JP5671252B2 - 管継手 - Google Patents

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本発明は、流体が内部を流通する管同士を連通接続する管継手に関する。
従来から、流体が内部を流通する管同士を連通接続する管継手が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1により示された管継手は、プラグとソケットとを備えており、ソケットにプラグが着脱自在に装着される。このソケットは、ソケット主筒体(以下、主筒体という)と、この主筒体の内周に設けられた摺動リング(以下、内筒体という)と、主筒体の外周に設けられた操作スリーブ(以下、外筒体という)とを有しており、この内筒体及び外筒体が、主筒体に対して軸方向に移動自在とされていると共に、主筒体先端側に向けて付勢されている。外筒体は、その内周面に中央に向けて膨出する膨出部が設けられている。また主筒体はその周壁に内外に貫通した貫通孔が穿設されている。この貫通孔内にはロック用部材が配設されており、ソケットにプラグが接続されていない状態(プラグ非接続状態)では内筒体の径外方向にロック用部材が位置し、このロック用部材に外筒体の膨出部の先端側の面が当接することで、外筒体の主筒体先端側への移動が規制された状態となっている。一方、プラグは、その外周面に溝部が設けられている。このプラグをソケットの主筒体内に挿入すると、プラグの先端が内筒体の先端と当接し、そのまま挿入を継続することで、貫通孔と内筒体とが軸方向にずれて、ロック用部材がプラグの溝部に入り込む。それと同時に外筒体は、主筒体先端側への移動規制が解除されて、主筒体先端側へ移動する。するとロック用部材は、外筒体の膨出部の内面に当接して移動不能となるため、プラグとソケットとの接続状態をロックする。
この特許文献1に示された管継手は、プラグとソケットとが接続された状態において、管継手を通過する流体の漏れを防ぐために複数箇所にシール部が設けられている。特許文献1の図1〜3に示される実施形態では、プラグ先端部と内筒体との間(特許文献1のパッキン5)、及びプラグ先端部と主筒体との間(特許文献1のOリング14)においてシール部が2重に形成されている。これにより、仮にプラグ先端部と内筒体との間のシール部から流体が漏れたとしても、プラグ先端部と主筒体との間のシール部でその漏れを防ごうとするものである。
ところが、この特許文献1の図1〜3に示される管継手は、2つのシール部がともに、プラグ先端部に対してシールする構成であるため、次のような問題がある。ソケットとプラグとは着脱自在な構成となっているため、プラグは、ソケットから離脱した状態では、特にその先端部にゴミやチリなどが付着しやすい。プラグ先端部にゴミやチリなどが付着したままの状態でこのプラグをソケットに挿入すると、プラグ先端部と、パッキン5及びOリング14との間に、このゴミやチリなどが挟まってしまう。つまり2重にシール構造が設けられていても、この場合には内部を流通する流体が漏れてしまうおそれがあった。
一方、同文献の図4〜7に示される管継手は、シール部が、プラグ先端部と内筒体との間(特許文献1のパッキン5)、及び主筒体における貫通孔よりも先端側の部分とプラグとの間(特許文献1のパッキン35)、及び主筒体における貫通孔よりも先端側の部分と外筒体との間(特許文献1のOリング37)、及び主筒体における貫通孔よりも先端側とは反対側の部分と外筒体との間(特許文献1のパッキン39)においてシール部が形成されている。このものによれば、仮にプラグ先端部に付着したゴミやチリなどにより、プラグ先端部と内筒体との間のシール部から流体が漏れ、貫通孔の内周端とロック用部材との隙間を通って流体が外部に流れ出ようとしたとしても、主筒体と外筒体との間で構成するシール部で漏れを防止することができる。
特開2001−295976号公報
