JP6223051B2 - ガス栓 - Google Patents
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Description
尚、ここで、過流出防止弁の作動状態とは、過流出防止弁がガスの過流出を防止している状態であり、非作動状態とは、過流出防止弁がガスの過流出を防止していない状態である。
当該ガス栓では、ガス流通路を流通するガス流量が一定以上の過流量となる場合、過流出防止弁の作動によりガスの過流出が防止されることとなるが、ガス流量が一定未満の場合(過流量に至っていない場合)、ガス流通路からのガスの流出を阻止する閉止状態は、ガス流通路の内周面とスライド弁の外周面との間のシールにより実現される。
ガス流通路が内部に形成されたガス栓本体に、閉じ位置と開き位置との間で前記ガス流通路のガス流通方向に移動自在なスライド弁と、前記ガス流通路のガス流通方向で前記スライド弁よりも上流側に配置された過流出防止弁と、前記ガス流通方向で前記スライド弁と前記過流出防止弁との間に配置されて、前記閉じ位置と前記開き位置との間での前記スライド弁の移動により前記過流出防止弁を作動状態から非作動状態へリセットさせるリセット操作を行うリセット手段とが備えられるガス栓であって、その特徴構成は、
前記ガス流通路の上流側と下流側とを分離する隔壁を備えると共に、前記隔壁に前記ガス流通路の上流側と下流側とを繋ぐ開口部を設け、
閉じ位置と開き位置との間での前記スライド弁の移動に対応して、前記開口部の閉止状態と開放状態とを切り替える切替部材を備え、
前記切替部材、前記過流出防止弁、及び前記スライド弁が、前記ガス流通路の前記ガス流通方向で上流側から下流側へ向けて記載順に設けられており、
前記隔壁は、前記ガス流通路の上流側に位置する上流側ガス流入部を外側周面に有すると共に前記ガス流通路の下流側に位置する下流側ガス流出部を有する筒状部材であり、
当該筒状部材を、その筒軸心を前記ガス流通路のガス流通方向に沿わせた状態で、且つ前記ガス流通路を流通するガスのすべてが前記上流側ガス流入部から流入すると共に前記下流側ガス流出部から流出する状態で備え、
前記切替部材は、前記筒状部材の外側周面に沿う状態で摺動して、前記ガス流通路を閉止する閉じ位置と開放する開き位置との間の前記スライド弁の移動に対応して、前記上流側ガス流入部を閉止する閉止状態と開放する開放状態とを切り替える点にある。
更に、上記特徴構成では、切替部材、過流出防止弁、スライド弁を、ガス流通路のガス流通方向で上流側から下流側へ向けて記載順に設けている。これにより、スライド弁と過流出防止弁との間で、リセット手段が設けられる領域に、切替部材が設けられないから、リセット手段と切替部材との干渉等を防止できる。
更に、上記特徴構成によれば、隔壁を、その外側周面に上流側ガス流入部を有する筒状部材から構成すると共に、切替部材を、筒状部材の外側周面に沿う状態で摺動移動して上流側ガス流入部を閉止状態と開放状態とに切り換えるように構成する。即ち、当該筒状部材及び切替部材を、筒形状にできるから、従来からあるガス栓の中空円筒状のガス流通路に対し、容易に取り付けることができる。
ここで、筒状部材の外側周面とは、筒状部材の両端面を除く外側の面を意味する。
前記筒状部材の内部に、前記過流出防止弁を設けている点にある。
ガス流通路が内部に形成されたガス栓本体に、閉じ位置と開き位置との間で前記ガス流通路のガス流通方向に移動自在なスライド弁と、前記ガス流通路のガス流通方向で前記スライド弁よりも上流側に配置された過流出防止弁と、前記ガス流通方向で前記スライド弁と前記過流出防止弁との間に配置されて、前記閉じ位置と前記開き位置との間での前記スライド弁の移動により前記過流出防止弁を作動状態から非作動状態へリセットさせるリセット操作を行うリセット手段とが備えられるガス栓であって、その特徴構成は、
