JP4845511B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、流体が流れる流路部を備えた雄型のノーズと雌型のボディーとからなり、ノーズをボディーの凹状挿入部に挿入することによって結合する管継手に関し、特に、流路部に低圧の流体を流す管継手に関するものである。
従来から、例えばビールなどの低圧(例えば、0.4MPa以下)の流体を輸送する際には、流路部を備えた雄型のノーズと雌型のボディーとからなる管継手を用い、流体を流す管体を管継手で延長することによって輸送している。
図10は、流体を流す汎用の管継手200を示す半裁断面図である。
図10に示すように、この管継手200は雌型のボディー202と雌型のノーズ222とを備えている。ボディー202を構成するボディー本体203には、ノーズ222が挿入可能な凹状挿入部204が形成されている。ボディー本体203の外側には、金属製の環状部材206が止め輪207に係止されている。環状部材206の内側には、ボディー本体203に形成された複数の開孔208にそれぞれロック用のボール210が保持されている。
一方、ノーズ222は、凹状挿入部204の挿入方向に沿って縮径されており、ノーズ222の挿入時にボール210と合致する位置に、溝部224が形成されている。ユーザーがノーズ222をボディー202の凹状挿入部204に挿入すると、ボール210が溝部224に嵌まり込んでロックされ、ノーズ222とボディー202とが結合される(例えば特許文献1を参照)。
図11は、ビールなどの流体用の管継手300の他の例を示す半裁断面図である。
図11に示すように、この管継手300では、ボディー202を構成するボディー本体303に、ノーズ322が挿入可能な凹状挿入部304が形成されている。凹状挿入部304の内部には、溝部306が形成されており、この溝部306に金属の止め輪308が保持されている。溝部306と隣接する位置には、溝部306より小径の縮径部307が形成されている。
一方、ノーズ322は、凹状挿入部304の挿入方向に縮径されており、ノーズ322の挿入時に止め輪308と合致する位置には、溝部324が形成されている。図12に示すように、ユーザーがノーズ322をボディー302の凹状挿入部304に挿入すると、ノーズ322の端面322Aがボディー本体303の壁部303Aに当接し、溝部306で止め輪308がノーズ322の溝部324に係合される。そして、管継手300の使用時に圧力がかかると、ノーズ322は抜ける方向の力を受けて若干移動し、止め輪308が縮径部307に入って止め輪308と溝部324との係合がロックされる。これにより、ノーズ222とボディー202とが強固に結合される。また、ボディー202からノーズ222を取り外す際には、図11(B)に示すレバー312を回して止め輪308を溝部308に移動させることで、止め輪308と溝部324との係合を解除し、ノーズ222を引き抜くようにしている(例えば特許文献2を参照)。
特開平7−301383号公報 特開2005−147289号公報
しかしながら、図10に示す管継手200では、ノーズ222をロックするときに複数の金属のボール210を用いており、ボディー本体203に複数の開孔208を形成して複数のボール210を組み込む必要があるため、加工性や組み立て時の作業性が悪く、コスト高となる。
図11及び図12に示す管継手300では、ノーズ322をロックする際に金属の止め輪308を用いており、加工性が悪く、コスト高となる。また、金属のボール210や止め輪308では、ノーズ222、322との密着性が悪い。
さらに、図12に示すように、ボディー本体303とノーズ322との結合時には、ボディー本体303の壁部303Aとノーズ322の端面322Aとの間に隙間Sが生じ、流体を流すと隙間Sに液溜まりが発生してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、低コスト化が可能であると共に、雄型のノーズと雌型のボディーとを簡単な操作により確実に結合することができる管継手を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る管継手は、雌型のボディーと雄型のノーズとからなり、前記ボディーの凹状挿入部に前記ノーズが挿入される管継手であって、前記凹状挿入部に設けられ、軸方向に複数に切割りされた環状体からなり、前記環状体の切割りされた先端部に前記ノーズに形成された周溝と係合される係合凸部を備えた樹脂コレットと、前記凹状挿入部に形成され前記係合凸部の拡径を可能としたスペース部と、前記ボディーに設けられ、前記樹脂コレットを前記凹状挿入部内に保持する保持手段と、を有すると共に、前記ボディーの凹状挿入部に前記ノーズが挿入され、前記係合凸部が前記周溝と係合された状態で、前記ボディー及び前記ノーズに液体を流すものであり、前記凹状挿入部における前記ノーズが挿入される位置の奥側に前記ボディーの内壁面を拡径した拡径部を備え、前記ノーズが前記凹状挿入部に挿入された状態で、前記ノーズの端面に径方向外側へ内径が拡大するように形成されたテーパー面の先端が前記拡径部に至らないことを特徴としている。
