JP2010176221A - 車両乗降支援システム、基地局及びユーザ端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バス停Sの基地局3は、ユーザ端末4及び車両端末5と通信することにより、ユーザUの位置情報及びバスBの位置情報を正確に算出する(S821)。バスBの位置情報に基づいて、バスBがバス停Sに停車中か否かを判定する(S822)。停車中であれば(S822のY)、ユーザ端末4から希望の路線ID及び目的地IDを受信し、車両端末5から車両の路線ID及び目的地IDを受信する(S825)。当該バスBがユーザUの希望条件に合うか否かを判定する(S826)。希望条件に合えば(S826のY)、ユーザUの位置情報及びバスBの位置情報に基づいて、バスBの乗車口に到達するためにユーザUが進むべき方向及び距離、バス停IDを含む乗車誘導情報を作成し、ユーザ端末4に送信する(S827)。ユーザ端末4は、基地局3から乗車誘導情報を受信し、ユーザUに向けて出力する(S828)。
【選択図】図8
Description
この構成によれば、基地局は、ユーザ端末の位置及び車両端末の位置を正確に測定することができるので、正確な乗車誘導情報を作成することができる。これによれば、利用者を車両の乗車口に確実に誘導することができる。
この構成によれば、同じ停車場に停車する車両であっても行き先等が異なる場合があるが、そのような場合でも、利用客を希望する行き先等に該当するバスに誘導することができる。
この構成によれば、車両の運転手は、利用客が待っているので、次の停車場で停車すべきであることを認識することができる。
この構成によれば、停車場によって停車する車両の路線や行き先等が異なるし、車両によって路線や行き先等が異なるが、希望条件と、停車車両条件及び車両条件とを比較、照合することにより、利用客の希望に該当する車両の運転手だけに利用客が待っていることを通知することができる。
この構成によれば、基地局は、ユーザ端末の位置を正確に測定できるので、正確な停車場誘導情報を作成することができる。これによれば、利用者を停車場に確実に誘導することができる。
この構成によれば、停車場によって停車する車両の路線や行き先等が異なるが、希望条件と、停車車両条件とを比較、照合することにより、利用客の希望に該当する停車場だけからバス停誘導情報を送信することができる。
この構成によれば、利用客は、乗車中に車両が通過又は停車している停車場の識別情報が分かるので、車両の運行区間を正確に知ることができる。
この構成によれば、利用客は、停車場に停車した車両からの降車を円滑に行うことができる。
この構成によれば、車両の停車した停車場の基地局が、当該停車場で降車を希望する利用客のユーザ端末に降車誘導情報を送信するので、乗車中の利用客が希望の停車場で確実に降車することができる。
この構成によれば、利用客が視覚障害者や高齢者等であっても各情報を認識できるので、視覚障害者や高齢者等を含めて円滑な車両の乗降を行うことができる。
図1は、車両乗降支援システム1の構成を示す図である。車両乗降支援システム1は、基地局サーバ2、基地局3、ユーザ端末4及び車両端末5を備える。基地局サーバ2は、バスの路線やバス停に関する情報を管理し、適宜提供するサーバ用コンピュータであり、バス会社の管理センタ等に設置される。基地局3は、ユーザ端末4や車両端末5と無線通信する通信基地局を備えることにより、バスBの利用客であるユーザUの乗降支援を行う情報処理装置であり、バス停Sに固定的に設置される。基地局サーバ2と、各基地局3とは、ネットワーク6を介して通信可能である。なお、車両乗降支援に関する情報処理は、基地局サーバ2で行ってもよいし、基地局3で行ってもよい。
図2は、基地局サーバ2のハードウェア構成を示す図である。基地局サーバ2は、通信部21、表示部22、入力部23、処理部24及び記憶部25を備える。通信部21は、ネットワーク6を介して基地局3とIP(Internet Protocol)通信を行う部分であり、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。表示部22は、処理部24からの指示によりデータを表示する部分であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。入力部23は、管理者がデータ(例えば、バス路線やバス停に関する情報)を入力する部分であり、例えば、キーボードやマウス等によって実現される。処理部24は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、基地局サーバ2全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。記憶部25は、処理部24からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりするものであり、例えば、フラッシュメモリやハードディスク装置等の不揮発性記憶装置によって実現される。