前記ガス流通路の上流側と下流側とを分離する隔壁を備えると共に、前記隔壁に前記ガス流通路の上流側と下流側とを繋ぐ開口部を設け、
閉じ位置と開き位置との間での前記スライド弁の移動に対応して、前記開口部の閉止状態と開放状態とを切り替える切替部材を備え、
前記切替部材、前記過流出防止弁、及び前記スライド弁が、前記ガス流通路の前記ガス流通方向で上流側から下流側へ向けて記載順に設けられており、
前記リセット手段は、前記スライド弁に設けられ、前記過流出防止弁が嵌合する嵌合状態で上流側から下流側へのガスの流通を阻止すると共に、前記過流出防止弁の嵌合が外れた非嵌合状態で上流側から下流側へのガスの流通を許容する嵌合開口部から構成され、
前記スライド弁の開き位置から閉じ位置への移動に伴って、前記嵌合開口部が前記過流出防止弁から離間して前記過流出防止弁のリセット操作を行う点にある。
ガス流通路が内部に形成されたガス栓本体に、閉じ位置と開き位置との間で前記ガス流通路のガス流通方向に移動自在なスライド弁と、前記ガス流通路のガス流通方向で前記スライド弁よりも上流側に配置された過流出防止弁と、前記ガス流通方向で前記スライド弁と前記過流出防止弁との間に配置されて、前記閉じ位置と前記開き位置との間での前記スライド弁の移動により前記過流出防止弁を作動状態から非作動状態へリセットさせるリセット操作を行うリセット手段とが備えられるガス栓であって、その特徴構成は、
前記ガス流通路の上流側と下流側とを分離する隔壁を備えると共に、前記隔壁に前記ガス流通路の上流側と下流側とを繋ぐ開口部を設け、
閉じ位置と開き位置との間での前記スライド弁の移動に対応して、前記開口部の閉止状態と開放状態とを切り替える切替部材を備え、
前記切替部材、前記過流出防止弁、及び前記スライド弁が、前記ガス流通路の前記ガス流通方向で上流側から下流側へ向けて記載順に設けられており、
前記隔壁は、基端側部位を前記ガス流通路の内部に配設する状態で前記ガス流通路のガス流出端に気密に接続され、前記基端側部位に前記ガス流通路からガス流入可能な前記開口部位としてのガス流入部を有すると共に、前記ガス流通路の外部に位置する先端側部位から外部へのガス流出可能な前記開口部位としてのガス流出部を有する筒状筐体から成り、
前記筒状筐体の内部に、前記ガス流出部を閉止又は開放するスライド弁と、前記ガス流出部を閉止する閉止位置と開放する開放位置との間の前記スライド弁の移動に対応して、前記ガス流入部を閉止する閉止状態と開放する開放状態とを切り替える切替部材とを備え、
前記筒状筐体は、前記ガス流通路の内部に位置する他端部に、前記スライド弁及び前記切替部材を内部に入れ込み自在な開口部位を有すると共に、前記開口部位を閉止可能な閉止部材を備える点にある。
結果、比較的簡易な構成を維持しながらも、ガス流出端からのガス流出の禁止と許容を適切に切り替えることができるガス栓を実現できる。
前記筒状筐体は、その筒軸心が前記ガス流通路の流路軸心に沿った方向として備えられると共に、前記スライド弁が、前記閉じ位置と前記開き位置との間の移動方向が前記筒軸心に沿って備えられ、
前記ガス流入部は、前記筒状筐体の前記筒軸心回りの筒周部位に設けられ、
前記切替部材は、前記筒状筐体の筒内周部位に沿って摺動可能であると共に、前記閉じ位置と前記開き位置との間での前記スライド弁の移動に対応して、前記ガス流入部を閉止する閉止状態と開放する開放状態とを切り替える点にある。
