JP2020086947A - 配車装置 - Google Patents

配車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020086947A
JP2020086947A JP2018220610A JP2018220610A JP2020086947A JP 2020086947 A JP2020086947 A JP 2020086947A JP 2018220610 A JP2018220610 A JP 2018220610A JP 2018220610 A JP2018220610 A JP 2018220610A JP 2020086947 A JP2020086947 A JP 2020086947A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
dispatch
passenger
user
boarding point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018220610A
Other languages
English (en)
Inventor
幸一 池本
Koichi Ikemoto
幸一 池本
敬司 山下
Takashi Yamashita
敬司 山下
康治 田口
Koji Taguchi
康治 田口
伸 桜田
Shin Sakurada
伸 桜田
智行 栗山
Tomoyuki Kuriyama
智行 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018220610A priority Critical patent/JP2020086947A/ja
Publication of JP2020086947A publication Critical patent/JP2020086947A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】配車サービスを提供する車両にスムーズに乗車できるようにする。【解決手段】配車装置4は、複数の利用客3のうちの一の利用客3aの携帯端末30から、車両2の配車依頼を受信したときに、配車依頼に含まれる一の利用客3aの希望乗車地点に関する情報に基づいて、一の利用客3aの希望乗車地点近辺における、複数の利用客3のうちの他の利用客3bからの配車依頼数の多さを表す指標値を算出し、指標値が所定値以上のときは、一の利用客3aに対して、一の利用客3aの希望乗車地点近辺の予め設定された乗り合い地点で乗車してもらうことを要求する乗車地点変更通知を一の利用客3aの携帯端末30に送信すると共に、乗車させる利用客3を決定することなく、複数の車両2のうちの一の車両2に対して、一の車両2を乗り合い地点に移動させるための移動指示を一の車両2の車載装置20に送信するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、配車装置に関する。
近年、自動で運転操作が行われる自動運転車両を用いたタクシー、バス、ライドシェア等のモビリティサービスの実現に向けて、自動運転技術の開発が行われている。特許文献1には、このようなモビリティサービスの一つとして、利用客の利用要求に応じて利用客の希望する乗車地点に自動運転車両を移動させて、自動運転車両に利用客を乗車させて目的地まで送り届けることが可能な配車サービスに関する技術が開示されている。
特開2017−182137号公報
通常、配車サービスの提供者は、配車サービスを利用しようとする利用客からの配車依頼を受けると、利用客を乗車させる車両(迎車車両)を決定した上で、迎車車両を利用客の希望乗車地点に移動させる。そして利用客は、希望乗車地点まで移動してきた迎車車両に乗車する。したがって利用客は、希望乗車地点において、自身が乗車する迎車車両を特定する必要がある。
そのため、例えば乗降客数の多い主要駅の駅前など、配車サービスを利用する人数が多い場所に配車を希望する場合においては、多数の迎車車両の中から自身が乗車する迎車車両を特定しなければならなくなる。その結果、迎車車両の特定に必要以上に時間がかかるなど、配車サービスを提供する車両にスムーズに乗車できないおそれがある。
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、配車サービスを提供する車両にスムーズに乗車できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様による配車装置は、自動運転制御されて配車サービスを提供する複数の車両に搭載された各車載装置、及び配車サービスを利用する複数の利用客の各携帯端末、のそれぞれと通信可能に構成された通信部と、制御部と、
