JP2010180922A - クイックファスナー装着治具およびそれを用いたクイックファスナー装着方法ならびにクイックファスナー装着状態確認治具およびそれを用いたクイックファスナー装着状態確認方法 - Google Patents

クイックファスナー装着治具およびそれを用いたクイックファスナー装着方法ならびにクイックファスナー装着状態確認治具およびそれを用いたクイックファスナー装着状態確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】対となる2本の配管の接続固定を行うクイックファスナーの誤装着を防止する装着治具、およびクイックファスナーの誤装着を簡易に確認できる装着確認治具を提供するものである。
【解決手段】クイックファスナー104の正常装着過程における円弧部104a,104bの最大拡張幅と同等の間隔を空けて平行に形成した2本の突起からなる誤装着防止部材1cを、2組の円弧部104a,104bそれぞれに対応するように装着治具本体1aに2組設けるとともに、クイックファスナー104を2組の円弧部104a,104bがそれぞれ2組の誤装着防止部材1cと対向する状態で保持する保持手段2を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、2本の配管を接続するために用いるクイックファスナー装着治具およびそれを用いたクイックファスナー装着方法ならびにクイックファスナー装着状態確認治具およびそれを用いたクイックファスナー装着状態確認方法に関するものである。
従来、2本の配管を接続する際には、一方の配管に形成したねじ部に、他方の配管に回動自在に設けたナットを締める方法が多用されていた。
しかし、この方法では、ナットの締め付け不足による接続部分からの流体の漏れが生じたり、ナットの締め付け過ぎによってねじ部が破損することによって流体の漏れが生じたりする課題があった。
また、接続作業に時間が掛かるとともに、配管を離す際にもその作業に時間が掛かるという課題があった。
このような課題に対し、接続する2本の配管それぞれの外周を保持する円弧状バネ材からなる2組の円弧部と、その2本の配管が接続された状態で2本の配管にそれぞれ形成されたフランジ部が嵌入して、そのフランジ部同士の位置決めが成される、2組の円弧部の間に形成された位置決め孔を有するクイックファスナー(クリップとも称す)が用いられるようになってきた。
図10に示すように、外周にフランジ部101aを形成し、端部に凸嵌合面101bを形成した配管101と、外周にフランジ部102aを形成し、端部に凹嵌合面102bを形成した配管102を接続する際には、まず、配管101の凸嵌合面101bを配管102の凹嵌合面102bに嵌め込み、配管101のフランジ部101aと配管102のフランジ部102aを対向接触させる。
なお、配管101の凸嵌合面101bには弾性を有するオーリング103が設けてあり、配管101の凸嵌合面101bが配管102の凹嵌合面102bに嵌め込まれた際、オーリング103が凸嵌合面101bと凹嵌合面102bに密着することにより、配管101と配管102を流れる流体が凸嵌合面101bと凹嵌合面102bの接合部分から漏れるのを防止する。
配管101のフランジ部101aと配管102のフランジ部102aを対向接触させた後、図11に示すクイックファスナー104を配管101と配管102が外れないように装着する。
クイックファスナー104は、円弧状のバネ材からなる2組の円弧部104a,104bを有し、円弧部104aと円弧部104bの間には、位置決め孔104cが形成されている。
配管101,102のフランジ部101a,102aは、対向接触した状態で、この位置決め孔104cに嵌入され、クイックファスナー104の円弧部104a,104bは、フランジ部101a,102aを挟んで配管101,102に装着される。
なお、円弧部104a,104bの一端はコ字状の連結部104dで連結され、他端にはハ字状の誘導部104eが円弧部104a,104bの他端を連結するように形成されている。
図11および図12に示すように、クイックファスナー104を配管101と配管102の連結部分に装着する時は、クイックファスナー104の装着作業を行う作業者が、通常クイックファスナー104の連結部104dを指で摘み、誘導部104eを配管101と配管102の接続部分に接触させる。
さらに連結部104dを持ってクイックファスナー104を配管101と配管102の接続部分側に押さえると、誘導部104eが配管101,102の外周に沿って広がり、それに伴って円弧部104a,104bが広がる。