これにより、比較的簡易な構成により、スライド弁の閉止位置と開放位置との移動に、切替部材によるガス流入部の閉止状態と開放状態との切り替えを対応させることができる。
前記閉止部材は、前記スライド弁の前記開き位置側から前記閉じ位置側への方向へ前記切替部材を付勢する付勢手段の一端が当接する当接部位を備える点にある。
前記閉止部材は、前記筒状筐体の内側に、前記ガス流出部からのガスの過流出を防止する過流出防止弁を有する過流出防止ユニット、又は前記ガス流通路でのガス圧を検知する検圧プラグを、螺合接続する螺合部位を有する点にある。
結果、ガス流通路において、過流出防止ユニットや検圧プラグを位置決めする機構を、簡素化できる。
ガス栓200は、図1、2に示すように、ガス流出端3を先端部とする第1ガス流路部位1aを有すると共に当該第1ガス流路部位1aを閉止及び開放するスライド弁Gを内部に有するガス栓先端部材4と、第1ガス流路部位1aに上流側で連通接続する第2ガス流路部位1bを有するガス栓基端部材5とから成るガス栓本体2とを備えている。
以下、第1ガス流路部位1aと第2ガス流路部位1bとを合わせた流路を、ガス流通路1とする。
ガス栓200は、当該ガス栓200にガス接続具100を装着(図2の状態)することで、ガス流通路1を開放し、ガス流通路1でのガス流通によりガス接続具100に接続されたガス器具(図示せず)へのガス供給を行い、ガス栓200からガス接続具100を取り外す(図1の状態)ことで、ガス流通路1を閉止し、ガス流通路1でのガス流通を停止してガス器具へのガス供給を停止する、所謂ガスコンセントとして構成されている。
以下、まず、ガス栓200に対して装着及び取り外し自在なガス接続具100について説明する。当該ガス接続具100は、既に公知の構成であるので、詳細な説明は省略して簡単に説明する。
ここで、筒状部材S1は、その上流側ガス流入部S1aが筐体U1の外側周面の上流側開口部U1bに対向すると共に、その下流側ガス流出部S1bが筐体U1の下流側開口部U1aに対向する状態で、筐体U1に螺合接続される。これにより、ガス流通路1を通流するガスの圧力損失を低減している。ここで、筒状部材S1の外側周面とは、筒状部材S1の両端面を除く外側の面を意味する。
尚、筒状部材S1は、その筒軸心がガス流通路1のガス流通方向(図1、2で矢印X方向)に沿う方向に設けられている。
筒状部材S1の外側には、その外側周面に沿う状態で摺動する切替部材S2が、第3付勢部材F3により下流側(図1、2で矢印Xの先端側)へ付勢されると共に、その下流端がスライド弁Gの上流端に当接する状態で備えられている。これにより、切替部材S2は、閉じ位置(図1に示す位置)と開き位置(図2に示す位置)との間でのスライド弁Gの移動に対応して、筒状部材S1の上流側ガス流入部S1aを閉止する閉止状態と開放する開放状態との間で切り換え可能に構成される。
即ち、上記筒状部材S1と切替部材S2とが、ガス流通路1の閉止状態において、ガスの漏洩をより確実に防止するシール機構Sとして機能する。
支持部位H4は、その内部がガス流通路1のガス流通方向に貫通する円筒状に形成されている。支持部位H4の上流側部位は、過流出防止弁H2の軸部H2aに外嵌して、ガス流通路1のガス流通方向に移動自在に過流出防止弁H2を支持している。
作動状態にある過流出防止弁H2は、スライド弁Gの開き位置から閉じ位置への移動(図4(c)から(d)への移動)に伴って、嵌合開口部G3への過流出防止弁H2の嵌合が解除され、第2付勢部材F2により上流側に復帰付勢されることにより、上流側に位置する非作動状態(図4(d)の状態)へリセットされる。