を備える。制御部は、通信部を介して、複数の利用客のうちの一の利用客の携帯端末から配車依頼を受信したときに、配車依頼に含まれる一の利用客の希望乗車地点に関する情報に基づいて、一の利用客の希望乗車地点近辺における、複数の利用客のうちの他の利用客からの配車依頼数の多さを表す指標値を算出し、指標値が所定値以上のときは、一の利用客に対して、一の利用客の希望乗車地点近辺の予め設定された乗り合い地点で乗車してもらうことを要求する乗車地点変更通知を、通信部を介して一の利用客の携帯端末に送信し、指標値が所定値以上のときは、乗車させる利用客を決定することなく、複数の車両のうちの一の車両に対して、一の車両を乗り合い地点に移動させるための移動指示を、通信部を介して一の車両の車載装置に送信するように構成される。
本発明のこの態様によれば、配車サービスを提供する車両にスムーズに乗車することができる。
図1は、本発明の一実施形態による配車システムの概略構成図である。 図2は、本発明の一実施形態による車両のハードウェア構成図である。 図3は、本発明の一実施形態による配車処理の一例を示すシーケンス図である。 図4は、本発明の一実施形態による配車処理の一例を示すシーケンス図である。 図5は、サーバにおいて実行される処理のうち、本発明の一実施形態による配車処理に関連する部分について説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
図1は、本発明の一実施形態による配車システム1の概略構成図である。
本実施形態による配車システム1は、配車サービスを提供する複数の車両2に搭載された各車載装置20と、配車サービスを利用する複数の利用客3の各携帯端末30と、配車装置の一例であるサーバ4と、備える。
車載装置20、携帯端末30、及びサーバ4は、光通信回線等で構成されるネットワーク5を介して互いに通信可能となっている。車載装置20及び携帯端末30は、例えば無線基地局6等を介してネットワーク5と接続される。またサーバ4は、例えば不図示のゲートウェイ等を介してネットワーク5と接続される。
車両2は、例えばタクシーなどの配車サービスを提供する自動運転車両である。図2は、この車両2のハードウェア構成図である。
図2に示すように、車両2は、車内ネットワーク200を介して互いに接続された、車載装置20、車両制御ユニット21、車外カメラ211、測距センサ212、測位センサ213、車内カメラ214、ディスプレイ装置215、地図データベース216、及びナビゲーション装置217を備える。車内ネットワーク200は、例えば、CAN(Controller Area Network)規格に準拠したネットワークとされる。
車載装置20は、信号線を介して互いに接続された、車内通信インターフェース(以下「車内通信I/F」という。)201、記憶部202、及び制御部203を備える。また車載装置20は、車内ネットワーク200を介して車内通信I/F201と接続された車外通信機器204を備える。
車内通信I/F201は、車載装置20が、車外通信機器204、及び車両2の他の車載機器(例えば車外カメラ211など)と車内ネットワーク200を介して通信するための通信I/F回路である。
記憶部202は、HDD(Hard Disk Drive)、光記録媒体、又は半導体メモリ等の記憶媒体を有し、制御部203において実行されるコンピュータプログラムを記憶する。また、記憶部202は、制御部203によって生成されたデータ、及び制御部203が車内ネットワーク200を介して車外通信機器204や車両2の他の車載機器から受信したデータ等を記憶する。
制御部203は、車載装置20において制御及び演算を行うコンピュータプログラムを実行する一以上のプロセッサ及びその周辺回路とすることができる。
車外通信機器204は、無線通信機能を有する車載の端末である。車外通信機器204は、例えば、ネットワーク5と不図示のゲートウェイ等を介して接続される無線基地局6にアクセスすることで、無線基地局6を介してネットワーク5と接続される。これにより、サーバ4との間で相互に通信が行われる。また、車外通信機器204は、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を利用して、利用客3の携帯端末30との間で相互に通信を行うことができるようになっている。
車両制御ユニット21は、車外カメラ211、測距センサ212、測位センサ213、及び車内カメラ214などから出力される信号に基づいて、ナビゲーション装置217によって作成された走行ルートに沿って車両2が自動的に走行するように、加速、操舵、及び制動に関する運転操作を自動的に行う。