ところでこの管継手において、ソケットに接続されたプラグを離脱させるには、主筒体先端側に付勢された外筒体を、その付勢力に抗して、主筒体先端側とは反対側にスライド移動させるようにすればよい。ところがこの管継手は、主筒体と外筒体との間に設けられたシール部が、貫通孔の軸方向両側に2箇所も設けられており、しかもシール性向上のために主筒体と外筒体とに圧接されたシール部材のその厚みが大きくなっている。つまり、外筒体を主筒体先端側とは反対側にスライド移動させるためには、主筒体先端側に付勢されたその付勢力に加えて、シール部材の摩擦力にも抗する必要があるため、その操作力が多大となってしまうという問題があった。
しかも、主筒体と外筒体との間に設けられたシール部は貫通孔の軸方向両側に2箇所必要であるうえに、これらは主筒体全周に亙って形成される必要があるため、この部分には長いシール部材が必要であるという問題もあった。
しかもそのシール部材は、主筒体と外筒体との間に設けられており、相当の厚みを有するため、管継手の径方向の長さを短く設計してコンパクト化を図ろうとした場合に、そのコンパクト化を阻害するおそれがあるものであった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プラグ先端部にゴミやチリなどが付着したとしても確実に流体の漏れを防ぐことができ、そのうえ外筒体が操作しやすいものとされ、シール部材の簡略化を図りつつ、しかも小径化によりコンパクト化を図ろうとした場合であっても、その小径化を可能とさせる管継手を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の管継手は以下の構成とする。
本発明の管継手は、プラグ1とソケット4とを備えている。プラグ1は外周面に設けられた溝部11を有している。ソケット4は、前記プラグ1が内部に挿入されると共に周壁51に貫通孔52が設けられた主筒体5と、この主筒体5の内周側に設けられ、主筒体5の軸方向に移動自在とされると共に主筒体5先端側に付勢された内筒体6と、前記主筒体5の外周側に設けられ、主筒体5の軸方向に移動自在とされると共に主筒体5先端側に付勢され、内周面に膨出部71が形成された外筒体7と、前記貫通孔52内に径内外方向に移動自在となるように配置されたロック用部材8とを有すると共に、プラグ非接続状態では、ロック用部材8が内筒体6外周面よりも径外方向に位置すると共にこのロック用部材8の一部が主筒体5外周面から突出し、この主筒体5外周面から突出した部分が外筒体7の膨出部71に当接することによって、外筒体7の主筒体5先端側への移動が規制された状態となっている。プラグ非接続状態のソケット4にプラグ1を挿入すると、プラグ先端部13に押圧された内筒体6が主筒体5先端側とは反対側に移動し、径内方向に付勢されたロック用部材8が径内方向に移動し、ロック用部材8の一部がプラグ1の溝部11に入り込むと共に外筒体7が主筒体5先端側に移動し、前記ロック用部材8の入り込んだ部分とは反対側の部分が外筒体7の膨出部71の内面に当接することで、プラグ1とソケット4との接続状態がロックされる。このロックされた状態からソケット4の外筒体7を主筒体5の先端側とは反対側に移動させ、前記外筒体7の膨出部71とロック用部材8とが軸方向にずれると、ロック用部材8が径外方向に移動可能となり、径外方向に付勢されたロック用部材8が径外方向に移動することで、前記プラグ1の接続状態のロックが解除される。このような管継手は、プラグ1とソケット4とが接続された状態で、プラグ先端部13と内筒体6との間、及び主筒体5の貫通孔52よりも先端側の部分とプラグ1との間、及び前記ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間の少なくとも3箇所以上でシール部が形成されており、主筒体5と外筒体7との間にはシール部が介在しないように構成されており、前記ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間のシール部92が、ロック用部材8の外周にシール部材が設けられることで構成されている