即ち、本発明にあっては、スライド弁Gの嵌合開口部G3、及び当該スライド弁Gを開き位置から閉じ位置へ付勢する第1付勢部材F1が、リセット手段Rとして働く。
摺動部G2は、その外周面に沿ってリング状のシール部材G4を有しており、その外周面と第1ガス流路部位1aとの間でのガスの流通が阻止される。また、摺動部G2は、弁体部G1が開き位置に位置する場合、ユニットUの筐体U1と筒状部材S1との間に形成される隙間1c(図2に図示)に嵌まり込み、当該隙間1cから下流側へのガスの流出が阻止される。
これにより、弁体部G1が開き位置(図4(b)に示す位置)に位置する場合、ガス流通路1を通流するガスのすべては、嵌合開口部G3を通過することになる。この状態で、ガスの流量が一定以上の過流量になると、図4(c)に示すように、嵌合開口部G3に過流出防止弁H2が嵌合し、嵌合開口部G3から下流側へのガスの流出が阻止される。
図4(a)は、ガス接続具100をガス栓200から取り外している状態であり、図4(b)は、ガス接続具100をガス栓200に装着した状態であり、図4(c)は、ガス接続具100をガス栓200に装着しているときに、過流出防止弁H2が非作動状態から作動状態へ移行した状態であり、図4(d)は、ガス接続具100をガス栓200から取り外したときにリセット操作が行われる状態である。
即ち、図4(a)に示す状態では、ガス流通路1は、弁体部G1のガス流通路1の内周面への着座と、切替部材S2の内周面による筒状部材S1の外側周面のシールとの双方により、確実に閉止されている。
このとき、過流出防止弁H2は、スライド弁Gの嵌合開口部G3から離間した非作動状態にある。
これに伴い、スライド弁Gの摺動部G2による切替部材S2の上流側への押圧が解除され、切替部材S2が筒状部材S1の上流側ガス流入部S1aを閉止する閉止位置に移動する。
また、スライド弁Gの嵌合開口部G3が下流側(図4(d)で矢印Xの先端側)へ移動することにより、嵌合開口部G3への過流出防止弁H2の嵌合が解除され、当該嵌合開口部G3が開放され、作動状態の過流出防止弁H2を非作動状態に移行させるリセット操作が実行される。
第2実施形態のガス栓200は、ガス管11に直接接続可能なユニット構造体Kを備えている点に特徴があるものであるが、基本的な機能に関しては、上述の第1実施形態のものと変わるところがない。
以下の説明では、上記第1実施形態のガス栓200と重複する構成に関しては、同一の符号を付ることとし、その説明を割愛することがある。
尚、図5、6において、基端側部位は、螺合部位K1cに対して、ガス流れ方向で上流側(図5、6で矢印Xの矢示逆側)の部位であり、先端側部位は、上流側(図5、6で矢印Xの矢示側)の部位である。
当該切替部材K4は、その先端側端部(図5、6で矢印Xの矢示側の端部)が、スライド弁Gの基端側端部(図5、6で矢印Xの矢示逆側の端部)に当接すると共に、後述する第3付勢部材F3により先端側(図5、6で矢印Xの矢示側)へ付勢されている。これにより、切替部材K4は、スライド弁Gの移動に対応して、移動可能となっている。
説明を追加すると、切替部材K4は、図5、6、7に示すように、その筒周部位に、切欠部K4aを備えており、スライド弁Gがガス流出部K1dを閉止する閉止位置に位置する状態(図5に示す状態)では、切欠部K4aが、筒軸心に沿う方向(図5、6で矢印Xに沿う方向)で、筒状筐体K1の筒周部位のガス流入部K1bとズレて位置し、当該ガス流入部K1bからのガスの流入を阻止する。
