JP2010175005A - フレキシブル管用継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 押輪の挿入忘れを防止する。
【解決手段】 フレキシブル管用継手10は継手本体20と押輪24とを備える。押輪24は、筒部76aと、露出部76bとを有する。筒部76aは、フレキシブル管300が通り抜ける。筒部76aが、挿入口30から継手本体20の中に押し込まれる。露出部76bは、筒部76aの後方側に設けられ、筒部76aが継手本体20の中に押し込まれた後も継手本体20の外に露出する。押輪24の筒部76aは、嵌入予定部77を有する。嵌入予定部77は、継手本体20の中に途中まで挿入されて継手本体20の中に未挿入の状態にしておかれる。併せて、嵌入予定部77の外周面に少なくとも継手本体20の外周面および露出部76bの外周面と異なる色が付されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フレキシブル管用継手に関し、特に、押輪の挿入忘れを防止できるフレキシブル管用継手に関する。
特許文献1は、フレキシブル管用継手を開示する。このフレキシブル管用継手は、継手本体と、リング状の押輪と、パッキンと、リング状のリテーナと、ストップリングとを備える。継手本体には、フレキシブル管を挿入するための管挿入孔が形成されている。継手本体の内壁面は段部状になっている。押輪は、継手本体の先端にその長手方向へ摺動可能に取り付けられる。パッキンは、継手本体の内壁面の段部に設けられる。リテーナは、押輪とパッキンとの間に介在される。リテーナは、押輪の挿入時にパッキンを押圧する。リテーナの一端側は、フレキシブル管の中心方向へ弾性的に拡縮可能である。ストップリングは、押輪に設けられる。ストップリングは、押輪が継手本体側に挿入された時に押輪を固定する。押輪は、これを継手本体へ挿入した時にリテーナと当接してこれを縮径方向へ変形させる。
また、特許文献1に開示されたフレキシブル管用継手には、係合解除カラーが設けられる。係合解除カラーは、継手本体への挿入時に所定量以上挿入されることを防止するためのものである。係合解除カラーは着脱可能である。継手本体の内壁には、拡径段部が形成されている。拡径段部は、係合解除カラーを取り外した状態で押輪を挿入した時にストップリングの拡径を許容して押輪と継手本体との係合を解除する。
このフレキシブル管用継手によれば、押輪を押し込むだけでフレキシブル管を確実にシールして装着することができる。また、このフレキシブル管用継手によれば、押輪と継手本体との係合を解除することができる。
特開2003−176888号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたフレキシブル管用継手では、押輪の挿入忘れを防止し難いという問題があった。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、押輪の挿入忘れを防止できるフレキシブル管用継手を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、フレキシブル管用継手10は、挿入口30を有する継手本体20と、押輪24とを備える。押輪24は、挿入口30を介して継手本体20に挿入される。フレキシブル管300が挿入口30を介して継手本体20内に挿入される。フレキシブル管300は、押輪24の中を通り抜けるものである。フレキシブル管300の外周部には、円周方向全周に延びる山部と谷部とが管軸方向へ交互に並設されている。押輪24が継手本体20に挿入されかつ固定されることによってフレキシブル管300に係合した抜止部材60dの抜け出しが止められて、この抜止部材60dに係合したフレキシブル管300も継手本体20から抜けるのが止められる。
押輪24は、筒部76aと、露出部76bとを有する。筒部76aは、フレキシブル管300が通り抜ける。筒部76aが、挿入口30から継手本体20の中に押し込まれる。露出部76bは、筒部76aの後方側に設けられ、筒部76aが継手本体20の中に押し込まれた後も継手本体20の外に露出する。
筒部76aは、嵌入予定部77を有する。嵌入予定部77は、継手本体20の中に途中まで挿入して継手本体20の中に未挿入の状態にしておかれる。