このような構成によれば、ソケット4に対してプラグ1を接続するときに、仮にプラグ先端部13にゴミやチリなどが付着して、プラグ先端部13と内筒体6との間のシール部から流体が漏れたとしても、主筒体5の貫通孔52よりも先端側の部分とプラグ1との間、及び前記ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間でその流体の漏れを防ぐことができる。このとき、主筒体5と外筒体7との間にはシール部を介在させる必要がないから、主筒体5と外筒体7との間のシール部材による摩擦力を無くすことができて、この場合には主筒体5に対して外筒体7を移動させるための操作力が小さくてすむ。しかも主筒体5と外筒体7との間にシール部を介在させる必要がないため、主筒体5の外周全周に亙る長いシール部材を省略することも可能である。そのうえ、主筒体5と外筒体7との間のシール部材を省略することができるから、管継手の径方向の小型化が可能となりコンパクト化を図ることも可能となる。
また、本発明の管継手は、前記ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間のシール部92が、ロック用部材8の外周にシール部材が設けられることで構成されたものであるため、ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間のシール部92を容易に形成することができる。また、ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間のシール性が低下した場合には、ロック用部材8を取り替えるだけで、再びシール性を向上させることができる。
本発明の管継手によれば、プラグ先端部にゴミやチリなどが付着したとしても確実に流体の漏れを防ぐことができ、そのうえ外筒体が操作しやすいものとなると共に、シール部材の簡略化を図ることができ、しかも小径化によりコンパクト化を図ろうとした場合であっても、その小径化を図ることができる。
本発明の一実施形態(実施形態1)の管継手の一部を破断した側面図である。 同上のソケットの一部を破断した側面図である。 同上のソケットの側面図である。 同上のプラグの側面図である。 他の実施形態(実施形態2)の管継手の一部を破断した側面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
実施形態1の管継手は、炊飯器・ガスストーブ・ガスファンヒータなどのガス機器と、ガス供給源との接続に用いられる。この管継手は、プラグ1とソケット4とから構成されており、ガス供給源側に接続されたガスチューブの端部にプラグ1が取り付けられると共に、ガス機器に接続されたガスチューブの端部にソケット4が取り付けられている。このソケット4にプラグ1が装着されることで、ガス供給源側のガスチューブとガス機器側のガスチューブとが連通接続される。以下、説明の便宜上、ソケット4においては、プラグ1に接続される側を先端側とすると共に、ガスチューブに接続される側を基端側とする。また、プラグ1においては、ソケット4に接続される側を一端側とすると共に、ガスチューブに接続される側を他端側とする。
プラグ1は、図4に示されるように、ソケット4に対し着脱自在に挿入・装着されるようになっており、内部に一端側から他端側まで連通する流通路12が形成されている。プラグ1は、一端側に設けられソケット4内に挿入する部分となるプラグ先端部13と、他端側に設けられガスチューブに接続される取付部14と、流通路12内に設けられこの流通路12を開閉させる開閉弁15とを有している。プラグ先端部13は円筒状をしており、その外周面に周方向全周に亙って溝部11が形成されている。この溝部11は、図4に示されるように、一端側ほど径内方向に位置するように傾斜した第1傾斜面16と、その傾斜面の径内側の端部から連設され一端側ほど径外方向に位置するように傾斜した第2傾斜面17とを有しており、これら傾斜面16,17により断面略V字状をした溝部11となっている。プラグ先端部13の一端側開口端部には、シール部材当接部18が設けられており、このシール部材当接部18は、流通路12の開口縁に近づくほど一端側に位置するように隆起した形状となっている。
流通路12は、一部に径外方向に広がった大径部19を有しており、この大径部19内に開閉弁15が設けられている。この開閉弁15は、流通路12軸方向にスライド自在に設けられた弁体150と、この弁体150を大径部19の一端側の端部に向けて付勢するコイルばねからなる付勢部材151とを有している。開閉弁15は、付勢部材151によって弁体150を大径部19の端部に押し付けることで流体の流通を止める。一方、開閉弁15は、弁体150が一端側から他端側に向け付勢力に抗して押圧されると、弁体150と大径部19の端部とが離間して、流体の流通を許容する。