車外カメラ211は、車両2の周囲の映像を撮影して出力する。車外カメラ211によって撮影された映像は、車両制御ユニット21が車両2の運転を自動制御するために利用される。車外カメラ211は、車両2の周囲の物体及び人が明瞭に撮影されるように、例えば、撮像面を車外に向けて、車両2のフロントガラスの近くに配置される。
測距センサ212は、車両2の周囲に存在する物体までの距離を方位ごとに計測して出力する。測距センサ212によって計測された距離情報は、同様に車両制御ユニット21が車両2の運転を自動制御するために利用される。測距センサ212は、例えば、車両2に設置されたLiDAR(Light Detection And Ranging)とされる。
測位センサ213は、車両2の現在地を示す現在位置情報を生成して出力する。測位センサ213によって生成された車両2の現在位置情報は、車両制御ユニット21が車両2の運転を自動制御するために利用されるほか、サーバ4が車両2の現在位置を把握できるように、ネットワーク5を介して車載装置20(より詳しくは車外通信機器204)からサーバ4へ送信される。測位センサ213は、例えば、車両2に設置されたGPS(Global Positioning System)とされる。
車内カメラ214は、車内の映像を撮影して車載装置20及び車両制御ユニット21に出力する。車内カメラ214によって撮影された映像は、利用客3が車両2に乗車したり車両2から降車したりしたことを、車載装置20が検知するために利用される。車内カメラ214は、車内に複数個配置されてもよい。車内カメラ214は、車内の利用客3が明瞭に撮影されるように、例えば、車両2の前方の天井等に配置される。
ディスプレイ装置215は、車載装置20によって制御され、車両2の利用客3に対して各種のメッセージを表示する。
地図データベース216は、地図情報に関するデータベースである。地図データベース216は、例えば車両2に搭載されたハードディスクドライブ(HDD;Hard Disk Drive)内に記憶されている。地図情報には、道路の位置情報や道路形状の情報(例えばカーブと直線部の種別、カーブの曲率など)、交差点及び分岐点の位置情報、道路種別などの情報などが含まれる。
ナビゲーション装置217は、地図データベース216の地図情報を参照し、測位センサ213によって検出した車両2の現在位置と、車両2の利用客3の希望乗車地点や目的地と、に基づいて、目的地までの走行ルートを作成して出力する。
図1に戻り、サーバ4は、信号線を介して互いに接続された、通信インターフェース(以下「通信I/F」という。)41、記憶部42、及び制御部43を有する。
通信I/F41は、通信部の一例であり、サーバ4を例えばゲートウェイ等を介してネットワーク5と接続するための通信I/F回路である。通信I/F41は、車両2の車載装置20(より詳しくは車外通信機器204)、及び携帯端末30とネットワーク5を介して通信可能に構成される。
記憶部42は、HDD(Hard Disk Drive)、光記録媒体、又は半導体メモリ等の記憶媒体を有し、制御部43において実行されるコンピュータプログラムを記憶する。また、記憶部42は、制御部43によって生成されたデータ、及び制御部43がネットワーク5を介して受信したデータ等を記憶する。
また記憶部42は、車両2に関する情報の一例として、各車両2の識別情報や車種などの情報を記憶する。各車両2の識別情報は、例えば各車両2の車両ナンバーや、各車両2のドア表面等に記載された識別番号などである。さらに記憶部42は、利用客3に関する情報の一例として、各利用客3の識別情報や住所などの情報を記憶する。各利用客3の識別情報は、例えば、配車サービスを利用する各利用客3に付与された利用客番号である。
制御部43は、サーバ4において制御及び演算を行うコンピュータプログラムを実行する一以上のプロセッサ及びその周辺回路とすることができる。制御部43は、利用客3の携帯端末30から送信された配車依頼を通信I/F301を介して受信すると、配車依頼を行った利用客3に対して車両2を配車する配車処理を実施する。
具体的には制御部43は、複数の利用客3のうちの一の利用客3aの携帯端末30から送信された配車依頼を受信すると、利用客3aからの配車依頼に含まれている利用客3aの希望乗車地点に関する情報に基づいて、その希望乗車地点又はその近辺に配車を依頼している他の利用客3bの数の多さを表す指標値を算出する。
指標値は、例えば、利用客3aの希望乗車地点を中心とする所定範囲内を希望乗車地点として指定している他の利用客3bからの配車依頼の数とすることができる。また指標値は、例えば、利用客3aの希望乗車地点を中心とする所定範囲内を希望乗車地点として指定している他の利用客3bからの配車依頼の数を、その所定範囲の面積によって除算した配車依頼の数密度(すなわち、利用客3aの希望乗車地点近辺における単位面積当たりの配車依頼の数)とすることもできる。