併せて、嵌入予定部77の外周面に少なくとも継手本体20の外周面および露出部76bの外周面と異なる色が付されている。
上述したように、嵌入予定部77に、継手本体20の外周面および露出部76bの外周面とは異なる色が付されている。これにより、嵌入予定部77が継手本体20の中に未挿入の状態であることが明らかになる。嵌入予定部77は押輪24の一部である。これにより、押輪24の挿入忘れも明らかになる。その結果、押輪24の挿入忘れは防止される。
また、上述した嵌入予定部77にインクジェットにより色が付されていることが好ましい。
インクジェットにより色が付されると、そのようなインクによって嵌入予定部77の表面に形成される層はごく薄くなる。これにより、その他の方法で塗料を塗る場合に比べ、継手本体20の挿入口30の内径を小さくできる。挿入口30の内径が小さくなるので、継手本体20全体が大きくなることも防止できる。その結果、挿入忘れを防止でき、かつ、継手本体20全体が大きくなることを防止できる。
また、上述したフレキシブル管用継手10に、誤挿入防止カラー110をさらに備えてもよい。誤挿入防止カラー110は、嵌入予定部77の外周に嵌め込まれる。誤挿入防止カラー110は、取り外しが可能である。
誤挿入防止カラー110が備えられていることで、そうでない場合に比べ、挿入忘れを防止できる可能性は高くなる。
また、上述した誤挿入防止カラー110の少なくとも外周部分110aの色相が、嵌入予定部77に付される色と同じ色相であってもよい。
嵌入予定部77の色相と外周部分110aの色相とが同じなので、誤挿入防止カラー110が取り外されているのか否かが把握し難くなる。把握が難しいので、誤挿入防止カラー110が取り外されているか否かが頻繁に確認されるようになる。そのような確認が頻繁になされるので、嵌入予定部77に付される色の色相と外周部分110aの色相とが異なる場合に比べ、挿入忘れを防止できる可能性は高くなる。
本発明によれば、押輪24の挿入忘れを防止できる。
本発明の実施例にかかるフレキシブル管用継手を示す半欠截断面図である。 本発明の実施例にかかる押輪の斜視図である。 本発明の実施例にかかる誤動作防止カラーの斜視図である。 フレキシブル管が挿入された場合におけるフレキシブル管用継手の動作を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施例にかかるフレキシブル管用継手10を、シール材22押し込み前の状態で示す半欠截断面図である。図2は押輪24の斜視図である。図3は、誤挿入防止カラー110の斜視図である。図4の(a)は、フレキシブル管300が挿入された場合における、本発明の実施例にかかるフレキシブル管用継手10を、シール材22押し込み前の状態で示す外観図である。図4の(b)は、シール材22押し込み途中の状態で示す同フレキシブル管用継手10の外観図である。図4の(c)は、フレキシブル管300の差込み完了後の状態で示す同フレキシブル管用継手10の外観図である。
図1に示すように、本実施例に係るフレキシブル管用継手10は、継手本体20と、シール材22と、押輪24と、スナップリング26などとを備える。継手本体20の一端部には、挿入口30が形成されている。継手本体20の他端部の外周には、接続用雄ねじ32が形成されている。挿入口30は、金属製のフレキシブル管300の先端部を受け入れる口である。シール材22は、この継手本体20の挿入口30を経て継手本体20の中に収容される。押輪24は、この継手本体20に、押込み代を残す半挿入状態で挿入される。押輪24は、シール材22よりも挿入口30側に配置される。スナップリング26は、継手本体20内に収容される。
なお、上述したフレキシブル管300とは、管の一種である。フレキシブル管300の外周部には、円周方向全周に延びる山部と谷部とが管軸方向へ交互に並設される。