取付部14は、他端側端部に径外方向に突出した突出部141を有しており、この突出部141によって取り付けられたガスチューブが抜けにくくなっている。
なお本実施形態で用いられるガスチューブ(図示せず)は、可撓性を有しており、例えばゴムホースによって構成される。このガスチューブによって、都市ガスやLPガスなどの燃焼用ガスが管継手を介してガス機器に供給される。
ソケット4は、内部に挿入されたプラグ1をロックして固定すると共に、必要なときにはそのロックを解除することもでき、プラグ1との接続状態の不意な離脱を防ぎつつプラグ1を着脱自在に保持する。ソケット4は、図2,3に示されるように、ソケット4の主体を構成する円筒状の主筒体5と、この主筒体5の内周側に設けられた内筒体6と、主筒体5の外周側に設けられた外筒体7と、ソケット4とプラグ1との接続状態をロックするロック用部材8と、主筒体5の外周側を覆うカバー部材41とを備えている。
主筒体5は、内部が中空となった円筒形状となっており、先端側にプラグ1が挿入されると共に、基端側にガス機器に接続されたガスチューブが接続される。主筒体5は、周壁51に内外に貫通する複数の貫通孔52が設けられており、この貫通孔52は周方向に均等配置されている。主筒体5は、周壁51の基端側の端部から基端側に向けてガスチューブが接続される円筒状の取付部53が連設されている。主筒体5は、その内部に周壁51と同心円状の内筒部54が設けられており、この内筒部54と取付部53とに亙って連通路55が形成されている。この連通路55は、プラグ1が主筒体5内に挿入されたときに、プラグ1の流通路12と連通する。この内筒部54と周壁51とは径方向に離間しており、この内筒部54と周壁51部との間が、環状の内筒体収容部56となっている。主筒体5の先端側の開口端部は、径外方向に突出する主筒体鍔部57が設けられており、その主筒体鍔部57の内周側にシール部材収容部58が凹設されている。このシール部材収容部58には、断面が略X字状で且つ円環状のシール部材910が配設される。なおこのシール部材910は、例えば合成ゴムにより形成されている。
主筒体5はその中央部に開閉弁押圧片59が設けられている。この開閉弁押圧片59は、主筒体5の中心軸に沿って内筒部54の側壁から先端側に向けて延設されており、その先端がソケット4先端側開口縁と略同じ位置にまで突出している。この開閉弁押圧片59は、ソケット4内にプラグ1が挿入されたときに、プラグ1の開閉弁15の弁体150を、プラグ1の一端側から他端側に向けて押圧し、この開閉弁15を開放させる。
内筒体6は、主筒体5の内筒体収容部56にスライド移動自在に配設されている。内筒体6は、主筒体5の内筒部54の外周を被嵌しており、当該内筒部54と同軸上を先端基端方向(軸方向)に移動する。この内筒体6は、その基端側の端部に、内筒体収容部56の基端側の底部に一端が当接したスプリングからなる付勢体60が接続されており、この付勢体60によって先端側に弾性的に付勢されている。内筒体6は、外周面に係止突起61を有しており、この係止突起61が主筒体5の内周面に設けられた被係止部50に係止する。内筒体6は、この係止突起61によって先端側への抜け落ちが規制される。さらに内筒体6は、その先端側に、主筒体5の内周面に当接または近接対向するように大径となった作用部62が設けられている。この作用部62は、内筒体6が付勢体60によって先端側に付勢された状態で、径方向において、主筒体5の貫通孔52と略同位置に位置するようになっている。この作用部62の開口端には、全周に亙ってシール部材900が固設されている。このシール部材900は、合成ゴムなどから構成されたゴム材が用いられている。さらに、内筒体6の基端側端部の内周面にはシール部材用凹部63が凹設されており、このシール部材用凹部63内にシール部材930を配置することで、内筒体6は、主筒体5の内筒部54との間の気密的なシール状態を保ったまま、スライド移動が可能となっている。なお、このシール部材用凹部63に配設されるシール部材930は、シール部材収容部58に配置されたものと同様に、断面が略X字状で且つ円環状のシール部材930が用いられている。