そして制御部43は、指標値が所定閾値未満であった場合(利用客3aの希望乗車地点又はその近辺に配車を希望している他の利用客3bの数が少ない場合)には、利用客3aの希望乗車地点から一定距離内に存在する車両2を検索し、検索された少なくとも一つの車両2の中から利用可能な車両2を利用客3aの迎車車両として選択し、迎車車両として選択された車両2の車載装置20に対して、利用客3aの希望乗車地点に向かうように配車指示を送信する。また制御部43は、配車指示と併せて、利用客3aの携帯端末30に対して配車完了通知を送信する。
指標値が所定閾値未満であった場合にサーバ4の制御部43から迎車車両として選択された車両2の車載装置20に送信される配車指示には、利用客3aの配車依頼に含まれていた利用客3aの識別情報、希望乗車地点、及び目的地などの情報が含まれている。迎車車両として選択されて配車指示を受信した車両2の車載装置20は、車両制御ユニット21によって車両2を自動運転させて、車両2を利用客3aの希望乗車地点まで移動させる。
また、指標値が所定閾値未満であった場合にサーバ4の制御部43から利用客3aの携帯端末30に送信される配車完了通知には、希望乗車地点への配車が完了した旨と、迎車車両として選択した車両2の識別情報と、が含まれている。これにより配車完了通知を受け取った利用客3aは、配車完了通知に含まれる車両2の識別情報に基づいて、希望乗車地点において、自身が乗車する車両2を特定して乗車することができる。
しかしながら、利用客3aの希望乗車地点が、例えば乗降客数の多い主要駅の駅前など、配車サービスを利用する人数が多い場所であった場合には、利用客3aの希望乗車地点又はその近辺に、他の利用客3bも同様に配車を希望していることがある。そして、利用客3aの希望乗車地点又はその近辺に配車を希望している他の利用客3bの数が多いと、利用客3aの希望乗車地点又はその近辺に、利用客3aの迎車車両以外にも、多数の迎車車両が集まることになる。
そのため、利用客3aは、多数の迎車車両の中から自身が乗車する迎車車両を特定しなければならなくなる。また同様に、他の利用客3bも多数の迎車車両の中から自身が乗車する迎車車両を特定しなければならなくなる。そのため、各利用客3は、自身の乗車する迎車車両を特定するのに時間がかかり、迎車車両に乗車するまでに必要以上に時間がかかるなど、迎車車両にスムーズに乗車できないおそれがあり、配車サービスのサービス性が低下するおそれがある。
そこで本実施形態では、指標値が所定閾値以上であった場合(利用客3aの希望乗車地点又はその近辺に配車を希望している他の利用客3bの数が多い場合)、すなわち或る配車エリアに配車を希望している利用客3が多数存在する場合には、その配車エリアに配車を希望している各利用客3を、その配車エリア内の予め設定された乗り合い地点に誘導して順番待ちをさせると共に、その乗り合い地点に順次車両2を配車することした。そして、乗り合い地点で順番待ちをしている先頭の利用客3から、乗り合い地点に配車した車両2に順次乗車してもらうことができるようにした。
そのために本実施形態では、指標値が所定閾値以上であった場合には、利用客3aに対して利用客3aの希望乗車地点近辺の予め設定された乗り合い地点で乗車してもらうことを要求する乗車地点変更通知を、サーバ4の制御部43から利用客3aの携帯端末30に送信することとした。
この指標値が所定閾値以上であった場合にサーバ4の制御部43から利用客3aの携帯端末30に送信される乗車地点変更通知には、配車が完了した旨と、希望乗車地点の混雑が予想されるために、利用客3aの希望乗車地点近辺の予め設定された乗り合い地点において、順次到着した車両2に乗車をお願いする旨と、乗り合い地点に関する情報と、が含まれている。
そして、サーバ4の制御部43において、乗り合い地点から一定距離内に存在する車両2を検索し、検索された少なくとも一つの車両2の中から利用可能な車両2の車載装置20に対して、乗車する利用客3を決定することなく、乗り合い地点に向かうように制御部43から配車指示を送信することとした。
この指標値が所定閾値以上であった場合にサーバ4の制御部43から乗り合い地点に移動するように選択された車両2の車載装置20に送信される配車指示には、利用客3aの希望乗車地点近辺の乗り合い地点に関する情報と、利用客3aの希望乗車地点又はその近辺に配車を希望している、利用客3aを含む全ての利用客3(すなわち、配車先が混雑しているために、利用客3aと同じ乗り合い地点で乗車することを要求された、利用客3aを含む全ての利用客3)の識別情報と、が含まれている。
このようにして、指標値が所定閾値以上であった場合には、各利用客3を乗り合い地点に誘導し、各利用客3を乗り合い地点に到着した車両2に順次乗車させることできるようにした。これにより、各利用客3は、迎車車両を特定することなく、乗り合い地点に到着した車両2に順次乗車していくだけで済むので、スムーズに配車サービスを提供する車両2に乗車することができる。
