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラにおけるカメラ本体内部部品のストロボユニット部分を取り出して示す要部拡大斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラの本体内部のストロボユニット部分における2本のリブの部分を取り出して示す要部拡大斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラの本体内部における第1の係合部材と第2の係合部材との間にある、爪係合構造及び引き込み構造の部分を取り出して底面側から見た状態を示す要部拡大斜視図である。 図2のB−B線による、第1の係合部材と第2の係合部材との間にある、引き込み構造の部分の断面を示す、要部拡大断面図である。 図2のC−C線による、第1の係合部材と第2の係合部材との間にある、引き込み構造の部分の断面を示す、要部拡大断面図である。 (A)乃至(D)は、本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラにおける、リアカバーが装着された本体内部部品側にフロントカバーを組み込む途中から、組み込み完了までの一連の動作を示す要部断面斜視図である。 (A)乃至(D)は、本発明の第1実施の形態に係わるデジタルカメラにおける、リアカバーが装着された本体内部部品側にフロントカバーを組み込む途中から、組み込み完了までの一連の動作を示す要部縦断面図である。 本発明の第2実施の形態に係わるデジタルカメラにおける、第1の係合部材と第2の係合部材との間にある、引き込み構造の部分を示す要部断面斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係わるデジタルカメラにおける、第1の係合部材と第2の係合部材との間にある、引き込み構造の部分を示す要部縦断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の電子機器の第1実施の形態に係わるデジタルカメラを正面側から見た外観を示す斜視図である。
この図1で、1は、撮影準備及び撮影開始を指示するためのレリーズボタン、2は、鏡筒レンズの焦点位置を変化するためのズームレバー、3は電子撮像装置の電源のON、OFF機能を持つ電源ボタンである。さらに、この図1で、4は、焦点位置を正確に知るための補助光窓、5は、ストロボ発光部、6は、画像の構図を決定する光学ファインダ部、7は、沈動式鏡筒レンズ、8は、外装を構成するためのフロントカバーである。
図2は、本発明の電子機器の外装部品の組み立て締結構造の第1実施の形態に係わるデジタルカメラを背面側から見た外観を示す斜視図である。
この図2で、9は、撮影モードや再生モード等の切り替えを設定するためのモードレバー部、10は、外部接続端子カバー、11は、ストラップを通すためのストラップ部である。さらに、この図2で、12は、ライブ画像表示用又は撮影画像確認用の画像表示LCD部、13は、撮影時及び再生時に各種設定を行う十字ボタン、20は、外装を構成するためのリアカバーである。
図3は、リアカバー20を取り出して、その内面側から見た状態を示す斜視図である。
このリアカバー20の上面部には、金属製の第1の係合部材21が配置されかしめ等で固定されている。本実施形態では第1の係合部材21が固定されたリアカバー20を第1のカバー部材とする。
図4は、フロントカバー8を取り出して、その内面側から見た状態を示す斜視図である。このフロントカバー8の上面部には、金属製の第2の係合部材22が配置され、かしめ等で固定されている。本実施形態では第2の係合部材22が固定されたフロントカバー8を第2のカバー部材とする。第1の係合部材21と第2の係合部材22とが係合することで、フロントカバー8とリアカバー20は係合する。なお、第1の係合部材21と第2の係合部材22とは、それぞれ剛性が高く、弾性変形可能な種々の材料で構成しても良い。
図5は、フロントカバー8の端部に固定される第2の係合部材22を取り出して示す要部拡大斜視図である。
第2の係合部材22は、長手方向の一方の側辺の複数箇所から、矩形枠形状に形成された突片状の係止部35をそれぞれ一体的に突設する。
この係止部35には、その平面部の中央部を小矩形板状に斜めに切り起こして、爪係合構造を構成するための係止爪部26、27を形成する。この係止爪部26、27は、係止部35の自由端部から第1の係合部材21の本体にかけて斜めに立ち上がるように折曲して形成する。
第2の係合部材22には、複数の係止部35の間に、引き込み構造の一方を構成する引き込み作用片23を一体的に突設する。
この引き込み作用片23は、略小矩形平板の舌片状に形成され、その中央部に貫通穴部24が形成されている。貫通穴部24の開口形状は、フロントカバー8に固定される際にフロントカバー8側となる部分が半円形に形成され、外側の部分がフロントカバー8の端面と平行となるように矩形に形成されている。要するに、この貫通穴部24は、半円形開口の直径部分に矩形開口を一体に接続した変形開口形状に形成されている。