図6は、基地局3、ユーザ端末4及び車両端末5の各記憶部に記憶されるデータの構成を示す図である。
続いて、車両乗降支援システム1の処理について説明する。本処理は、ユーザUがバス停Sに到着するまで、バス停SからバスBに乗車するまで、バスBに乗車している間、目的地に到着したバスBから降車するまでの各局面を支援する処理である。なお、各局面の支援処理では、一連の処理として情報を共有してもよいし、それぞれ独立した処理として情報を個別に管理してもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
2 基地局サーバ
3 基地局
34 処理部
35 記憶部
362 バス停ID(停車場識別情報)
364 路線情報(停車車両条件)
4 ユーザ端末
42 出力部
44 処理部
45 記憶部
464 希望路線ID(希望条件)
465 希望目的地ID(希望条件、希望目的地識別情報)
5 車両端末
52 出力部
54 処理部
55 記憶部
563 車両路線ID(車両条件)
564 車両目的地ID(車両条件)
B バス(車両)
S バス停(停車場)
U ユーザ(利用客)
Claims (13)
- 車両の利用客に携帯されるユーザ端末と、
前記車両に搭載される車両端末と、
前記車両が停車する停車場に設置され、前記ユーザ端末の位置及び前記車両端末の位置を測定する高精度位置測定機能を有する情報処理装置である基地局と、
を備え、
前記基地局は、
前記車両端末の位置に基づいて前記車両が前記停車場に停車していると判断し、かつ、前記ユーザ端末の位置に基づいて前記利用客が前記停車場にいると判断した場合に、前記ユーザ端末の位置及び前記車両端末の位置に基づいて、前記車両の乗車口に到達するために前記利用客が進むべき方向及び距離を含む乗車誘導情報を作成し、前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記基地局から前記乗車誘導情報を受信し、前記利用客に出力する
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 請求項1に記載の車両乗降支援システムであって、
前記ユーザ端末は、前記車両の運行に関する当該利用客の希望条件を記憶し、
前記車両端末は、当該車両の運行に関する車両条件を記憶し、
前記ユーザ端末は、前記希望条件を前記基地局に送信し、
前記車両端末は、前記車両条件を前記基地局に送信し、
前記基地局は、前記ユーザ端末から前記希望条件を受信し、前記車両端末から前記車両条件を受信し、前記車両条件が前記希望条件を満たすときに、前記乗車誘導情報を作成し、前記ユーザ端末に送信する
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 車両の利用客に携帯されるユーザ端末と、
前記車両に搭載される車両端末と、
前記車両が停車する停車場に設置され、前記ユーザ端末の位置及び前記車両端末の位置を測定する高精度位置測定機能を有する情報処理装置である基地局と、
を備え、
前記基地局は、
前記車両端末の位置に基づいて前記車両が前記停車場に接近していると判断し、かつ、前記ユーザ端末の位置に基づいて前記利用客が前記停車場にいると判断した場合に、前記利用客が前記停車場で待っている旨を示す利用客待ち情報を作成し、前記車両端末に送信し、
前記車両端末は、前記基地局から前記利用客待ち情報を受信し、当該車両の運転手に出力する
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 請求項3に記載の車両乗降支援システムであって、
前記ユーザ端末は、前記車両の運行に関する当該利用客の希望条件を記憶し、
前記基地局は、当該停車場に停車する車両の運行に関する停車車両条件を記憶し、
前記車両端末は、当該車両の運行に関する車両条件を記憶し、
前記ユーザ端末は、前記希望条件を前記基地局に送信し、
前記基地局は、前記ユーザ端末から前記希望条件を受信し、前記停車車両条件が前記希望条件を満たすときに、前記利用客待ち情報を作成し、前記車両端末に送信し、
前記車両端末は、前記基地局から前記利用客待ち情報を受信し、前記車両条件が前記希望条件を満たすときに、前記利用客待ち情報を出力する
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 車両の利用客に携帯されるユーザ端末と、
前記車両に搭載される車両端末と、
前記車両が停車する停車場に設置され、前記ユーザ端末の位置及び前記車両端末の位置を測定する高精度位置測定機能を有する情報処理装置である基地局と、
を備え、
前記基地局は、