図3は、指標値が所定閾値未満であった場合の、本実施形態による配車処理の一例を示すシーケンス図である。図3に示すシーケンス図において、サーバ4と、車両2の車載装置20及び携帯端末30と、の間の通信は、ネットワーク5を介して行われる。
ステップS1において、複数の利用客3のうちの一の利用客3aは、自身が所持している携帯端末30を操作して、配車依頼をサーバ4に送信する。配車依頼には、配車を依頼する旨の他、利用客3aの識別情報、希望乗車地点、及び目的地などの情報が含まれる。利用客3の現在地、希望乗車地点、及び目的地は、例えば、施設名、住所、又は経度と緯度の組み合わせにより指定される。
ステップS2において、配車依頼を受信したサーバ4は、利用客3aからの配車依頼に含まれている利用客3aの希望乗車地点に関する情報に基づいて、その希望乗車地点又はその近辺に配車を依頼している他の利用客3bの数の多さを表す指標値を算出する。
ステップS3において、サーバ4は、指標値が所定閾値未満であるため、利用客3aの希望乗車地点から一定距離内に存在する車両2を検索し、検索された少なくとも一つの車両2の中から利用可能な車両2を利用客3aの迎車車両として選択し、迎車車両として選択された車両2の車載装置20に対して、利用客3aの希望乗車地点に向かうように配車指示を送信する。指標値が所定閾値未満の場合に送信される配車指示には、前述したように、利用客3aの配車依頼に含まれていた利用客3aの識別情報、希望乗車地点、及び目的地などの情報が含まれている。
そしてステップS4において、サーバ4は、配車指示と併せて、利用客3aの携帯端末30に対して、配車完了通知を送信する。指標値が所定閾値未満の場合に送信される配車完了通知には、前述したように、希望乗車地点への配車が完了した旨と、迎車車両として選択した車両2の識別情報と、が含まれている。
ステップS5において、配車指示を受信した車両2の車載装置20は、車両制御ユニット21によって車両2を自動運転させて、車両2を利用客3aの希望乗車地点まで移動させる。
ステップS6において、利用客3aの希望乗車地点まで移動した車両2の車載装置20は、利用客3aの携帯端末30と例えば近距離無線通信を行って、配車依頼を行った利用客3aであることの確認(マッチング)を行った上で、ドアのロックを解除して利用客3aの乗車を許可する。そして車載装置20は、例えばドアの開閉動作や車内カメラ214によって利用客3aが乗車したことを確認すると、乗車通知をサーバ4に送信する。
ステップS7において、利用客3aを乗車させた車両2の車載装置20は、車両2の現在地、及び配車指示に含まれる利用客3aの目的地などの情報に基づいて、車両2に搭載されたナビゲーション装置217によって走行ルートを作成させる。そして車載装置20は、作成した走行ルートに従って自動運転するよう車両制御ユニット21に対して指示し、車両2を利用客3aの目的地に向かって移動させる。なお車載装置20は、車両2が車両制御ユニット21による自動運転が行われている間、車両2の現在地を示す位置情報を定期的にサーバ4に送信している。
ステップS8において、利用客3aの目的地まで移動した車両2の車載装置20は、例えばドアの開閉動作や車内カメラ214によって利用客3aが降車したことを確認すると、降車通知をサーバ4に送信する。
図4は、指標値が所定閾値以上であった場合の、本実施形態による配車処理の一例を示すシーケンス図である。なお図4のステップS1、S2、S7、及びS8では、図3を参照して前述した処理と実質的に同様の処理を実施しているので、ここでは説明を省略する。
ステップS11において、サーバ4は、指標値が所定閾値以上であるため、利用客3aに対して利用客3aの希望乗車地点近辺の予め設定された乗り合い地点で乗車してもらうことを要求する乗車地点変更通知を、利用客3aの携帯端末30に送信する。
この指標値が所定閾値以上の場合に送信される乗車地点変更通知には、前述したように、配車が完了した旨と、希望乗車地点の混雑が予想されるために、利用客3aの希望乗車地点近辺の予め設定された乗り合い地点において、順次到着した車両2に乗車をお願いする旨と、乗り合い地点に関する情報と、が含まれている。
ステップS12において、サーバ4は、乗り合い地点から一定距離内に存在する車両2を検索し、検索された少なくとも一つの車両2の中から利用可能な車両2の車載装置20に対して、特に乗車する利用客3を決定することなく、乗り合い地点に向かうように配車指示を送信する。