図1に示すように、継手本体20の内部は、挿入口30を介して継手本体20の外部に連通している。本発明の説明において、「連通」とは、通路を介して二つの空間を連続状態にすることを意味する。ここでいう「通路」には管状のものだけでなく単なる孔も含まれる。フレキシブル管300は、押輪24を通り抜け、かつ、挿入口30から継手本体20に挿入される。継手本体20の内部には、第1収容部42と、第2収容部44と、シール材縮径案内部46と、第3収容部48とが設けられている。これらの中で最も挿入口30側にあるのは第1収容部42である。これらの中で最も内奥側にあるのは第3収容部48である。第1収容部42は、挿入口30の奥に形成され、挿入口30に連通される。第2収容部44は、第1収容部42の奥に形成され、第1収容部42に連通される。シール材縮径案内部46は、第2収容部44の奥に形成される。シール材縮径案内部46は、第2収容部44から離れるにつれ窄まる。第3収容部48は、シール材縮径案内部46の奥に形成される。第3収容部48は、フレキシブル管300の先端部とこの先端部の外周のシール材22とを収容する。
第1収容部42には、スナップリング仮止め溝92と本体凹み部94とが設けられている。これらはそれぞれ継手本体20の中心軸に対して直交する方向に延びている。本体凹み部94が、スナップリング仮止め溝92に比べ、挿入口30から遠い位置に設けられている。スナップリング仮止め溝92内の奥側溝壁には溝テーパ面92aが形成されている。溝テーパ面92aは、第2収容部44の方向へ向かって窄まっている。
第3収容部48の内奥端にはストッパー部50が設けられている。ストッパー部50は、第3収容部48に比べ、継手本体20の中心軸方向へ突出している。
図1に示すように、本実施例にかかるシール材22は、胴部60aと、管端受け部60bと、シール作用部60cと、抜止部材兼妨害部材60dとを有する。シール材22の中央には管挿入孔60hが形成されている。管挿入孔60hにはフレキシブル管300が挿入される。胴部60aと、管端受け部60bと、シール作用部60cと、抜止部材兼妨害部材60dの一部とは、一体となっている。胴部60aは筒状である。胴部60aの内径はフレキシブル管300の山部の外径とほぼ同一である。管端受け部60bは、この胴部60aの前端部に内向きに張り出している。継手本体20の中にフレキシブル管300が挿入されると、管端受け部60bがフレキシブル管300の先端に突き当たる。シール作用部60cは、胴部60aの後端部に外向きに張り出している。シール作用部60cがフレキシブル管300の谷部にかみ合うことにより、継手本体20の内周面とフレキシブル管300の外周面とがシールされる。抜止部材兼妨害部材60dは、このシール作用部60cの後方すなわちシール作用部60cよりも挿入口30に近い位置に複数設けられる。抜止部材兼妨害部材60dは、円周方向に並ぶように配置される。抜止部材兼妨害部材60d同士は、所定間隔をおいて離れている。継手本体20の中にシール材22が収容されたとき、抜止部材兼妨害部材60dによって囲まれる空間の直径は、フレキシブル管300の山部の外径より大きい。
管端受け部60bには、黄銅製座金などの補強芯金60fが埋込まれている。管端受け部60bの材質は、胴部60aおよびシール作用部60cと同一材料で形成されていてもよいし、異なる材料で形成されていてもよい。
シール材22は、フレキシブル管300の差込み前(初期状態)において、図1に示すように配置される。すなわち、初期状態において、管端受け部60bおよび胴部60aが第3収容部48内に位置し、シール作用部60cが第2収容部44内に位置し、かつ抜止部材兼妨害部材60dが第1収容部42内に位置するように、シール材22は配置される。この時点における抜止部材兼妨害部材60dの位置が、妨害位置である。妨害位置とは、スナップリング26が本体凹み部94に嵌まることを妨げる位置のことである。図1から明らかなように、本実施例において、抜止部材兼妨害部材60dの端部は、本体凹み部94よりも挿入口30に近い。ちなみに、抜止部材兼妨害部材60dの端部が本体凹み部94と同じ位置にあってもよいことは言うまでもない。
図2を参照しつつ、押輪24について説明する。押輪24は、筒部76aと露出部76bとを有する。筒部76aと露出部76bとは一体となっている。筒部76aは、継手本体20の中に挿入される。挿入口30の中において筒部76aは軸方向に移動可能である。筒部76aの中を、フレキシブル管300が挿通可能である。露出部76bは、この筒部76aの後端側に設けられている。露出部76bは、後述する嵌入予定部77を挟んで継手本体20に対向している。露出部76bの外径は、挿入口30の孔径より大きい。このため、露出部76bは、筒部76aが継手本体20の中に押し込まれた後も継手本体20の外に露出することとなる。