一方、スライド弁Gがガス流出部K1dを開放する開放位置に位置する状態(図6に示す状態)では、切欠部K4aが、筒軸心に沿う方向で、筒状筐体K1の筒周部位のガス流入部K1bに重畳して位置し、当該ガス流入部K1bからのガスの流入を許容する。
当該摺動部G2は、その一部が、切替部材K4の先端側端部(図5、6で矢印Xの矢示側の端部)に当接すると共に、スライド弁Gがガス流出部K1dを開放する開放位置に位置する状態(図6に示す状態)においては、筒状筐体K1とユニット筐体K3との間に嵌り込み、筒状筐体K1とユニット筐体K3との間の隙間K4b(図6に図示)から、ガスが下流側へ漏洩することを防止している。
当該開口部位K2aは、閉止部材K2を取り外した状態において、筒状筐体K1の内部に、上述した、スライド弁G、切替部材K4、リング状部材K5を介して切替部材K4を下流側(図5、6で矢印Xの矢示側)に付勢する第3付勢部材F3等を、挿入可能な口径とされている。これにより、ユニット構造体の組み立て操作性を向上させている。
閉止部材K2は、筒状筐体K1の内側に、ユニット筐体K3の雄螺子部K3aを螺合固定する螺合部位K2bを備えている。開口部位K2aから、スライド弁G、第1付勢部材F1、切替部材K4、リング状部材K5、第3付勢部材F3を順に挿入した後、当該開口部位K2aを、後述するユニット筐体K3を装着した閉止部材K2にて閉止して、ユニット構造体Kを組み立てる。これにより、過流出防止弁H2等を装着自在なユニット筐体K3を、閉止部材K2に螺合させた状態で、筒状筐体K1に螺合固定できるから、例えば、過流出防止弁H2と筒状筐体K1の芯出しを容易にしている。更に、閉止部材K2は、リング状部材K5を介して、切替部材K4を付勢する第3付勢部材F3の一端が当接する当接部位K2cを備えている。
支持部位H4は、その内部がガス流路13のガス流通方向に貫通する円筒状に形成されている。支持部位H4の上流側部位は、過流出防止弁H2の軸部H2aに外嵌して、ガス流路13のガス流通方向に移動自在に過流出防止弁H2を支持している。
作動状態にある過流出防止弁H2は、スライド弁Gの開き位置から閉じ位置への移動(図8(c)から(d)への移動)に伴って、嵌合開口部G3への過流出防止弁H2の嵌合が解除され、第2付勢部材F2により上流側に復帰付勢されることにより、上流側に位置する非作動状態(図8(d)の状態)へリセットされる。
即ち、本発明にあっては、スライド弁Gの嵌合開口部G3、及び当該スライド弁Gを開き位置から閉じ位置へ付勢する第1付勢部材F1が、リセット手段Rとして働く。
図8(a)は、ガス接続具100をガス栓200から取り外している状態であり、図8(b)は、ガス接続具100をガス栓200に装着した状態であり、図8(c)は、ガス接続具100をガス栓200に装着しているときに、過流出防止弁H2が非作動状態から作動状態へ移行した状態であり、図8(d)は、ガス接続具100をガス栓200から取り外したときにリセット操作が行われる状態である。
即ち、図8(a)に示す状態では、ガス流路13は、スライド弁Gのガス流出部K1dへの着座と、切替部材K4の内周面による筒状筐体K1の外側周面のシールとの双方により、確実に閉止されている。
このとき、過流出防止弁H2は、スライド弁Gの嵌合開口部G3から離間した非作動状態にある。
これに伴い、スライド弁Gの摺動部G2による切替部材K4の上流側への押圧が解除され、切替部材K4が筒状筐体K1のガス流入部K1bを閉止する閉止位置に移動する。
また、スライド弁Gの嵌合開口部G3が下流側(図8(d)で矢印Xの先端側)へ移動することにより、嵌合開口部G3への過流出防止弁H2の嵌合が解除され、当該嵌合開口部G3が開放され、作動状態の過流出防止弁H2を非作動状態に移行させるリセット操作が実行される。