貫通穴部24は内周端面24aを有し、第1の係合部材21と第2の係合部材22とが係合したときに、貫通穴部24の内周端面24aは第1の係合部材21に形成した凸部28の斜面に当接する。また、引き込み作用片23の外側先端には、第1の係合部材21と第2の係合部材22とを係合させる際、両者が正しい位置で係合するように案内する案内突片36が形成されている。
図6は、第1の係合部材21と第2の係合部材22とが係合した状態を取り出して示す要部拡大斜視図である。なお、図6では、見やすくするために、フロントカバー8及びリアカバー20を、取り除いた状態で示している。
第1の係合部材21には、第2の係合部材22に形成される係止爪部26、27より一回り大きな開口に形成される。また、係止開口37の外側端辺部には小半円形に湾曲させた湾曲形状部38が形成されている。さらに第1の係合部材21には、第1の係合部材21と第2の係合部材22とを係合させたときに、第2の係合部材22の貫通穴部24に入り込む位置に設けられる凸部28が形成されている。凸部28は第1の係合部材21部材の表面から突出する凸部であるので、第1の係合部材21部材の表面から離れるにつれ第1の係合部材21の外側に傾斜する斜面を有する。
図6に示すように、第1の係合部材21と第2の係合部材22とは、係止爪部26、27が係止開口37係止開口37に入り込むことによって係合している。係止開口37に係止爪部26、27がそれぞれ入り込むと、係止爪部26、27の切り起された端辺が係止開口37の外側端辺部に当接するので、第1の係合部材21と第2の係合部材22は結合した状態を維持できる。係止開口37の外側端辺部に湾曲形状部38が形成されているので、係止爪部26、27の切り起された端辺が当接する領域が広げられ、係止爪部26、27先端との係止を確実にするように構成されている。
係止開口37は係止爪部26、27より一回り大きいので、係止爪部26、27は係止開口37の内側で僅かに動くことができる。したがって、図6に示す状態でも第1の係合部材21と第2の係合部材22との間に多少のガタが生じる。
そこで、本実施形態では、以下のような引き込み構造部25を設けている。第2の係合部材22に貫通穴部24を形成し、貫通穴部24の内周端面24aが第1の係合部材21に形成した凸部28の斜面に当接する。このとき、引き込み作用片23は第1の係合部材21に向かって付勢されるので、内周端面24aが凸部28の斜面を押すことになる。内周端面24aが凸部28の斜面を押すことによって、内周端面24aは凸部28の斜面を摺動して、第2の係合部材22が第1の係合部材21に引き込まれる。このように、第2の係合部材22には第1の係合部材21の方向に引き込む力が作用することによって、第1の係合部材21と第2の係合部材22との間に生じるガタを吸収することができる。さらに、ガタを吸収する方向が第1の係合部材21と第2の係合部材22とを接近させる方向であるので、フロントカバー8とリアカバー20とを接近させることができ、両者の間に見苦しい隙間を生じさせない構造となっている。
図7は、引き込み構造25の構成を示す、図6のA―A線による要部拡大断面斜視図である。
図8は、引き込み構造25の構成を示す、図6のA―A線による要部拡大縦断面図である。
図7及び図8に示すように、この引き込み構造25では、第1の係合部材21に形成した凸部28が第2の係合部材22に形成した貫通穴部24に入り込んでいる。このとき、引き込み作用片23は第1の係合部材21に向かって付勢され、かつ貫通穴部24の内周端面24aが第1の係合部材21に形成した凸部28の斜面に当接しているので、内周端面24aが凸部28の斜面を押し込む。すると、内周端面24aは凸部28の斜面を摺動していくので、第2の係合部材22を第1の係合部材21に引き込む作用をする。 次に、引き込み構造25における凸部28と貫通穴部24とを相互に圧接される作用を増強して、リアカバー20とフロントカバー8とを合せ方向に強力に付勢して保持する。これと共に、第1の係合部材21と第2の係合部材22との間に配置された爪係合構造の部分を挟み付けることによって、係合状態を、強力に保持するためのデジタルカメラ本体内部の構成について、図9乃至図16により説明する。
図9は、フロントカバー8とリアカバー20とを外したカメラ本体内部部品を背面側から見た状態を示す斜視図である。この図9で、29は、内部部材であるストロボユニットである。
図10は、ストロボユニット29の要部を取り出して示す要部拡大斜視図である。
この図10で、30は、2本のリブである。この2本のリブ30は、フロントカバー8を組んだときに、第2の係合部材22の引き込み作用片23を第1の係合部材21に向けて押し上げて、貫通穴部24の内周端部24を凸部28の斜面に当接するようにガイドするガイド部として機能する。
2本のリブ30の間隔は引き込み作用片23に形成された案内突片36の形状に基づいて設定されている。すなわち、第1の係合部材21と第2の係合部材22とを係合させる際、案内突片36が2本のリブ30の間をガイドされて、引き込み作用片23が凸部28の下に入り込むようになっている。