請求項1に記載の管継手によれば、ボディーの凹状挿入部には、軸方向に複数に切割りされた環状体の先端部に係合凸部を備えた樹脂コレットが配置され、樹脂コレットが保持手段によって凹状挿入部内に保持されている。ボディーの凹状挿入部にノーズを挿入すると、凹状挿入部に形成されたスペース部で樹脂コレットの係合凸部が弾性変形により拡径し、これに伴いノーズが奥側へ挿入される。ノーズが奥側へ挿入されると、ノーズに形成された周溝に係合凸部が弾性復元力により係合され、ノーズが凹状挿入部でロックされる。このため、ボディーの凹状挿入部にノーズを簡単な操作によって確実に結合することが可能となる。
また、樹脂コレットを用いることで、樹脂の弾性により樹脂コレットとノーズとの密着性が向上する。また、樹脂コレットを用いることで、金属のボールや止め輪を用いる場合に比べて加工性や組み立て性が向上する。
また、ボディーの凹状挿入部にノーズが挿入され、係合凸部が周溝と係合された状態で、ボディー及びノーズに液体が流される。その際、ノーズの端面に径方向外側へ内径が拡大するテーパー面が形成されており、また、ボディーの凹状挿入部におけるノーズが挿入される位置の奥側にボディーの内壁面を拡径した拡径部が設けられており、ノーズが凹状挿入部に挿入された状態で、テーパー面の先端がボディーの内壁面を拡径した拡径部に至らない構成とされている。これにより、ボディーの内壁面がテーパー面の先端から径方向内側に突出しないため、流体がノーズのテーパー面に沿って流れ、流体の流れがスムーズになる。また、ボディーの内壁面がテーパー面の先端から径方向内側に突出しないため、液溜りの発生が抑制される。
請求項に記載の発明に係る管継手は、請求項に記載の管継手において、前記保持手段は、前記樹脂コレットと前記凹状挿入部の間に挿入され、前記樹脂コレットを保持する保持部材であり、前記保持部材より前記凹状挿入部の挿入口側に軸方向へ移動可能に設けられ、前記樹脂コレットの前記係合凸部を前記スペース部へ押し込んで前記係合凸部と前記周溝との係合を解除する解放リングを有することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、樹脂コレットと凹状挿入部の間に保持部材が挿入され、樹脂コレットが保持部材によって保持されている。保持部材より凹状挿入部の挿入口側に解放リングが軸方向へ移動可能に設けられており、ノーズをボディーから離脱する際には、解放リングをノーズの挿入方向に移動させることで、樹脂コレットの係合凸部をスペース部へ押し込む。これにより、係合凸部が弾性変形により拡径して係合凸部と周溝との係合が解除され、ノーズを凹状挿入部から引き抜くことが可能となる。このため、ノーズをボディーに簡単な操作により結合し、離脱することができる。
請求項に記載の発明に係る管継手は、請求項に記載の管継手において、前記保持手段は、前記凹状挿入部の内周壁に形成され、前記樹脂コレットに設けられた凸部が係合する凹部であり、前記樹脂コレットと前記ノーズの間に軸方向へ移動可能に挿入され、前記樹脂コレットを拡径させて前記係合凸部を前記スペース部に移動させ、前記係合凸部と前記周溝との係合を解除する解放リングを有することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、凹状挿入部の内壁面に凹部が形成されており、樹脂コレットに設けられた凸部が凹部に係合することにより、樹脂コレットが凹状挿入部内に保持されている。樹脂コレットとノーズの間には、解放リングが軸方向へ移動可能に挿入されており、ノーズをボディーから離脱する際には、解放リングをノーズの挿入方向に移動させることで、樹脂コレットを弾性変形により拡径させる。これにより、係合凸部がスペース部へ移動して係合凸部と周溝との係合が解除され、ノーズを凹状挿入部から引き抜くことが可能となる。このため、ノーズをボディーに簡単な操作により結合し、離脱することができる。