さらに連結部104dを持ってクイックファスナー104を押さえていくことにより、円弧部104a,104bがそれぞれ配管101,102の外周に接触して、配管101,102に装着される。その際、フランジ部101a,102aは対向接触した状態で、クイックファスナー104の位置決め孔104cに嵌合する(例えば特許文献1、2参照)。
クイックファスナー104で配管101,102を保持した状態では、配管101,102の、配管101,102が外れる方向への動きを、フランジ部101a,102aを介してクイックファスナー104の位置決め孔104cが規制しているので、配管101と配管102は外れない。
さらに、クイックファスナー104を配管101,102から外すには、クイックファスナー104に配管101,102の半径方向外側に力を加える必要があるが、配管101,102を外す力は配管101,102の中心軸方向の力であるので、クイックファスナー104を配管101,102から外す半径方向の力の成分が含まれていない。
そのため、クイックファスナー104で配管101,102を保持した状態では、クイックファスナー104に直接力を加えない限り、クイックファスナー104は配管101,102から外れず、クイックファスナー104が配管101,102から外れないことにより、配管101と配管102は外れない。
このように、クイックファスナー104を用いる配管接続は、極めて簡易な作業で、流体の漏れがない確実な配管接続が行える。しかも、クイックファスナー104を外せば配管を容易に外すことができるので、この配管接続方法を配管接続箇所の多い機器、例えば家庭用燃料電池に用いることにより、ナットを用いた配管接続に比べて、その生産効率は飛躍的に向上する。
実開平1−98396号公報(実願昭62−193752号のマイクロフィルム) 特開2000−88157号公報
しかしながら、図13および図14に示すようにクイックファスナー104が配管101,102の接続部から少し外れて取り付けられた場合であっても、クイックファスナー104の円弧部104a,104bは、その弾性により配管101,102のいずれかの部分に装着される。
そのためクイックファスナー104は配管101,102の接続部分付近に留まるので、クイックファスナー104の装着作業者は、クイックファスナー104が正しく配管101,102に装着されていないことに気付かない場合がある。
この場合、配管101,102のフランジ部101a,102aのいずれかにクイックファスナー104の円弧部104a,104bが乗り上げた状態になっており、フランジ部101a,102aが、クイックファスナー104の位置決め孔104cに嵌合していない。
そのため、クイックファスナー104によって、配管101,102が外れる方向への動きを規制する機能が働かず、振動あるいは配管101,102を流れる流体の圧力により、フランジ部101a,102aが対向接触の状態を維持できなくなり、配管101,102の接続部から流体が漏れる可能性が出てくる。
本発明は、従来の課題を解決するもので、クイックファスナーが正しく2本の配管の接続部に装着されるための装着治具およびそれを用いた装着方法ならびにクイックファスナーが配管に正しく装着されていることを確認するための装着状態確認治具およびそれを用いた装着状態確認方法治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、接続する2本の配管それぞれの外周を保持する円弧状バネ材からなる対となる円弧部と、前記2本の配管が接続された状態で前記2本の配管にそれぞれ形成されたフランジ部が嵌入して前記フランジ部同士の位置決めが成される、前記対となる円弧部の間に形成された位置決め孔を有するクイックファスナーの正常装着過程における前記円弧部の最大拡張幅と同等の間隔を空けて平行に形成した2本の突起からなる誤装着防止部材を、前記対となる円弧部に対向するように装着治具本体に設けるとともに、前記クイックファスナーを前記対となる円弧部が前記誤装着防止部材と対向する状態で保持する保持手段を設けたものである。
クイックファスナーの正常装着過程における円弧部の最大拡張幅と同等の間隔を空けて平行に形成した2本の突起からなる誤装着防止部材を、対となる円弧部に対向するように装着治具本体に設けることにより、クイックファスナーを確実に正常装着することができる。
すなわち、クイックファスナーの正常装着過程においてはクイックファスナーの円弧部がフランジ部外周に接触せずに拡張するが、クイックファスナーが誤った位置に装着されようとしたときは、クイックファスナーの円弧部が装着治具の押圧操作に合わせて配管のフランジ部外周に接触しながら拡張していくので、円弧部は正常装着過程における最大拡張幅より大きく拡張しようとする。