外筒体7は、主筒体5の外周側に設けられており、先端基端方向にスライド移動自在となっている。外筒体7は、先端側の内周面が、主筒体5の主筒体鍔部57の外周面に接触する第一摺接面72となっている。外筒体7は、この第一摺接面72の基端側端部から中央に向けて突出する膨出部71を有しており、この膨出部71の内面が主筒体5の周壁51外面に接触する第二摺接面73となっている。膨出部71の先端側の側面は、先端側ほど大径となるように傾斜するロック用部材押下面74となっており、第一摺接面72と第二摺接面73とは、このロック用部材押下面74を介して連続している。この外筒体7は、その基端側の端部に、カバー部材41に一端が当接したスプリングからなる付勢体75が接続されており、この付勢体75によって先端側に付勢されている。外筒体7は、膨出部71が、少なくとも主筒体5の貫通孔52よりも基端側に位置する部分から、主筒体鍔部57の基端側の面に当接するまでの範囲でスライド移動するようになっている。この外筒体7の先端側の開口端には、外方に向けてフランジ部76が突設されている。
ロック用部材8は、主筒体5の貫通孔52内に配置されており、径方向に移動することで、プラグ1のロック/非ロックを行なう部材である。本実施形態のロック用部材8は、ステンレス鋼により形成された球状の鋼球81と、その鋼球81の外面(外周面)にコーティングされたゴムなどのシール部材82とによって構成されている。このロック用部材8は、球芯となる鋼球81が主筒体5の貫通孔52よりも僅かに小径とされているが、シール部材82によってコーティングされることで貫通孔52よりも僅かに大径となる。これによりロック用部材8は、貫通孔52を気密的にシールしながら径方向に移動自在となっている。このロック用部材8は、その外径が主筒体5の厚さ方向の長さよりも長くなっている。
カバー部材41は、主筒体5の周壁51に固設されており、主筒体5の外周面との間に、外筒体7の移動代を確保するための外筒体収容部42が形成されている。またこの外筒体収容部42の基端側の奥面には付勢体取付部43が凹設されており、その付勢体取付部43の奥面には、外筒体7に接続された前記付勢体75の一端が取り付けられている。
このような構成のソケット4は、プラグ1が取り付けられていない状態(プラグ非接続状態)では、次のような状態となっている。主筒体5の内側に設けられた内筒体6が、付勢体60によって先端側に位置し、その作用部62が貫通孔52の径内方向に重なるように位置している。この作用部62の径外方向の面には、貫通孔52内に配置されたロック用部材8が当接しており、ロック用部材8は、一部が主筒体5の外周面から突出している。このロック用部材8の主筒体5から突出した部分が、外筒体7の膨出部71のロック用部材押下面74に当接している。このとき、ロック用部材8は、外筒体7により径内方向に押し下げられているが、その径内方向には作用部62が位置しているため、移動不能となっている。そのため、先端側に付勢された外筒体7は、先端側への移動が規制された状態となっており、膨出部71がロック用部材8に当接した状態で静止する。
このソケット4にプラグ1を接続すると(図1参照)、次のように動作する。プラグ非接続状態のソケット4内にプラグ1を挿入すると、プラグ先端部13のシール部材当接部18がソケット4の内筒体6の作用部62に設けられたシール部材900に当接する。この状態からさらにプラグ1を押し込むと、ソケット4の内筒体6が付勢力に抗して基端側に移動するのと同時に、作用部62が貫通孔52の径方向の位置に対して軸方向にずれる。すると、ロック用部材押下面74により付勢されていたロック用部材8が、プラグ先端部13の溝部11に入り込む。ロック用部材8がプラグ先端部13の溝部11に入り込んで径内方向に移動すると、外筒体7は、このロック用部材8によって移動規制されていたその規制状態が解除され、付勢体75の付勢力により先端側に移動する。すると、膨出部71の第二摺接面73が、貫通孔52の径外方向に位置して、ロック用部材8に当接する。この状態では、ソケット4の内筒体6に接続された付勢体60の付勢力によって、プラグ1がソケット4の基端側から先端側に向かう方向に付勢されているため、ロック用部材8は径外方向に押し出されるが、その径外方向には外筒体7の膨出部71が位置しているため、ロック用部材8は移動不能となっている。これによりプラグ1とソケット4との接続状態がロックされる。