図11は、ストロボユニット29における2本のリブ30を取り出して示す要部拡大斜視図である。この2本のリブ30は、内部部材の正面側から背面側にかけて設けられた、表面が滑らかに湾曲した2本の突条に形成されている。この2本のリブ30には、その長手方向の中間部分に、滑らかに凹んだ斜面部32が形成されている。さらに、2本のリブ30の先端部31は、引き込み作用片23の下側に当接して、引き込み作用片23を第1の係合部材21に向かって押し上げる形状に構成されている。
図12は、本第1の係合部材21と第2の係合部材22との間にある、爪係合構造及び引き込み構造25を取り出して底面側から見た状態を示す要部拡大斜視図である。
図13は、図2のB−B線による、第1の係合部材21と第2の係合部材22との間にある、引き込み構造25の断面を示す、要部拡大断面図である。
図13に示すように、引き込み作用片23がストロボユニット29に配置したリブ当接部31と当接する位置は、貫通穴部24の内周端面24aと凸部28の斜面とが当接する位置よりも奥側に設定されている。
要するに、引き込み構造25では、引き込み作用片23の先端側をリブ当接部31が、カメラ本体の底面側から押圧する。これと共に、第1の係合部材21に設けた凸部28をリアカバー20がカメラ本体の天面側(上面側)から押圧する。
よって、片持ち梁状に形成された引き込み作用片23が、その先端を下からリブ当接部31で押されるように支持される。これと共に、引き込み作用片23の先端と基端との間に位置する貫通穴部24の内周端面24aが、凸部28で押される状態となる。これにより、貫通穴部24の内周端面24aはより強い力で凸部28の斜面に押し付けられることとなる。
この作用で、第2の係合部材22と、第1の係合部材21とは、係合状態に組み合わされたときに相互に接近するように引き込まれる。その結果、リアカバー20とフロントカバー8とは、相互に引き合う付勢力を与える状態となり、これらの間の隙間を閉じることになる。したがって、フロントカバー8とリアカバー20との継ぎ目に生じる隙間を小さくして、外観の品位を高めることができる。
図14は、図2のC−C線による、第1の係合部材21と第2の係合部材22との間にある、引き込み構造25の断面を示す、要部拡大断面図である。
図14に示すように、フロントカバー8とリアカバー20とを装着した状態では、2本のリブ30の間の空間が、凸部28を逃げる構造となっている。
また、2本のリブ30には、それぞれ、滑らかに凹んだ斜面部32が形成されている。この滑らかに凹んだ斜面部32は、フロントカバー8をリアカバー20が装着されたカメラ本体内部部品側に組み込む動作又は取り外す操作の際に、引き込み作用片23がリブ30と干渉(衝突)しないように逃げる形状に構成されている。
次に、デジタルカメラの筐体を構成するため、カメラ本体内部部品の外側にフロントカバー8とリアカバー20とを組み付ける工程について、図14乃至図16によって説明する。
図15(A)乃至(D)は、リアカバー20が装着された内部部材側にフロントカバー8を組み込む途中から、組み込み完了までの一連の動作を示す要部断面斜視図である。
図16(A)乃至(D)は、リアカバー20が装着されたカメラ本体内部部品側にフロントカバー8を組み込む途中から、組み込み完了までの一連の動作を示す要部縦断面図である。
これら図15(A)及び図16(A)では、カメラ本体内部部品にリアカバー20が組み込まれた状態が示されている。さらに、この状態では、すでにフロントカバー8に第2の係合部材22が装着され、リアカバー20に第1の係合部材21が装着されている。
このデジタルカメラでは、図15(A)及び図16(A)に示すように、カメラ本体内部部品にリアカバー20が組み込まれた状態で、フロントカバー8を上面の斜め上方から引き込み作用片23を挿入して組み込み動作を開始する。この動作では、図15(A)乃至(C)及び図16(A)乃至(C)に示すように、フロントカバー8を斜め上方から徐々に、回転させながら組み込んでいく。
この動作の過程では、第2の係合部材22と当接するカメラ本体内部部品のリブ30に、引き込み作用片23と干渉しないように逃げるよう滑らかに凹んだ斜面部32が形成されているため、スムーズに組むことが可能になる。
そして、フロントカバー8が図15(D)及び図16(D)に示す最終位置に組み込まれると、カメラ本体内部部品のリブ当接部31に第2の係合部材22の引き込み作用片23が当接して、組み込み動作を完了する。
上述したフロントカバー8及びリアカバー20の組み立て締結構造では、略ワンタッチの作業で、リアカバー20が取り付けられたカメラ本体内部部品に対して、フロントカバー8を組み込むことができる。よって、組み立て締結構造では、組み立て作業工程での、作業効率を向上できるので大量生産に適する。