(1)上記実施形態にあっては、筒状部材S1の外側周面に上流側ガス流入部S1aを備えると共に、筒状部材S1の下流側端部に下流側ガス流出部S1bを備える構成を示した。
当該筒状部材S1の別の構成としては、筒状部材S1の外側周面に上流側ガス流入部S1a及び下流側ガス流出部S1bの双方を備えても構わない。
この場合、ガス管11のガス導入路10のガス導入端が、ガス流出端となり、ガス管11のガス導入路10は、ガス流路13に含まれる概念となる。
2 :ガス栓本体
100 :ガス接続具
200 :ガス栓
G :スライド弁
G3 :嵌合開口部
H2 :過流出防止弁
H4 :支持部材
R :リセット手段
S1 :筒状部材
S1a :上流側ガス流入部
S1b :下流側ガス流出部
S2 :切替部材
K :ユニット構造体
K1 :筒状筐体
K1b :ガス流入部
K1d :ガス流出部
K2 :閉止部材
K2a :開口部位
K2b :螺合部位
K2c :当接部位
K3a :雄螺子部
K3b :ガス通流部
K4 :切替部材
X :矢印
P :筒軸心
R :リセット手段
Claims (7)
- ガス流通路が内部に形成されたガス栓本体に、閉じ位置と開き位置との間で前記ガス流通路のガス流通方向に移動自在なスライド弁と、前記ガス流通路のガス流通方向で前記スライド弁よりも上流側に配置された過流出防止弁と、前記ガス流通方向で前記スライド弁と前記過流出防止弁との間に配置されて、前記閉じ位置と前記開き位置との間での前記スライド弁の移動により前記過流出防止弁を作動状態から非作動状態へリセットさせるリセット操作を行うリセット手段とが備えられるガス栓において、
前記ガス流通路の上流側と下流側とを分離する隔壁を備えると共に、前記隔壁に前記ガス流通路の上流側と下流側とを繋ぐ開口部を設け、
閉じ位置と開き位置との間での前記スライド弁の移動に対応して、前記開口部の閉止状態と開放状態とを切り替える切替部材を備え、
前記切替部材、前記過流出防止弁、及び前記スライド弁が、前記ガス流通路の前記ガス流通方向で上流側から下流側へ向けて記載順に設けられており、
前記隔壁は、前記ガス流通路の上流側に位置する上流側ガス流入部を外側周面に有すると共に前記ガス流通路の下流側に位置する下流側ガス流出部を有する筒状部材であり、
当該筒状部材を、その筒軸心を前記ガス流通路のガス流通方向に沿わせた状態で、且つ前記ガス流通路を流通するガスのすべてが前記上流側ガス流入部から流入すると共に前記下流側ガス流出部から流出する状態で備え、
前記切替部材は、前記筒状部材の外側周面に沿う状態で摺動して、前記ガス流通路を閉止する閉じ位置と開放する開き位置との間の前記スライド弁の移動に対応して、前記上流側ガス流入部を閉止する閉止状態と開放する開放状態とを切り替えるガス栓。 - 前記筒状部材の内部に、前記過流出防止弁を設けている請求項1に記載のガス栓。
- ガス流通路が内部に形成されたガス栓本体に、閉じ位置と開き位置との間で前記ガス流通路のガス流通方向に移動自在なスライド弁と、前記ガス流通路のガス流通方向で前記スライド弁よりも上流側に配置された過流出防止弁と、前記ガス流通方向で前記スライド弁と前記過流出防止弁との間に配置されて、前記閉じ位置と前記開き位置との間での前記スライド弁の移動により前記過流出防止弁を作動状態から非作動状態へリセットさせるリセット操作を行うリセット手段とが備えられるガス栓において、
前記ガス流通路の上流側と下流側とを分離する隔壁を備えると共に、前記隔壁に前記ガス流通路の上流側と下流側とを繋ぐ開口部を設け、
閉じ位置と開き位置との間での前記スライド弁の移動に対応して、前記開口部の閉止状態と開放状態とを切り替える切替部材を備え、