そしてプラグ1とソケット4とが接続されるのと同時に、ソケット4の開閉弁押圧片59がプラグ1の挿入によってプラグ1の開閉弁15を開放させ、プラグ1側のガスチューブとソケット4側のガスチューブとが連通する。
このとき本実施形態の管継手は、内部を流通する流体の漏れを防止するために、プラグ1とソケット4との間で複数箇所にシール部が形成されている。本実施形態の管継手は、図1に示されるように、プラグ先端部13と内筒体6との間(第1シール部90)、及び主筒体5の先端側の内周縁とプラグ1との間(第2シール部91)、及び前記ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間(第3シール部92)、及び主筒体5の内筒部54と内筒体6との間(第4シール部93)の計4箇所でシール部が形成されている。つまり本実施形態の管継手は、第1シール部90・第4シール部93で一次シールを行い、第2シール部91・第3シール部92によって二次シールを行なうような構成となっており、主筒体5と外筒体7との間にシール部が設けられていなくても、確実に漏れを防止することができるような構成となっている。
一方、このプラグ接続状態のソケット4からプラグ1を離脱するには、ソケット4の外筒体7をソケット4の基端側に移動させる。外筒体7の膨出部71の内面がロック用部材8に対し、軸方向基端側にずれて、外筒体7の第一摺接面72がロック用部材8の径外方向に位置すると、プラグ1の第2傾斜面17によって押し出されるように付勢されていたロック用部材8は、径外方向に移動可能となって径外方向に移動し、上記ロック状態を解除させる。すると、内筒体6を介してソケット4の基端側から先端側に向けて付勢されていたプラグ1は、ソケット4から離れる方向に押し出される。同時に内筒体6はロック用部材8の径内側にまで移動し、内筒体6の作用部62が、ロック用部材8の径内側に位置すると共にロック用部材8の径内側の頂部に当接する。そして、主筒体5外周面から外方側に突出したロック用部材8に外筒体7の膨出部71が当接し、外筒体7の先端側への移動が規制された状態となり、これによりソケット4は上記のプラグ非接続の状態に復帰する。このとき、開閉弁押圧片59によって開放されていたプラグ1の開閉弁15は、ソケット4との離脱と同時に閉塞し、ガス供給源からの流体の流通を閉止する。
ところでこの管継手のプラグ1は、ソケット4とプラグ1との離脱時に、プラグ先端部13にゴミやチリなどが付着しやすい構成となっている。このため、仮にプラグ先端部13にゴミやチリなどが付着したままプラグ1とソケット4とを接続すると、プラグ先端部13との間で形成するシール部に密着不足や隙間を生じさせることも考えられる。しかしこのような場合であっても、本実施形態の管継手は、主筒体5の貫通孔52よりも先端側の部分とプラグ1との間、及び前記ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間といった、ゴミやチリなどの付着しにくい部分でその流体を気密的にシールする。これにより流体の漏れを確実に防ぐことができる。
また本実施形態の管継手の構成は、主筒体5と外筒体7との間にはシール部を介在させる必要がなく、主筒体5と外筒体7との間のシール部材による摩擦力を無くすことができるため、主筒体5に対して外筒体7を移動させるための操作力が小さくてすむ。しかも主筒体5と外筒体7との間にシール部を介在させる必要がないから、主筒体5の外周全周に亙る長いシール部材を省略することも可能である。そのうえ、このように主筒体5と外筒体7との間のシール部材を省略することができるから、管継手の径方向の小型化が可能となりコンパクト化を図ることも可能となる。