この指標値が所定閾値以上の場合に送信される配車指示には、前述したように、利用客3aの希望乗車地点近辺の乗り合い地点に関する情報と、利用客3aの希望乗車地点又はその近辺に配車を希望している、利用客3aを含む全ての利用客3(すなわち、配車先が混雑しているために、利用客3aと同じ乗り合い地点で乗車することを要求された、利用客3aを含む全ての利用客3)の識別情報と、が含まれている。
ステップS13において、配車指示を受信した車両2の車載装置20は、車両制御ユニット21によって車両2を自動運転させて、車両2を乗り合い地点まで移動させる。
ステップS14において、乗り合い地点まで移動した車両2の車載装置20は、乗り合い地点で順番待ちをしている先頭の利用客3の携帯端末30と、例えば近距離無線通信を行ってその先頭の利用客3の識別情報を取得する。
そして車載装置20は、その先頭の利用客3の識別情報を、配車指示に含まれている、乗り合い地点で乗車することを要求された各利用客3の識別情報と対比して一致する識別情報があれば、ドアのロックを解除してその先頭の利用客3の乗車を許可する。
これにより、乗り合い地点に誘導された、ステップS1で配車依頼を行った利用客3aは、乗り合い地点に誘導された他の利用客3bと共に、乗り合い地点で順番待ちをして、順次乗り合い地点に配車された車両2に乗車することができる。またこのように、乗り合い地点まで移動した車両2の車載装置20は、乗り合い地点で利用客3を乗車させるときに、例えば利用客3の携帯端末30と近距離無線通信を行うことによって、その利用客3が、配車依頼を行った利用客3か否か、すなわち乗り合い地点で乗車することを要求された利用客3であるか否かを判断している。これにより、配車依頼を行っていない者を乗り合い地点から誤って乗車させてしまうのを抑制することができる。
そして車載装置20は、例えばドアの開閉動作や車内カメラ214によってその先頭の利用客3が乗車したことを確認すると、その先頭の利用客3の識別情報を含む利用客特定通知をサーバ4に送信する。
ステップS15において、利用客特定通知を受信したサーバ4は、利用客特定通知に含まれている利用客3の識別情報に基づいて、その利用客3の配車依頼に含まれているその利用客3の目的地に関する情報を、その利用客3を乗車させた車両2の車載装置20に送信する。
図5は、サーバ4(より詳しくはサーバ4の制御部43)において実行される処理のうち、本実施形態による配車処理に関連する部分について説明するフローチャートである。サーバ4は、利用客3aの携帯端末30から車両2の配車依頼を受信すると、本ルーチンを実行する。
ステップS101において、サーバ4は、利用客3aからの配車依頼に含まれている利用客3aの希望乗車地点に関する情報に基づいて、その希望乗車地点近辺に配車を依頼している他の利用客3bの数の多さを表す指標値を算出する。
ステップS102において、サーバ4は、指標値が所定閾値未満であるか否かを判定する。サーバ4は、指標値が所定閾値未満であればステップS103の処理に進む。一方でサーバ4は、指標値が所定閾値以上であればステップS106の処理に進む。
ステップS103において、サーバ4は、利用客3aの希望乗車地点から一定距離内に存在する車両2を検索し、検索された少なくとも一つの車両2の中から利用可能な車両2を利用客3aの迎車車両として選択し、迎車車両として選択された車両2の車載装置20に対して、利用客3aの希望乗車地点に向かうように配車指示を送信する。またサーバ4は、希望乗車地点への配車が完了した旨と、迎車車両として選択された車両2の識別情報と、を含む配車完了通知を、利用客3aの携帯端末30に対して送信する。
ステップS104において、サーバ4は、迎車車両として選択した車両2の車載装置20から、その車両2に利用客3aが乗車したことを知らせる乗車通知を受信したか否かを判定する。サーバ4は、乗車通知を受信していればステップS105の処理に進む。一方でサーバ4は、乗車通知をまだ受信していなければ、一定の時間間隔を空けて再度ステップS104の処理を行う。
ステップS105において、サーバ4は、利用客3aが乗車した車両2から利用客3aが降車したことを知らせる降車通知を、その車両2の車載装置20から受信したか否かを判定する。サーバ4は、降車通知を受信していれば本ルーチンを終了する。一方でサーバ4は、降車通知をまだ受信していなければ、一定の時間間隔を空けて再度ステップS105の処理を行う。
ステップS106において、サーバ4は、利用客3aに対して利用客3aの希望乗車地点近辺の予め設定された乗り合い地点で乗車してもらうことを要求する乗車地点変更通知を、利用客3aの携帯端末30に送信する。またサーバ4は、乗り合い地点から一定距離内に存在する車両2を検索し、検索された少なくとも一つの車両2の中から利用可能な車両2の車載装置20に対して、特に乗車する利用客3を決定することなく、乗り合い地点に向かうように配車指示を送信する。