しかしながら、クイックファスナーの正常装着過程における円弧部の最大拡張幅と同等の間隔を空けて平行に形成した2本の突起からなる誤装着防止部材を設けていることにより、フランジ部外周に接触しながら拡張しようとする円弧部は、その拡張幅が誤装着防止部材により規制されてフランジ部を保持するまで拡張できない。
そのため、装着治具の押圧操作が途中までしか行えず、装着治具を用いる作業者にクイックファスナーが誤った位置に装着されようとしていることを気付かせることができ、装着治具の作業者にクイックファスナーの装着位置に関する注意を促すことができる。
クイックファスナーの装着位置が正しくない限り、本発明のクイックファスナー装着冶具ではクイックファスナーの装着ができないので、本発明は、クイックファスナーを確実に正常装着することができる。
第1の発明は、クイックファスナーの正常装着過程における円弧部の最大拡張幅と同等の間隔を空けて平行に形成した2本の突起からなる誤装着防止部材を、対となる円弧部それぞれに対向するように装着治具本体に設けるとともに、クイックファスナーを対となる円弧部が誤装着防止部材と対向する状態で保持する保持手段を設けたクイックファスナー装着治具であり、この構成によりクイックファスナーの装着位置が正しくない限り、クイックファスナーの装着ができないので、本発明は、クイックファスナーを確実に正常装着することができる。
第2の発明は、第1の発明において、保持手段が磁石で構成されているものであり、容易にクイックファスナーを保持することができるとともに、装着されたクイックファスナーとの切り離しも容易に行える。
第3の発明は、第1の発明において、誤装着防止部材が、2本の配管が接続された状態におけるフランジ部の厚みより広い間隔をもって装着治具本体に2組設けられたものであり、フランジ部の径の大きさによってはフランジ部が装着装置の操作方向のガイドとなるため、装着操作が容易に、かつ確実に行うことができるようになる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明のクイックファスナー装着治具を用いてクイックファスナーを装着するクイックファスナー装着方法であり、クイックファスナーの装着が容易、かつ確実に行うことができる。
第5の発明は、クイックファスナーの正常装着状態における円弧部の幅と同等の間隔を空けて平行に形成した2本の突起からなる正常装着検知部材を、対となる円弧部それぞれに対応するように装着状態確認治具本体に設けたクイックファスナー装着状態確認治具であり、クイックファスナーが正常装着状態であるかないかを確実に確認することができる。
すなわち、クイックファスナーが正常に装着されておらず、クイックファスナーがフランジ部外周に接触して配管に装着されている場合は、クイックファスナーの円弧部の幅が正常装着状態における円弧部の幅より大きいため、クイックファスナーが2本の突起からなる正常装着検知部材の間に入れることができない。
このように、クイックファスナーが正常装着状態にない場合には、クイックファスナー装着状態確認治具の確認操作が途中までしか行えず、装着状態確認治具を用いる作業者にクイックファスナーが誤った位置に装着されていることを確実に気付かせることができる。
第6の発明は、第5の発明において、対となる正常装着検知部材は、2本の配管が接続された状態におけるフランジ部の厚みより広い間隔をもって装着状態確認治具本体に設けられたものであり、フランジ部の径の大きさによってはフランジ部が装着状態確認装置の操作方向のガイドとなるため、装着状態確認操作が容易に、かつ確実に行うことができるようになる。
第7の発明は、第5の発明において、正常装着検知部材が、クイックファスナーの対となる円弧部それぞれと対向することにより、装着状態確認治具本体はクイックファスナーに近接可能となり、装着状態確認治具本体とクイックファスナーの近接を検知する正常装着検知手段と、正常装着検知手段からの信号受信を報知する正常装着報知手段を設けたものである。
この構成により、クイックファスナーが正常状態で装着されていることを正常装着報知手段の報知によって確認できるため、クイックファスナーの装着確認作業がさらに容易に、かつ確実に行える。
第8の発明は、第5〜7のいずれかの発明のクイックファスナー装着状態確認治具を用いてクイックファスナーの装着状態を確認するクイックファスナー装着状態確認方法であり、クイックファスナーの装着状態の確認が容易、かつ確実に行うことができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるクイックファスナー装着治具を示す。