また本実施形態の管継手は、ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間の第3シール部92が、ロック用部材8にシール部材82をコーティングするだけで形成可能であるので、シール部の形成が容易であるという利点がある。また、ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間のシール性が低下した場合には、ロック用部材8を取り替えるだけで、再びシール性を向上させることができる。
次に、実施形態2について図5に基づいて説明する。なお、本実施形態は図1〜4に示す実施形態と大部分において同じであるため、同じ部分においては同符号を付して説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
上記実施形態1の管継手は、ロック用部材8と貫通孔52の内周端との間の第3シール部92が、ロック用部材8の外面に施されたシール部材82のコーティングにより形成されたものであったが、本実施形態の管継手は、第3シール部92が、貫通孔52の内周端のシール部材(シール層521)によって形成されたものであり、実施形態1と実施形態2とはこの点で相違している。
本実施形態のロック用部材8は、シール部材でコーティングされておらず、鋼球81から構成されており、鋼球81の表面全面が露出している。
貫通孔52は、主筒体5の周壁51に周方向に並んで穿設された下孔部520と、この下孔部520の内周端部に主筒体5厚み方向全長に亙ってコーティングされたシール層521とを有している。このシール層521は、合成ゴムなどのシール部材により構成されている。下孔部520の内径はロック用部材8の外径よりもやや大径となっているが、シール層521の内端面の内径はロック用部材8の外径よりもやや小径となっている。これによりロック用部材8は、主筒体5の径方向(貫通孔52の中心軸方向)に移動自在となっているが、移動しながらも貫通孔52を気密的に閉塞した状態を保つ。
このような構成の管継手は、実施形態1と同様に、第1シール部90から流体が漏れたとしても、第2シール部91と第3シール部92によって二次的にシールすることが可能となる。この結果、本実施形態の管継手も流体の漏れを確実に防ぐことができる。このとき、実施形態1と同様に、主筒体5と外筒体7との間にシール部は必要ではないから、主筒体5に対して外筒体7を移動させるための操作力が小さくてすむと共に、主筒体5の外周全周に亙る長いシール部材を省略することも可能である。しかも、管継手の径方向の小型化が可能となりコンパクト化を図ることも可能となる。
また、ソケット4に対するプラグ1の着脱に際して、ロック用部材8がプラグ1の溝部11やソケット4の外筒体7の膨出部71や内筒体6に摺られても、ロック用部材8にシール部材が設けられていないため、シール性への影響は少ない。
上記のように実施形態1,2の管継手は、第1シール部90及び第4シール部93が一次シールとして用いられていたが、本発明の管継手は、第4シール部93が設けられずに第1シール部90・第2シール部91・第3シール部92によって気密的にシールするような構成となっていてもよい。つまり本発明の管継手は、上記実施形態1,2における第4シール部93は必ずしも必要な構成ではなく、少なくとも、プラグ先端部と内筒体との間、及び主筒体の貫通孔よりも先端側の部分とプラグとの間、及び前記ロック用部材と貫通孔の内周端との間の3箇所以上でシール部が形成されていればよい。この場合、プラグ接続状態において主筒体5の内筒部54の先端側周縁が作用部62に設けられたシール部材900に当接するようにしておくことで、内筒部54内側と主筒体5の内周側(内筒体収容部56と連通する領域)との間がシールされるようにすることも可能である。
また本発明の管継手の各シール部を構成するシール部材の材質は、実施形態1,2に例示された材質のものに限定されるものではない。
また、実施形態1,2のロック用部材8は、鋼球81を主体とするものであったが、本発明のロック用部材8は、例えば円柱状や角柱状といった棒状のものであってもよく、その形状は特に限定されるものではない。