本発明に係る管継手は、上記のように構成したので、低コスト化が可能であると共に、雄型のノーズと雌型のボディーとを簡単な操作により確実に結合することができる。
以下、本発明の管継手における実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態である管継手10のボディー12とノーズ32とを分離した状態を示す半裁断面図である。また、図2は、この管継手10のボディー12とノーズ32とを結合した状態を示す半裁断面図である。
図1に示すように、管継手10は、雌型のボディー12と、雄型のノーズ32とで構成されている。この管継手10は、例えばビールなどの比較的低圧(例えば、0.4MPa以下)の流体を流す用途で使用されている。
ボディー12は、環状のボディー本体13を備えており、ボディー本体13にノーズ32が挿入される凹状挿入部14が形成されている。凹状挿入部14内のノーズ32の挿入口14A側には、環状の樹脂コレット16が設けられている。樹脂コレット16とボディー本体13との間には、樹脂コレット16を凹状挿入部14内に軸方向へ移動可能に保持する環状の保持部材18が設けられている。保持部材18の外周には凸部18Aが形成されており、保持部材18がボディー本体13に圧入され、凸部18Aがボディー本体13の凹部に係合されることでボディー本体13に固定されている。また、樹脂コレット16の一部は、保持部材18より挿入口14A側に突出している。
保持部材18よりボディー本体13の挿入口14A側には、解放リング20が軸方向へ移動可能に外挿されている。解放リング20の端部は折り曲げられて樹脂コレット16の端部と当接しており、解放リング20を奥側(ノーズ32の挿入方向)に押し込むことで、樹脂コレット16が奥側に移動する構成となっている。
図3(A)、(B)に示すように、樹脂コレット16は環状体からなり、環状体の軸方向に形成された複数の切込み17によって略半分が切割りされている。樹脂コレット16の内周面には、複数に切割りされた端部に、ノーズ本体33に形成された周溝34(図1参照)と係合される係合凸部16Aが形成されている。また、樹脂コレット16の外周端には、径方向に拡大した突起部16Bが形成されている。図1に示すように、この突起部16Bが挿入口14A側に移動したときに、保持部材18の奥側端部に形成された小径の段部18Bに突き当たることにより、樹脂コレット16がボディー本体13から抜けないように構成されている。
樹脂コレット16は、複数の切込み17の根元付近を円形に切り欠いており、複数に切割された部分が弾性変形により拡径可能となっている。図1に示すように、ボディー本体13の内側の保持部材18より奥側には、樹脂コレット16がボディー本体13の奥側に移動したときに、樹脂コレット16の係合凸部16Aの拡径時の収納空間が確保されるようにスペース部22が形成されている。
樹脂コレット16は、例えば、PP、ポリブチレンテレフタレート、POM(ポリオキシメチレン)などで形成されている。
図4に示すように、ボディー本体13の解放リング20と当接する位置には、周方向の2箇所に突起26が設けられている。また、解放リング20には、突起26と係合可能な凹部20Aが形成されている。突起26が解放リング20の端縁(凹部20A以外の部分)と当接することで、解放リング20が奥側に押し込まれないように規制される。また、解放リング20を回転させて突起26が凹部20Aと係合したときに、解放リング20が凹状挿入部14の奥側に押し込まれるようになっている。
一方、ノーズ32は、中央部がほぼ直角に湾曲されたノーズ本体33を備えており、ノーズ本体33は凹状挿入部14の挿入方向に縮径されている。ノーズ本体33の周面には、ノーズ本体33を凹状挿入部14に挿入したときに係合凸部16Aと係合可能な周溝34が形成されている。ノーズ本体33の周溝34より挿入方向側には、テーパー面を備えた突出部43が形成されている。また、ノーズ本体33の周溝34より挿入方向先端に形成された環状の溝部35には、Oリング36が嵌め込まれている。
また、ノーズ本体33の挿入方向の端面には、径方向に拡大するテーパー面33Aが形成されている。ノーズ32が凹状挿入部14に挿入されたときに、ボディー本体13の壁面は、テーパー面33Aから内側に突出しない形状としている。