クイックファスナー装着治具1は、クイックファスナーの装着作業を行う作業者が握る装着治具本体1aと、その端部1bに平行に形成された2本の突起からなる誤装着防止部材1cと、同じく端部1bに設けられた磁石からなる保持手段2を有する。
このクイックファスナー装着治具1では誤装着防止部材1cが2本の配管(図示せず)が接続された状態におけるフランジ部の厚みより広い間隔をもって2組設けられ、合計4本の突起が形成されている。但し、誤装着防止部材1cはいずれもクイックファスナーの円弧部と対向するように装着治具本体1aに設けられている。
なお、保持手段2は磁石に限定されるものではなく、クイックファスナーを着脱自在に保持できるものであれば、弾性体でクイックファスナーを挟むような構成でも良い。
図2で、クイックファスナー装着治具1にクイックファスナー104を装填した状態を示す。クイックファスナー104は、従来のものと同じで、2組の円弧部104a,104bを有している。クイックファスナー装着治具1にクイックファスナー104を装填した状態で、誤装着防止部材1cは円弧部104a,104bと対向する。また、クイックファスナー104はクイックファスナー装着治具1の保持手段2により、クイックファスナー装着治具1に保持されている。
図2(b)に示すように、誤装着防止部材1cの2本の突起の間隔Aは、クイックファスナー104の円弧部104aの幅Bより広く、図2(c)に示すように、クイックファスナー104の、配管101への正常装着過程における円弧部104aの最大拡張幅Cと同等の間隔となっている。
クイックファスナー104の配管101への正常装着過程においては、クイックファスナー104の円弧部104aがフランジ部101aの外周に接触せずに拡張するが、クイックファスナー104が誤った位置に装着されようとしたとき、クイックファスナー104の円弧部104aは、クイックファスナー装着治具1の押圧操作に合わせて配管101のフランジ部101aの外周に接触しながら拡張していくので、円弧部104aは正常装着過程における最大拡張幅Cより大きく拡張しようとする。
しかしながら、クイックファスナー104の正常装着過程における円弧部104aの最大拡張幅Cと同等の間隔Aを空けて平行に形成した、2本の突起からなる誤装着防止部材1cを設けていることにより、フランジ部101aの外周に接触しながら拡張しようとする円弧部104aは、その拡張幅が誤装着防止部材1cにより規制されてフランジ部101aの外周に装着されるまで拡張できない。
そのため、クイックファスナー装着治具1の押圧作業が途中までしか行えず、クイックファスナー装着治具1を用いる作業者にクイックファスナー104が誤った位置に装着されようとしていることを気付かせることができ、クイックファスナー装着治具1の作業者にクイックファスナー104の装着位置を正しく修正するように注意を促すことができる。
クイックファスナー104の装着位置が正しくない限り、本実施の形態におけるクイックファスナー装着冶具1ではクイックファスナー104の装着ができないので、クイックファスナー104を確実に配管101に正常装着することができる。
(実施の形態2)
図3、図4では、本発明の実施の形態1で示したクイックファスナー装着治具1を用いてクイックファスナー104を配管101へ装着する作業を基に、本発明の実施の形態2におけるクイックファスナー装着方法について説明する。
図3および図4(a)に示すように、作業者は装着治具本体1aを持って、クイックファスナー装着治具1の保持手段2によりクイックファスナー装着治具1に装填保持されたクイックファスナー104を配管101,102に近づける。その際、クイックファスナー104の位置決め孔104cと、配管101のフランジ部101aおよび配管102のフランジ部102aの位置が合うように作業を進める。
クイックファスナー104の誘導部104eが配管101に接触した後、クイックファスナー装着治具1を配管101に向けて進めると、図4(b)に示すように誘導部104eが配管101の外周に沿って開き円弧部104aの間隔も広がる。
さらにクイックファスナー装着治具1を配管101に向けて進めると、図4(c)に示すように円弧部104aが配管101の外周に沿うようにして閉じ、配管101にクイックファスナー104が装着される。図4では図示されないが、図4(c)の状態で、円弧部104aによって配管101のフランジ部101aは挟まれ、配管101,102(図示せず)は接続固定される。