前記ユーザ端末の位置に基づいて、前記利用客が前記停車場にいないと判断した場合に、前記停車場に到達するために前記利用客が進むべき方向及び距離を含む停車場誘導情報を作成し、前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記基地局から前記停車場誘導情報を受信し、前記利用客に出力する
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 請求項5に記載の車両乗降支援システムであって、
前記ユーザ端末は、当該利用者の車両の運行に関する希望条件を記憶し、
前記基地局は、当該停車場に停車する車両の運行に関する停車車両条件を記憶し、
前記ユーザ端末は、前記希望条件を前記基地局に送信し、
前記基地局は、前記ユーザ端末から前記希望条件を受信し、前記停車車両条件が前記希望条件を満たすときに、前記バス停誘導情報を作成し、前記ユーザ端末に送信する
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 車両の利用客に携帯されるユーザ端末と、
前記車両に搭載される車両端末と、
前記車両が停車する停車場に設置され、前記ユーザ端末の位置及び前記車両端末の位置を測定する高精度位置測定機能を有する情報処理装置である基地局と、
を備え、
前記基地局は、
前記基地局が設置されている前記停車場に固有の停車場識別情報を記憶し、
前記車両端末の位置に基づいて、前記車両が前記停車場を通過していると判断し、又は、前記車両が前記停車場に停車していると判断した場合に、前記停車場識別情報を前記車両内に位置する前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記基地局から前記停車場識別情報を受信し、前記利用客に出力する
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 車両の利用客に携帯されるユーザ端末と、
前記車両に搭載される車両端末と、
前記車両が停車する停車場に設置され、前記ユーザ端末の位置及び前記車両端末の位置を測定する高精度位置測定機能を有する情報処理装置である基地局と、
を備え、
前記基地局は、前記車両端末の位置に基づいて前記車両が前記停車場に停車していると判断し、かつ、前記ユーザ端末の位置に基づいて前記利用客が前記車両にいると判断した場合に、前記車両端末の位置に基づいて、前記車両の降車口からに前記停車場の所定位置に到達するために前記利用客が進むべき方向及び距離を含む降車誘導情報を作成し、前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末は、前記基地局から前記降車誘導情報を受信し、前記利用客に出力する
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 請求項8に記載の車両乗降支援システムであって、
前記基地局は、前記停車場に固有の停車場識別情報を記憶し、
前記ユーザ端末は、前記利用客が希望する目的地に固有の希望目的地識別情報を記憶し、
前記ユーザ端末は、前記希望目的地識別情報を前記基地局に送信し、
前記基地局は、前記ユーザ端末から前記希望目的地識別情報を受信し、前記停車場識別情報と、前記希望目的地識別情報とが一致するときに、前記降車誘導情報を作成し、前記ユーザ端末に送信する
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 請求項2、請求項4及び請求項9のいずれか一項に記載の車両乗降支援システムであって、
前記希望条件、前記停車車両条件及び前記車両条件は、前記車両の路線及び目的地である
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 請求項1、請求項2、請求項5ないし請求項9のいずれか一項に記載の車両乗降支援システムであって、
前記ユーザ端末は、各情報を前記利用客に出力する手段として、音声出力装置又は電子点字表示装置を備える
ことを特徴とする車両乗降支援システム。 - 請求項1に記載の車両乗降支援システムに用いられる前記基地局であって、
前記車両端末の位置に基づいて前記車両が前記停車場に停車していると判断し、かつ、前記ユーザ端末の位置に基づいて前記利用客が前記停車場にいると判断した場合に、前記ユーザ端末の位置及び前記車両端末の位置に基づいて、前記車両の乗車口に到達するために前記利用客が進むべき方向及び距離を含む乗車誘導情報を作成し、前記ユーザ端末に送信する
ことを特徴とする基地局。 - 請求項1に記載の車両乗降支援システムに用いられる前記ユーザ端末であって、
前記基地局から前記乗車誘導情報を受信し、前記利用客に出力する
ことを特徴とするユーザ端末。
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