また、ノーズ本体33の湾曲された後方側の内部には、図示しない管体が挿入され結合可能となっている。ノーズ本体33の内部には大径部37が形成され、管体(図示省略)をシールするシール部材38が保持されている。また、ノーズ本体33の内部には、大径部37に隣接してリング部材40が保持され、管体(図示省略)の周面を把持するロック爪44が配設されている。ノーズ本体33の内部には、ロック爪44が抜けないように保持するスリーブ42が内挿されている。
次に、本発明の管継手10の作用について説明する。
図1に示す管継手10のノーズ32とボディー12を結合するとき、ユーザーはボディー本体13の凹状挿入部14にノーズ32を挿入する。すると、樹脂コレット16の係合凸部16Aがノーズ本体33の突出部43のテーパー面に押されて、樹脂コレット16の先端が凹状挿入部14の奥側の突当り部24まで移動して止まる。更にノーズ32を挿入すると、突出部43のテーパー面が係合凸部16Aを押し、スペース部22で係合凸部16Aが弾性変形により拡径する。そして、図2に示すように、係合凸部16Aが弾性復元力によりノーズ32の周溝34に嵌まり込み、ノーズ32がロックされる。なお、ノーズ32の湾曲された後方側には、図示しない管体が結合される。
この管継手10では、ビールなどの低圧の流体が流される。その際、Oリング36によってノーズ32とボディー12がシールされる。図2に示すように、管継手10に内圧が作用すると、ノーズ32がボディー12から抜ける方向の力を受け、樹脂コレット16が凹状挿入部14の挿入口14A側に若干移動し、樹脂コレット16の突起部16Bのテーパー面が保持部材18の端部の段部18Bに当たる。これにより、樹脂コレット16が縮径して係合凸部16Aと周溝34との係合が外れなくなり、ノーズ32の把持力が大きくなる。
このような管継手10では、ノーズ32とボディー12とを簡単な操作によって確実に結合することができる。また、樹脂コレット16を用いることで、樹脂の弾性により樹脂コレット16とノーズ本体33との密着性が向上する。また、樹脂コレット16を用いることで、従来の金属のボールや止め輪を用いる場合に比べて加工性や組み立て性が向上する。また、管継手10をビールなどの低圧の流体用に使用することで、樹脂コレット16の割れや破損も発生しない。
また、ノーズ本体33の先端部に径方向に拡大するテーパー面33Aが形成されており、ノーズ32が凹状挿入部14に挿入されたときに、ボディー本体13の壁面がテーパー面33Aから内側に突出しない。このため、流体はノーズ本体33のテーパー面33Aに沿って流れ、流体の流れがスムーズになる。また、ボディー本体13の壁面がテーパー面33Aから内側に突出しないため、図12に示す管継手300のような隙間Sが形成されず、液溜りの発生が防止される。
一方、ノーズ32をボディー12から離脱する際には、解放リング20を回して凹部20Aの位置とボディー本体13の突起26の位置とを合致させる。この状態で解放リング20をボディー本体13の奥側に押し込むと、解放リング20に押されて樹脂コレット16が奥側の突当り部24まで移動する。そして、係合凸部16Aが弾性変形により拡径してスペース部22へ押し込まれ、係合凸部16Aと周溝34との係合が解除される。この状態でノーズ32を凹状挿入部14から引き抜くことができる。このため、ノーズ32をボディー12に簡単な操作で結合し、離脱することができる。
次に、本発明の第2実施形態の管継手100について説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材は同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図5に示すように、この管継手100は、ボディー102とノーズ122とで構成されている。ボディー本体13の凹状挿入部14内には、環状の樹脂コレット106がボディー本体13の内壁面と接触するように配置されている。樹脂コレット106の外周面に凸部106Bが形成されており、樹脂コレット106は、凸部106Bがボディー本体13の内壁面に形成された凹部に係合されることで凹状挿入部14内に固定されている。ボディー本体13の挿入口14A側には、ボディー本体13と樹脂コレット106を挟み込むようにU字状の解放リング108が設けられている。
図7(A)、(B)に示すように、樹脂コレット106は、環状体の軸方向に形成された複数の切込み107によって切割りされている。樹脂コレット106は、複数に切割りされた端部付近が縮径されており、その縮径部先端にノーズ本体123の周溝34と係合される係合凸部106Aが形成されている。また、係合凸部106Aの外側には、係合凸部106Aが拡径可能なスペース部110が形成されている。