また実施形態1の第3シール部92は、合成ゴムなどのシール部材82によって、鋼球81全面をコーティングするような構成となっていたが、本発明のロック用部材に設けられるシール部材は、鋼球全面をコーティングするものである必要はなく、少なくともロック用部材における貫通孔内周面と接する部分にシール部材が設けられていればよい。また実施形態2の第3シール部92は、合成ゴムなどのシール部材(シール層521)によって、下孔部520の内面全面(厚み方向及び周方向の全長)をコーティングするような構成となっていたが、本発明の貫通孔内周端に設けられるシール部材は、内面全面をコーティングするものである必要はなく、少なくとも貫通孔における貫通孔内周面と接する部分にシール部材が設けられていればよい。
また上記実施形態1,2の管継手は、プラグ1に開閉弁15が設けられた構成となっていたが、この開閉弁15はソケット4に設けられていてもよい。さらに言えば、仮にこの管継手に開閉弁15が設けられていなくても、管継手よりも上流側に、管継手とは別に開閉弁が設けられていればよいため、本発明の管継手において、実施形態1,2の管継手に設けられた開閉弁15は必ずしも必要な構成ではない。
また上記実施形態1,2の管継手は、プラグ1及びソケット4のそれぞれにガスチューブが設けられて、これらガスチューブ同士を接続するものであったが、本発明の管継手は、例えばソケット又はプラグの取付部が、直接ガス機器に取り付けられるものにも適用可能であり、接続対象はガスチューブのみに限定されない。さらに本発明の管継手は、内部を流通する流体がガスのような気体だけでなく、水のような液体に対しても当然適用可能である。
1 プラグ
11 溝部
13 プラグ先端部
14 取付部
141 突出部
18 シール部材当接部
4 ソケット
41 カバー部材
5 主筒体
51 周壁
52 貫通孔
53 取付部
57 主筒体鍔部
59 開閉弁押圧片
6 内筒体
62 作用部
7 外筒体
71 膨出部
72 第一摺接面
73 第二摺接面
74 ロック用部材押下面
8 ロック用部材
81 鋼球
82 シール部材
90 第1シール部
91 第2シール部
92 第3シール部
93 第4シール部

Claims (1)

  1. プラグとソケットとを備え、
    プラグは外周面に設けられた溝部を有し、
    ソケットは、
    前記プラグが内部に挿入されると共に周壁に貫通孔が設けられた主筒体と、
    この主筒体の内周側に設けられ、主筒体の軸方向に移動自在とされると共に主筒体先端側に付勢された内筒体と、
    前記主筒体の外周側に設けられ、主筒体の軸方向に移動自在とされると共に主筒体先端側に付勢され、内周面に膨出部が形成された外筒体と、
    前記貫通孔内に径内外方向に移動自在となるように配置されたロック用部材とを有すると共に、
    プラグ非接続状態では、ロック用部材が内筒体外周面よりも径外方向に位置すると共にこのロック用部材の一部が主筒体外周面から突出し、この主筒体外周面から突出した部分が外筒体の膨出部に当接することによって、外筒体の主筒体先端側への移動が規制された状態となっており、
    プラグ非接続状態のソケットにプラグを挿入すると、プラグ先端部に押圧された内筒体が主筒体先端側とは反対側に移動し、径内方向に付勢されたロック用部材が径内方向に移動し、ロック用部材の一部がプラグの溝部に入り込むと共に外筒体が主筒体先端側に移動し、前記ロック用部材の入り込んだ部分とは反対側の部分が外筒体の膨出部の内面に当接することで、プラグとソケットとの接続状態がロックされ、
    このロックされた状態からソケットの外筒体を主筒体の先端側とは反対側に移動させ、前記外筒体の膨出部とロック用部材とが軸方向にずれると、ロック用部材が径外方向に移動可能となり、径外方向に付勢されたロック用部材が径外方向に移動することで、前記プラグの接続状態のロックが解除される管継手であって、
    プラグとソケットとが接続された状態で、プラグ先端部と内筒体との間、及び主筒体の貫通孔よりも先端側の部分とプラグとの間、及び前記ロック用部材と貫通孔の内周端との間の少なくとも3箇所以上でシール部が形成されており、前記主筒体と前記外筒体との間にはシール部が介在しないように構成されており、
    前記ロック用部材と貫通孔の内周端との間のシール部は、前記ロック用部材の外周にシール部材が設けられることで構成されたものである
    ことを特徴とする管継手
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