ステップS107において、サーバ4は、乗り合い地点に移動させた車両2の車載装置20から、利用客3aの識別情報が含まれている利用者特定通知を受信したか否かを判定する。サーバ4は、利用客3aの識別情報が含まれている利用者特定通知を受信すると、ステップS108の処理に進む。一方でサーバ4は、利用客3aの識別情報が含まれている利用者特定通知をまだ受信していなければ、一定の時間間隔を空けて再度ステップS107の処理を行う。
ステップS108において、サーバ4は、利用客3aの目的地に関する情報を、利用客3aを乗車させた車両2の車載装置20に送信する。
以上説明した本実施形態によるサーバ4(配車装置)は、自度運転制御されて配車サービスを提供する複数の車両2に搭載された各車載装置20、及び配車サービスを利用する複数の利用客3の各携帯端末30、のそれぞれと通信可能に構成された通信I/F41(通信部)と、制御部43と、を備える。
制御部43は、通信I/F41を介して、複数の利用客3のうちの一の利用客3aの携帯端末30から配車依頼を受信したときに、その配車依頼に含まれる一の利用客3aの希望乗車地点に関する情報に基づいて、一の利用客3aの希望乗車地点近辺における、複数の利用客3のうちの他の利用客3bからの配車依頼数の多さを表す指標値を算出するように構成される。そして制御部43は、指標値が所定値以上のときは、一の利用客3aに対して、一の利用客3aの希望乗車地点近辺の予め設定された乗り合い地点で乗車してもらうことを要求する乗車地点変更通知を、通信I/F41を介して一の利用客3aの携帯端末30に送信するように構成されると共に、指標値が所定値以上のときは、乗車させる利用客3を決定することなく、複数の車両2のうちの一の車両2に対して、一の車両2を乗り合い地点に移動させるための配車指示(移動指示)を、通信I/F41を介して一の車両2の車載装置20に送信するように構成される。
これにより、指標値が所定閾値以上であった場合、すなわち、或る配車エリアに配車を希望している利用客3が多数存在する場合には、各利用客3を乗り合い地点に誘導し、各利用客3を乗り合い地点に配車させた車両2に順次乗車させることできる。そのため、各利用客3は、迎車車両を特定することなく、乗り合い地点に到着した車両2に順次乗車していくだけで済むので、スムーズに配車サービスを提供する車両2に乗車することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1 配車システム
2 車両
3 利用客
20 車載装置
30 携帯端末
4 サーバ(配車装置)
41 通信I/F(通信部)
43 制御部

Claims (1)

  1. 自動運転制御されて配車サービスを提供する複数の車両に搭載された各車載装置、及び配車サービスを利用する複数の利用客の各携帯端末、のそれぞれと通信可能に構成された通信部と、
    制御部と、
    を備える配車装置であって、
    前記制御部は、
    前記通信部を介して、前記複数の利用客のうちの一の利用客の携帯端末から配車依頼を受信したときに、前記配車依頼に含まれる前記一の利用客の希望乗車地点に関する情報に基づいて、前記一の利用客の希望乗車地点近辺における、前記複数の利用客のうちの他の利用客からの配車依頼数の多さを表す指標値を算出し、
    前記指標値が所定値以上のときは、前記一の利用客に対して、前記一の利用客の希望乗車地点近辺の予め設定された乗り合い地点で乗車してもらうことを要求する乗車地点変更通知を、前記通信部を介して前記一の利用客の携帯端末に送信し、
    前記指標値が所定値以上のときは、乗車させる利用客を決定することなく、前記複数の車両のうちの一の車両に対して、前記一の車両を前記乗り合い地点に移動させるための移動指示を、前記通信部を介して前記一の車両の車載装置に送信するように構成される、
    配車装置。
JP2018220610A 2018-11-26 2018-11-26 配車装置 Pending JP2020086947A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018220610A JP2020086947A (ja) 2018-11-26 2018-11-26 配車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018220610A JP2020086947A (ja) 2018-11-26 2018-11-26 配車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020086947A true JP2020086947A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70908258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018220610A