JP4773406B2 - 管継手の雌型継手部材 - Google Patents
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Description
一方、特許文献2には、流体通路を有する筒体と、雄型継手部材に係合固定される係合爪とを有する雌型継手部材において、係合爪が解除位置から固定位置まで移動して係合爪が被係合部に係合して雄型継手部材と雌型継手部材とが連結固定されるいわゆるコレットチャック式の管継手が開示されている。
貫通孔を有する筒体と、
雄型継手部材に係合固定される係合部と、
筒体の雄型継手部材が挿入される側である前方側の外周に設けられたシール部材の逃げ防止部材とを備え、
雄型継手部材には外周面に形成されたシール部材の収納溝と、収納溝の筒体への挿入方向と反対側に設けられた突出部と、係合部が係合する被係合部とが設けられ、
雄型継手部材は筒体内に挿入されたとき雌型継手部材との接続が完了する接続完了位置と接続完了位置より筒体の前方側であり雌型継手部材との接続が完了していない非接続位置とをとることができ、
係合部は雄型継手部材が接続完了位置にあるときのみ被係合部と係合する固定位置と、被係合部との係合が解除される解除位置との間を移動自在であり、
雄型継手部材に収納溝に配置されなかった他のシール部材があるときには、逃げ防止部材により雌型継手部材の筒体の貫通孔開口端面と突出部との間から他のシール部材が外に逃げるのを防止して、逃げ防止部材と雌型継手部材の筒体の貫通孔開口端面と雄型継手部材の突出部とで囲まれる部分に他のシール部材を位置させることにより雄型継手部材が非接続位置にあって、係合部が解除位置から固定位置に移動しないようにしていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、雄型継手部材が非接続位置にあるとき、雌型継手部材の筒体の貫通孔開口端面と雌型継手部材の突出部とが当接せず、係合部が解除位置から固定位置に移動しないようになっているので、雌型継手部材と雄型継手部材との誤った連結を更に防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、逃げ防止部材の前方側端部が筒体の開口端面よりも雌型継手部材の軸線方向前方に位置しているので、雌型継手部材に雄型継手部材を挿入する際、最初に逃げ防止部材の前方側端部が雄型継手部材の突出部に当接するので、他のシール部材が筒体の貫通孔開口端面で押し込まれる前にシールの逃げ路を塞ぐことができ、雌型継手部材と雄型継手部材との誤った連結を更に防止できる。
雄型継手部材2と雌型継手部材1との連結が解除され、雄型継手部材2は非接続位置となる。
雄型継手部材2を雌型継手部材1に連結するには、上述したように、雌型継手部材1の雄型継手部材受入部11内に雄型継手部材2の先端を挿入し、雌型継手部材1を継手部材の軸線方向前方に押し込む。雄型継手部材2にOリング10が誤って2個取り付けられた場合には、筒体5の開口端面17と雄型継手部材2の開口端面当接部16との間に誤って取り付けられたOリング(他のシール部材)10´が挟まれる。このとき、雄型継手部材2の開口端面当接部16は逃げ防止部材13の前方側端部15に当接しているので、雌型継手部材1の筒体5の開口端面17と雄型継手部材2の開口端面当接部16との間からOリング10´が外に逃げるのを防止できる。よって、雌型継手部材1を強く押し込んでも、筒体5の開口端面17と雄型継手部材2の開口端面当接部16との間に挟まったOリング10´の分だけ、雄型継手部材2が継手部材の軸線方向後方に位置し、係合爪23bはリング状部材20の外周面20aに突き当たって被係合部18に係合固定されない。
押さえ部材25を継手部材の軸線方向後方に移動させると、雄型継手部材2と雌型継手部材1との連結が解除されて、逃げ防止部材13が継手部材の軸線方向前方に移動するようになっているので、逃げ防止部材13を待機位置まで戻す操作を別途に行う必要がなく、操作が簡単である。
Claims (5)
- 雄型継手部材に接続可能な管継手の雌型継手部材であって、
貫通孔を有する筒体と、
雄型継手部材に係合固定される係合部と、
筒体の雄型継手部材が挿入される側である前方側の外周に設けられたシール部材の逃げ防止部材とを備え、
雄型継手部材には外周面に形成されたシール部材の収納溝と、収納溝の筒体への挿入方向と反対側に設けられた突出部と、係合部が係合する被係合部とが設けられ、
雄型継手部材は筒体内に挿入されたとき雌型継手部材との接続が完了する接続完了位置と接続完了位置より筒体の前方側であり雌型継手部材との接続が完了していない非接続位置とをとることができ、
係合部は雄型継手部材が接続完了位置にあるときのみ被係合部と係合する固定位置と、被係合部との係合が解除される解除位置との間を移動自在であり、
雄型継手部材に収納溝に配置されなかった他のシール部材があるときには、逃げ防止部材により雌型継手部材の筒体の貫通孔開口端面と突出部との間から他のシール部材が外に逃げるのを防止して、逃げ防止部材と雌型継手部材の筒体の貫通孔開口端面と雄型継手部材の突出部とで囲まれる部分に他のシール部材を位置させることにより雄型継手部材が非接続位置にあって、係合部が解除位置から固定位置に移動しないようにしていることを特徴とする管継手の雌型継手部材。 - 雄型継手部材が接続完了位置にあるとき、雌型継手部材の筒体の貫通孔開口端面と雌型継手部材の突出部とが当接し、係合部が解除位置から固定位置に移動可能であり、
雄型継手部材が非接続位置にあるとき、雌型継手部材の筒体の貫通孔開口端面と雌型継手部材の突出部とが当接せず、係合部が解除位置から固定位置に移動しないようになっていることを特徴とする請求項1に記載の管継手の雌型継手部材。 - 逃げ防止部材は付勢部材によって雌型継手部材の軸線方向前方に付勢されており、
雄型継手部材が非接続位置にあるときには、逃げ防止部材の前方側端部が筒体の貫通孔開口端面よりも雌型継手部材の軸線方向前方に位置しており、
雄型継手部材が接続完了位置にあるときには、逃げ防止部材の前方側端部と筒体の貫通孔開口端面とが面一となることを特徴とする請求項1又は2に記載の管継手の雌型継手部材。 - 係合部を回動自在に支持する継手部材本体を備え、筒体は継手部材本体に設けられた付勢部材によって雌型継手部材の軸線方向前方に付勢されており、筒体には係合部を被係合部との固定位置と解除位置との間で回動自在に操作する回動操作部が設けられており、
雄型継手部材が接続完了位置から更に押し込まれると付勢部材に抗して筒体が雌型継手部材の軸線方向後方に移動すると共に、回動操作部が接続完了位置よりも雌型継手部材の軸線方向後方に位置する所定位置まで押し込まれると係合部が解除位置から固定位置に移動することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の管継手の雌型継手部材。 - 継手部材本体には係合部を固定位置で保持する押さえ部材を備え、押さえ部材は付勢部材によって雌型継手部材の軸線方向前方に付勢されており、付勢部材に抗して押さえ部材を雌型継手部材の軸線方向後方に移動させると、筒体が付勢部材によって雌型継手部材の軸線方向前方に移動すると共に係合部が固定位置から解除位置に移動して雄型継手部材と雌型継手部材との接続が解除され、逃げ防止部材が雌型継手部材の軸線方向前方に移動することを特徴とする請求項4に記載の管継手の雌型継手部材。
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