筒部76aのうち抜止部材兼妨害部材60dに対向する部分には、押付部82aが設けられている。押付部82aは、妨害位置に抜止部材兼妨害部材60dが配置されているとき継手本体20の中に筒部76aが押し込まれると第1収容部42の内周に抜止部材兼妨害部材60dを押付ける。
筒部76aのうち抜止部材兼妨害部材60dに対向する先端部分の内周には、反力部82bが設けられている。反力部82bは、挿入口30の奥に向かって広がる先拡がり状である。
筒部76aのうち継手本体20の内周に対向する面には押輪凹み部84が設けられている。押輪凹み部84は、筒部76aの中心軸に対して直交する方向に形成されている。
筒部76aのうち嵌入予定部77には、色が付されている。嵌入予定部77とは、押輪24の筒部76aのうち、継手本体20の中に途中まで挿入して継手本体20の中に未挿入の状態にしておく部分のことである。本実施例において、嵌入予定部77は、スナップリング26の外周がスナップリング仮止め溝92に嵌め込まれているときには継手本体20から露出し、かつ、スナップリング26の外周が本体凹み部94に嵌め込まれているときには挿入口30の中に配置される。その結果、露出部76bは、嵌入予定部77を挟んで継手本体20に対向していることになる。嵌入予定部77に付されている色は、そこに隣合う部分の表面の色と異なる。従って、嵌入予定部77に付されている色は、継手本体20の外周面の色と異なる。嵌入予定部77に付されている色は、露出部76bの外周面とも異なる。
図1に示すように、嵌入予定部77の外周には、誤挿入防止カラー110が嵌め込まれている。図3を参照しつつ、誤挿入防止カラー110について説明する。誤挿入防止カラー110は、欠縁部110dを有している。誤挿入防止カラー110の厚さは、挿入口30の内周面と押輪24の筒部76aとの間の隙間よりも大きい。本実施例において、誤挿入防止カラー110の外周部分110aの色相(色の種類)は、嵌入予定部77の表面の色相と同一である。
なお、本実施例においては、誤挿入防止カラー110の外周面や嵌入予定部77の外周面に付される色は、図示しないインクジェットプリンタにより付された色である。
次に、上述したフレキシブル管用継手10にフレキシブル管300を接続する要領について図4を参照しつつ説明する。
フレキシブル管300の接続に際しては、先ず、フレキシブル管300を、押輪24の入口側から継手本体20内に差し込む。なお、このフレキシブル管300の先端部分の被覆層は、山部が8つ露出するよう、予め剥離されている。ただし、山部をいくつ露出させるかは、継手本体20の大きさなどに応じて定められるものである。山部をいくつ露出させるかは、本実施例のものに限定されない。
挿入口30内に差し込まれたフレキシブル管300は、シール材22の中を、抜止部材兼妨害部材60d、シール作用部60c、胴部60aの順に通過する。その後、フレキシブル管300の先端部は、シール材22の管端受け部60bに突き当たる。その際、シール材22のシール作用部60cは外向きに張り出す形に形成されているので、フレキシブル管300の差込み時にそのシール作用部60cが障害になるようなことない。フレキシブル管300の先端部はシール材22内にスムーズに挿入できる。
シール材22の管端受け部60bに突き当たるまでフレキシブル管300が差込まれると、シール材22の胴部60aは第3収容部48の奥へ押込まれる。この押込みに伴い、シール材22のシール作用部60cはシール材縮径案内部46の窄まり側に移動する。シール作用部60cは、シール材縮径案内部46に押されて内向きに縮径変形する。シール作用部60cは、シール材縮径案内部46を通過して第3収容部48内に引き込まれるや否やフレキシブル管300の谷部にかみ合う。その際、シール作用部60cは、谷部の斜面に密着する。これと同時にシール材22の抜止部材兼妨害部材60dが抜止縮径案内部56の窄まり側に移動する。抜止部材兼妨害部材60dは、抜止縮径案内部56によって縮径方向に押されながら第2収容部44に引き込まれる。これにより、フレキシブル管300の先端部の外周面と継手本体20の第3収容部48の内周面との間がシール材22によって確実に密封シールされる。そこが密封シールされることで、フレキシブル管300内を流れる流体が継手本体20から漏れ出るのを防止できる。フレキシブル管300が少々変形していたとしても、その効果はほとんど低下しない。なお、フレキシブル管300の先端部とシール材22の管端受け部60bとの間でもシール機能を期することができる。