図5では、本実施の形態におけるクイックファスナー装着治具1が、クイックファスナー104を配管101の誤った位置に装着することを防止する作用を説明する。
図5(a)に示すように、クイックファスナー104の位置決め孔104cと、配管101のフランジ部101aおよび配管102のフランジ部102aの位置が合っていないにもかかわらず、保持手段2によりクイックファスナー装着治具1に装填されたクイックファスナー104を配管101に近づけると、誘導部104eが配管101のフランジ部101aに接触して、フランジ部101aの外周に接触しながら拡張する。
その結果、図5(b)に示すように、円弧部104aが、配管101への正常装着過程における円弧部104aの最大拡張幅Cまで広がり、円弧部104aがクイックファスナー装着治具1の誤装着防止部材1cに接触して円弧部104aの広がりが規制される。
さらに装着治具1を配管101に向けて進めるには、円弧部104aをさらに広げる必要があるが、円弧部104aの広がりが誤装着防止部材1cによって規制されているので、これ以上クイックファスナー装着治具1を配管101に向けて進めることができなくなり、作業者は作業の誤りに気づく。
このように、本実施の形態1におけるクイックファスナー装着治具1を用いることにより、クイックファスナー104の配管101への誤装着を確実に防止することができる。
(実施の形態3)
図6(a)は、本発明の実施の形態3におけるクイックファスナー装着状態確認治具を示す。
クイックファスナー装着状態確認治具3は、クイックファスナーの装着状態確認作業を行う作業者が握る装着状態確認治具本体3aと、その端部3bに平行に形成された2本の突起からなる正常装着検知部材3cと、同じく端部3bに設けられた接点からなる正常装着検知手段4aを有し、装着状態確認治具本体3aには正常装着検知手段4aからの信号を受信すると点灯して報知するLEDなどの発光装置からなる正常装着報知手段4bが設けてある。
また、このクイックファスナー装着状態確認治具3では正常装着検知部材3cが2本の配管(図示せず)が接続された状態におけるフランジ部の厚みより広い間隔をもって2組設けられ、合計4本の突起が形成されている。なお、正常装着検知部材3cはいずれもクイックファスナーの円弧部と対向するように装着状態確認治具本体3aに設けられている。
さらに、装着状態確認治具本体3a内には正常装着検知手段4aと正常装着報知手段4bを結ぶ配線ならびにLEDからなる正常装着報知手段4bを発光させるための電源(電池)が内蔵されている。
なお、正常装着検知手段4aおよび正常装着報知手段4bは、接点およびLEDに限られるものではなく、クイックファスナー104の近接を検知できるセンサと、光、音、振動、画像などで作業者にクイックファスナー104の近接を報知できる報知手段の組合せであれば良い。
図6(b)に示すように、クイックファスナー装着状態確認治具3を構成する2本の突起からなる正常装着検知部材3cの間隔Dは、クイックファスナー104の配管101への正常装着状態における円弧部104aの幅Eと同等に形成されている。
図6(b)ではクイックファスナー104がクイックファスナー装着状態確認治具3の正常装着検知手段4aに接触しているので、クイックファスナー104が配管101へ正常に装着されているとしてLEDからなる正常装着報知手段4bが発光する。
クイックファスナー104が正常に配管101装着されておらず、クイックファスナー104がフランジ部101a外周を保持している場合は、クイックファスナー104の円弧部104aの幅が正常装着状態における円弧部の幅Eより大きいため、クイックファスナー104を、2本の突起からなる正常装着検知部材3cの間に入れることができない。そのため、クイックファスナー104がクイックファスナー装着状態確認治具3の正常装着検知手段4aに接触することがなく、LEDからなる正常装着報知手段4bが発光しない。
このように、クイックファスナー104が正常装着状態にない場合には、クイックファスナー装着状態確認治具3の確認操作が途中までしか行えず、しかもLEDからなる正常装着報知手段4bが発光しないので、クイックファスナー装着状態確認治具3の作業者にクイックファスナー104が配管101の誤った位置に装着されていることを確実に気付かせることができ、作業者にクイックファスナー104の再装着作業を促す。
(実施の形態4)
図7、図8では、本発明の実施の形態3で示したクイックファスナー装着状態確認治具3を用いてクイックファスナー104の配管101への装着状態を確認する作業を基に、本発明の実施の形態4におけるクイックファスナー装着状態確認方法について説明する。