また、図5に示すように、解放リング108の内側は樹脂コレット106の内側に折り曲げられており、その折曲部108Aが樹脂コレット106とノーズ122との間に配置される構成となっている(図6参照)。折曲部108Aは外周先端が縮径されており、係合凸部106Aの根元付近と当接する当接部108Bが設けられている。そして、解放リング108を奥側(ノーズ122の挿入方向)に押し込むことにより、当接部108Bに押されて係合凸部106Aが弾性変形により拡径してスペース部110へ移動する構成となっている。
次に、本発明の管継手100の作用について説明する。
ノーズ122とボディー102を結合するとき、ユーザーはボディー本体13の凹状挿入部14にノーズ122を挿入する。ノーズ122を挿入すると、ノーズ122の突出部43のテーパー面に押されて係合凸部106Aが弾性変形によりスペース部110で拡径する。そして、図6に示すように、係合凸部106Aが弾性復元力によりノーズ122の周溝34に嵌まり込み、ノーズ122がロックされる。
このような管継手100では、ノーズ122とボディー102とを簡単な操作によって確実に結合することができる。また、樹脂コレット106を用いることで、樹脂の弾性により樹脂コレット106とノーズ本体123との密着性が向上する。また、樹脂コレット106を用いることで、従来の金属のボールや止め輪を用いる場合に比べて加工性や組み立て性が向上する。また、管継手100をビールなどの低圧の流体用に使用することで、樹脂コレット106の割れや破損も発生しない。
一方、ノーズ122をボディー102から離脱する際には、解放リング108をボディー本体13の奥側に押し込む。すると、解放リング108の当接部108Bに押されて係合凸部106Aが弾性変形により拡径してスペース部110に移動し、係合凸部106Aと周溝34との係合が解除される。この状態でノーズ122を凹状挿入部14から引き抜くことができる。このため、ノーズ122をボディー102に簡単な操作で結合し、離脱することができる。
次に、本発明の第3実施形態の管継手150について説明する。
なお、第1及び第2実施形態と同一の部材は同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図8に示すように、この管継手150は、ボディー152とノーズ172とで構成されている。ボディー本体13の凹状挿入部14内には、環状の樹脂コレット156が配設されている。樹脂コレット156とボディー本体13との間には、樹脂コレット156を凹状挿入部14内に軸方向へ移動可能に保持する環状の保持部材18が配設されている。保持部材18は、ボディー本体13に圧入され、凸部18Aがボディー本体13の凹部と係合されることで固定されている。樹脂コレット156の外周には大径の突起部156Bが形成されており、樹脂コレット156が挿入口14A側に移動したときに突起部156Bが保持部材18の奥側端部に形成された小径の段部18Bに突き当たることで、樹脂コレット156がボディー本体13から抜けないように構成されている。なお、この管継手150には、図1に示す解放リングは設けられていない。
図8に示すように、樹脂コレット156は、軸方向に形成された複数の切込み157によって切割りされており、複数に切割りされた端部にノーズ本体173の周溝34と係合される係合凸部156Aが形成されている。
次に、本発明の管継手150の作用について説明する。
ノーズ172とボディー152を結合するとき、ユーザーはボディー本体13の凹状挿入部14にノーズ172を挿入する。すると、樹脂コレット156の係合凸部156Aがノーズ本体173の突出部43のテーパー面に押されて、樹脂コレット156が凹状挿入部14の突当り部24に当接して止まる。更にノーズ172を挿入すると、突出部43のテーパー面に押されて係合凸部156Aが弾性変形によりスペース部22で拡径する。そして、図9に示すように、係合凸部156Aがノーズ本体173の周溝34に嵌まり込み、ノーズ本体173がロックされる。
このような管継手150では、ノーズ172とボディー152とを簡単な操作によって確実に結合することができる。また、樹脂コレット156を用いることで、樹脂の弾性により樹脂コレット156とノーズ本体173との密着性が向上する。また、樹脂コレット156を用いることで、従来の金属のボールや止め輪を用いる場合に比べて加工性や組み立て性が向上する。また、管継手150をビールなどの低圧の流体用に使用することで、樹脂コレット156の割れや破損も発生しない。さらに、ノーズ172は一旦ボディー152に結合されると、係合凸部156Aと周溝34との係合が外れにくいため、ノーズ172が不用意に離脱することが防止される。