フレキシブル管300の差込み完了後には、誤挿入防止カラー110を押輪24から外す。これにより、図4の(b)に示すように、嵌入予定部77が露出することとなる。
誤挿入防止カラー110が外れると、継手本体20内に押輪24を押込む。この押し込みに伴い、スナップリング26は、押輪凹み部84内に内周部が嵌め込まれた状態で、溝テーパ面92aに沿ってスナップリング仮止め溝92から滑り出す。溝テーパ面92aに沿って移動するため、スナップリング26は縮径するよう弾性変形する。そして、押輪24が完全に押し込まれた時点で、スナップリング26の外周部が本体凹み部94に嵌まる。スナップリング26の外周部が本体凹み部94に嵌まる時、それまで縮径していたスナップリング26は拡径する。これにより、押輪24の位置を固定できる。また、図4の(c)に示すように、嵌入予定部77が継手本体20内に押込まれるので、嵌入予定部77は外部から見えなくなる。
また、押輪24の完全な押込みに伴い、押輪24の先端部の反力部82bが抜止部材兼妨害部材60dに近接し、かつ、対向する。この後、フレキシブル管300に対して継手本体20から引き抜く方向に引抜力がかかると、抜止部材兼妨害部材60dは、挿入口30の方向に少し移動して、反力部82bに接触する。抜止部材兼妨害部材60dは、反力部82bに接触すると、反力部82bから反力を受ける。抜止部材兼妨害部材60dが反力部82bから反力を受けると、抜止部材兼妨害部材60dの一部は、フレキシブル管300の谷部に嵌まり込む。抜止部材兼妨害部材60dが反力部82bから反力を受け、かつ、抜止部材兼妨害部材60dの一部がフレキシブル管300の谷部にその反力を伝達することで、フレキシブル管300の抜け出しは阻止される。
以上のようにして、本実施例にかかるフレキシブル管用継手10は、押輪24の挿入忘れを防止できる。それが可能なのは、誤挿入防止カラー110の外周面の色がその周りの色と異なっているためである。これにより押輪24の挿入忘れを防止できるのは、押輪24が継手本体20内にまだ押し込まれていないことを作業者が容易に理解できるためである。
その上、本実施例にかかるフレキシブル管用継手10において、嵌入予定部77の外周にもその周りと異なった色が付されている。これにより、誤挿入防止カラー110が取り外された後にも、押輪24が継手本体20内にまだ押し込まれていないことを作業者が容易に理解できる。それが容易に理解できるので、押輪24の挿入忘れを防止できる。。
さらに、本実施例にかかるフレキシブル管用継手10において、誤挿入防止カラー110の外周部分の色相と嵌入予定部77の外周部分の色相とが同じである。これにより、誤挿入防止カラー110が取り外されているのか否かが把握し難くなる。把握が難しいので、本実施例にかかるフレキシブル管用継手10を扱う作業者は、誤挿入防止カラー110が取り外されているか否かを頻繁に確認するようになる。その結果、押輪24の挿入忘れを防止できる。さらに、誤挿入防止カラー110が取り外されているか否かが頻繁に確認されるので、誤挿入防止カラー110が取り外された後に継手本体20内へ押輪24が誤って押し込まれる可能性も低くなる。もちろん、フレキシブル管300を接続する作業の容易さは損なわれない。
ちなみに、本実施例にかかるフレキシブル管用継手10において、継手本体20内にフレキシブル管300が挿入されないまま押輪24が継手本体20内に押し込まれても、押付部82aは、継手本体20の奥へ進めない。抜止部材兼妨害部材60dが押輪24の先端部分の先方に立ちふさがり、かつ、押付部82aが抜止部材兼妨害部材60dの先端部を第1収容部42の内壁に押し付けるためである。抜止部材兼妨害部材60dの先端部が第1収容部42の内壁から反力を受けることにより、押付部82aひいては押輪24が、継手本体20の奥へ進めなくなる。