さらに、この組み立て締結構造では、組み立て完了後に、引き込み構造25によるフロントカバー8とリアカバー20とを引き合わせる作用により、継ぎ目に生じる隙間を小さくして、外観の品位を高めることが可能である。また、引き込み構造25は、第1の係合部材21と第2の係合部材22とに設ける爪係合構造と併設するので、部品点数を少なくし、構成の簡素化を図り、廉価に製造できる。
次に、本発明の第2実施の形態について、図17及び図18を参照して説明する。
図17は、本発明の第2実施の形態に係わるデジタルカメラにおける、第1の係合部材21と第2の係合部材22との間にある、引き込み構造の部分を示す要部断面斜視図である。
図18は、本発明の第2実施の形態に係わるデジタルカメラにおける、第1の係合部材21と第2の係合部材22との間にある、引き込み構造の部分を示す要部縦断面図である。
本発明の第2実施の形態に係わる、引き込み構造では、フロントカバー用の第2の係合部材22の引き込み作用片23と圧接するカメラ本体内部部品の当接リブ33の下側に空間34を設けている。このカメラ本体内部部品の当接リブ33は、弾性を有する樹脂で形成する。このように構成することにより、当接リブ33は、弾性変形して撓む範囲が広がる。よって、このデジタルカメラでは、組み立てられた状態からフロントカバー8を回転させながら分解する際に、引き込み作用片23が当接リブ33を押圧して撓ませることにより、無理なく分解することができる。
すなわち、本第2実施の形態に係わる、引き込み構造では、カメラ本体内部部品側に設ける当接リブ33の先端部を片持梁状に形成する。そして、当接リブ33の先端部が、引き込み作用片23の自由端部に弾性的に圧接して貫通穴部24の内周端面24aと凸部28とが圧接するときの反力を受ける構造とする。
この構造では、当接リブ33の弾性変形量を大きく設定できる。よって、この構造では、カメラ本体内部部品に対してフロントカバー8を着脱する作業の際に、引き込み作用片23が圧接する当接リブ33を必要量だけ弾性変形させて、無理なく着脱作業を行うことができる。
また、上述した本実施の形態によれば、デジタルカメラ等の電子機器の外装を構成するフロントカバー8にかしめ等で第2の係合部材22を固定する。さらに、リアカバー20にかしめ等で第1の係合部材21を固定する。そして、第1の係合部材21の係止開口37に、第2の係合部材22の係合部材22の係止爪部26、27を係止してフロントカバー8とリアカバー20を固定する。これと共に、係止している箇所以外の箇所で、貫通穴部24の内周端部24aが凸部28に圧接する。その際、引き込み作用片23の根元側(基端側)の位置で、係止開口37の穴形状の内側と凸部28の斜面部が、両カバーの合せ方向で干渉する位置関係で配置する寸法設定を行う。そして、リアカバー20に機械的な手段で固定されている第1の係合部材21は、カメラ本体内部部品と当接している。このため、貫通穴部24の内周端部24aが、凸部28の斜面に沿って、斜面の根元方向に力を受けることになり、第2の係合部材22に第1の係合部材21を引き込む力が発生する。このため、第1の係合部材21が固定されたリアカバー20と、第2の係合部材22が固定されたフロントカバー8とが、相互により沿う方向に力が働くため、カバー同士の合わせ目の隙間が小さくなる。
さらには、リアカバー20に機械的な手段で固定されている第1の係合部材21がカメラ本体内部部品と当接して保持されている。このため、落下した際などに容易に第1の係合部材21と第2の係合部材22との係合が外れないようにできる。
また、リアカバー20側にフロントカバー8を上面の斜め上方から回転しながら組み付けて、フロントカバー8が正位置に来ると初めて、リアカバー用の第1の係合部材21にフロントカバー用の第2の係合部材22が係着する。このように構成することで、機能を満足しながら、さらに組立性を良くすることができる。
さらに、引き込み作用片23に圧接する当接リブ33に弾性を持たせる構成とした場合には、フロントカバー8とリアカバー20との分解性能を向上できる。これは、フロントカバー8とリアカバー20とを分解する際には、フロントカバー8を組立とは逆回転させて外すため、本体内部部品の当接リブ33と当接している引き込み作用片23が当接リブ33を撓ませて回転することができるためである。
1 レリーズボタン
2 ズームレバー
3 電源ボタン
4 補助光窓
5 ストロボ部
6 光学ファインダ部
7 鏡筒レンズ部
8 フロントカバー(第2のカバー部材)
9 モードレバー
10 外部接続端子カバー
11 ストラップ部
12 画像表示LCD部
13 十字ボタン
20 リアカバー(第1のカバー部材)
21 第1の係合部材
22 第2の係合部材
23 引き込み作用片
24 貫通穴部
24a 内周端部
25 引き込み構造
26 係止爪部
27 係止爪部
28 半球形の外周斜面
29 ストロボユニット(内部部材)
30 リブ(ガイド部)
31 リブ当接部
32 滑らかに凹んだ斜面部
33 当接リブ
35 被係留部
36 案内突片
37 係合開口

Claims (5)

  1. 第1のカバー部材と、前記第1のカバー部材と係合する第2のカバー部材とを有する電子機器であって、