図7および図8(a)に示すように、作業者はクイックファスナー装着状態確認治具3の装着状態確認治具本体3aを持って、正常装着検知部材3cを配管101,102に保持されたクイックファスナー104の円弧部104a,104bに近づける。
さらに、円弧部104a,104bに正常装着検知部材3cを対向させるようにしてクイックファスナー装着状態確認治具3をクイックファスナー104に近づけると、図8(b)に示すようにクイックファスナー104が配管101へ正常に装着されている場合は、クイックファスナー104が2つの接点からなる正常装着検知手段4aに接触し、LEDからなる正常装着報知手段4bが発光して、作業者にクイックファスナー104の配管101への正常装着を報知する。
しかしながら、クイックファスナー104が配管101へ正常に装着されていない場合、すなわち、クイックファスナー104の円弧部104aが配管101のフランジ部101aの外周を覆うように装着されている場合、クイックファスナー104の配管への装着状態確認作業は、図9に示すようになる。
すなわち、図9(a)に示すようにクイックファスナー104にクイックファスナー装着状態確認治具3をクイックファスナー装着状態確認治具3の正常装着検知部材3cがクイックファスナー104の円弧部104aに対向するように近づけると、図9(b)に示すように、フランジ部101aの外周に接触している円弧部104aの幅は、クイックファスナー104の配管101への正常装着状態における円弧部104aの幅Eより大きく、幅Eと同等の幅に形成された2本の突起からなる正常装着検知部材3cは、円弧部104aに接触し、作業者はそれ以上クイックファスナー装着状態確認治具3を進めることができない。
そのため、クイックファスナー104が、接点からなる正常装着検知手段4aに接触することがないので、LEDからなる正常装着報知手段4bが発光せず、装着状態確認治具3の作業者に、クイックファスナー104が配管101の誤った位置に装着されていることを確実に気付かせることができ、作業者にクイックファスナー104の再装着作業を促す。
なお、上記各実施の形態では、配管101,102の外径が同じとし、それに合わせてクイックファスナー104の円弧部104a,104bも同径としたが、外径が異なる2つの配管を接続することもあり、その際はクイックファスナーの2つの円弧部も外径が異なる2つの配管に合わせて異なる径となる。
そして、本発明の実施の形態におけるクイックファスナーの装着治具の2組の誤装着防止部材の間隔およびクイックファスナーの装着状態確認治具の2組の正常装着検知部材の間隔が異なるものとなるが、上記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明のクイックファスナーの装着治具およびそれを用いた装着方法ならびにクイックファスナーの装着状態確認治具およびそれを用いた装着状態確認方法は、各種配管の接続作業を容易、かつ確実に行うものであり、特に燃料電池を始めとするコジョネレーションシステムのように、多数の配管接続を必要とする機器の製造時に有用となる。
本発明の実施の形態1におけるクイックファスナー装着治具の斜視図 (a)同クイックファスナー装着治具にクイックファスナーを装填した状態を示す斜視図(b)同クイックファスナー装着治具にクイックファスナーを装填した状態を示す平面図(c)同クイックファスナー装着治具にクイックファスナーを装填した状態を示す平面図 本発明の実施の形態2におけるクイックファスナー装着方法を示す、クイックファスナーを装填した本発明の実施の形態1におけるクイックファスナー装着治具と配管の斜視図 同クイックファスナー装着方法を示す、クイックファスナーを装填した本発明の実施の形態1におけるクイックファスナー装着治具と配管からなる平面工程図 同クイックファスナー装着方法を示す、クイックファスナーを装填した本発明の実施の形態1におけるクイックファスナー装着治具と配管からなる平面工程図 (a)本発明の実施の形態3におけるクイックファスナー装着状態確認治具の斜視図(b)同クイックファスナー装着状態確認治具を配管に装着したクイックファスナーに接触させた状態を示す平面図 本発明の実施の形態4におけるクイックファスナー装着状態確認方法を示す、本発明の実施の形態3におけるクイックファスナー装着状態確認治具とクイックファスナーを装着した配管の斜視図 同クイックファスナー装着状態確認方法を示す、本発明の実施の形態3におけるクイックファスナー装装着状態確認治具とクイックファスナーを装着した配管からなる平面工程図 同クイックファスナー装着状態確認方法を示す、本発明の実施の形態3におけるクイックファスナー装装着状態確認治具とクイックファスナーを装着した配管からなる平面工程図 (a)従来から用いられている接続配管の分解斜視図(b)同接続配管の接続状態を示す斜視図(c)同接続配管の接続状態を示す断面図 従来から行われてきたクイックファスナーを用いる接続配管の固定作業を示す斜視工程図 同クイックファスナーを用いる接続配管の固定作業を示す平面工程図 従来から行われてきたクイックファスナーを用いる接続配管の固定作業を示す斜視工程図 同クイックファスナーを用いる接続配管の固定作業を示す平面工程図