Pending JP2020086947A (ja) 2018-11-26 2018-11-26 配車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020086947A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7475985B2 (ja) 2020-06-23 2024-04-30 日産自動車株式会社 配車管理装置及び配車管理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7475985B2 (ja) 2020-06-23 2024-04-30 日産自動車株式会社 配車管理装置及び配車管理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6404879B2 (ja) 同一の移動パスに沿って移動する装置を関連付けるシステム及び方法
JP7115282B2 (ja) 交通管理装置、交通管理システム、交通管理方法、及び交通管理用コンピュータプログラム
US20190228664A1 (en) Vehicle calling system
US11360487B2 (en) Driving support apparatus, vehicle, driving support system, and driving support method
US11373528B2 (en) Parking management system and parking management method
US11680806B2 (en) Driving support apparatus, driving support system, and driving support method
US20190258270A1 (en) Traveling control system for autonomous traveling vehicles, server apparatus, and autonomous traveling vehicle
JP2009085784A (ja) 携帯端末、交通案内情報処理装置、交通案内システム、及び交通案内プログラム
WO2019243883A1 (ja) 営業用車両運用システム
WO2020201802A1 (ja) 配車サービス乗車地決定方法及び配車サービス乗車地決定システム
US11082819B2 (en) Mobility service supporting device, mobility system, mobility service supporting method, and computer program for supporting mobility service
US10928922B2 (en) Vehicle and operation method of vehicle
US11262205B2 (en) Traffic control apparatus, traffic control system, traffic control method, and non-transitory computer recording medium
US11615500B2 (en) Vehicle information processing apparatus, vehicle information processing system, and method of processing vehicle information
JP2020086947A (ja) 配車装置
JP2002298288A (ja) 運行管理システム及び通信端末装置
JP7311030B2 (ja) 情報提供方法、車両システム及び管理装置
US11333523B2 (en) Vehicle control device, output device, and input and output device
JP6983329B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理方法
JP2002117487A (ja) 移動体の利用案内情報提供装置
BR102022026506A2 (pt) Aparelho de processamento de informações, método de processamento de informações e objeto móvel
JP2024010817A (ja) 配車装置、配車システム及び配車方法
JP2020086787A (ja) 通知装置