    前記第1のカバー部材の端部に、前記第1のカバー部材の表面から離れるにつれ前記第1のカバー部材の外側に傾斜する斜面を形成し、
    前記第2のカバー部材の端部に、前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材とが係合したときに、前記斜面に当接するとともに、前記第1のカバー部材に向かって付勢される当接部を形成することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1のカバー部材の端部には凸部が形成されるとともに、前記第2のカバー部材の端部には前記凸部よりも大きい穴部が形成され、前記穴部の端が前記凸部の斜面に当接することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1のカバー部材および前記第2のカバー部材のそれぞれの端部には、前記第1のカバー部材および前記第2のカバー部材を係止する係止部が複数箇所に形成され、前記斜面および前記当接部は前記複数の係止部の間に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第1のカバー部材および前記第2のカバー部材によって覆われる内部部材を有し、
    前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材とを係合させる際に、前記当接部が前記斜面に当接するようにガイドするガイド部を前記内部部材に形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記ガイド部は前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材とが係合したときに、前記当接部を前記第1のカバー部材に向かって押し上げる形状を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子機器。
JP2009023734A 2009-02-04 2009-02-04 電子機器 Active JP5247506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009023734A JP5247506B2 (ja) 2009-02-04 2009-02-04 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009023734A JP5247506B2 (ja) 2009-02-04 2009-02-04 電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010182798A true JP2010182798A (ja) 2010-08-19
JP2010182798A5 JP2010182798A5 (ja) 2012-03-22
JP5247506B2 JP5247506B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=42764149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009023734A Active JP5247506B2 (ja) 2009-02-04 2009-02-04 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5247506B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014074875A (ja) * 2012-09-14 2014-04-24 Panasonic Corp フレーム締結構造
JP2014126724A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Canon Inc 電子機器撮
JP2020119794A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 三菱電機株式会社 取り付け構造、表示装置、及び、照明装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02158199A (ja) * 1988-12-12 1990-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器
JPH09250520A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Oki Electric Ind Co Ltd 筐体固定構造
JPH09260857A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Taito Corp 筐体のフロントパネルとトップカバーの合わせ構造