今回開示された実施例はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施例に基づいて制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよいのはもちろんである。
たとえば、誤挿入防止カラー110の外周に付される色と嵌入予定部77の外周に付される色とのうち少なくとも一方がインクジェットプリンタ以外の装置によって付された色であってもよい。
また、誤挿入防止カラー110は、取り付けられていなくともよい。この場合にも、嵌入予定部77の外周に付された色によって作業者に注意を促すことができるためである。
また、嵌入予定部77と同じ色相の色は、誤挿入防止カラー110の外周部分110aだけでなく、内側部分110bや側面110cにも付されていてよい。
また、誤挿入防止カラー110の外周部分110aに付される色は、嵌入予定部77の表面と異なっていてもよい。ただし、誤挿入防止カラー110が備えられるのであれば、誤挿入防止カラー110の外周部分110aに付される色は、継手本体20の外周のうち筒部76aが継手本体20の中に押し込まれる前において嵌入予定部77に隣接する部分の色や、露出部76bのうち嵌入予定部77に隣接する部分の色と異なっていることが必要である。
10 フレキシブル管用継手
20 継手本体
22 シール材
24 押輪
26 スナップリング
30 挿入口
32 接続用雄ねじ
42 第1収容部
44 第2収容部
46 シール材縮径案内部
48 第3収容部
50 ストッパー部
60a 胴部
60b 管端受け部
60c シール作用部
60d 抜止部材兼妨害部材
60h 管挿入孔
60f 補強芯金
76a 筒部
76b 露出部
77 嵌入予定部
82a 押付部
82b 反力部
84 押輪凹み部
92 スナップリング仮止め溝
92a 溝テーパ面
94 本体凹み部
110 誤挿入防止カラー
110a 外周部分
110b 内側部分
110c 側面
110d 欠縁部
300 フレキシブル管

Claims (4)

  1. 挿入口を有する継手本体と、
    前記挿入口を介して前記継手本体に挿入される押輪とを備え、
    前記押輪の中を通り抜けるフレキシブル管が前記挿入口から前記継手本体内に挿入され、
    前記フレキシブル管の外周部には、円周方向全周に延びる山部と谷部とが管軸方向へ交互に並設されており、
    前記押輪が前記継手本体に挿入されかつ固定されることによって前記フレキシブル管に係合した抜止部材の抜け出しが止められて、この抜止部材に係合した前記フレキシブル管も前記継手本体から抜けるのが止められるフレキシブル管用継手であって、
    前記押輪が、
    前記フレキシブル管が通り抜け、かつ、前記挿入口から前記継手本体の中に挿入される筒部と、
    前記筒部の後方側に設けられ、該筒部が前記継手本体の中に挿入された後も前記継手本体の外に露出する露出部とを有し、
    前記筒部は、前記継手本体の中に途中まで挿入して前記継手本体の中に未挿入の状態にしておく嵌入予定部を有し、
    前記嵌入予定部の外周面に少なくとも前記継手本体の外周面および前記露出部の外周面と異なる色が付されていることを特徴とする、フレキシブル管用継手。
  2. 前記嵌入予定部にインクジェットにより色が付されていることを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル管用継手。
  3. 前記フレキシブル管用継手に、前記嵌入予定部の外周に嵌め込まれ、かつ、取り外しが可能である、押輪の誤挿入防止カラーをさらに備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のフレキシブル管用継手。
  4. 前記誤挿入防止カラーの少なくとも外側部分の色相が、前記嵌入予定部に付される色と同じ色相であることを特徴とする、請求項3に記載のフレキシブル管用継手。
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