1 クイックファスナー装着治具
1a 装着治具本体
1c 誤装着防止部材
2 保持手段
3 クイックファスナー装着状態確認治具
3a 装着状態確認治具本体
3c 正常装着検知部材
4a 正常装着検知手段
4b 正常装着報知手段
101 配管
101a フランジ部
102 配管
102a フランジ部
104 クイックファスナー
104a 円弧部
104b 円弧部
104c 位置決め孔

Claims (8)

  1. 接続する2本の配管それぞれの外周を保持する円弧状バネ材からなる対となる円弧部と、前記2本の配管が接続された状態で前記2本の配管にそれぞれ形成されたフランジ部が嵌入して前記フランジ部同士の位置決めが成される、前記対となる円弧部の間に形成された位置決め孔を有するクイックファスナーに用いるクイックファスナー装着治具であって、
    前記クイックファスナーの正常装着過程における前記円弧部の最大拡張幅と同等の間隔を空けて平行に形成した2本の突起からなる誤装着防止部材を、前記対となる円弧部それぞれに対向するように装着治具本体に設けるとともに、前記クイックファスナーを前記対となる円弧部が前記誤装着防止部材と対向する状態で保持する保持手段を設けたクイックファスナー装着治具。
  2. 前記保持手段が磁石で構成されている請求項1記載のクイックファスナー装着治具。
  3. 前記誤装着防止部材は、前記2本の配管が接続された状態における前記フランジ部の厚みとより広い間隔をもって前記装着治具本体に2組設けられた請求項1記載のクイックファスナー装着治具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のクイックファスナー装着治具にクイックファスナーを保持させて接続する2本の配管の接続部分に前記クイックファスナーを装着させるクイックファスナー装着方法。
  5. 接続する2本の配管それぞれの外周を保持する円弧状バネ材からなる対となる円弧部と、前記2本の配管が接続された状態で前記2本の配管にそれぞれ形成されたフランジ部が嵌入して前記フランジ部同士の位置決めが成される、前記対となる円弧部の間に形成された位置決め孔を有するクイックファスナーに用いるクイックファスナー装着状態確認治具であって、
    前記クイックファスナーの正常装着状態における前記円弧部の幅と同等の間隔を空けて平行に形成した2本の突起からなる正常装着検知部材を、前記対となる円弧部に対向するように装着状態確認治具本体に設けたクイックファスナー装着状態確認治具。
  6. 前記正常装着検知部材は、前記2本の配管が接続された状態における前記フランジ部の厚みより広い間隔をもって前記装着状態確認治具本体に2組設けられた請求項5記載のクイックファスナー装着状態確認治具。
  7. 前記正常装着検知部材が、前記クイックファスナーの前記対となる円弧部それぞれと対向することにより、前記装着状態確認治具本体は前記クイックファスナーに近接可能となり、前記装着状態確認治具本体と前記クイックファスナーの近接を検知する正常装着検知手段と、前記正常装着検知手段からの信号受信を報知する正常装着報知手段を設けた請求項5記載のクイックファスナー装着状態確認治具。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載のクイックファスナー装着状態確認治具によって接続する2本の配管の接続部分に装着されたクイックファスナーの装着状態を確認するクイックファスナー装着状態確認方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014185760A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Takagi Co Ltd 継手
JP2019035448A (ja) * 2017-08-10 2019-03-07 天伸株式会社 配管用接続具

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