なお、樹脂コレットの形状は上記実施形態に限定されるものではなく、係合凸部が弾性変形によりノーズの周溝に係合する構成であれば、適宜に設定できる。
本発明の第1実施形態の管継手であって、ボディーとノーズを分離した状態を示す半裁断面図である。 本発明の第1実施形態の管継手であって、ボディーとノーズを結合した状態を示す半裁断面図である。 図1に示す管継手に用いられる樹脂コレットを示す側面図及び断面図である。 図1に示す管継手に用いられるボディーを示す構成図である。 本発明の第2実施形態の管継手であって、ボディーとノーズを分離した状態を示す半裁断面図である。 本発明の第2実施形態の管継手であって、ボディーとノーズを結合した状態を示す半裁断面図である。 図5に示す管継手に用いられる樹脂コレットを示す側面図及び断面図である。 本発明の第3実施形態の管継手であって、ボディーとノーズを分離した状態を示す半裁断面図である。 本発明の第3実施形態の管継手であって、ボディーとノーズを結合した状態を示す半裁断面図である。 従来の第1例の管継手であって、ボディーとノーズを分離した状態を示す半裁断面図である。 従来の第2例の管継手であって、ボディーとノーズとを分離した状態を示す半裁断面図、及び側面図である。 図11に示す管継手のボディーとノーズとを結合した状態を示す半裁断面図である。
符号の説明
10 管継手
12 ボディー
13 ボディー本体
14 凹状挿入部
14A 挿入口
16 樹脂コレット
16A 係合凸部
16B 突起部
18 保持部材(保持手段)
18A 凸部
18B 段部
20 解放リング
20A 凹部
22 スペース部
26 突起
32 ノーズ
33 ノーズ本体
33A テーパー面
34 周溝
100 管継手
102 ボディー
106 樹脂コレット
106A 係合凸部
106B 凸部(保持手段)
108 解放リング
108A 折曲部
108B 当接部
110 スペース部
122 ノーズ
123 ノーズ本体
150 管継手
152 ボディー
156 樹脂コレット
156A 係合凸部
156B 突起部
172 ノーズ
173 ノーズ本体

Claims (3)

  1. 雌型のボディーと雄型のノーズとからなり、前記ボディーの凹状挿入部に前記ノーズが挿入される管継手であって、
    前記凹状挿入部に設けられ、軸方向に複数に切割りされた環状体からなり、前記環状体の切割りされた先端部に前記ノーズに形成された周溝と係合される係合凸部を備えた樹脂コレットと、
    前記凹状挿入部に形成され前記係合凸部の拡径を可能としたスペース部と、
    前記ボディーに設けられ、前記樹脂コレットを前記凹状挿入部内に保持する保持手段と、
    を有すると共に、前記ボディーの凹状挿入部に前記ノーズが挿入され、前記係合凸部が前記周溝と係合された状態で、前記ボディー及び前記ノーズに液体を流すものであり、
    前記凹状挿入部における前記ノーズが挿入される位置の奥側に前記ボディーの内壁面を拡径した拡径部を備え、前記ノーズが前記凹状挿入部に挿入された状態で、前記ノーズの端面に径方向外側へ内径が拡大するように形成されたテーパー面の先端が前記拡径部に至らないことを特徴とする管継手。
  2. 前記保持手段は、前記樹脂コレットと前記凹状挿入部の間に挿入され、前記樹脂コレットを保持する保持部材であり、
    前記保持部材より前記凹状挿入部の挿入口側に軸方向へ移動可能に設けられ、前記樹脂コレットの前記係合凸部を前記スペース部へ押し込んで前記係合凸部と前記周溝との係合を解除する解放リングを有することを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記保持手段は、前記凹状挿入部の内周壁に形成され、前記樹脂コレットに設けられた凸部が係合する凹部であり、
    前記樹脂コレットと前記ノーズの間に軸方向へ移動可能に挿入され、前記樹脂コレットを拡径させて前記係合凸部を前記スペース部に移動させ、前記係合凸部と前記周溝との係合を解除する解放リングを有することを特徴とする請求項1に記載の管継手。
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