前記切替部材、前記過流出防止弁、及び前記スライド弁が、前記ガス流通路の前記ガス流通方向で上流側から下流側へ向けて記載順に設けられており、
前記リセット手段は、前記スライド弁に設けられ、前記過流出防止弁が嵌合する嵌合状態で上流側から下流側へのガスの流通を阻止すると共に、前記過流出防止弁の嵌合が外れた非嵌合状態で上流側から下流側へのガスの流通を許容する嵌合開口部から構成され、
前記スライド弁の開き位置から閉じ位置への移動に伴って、前記嵌合開口部が前記過流出防止弁から離間して前記過流出防止弁のリセット操作を行うガス栓。 - ガス流通路が内部に形成されたガス栓本体に、閉じ位置と開き位置との間で前記ガス流通路のガス流通方向に移動自在なスライド弁と、前記ガス流通路のガス流通方向で前記スライド弁よりも上流側に配置された過流出防止弁と、前記ガス流通方向で前記スライド弁と前記過流出防止弁との間に配置されて、前記閉じ位置と前記開き位置との間での前記スライド弁の移動により前記過流出防止弁を作動状態から非作動状態へリセットさせるリセット操作を行うリセット手段とが備えられるガス栓において、
前記ガス流通路の上流側と下流側とを分離する隔壁を備えると共に、前記隔壁に前記ガス流通路の上流側と下流側とを繋ぐ開口部を設け、
閉じ位置と開き位置との間での前記スライド弁の移動に対応して、前記開口部の閉止状態と開放状態とを切り替える切替部材を備え、
前記切替部材、前記過流出防止弁、及び前記スライド弁が、前記ガス流通路の前記ガス流通方向で上流側から下流側へ向けて記載順に設けられており、
前記隔壁は、基端側部位を前記ガス流通路の内部に配設する状態で前記ガス流通路のガス流出端に気密に接続され、前記基端側部位に前記ガス流通路からガス流入可能な前記開口部としてのガス流入部を有すると共に、前記ガス流通路の外部に位置する先端側部位から外部へのガス流出可能な前記開口部としてのガス流出部を有する筒状筐体から成り、
前記筒状筐体の内部に、前記ガス流出部を閉止又は開放するスライド弁と、前記ガス流出部を閉止する閉止位置と開放する開放位置との間の前記スライド弁の移動に対応して、前記ガス流入部を閉止する閉止状態と開放する開放状態とを切り替える切替部材とを備え、
前記筒状筐体は、前記ガス流通路の内部に位置する他端部に、前記スライド弁及び前記切替部材を内部に入れ込み自在な開口部位を有すると共に、前記開口部位を閉止可能な閉止部材を備えるガス栓。 - 前記筒状筐体は、その筒軸心が前記ガス流通路の流路軸心に沿って備えられると共に、前記スライド弁が、前記閉じ位置と前記開き位置との間の移動方向が前記筒軸心に沿った方向として備えられ、
前記ガス流入部は、前記筒状筐体の前記筒軸心回りの筒周部位に設けられ、
前記切替部材は、前記筒状筐体の筒内周部位に沿って摺動可能であると共に、前記閉じ位置と前記開き位置との間での前記スライド弁の移動に対応して、前記ガス流入部を閉止する閉止状態と開放する開放状態とを切り替える請求項4に記載のガス栓。 - 前記閉止部材は、前記スライド弁の前記開き位置側から前記閉じ位置側への方向へ前記切替部材を付勢する付勢手段の一端が当接する当接部位を備える請求項5に記載のガス栓。
- 前記閉止部材は、前記筒状筐体の内側に、前記ガス流出部からのガスの過流出を防止する過流出防止弁を有する過流出防止ユニット、又は前記ガス流通路でのガス圧を検知する検圧プラグを、螺合接続する螺合部位を有する請求項4〜6の何れか一項に記載のガス栓。
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