JP2005064442A (ja) * 2003-07-30 2005-03-10 Orion Denki Kk キャビネットを備えた電子機器
JP2008141129A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Fujifilm Corp 筺体の組立構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02158199A (ja) * 1988-12-12 1990-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器
JPH09250520A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Oki Electric Ind Co Ltd 筐体固定構造
JPH09260857A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Taito Corp 筐体のフロントパネルとトップカバーの合わせ構造
JP2005064442A (ja) * 2003-07-30 2005-03-10 Orion Denki Kk キャビネットを備えた電子機器
JP2008141129A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Fujifilm Corp 筺体の組立構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014074875A (ja) * 2012-09-14 2014-04-24 Panasonic Corp フレーム締結構造
JP2014126724A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Canon Inc 電子機器撮
JP2020119794A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 三菱電機株式会社 取り付け構造、表示装置、及び、照明装置
JP7270393B2 (ja) 2019-01-25 2023-05-10 三菱電機株式会社 取り付け構造、表示装置、及び、照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5247506B2 (ja) 2013-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5902352B2 (ja) 電気接点装置、レンズユニット、撮像装置
JP6327977B2 (ja) 撮像装置
US8730386B2 (en) Imaging apparatus including metal main frame as assembly basis
JP2008003409A (ja) 光学機器
JP5247506B2 (ja) 電子機器
JP2011097158A (ja) カメラモジュール実装構造
JP2007212971A (ja) アダプターリング及び防水ケース
JP2007298617A (ja) レンズバリアのスライド機構およびカメラ
JP5157877B2 (ja) 撮像素子の取付構造及び撮像装置
JP2009128623A (ja) デジタルカメラ
JP2011138912A (ja) 電子機器
JP2003302670A (ja) レンズバリア付きカメラ
JP6897268B2 (ja) 電子装置および筐体構造体
JP2009300926A (ja) カメラアクセサリ及びカメラシステム
JP2007017681A (ja) 鏡胴間部材の固定方法およびレンズユニット並びに撮像装置
JP7552607B2 (ja) レンズ駆動装置、交換レンズ及び撮像装置
JP6033013B2 (ja) 撮像装置
JP4427404B2 (ja) カメラ
JP5178566B2 (ja) 電子機器
JP6851789B2 (ja) 撮像装置
JP2016017968A (ja) アイカップ、及びこれを有する撮影装置
JP2009145691A (ja) 撮像装置及びその組立方法
JP2011145467A (ja) 電子機器
JP2004219498A (ja) カメラのファインダ
JP2016145868A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20120203

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Effective date: 20120203

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20130312

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130409

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419